JPH03132452A - 車輛の転倒防止機構 - Google Patents

車輛の転倒防止機構

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JPH03132452A
JPH03132452A JP27094489A JP27094489A JPH03132452A JP H03132452 A JPH03132452 A JP H03132452A JP 27094489 A JP27094489 A JP 27094489A JP 27094489 A JP27094489 A JP 27094489A JP H03132452 A JPH03132452 A JP H03132452A
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booms
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guide body
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光宏 岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輛の転倒防止機構に関し、特に、アウトリガ
−によって車体を持ち上げた状態において車体全体を左
右方向に大きく移動させ、車体自重のバランスを補正し
、転倒を防止することができる車輛の転倒防止機構に関
する。
(従来の技術〕 車輛の種類においては、その使用形態により重心の位置
が高くなり、転倒し易い構造のものが存在していた。例
えば、高所作業車、クレーン車、ハシゴ車、リフト車な
どが挙げられる。この高所作業車では、車体上に左右方
向に旋回可能に設けられた旋回台上にブームを上下方向
に揺動自在に連結し、このブームの先端にパケットを連
結し、このパケットに作業員を搭乗させた構成が多い。
そして、このパケットに搭乗した作業員が操作すること
で、電柱や壁面に向けてブームを旋回、揺動或いは伸縮
させて足場の届かない高所での作業をすることができる
(いわゆるブーム式高所作業車)。この様な構成では、
ブーJ、の全長を長く伸ばすとその重心位置が移動し、
その重心点が車体の側面より外方に伸びると、車体が転
倒することになる。このため、高所作業車には転倒防止
機構が必要とされていた。
こういった目的のために、従来では車体の両側面にそれ
ぞれアウトリガ−を張り出し、そのアウトリガ−によっ
て車体を固定し、重心の位置を車体内に納めるようにし
て転倒を防止することが一般的であった。しかしながら
、従来のアウトリガ一方式による車体の固定では、アウ
トリガ−が張り出した長さによって転倒防止範囲が決定
されるものであり、ブームの揺動及びその伸縮の安全な
制御範囲はアウトリガ−の長さによって決まってしまっ
た。また、狭い道路等においてはアウトリガ−を大きく
張り出すことができず、このため重心を移動できる範囲
が狭くなり、ブームを移動させることができる安全範囲
が極めて狭くなるものであった。
このような欠点より、本発明の出願人と同一の発明者は
例えば特願昭60年250305号のような転倒防止機
構を提案している。この新しく提案された転倒防止機構
では、張り出したアウトリガ−の上面を車体が左右に移
動し、転倒する直前の重心位置を補正しようとするもの
であった。しかしながら、この構成では張り出したアウ
トリガ−を移動できる距離が限定され、車体全体を大き
く移動させることができない欠点があった。
〔発明が解決しようする問題点〕
この様に、従来の車輛の転倒防止機構ではアウトリガ−
の張り出した幅を一定としておき、それに対して車体を
移動させることによって、重心位置が移動した場合にお
いても安全範囲内に必ず位置するように補正しているも
のであり、車体をアウトリガ−の先端まで完全に移動で
きず、転倒しない安全圏の充分な確保を拡大することが
出来ないものであった◇ 〔問題点を解決するため手段〕 本発明は上記欠点に鑑み、自走できる車体と、この車体
の下部付近で左右方向に向けて固定された内部中空なガ
イド体と、このガイド体の一方の開口端からその内部に
摺動自在に挿入された外ブームと、このガイド体の他方
の開口端からその内部に挿入され、外ブームの内部で摺
動自在に挿入された内ブームと、外ブームと内ブームの
それぞれの先端に固定されて車体を持ち上げることので
きるアウトリガ−と、内ブームの内部からその−F面に
引き出されて、内ブーム上面とガイド体内壁との間隔を
埋めるための介在機構とから構成され、外ブームと内ブ
ームに対してガイド体が移動すると、ガイド体の内壁と
内ブームの上面の間に介在機構が案内され、固定された
外ブームと内ブームによって車体を左右方向に移動させ
