JPH03149046A - 緊急背下げ機構を有するねじシャフト式背上げ機構を備えたベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は背床を昇降するための背上げ機構に緊急背下げ
機構を設けたベッドに関するものである。

（従来の技術） 例えば、背床を昇降するための背上げ機構を作動して背
上げを行い、その後、その背上げ状態において、患者に
よっては緊急状態に陥ることがある。かかる場合、患者
を直ちに仰臥状態に戻さなければならない。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来における背上げ機構によっては、前
記した緊急事態に、対処することはできない、すなわち
、背上げ機構を作動して背下げを行い、背泳を復帰させ
るのに相当な時間がかかつてしまうからである。

本発明はこのような課題を克服するために案出されたも
のである。

（課題を解決するための手段） 前記した課題を解決するために、本発明は、背泳を駆動
部により作動杆を介して昇降するための背上げ機構を有
するベッドにおいて、前記作動杆を進退自在に構成し、
前記作動杆を前記駆動部に、前記作動杆の進退動作のう
ち、１方向への動作を拘束する拘束機構を介して接続し
、前記拘束機構は前記１方向への動作を拘束する作用を
解除する操作手段を設けるものである。

また、前記拘束機構において、前記作動杆を収納するよ
うに構成し、この拘束機構に支持枠と、この支持枠にば
ね部材を介在して板体の１端部を軸着すると共に、前記
支持枠および板体に前記作動杆を挿通し、前記板体に拘
束作用を解除する操作手段を設けるものである。

さらに、前記作動杆は、シリンダとこのシリンダから進
退自在なシリンダロッドとから構成されるダンパであり
、前記シリンダロッドを前記拘束機構内の略中間部に取
付け、前記シリンダを前記　　　背床に接続すると共に
前記拘束機構によって拘束し、前記拘束機構の拘束作用
の解除によって、前記背泳は緩衝的に復帰するものであ
る。

また、前記駆動部は、ねじシャフトを含み、前記拘束機
構の１端部に前記ねじシャフト上を進退するめねじを設
け、前記駆動部によって前記拘束機構を進退駆動するも
のである。

（作用） 本発明によれば、先ず、駆動部を駆動して拘束機構を介
して拘束機構の拘束作用下に前記作動杆は駆動部により
作動して背上げがなされる。−この際、駆動部のねじシ
ャフトを回転させることで、拘束機構は拘束機構の１端
部に設けられためねじと共に前記ねじシャフト上を進行
し、作動杆は背泳を押し上げることになる。前記拘束機
構は、背上げの際、前記支持枠および板体に挿通される
作動杆、すなわち、ダンパのシリンダを、前記ばね部材
によって前記板体を押圧することで、前記板体を変位さ
せて前記板体により拘束するため、ダンパのシリンダに
シリンダロッドが退勤することなく、前記拘束機構と一
体的に変位する。

そして、そのとき、患者が緊急状態に陥った場合、操作
手段を操作することで前記拘束機構の拘束作用を解除し
て前記ダンパが開放され、背泳が元の位置に復帰するこ
とになる。この場合、前記操作手段を操作することでば
ね部材の弾発力に抗して前記板体は変位し、拘束機構の
拘束作用が解除される。その際、前記ダンパは緩衝機能
を有しているので、シリンダにシリンダロッドが抑制さ
れた速度で退勤し、前記背泳は復帰することにな次に、
背泳が復帰した状態においては、拘束機構は拘束機構の
ｌ端部に設けられためねじと共にねじシャフト上を進行
したままの状態であるにのため、再び、背上げを可能な
状態にするべく、ねじシャフトが駆動部によって背上げ
時と逆に回転され、拘束機構が駆動部の駆動源方向に復
帰される。このとき、前記板体は、ばね部材の弾発力に
抗して変位して拘束機構の拘束作用が解除されるためミ
ダンバはフリーな状態となり、シリンダに退勤したシリ
ンダロツ〜ドは拘束機構と共に駆動部によって駆動部の
駆動源方向に復帰される。

（実施例） 次に、本発明にかかる緊急背下げ機構を備えたベッドに
ついて、ｌ実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下説明する。

第１図において、参照符号ｌは背上げ機構を示し、この
背上げ機構ｌは、駆動部２と、長輪状の拘束機構３と、
ｌ端部を背泳４に接続すると共に他端部を前記拘束機構
３内の略中間部に取付けた進退自在な構成のダンパであ
る作動杆５と、を有している。

前記駆動部２は、駆動源としてのモータ６とねじシャフ
トフを含み、このねじシャフトフを蔽う円筒管８が設け
られる。

前記長軸状の拘束機構３は前記作動杆５の進退動作を拘
束するものであり、ｌ端部に前記ねじシャフト７上を進
退するめねじ９が設けられる。また、他端部には支持枠
１０と、この支持枠ｌＯにばね部材１１を介在してｌ端
部が軸着された板体１２が設けられる。さらに、前記板
体１２には拘束作用を解除する操作手段としての操作レ
バー１３が取り付けられる。

前記作動杆５、すなわち、ダンパはシリンダ１４とこの
シリンダ１４から緩衝的に進退動作をなすシリンダロッ
ド１５とから構成され、このダンパ５の１端部、すなわ
ち、シリンダ１４は前記背床４と背床リンク１６を介し
て接続されており、他端部、すなわち、シリンダロッド
１５は前記拘束機構３内に臨入し、この拘束機構３の略
中間部にて軸着される。この場合、前記支持枠ＩＯおよ
び板体１５には前記シリレダロッド！５、シリンダＩ４
が挿通され、前記板体１２はばね部材１１の弾発力によ
って前記シリンダ１４に押しつけられ、前記シリンダＩ
４の変位を拘束する作用をなす。

