JPH0313880A - 視方向検知システム - Google Patents

視方向検知システム

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Publication number
JPH0313880A
JPH0313880A JP1146666A JP14666689A JPH0313880A JP H0313880 A JPH0313880 A JP H0313880A JP 1146666 A JP1146666 A JP 1146666A JP 14666689 A JP14666689 A JP 14666689A JP H0313880 A JPH0313880 A JP H0313880A
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JP
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camera
point
direction detection
data
laser
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Application number
JP1146666A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Nabeshima
俊隆 鍋島
Michihiko Harada
充彦 原田
Hideo Tanaka
英雄 田中
Ishimitsu Sawada
澤田 石充
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NIPPON PRECISION KK
Original Assignee
NIPPON PRECISION KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業の利用分野] 本発明は、視方向検知システムに関し、詳しくは、ある
地点で観M[者が視認した目標物に対し別の地点に配置
された撮影機やアンテナなどを正しく向けることを可能
とする視方向検知システムに関する。
[従来技術] 従来、種々の目標物(例えば、鳥などの動物、飛行機や
ヘリコプタ−などの飛行物、星や人工衛星など)に対し
、それを撮影するためにカメラをその目標物に向けたり
、目標物との間において電波を送受信するためアンテナ
をその目標物に向けたりしたい場合があった。このよう
な場合、例えば−旦カメラに目標物をとらえ、その画像
データの画像処理を行って目標物を追尾していくシステ
ムがあった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、目標物に撮影機やアンテナなどを簡単に
かつ正確に向けることのできるシステムはなく、上記の
ような場合に不都合が生じていた。
本発明は、上述の従来形における問題点に鑑み、鳥や動
物などの種々の目標物に撮影機などを簡単かつ正確に向
けることのできる視方向検知システムを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段および作用]上記の目的を
達成するため、本発明に係る視方向検知システムは、第
1の地点にν−ザレーダユニットを配置し、同じく第1
の地点に撮影目標物を撮影するためのカメラを有する撮
影機を配置し、第2の地点に視方向検知ユニットを装着
した観11FI者を配置し、これらの間で種々の情報を
授受することにより、観Δl11者が視認した撮影目標
に対し撮影機を自動的に向けることとしている。
ここで上記の撮影機は、レーザレーダユニットから送出
される駆動制御信号によって所定の方向を撮影できるよ
うな駆動手段を具備している。
また、上記の視方向検知ユニットは、レーザレーダユニ
ットから発信されたパルスレーザ光を入射経路と同一経
路でレーザレーダユニットに返すように反射する位置セ
ンサプリズムと、レーザレーダユニットから発信された
レーザ光を受光して視方向検知ユニットの現在の傾きを
検出する傾きセンサと、この傾きセンサの出力データお
よび外部から入力された視方向検知ユニットから撮影目
標までの距離データをレーザレーダユニットへと送出す
る情報伝達手段とを具備している。
さらに、上記のレーザレーダユニットは、パルスレーザ
光を発信して視方向検知ユニットの位置センサプリズム
にて反射させた反射光を受光し、その送受信の時間差デ
ータ、視方向検知ユニットのある第2の地点への方位を
示す方位角データ、および反射光の受信強度データを出
力するレーザ送受信手段と、視方向検知ユニット内の情
