JP2010226390A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像装置で予め撮像した画像を、簡便に立体的に表示可能として出力する。
【解決手段】画像を撮像する撮像装置であって、画像を撮像する撮像部と、撮像した画像から右眼用の画像および左眼用の画像を生成する画像生成部と、右眼用の画像および左眼用の画像を記憶装置に書き込む書込部とを備える撮像装置および撮像方法を提供する。前記書込部は、右眼用の画像および左眼用の画像を、着脱可能な前記記憶装置に書き込んでもよい。また、前記画像生成部は、撮像した画像を左右にずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成してもよい。
【選択図】図1
【解決手段】画像を撮像する撮像装置であって、画像を撮像する撮像部と、撮像した画像から右眼用の画像および左眼用の画像を生成する画像生成部と、右眼用の画像および左眼用の画像を記憶装置に書き込む書込部とを備える撮像装置および撮像方法を提供する。前記書込部は、右眼用の画像および左眼用の画像を、着脱可能な前記記憶装置に書き込んでもよい。また、前記画像生成部は、撮像した画像を左右にずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成してもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
従来、立体画像を提示する技術の一つとして、物体をそれぞれ右眼および左眼から見たときの右眼用画像および左眼用画像を生成して、それぞれユーザの右眼および左眼に対してだけ表示する技術(ステレオ立体視技術)が知られている。
また、2次元画像を左右にずらすことにより立体画像を提示する技術、または2次元画像からレイヤの画像データを複数生成して、拡大率、縮小率等をレイヤ毎に変えて、複数のレイヤを重ねてモニタに表示することにより、立体視をさせずに2次元画像を立体的に見せる方法も提案されている。
ところで、ステレオ立体視技術は、視差情報を使用してユーザに立体画像を認識させることを目的として、予め視差情報を含む2種類の画像を撮影しなければならない。しかし、右眼用画像および左眼用画像に一定のシフト量を与える技術も提案されているが、予め撮像装置で撮像した画像から右眼用画像および左眼用画像を簡便に出力させて表示させたい場合もありうる。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、画像を撮像する撮像装置であって、画像を撮像する撮像部と、撮像した画像から右眼用の画像および左眼用の画像を生成する画像生成部と、右眼用の画像および左眼用の画像を記憶装置に書き込む書込部と、を備える撮像装置および撮像方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の構成を示す。撮像装置100は、2次元画像から表示用画像を生成して、記憶する。より具体的には、撮像装置100は、撮像した2次元画像に基づき、ユーザの右眼に対して出力する画像および当該ユーザの左眼に対して出力する画像を生成することにより、立体的に見えうる画像を生成する。そして、撮像装置100は、右眼用の画像および左眼用の画像を、撮像装置100に内蔵されたまたは着脱可能な記憶装置110に記憶する。ここで、記憶装置110は、一例として、フラッシュメモリ、内蔵ハードディスクまたは外付ハードディスク等の記憶装置である。なお、与えられる2次元画像は、静止画像であっても、時間的に連続する複数の静止画像を含む動画像であってもよい。
撮像装置100は、測距部1010と、縦横検出部1020と、撮像部1000と、バッファメモリ1030と、分類部1040と、抽出部1050と、ぼかし処理部1060と、オーバーフロー制御部1070と、画像生成部1080と、書込部1090を備える。
測距部1010は、撮像対象の被写体に対するピントを合わせることを目的として、1または複数の測距点において撮像対象の被写体までの距離を測定する。そして、測距部1010は、画像の1または複数の領域において撮像対象の被写体までの距離情報を、撮像部1000へ供給する。
縦横検出部1020は、ユーザが撮像装置100を縦位置および横位置のいずれで構えているかを検出する。そして、縦横検出部1020は、検出した縦横情報を、撮像部1000へ供給する。また、ユーザが斜めに構えて撮像した場合を考慮して、縦横検出部1020は、縦方向および横方向の両方の角度情報を、検出してもよい。
