JPH03129573A - 遠近感強調表示装置 - Google Patents

遠近感強調表示装置

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JPH03129573A
JPH03129573A JP1268369A JP26836989A JPH03129573A JP H03129573 A JPH03129573 A JP H03129573A JP 1268369 A JP1268369 A JP 1268369A JP 26836989 A JP26836989 A JP 26836989A JP H03129573 A JPH03129573 A JP H03129573A
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JP
Japan
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focus
value
buffer
pixel
processing
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Pending
Application number
JP1268369A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Komazaki
駒崎 弘
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03129573A publication Critical patent/JPH03129573A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術と発明が解決しようとする課題課題を解決す
るための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要〕 3次元の図形を表示する際に使用される奥行き方向の数
値情報(Z値)を格納した2バツフアを有し、ピンボケ
効果により遠近感を表示するグラフィック表示装置に関
し、 使用者が着目した図形からスクリーン上で離れている別
の図形に対して、距離とZ値の差に応じたカメラ・レン
ズのピンボケ効果を出すことで、使用者とグラフィック
デイスプレィ間のマンマシンインタフェースを向上させ
ることを目的とし、各画素に対応する3次元の図形の番
号を格納したPバッファを設けて、上記Zバッファの値
(Z値)と、Pバッファの値(P値)と、特定の手段で
指示したスクリーン座標から、画像の中で、上記指示し
た座標を含む特定の図形番号の図形にはピンボケを起こ
させず、それより前後左右に存在する他の図形番号の図
形にはピンボケを起こさせるのに、上記指示した図形中
の画素と、他の図形中の画素間の上記Z値の差と、距離
に応じたピンボケ効果を行い、且つ、該Z値の差による
ピンボケ効果を距離によるピンボケ効果より大きくなる
ように処理する遠近感強調表示装置において、上記特定
の手段で指示したスクリーン座標に対応するPバッファ
の(P値)がピンボケを起こさせたくない図形の番号で
あった時には、該画素に対するピンボケ処理を全く行わ
ないで、次の画素を処理するようにして、上記特定の手
段で指示したスクリーン座標に対応するPバッファの(
P値)がピンボケを起こさせたくない図形の番号でなか
った場合には、通常のずンボケ処理を施して、フレーム
バッファ(II)に書き込むことを続けて、全画素に対
するピンボケ処理が終了した時点で、上記ピンボケ処理
を行なわなかった(P(直:図面番号)の図形データを
、前もって一時記憶しておいた記憶部から取り出すか、
直接、図形データベースから読み出して、描画部に読み
出し、該描画部で描画した結果を上記フレームバッファ
(II)のピンボケ処理の行われていない領域に書き込
むようにしてピンボケ画像を生成するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、グラフィック表示装置において、画像のピン
ボケ効果による遠近感強調表示技術に関する。
近年、グラフィック・デイスプレィ (グラフィック表
示装置)において、三次元図形の立体感を表示する技術
が要求されてきた。そのために、画像のピンボケによる
カメラ・レンズの効果を出すことで、遠近感を表示する