ることができることを特徴とする車輛の転倒防1F機構
を堤供するものである。
〔作用〕
本発明では、車体の左右方向に向けて両端が開口したガ
イド体を固定してあり、このガイド体の一端開口から外
ブームを移動自在に挿入しである。
そして、この外ブームの内部にはその左右の開口より内
ブームがそれぞれ挿入してあり、車体は外ブームに対し
左右方向に自由に移動することができる。このため、ア
ウトリガ−の左右に張り出した距離の範囲内でガイド体
、即ち車体の移動範囲を自由に設定することができる。
従って、車体が移動できる範囲を拡大させることができ
、ブームを伸縮、揺動して重心点が移動しても、その重
心点を転倒しない安全範囲内に常に維持させることがで
きるものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は本発明における転倒防止機構を備えた車輛(こ
こでは高所作業車を具体例に示している)を示す斜視図
、第2図は同上の側面図、第3図は同上の背面図である
。また、第4図はアウトリガ−付近を示す断面図、第5
図はその転倒防止機構を示す拡大斜視図である。
この実施例では、車輛1の車体2上には旋回台3を水平
方向に回転自在に載置し、旋回台3の上端には3段に伸
縮できるブーム4を上下に揺動自在に連結しである。こ
のブーム4の先端には作業員が搭乗するパケット5が連
結してあり、ブーム4は図示しない伸縮用シリンダによ
ってその長さ方向に伸縮することができ、また、先端の
ブームとパケット5の間には、パケット5を常に水平に
維持することができる図示しない平衡シリンダーが介在
されている。そして、ブーム4と旋回台3との間には、
俯仰角度を制御するための油圧シリンダー6が介在しで
ある。
この車体2の下面であって前輪と後輪の間には、その左
右方向に向けて断面が四角形状に開口したガイド体7が
固定してあり、車体2の後端にはその左右方向に向けて
断面が四角形をしたガイド体8が固定しである。それぞ
れのガイド体7.8の一端開口(第4図左側)からは、
その長さ方向に外ブーム9.10が摺動自在に挿通して
あり、ガイド体7.8の他端開口(第4図右側)からは
それぞれ内ブーム12.14がその長さ方向に移動自在
に挿入しである。このガイド体7.8、外ブーム9.1
0、内ブーム12.14によって外形の異なる3種のブ
ーム状をしたテレスコピックが形成されている。これら
外ブーム9.10、内ブーム12.14のそれぞれの先
端にはアウトリガ−15,16,17,18が固着しで
ある。また、車体2の上面であって、その中央には油圧
モーター19が固定してあり、車体2の上面後部にも油
圧モーター20が固定しである。
また、ブーム4にはその伸縮する長さを測定して電気信
号として強くする測長センサー21が取り付けである。
この測長センサー21は巻尺式のものであり、その本体
22をブーム4に固定し、その本体22に出没する測長
用帯23の一端はブーム4の先端のブームに設けた固定
片24に固定しである。この測長用帯23が本体22よ
り引き出されると、その移動の長さを電気信号に変換し
て出力するように構成したものである。そして、旋回台
3には、ブーム4の仰角角度を測定して電気信号として
出力することができる角度センサー25が設けである。
また、図示しないが前、または後のアウトリガ−15,
16,17,18にはそれぞれこれらの伸縮長を測定し
、車体2の中心からどの程度路れているかを測定する測
長センサーも設けられている。
次に第4図に移り、車体2を保持するためのアウトリガ
−15から18付近の構成に付いて説明する。
前記車体2の前後に設けられたアウトリガ−機構はそれ
ぞれの構成が同一であるため、前側のアウトリガ−機構
に付いて説明し、後部に設けたアウトリガ−機構に付い
ては説明を省略しである。
前記油圧モーター19の出力軸にはプーリー27が固定
されており、ガイド体7の左右開口付近にはそれぞれプ
ーリー28.29が軸支されている。また、外ブーム9
の上面には固定片30が固着されており、この固定片3
0にはワイヤー31の一端が連結されており、ワイヤー
31はプーリー28で反転させられ、プーリー27を一
回転巻いた後、プーリー29方向に向けられ、プーリー
29でその方向が反転させられ、このワイヤー31の他
端は固定片30に連結されている。この構成により、油
圧モーター19を作動させるとプーリー27がワイヤー
31を巻取り、固定片30、即ち外ブーム9をガイド体
7に対して移動させることになる。
次に、外ブーム9のガイド体7内に位置した開口端には
チェーン33の一端が連結されており、このチェーン3
3は内ブーム12の上端に軸支されたスプロットホイー
ル35で反転させられ、内ブーム12の内部に引き入れ
られ、内ブーム12の内部先端に軸支されたプーリー3