撮像部1000は、被写体を撮像して、画像をバッファメモリ1030へ格納する。ここで、撮像部1000は、測距部1010から取得した画像の1または複数の領域における撮像対象の被写体までの距離情報を、撮影した画像内の1または複数の領域のそれぞれに付加する。さらに、撮像部1000は、縦横検出部1020から取得した撮像装置100を縦位置および横位置のいずれで構えているかを検出した縦横情報を、画像に付加する。
バッファメモリ1030は、連写撮像された画像を記憶装置110に保存されるまでの間一時的にバッファリングする高速メモリであって、撮像した画像を少なくとも記憶装置110に書き込むまでの間保持する。ここで、バッファメモリ1030は、測距部1010および縦横検出部1020で付加された距離情報および縦横情報を、撮像部1000で撮像した画像情報として格納する。
分類部1040は、撮影した画像内の1または複数の領域のそれぞれについて、領域に付加された距離が基準より小さい領域を近景に対応する近景領域に分類し、距離が基準以上の領域を遠景領域に分類する。分類部1040は、バッファメモリ1030に格納されている画像情報を取得する。ここで、分類部1040は、撮像装置100に予め設定された、またはユーザにより予め設定された撮影モードで、距離の基準を決めてもよい。
この場合、分類部1040は、測距部1010でそれぞれの領域に付加された距離情報を画像情報として抽出する。そして、抽出された領域の距離情報が基準より小さい場合、分類部1040は、比較対象となった領域を近景領域として分類する。また、抽出された領域の距離情報が基準以上であった場合、分類部1040は、その領域を遠景領域として分類する。
ここで、分類部1040は、2次元画像内の対象物が、人物、顔、動植物、建物、乗り物、山、海、空等の様々な対象物のいずれであるかを解析して、画面内における対象物の大きさに基づいて距離を判別して、距離情報として用いてもよい。特定された対象物が、人物、顔、動植物、建物、乗り物等である場合は、分類部1040は、対象物を近景として距離を算出してもよい。特定された対象物が、山、海、空等である場合は、分類部1040は、対象物を遠景として距離を算出してもよい。
また、分類部1040は、夜景等の2次元画像内の明るさ、赤色等である前進色および/または青色等の後退色等の色、閉空間である室内/屋外等の情報を解析して距離を判別して、距離情報として用いてもよい。
また、分類部1040は、2次元画像内に撮影された顔を検出して、検出した顔のサイズに応じて顔までの距離を算出してもよい。すなわち、分類部1040は、顔のサイズが、ほぼ既知の範囲内であることを利用する。分類部1040は、顔のサイズの範囲から、顔までの距離を算出してもよい。
なお、分類部1040は、分類の判別基準を被写体までの複数の距離範囲に応じて複数の近景/遠景領域として分類してもよい。さらに、分類部1040は、風景を撮影する風景撮影モードが選択された場合には、人物を撮影する人物撮影モードが選択された場合と比較して、近景/遠景領域の分類の判別基準を大きく設定してもよい。
抽出部1050は、撮像した画像において合焦範囲より遠方の背景が撮像された背景領域を抽出する。これに代えて、抽出部1050は、分類部1040が分類した遠景領域を、ぼかし対象の背景領域として抽出してもよい。ここで、分類部1040を有しないまたは使用しない場合には、抽出部1050は、それぞれの領域に付加された距離情報を基に、合焦範囲を算出してもよい。そして、抽出部1050は、撮像した画像において合焦範囲より遠方の背景が撮像された背景領域を抽出する。
なお、合焦範囲は、撮影時にピントを合わせた被写体の距離から、予め設定された範囲内のピントが概ね一致している領域である。抽出部1050は、風景を撮影する風景撮影モードが選択された場合には、人物を撮影する人物撮影モードが選択された場合と比較して、合焦範囲として判断する距離の幅を広く設定してもよい。
ぼかし処理部1060は、抽出部1050により抽出した画像の背景領域をぼかして画像生成部1080に供給する。これにより、撮像装置100は、ユーザに近景画像をより強調させて見せることができるので、より立体感を増すことができる。
画像生成部1080は、撮像した画像を瞳孔間距離内で左右にずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成する。ここで、瞳孔間距離は、人間が、左眼で見た左側画像の表示物と右眼で見た右側画像の表示物とを融合して一つの像として認識することができ、且つ、融合した像を無限遠に認識する距離である。瞳孔間距離は、一般に、ユーザの両眼の視線が並行となった場合の瞳間の距離(40mmから90mm)である。従って、画像生成部1080は、2次元画像を表示領域内において左右に0より大きく90mm以下の距離分ずらした右側画像および左側画像を生成する。