ことが行われている。
(例えば、本願出願人が先願している特願平1−126
08号「グラフィック表示装置における遠近感処理装置
」参照) この場合、使用者とグラフィック表示装置間でのマンマ
シンインタフェースの良いことが必要とされる。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕第3図は
従来のグラフィック表示装置を説明する図であり、(a
)は構成例を示し、(b)はピンボケ処理の概念を説明
している。
本図に示した遠近感強調表示装置の詳細については、本
願出願人が先願している特願平1−172270号に開
示しであるので省略するが、その主旨を要約すると下記
のようになる。
従来の遠近感強調表示装置は、(a)図に示したように
、3次元の図形を表示する際に使用される奥行き方向の
数値情報(Z値)を格納したZバッファ6を有し、ピン
ボケ効果により遠近感を表示する際、各画素に対応する
3次元の図形の番号を格納したPバッファ7を設けて、
上記Zバッファ6の値(Z値)と、Pバッファ7の値(
P値)と。
特定の手段30/35等で指示したスクリーン座標((
b)図参照)の画像の中で、(c)図に示すように、上
記指示した座標を含む特定の図形番号、即ち、Pバッフ
ァ7の(P値)の図形Aにはピンボケを起こさせず、そ
れより前後左右に存在する他の図形番号の図形Bにはピ
ンボケを起こさせるのに、上記指示した図形A中の画素
25と、他の図形B中の画素26間の上記Z値の差と、
距離27に応じたピンボケ効果の処理を行い、且つ、H
z値の差によるピンボケ効果を距離27によるピンボケ
効果より大きくなるように処理するものである。
この従来方式においては、特定の手段30/35で指示
したスクリーン座標の画素を含むPバッファ7の(P値
)が指示する図形番号の画像に対してはピンボケ処理を
行わないが、該ピンボケ処理を施していない画像、即ち
、最初、描画部4で描画してフレーム5に格納している
画像を基に、ピンボケ処理部8でピンボケ処理を施した
画像をフレームバッファ (II)に格納していた為、
該ピンボケ処理が施されない画像に対しても、隣接する
ピンボケ処理の施された画素の影響を受けてしまい、遠
近感の強調が妨げられるという問題があった。
(これは、該先願している特願平1−172270号に
も、詳細に説明されていることであるが、ピントの合っ
た画素に対応したZバッファ6のZ値に基づいてピンボ
ケ処理を施す場合、ある画素のZ値が、上記基準画素(
ピントの合った画素)のZ値からどれだけ離れているか
により、該画素の色。
濃度を周囲の画素に指定の割合で配分し、該ピントの合
っている画素も、その周囲の画素からピンボケ効果に対
応した色、m度の配分を受けることによる) 本発明は上記従来の欠点に鑑み、使用者が着目した任意
の図形のZ値を知らなくとも、その図形だけにはピント
が合い、その図形よりも使用者から見て遠かったり、近
かったりする図形(使用者が着目した図形に対し前後す
る図形)や、たとえ使用者が着目した図形と同じ距離(
Z値が同じ)にあっても、使用者が着目した図形からス
クリーン上で離れている別な図形に対しては、それらの
距離に応じたカメラ・レンズのピンボケの効果を(すば
やく)出すことにより、より一層人間の視覚に合致する
写実感を表現することと同時に、使用者とグラフィック
・デイスプレィ間のマンマシンインタフェースを向上さ
せることができ、且つ、該ピンボケ処理の施されていな
い画像と、ピンボケ処理の施されている画像との境界を
明確にしてクリアなピンボケ画像を得ることができる遠
近感強調表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の詳細な説明する図であり、(a)は
全体の構成例を示し、(b)は図形番号の一致した画像
に対して、ピンボケ処理をスキップする処理の例を示し
、(c)は上記スキップされた画像に対して、全画像に
対してピンボケ処理を施した後において、該ピンボケ処
理が施されていない描画画像をフレームバッファ(n)
に埋め込む処理の例を示している。上記の問題点は下記
の如くに構成された遠近感強調表示装置によって解決さ
れる。
(1)3次元の図形を表示する際に使用される奥行き方
向の数値情報(Z値)を格納したZバッファ6と、各画
素に対応する3次元の図形の番号を格納したPバッファ
7を有し、 上記Zバッファ6の値(Z値)と、Pバッファ7の値(