本発明にかかる緊急背下げ機構を備えたベッドについて
、背上げ機構１は以上のように構成されるものであり、
次にこの動作を説明する。先ず、第３、第４図に示すよ
うに、背床４を上げるべく背上げスイッチＳをオンして
モータ６が駆動されると、ねじシャフトフは回転し、こ
のねじシャフト７上をめねじ９が移動することで前記拘
束機構３は円筒管８内から突出するように変位する。と
ころで、前記ダンパ５のシリンダ１４には、前記拘束機
構３のばね部材１１の弾発力によって前記板体Ｉ２が押
しつけられている。そこで、拘束機構３が円筒管８内か
ら突出するように変位することで、前記板体１２は前記
シリンダＩ４から前記拘束機構３の変位方向とは逆方向
の反発力を受け、これによ・　って前記板体１２はさら
にシリンダ１４を抑えつけることとなり、前記ダンパ５
は前記シリレダロッド１５がシリンダ１４内に退勤する
ことなく拘束された状態で、前記拘束機構３と共に変位
する。これによって、前記シリンダ１４は背床リンク１
６を押圧し、背上げがなされる。

このとき、例えば、患者の容体が急変した場合、第５図
に示すように、介護者等は操作レバー１３を操作するこ
とで前記ダンパ５の拘束された状態が開放され、シリン
ダロッド１５がシリンダ１４内に退勤し、背床４は元の
位置に復帰されることになる。

すなわち、拘束機構ｑにおいて、前記操作レバー１３を
上方に操作することでばね部材１１の弾発力に抗して前
記板体１２は変位し、前記ダンパ５の拘束された状態が
開放される。その際、前記ダンパ５は緩衝機能を有して
いるので、シリンダ！４にシリンダロッド１５が抑制さ
れた速度で退勤する。

次に、背床４が復帰した状態においては、第６図に示す
ように、拘束機構３はめねじ９と共にねじシャフト７上
の先端部方向に進行したままの状態である。このため、
再び、背上げを可能な状態にするために、モータ６によ
ってねじシャフトフを背上げ時とは逆向きに回転するこ
とで、めねじ９がねじシャフトフー上を移動してモータ
６側に至り、拘束機構３は円筒管８内に退勤する。この
とき、シリンダ１４には前記拘束機構３から突出され　
　　　る方向に力が働き、この力は操作レバー１３およ
び板体１２を拘束機構３の拘束作用を解除する方向に変
位させるため、ダンパ５はフリーな状態となり、シリン
ダ１４内に退勤したシリンダロッド１５は拘束機構３と
共にモータ６によって復帰されることになる。

以上、本発明にかかる緊急背下げ機構を備えたベッドに
ついてｌ実施例を挙げ、説明したが、説明したが、駆動
源としてモータ６を用いているが、他の駆動源、例えば
、手動式であるクランクハンドルを用いてもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、背上げ機構における作動杆を進退自在
なダンパとし、このダンパをダンパの１方向の変位を阻
止する拘束機構を介して駆動部に接続したので、前記拘
束機構のダンパの１方向の変位を阻止する作用を解除す
ることで、ダンパが開放され、速やかに背泳を復帰させ
ることができるため、背上げ中に発生する緊急事態に、
充分に対処することが可能となる。しかも、前記ダンパ
の緩衝作用により、背泳は衝撃的に復帰することが防止
されるため、安全性においても充分な機能を発揮する緊
急背下げ機構を備えたベッドを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる緊急背下げ機構を備えたベッド
における背上げ機構の１実施例を示す要部斜視図、 第２図は第１図に示す背上げ機構の要部分解斜視図。 第３図は第１図に示す背上げ機構の側面図、第４図ない
し第６図は背上げ機構の作用説明図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）背床を駆動部により作動杆を介して昇降する背上
   げ機構を有するベッドにおいて、前記作動杆を進退自在
   に構成し、前記作動杆を前記駆動部に、前記作動杆の進
   退動作のうち、１方向への動作を拘束する拘束機構を介
   して接続し、前記拘束機構は前記１方向への動作を拘束
   する作用を解除する操作手段を設けることを特徴とする
   緊急背下げ機構を備えたベッド。
2. （２）請求項１記載の拘束機構は、前記作動杆を収納す
   るように構成し、この拘束機構に支持枠と、この支持枠
   にばね部材を介在して板体の１端部を軸着すると共に、
   前記支持枠および板体に前記作動杆を挿通し、前記板体
   に拘束作用を解除する操作手段を設けることを特徴とす
   る緊急背下げ機構を備えたベッド。
3. （３）請求項１記載の作動杆は、シリンダとこのシリン
   ダから進退自在なシリンダロッドとから構成されるダン
   パであり、前記シリンダロッドを前記拘束機構内の略中
   間部に取付け、前記シリンダを前記背床に接続すると共
   に前記拘束機構によって拘束し、前記拘束機構の拘束作
   用の解除によって、前記背床は緩衝的に復帰することを
   特徴とする緊急背下げ機構を備えたベッド。
4. （４）請求項１記載の駆動部は、ねじシャフトを含み、
   前記拘束機構の１端部に前記ねじシャフト上を進退する
   めねじを設け、前記駆動部によって前記拘束機構を進退
   駆動することを特徴とする緊急背下げ機構を備えたベッ
   ド。