なお、人間は、両眼の視線が並行状態から左右に2〜3度程度開いた状態でも、両眼融合視をできる場合がある。従って、瞳孔間距離は、左眼の視線が並行状態から左側に3度以下(好ましくは2度)、右眼の視線が並行状態から右側に3度以下(好ましくは2度)ずれる距離であってもよい。ただし、このような場合、瞳孔間距離は、ユーザと表示面との間の距離が遠くなるほど長くなる。
また画像生成部1080は、撮像した画像中の被写体までの距離に応じて、右眼用の画像および左眼用の画像を生成する。一例として、画像生成部1080は、撮像した画像中の被写体までの距離に応じて、右眼用の画像および左眼用の画像間のシフト量を決定してもよい。そして、画像生成部1080は、撮影した画像から、近景領域および遠景領域を左右に異なるシフト量分ずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成する。
ここで、画像生成部1080は、近景領域のシフト量を遠景領域のシフト量よりも小さくすることによって、近景領域を遠景領域より近くにあるようにユーザに見せることができる。なお、画像生成部1080は、同一の2次元静止画像から右眼用画像および左眼用画像を生成してもよい。また、撮像装置100が動画を撮像している場合には、画像生成部1080は、同一の2次元動画ストリームから取り出したフレームを左右に異なるシフト量分ずらした右眼用のフレームおよび左眼用のフレームを生成してもよい。
また、画像生成部1080は、ユーザが選択した撮影モードに応じて、右眼用の画像および左眼用の画像を生成してもよい。この場合、画像生成部1080は、風景を撮影する風景撮影モードが選択された場合に、人物を撮影する人物撮影モードが選択された場合と比較してより大きいシフト量を設定する。
撮像装置100が撮像して記憶装置110に格納した表示用画像は、一例として、テレビジョン装置またはコンピュータのモニタ内に表示される。また、表示領域は、ヘッドマウントディスプレイの表示面等のように2つの画面により形成された領域であってもよい。画像生成部1080は、与えられた2次元画像の画素サイズと表示領域の大きさとに応じて、右眼用画像および左眼用画像間の表示領域上における距離が瞳孔間距離となるように、右眼用画像および左眼用画像と間のデータ上における距離を変更してもよい。
また、当該撮像装置100が1個の表示領域を有する表示装置により表示用画像を提供する場合、画像生成部1080は、当該表示領域の水平ラインを垂直方向に所定本ずつ交互に選択した場合における一方の水平ライン(例えば偶数ライン)に表示される画像を、左側画像としてもよい。この場合、画像生成部1080は、表示領域の水平ラインを垂直方向に所定本ずつ交互に選択した場合における他方の水平ライン(例えば奇数ライン)に表示される画像を、右側画像としてもよい。
また、当該撮像装置100が1個の表示領域を有する表示装置により表示用画像を提供する場合、画像生成部1080は、動画像に含まれる各フレームを時間順に所定枚ずつ交互に選択した場合における一方のフレーム(例えば偶数フレーム)に表示される画像を、左眼用画像としてもよい。この場合、画像生成部1080は、動画像に含まれる各フレームを時間順に所定枚ずつ交互に選択した場合における他方のフレーム(例えば奇数フレーム)に表示される画像を、右眼用画像としてもよい。
また、当該撮像装置100がヘッドマウントディスプレイのような左眼用表示領域および右眼用表示領域を有する表示装置によりユーザに対して表示用画像を提供する場合、画像生成部1080は、左眼用表示領域に表示される画像を左眼用画像とする。また、この場合、画像生成部1080は、右眼用表示領域に表示される画像を右眼用画像とする。
また、画像生成部1080は、撮像装置100に内蔵されたコンピュータのソフトウェア演算により右眼用画像および左眼用画像を生成してもよい。これに代えて、画像生成部1080は、リアルタイムで伝送または再生されるビデオ信号に対してリアルタイムで画像処理してもよい。
また、画像生成部1080は、縦横検出部1020で検出した縦横情報を基に撮像時に検出した構えに応じて、撮像した画像をライン方向またはラインと垂直方向のいずれの方向にずらすかを決定する。ここで、画像生成部1080は、撮像時に縦方向の角度および横方向の角度から、ライン方向またはラインと垂直方向それぞれをどの程度ずらすかを決定してもよい。これによって、撮像装置100は、常に水平方向へずらした画像を画像右眼用画像および左眼用画像として、ユーザに対して提供することができる。