P値)と、特定の手段30,35.36で指示したスク
リーン座標から、画像の中で、上記指示した座標を含む
特定の図形番号の図形にはピンボケを起こさせず、それ
より前後左右に存在する他の図形番号の図形にはピンボ
ケを起こさせる手段8を設けたグラフィック表示装置に
おいて、上記ピンボケを起こさせる手段8で、上記指示
した図形(A)中の画素25と、他の図形(B)中の画
素26間の上記Z値の差と、距離27に応じたピンボケ
処理を行い、且つ、該Z値の差によるピンボケ効果を、
上記距離27によるピンボケ効果より大きくなるように
ピンボケ処理を行う時に、フレームバッファ5から読み
出された、画素のスクリーン座標に対応するPバッファ
7の値(P値)が該ピンボケを起こさせたくない図形の
番号であった時には、その画素に対するピンボケ処理を
全く行うことなく、その次の画素を処理するようにし、
又、そのPバッファ7の(P 4M )に対応する図形
データを、図形データベース3から読み込んで一時格納
しておき、上記画素のスクリーン座標に対応するPバッ
ファ7の(P値)がピンボケを起こさせたくない番号と
一致していないならば、通常のピンボケ処理を行ってフ
レームバッファ(■〉9に書き込むことを全画素につい
て行った後において、 上記一時格納しておいた図形データを取り出し、描画部
4に送出し、その描画結果を、上記フレームバッファ 
(■)9のピンボケ処理の行われていない領域に書き込
むことでピンボケ画像を得るように構成する。
(2)上記ピンボケを起こさせる手段8で、ピンボケ処
理を行う時に、フレームバッファ5から読み出された、
画素のスクリーン座標に対応するPバッファ7の(a(
P値)が該ピンボケを起こさせたくない図形の番号であ
った時には、その画素に対するピンボケ処理を全く行う
ことなく、その次の画素を処理する際、その図形番号を
一時記憶しておいて、上記一連のピンボケ処理が終了し
た時点で、該一時記憶している図形番号に基づいて、図
形データベース3から、対応する図形データを読み出し
て描画部4に送出し、その描画結果を、上記フレームバ
ッファ (■)9のピンボケ処理の行われていない領域
に書き込むことでピンボケ画像を得るように構成する。
(3)上記グラフィック表示装置において、スクリーン
座標の指定に、人間の視線を追跡するアイ・カメラ30
を使用し、使用者の注目した図形にはピンボケを起こさ
せず、その他の図形にはピンボケを起こさせてピンボケ
画像を生成するように構成する。
(4)上記グラフィ・ンク表示装置において、スクリー
ン座標の指定に、マウス35を使用し、使用者がマウス
で指定した図形にはピンボケを起こさせず、その他の図
形に・はピンボケを起こさせることによってピンボケ画
像を生成するように構成する。
(5)上記グラフィック表示装置において、スクリーン
座標の指定に、ライトベン36を使用し、使用者が該ラ
イトペンで指定した図形にはピンボケを起こさせず、そ
の他の図形にはピンボケを起こさせることによってピン
ボケ画像を生成するように構成する。
〔作用〕 即ち、本発明によれば、第1図に示されているように、
先ず、描画部4が、図形データ・ベース3中の図形を逐
次読み出し、これらを画素に展開して、ピンボケの無い
、すなわち表示される全図形にピントが合った画像を生
成する。
生成された画像は、フレームバッファ5に蓄積される。
具体的には、まず表示されるべき図形を抽出して画素列
に展開し、Zバッファ6を参照する。そして、該展開さ
れた各画素のZ値(奥行き方向の数値情報)と、その画
素に対応するZバッファ6中のZ値を比較する。これら
2つの2値の大小関係を調べ(Z値の大小関係は、Z軸
の向きによる)、Zバッファ6中のZ値を更新するか否
かを決定する。Zバッファ6を更新する場合は、フレー
ムバッファ5の該当画素に、展開された画素の色を書き
込み、同時に、該2バツフア6のZ値をも更新するよう
にする。
この手法は、前述したように、既にフレームバッファ5
に蓄積されている図形よりも、より手前にある図形(あ
るいは図形の一部)のみを表示する公知の技術である。
更に、該描画部4は、Zバッファ6やフレームバッファ
5を更新する際に、Zバッファ6のZ値を更新した図形
の番号(インデックス)をも、Pバッファ7に書き込む
ことを行う。このPバッファ7に書き込まれた数値は、
後でピンボケ処理を行う時に使用する。こうして、全図