報伝達手段から送出される傾きセンサの出力データおよ
び外部から入力された距離データを受信して後述の信号
処理手段へと出力する情報伝達手段と、上記レーザ送受
信手段から出力される送受信の時間差データ、方位角デ
ータおよび受信強度データ、並びにレーザレーダユニッ
ト内の情報伝達手段から出力される傾きセンサの出力デ
ータおよび外部から入力された距離データに基づいて、
撮影機から撮影目標へと向かう方向を算出し、その方向
へと撮影機のカメラを向けるべく駆動制御信号を撮影機
へ送出する信号処理手段を具備している。
これにより、レーザレーダユニットからパルスレーザ光
を発信し視方向検知ユニットの位置センサプリズムにて
反射された反射光を受光したときの送受信時間差データ
から、レーザレーダユニットの配置された第1の地点と
視方向検知ユニットを装着した観測者が存在する第2の
地点との距離を算出することができる。また、方位角デ
ータから第1の地点を原点とした極座標系における方位
角(アジマス)を知ることができ、反射光の受信強度分
布データから前記の極座標系における仰角(エレベーシ
ョン)を知ることができる。したがって、前記の第1の
地点を原点とした極座標系における第2の地点の極座標
が求められたこととなる。この座標はレーザレーダユニ
ット内の信号処理手段において算出される。
一方、第2の地点にいる観測者が装着する視方向検知ユ
ニットは傾きセンサを有しており、これにより観?#1
者が見る方向が検出される。この傾きセンサの出力デー
タは情報伝達手段を介して信号処理手段へと入力される
。また、視方向検知ユニットは外部から距離データ(観
測者から撮影目標までの距離)を入力することができ、
この距離データも同様にして信号処理手段へと送出され
る。
信号処理手段は、これらのデータに基づき、観測者のい
る第2の地点を原点とした極座標系における撮影目標の
極座標を算出することができる。
以上より、第1の地点を原点とした極座標系における第
2の地点の極座標および第2の地点を原点とした極座標
系における撮影目標の極座標を知ることができるので、
第1の地点を原点とした撮影[]、tlの座標を算出す
ることができる。したがって、この座標に基づいて撮影
機を駆動制御し目的とする撮影目標の方向に撮影機を向
けることができる。
なお、撮影機は第1の地点でなく第3の地点に配置する
こととしてもよい。この場合、第1の地点から第3の地
点への距離、方位角および仰角は予め定められた所定の
値であるか、あるいは所定値でない場合はレーザレーダ
の機能によりこれらを求めることができる。したがって
、第3の地点の座標を知ることができるので、信号処理
手段において所定の補正処理を行うことにより第3の地
点に配置された撮影機から撮影目標へと向う方向を算出
することができる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る視方向検知システム
の運用概念図である。同図(a)において、1は第1の
地点に配置されたレーザレーダユニット、2は観測者7
が装着している視方向検知ユニット、3はレーザレーダ
ユニット1と同様に第1の地点に配置された撮影機、4
はレーザレーダユニット1のレーザ光送受信系、5は撮
影機3に取付けられたCCDカメラ(広角)、6は撮影
目標である。8はレーザ光送受信系4から発信されたレ
ーザファンビーム、Pi、P2はレーザファンビーム8
のうち視方向検知ユニット2に入射し反射して同じ経路
を戻っていくレーザ光を示す。
同図(b)において、観測者7が装着する視方向検知ユ
ニット2は、帽子20、帽子2oの上部に取付けられた
センサ21、情報伝達ユニット22、帽子20に取付け
られたバイザ26、撮影機3の撮影を指令する撮影指令
ボタン27などを備えている。バイザ26にはレティク
ル(照準器)24が刻まれている。
第2図は、本実施例のシステムにおけるレーザレーダユ
ニット1および視方向検知ユニット2の外観図である。
なお、同図および後に説明する各図面において、第1図
と同一の付番は同一の部材を表すものとする。
第2図において、14はレーザレーダユニット1の信号
処理部などを内部に含む国体、15は視方向検知ユニッ
ト2との間で種々の情報を無線にて伝達するためのアン
テナ、16は撮影機3との接続線である。視方向検知ユ
ニット2において、28はアンテナ、29は情報伝達ユ
ニット22と帽子20とを繋ぐ接続線である。
第3図は、観t−1者が装着する帽子の一例を示す。
同図において、31は種々の情報をバイザ26に表示す
るためのCRT、32はCRT31による表示情報をバ
イザ26に導いて表示するための光ファイバである。バ
