JPH0314451A - 分割トレイおよびトレイ形成用ブランク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は紙製ボードの容器部材の新規で有用な改良に係
り、とりわけ紙製ボードからなるとともに同様の形状の
成型プラスチックトレイの代用を行うことができる分割
トレイに関する。

（従来の技術） 現在、クッキー等を２列に収納するため」（通して用い
られるプラスチック製トレイは、トレイ形成用のプラス
チック材料が生物分解性能を有していないという点で支
持されなくなってきている。

本発明によれば、紙製ボードからなり、簡小に組立てる
ことができ。プラスチックトレイの製造コストに比較し
て経済的に適切な単純形状のトレイが提供される。

代用されるべきプラスチック製トレイは、隔壁部材とし
て機能する中央リブによって２つの隔室に分割される。

プラスチック製トレイは、モールド成型により構成され
ているので、直立リブ形状をなす隔壁によって形成され
た一端側からみた場合、切込形状を有している。このリ
ブ形状は紙製ボードトレイにおいては２重構造となって
いる。

このトレイは本発明の主題をなすものであり、各々のカ
ートンが略密閉された状態となっている。

特に、長手断面において、紙製ボードトレイはプラスチ
ック製トレイの断面に略対応しており、紙製ボードトレ
イの端部パネルは連結された端部フラップのみによって
形成され、これによって２つの隔室を対向端部で密閉す
ることができるようになっている。

また特に、端部フラップはトレイの各々の端部において
、隔室の底部によって支持された端部フラップを有して
いる。この端部フラップは、突出するタブを有し、この
タブは互いに重なり合うようになっている。これらのタ
ブは、２つの隔室を基本的に連結し、相対的な分離また
は移動を防止するようになっている。重なり合ったタブ
は、直立タブの上方に配設されている。

上述の目的および他の目的に対し、本発明の特徴が以下
の詳細な説明、特許請求の範囲、および図面によって示
される。

（実施例） 図面を参照すると、第１図の従来技術のプラスチック製
トレイが符号１０によって示されており、これは一体成
形構造となっている。プラスチック製トレイ１０は所定
の長さおよび高さの側壁１２と端壁１４とを有している
。中央の直立リブ１６が端壁１４間に延び、トレイ１０
を２つの隔室１８に区切っている。各室１８−は更に底
壁２０を有している。リブ１６は、底壁２０から上方に
延びる隔壁２２を何しており、この隔壁２２は上部で連
結壁２４によって互いに連結されている。

また、各端壁１４は中央部に切込２６を有しており、こ
の切込はリブ１６の概略断面に対応している。

トレイ１０は、プラスチック材料が生物分解性が無いと
いう点で不十分であるから、このトレイを使用すること
は本発明の廃棄処理プログラムに対して問題となる。

第２図を参照すると、符号２８によって示される紙製ボ
ードトレイが図示されている。このトレイは本発明によ
るものであり、プラスチック製トレイに代わるものであ
る。紙製ボードトレイ２８は、略矩形状のボードブラン
ク３０からなっている。ブランク３０は長手中央部分を
有しており、この中央部分は横断折曲線３２，３４，３
６，３８，４０、および４２によって複数のパネルに分
割されている。折曲線は明瞭に所定間隔をおいて配置さ
れており、順次、側部パネル４４、底部パネル４６、隔
壁パネル４８、連結パネル５０、隔壁パネル５２、底部
パネル５４、および側部パネル５６を形成している。

底部パネル４６．５４および連結パネル５０のみが四角
状に切断された端部を有している。隔壁パネル４８．５
２の幅は底部パネルから連結パネルまで増加しており、
一方、側部パネルの幅はそれぞれ連結された底部パネル
から開放端に向って増加している。

ブランク３０は、中央部分の対向側にフラップ部を有し
ている。この２つのフラップ部は、傾斜折曲線５８に沿
って側部パネル４４の端部に連結された台形状の連結フ
ラップ６０となっている。

次に、直線状折曲線６２に沿って底部パネルの各々の端
部に端部形成フラップ６４が連結されている。フラップ
６４は、その幅が底部パネル４６から増加しており、そ
の端部に隔壁パネル４８と略一直線上に並ぶ連結タブ６
６が設けられている。