形を表示し終えると、フレームバッファ5、Zバッファ
6、Pバッファ7には、それぞれ、最も使用者の視点に
近い図形の色、Z値、図形番号が書き込まれることにな
る。
スクリーン座標入力部2では、グラフィック・モニタ表
示画面1上に表示された画像の画素(第1図の画面1中
の十記号)のスクリーン座標(X、。
ys)を入力させる。
人力された画素のスクリーン座標(X□ys)と、フレ
ームバッファ5、Zバッファ6、Pバッファ7に蓄積さ
れているピンボケの無い画像から、ピンボケを起こした
画像を生成するのが、ピンボケ制御部8である。ピンボ
ケ制御部8の動作は、以下のようになる。
まず、スクリーン座標(xs、yt)とそれに対応する
Zバッファ6のZ値を参照して、ピンボケを起こさない
Z値を知る。また、スクリーン座標(xs、ys)と、
それに対応するPバッファ7のP値(即ち、図形の番号
)を参照して、スクリーン座標(X□ys)に対応する
Pバッファの値(P値)から、ピンボケを起こさない図
形の番号を知る。
次に、フレームバッファ5から、ピンボケの起きてない
画像の画素を逐次読み出し、ピンボケ処理を開始する。
この際、以下のように処理する。
■ 注目した図形Aの画素(第3図(c) 25 )と
同じ図形への画素(画素25と同じP値(図形の番号)
を持つ画素:第3図(c) 28 )には、ピンボケを
起こさせない。
■ 注目した画素25と異なる図形Bの画素(第3図(
c) 26のように、画素25と異なるP値を持つ画素
)には、画素25と画素26のZ値の差、ならびに画素
25と画素26のスクリーン24上の距離(第3図(c
) 27 )に応じたピンボケを起こさせる。
然も、この際には、Z値の差の方が、スクリーン24上
の差(即ち、距離27)よりも、ピンボケに対する影響
が大きいように処理する。それには、Z値の差と、スク
リーン24上の距離27とに、それぞれ適当な係数を掛
けてやることで、処理を行うことが出来る。。
例えば、「Z値の差×0.7+距離×0.3→新Z値」
として、従来と同じ該Z値のみによるピンボケ処理を行
うようにする。
すなわち、従来のピンボケ処理は、画素間のZ値の差の
みに主眼を置いていたが、改良されたピント処理(特願
平1−172270号)では、そのZ値の代わりに、Z
値の差と、スクリーン24上の距離(第3図(c) 2
7 )とに、それぞれ適当な係数(もちろん、上記のよ
うに、Z値に掛ける係数〈°0.7”〉の方が、スクリ
ーン24上0距離27に掛ける係数(’0.3’)より
も大きくなければならない)を掛けてやってから足した
数値(これを、新Z値とする)を使用することで、従来
までのピンボケ処理と同じ処理に帰着させて処理を行う
ことが出来る。
このようなピンボケ処理を、本発明においては、以下の
2つの段階に分けて行う。
i)先ず、第1図(b)に示したように、ピンボケ制御
部8中の各部を接続する。
順序制御部810は、入力されたスクリーン座標と、P
バッファ7からピンボケを起こさせたくない図形の番号
を知ることができるので、これを内部に記憶しておく。
次に、実際のピンボケ処理を行う時は、フレームバッフ
ァ5から読み出された、画素のスクリーン座標に対応す
るPバッファ7の値(P値)が、ピンボケを起こさせた
くない図形の番号であったら、その画素に対するピンボ
ケ処理を全く行わずに、具体的には、スキップして、そ
の次の画素を処理するように、ピンボケ画像生成部89
に命令し、又、そのP値に対応する図形データを図形デ
ータベース3から読み込んで、図形データー時格納部8
11に入れる。
これは、該図形データベース3中の図形データは前述の
ように、描画時に捨てられてしまっている為である。
又、該P値に対応する図形データを図形データー時格納
部811に入れる処理は、1度だけ行えばよい、それは
、該ピンボケを起こさせたくない図形の数が高々−個だ
カンら(スクリーン座標入力部2が指示する1画素に対
応する図形は、高々−個であることによる)である。
そして、同様の理由で、該図形データー時格納部811
は、小さな領域で構わない。
該フレームバッファ5から読み出された、画素のスクリ
ーン座標に対応するPバッファ7の値(P値)がピンボ
ケを起こさせたくない図形の番号と一致していないなら
ば、順序制御部810は、通常のピンボケ処理をピンボ
ケ画像生成部89で行わせる。
1i)−上記・、i)の処理が終了すると、ピンボケを