イザ26には付番33で示すような種々の情報が表示さ
れる。34は撮影目標を合せるべき照準である。
なお、このバイザ26に表示されるデータとしては例え
ば以下のようなものがある。
(1)撮影目標物6の飛来情報 (2)撮影機3の状態および方位角などの情報(3)レ
ティクル(照準)マーク24 (4)撮影機3に設けられたCCD5による撮影目標6
の映像 (5)撮影目標6までの距離情報 (6)撮影準備情報 次に、第1〜3図を参照して、本実施例の視方向検知シ
ステムを用いた撮影目標物の捜索がら撮影までのプロセ
スを説明する。
まず、レーザレーダユニット1と撮影機3とを適当な位
置(第1の地点)に配置する。そして、センサ21およ
びバイザ26を取付けた帽子20をかぶり情報伝達ユニ
ット22を身に付けた一人または複数の観11111者
7が撮影目標6を捜索する。
観Δp+者7はレーザレーダユニット1のレーザ光送受
信系4から発信されるファンビーム8が届くところであ
ればどのような位置に移動してもよい。
観flP+者7は視覚のみならず聴覚などの五感を最大
限働かせて撮影目標6を捜索する。撮影目標を発見した
ときは、バイザ26に記されたレティクル(照準器)2
4を通して撮影目標6を見通し、撮影目標6までの推定
距離を選択する。レーザレーダユニット1はレーザ光送
受信系4からレーザファンビーム8を発信し、後述する
ような方式で観ap+者7の帽子20の位置および傾き
を常に正確に測定している。そして、これらの情報に基
づいて撮影機3から撮影口&A6の方向を算出し、撮影
機3を駆動制御している。したがって、撮影機3は観I
IFJ者7の視力向に向けられ撮影目標6を画面上にと
らえる。撮影機3には広角のCCDカメラ5が取付けら
れ、このCCDカメラ5で撮影目標6をとらえたときは
、以後、画像処理方式により撮影目標6の追尾を開始す
る。
一方、CCDカメラ5あるいは撮影機3でとらえられた
映像はレーザレーダユニット1を介して観測者7の装着
した視方向検知ユニットにフィードバックされる。そし
て、帽子2oに組込まれたバイザ表示CRT31を介し
てバイザ26にその映像が投影される。これにより、観
測者7が視認している撮影目標6の実像とレティクル2
4とCRT31の映像とがバイザ26上で重なり、追尾
の確認が行われる。
なお、観A−j者7は撮影指令ボタン27の操作により
撮影機3に対する撮影の開始を指令することができる。
また、ズームボタンなどを設けて、観測者7がこのズー
ムボタンを操作することによりCCD5や撮影機3によ
る映像を適度に拡大あるいは縮小することができるよう
にしてもよい。CCD5や撮影機3による映像情報は、
複数の観測者7によりモニタすることが可能であり、音
声を通じて、相互の情報交換の結果撮影の判断を下すこ
ともできる。
次に、本実施例の視方向検知システムの詳細な構成およ
び原理を説明する。
第4図は、本実施例のシステムの概略ブロック構成図で
ある。同図において、レーザレーダユニット1は、レー
ザ送受信部11、信号処理部12、および情報伝達部1
3を具備している。また、視方向検知ユニット2は、傾
き位置検出センサ部21、情報伝達部22、および映像
表示部23を具備している。レーザレーダユニット1の
情報伝達部13と視方向検知ユニット2の情報伝達部2
2との間の種々の情報の授受は無線あるいは有線で行わ
れる。本実施例では無線で行っている。レーザ送受信部
11から発信されたレーザ光は傾き位置検出センサ部2
1に入射し、その反射光は入射光と同一経路を逆進しレ
ーザ送受信部11で受光される。
なお、第4図から判るように情報伝達部はレーザレーダ
ユニット1と視方向検知ユニット2の両方に設けられて
いる。観測者7は撮影機3を中心として半径100m程
度の範囲内を自由に移動しながら撮影目標6の捜索がで
きるように相互間の情報の伝達を無線で行う。この周波
数はVHFまたはUHF帯が好ましく、小区域なので微
少な電力でよい。
伝達情報としては例えば次のようなものがある。
(a)レーザレーダユニット1から視方向検知ユニット
2への伝達情報としては、例えば撮影目標飛来情報、各
種のステータス情報、方位角、レティクル(照準)マー
ク、追尾映像等のバイザ表示映像、あるいは制御指令信
号等が伝達される。
(b)視方向検知ユニット2からレーザレーダユニット
1への伝達情報としては、例えば制御指令信号、センサ
傾き(2次元)データ、あるいは識別符号等がある。
(C)さらに、レーザレーダユニット1および複数ある
視方向検知ユニット2の相互間で、音声情報を伝達し、
音声連絡ができるようにしてもよい。
第5図は、本実施例のシステムのレーザ送受信部11の