また、画像生成部1080は、バッファメモリ1030に格納された画像を読み出して右眼用の画像および左眼用の画像を生成して、バッファメモリ1030内に保存してもよい。さらに、オーバーフロー制御部1070によりバッファメモリ1030から右眼用の画像および左眼用の画像のいずれかが削除された場合に、画像生成部1080は、右眼用の画像および左眼用の画像のうち、書込部1090によって記憶装置110に書き込まれた一方の画像から他方の画像を生成し、記憶装置110に書き込んでもよい。これによって、撮像装置100は、連写中にバッファメモリ1030の空き容量を増やして、連写可能枚数を増やすことができる。
ここで、画像生成部1080は、右眼用の画像および左眼用の画像の一方のベース画像と、当該画像に対する他方の画像の差分画像とを生成してもよい。この場合、ベース画像は、右側画像および左側画像の内、予め設定された、または撮像前にユーザより設定された画像であってもよい。そして、画像生成部1080は、ベース画像に対する他方の画像の差分を示す差分画像を生成する。
これに代えて、画像生成部1080は、右眼用の画像および左眼用の画像の一方を他方より高い圧縮率で画像圧縮して記憶装置110に書き込んでもよい。この場合、画像生成部1080は、右眼用画像および左眼用画像の内、予め設定された一方の画像を他方の画像より高い圧縮率で圧縮してもよい。これに代えて、画像生成部1080は、ユーザにより予め設定されたユーザの利き目側の画像を他方の画像より高い圧縮率で圧縮してもよい。
オーバーフロー制御部1070は、連写撮像によってバッファメモリ1030の空き容量が基準値以下となったことに応じて、バッファメモリ1030から右眼用の画像および左眼用の画像の一方を削除する。ここで、オーバーフロー制御部1070は、バッファメモリ1030の空き容量に対して予め設定したパーセンテージ等を、基準値として管理してもよい。そして、バッファメモリ1030の空き容量が基準値以下となった場合、オーバーフロー制御部1070は、画像生成部1080が生成した右眼用の画像および左眼用の画像の一方を削除する。ここで、オーバーフロー制御部1070は、差分画像またはより高圧縮率で圧縮されている画像の、いずれを削除対象画像としてもよい。
書込部1090は、画像生成部1080が生成した右眼用の画像および左眼用の画像を、撮像装置100に内蔵されたまたは着脱可能な記憶装置110に書き込む。ここで、書込部1090は、右眼用の画像および左眼用の画像をバッファメモリ1030から取り出して、記憶装置110に書き込んでもよい。
図2は、撮像装置100が、左側画像および右側画像を交互に表示する場合の一例を示す。ここで、表示画像は、左眼用画像と右眼用画像が交互に表示される。これに合わせて、観賞用眼鏡は、左眼用画像が表示される場合に、左眼のシャッタを開けて、右眼のシャッタを閉じる。また、観賞用眼鏡は、右眼用画像が表示される場合に、右眼のシャッタを開けて、左眼のシャッタを閉じる。
これにより、撮像装置100は、ユーザに対し左側画像を左眼へおよび右側画像を右眼へ提供することができる。これを連続することで、ユーザは、左眼用画像と右眼用画像との視差によって、見ている物体及び景色等に立体感および臨場感を感じることができる。
図3は、左側画像上の表示点、右側画像上の表示点、及び、ユーザにより知覚される像の一例を示す。人間が近距離の2次元画像を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられているが画像とは同一ではなく視差がある。人間は、この視差から、見ているものが2次元画像であると認識する。また、人間が無限遠(例えば10m以上)の物体を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられているが画像とは、視差がなく同一となる。人間は、無限遠を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられている画像との間に視差が無いことにより、見ている物体及び景色等に立体感および臨場感を感じる。