起こさせない図形の番号(P値)に対応していない画素
に対するピンボケ処理が終了し、その部分のみがフレー
ムバッファ (■)9に格納されていることになる。
今度は、順序制御部810は、第1図(c)に示したよ
うに、上記図形データー時格納部811に格納してあっ
た、図形データを取り出して描画部4に送出する。
このとき、その侭では、該描画部4は描画結果をフレー
ムバッファ5に書き込むので、本実施例においては、出
力切り換え部812を設けて、順序制御部810から制
御により、該描画結果をフレームバッファ (■)9の
ピンボケ処理の行われていない空白の領域に、直接格納
するように機能させる。
該描画部4は、前述のように、ピンボケのない画像を生
成するので、このように制御することで、特定の図形に
のみピントが合い、且つ、他の図形の画素との間のピン
ボケ処理の影響のないクリアな画像を生成して、フレー
ムバッファ (■)9に格納することができる。
尚、上記の例では、ピンボケを起こさせたくない図形デ
ータをピンボケ制御部8内に一時格納しておく例で説明
したが、これに、限定されるものではなく、例えば、前
述のように、順序制御部81Oで記憶しているP値に基
づいて、図形データベース3から直接、該当の図形番号
の図形データを読み出し、描画部4に送出するようにし
てもよいことはいう迄もないことである。
従って、本発明においては、使用者が注目した図形には
ピンボケ効果を起こさせず、他の図形にはピンボケ効果
を起こさせ、より人間の視覚に近いピンボケ画像が得ら
れるという効果を、該他の図形に影響を与えることなく
でき、よりクリアなピンボケ画像を生成できる効果を奏
し、グラフィツク表示装置におけるマンマシンインタフ
ェースを向上させることができる効果がある。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。
前述の第1図が本発明の詳細な説明する図であり、第2
図は、本発明の一実施例を示した図であり、画素間のZ
値の差の代わりに、Z値の差と、スクリーン24(第3
図参照)上の距離27とに、それぞれ適当な係数(もち
ろんZ値に掛ける係数の方が、スクリーン24上の距離
に掛ける係数よりも大きくなければならない)を掛けて
やってから足した数値を使用して、従来までのピンボケ
処理と同じ処理を行うのに、スクリーン座標の指示する
画素を含む図形番号の図形に対しては、ピンボケ処理を
スキップしながら全画素に対してピンボケ処理を施した
後に、上記ピンボケ処理をスキップした画像の図形デー
タを図形データベース3から読み出し、描画部4でピン
トの合った画像を生成して、フレームバッファ (■)
9のピンボケ処理の施されていない空白領域に埋め込む
手段811.810.89が本発明を実施するのに必要
な手段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物
を示している。
以下、第1図を参照しながら、第2図によって、本発明
の遠近感強調表示装置の構成例と、動作を説明する。
本発明では、使用者と装置の間のインタフェース(マン
マシンインタフェース)を重要視しており、第2図(a
)では、そのための機構として、アイ・カメラ30を使
用した例である。
アイ・カメラとは、使用者の眼前に位置し、使用者の視
線を追跡することができる装置である。
このため、使用者が今どこを注視しているかが、瞬時に
(リアル・タイム的に)わかる。このアイ・カメラ30
は、使用者の視線情報を、十字カーソル連動部31へと
出力する。
十字カーソル連動部31は、アイ・カメラ30から得ら
れる、使用者の視線情報に基づき、画素の座標を読み取
ることのできるグラフィック・モニタとイメージ・メモ
リ(両方を合わせてビットマツプ・デイスプレィという
。この2つは、ビットマツプ・デイスプレィとして機能
させる場合、切り離すことはできない)29上の十字カ
ーソルを連動させる。この十字カーソルによって、使用
者が注視している図形の画素(スクリーン座標)を選択
することが可能となる。
つまり、第1図(a)の原理構成例では、使用者が画素
のスクリーン座標(X*、ys)を入力する例を示して
いたが、今度は使用者が図形を見るだけで、画素を選択
し、スクリーン座標(xs、ys)を入力できるように
なる。
そして、選択されたビットマツプ・デイスプレィ29上
の画素のスクリーン座標(xl)’s)を読み取るのが