概略ブロック構成図である。同図において、110は通
常のレーザレーダと同様のレーザ光送受信系であり、レ
ーザファンビーム8を所定のパルス信号で励起し送出す
るレーザ発信器101、反射パルスP2を受信するレー
ザ受信器102、回転角に同期して方位角パルス信号を
発生する回転角信号発生器103、および回転モータ1
04などを具備する。レーザ発信器101とレーザ受信
器102とは回転モータ104により機械的に高速で回
転する。この回転速度は観測者の装管する視方向検知ユ
ニット2の位置および傾きの検出に必要な速度を考慮し
て決定すればよい。この回転によりレーザ光送受信系を
中心として、間欠的に発生するレーザファンビーム8が
高速で回転することとなる。106は距離クロック発生
器、107はレーザ光受信器、108は相関信号処理器
、109は受信信号処理器である。
レーザ発信器101から発信されたレーザファンビーム
8は、遠方に置かれた視方向検知ユニット2の傾き位置
検出センサ21(その構造等は後述する)に入射し、反
射して同じ経路を反射パルスP2のように逆進して戻っ
てくる。この反射レーザ光P2を応答信号として、レー
ザ受信器102で受信する。レーザ受信器102は、縦
に並べた多数のフォトダイオードアレイにより構成され
ており、このアレイに沿った受信強度の分布を示すデー
タをレーザ光受信器107および受信信号処理器109
へと出力する。
距離クロック発生器106で発生したパルスとレーザ光
受信器107で受信した反射レーザ光のパルスとの時間
差を相関信号処理器108において検出し、相関信号処
理器108はこの送受信時間差データを信号処理部12
へと送出する。回転角信号発生器103からはレーザ受
信器102が反射レーザ光を受信した時点における回転
角を方位角データとして信号処理部12へ送出する。受
信信号処理器109は縦に並べた多数のフォトダイオー
ドアレイによりなるレーザ受信器102上の受信強度分
布データを信号処理部12へと送出する。
信号処理部12は、この送受信時間差データからレーザ
光送受信系4(第1の地点)から観測者7が装着した帽
子20に設けられている視方向検知ユニット2の傾き位
置センサ21(第2の地点)までの距離を下式のように
検出することができる。
(送受信の時間差データ×光速)÷2 また、方位角データにより、傾き位置検出センサ21の
ある第2の地点までの方位角が検出できる。さらに、レ
ーザファンビーム8は所定の拡がり角をもって発信され
、傾き位置検出センサ21は入射したレーザビームを入
射経路を逆進するように反射するので、受信強度分布デ
ータに基づいて受信強度の一番強いフォトダイオードア
レイ上の位置を求めることによって傾き位置検出センサ
21のある第2の地点までの入射角(仰角)が検出でき
る。
第6図は視方向検知ユニット2の傾き位置検出センサ部
21の概略ブロック構成図である。同図において、20
1はレーザレーダユニット1のレーザ送受信部11から
発信されたレーザパルスを反射してその入射経路を逆進
する反射パルスを返すプリズム、202はレーザパルス
を受光して傾き位置検出センサ21の傾き角を検出する
ためのCCD、203は傾き検出CCD202から出力
されるY座標およびZ座標をパラレル/シリアル変換し
て情報伝達部22へと送出するためのパラレル/シリア
ル変換器である。なお、傾き位置検出センサ21の存在
する位置を検出するためのプリズム201の部分を位置
センサ21aと呼び、傾き位置検出センサ21の傾きを
検出するためのCCD202などの部分を傾きセンサ2
1bと呼ぶこととする。
傾きセンサ21bはレンズを通してCCD202の受光
面にレーザパルスの焦点を結ばせ、そのスポット(集光
点)の位置から傾きを検知するものである。CCD20
2上における集光点の2次元偏位(縦および横)データ
は情報伝達部22を介してレーザレーダユニットの信号
処理部12へと送られる。
第7図は、傾きセンサ21bの傾きと傾き検出CCD2
02上のレーザ光の集光点の2次元偏位を示す模式図で
ある。同図(a)において、レーザ光送受信系110を
原点としここから送出されたレーザパルス光は経路21
3を通って傾きセンサ21bのレンズ211に入射する
。このパルスレーザ光はCCD (焦点面)202の位
置りに集光する。EOAは傾きセンサ21bの仰角(エ
レベーション)方向の傾き角、AOAは方位角(アジマ
ス)方向の傾き角である。また、EToはレーザ光送受
信系110においてセンサ21からの反射光を受信した
場合の入射角、D、はCCD受光面202の中心からの
Y軸方向の偏位量、D2はCCD受光面202の中心か