7で反転させられた後、外ブーム9の先端に連結されて
いる。このチェーン33のうち、内ブーム12の上面に
位置した部分には等間隔にコロ39が取り付けられてい
て、チェーン33が移動することによって、これらのコ
ロ39は内プーム12の内部より上部に引き出され、内
ブーム12の上面に位置させられることになる。
第5図はこの外ブーム9、内ブーム12の構成を示した
ものである。
前記内ブーム12のアウトリガ−16に接近した位置に
は、その内外壁を連通ずるための窓孔40が開口されて
おり、この窓孔40にはスプロケットホイール34が軸
支されていて、この窓孔40より前記コロ39が内ブー
ム12の内部より引き出されるようになっている。
次に、第6図は本実施例における油圧制御系統を示す配
線図である。
油圧制御装置45は操作盤46からの操作指令用の信号
を取り込むとともに測長センサー21、角度センサー2
5、アウトリガ−用測長センサー47(右側)、48(
左側)からの信号を取り込み、操作盤46からの指令か
、または各センサーからの信号に基づいてエンジン49
で駆動された油圧ポンプ50からの圧力油を制御して油
圧シリンダー及び油圧モーターをそれぞれ制御できるよ
うになっている。
この油圧制御語W45から制御される油圧従動体として
は、前記アウトリガ−15,16,17,18をそれぞ
れ持ち上げるための油圧シリンダ・−、ブーム4を伸縮
させるための油圧シリンダー51、パケット5を水平に
補正するための油圧シリンダー52、ブーム4を俯仰さ
せるための油圧シリンダー6、内ブーム12.14を外
ブーム9.10より押し出、すための油圧シリンダー5
3.54が接続されている。また、油圧制御語ff45
には前記油圧モーター19.20と、旋回台3を車体1
に対して回転させるための1 油圧モーター55が接続されている。
この油圧制御装置45には第7図に示すような安全領域
(X、Y、Zの車線で示した領域)を記憶しているRO
M56が収納されており、前記センサー21.25から
の信号を基にして演算結果をROM56で参照し、上記
安全領域(X、Y、Z)を越えると判断した時は油圧モ
ーター19.20をそれぞれ駆動させ、車体1の重心を
安全領域と反対方向に移動させることができる。
次に、第8図は油圧制御系の内、転倒防止機構の具体的
な回路を示すものである。
油圧制御装置45は、油圧回路60とこれを制御する制
御装W61とから構成されている。
制御装置61は、各種演算や処理を実行する処理装置(
CP U)62と、このCPU62に所定の手段で処理
等を実行させるプログラムを記憶している読み出し専用
メモリ(ROM)63と、各種データ等を記憶しておく
メモリ(RA M)64と、操作盤46からの各種指令
を取り込むとともに、必要な表示信号を操作盤46に与
えるデジタル入出力回路(D I O)2 65と、各種センサー21.25.47.48からの検
出信号を取り込む入力回路(1)66と、上記油圧回路
60を制御する信号を出力するデジタル出力回路(DO
)67と、これを接続するバス68とから構成されてい
る。なお、ROM56はバス68に接続しである。
油圧回路60は油圧ポンプ50により加圧された圧力油
を電磁切換弁7】、72.73.74に供給できるよう
に配管75が接続してあり、電磁切換弁71.72.7
3.74からの油を油タンク76に導くよう配管77が
設けてあり、切換弁71の出力側と伸縮用のシリンダー
51とは配管78.79で接続してあり、電磁切換弁7
2の出力側と油圧シリンダー6とは配管80、旧で連結
してあり、電磁切換弁73の出力側と油圧モーター19
とは配管82.83で接続してあり、電磁切換弁74に
は油圧モーター20が配管84.85によって接続され
ている。これらの電磁切換弁72〜74は制御装置61
のDO67を介して出力されるCPU62からの切換指
令によってそれぞれ切換動作されるようになっており、
その指令に応じた作動油を各電磁切換弁72〜74の出
力側に出力できるようになっている。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、アウトリガ−15〜18を所定の長さまで張り出
して車体2を固定する。これは操作盤46を操作して操
作指令を発しくステップS 100)、この指令を取り
込むのは油圧制御装置45によりアウトリガ−シリンダ
ー53.54に作動油を供給して各アウトリガ−15〜
18を伸ばし、同時に油圧モーター19.20も動作さ
せて外プーム9.10と内ブーム12.14を左右に同
一移動量で伸ばしくステップS 101)、所定の長さ
に各アウトリガ−15〜18が伸びたことを各測長セン
サー47.48からの検出信号によって油圧制御装置4
5が検出すると(ステップS 102)、その作動油の
