JPH03149420A - ブレーキパッド - Google Patents

ブレーキパッド

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Publication number
JPH03149420A
JPH03149420A JP28917289A JP28917289A JPH03149420A JP H03149420 A JPH03149420 A JP H03149420A JP 28917289 A JP28917289 A JP 28917289A JP 28917289 A JP28917289 A JP 28917289A JP H03149420 A JPH03149420 A JP H03149420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
heat barrier
brake pad
back metal
friction member
Prior art date
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Pending
Application number
JP28917289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Morita
和也 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、自動車、航空機および産業用機械などのブレ
ーキに使用するブレーキパッドに関するものである。
【従来の技術】
自動車などのブレーキには第3図に示すようなブレーキ
パッドが使用されている。このブレーキパッドは摩擦材
lとバックメタル3とを接着剤で接合したものである。 摩擦材lには、耐熱性や耐久性が優れた材料、例えば炭
素繊維強化炭素複合材のような炭素系複合材や、スチ 
ルファイバを基材とするセミメタリック系の複合材が用
いられている。 しかし、第3図に示すブレーキパッドには、摩擦材lで
発−生した摩擦熱が周囲の部材に伝わり易いという問題
がある。摩擦材lの熱伝導率が高いためである。油圧式
ブレーキの場合、摩擦熱がバックメタル3.油圧ピスト
ン(不図示)を通じて作動油へと伝わると、作動油の温
度が上昇してペーバーロック現象が発生する恐れがある
。また、ブレーキパッドが高温になると、摩擦材lとバ
ックメタル3間の接着剤が変質してそれらが剥離したり
、Wl棒材lとバックメタル3との熱膨張差によってそ
れらの接着面が破壊することがあった。 これらの不具合は%摩擦材1とバックメタル3との間に
アスベストなどを含むヒートバリアを設けることによっ
て解決されている。ヒートバリアは熱伝導を抑制してバ
ックメタル3などの温度上昇を抑制すると共に%摩擦材
lとバックメタル3との膨張差を緩和するため、ブレー
キパッドの破損が回避される。
【発明が解決しようとする11111 前述した摩擦材のなかで、炭素繊維強化炭素複合材は耐
熱性が優れ、熱容量が太きく多量の摩擦熱を吸収できる
ため、高負荷の過酷な条件で使用される航空機やレーシ
ングカーなどのブレーキパッドに採用されている。 このブレーキパッドには負荷の高低にかかわらず安定し
た制動力を得ることが求められているが、炭素繊維強化
炭素複合材は高負荷条件下では高い摩擦係数を示すが、
低負荷条件下(特に低面圧時)では摩擦係数が低下する
という間層がある。そのため、低負荷時でも高負荷時で
も安定した制動力を有するブレーキパッドが求められて
いる。 一般に素材の摩擦係数は添加剤を加えることによって調
整可能であるが、炭素繊維強化炭素複合材は高温で焼成
して製造するため、この方法は応用できない、仮にヒー
トバリア材の成分を混合して一緒に成形しようとしても
、含まれる有機材料が揮散してしまうからである。 本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、低
負荷から高負荷まで高い摩擦係数が得られるとともに、
摩擦熱による周辺部材の温度上昇が抑制されたブレーキ
パッドを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成するためになされた本発明のブレーキ
パッドを、実施例に対応する第1図を用いて説明する。 同図に示すように本発明のブレーキパッドは、炭素系複
合材からなる摩擦材1とバックメタル3との間に摩擦材
1よりも熱伝導率および硬度が低い材料からなるヒート
バリア2が設けられている。摩擦材lの摩擦面4の一部
には、ヒートバリア2と同質のヒートバリ°ア材2aが
露出している。 摩擦材lは、例えばピッチ系炭素繊維強化炭素複合材の
ような炭素繊維強化炭素複合材をはじめ、炭素や黒鉛な
どの炭素系材料を多量に含む炭素系複合材が使用可能で
ある。 ヒートバリア2としては摩擦材lよりも熱伝導率および
硬度が小さい材料を使用する。例えば、従来からブレー
キパッドのヒートバリアに用いられているアスベストや
アラミド繊維などを含む公知の材料を使用しても良い。 摩擦面4の総面積に対するヒートバリア材2aの露出面
積の割合は5〜50%で、望ましくは1a〜20%であ
る。その露出面積が5%以下の場合は低負荷時の摩擦係
数低下を補うことができない。 50%以上の場合は高負荷時に十分な制動能力が得られ
なくなる。 1作用】 本発明のブレーキパッドは以下のように作用する。 高負荷時、本発明のブレーキパッドの摩擦係数は、摩擦
面4を構成する炭素繊維強化炭素複合材lとヒートバリ
ア材2aのうち、主として硬度が高い炭素繊維強化炭素
複合材lによって確保される。ヒートバリア材2aはあ
まり摩擦に寄与しない。一方、低負荷時には炭素繊維強
化炭素複合材lの摩擦係数が低下するが、複合材lに加
えてヒートバリア材2aの露出面が摩擦材として作用す
るために摩擦面4全体の摩擦係数が確保される。