らのZ軸方向の偏位量、Lはレンズ211とCCD受光
面202との距離(焦点距りである、傾きセンサ21b
が傾くことにより、CCD202の焦点面は同図(b)
のようになる。
第8図(a)は第7図(a)をZ軸とレンズ211とを
含む鉛直面に投影した場合の投影図、第8図(b)は第
7図(a)をレンズ211を含みZ軸に垂直な水平面に
投影した場合の投影図を示す。
第8図(a)および(b)によって、センサ21bの傾
き角E 0ASA OAは、以下の式によりレーザ光の
集光点りの焦点面上の座標Dz、D、から算出すること
ができる。
EQA−ETOt a n−’ (DZ /L)・・・
・・・(3,1) A、)A−t a n −’ (Dy / L)・・・
・・・(3,2) 第9図は、レーザ光送受信系110とセンサ部21との
位置関係を示す概念図である。同図に示す幾何学的関係
から、センサ部21の位置(レーザ光送受信系110を
原点とし図のようなXYZ座標系における位置)は、次
式のように表すことができる。
X−R丁(、c o s Era・cosAT。
・・・・・・ (3,3) Y−R70c o s E7(、・ 5inAt。
・・・・・・ (3,4) Z−ETO5i n Eto     ・−−−・−(
3,5)たたし、 A70:レーザ光送受信系110からのセンサ21の方
位角 E To:位置センサ21aからの反射光の入射角(仰
角) R70:レーザ光送受信系110から位置センサ21a
までの距離 とする。
ここで、これらの方位角ATo、入射角ETOおよび距
Iff、 RT Oは、上述したように、レーザ送受信
部11から送出される送受信時間差データ、受信強度分
布データおよび方位角データに基づいて信号処理部12
にて算出されるものである。
第10図は、センサ21の構造を示す斜視図である。セ
ンサ21はプリズムからなる位置センサ21aおよびC
CDなどからなる傾きセンサ21bを貼り合わせて構成
されている。位置センサ21aは入射したレーザ光が入
射経路と同一経路を逆進するように反射するプリズムで
ある。なお、傾きセンサ21bはどの方向からレーザ光
が入射した場合にも傾きを検出することができるように
第11図(a)あるいは(b)のように、複数のC0D
202を含むものが用いられる。
第12図は、本実施例のシステムの信号処理部12のブ
ロック構成図である。同図において、信号処理部12は
レーザレーダユニット1内のレーザ送受信部11から送
出される送受信の時間差データ、方位角データおよび受
信強度分布データを入力する。これらのデータはそれぞ
れl[JJ7Illl?57までの距離処理131、方
位処理132および応答信号入射角処理133を経て、
これにより帽子20の位置134(位置センサ21aの
位置であり観4−1者7の位置でもある)の位置134
が特定される。また、視方向検知ユニット2内の情報伝
達部22からレーザレーダユニット1内の情報伝達部1
3を介して送出されるCCD202からの2次元データ
に対しては傾き角変換処理135がなされる。そして、
観測者7から撮影目標6までの距離データとともに、観
測者7から見た撮影目標6までの距離および方向136
が特定される。
以上より、帽子20の位置データ134および観測者7
から見た撮影目標6までの位置データ136が得られる
一方、本実施例のシステムは、レーザ光送受信系4と撮
影機3とが別の地点に位置する場合にも適用することが
できる。すなわち、レーザ光送受信系4から撮影機3ま
での距離、方位および入射角(仰角)を知ることにより
、パララックス処理140を行い、これにより撮影機3
への駆動制御信号を発生することとしている。撮影機3
の位置は所定の固定値としてもよいが、レーザレーダの
機能を用いて撮影機3に設けられた位置センサで反射さ
れたレーザ光をレーザレーダユニット1で受信し送受信
の時間差データ、方位データおよび受(a強度分布デー
タを入力しこれにより撮影機3の位置を算出することも
できる。なお、レーザレーダユニット1と撮影機3とが
同じ地点にある場合には、レーザ光送受信系4から撮影
機3までの距離、方位および入射角(仰角)を知るため
のデータは不要であり、また距離処理137、方位処理
138および応答信号入射角処理139も不要である。
144は撮影機3のCCDの映像を入力し撮影目標を追
尾するための回路である。
以上のようにして、撮影機3から撮影目標6への方向が
特定される。
次に、第13図および第14図を参照して、本システム
の視方向検知における撮影目標の位置検出の原理を説明
する。
第13図において、Tはレーザ送受信部、Lは撮影機、
0は観測者、Aは撮影目標の位置をそれぞれ示す。まず