供給を停止する(ステップS 103)ことにより実現
される。
次に、各アウトリガ−15〜18に油圧を供給し、車体
2を地上より浮かせる。これは操作盤46を操作して操
作指令を発しくステップS 104)、この指令を取り
込んだ油圧制御装置45によりアウトリガ−15〜18
に作動油を所定鼾供給することにより実現される(ステ
ップS 105)。
こうしてアウトリガ−シリンダー53.54を作動させ
ることで、外ブーム9.10より内ブーム12.14が
それぞれ左右に張り出され、アウトリガ−15〜18は
車体2の左右側方に向かって大きく張り出すことになる
。そして、アウトリガ−15〜18にそれぞれ油圧を供
給し、アウトリガ−15〜18の上下の高さを伸ばすこ
とで車体2を持ち上げた状態が第3図に示すものである
。この準備が終了すると旋回台3の回転、ブーム4の伸
縮、ブーム4の俯仰の各制御が可能となる。
次いで、ステップ5107はブーム4の伸縮指令、ステ
ップ8108はブーム4の俯仰制御指令、ステップ51
09は旋回台3の回転制御指令がそれぞれ個別に発生さ
れる。
ステップ5107でブーム4の伸縮指令が発せられると
、DI065を介してCPU62に取り込み、そ指令を
判定してDO67を介して電磁切換弁71を制御し、伸
縮用シリンダー51に作動油を供給してブーム4を伸縮
させるか縮小させるかの動作をさ5 せる(ステップ3110)。次いで、測長センサー21
からの検出信号(L)と角度センサー25からの検出信
号(θ)とを入力回路66を介して読取RAM64に一
時記憶させる(ステップS 111)。次に、RAM6
4に記憶したデータLとθとを用いて、CPU62で下
記(1)式と(2)式の計算をする(ステップ5112
)。
H=Lsinθ ・・・・・・・・・(1)V −L 
cosθ ・・・・・・・・・(2)但し、Hはブーム
4の水平方向の長さ ■はブーム4の水平方向の長さ Lはブーム4の長さ θはブーム4と水平面との角度 更にステップ5113でROM56に記憶させである第
7図の安全領域X、Y、Zに上記計算結果を付き合わせ
、安全領域か否かをCPU62で判定させる(ステップ
S 114)。ステップ5114で安全領域であると判
定されるとステップ5119に移つり、ここでエフレジ
スターをチエツクし、前回異常処理ループであったかを
判定され、ここで異常でなければステップ5115に移
る。
6 ステップS 115ではブーム4の長さ制御か、角度制
御かを判定し、ブーム4の長さ制御である場合にはステ
ップ5116に移り、所望の長さになったか否かを判定
する。ステップ5116で所望の長さになったと判定し
た時はステップS 117で操作盤46を操作してブー
ム長さ制御停止指令にする。
するとこれをDI065を介して得たCPU62が電磁
切換弁71をDO67を介して停止位置にして停止させ
る(ステップ3118)。なお、ステップ3116で所
望の長さでないときにはステップ5107に戻る。
ステップ3108でブーム4の角度制御指令が発せられ
ると、これをDI065を介してCPU62に取り込み
、その指令を判定してD067を介して電磁切換弁72
を駆動制御し、俯仰シリンダー6に作動油を供給してブ
ーム4を持ち上げる(ステップS 120)。次いで、
ステップ5111から5114を通過して、同様にRO
M56に記憶させた第4図の安全領域(X、Y、Z)で
ある時にステップ5119でエフレジスターをチエツク
し、異常処理ループを通っていないことを条件にステッ
プ5115に移る。
このステップ5115で角度制御が判定されるのでステ
ップ5121で所望の角度になったかどうかを判定する
。ステップ5121で所望の角度になったと判定した時
はステップ5122で操作盤46を操作してブーム4の
角度制御を停止指令にする。するとこれをDI065を
介して得たCPU62が電磁切換弁72をD067を介
して停止位置にしてブーム4の角度制御を停止させる(
ステップS 123)。なお、ステップ5121で所望
の角度でない時にはステップ310Bに戻る。
一方、ステップ5114で安全領域(X、Y、Z)を越
えたと判定されると、ステップ5124に移りエフレジ
スターでコロン左、コロン右、コロンの何れかにセット
されているかを判別し、セットされていないとステップ
5125に移り、ブーム4の移動を停止すべくCPU6
2はDO67を介して電磁切換弁71.72を停止位置
に制御する。次いで、ステップ5126ではCPU62
はRAM64に記録されているブーム4の向きに関する
データを判定し、コロン右、コロンの場合にはステップ
5127に、コロン左、コロンの場合にはステップ51
28に移る。ステップ5127ではCPU62は油圧モ
ーター19.20を正転させるように電磁切換弁73.
