JPH0313713Y2 - - Google Patents

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JPH0313713Y2
JPH0313713Y2 JP17028784U JP17028784U JPH0313713Y2 JP H0313713 Y2 JPH0313713 Y2 JP H0313713Y2 JP 17028784 U JP17028784 U JP 17028784U JP 17028784 U JP17028784 U JP 17028784U JP H0313713 Y2 JPH0313713 Y2 JP H0313713Y2
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JP
Japan
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plug
spout
diameter portion
large diameter
handle
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JP17028784U
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JPS6184539U (ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、貯酒タンクのサンプル採取器に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、貯酒タンク内の菌の有無、貯蔵酒の状態
を調べるためにサンプリングが行なわれている。
そして、このサンプリングは、第3図に示すよう
に、貯酒タンク1の側方下部に設けた呑口2と称
する複数の取出口のいずれかに、本来、貯蔵酒の
移動用に使用される本器3と称する一種の栓抜き
を取り付けることによりなされている。
第4図に示すように、貯酒タンク1の側面下部
には、テーパ状に開口するとともに外周に雄ねじ
部4を有する取付座5が設けられている。前記呑
口2は、概略円筒状であつて、その外周の一端に
取付方向に縮小するテーパ部6とその大径端に環
状突起7と他端に雄ねじ部8を有し、内面は外面
のテーパ部6と同じ側に雌ねじ部9とこれより大
径の大径部10とこれらの境界である段部11と
により形成されている。この呑口2は、前記取付
座5のテーパ状の開口部に、パツキン12を介し
て嵌入され、カツプリング13により着脱可能に
取り付けられている。そして、第5図、第6図、
第7図及び第8図に示すように、前記呑口2の大
径部10とほぼ同径の大径部14と、これよりや
や径の小さいねじ山径を有する雄ねじ部15と、
これと大径部14の境界面に軸方向に向かつて突
出する環状の突起16とを有するプラグ17を、
呑口2の雌ねじ部9に螺合した際に、プラグ17
の突起16が呑口2の段部11と当接することに
より貯蔵酒の漏出防止が図られている。また、プ
ラグ17の大径部14の一端には、第6図、第7
図及び第8図に示すような鍵穴18が設けられ、
後述するハンドル19の軸20に突設した鍵片2
2を嵌合して回転し、引き出し、若しくは押し込
むことにより、プラグ17を着脱可能にするよう
形成されている。
前記本器3は、第2図に示すように、丸棒から
なる軸20の一端に把手21と、他端近傍に前記
プラグ17の鍵穴18に嵌合する2つの鍵片22
とを有するハンドル19を、前記呑口2の大径部
10と同径の内径を有する筒であつて中央部に流
出口23を有する外筒24に嵌入し、摺動かつ回
転可能に軸封したものである。
この本器3を、前記呑口2の雄ねじ部8にカツ
プリング25にて取り付けた後、ハンドル19の
鍵片22を前記プラグ17の鍵穴18に嵌合し、
回転すると、プラグ17はハンドル19と一体に
なつて移動し呑口2より離脱する。そしてハンド
ル19を引き出すと、プラグ17は外筒24内部
を摺動し、前記流出口23が貯酒タンク1と連通
するので、貯酒タンク1内の貯蔵酒は、呑口2よ
り本器3の外筒24を通つて流出口23より図示
しないホースから所定場所に移送するようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) この本器3をサンプリングに使用する場合、プ
ラグ17が呑口2から離脱した瞬間、貯酒タンク
1内の圧力によつて、プラグ17は急激に後方へ
押しやられ、内部の貯蔵酒は直ちに放出されるの
で、必要以上のサンプル酒が外部に亡失し貯蔵酒
の欠減が生じるという問題がある。
また、貯酒タンク1上部の空気抜26(第3図
参照)は、貯蔵酒を流入あるいは流出する時以外
は、菌、異物の侵入を防止するため封じられてい
るため、サンプリングの際に大量の貯蔵酒が亡失
すると、いわゆる真空引き状態になつて貯酒タン
ク1に凹みが生じることになる。
さらに、本器3はかなりの重量があつて持ち運
びに不便であり、特に貯酒タンク1の基数が多い
場合はサンプリングを行なうのに相当の労力を要
する。
本考案は、斯る問題点に鑑みてなされたもの
で、サンプリング時の貯蔵酒の亡失がなく、か
つ、軽量で操作性の良いサンプル採取器を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、第1図に
示すように、貯酒タンク1の側面下部に開口する
取付座5に嵌着され、鍵穴18を有するプラグ1
7が液封可能にねじ込まれた呑口2に取り付ける
サンプル採取器において、 小径部32及び大径部33で形成され、小径部
32に流出口35が設けられるとともに、大径部
33が前記呑口2に着脱可能に接続される外筒3
1と、 軸20が、前記外筒31の小径部32より大径
部33に嵌入され、小径部32で摺動かつ回転可
能に軸封されるとともに、当該軸20の先端に、
前記プラグ17の鍵穴18に嵌合し回転すること
により係止する鍵片22が設けられたハンドル1
9とからなり、 プラグ17が呑口2から離脱した際に、離脱し
て僅かのところでプラグ17の後退が前記小径部
32と大径部33の境界面34で阻止されるとと
もに、 呑口2から外筒31とプラグ17及びハンドル