、観71p1者Oが撮影日mAを目視したときの入射角
(仰角)EOAおよび方位角AOAは、上述の式(3,
1)および(3,2)から求めることができる。また観
測者Oから撮影目標Aまでの推定距離ROAは、観測者
0が概略値を手動で選択し指定する。
観測者Oの位置を表わす距離RTo、方位角A70およ
び入射角(仰角)Eroは上述したようにレーザレーダ
ユニットにおいて得ることができる。撮影機りの位置を
示す距#l Rt Lおよび入射角(仰角)ETLは所
定値であればその値を用いればよいし、もし撮影機りに
位置センサを取付けておけばレーザ送受信部Tにおいて
撮影機りの位置を知ることができる。
以上のように得られた各位置データから、次式のように
撮影目標Aの位置を算出することができる。
すなわち、レーザ送受信部の位置Tを原点とする直角座
標(x、 y、  z)による撮影機りおよび観Al1
1者Oの位置(XL 、  YL 、  ZL )およ
び(Xo 、  Yo 、  Zo )は、それぞれ、
L ” (RTLCOS ETL、  0. RTLS
 i n ETL)(4,1) 0−  (RTOCOS ETOCo s AT(、。
Rtoc o s E、O5i n ATO。
RTO5i n ETO)     −(4,2)なお
、X軸はTL力方向とった。
撮影目標Aの座標(XA 、 YA 、  ZA )は
、XA”RTOCo s E7oc o s ATO+
 R□Ac o s EOACo s A(、^YA 
−R,□c o s ETO8i n ATO+ R,
Ac o s EoAs  i n AOAZA = 
R70S l n ETO+ ROAS i n EO
A(4、3) したがって、式(4−1)、  (4−2)に基づいて
、撮影機りから見た撮影目標Aの位置が以下のように求
められる。
RLA−[(XA  XL ) 2 ”(YA  YL ) 2 ”(ZA  Zi、 ) 2] ”2 このようにして求めたR LA、 A LAおよびEL
Aに基づいて撮影機りを駆動制御し、目指す撮影目標A
を撮影する。
上記実施例によれば、レーザレーダからの情報、撮影機
の状態、および追尾映像などの必要な情報がバイザに表
示されるので、目標捜索だけでなく全般の確実性が向上
する。また、追尾映像を複数人でモニタし音声による情
報交換を行うことができるので、撮影するか否かの判断
も容易となり確実性が向上する。
さらに、観n1者が撮影目標を発見した後は、CCDト
ラッカにより追尾の自動化が行われるので、以後の撮影
は完全に自動的に行われる。また、追尾目標を拡大して
バイザに表示することにより、撮影目標の識別が容易と
なり確実性が向上する。
なお、上記の実施例では、撮影機への応用のみ説明した
が、その他目標対象物に対し迅速に照阜を合わせたい種
々の場合にも用いることができる。
また、本発明はレーザ光の曲がることなく、広がること
なく、かつ遠方まで届くという特質を生かし、遠方の物
体(帽子)に取り付けたセンサを介して、物の正確な傾
きと位置(方位および距離)を検出できるようにしたも
のである。したがって、以下に示すように応用すること
もできる。
(1)遠方の物体にセンサを取り付けることにより、そ
の傾きおよび振動などを精度良く瞬時に検知することが
できる。
(2)探照灯を、人が見る方向(位置)に向けたり、テ
レビカメラの向きに合わせて制御することができる。
(3)クレーンで物を吊り上げたり吊り下ろしたりする
場合に、人の示唆する方向を検知し、人の目の動きに合
わせた情報をクレーンに与えて、吊り上げたり吊り下ろ
したりすることができる。
(4)上記の実施例で帽子を複数配置すれば、複数位置
から示唆する方向を検知して、空間の一点の位置(三次
元)の検出が精度良く容品に可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る視方向検知ユニット
によれば、以下のような効果がある。
■観測者(人間)の目による撮影対象物の発見能力の優
位性を最大限利用して、撮影目標を発見することができ
る。また、観測者(−人又は複数)が撮影目標を発見し
た場合には、その視力向へ撮影機を自動的かつ所要の精
度をもって指向させることができる。したがって、低空
や急に出現する目標に対しても対処しやすい。
■観測者は視覚のみならず聴覚なども用いて、主として
肉眼による広視野の捜索ができる。
■レーダなどが使用できず、情報の供給がない場合でも
、効果的に目標を捕捉できる。
■撮影目標物の発見から撮影の実行まで一人でも行うこ
とができ、省力化が図れる。また、観測者は帽子を装着
し、軽量な情報伝達ユニットを携帯することによって、