74を駆動制御する。また、ステップ5128ではCP
U62は油圧モーター19.2oを逆回転させるように
制御し、電磁切換弁73.74を駆動制御する。ステッ
プ5127.12Bを終了すルト、ステップS12’J
へ移り、ここでガイド体7.8が外ブーム9.1oに対
して所定の長さ移動したかどうかが判定され、所定量移
動していないときにはステップ5126に戻り、移動し
たときにはステップS 130に移る。例えばステップ
5126.128.129の各ステップを終了すると車
体2、即ちカイト体7.8と外ブーム9.10の間係だ
けを注目すれば第10図から第11図の状態に移動する
ことになる。
ステップ5130では、ステップ5125で停止してい
たブーム4の移動を許可し、次いでステップ5137で
エフレジスターに右か左方向の何れかに移動させたかを
セットする。そして、センサー21.25からの検出信
号I1、θを入力回路66を介してR9 AM64に記憶しくステップS 13])、次いでRA
M64からのデータ(し、θ)を基に上記(1)式、(
2)式の計算をする(ステップS 132)。
また、ROM56には第7図に示す様にブーム4の仰角
度と伸縮量からの安全領域(X、Y、Z)を記憶させて
あり、この安全領域に上記計算結果を付き合わせて(ス
テップ5233)、完全か否かステップ5134で判定
し、安全ならばステップ5115に移るが、領域外で危
険であると判定されと、ステップ5135で操作盤46
からの警報を発生させると同時にブーム4の動作を停止
させる(ステップ5136)。つまりCPU62はDI
065を介して操作盤46に与えることにより警報を発
生させ、かつ、D067を介して電磁切換弁71.72
を停止位置に制御する。また、ステップ5119で[右
移動jと判定されるとステップS L3Bでガイド体7
.8を元の位置に戻し、エフレジスターをリセットし、
ステップ5119で「左移動」と判定されるとステップ
5139でガイド体7.8を元の位M(第10図)に戻
してエフレジスターをリセットし、それぞれのス0 チップ5115に移る。
なお、ステップ5109で操作盤46を操作して旋回台
3の回転指令を与えると、これら油圧制御装置45に取
り込まれ、ただちに油圧モーター55を旋回駆動する(
ステップS 140)。ステップS 141では所望の
回転各になったがを判定し、所望となっていなければス
テップ5109に戻り、所望となっていたときはステッ
プS 142に移り、操作盤46を停止制御する。これ
により油圧制御語M45は旋回台3の油圧モーター55
を停止しくステップS 143)、その回転角方向を所
定の記憶手段(RAM64)に記憶させておく(ステッ
プS 144)。この回転方向は移動させる度に交信で
きるようにしてあり、基本位置にブーム4が戻った時に
はRAM64はリセットされるようにしである。
では、上記フローチャートを使って動作の一例を説明す
る。
ステラ7 S 107.108で同時にブーム4の伸び
と俯仰が制御されたかとするとステップS 110→1
20→110→116→121と処理されて第10図の
状態からブーム4が伸びて第1図、第2図の状態になる
そして、所望の状態にブーム4が伸びた時、それぞれス
テップ5117から118.121から123に移り停
止する。次いで、ステップ5109に移してステップ5
140から141を処理し、旋回台3を回転させる。
所望の回転位置に旋回台3が来たときにステップ514
2から144の処理をすると第10図の状態になる。
さらにステップ3108で操作盤46を操作し、ブーム
4の俯仰角度を小さくすべき指令をだすと、ステップS