軸19との間隙を経て流出口35に至るサンプル
酒の流出路が形成されるようにしたものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図は、本考案に係るサンプル採取器30を
前記呑口2に取り付けたものであるが、前記本器
3とは外筒の形状を除いて実質的に同一であり、
対応する部分には同一番号を付して説明を省略す
る。外筒31は、前記ハンドル19の軸20の軸
封部に隣接し、その軸20より僅か径の大きい内
径を有する小径部32と、前記呑口2の大径部1
0と同径の内径を有する大径部33とから形成さ
れている。そして、この大径部33を呑口2の大
径部10にカツプリング25にて取り付けた後、
ハンドル19によりプラグ17を離脱した際、離
脱して僅かのところで、外筒31の大径部33と
小径部32の境界面34によつてプラグ17の後
退が阻止されるようになつている。この時、貯酒
タンク1の内部から呑口2を通過し、外筒31と
プラグ17又は軸20との間隙を経て外筒31の
小径部32に設けた流出口35に至るサンプル酒
の流出路が形成されるようになつている。
以上の構成からなるサンプル採取器は、サンプ
リングしようとする貯酒タンク1の呑口2に外筒
31の大径部33をカツプリング25にて取り付
けた後、ハンドル19を押し込んで鍵片22をプ
ラグ17の鍵穴18に嵌合する。そして、ハンド
ル19を回転してプラグ17の螺合を解除する
と、プラグ17は貯酒タンク1内の圧力によつて
押し出されるが、プラグ17が呑口2から離脱し
て僅か後退すると境界面34に当たつてそれ以上
の後退が阻止される。
この時、貯酒タンク1内部の貯蔵酒は、呑口2
を通過し、外筒31とプラグ17又は軸20との
間隙を経て流出口35より流出するので、その流
出路の断面積は僅かであり、多量のサンプル酒が
流出することはない。
従つて、ハンドル19を摺動して流量を調整す
るまでもなく、常にサンプリングに十分で、かつ
一定の流量を確保することができる。また、ハン
ドル19により、貯酒タンク1内の圧力に対抗し
てプラグ17を押し戻す際、プラグ17が摺動す
る距離はごく僅かであるので、さほど労力を必要
としない。
なお、このサンプル採取器30は、プラグ17
の摺動距離を短縮したので、外筒31及びハンド
ル19の軸20を短くすることができ、前記本器
3に比較して、その重量を4350gから2450gへと
大幅に軽量化されることが本考案者により確認さ
れている。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、必要でかつ十分な量のサンプル酒をサンプリ
ングすることができ、貯蔵酒の亡失がなくなる。
このため、貯酒タンクの真空引きが生じないので
安全である。また、サンプル採取器は、操作性が
良いうえ、軽量であるので持ち運びに便利である
等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るサンプル採取器の使用
状態を示す縦断面図、第2図は、従来の貯酒取出
用器具である本器を示す縦断面図、第3図は、貯
酒タンクの正面図、第4図は、呑口の縦断面図、
第5図はプラグの正面図、第6図は、第5図の右
側面図、第7図は、第6図の−線断面図、第
8図は第5図の−線断面図。 1……貯酒タンク、2……呑口、5……取付
座、17……プラグ、18……鍵穴、19……ハ
ンドル、20……軸、22……鍵片、30……サ
ンプル採取器、31……外筒、32……小径部、
33……大径部、34……境界面、35……流出
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 貯酒タンク1の側面下部に開口する取付座5に
    嵌着され、鍵穴18を有するプラグ17が液封可
    能にねじ込まれた呑口2に取り付けるサンプル採
    取器において、 小径部32及び大径部33で形成され、小径部
    32に流出口35が設けられるとともに、大径部
    33が前記呑口2に着脱可能に接続される外筒3
    1と、 軸20が、前記外筒31の小径部32より大径
    部33に嵌入され、小径部32で摺動かつ回転可
    能に軸封されるとともに、当該軸20の先端に、
    前記プラグ17の鍵穴18に嵌合し回転すること
    により係止する鍵片22が設けられたハンドル1
    9とからなり、 プラグ17が呑口2から離脱した際に、離脱し
    て僅かのところでプラグ17の後退が前記小径部
    32と大径部33の境界面34で阻止されるとと
    もに、 呑口2から外筒31とプラグ17及びハンドル
    軸19との間隙を経て流出口35に至るサンプル
    酒の流出路が形成されるようにしたことを特徴と
    する貯酒タンクのサンプル採取器。
JP17028784U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPH0313713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17028784U JPH0313713Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17028784U JPH0313713Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6184539U JPS6184539U (ja) 1986-06-04
JPH0313713Y2 true JPH0313713Y2 (ja) 1991-03-28

Family

ID=30727995

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17028784U Expired JPH0313713Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JPS6184539U (ja) 1986-06-04

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