容易に撮影目標捜索態勢が整う。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る視方向検知システム
の運用概念図、 第2図は、本実施例のシステムのレーザレーダユニット
などの外観図、 第3図は、本実施例のシステムにおける観測者が装着す
る帽子、の−例を示す外観図、第4図は、本実施例の視
方向検知システムの概略ブロック構成図、 第5図は、レーザ送受信部のブロック構成図、第6図は
、傾き位置検出センサ部のブロック構成図、 第7図は、傾きセンサの傾きと焦点面における集光点の
2次元部位を示す模式図、 第8図は、傾き検出の幾何学的関係を示す概念図、 第9図は、レーザ光送受信系とセンサ部との位置関係を
示す概念図、 第10図は、傾き位置検出センサの構造図、第11図は
、傾きセンサのCODの配置などを示すセンサの上面図
、 第12図は、信号処理部のブロック構成図、第13図は
、本システムの視方向検知における位置関係を示す概念
図、 第14図は、本システムの視方向検知における位置関係
を示す平面図である。 1:レーザレーダユニット、2:視方向検知ユニット、
3;撮影機、4:レーザ光送受信系、5:CCD、6:
撮影目標、7:観測者、8:レーザファンビーム、11
:レーザ送受信部、12:信号処理部、13:情報伝達
部、21:傾き位置検出センサ部、22;情報伝達部、
23:映像表示部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の地点に配置されたレーザレーダユニットと
    、同じく第1の地点に配置され撮影目標を撮影するため
    のカメラを有する撮影機と、第2の地点にいる観測者が
    装着する視方向検知ユニットとを備え、 上記撮影機は、上記レーザレーダユニットから送出され
    る駆動制御信号に基づいて上記カメラを所定の方向に向
    ける駆動手段を具備し、 上記視方向検知ユニットは、 上記レーザレーダユニットから発信されたパルスレーザ
    光を入射経路と同一経路を逆進するように反射する位置
    センサプリズムと、上記レーザレーダユニットから発信
    された パルスレーザ光を受光して視方向検知ユニットの現在の
    傾きを検出する傾きセンサと、 該傾きセンサの出力データおよび外部から入力された視
    方向検知ユニットから撮影目標までの距離データを、上
    記レーザレーダユニットへと送出する情報伝達手段とを
    具備し、 上記レーザレーダユニットは、 パルスレーザ光を発信して上記視方向検知ユニットの位
    置センサプリズムにて反射された反射光を受光し、その
    送受信の時間差データ、上記視方向検知ユニットの存在
    する第2の地点への方位を示す方位角データ、および反
    射光の受信強度データを出力するレーザ送受信手段と、 上記視方向検知ユニット内の情報伝達手段から送出され
    る傾きセンサの出力データおよび外部から入力された距
    離データを受信して、信号処理手段へと出力する情報伝
    達手段と、上記レーザ送受信手段から出力される送受信
    の時間差データ、方位角データおよび受信強度データ、
    並びにレーザレーダユニット内の上記情報伝達手段から
    出力される傾きセンサの出力データおよび外部から入力
    された距離データに基づいて、上記撮影機から撮影目標
    へと向かう方向を算出し、該方向へ上記カメラを向ける
    べく駆動制御信号を上記撮影機へ送出する信号処理手段
    と を具備することを特徴とする視方向検知システム。
  2. (2)前記撮影機が第1の地点でなく第3の地点に配置
    され、前記レーザレーダユニット内の信号処理手段が、
    第1の地点から第3の地点への距離、方位角および仰角
    に基づく補正処理を行なって前記撮影機から撮影目標へ
    と向かう方向を算出する請求項1に記載の視方向検知シ
    ステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1069688C (zh) * 1997-12-17 2001-08-15 中国科学院山西煤炭化学研究所 高浓度一氧化碳合成气脱氧催化剂
CN103982379A (zh) * 2014-05-29 2014-08-13 国电联合动力技术有限公司 一种风机叶片零度安装角标定方法
JP2022091804A (ja) * 2015-04-06 2022-06-21 ウェイモ エルエルシー 長距離操縦可能lidarシステム

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