 120から111から115.119.121の処理
が繰り返しなされる。なお、このループにおいてステッ
プ5114で危険と判定されるとき、以後ステップ51
24以降の処理がなされる(ステップ5124から13
4)。これにより第10図に示す様に車体2は転倒方向
とは反対方向に移動し、安全となるのでそのままブーム
4のその俯仰角度は更に小さくなるように制御すること
ができることとなり、第11図に示すようにブーム4を
水平位置にすることができる。
また、危険角度から離れると、ステップS 114で必
ずステップ5119に移るのでガイド体7.8(即ち車
体2)は元の位置(第3図)に設定されることになる。
この様に本実施例では動作するので、危険領域(第7図
の斜線x、y、zの領域外)になると自動的に車体2を
転倒方向とは反対方向に移動させることができるので、
重心のバランスがとれるため、転倒を防止することがで
きる。危険角度を離れると車体2は再び元の位置(第3
図、第10図)に復帰できる。
次に、アウトリガ−15〜18を伸縮させる動作とガイ
ド体7.8を外ブーム9.10に対して移動させる動作
に付いて説明する。
車体2が路上を走行したり、移動したりする場合におい
ては外ブーム9.10、内ブーム12.14はそれぞれ
ガイド体7.8の内部に収納されており、アウトリガ−
15〜18はそれぞれ車体2の側面に接近して密着する
するように保持されている。
先ず、ガイド体7.8の両端開口から外ブーム9.10
と内ブーム12.14を車体2の左右方向に伸ばして張
り出す場合には、油圧シリンダー53.543 に油圧を供給してそれぞれの油圧シリンダー53.54
を伸長させ、同時に油圧モーター19.20を動作させ
る。すると、内ブーム12.14はそれぞれ外ブーム9
.10の一方の開口より押し出され、車体2の側面(第
3図、第4図右方向)より外方に押し出されることにな
る。このままでは油圧シリンダー53.54によって内
ブーム12.14のみが車体2から押し出されてしまう
が、同時に動作した油圧モーター19.20がワイヤー
31をプーリー27によって巻き上げているために、外
ブーム9.10は同時に内ブーム12.14の移動方向
とは反対方向(第3回、第4図左方向)に移動させられ
る。この油圧シリンダー53.54による移動量と、油
圧モーター19.20による移動量が等しくなるように
制御すれば、ガイド体7.8の開口端から外ブーム9.
10が引き出される移動量と、ガイド体7.8の開口端
から内ブーム12.14が引き出される移動量とが等し
くなり、各アウトリガ−15〜18は車体2より同じ長
さで張り出すことになる。このことから、車体2は左右
に張り出したアウトリガ−15〜18の中央4 に位置させられることになる。第3図、第4図では、外
ブーム9.10と内ブーム12.14が車体2より側方
に押し出された状態を示すものである。
この内ブーム12.14が外ブーム9.10に対して移
動させられると、チェーン33はその長さが一定である
ことがらスプロケットホイール35を転動しながら順次
、内プーム12.14の上面に引き出されることになる
。このチェーン33にはコロ39が等間隔で連結されて
いるため、このコロ39は順次、内ブーム12.14の
上面に露出させられることになる。
このため、第4図で示すようにコロ39が内ブーム12
.14の上面に露出すると、内ブーム12.14の表面
にはコロ39がそれぞれ等間隔で配置されたこととなり
、外ブーム9.10の上面の平面と各コロ39の頂部と
は同一平面上に位置することになる。このことから、ガ
イド体7.8は通常は外ブーム9.10の表面に接触し
ながら移動するが、内ブーム12.14が外ブーム9.