略台形状をなす追加フラップ６８が、隔壁パネル４８の
各々の端部に傾斜折曲線７０に沿って連結されている。

この場合、端部形成フラップ６４はフラップ６０と切断
線７２に沿って分割されており、またフラップ６８と切
断線７４および７６に沿って分割されている。

連結フラップ５０の端部には、ヒンジ連結されるフラッ
プはない。

中央部分の対向部のフラップについては繰返さない。し
かし、連結パネルの対向側には、全く対象的にフラップ
が配置されている。すなわち隔壁パネル５２の対向端部
に傾斜折曲線８０に沿ってフラップ７８が連結され、底
部パネル５４の対向端部に直線状折曲線８４に沿って端
部形成フラ・ソプ８２が連結され、側部パネル５６の対
向端部に傾斜折曲線８８に沿ってフラップ８６が連結さ
れている。

更に端部形成フラップ８２は切断線９０に沿ってフラッ
プ８６から分離され、また切断線９２．９４に沿ってフ
ラップ７８から分離されている。

最後に、フラップ７８に隣接する端部形成フラ・ソブ８
２は、端部にタブ９６を有している。このタブ９６はタ
ブ６６と対向しているが所定間隔をおいて配置されてい
る。

紙製ボードトレイ２８の組立てにあたっては、ブランク
３０の中央部分が各々の横断折曲線３２，３４，３６，
３８，４０，　および４２に沿って折曲げられる。その
後、フラップ６０，６８，７８，および８６が内側に折
曲げられ、その後端部形成フラップ６４．８２が内側に
折曲げられる。次にトレイ２８の端部において、ラブ６
６および９６が互いに粘着され、同様にフラップ６０．
６８は端部形成パネル６４に粘着され、またフラップ７
８．８６は端部形成パネル８２に粘着される。

第３図から明らかなように、タブ６６．９６の互いの連
結部は、隣する隔室１８を連結している。

すなわち、この連結部によって、連結パネル５０の領域
において回転が生じないようになっている。

このように、２つの隔室１８は互いに安定している。特
に、タブ６６．９６はリブ１６の上部に配置され、これ
によって２つの隔室間における意図しない同動を防止し
ている。

互いに連結した場合、すべてのフラップの相対位置は、
第３図に明瞭に示される。この場合、逆Ｖ字断面の中央
リブ９８が第３図に明瞭に示されている。更に各々の合
成端部パネルに形成された切込１００が、第２図に示さ
れている。

第４図および第５図に示すように、側部パネル４４およ
び５６は、底部パネル４６および５４から、それぞれ末
広がりの状態で上方へ傾斜している。同様に隔壁パネル
４８．５０も末広がりの状態で底部パネル４６および５
４から、それぞれ上方へ傾斜している。また、パネル５
２はパネル４４に略平行に配置され、一方パネル４８も
パネル５６に略平行に配置されている。

合成端部パネル１０２も、また末広がりの状態で上方に
向って傾斜している。

上述のように、側部パネル、端部パネル、および隔壁パ
ネルを傾斜させることによって、トレイ２８を重ね合せ
た状態で積重ねることができ、これによって配置空間を
最小にすることができる。

紙製ボードトレイ２８は紙製ボードから複数の工程、シ
ートストックからのブランク３０の打抜、フラップの折
曲げおよび粘着、刃によって作製されるけれども、トレ
イ２８はブラスチ・ンク製トレイ１０と同様のコストで
製造することができる。