、スクリーン座標読み取り部32である。スクリーン座
標読み取り部32で読み取られた画素のスクリーン座標
(X□ys)は、本発明のピンボケ制御部8へと送られ
、本発明の原理図(第1図参照)で説明したと同様の動
作(ピンボケ処理の動作)をする。
第2図(b)は、第2図(a)に示した構成例にスクリ
ーン座標を読み取る時間間隔を制御する、スクリーン座
標サンプリング部33を付加したものである。
人間の視線は、通常ある一点に留まることなく、短い時
間間隔で少しずつ変化する。この変化を逐次第1図(a
)のスクリーン座標読み取り部32で読み取り、逐一ピ
ンボケ制御部8に送ってピンボケを変化・制御させてい
たのでは、スクリーン中の図形のピンボケ度が目まぐる
しく変化し、使用者に不快感を与える結果となることも
ある。
そこで、第2図(b)では、スクリーン座標を読み取る
サンプリング時間間隔を制御し、適度な間隔でスクリー
ン座標を読み取ることで、スクリーン中の図形のピンボ
ケ度が目まぐるしく変化することを、抑制している。
また、スクリーン座標のサンプリング時間間隔を制御す
るのではなく、第2図(c)のように、使用者が注視し
ているスクリーン座標(xs、ys)の「ずれ(移動量
)」を、スクリーン座標移動量検山部34が検出して、
ある値(与えられた座標移動量)以上にスクリーン座標
がずれたら、ピンボケ処理を開始して、ピンボケ制御部
8に、そのときのスクリーン座標(xl、ys)を送る
というようにしてもよい。
更には、第2図(d)のように、第2図(b)と第2図
(c)の機能を合わせて持たせることにしてもよい。す
なわち、スクリーン座標サンプリング部33で、時々刻
々変化するスクリーン座標を、スクリーン座標を読み取
るサンプリング時間間隔でサンプリングし、その結果の
スクリーン座標(xlys)をスクリーン座標移動量検
出部34に渡す。
スクリーン座標移動量検出部34では、スクリーン座標
(xs、ys)の移動量を検出し、与えられた座標移動
量よりも大きくなれば、はじめてピンボケ制御部8にス
クリーン座標(xly、)を送るようにする。
更に、アイ・カメラ30のような特殊な器具を使用でき
ない場合に、若干MMIは低下するが、第2図(e)の
ように、普通のコンピュータの端末に近年装備されるよ
うになってきたマウス35を使用することで、アイ・カ
メラ30の代用とすることが出来る。
すなわち、十字カーソルをマウス35で動かし、ピンボ
ケを起こさせたくない図形を、マウス35のボタンで装
置(スクリーン座標読み取り部32)に知らせて、図形
を選択することで、ピンボケ処理を、該装置に開始させ
るようにしても良い。
この場合、使用者の視線を追跡するのとは異なり、十字
カーソルがそれほど時々刻々変化するわけではないので
、前述のスクリーン座標サンプリング部33やスクリー
ン座標移動量検出部34は不要である(もちろん付加し
ても良い)。
そして、該マウス35の代わりに、第2図(f)に示し
たように、スクリーン座標の指定をさせる道具として、
近代においてコンピュータの端末に使用されるようにな
った、ライトベン36を使用することができるようにし
てもよい。
即ち、使用者がビン、ボケを起こさせた(ないと思う図
形を、該ライトベン36で指定することで、ピンボケ処
理を装置に開始させるようにしてもよい。
この場合は、該ライトベン36は画面29にタッチする
ことで、装置にスクリーン座標を知らせることと、ピン
ボケ処理を行わせることを同時に行ってしまうので、前
述のような、スクリーン座標サンプリング部や、スクリ
ーン座標移動量検出部は不要である。
このように、本発明は、3次元の図形を表示する際に使
用される奥行き方向の数値情報(Z値)を格納したZバ
ッファを有するグラフィック表示装置において、各画素
に対応する3次元の図形の番号を格納したPバッファを
設け、上記Zバッファの値(Z値)と、Pバッファの値
(P値)と。
アイ・カメラ等で指示したスクリーン座標(X□ys)
から、画像の中で、上記指示した座標を含む特定の図形
番号の図形にはピノボケを起こさせず、それより前後左
右に存在する他の図形番号の図形にはピンボケを起こさ
せるように処理する際、該ピンボケを起こさせたくない
図形の画素をスキップした残りの画素についてのみピン
ボケ処理を行いながら、全ての画素についてピンボケ処
理を施した時点で、該ピンボケ処理を施さなかった図形
番号の図形データを、例えば、前もって記憶し。