撮像装置100は、ユーザの瞳孔間距離と同じだけ左右に距離ずらした視差のない(即ち、互いに同じ)右側画像および左側画像を生成する。そして、撮像装置100は、左側画像をユーザの左眼に与え、右側画像をユーザの右眼に与える。この結果、撮像装置100は、ユーザの左眼および右眼の視線を平行状態とする、即ち、ユーザの視線を輻輳させない(左眼および右眼の視線を交差させない)状態とすることができる。これにより、撮像装置100は、ユーザを、無限遠を見ている状態にすることができる。即ち、例えば、図3に示されるように、撮像装置100は、ユーザに、A点(黒丸の点)およびB点(三角の点)をともに無限遠に位置する点として知覚させることができる。
このように撮像装置100は、ユーザに無限遠を見ている状態として且つ左眼と右眼とに視差のない画像を与えることにより、ユーザに立体的を感じる画像を提供することができる。例えば、撮像装置100は、例えば風景画像等に、窓から外を見たような臨場感を与えることができる。また、撮像装置100は、マクロ撮影などの近距離撮影の画像に、虫眼鏡でみたような実物感を与えることができる。
撮像装置100が、以上のような臨場感および実物感といった現実感を画像に与えることができる理由は、以下のように推定される。撮像装置100は、ユーザの視線を輻輳させないので、視差による像の位置の特定をさせることができない。しかし、視差が無い場合であっても、人間は、経験常識から導き出される実際の対象物の大きさと画角から、像の位置を推定している。そして、人間は、このような位置の推定を無意識かつ瞬時に行い、立体感とともに実寸の感覚を得る。従って、撮像装置100は、ユーザの視線を輻輳させなくても、以上のような現実感を画像に与えることができると推定される。
また、人間は、動画像を見ている場合、遠くの物体は動きが小さく、近くの物体は動きが大きく感じる。人間は、動画像を見ている場合、視差よりも、このような物体の動きに、より強く立体感を感じる。従って、撮像装置100は、動画像を表示させる場合には、ユーザに立体感をより強く感じさせることができる。
さらに、撮像装置100は、書割り効果と呼ばれる平面が立って見える現象、および、箱庭効果と呼ばれる、奥行きおよび飛び出し感を強調することによって画面の横方向の拡がり感を低下させる現象を発生させない。従って、撮像装置100によれば、自然な立体感および臨場感を有する立体画像を提供することができる。
また、撮像装置100は、ユーザの視線を輻輳させないので、視覚の輻輳と調節との不一致が生じず、不快感を少なくすることができる。また、撮像装置100は、画面よりも遠い位置に立体像を知覚させるので、枠(例えば、窓枠および虫眼鏡の枠等)を通してみるような感覚をユーザに与えることができる。従って、撮像装置100によれば、画面より前に飛び出して見える像が画面枠で不自然に切断される現象が生じず、自然な立体画像をユーザに提供することができる。
図4は、左側画像または右側画像の一方のみが表示される非対応領域およびクロストークの一例を示す。外枠画像を表示しない場合における表示領域の左辺部分には、1枚の2次元画像を左右にずらして右側画像および左側画像を生成した場合における左側画面は表示されるが右側画面は表示されない領域(即ち、右側画像および左側画像が重ならない非対応領域)が存在する。同様に、外枠画像を表示しない場合における表示領域の右辺部分には、右側画面は表示されるが左側画面は表示されない非対応領域が存在する。
また、表示領域の右端から瞳孔間距離分内側の位置、および、表示領域の左端から瞳孔間距離分内側の位置には、縦方向の線に見えるクロストーク(またはゴースト)が観察される。このような非対応領域およびクロストークは、ユーザに不自然感を与えてしまう。
図5は、外枠画像の一例を示す。そこで、画像生成部1080は、表示用画像に含まれる少なくとも非対応領域およびクロストークを覆う外枠画像を生成することが好ましい。即ち、画像生成部1080は、左辺および右辺のそれぞれの枠幅が少なくとも瞳孔間距離以上である外枠画像を生成することが好ましい。これにより撮像装置100によれば、表示用画像において不自然感を与える非対応領域およびクロストーク部分を隠して、ユーザに自然な表示用画像を提供することができる。
また、画像生成部1080は、外枠の一部の画像を生成してもよい。これにより、画像生成部1080は、表示装置が有する外枠と合わせて、表示用画像の外枠を形成することができる。また、画像生成部1080は、左辺部分および右辺部分のみを有する外枠画像を生成してもよい。即ち、上辺部分および下辺部分を有さない外枠画像を生成してもよい。これにより、撮像装置100は、少なくとも非対応領域およびクロストーク部分を隠した表示用画像を提供することができる。