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明を適用するブレーキパッドの一実施例の
斜視図である。 このブレーキパッドは、摩擦材l化ートバリア2および
バックメタル3をこの順に重ねたちのである。ヒートバ
リア2の両面には、ヒートバリア2と同質の材料で突起
2a・2bが形成されている。突起2a −2bは、夫
々摩擦材lの貫通孔la、バックメタル3の貫通孔3a
と嵌合しており、摩擦材lとバックメタル3とはヒート
バリア2を介し七−体化されている。 突起2aの露出面は摩擦材lの表面と同一平面にあり、
摩擦材lの表面とともに摩擦面4を形成している。摩擦
面4の総面積に対する突起2aの露出面積の合計は約l
θ%である。 摩擦材lはピッチ系炭素繊維とピッチとからなる公知の
炭素繊維強化炭素複合材である。この複合材は、ピッチ
系炭素繊維にピッチを含浸、焼成し、それを繰返してか
さ比重を!、8にしたものを使用している。 ヒートバリア2は摩擦材lよりも熱伝導率が低く硬度が
低い材料で、ブレーキパッドの断熱材として一般に使用
されているものである。第1表に組成を示す。 第1表 このブレーキパッドは以下のようにして製造する。 規定の形状に成形された摩擦材lの接合面と貫通孔1a
の内面にフェノール系接着剤を塗布する。同様にバック
メタル3の接合面と孔3aの内面にも接着材を塗布して
おく、熱成形金型(不図示)に摩擦材lをセットし、上
記組成のヒートバリア2の粉体を入れる。最後にバック
メタル3を配置して加圧、加熱すると、ヒートバリア2
は貫通孔1aおよび孔3aに隙間なく充填され、摩擦材
l、ヒートバリア215よびバックメタル3が一体的に
成形され、本発明のブレーキパッドが完成する。 このようにして作成したブレーキパッドと、炭素繊維強
化炭素複合材のみで摩擦面を形成したブレーキパッドの
摩擦係数を、JAS()−C42フー83に規定された
方法で測定して比較した。試験条件は以下の通りである
。 試 験 機:フルサイズダイナモ試験機ブレーキ型: 
PDS4 ロ ー タ:18■■ベンチレーテッドタイプイナーシ
ャ: 5.5Kg・■・S2 制動初速度: 60に讃/h 試験結果を第2図に示す。 同図の結果によれば、この実施例のブレーキパッドは低
負荷から高負荷までの広い負荷条件に対して略−定の摩
擦係数が確保されていることがわかる。 また、このブレーキパッドは製造が容易であるほか、ヒ
ートバリア2が摩擦材1およびバックメタル3と立体的
に接合しているために接合強度が高い、亮価な炭素繊維
強化炭素複合材の一部が安価なヒートバリア材に置き賛
えられているために低価格であるという効果を有してい
る。 なお、上記の実施例ではヒートバリア材の露出面を円形
にしであるが、その形状、数、配置は任意である。
【発明の効果】 以上詳細に説明したように本発明のブレーキパッドは、
炭素系複合材からなるaSS材とバックメタルとの間に
ヒートバリアが設けてあり、ブレーキパッドの温度上昇
が抑制され、ペーパーロック現象が発生したリブレーキ
パッドが破損することがない、摩擦面にヒートバリアと
同質の材料が露出しているため、低負荷時の摩擦係数低
下が補われ、−低負荷時から高負荷時に渡って安定した
制動力を得ることが出来る。また、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するブレーキパッドのー実施例を
示す部分断面斜視図、第2図はその実施例のブレーキパ
ッドの摩擦係数の測定結果を示す図、第3図は従来のブ
レーキパッドを示す斜視図である。 1・・−摩擦材     1a・3 a ・−・貫通孔
2−・ヒートバリア  2a−突起 3・・・バックメタル  4−摩擦面 挿圧(kg/Cm2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素系複合材からなる摩擦材とバックメタルとの間
    に、摩擦材よりも熱伝導率および硬度が低い材料からな
    るヒートバリアが設けられ、前記摩擦材の摩擦面の一部
    にヒートバリアと同質のヒートバリア材が露出している
    ことを特徴とするブレーキパッド。 2、前記摩擦材が炭素繊維強化炭素複合材であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のブレーキパッド
    。 3、前記摩擦面の総面積に対するヒートバリアと同質の
    ヒートバリア材の露出面積が5〜50%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のブレーキパッド。
JP28917289A 1989-11-07 1989-11-07 ブレーキパッド Pending JPH03149420A (ja)

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JPH03149420A true JPH03149420A (ja) 1991-06-26

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ID=17739698

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JP (1) JPH03149420A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951974B1 (ko) * 2008-10-21 2010-04-09 현대자동차주식회사 디스크브레이크용 브레이크패드 및 그 제조방법
US20160069407A1 (en) * 2012-07-10 2016-03-10 Tmd Friction Services Gmbh Lining carrier plate for a brake lining

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