10より引き出されてガイド体7.8の内壁と内ブーム
12.14の上面の間に隙間カベ生じたときには、この
隙間に前記コロ39が挿入されて転動することになる。
こうして、ガイド体7.8と内ブーム12.14間の段
差は解消される。
そして、油圧モーター19.20を駆動させるとワイヤ
ー31はプーリー27に巻き回されていることから、プ
ーリー27はワイヤー31を巻き取ることとなり、その
正転又は逆転によってワイヤー31を巻き取る方向が変
えられる。このため、プーリー27が回転してワイヤー
31が巻き取られるとガイド体7.8は外ブーム9.1
0に対して右または左方向に移動することになり、ガイ
ド体7.8に固定されている車体2はこの外プーム9.
10に相対的に移動させられることになる。このため、
アウトリガ−15〜18が作動されていて車体2が地面
から浮き上がっている状態(第3図の状態)であると油
圧モーター19.20を駆動させてワイヤー31を巻き
取ることによってガイド体7.8及び車体2はその車体
の左右方向に移動することになる。この移動の際におい
て、ガイド体7.8の下面は最初、外ブーム9.10の
上面を接触しているが、外ブーム9.10の端部(第4
図右端)まで移動すると力゛イド体7、8の内壁はコロ
39の上端と接触し、コロ39に案内されながらアウト
リガ−16,18方向に移動することになる。この時、
ガイド体7.8はコロ39によって保持されているため
、アウトリガ−16,18に接近したぎりぎりの位置ま
で移動することができ、車体2を大きく左右方向に移動
させることができる。
なお、油圧シリンダー53.54を縮小させて内ブーム
12.14を外ブーム9.10の中に押し入れる場合に
は、前述とは逆に制御し、ややS字形に張られているチ
ェーン32はスプロケットホイール34によって案内さ
れなから内ブーム12.14内部に移動し、これに伴い
チェーン32に連結しであるコロ39もそれぞれ内ブー
ム12.14内部に移動されることになる。同時に、油
圧モーター19.20を同期させて作動させ、外ブーム
9.10をガイド体7.8内に引き込ませる。内ブーム
12.14が外ブーム9.10の中に収納され、同時に
に外ブーム9.10がガイド体7.8の中に収納される
と、コロ39もそれぞれ内ブーム12.14の内部に完
全に収納されるこ7 ととなり、外部に露出することはない。
〔発明の効果] 本発明では上述の様に構成したので、アウトリガ−によ
って持ち上げた車体を左右方向に太き(移動させること
ができ、しかも、複数のブームによって形成された段差
をコロによって解消できるので、車体を左右方向に大き
くアウトリガ−の張り出した方向に移動させることがで
き、ブームを伸ばした状態での転倒角度を大きく維持す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す斜視図、第2図は同
上の側面図、第3図は背面回、第4図はアウトリガ−付
近を示す断面図、第5図はアウトリガ−付近の構成を示
す拡大斜視図、第6図は油圧制御回路を示す系統図、第
7図は安全領域を示す説明図、第8図は転倒防止機構を
示す系統図、第9図は本実施例の作用を説明するための
フローチャート、第10図は本実施例の動作を説明する
ためのブームを持ち上げた状態を示す説明図、第118 図は同上のブームを降下させた状態を示す説明図である
。 l・・・車輛、2・・・車体、3・・・旋回台、4・・
・ブーム、5・・・パケット、7・・・ガイド体、9.
1o・・・外プーム、12.14・・・内プーム、15
.16.17.18・・・アウトリガ、39・・・コロ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  自走できる車体と、この車体の下部付近で左右方向に
    向けて固定された内部中空なガイド体と、このガイド体
    の一方の開口端からその内部に摺動自在に挿入された外
    ブームと、このガイド体の他方の開口端からその内部に
    挿入され、外ブームの内部で摺動自在に挿入された内ブ
    ームと、外ブームと内ブームのそれぞれの先端に固定さ
    れて車体を持ち上げることのできるアウトリガーと、内
    ブームの内部からその上面に引き出されて、内ブーム上
    面とガイド体内壁との間隔を埋めるための介在機構とか
    ら構成され、外ブームと内ブームに対してガイド体が移
    動すると、ガイド体の内壁と内ブームの上面の間に介在
    機構が案内され、固定された外ブームと内ブームによっ
    て車体を左右方向に移動させることができることを特徴
    とする車輛の転倒防止機構。
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