図6は、本実施形態に係る撮像装置100の動作フローの一例を示す。撮像部1000は、被写体を撮像して(ステップ:S6010)、撮像した画像をバッファメモリ1030へ格納する(S6020)。画像生成部1080は、バッファメモリ1030から画像を読み出して(S6030)、右眼用画像および左眼用画像を生成する(S6040)。そして、画像生成部1080は、生成した右眼用画像および左眼用画像を、バッファメモリ1030へ格納する(S6050)。
ここで、オーバーフロー制御部1070は、バッファメモリ1030のメモリ空き容量が基準値以下であるかを確認する(S6060)。バッファメモリ1030のメモリ空き容量が基準値以下である場合(S6060:Yes)、オーバーフロー制御部1070は、バッファメモリ1030内の右眼用画像および左眼用画像の一方を削除する(S6070)。
書込部1090は、バッファメモリ1030に格納されている右眼用画像および左眼用画像を読み出す(S6080)。そして、書込部1090は、読み出した画像に対して右眼用画像および左眼用画像の両方とも存在するかを、確認する(S6090)。右眼用画像および左眼用画像のいずれの一方が存在しない場合、書込部1090は、分類部1040、抽出部1050、ぼかし処理部1060および画像生成部1080により削除された画像を再び生成させる(S6100)。画像生成部1080は、再生成した画像を、書込部1090へ送信する。書込部1090は、右眼用画像および左眼用画像を記憶装置110へ格納する(S6110)。これによって、撮像装置100は、撮像した画像から左眼用画像および右眼用画像を出力して、簡便に利用者に対して提供できる。
図7は、撮像装置100の変形例に係る動作フローを示す。本変形例においては、撮像装置100は、バッファメモリ1030に撮像した画像を格納する。そして、バッファメモリ1030から撮像した画像を読み出す場合に、撮像装置100は、左眼用画像および右眼用画像を生成する。
画像生成部1080は、撮像部1000が撮像してバッファメモリ1030へ格納した画像を、バッファメモリ1030から読み出して(S7010)、右眼用画像および左眼用画像を生成する(S7020)。そして、画像生成部1080は、ユーザの利き目側の画像が生成した右眼用画像および左眼用画像のいずれであるかを判定する(S7030)。ここで、画像生成部1080は、撮像前にユーザが設定した右眼用画像または左眼用画像を、ユーザの利き目側の画像として判定してもよい。
そして、画像生成部1080は、ユーザの利き目用画像を高い圧縮率で圧縮し(S7040)、ユーザの利き目と反対側の画像を、利き目画像より低い圧縮率で圧縮するか、非圧縮とする(S7050)。書込部1090は、画像生成部1080が生成した左眼用および右眼用の圧縮画像を、記憶装置110へ格納する(S7060)。
なお、画像の圧縮方式は、静止画像なら"JPEG"、"PNG"または"HD Photo"等であってもよい。また、画像の圧縮方式は、動画像ならデジタルカメラまたはビデオカメラで採用されている"MPEG"、"Motion JPEG"または"DV CODEC"等であってもよい。
図8Aは、本実施形態に係る撮像装置100が人物撮影モードに設定した場合のシフト量の一例を示す。本例では、ユーザが人物撮影モードに設定して撮像した場合に、画像生成部1080が右眼用画像および左眼用画像に与えるシフト量を示す。
また、図8Bは、本実施形態に係る撮像装置100が風景撮影モードに設定した場合のシフト量の一例を示す。本例では、ユーザが風景撮影モードに設定して撮像した場合に、画像生成部1080が右眼用画像および左眼用画像に与えるシフト量を示す。
ここで、図8Aおよび図8Bに示したように、ユーザが人物撮影モードに設定して撮像した場合、画像生成部1080は、左眼用画像および右眼用画像のシフト量を風景撮影モードと比較して小さくする。また、ユーザが風景撮影モードに設定して撮像した場合、画像生成部1080は、左眼用画像および右眼用画像のシフト量を人物撮影モードと比較して大きくする。
これによって、ユーザが人物撮影モードに設定して撮像した場合、撮像装置100は、被写体がより近く見えるような右眼用画像および左眼用画像を、ユーザに対して提供できる。また、ユーザが風景撮影モードに設定して撮像した場合、撮像装置100は、被写体がより遠く見えるような右眼用画像および左眼用画像を、ユーザに対して提供できる。