ておいた図形デニター時格納部から読み出し、描画部で
描画したピンボケのない結果を、フレームメモリ (I
I)の、該ピンボケ処理の行われていない空白部分に埋
め込むことで、クリアなピンボケ画像を生成して遠近感
を表示するようにした所に特徴がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、3次元の図形を
表示する際幅使用される奥行き方向の数値情報(Z値)
を格納したZバッファを有し、ピンボケ効果により遠近
感を表示するのに、各画素に対応する3次元の図形の番
号を格納したPバッファを設けて、上記Zバッファの値
(Z値)とPバッファの値(P値)と、特定の手段で指
示したスクリーン座標から、画像の中で、上記指示した
座標を含む特定の図形番号の図形にはピンボケを起こさ
せず、それより前後左右に存在する他の図形番号の図形
にはピンボケを起こさせるのに、上記指示した図形中の
画素と、他の図形中の画素間の上記Z値の差と、距離に
応じたピンボケ効果を行い、且つ、該Z値の差によるピ
ンボケ効果を距離によるピンボケ効果より大きくなるよ
うに処理する遠近感強調表示装置において、上記特定の
手段で指示したスクリーン座標に対応するPバッファの
(P値)がピンボケを起こさせたくない図形の番号であ
った時には、該画素に対するピンボケ処理を全く行わな
いで該画素をスキップして、次の画素を処理するように
して、上記特定の手段で指示したスクリーン座標に対応
するPバッファの(P値)がピンボケを起こさせたくな
い図形の番号でなかった場合には、通常のピンボケ処理
を施して、フレームバッファ(It)に書き込むことを
続けて、全画素に対する処理が終了した時点で、上記ピ
ンボケ処理を行なわなかった(P値:図形番号)の図形
データを、前もって一時記憶しておいた記憶部から取り
出すか、直接、図形データベースから読み出して、描画
部に送出し、該描画部で襟画した結果を上記フレームバ
ッファ(n)のピンボケ処理の行われていない空白領域
に書き込むようにしてピンボケ画像を生成するようにし
たものであるので、使用者が注目した図形にはピンボケ
効果を起こさせず、他の図形にはピンボケ効果を起こさ
せ、より人間の視覚に近いピンボケ画像が得られるとい
う効果を、該他の図形に影響を与えることなくでき、よ
りクリアなピンボケ画像を生成できる効果を奏し、グラ
フィック表示装置におけるマンマシンインタフェースを
向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する図。 第2図は本発明の一実施例を示した図。 第3図は従来の遠近感強調表示装置を説明する図。 である。 図面において、 1はグラフィック・モニタ表示画面、又は、表示画面。 2はスクリーン座標人力部。 3は図形データ・ベース。 4は描画部、      5はフレームバッファ。 6はZバッファ、   7はPバッファ。 8はピンボケ制御部、 9はフレームバッファ■。 89はピンボケ画像生底部。 810は順序制御部。 811は図形データー時格納部。 812は出力切り換え部。 23.24はスクリーン。 25は使用者が注視している画素、 26は画素25とは異なる図形Bの画素。 27は画素25と画素26との、スクリーン上の距離。 28は画素25と同じ図形Aの画素。 29はビットマツプ・デイスプレィ、 30はアイ・カメラ、31は十字カーソル連動部。 32はスクリーン座標読み取り部。 33はスクリーン座標サンプリング部。 34はスクリーン座標移動量検出部。 35はマウス、36はライトペン。 をそれぞれ示す。 (b) 本発明の詳細な説明する図 第 ■ 図 (その1)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3次元の図形を表示する際に使用される奥行き方
    向の数値情報(Z値)を格納したZバッファ(6)と、
    各画素に対応する3次元の図形の番号を格納したPバッ
    ファ(7)を有し、 上記Zバッファ(6)の値(Z値)と、Pバッファ(7
    )の値(P値)と、特定の手段(30、35、36)で
    指示したスクリーン座標から、画像の中で、上記指示し
    た座標を含む特定の図形番号の図形にはピンボケを起こ
    させず、それより前後左右に存在する他の図形番号の図
    形にはピンボケを起こさせる手段(8)を設けたグラフ