もし所望であれば、紙製ボードトレイ２８には、適当な
印刷を施してもよい（図示せず）。

ここでは、紙製ボードトレイの好適夫施例についてのみ
説明したけれども、特許請求の範囲によって規定された
発明の精神および範囲から外れない限り、改良および改
変が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によって代用されるべきプラスチック製
トレイの上部斜視図、 第２図は代用紙製ボードトレイを示す上部斜視図、 第３図は紙製ボードトレイの断而および端部パネルの構
造を示す長手方向断面図、 第４図は側部壁而およびリブの一部を形成する隔壁が末
広がりに配設され、これによってとトレイを容易に積重
ねることができる状態を示す区、第５図は端部パネルが
上方に向って末広がりに傾斜し、これによってトレイの
積重ねが更に容易となる状態を示す図、 第６図は紙製ボードトレイが形成されるブランクを示す
平面図である。 ３０・・・ブランク、３２．３４，３６，３８。 ４０．４２・・・折曲線、４４・・・側部パネル、４６
・・・底部パネル、４８・・・隔壁パネル、５０・・・
連結パネル、 ５２・・・隔壁パネル、 ５４・・・底部パネル、 ５６・・・側部パネル、 ６４・・・端部形成フラップ、 ８２・・・端部形成フラップ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、直立折曲リブによって分割された少なくとも２つの
   隣接する隔室からなり、底部パネルと、前記底部パネル
   の遠隔端部から上方に延びる遠隔側部パネルと、前記側
   部パネルの遠隔端部から延びるとともに前記リブおよび
   底部パネルに密閉状態で連結された対向する直立端部パ
   ネルとを有し、前記端部パネルは、互いに重なり合って
   連結される一連のフラップから形成されていることを特
   徴とする分割トレイ。 ２、前記端部パネルは前記フラップのみから形成されて
   いることを特徴とする請求項１記載の分割トレイ。 ３、前記折曲リブは２つの隔壁パネルを有し、前記底部
   パネル、前記側部パネル、および前記隔壁パネルの各々
   は、前記端部パネルフラップの１つを支持していること
   を特徴とする請求項１記載の分割トレイ。 ４、各底部パネルによって支持された前記端部パネルフ
   ラップは、各々の隔室の端部を密閉することを特徴とす
   る請求項１記載の分割トレイ。 ５、各底部パネルによって支持された前記端部パネルフ
   ラップは各々の隔室の端部を密閉するとともに、重なり
   タブによって前記折曲リブ上方で互いに連結されている
   ことを特徴とする請求項１記載の分割トレイ。 ６、前記底部パネルによって支持された前記端部パネル
   フラップの対向端部は、前記折曲リブの断面形状に対応
   して所定間隔をおいて配置されていることを特徴とする
   請求項４記載の分割トレイ。 ７、前記側部パネルおよび前記隔壁パネルによって支持
   された前記端部パネルフラップは、前記底部パネルによ
   って支持された前記端部パネルフラップに互いに重なり
   合って連結された状態で配設されていることを特徴とす
   る請求項３記載の分割トレイ。 ８、前記側部パネルおよび前記隔壁パネルによって支持
   された前記端部パネルフラップは、対向する開放端を有
   していることを特徴とする請求項３記載の分割トレイ。 ９、前記隔壁パネルは、狭い連結パネルによって、前記
   底部パネルから離れて互いに連結されていることを特徴
   とする請求項３記載の分割トレイ。 １０、前記トレイは紙製ボードからなることを特徴とす
   る請求項１記載の分割トレイ。 １１、前記側部パネルおよび前記端部パネルは、末広が
   りの状態で上方へ延び、これによって多数のトレイを他
   のトレイの中に積み重ねることができることを特徴とす
   る請求項１記載の分割トレイ。 １２、前記折曲リブは、上部連結壁から末広がりに下方
   へ延びる２つの隔壁パネルからなり、これによって更に
   積み重ねが容易となることを特徴とする請求項１記載の
   分割トレイ。 １３、前記端部パネルフラップは、前記底部パネルの各
   々に、底部パネルの端部で支持された端部パネルフラッ
   プを有し、前記底部パネルに端部で支持された前記端部
   パネルフラップは一体に形成された重なりタブによって
   互いに連結され、前記各隔室間の相対的な移動を防止す
   るよう構成されたことを特徴とする請求項１記載の分割
   トレイ。 １４、前記重なりタブは、前記折曲リブの上方に配置さ
   れていることを特徴とする請求項１３記載の分割トレイ
   。 １５、直立折曲リブによって少なくとも２つの隔室に分
   割された分割トレイを形成するための紙製ボードフラン
   クであって、折曲線によって隔室形成パネルに分割され
   た中央部分と、前記中央部分の対向側に設けられ端部パ
   ネルを形成する外側フラップ形成部とを有することを特
   徴とするトレイ形成用ブランク。 １６、前記中央部分は、隔壁パネルによって分離された
   ２つの底部パネルと、前記底部パネルによって支持され
   た側部パネルとならなることを特徴とする請求項１５記
   載のトレイ形成用ブランク。 １７、前記中央部分は隔壁パネルによって分離された２
   つの底部パネルと、前記底部パネルによって支持された
   側部パネルとからなり、前記外側フラップ形成部は、前
   記底部パネルと、前記隔壁パネルと、前記端部パネルの
   各々に支持されたフラップを有していることを特徴とす
   る請求項１５記載のトレイ形成用ブランク。 １８、前記隔壁パネルは狭い連結パネルによって互いに
   連結され、前記隔壁パネルおよび前記連結パネルは前記
   リブを形成する部材となっていることを特徴とする請求
   項１６記載のトレイ形成用ブランク。