図9は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスク・ドライブ2040、及びDVDドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスク・ドライブ2040、DVDドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスク・ドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ2060は、DVD2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスク・ドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスク・ドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスク・ドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、DVD2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスク・ドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を撮像装置100の制御用コンピュータとして機能させるプログラムは、分類モジュールと、抽出モジュールと、ぼかし処理モジュールと、オーバーフロー制御モジュールと、画像生成モジュールと、書込モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、分類部1040と、抽出部1050と、ぼかし処理部1060と、オーバーフロー制御部1070と、画像生成部1080と、書込部1090としてそれぞれ機能させる。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段であるバッファメモリ1030と、分類部1040と、抽出部1050と、ぼかし処理部1060と、オーバーフロー制御部1070と、画像生成部1080と、書込部1090として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の撮像装置100の制御用コンピュータが構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスク・ドライブ2040、フレキシブルディスク2090、又はDVD2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスク・ドライブ2040、DVDドライブ2060(DVD2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、DVD2095の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 撮像装置、110 記憶装置、1000 撮像部、1010 測距部、1020 縦横検出部、1030 バッファメモリ、1040 分類部、1050 抽出部、1060 ぼかし処理部、1070 オーバーフロー制御部、1080 画像生成部、1090 書込部、1900 コンピュータ、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェイス、2040 ハードディスク・ドライブ、2050 フレキシブルディスク・ドライブ、2060 DVDドライブ、2070 入出力チップ、2075 グラフィック・コントローラ、2080 表示装置、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ、2090 フレキシブルディスク、2095 DVD
Claims (16)
- 画像を撮像する撮像装置であって、
画像を撮像する撮像部と、
撮像した画像から右眼用の画像および左眼用の画像を生成する画像生成部と、
右眼用の画像および左眼用の画像を記憶装置に書き込む書込部と、
を備える撮像装置。 - 前記書込部は、右眼用の画像および左眼用の画像を、着脱可能な前記記憶装置に書き込む
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、撮像した画像を左右にずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成する
請求項1または2に記載の撮像装置。 - 撮像対象の被写体までの距離を測定する測距部を更に備え、
前記画像生成部は、撮像した画像中の被写体までの距離に応じて、右眼用の画像および左眼用の画像を生成する