    ィック表示装置において、上記ピンボケを起こさせる手
    段(8)で、上記指示した図形(A)中の画素(25)
    と、他の図形(B)中の画素(26)間の上記Z値の差
    と、距離(27)に応じたピンボケ処理を行い、且つ、
    該Z値の差によるピンボケ効果を、上記距離(27)に
    よるピンボケ効果より大きくなるようにピンボケ処理を
    行う時に、フレームバッファ(5)から読み出された、
    画素のスクリーン座標に対応するPバッファ(7)の値
    (P値)が該ピンボケを起こさせたくない図形の番号で
    あった時には、その画素に対するピンボケ処理を全く行
    うことなく、その次の画素を処理するようにし、又、そ
    のPバッファ(7)の(P値)に対応する図形データを
    、図形データベース(3)から読み込んで一時格納して
    おき、上記画素のスクリーン座標に対応するPバッファ
    (7)の(P値)がピンボケを起こさせたくない番号と
    一致していないならば、通常のピンボケ処理を行ってフ
    レームバッファ(II)(9)に書き込むことを全画素に
    ついて行った後において、 上記一時格納しておいた図形データを取り出し、描画部
    (4)に送出し、その描画結果を、上記フレームバッフ
    ァ(II)(9)のピンボケ処理の行われていない領域に
    書き込むことを特徴とする遠近感強調表示装置。
  2. (2)上記ピンボケを起こさせる手段(8)で、ピンボ
    ケ処理を行う時に、フレームバッファ(5)から読み出
    された、画素のスクリーン座標に対応するPバッファ(
    7)の値(P値)が該ピンボケを起こさせたくない図形
    の番号であった時には、その画素に対するピンボケ処理
    を全く行うことなく、その次の画素を処理する際、その
    図形番号を一時記憶しておいて、上記一連のピンボケ処
    理が終了した時点で、該一時記憶している図形番号に基
    づいて、図形データベース(3)から、対応する図形デ
    ータを読み出し、描画部(4)に送出し、その描画結果
    を、上記フレームバッファ(II)(9)のピンボケ処理
    の行われていない領域に書き込むことを特徴とする遠近
    感強調表示装置。
  3. (3)上記グラフィック表示装置において、スクリーン
    座標の指定に、人間の視線を追跡するアイ・カメラ(3
    0)を使用し、使用者の注目した図形にはピンボケを起
    こさせず、その他の図形にはピンボケを起こさせてピン
    ボケ画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    遠近感強調表示装置。
  4. (4)上記グラフィック表示装置において、スクリーン
    座標の指定に、マウス(35)を使用し、使用者がマウ
    スで指定した図形にはピンボケを起こさせず、その他の
    図形にはピンボケを起こさせることによってピンボケ画
    像を生成することを特徴とする請求項1に記載の遠近感
    強調表示装置。
  5. (5)上記グラフィック表示装置において、スクリーン
    座標の指定に、ライトペン(36)を使用し、使用者が
    該ライトペンで指定した図形にはピンボケを起こさせず
    、その他の図形にはピンボケを起こさせることによって
    ピンボケ画像を生成することを特徴とする請求項1に記
    載の遠近感強調表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174122A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Honda Motor Co Ltd 車体後部構造
US11962889B2 (en) 2016-06-12 2024-04-16 Apple Inc. User interface for camera effects
US11977731B2 (en) 2018-02-09 2024-05-07 Apple Inc. Media capture lock affordance for graphical user interface

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