請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、撮像した画像中の被写体までの距離に応じて、右眼用の画像および左眼用の画像間のシフト量を決定する
請求項4に記載の撮像装置。 - 前記測距部は、画像の複数の領域において撮像対象の被写体までの距離を測定し、
撮影した画像内の複数の領域のそれぞれについて、領域に付加された距離が基準より小さい領域を近景に対応する近景領域に分類し、距離が基準以上の領域を遠景領域に分類する分類部を更に備え、
前記画像生成部は、撮影した画像から、前記近景領域および前記遠景領域を左右に異なるシフト量分ずらした右眼用の画像および左眼用の画像を生成する
請求項5に記載の撮像装置。 - 撮像した画像において合焦範囲より遠方の背景が撮像された背景領域を抽出する抽出部と、
抽出した画像の背景領域をぼかして前記画像生成部に供給するぼかし処理部と、
を更に備える
請求項1から6のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、ユーザが選択した撮影モードに応じて、右眼用の画像および左眼用の画像を生成する
請求項1から7のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、風景を撮影する風景撮影モードが選択された場合に、人物を撮影する人物撮影モードが選択された場合と比較してより大きいシフト量を設定する
請求項8に記載の撮像装置。 - 当該撮像装置を縦位置および横位置のいずれで構えているかを検出する縦横検出部を更に備え、
前記画像生成部は、撮像時に検出した構えに応じて、撮像した画像をライン方向またはラインと垂直方向のいずれの方向にずらすかを決定する
請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置。 - 撮像した画像を少なくとも前記記憶装置に書き込むまでの間保持するバッファメモリを更に備え、
前記画像生成部は、前記バッファメモリに格納された画像を読み出して右眼用の画像および左眼用の画像を生成し、
前記書込部は、前記画像生成部が生成した右眼用の画像および左眼用の画像を前記記憶装置に書き込む
請求項1から10のいずれかに記載の撮像装置。 - 撮像した画像を少なくとも前記記憶装置に書き込むまでの間保持するバッファメモリを更に備え、
前記画像生成部は、右眼用の画像および左眼用の画像を前記バッファメモリ内に生成し、
前記書込部は、右眼用の画像および左眼用の画像を前記バッファメモリから取り出して、前記記憶装置に書き込む
請求項1から10のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記バッファメモリの空き容量が基準値以下となったことに応じて、前記バッファメモリから右眼用の画像および左眼用の画像の一方を削除するオーバーフロー制御部を更に備え、
前記バッファメモリから右眼用の画像および左眼用の画像のいずれかが削除された場合に、前記画像生成部は、右眼用の画像および左眼用の画像のうち、前記書込部によって前記記憶装置に書き込まれた一方の画像から他方の画像を生成し、前記記憶装置に書き込む
請求項12に記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、前記右眼用の画像および前記左眼用の画像の一方のベース画像と、当該画像に対する他方の画像の差分画像とを生成し、
前記書込部は、前記ベース画像および前記差分画像を前記記憶装置に書き込む
請求項1から13のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記画像生成部は、右眼用の画像および左眼用の画像の一方を他方より高い圧縮率で画像圧縮して前記記憶装置に書き込む
請求項1から14のいずれかに記載の撮像装置。 - 撮像装置により画像を撮像する撮像方法であって、
前記撮像装置により画像を撮像する撮像段階と、
前記撮像装置により撮像した画像から右眼用の画像および左眼用の画像を生成する画像生成段階と、
前記撮像装置により右眼用の画像および左眼用の画像を記憶装置に書き込む書込段階と、
を備える撮像方法。
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JP2009070971A JP2010226390A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | 撮像装置および撮像方法 |
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