JPH03128360A - イミダゾール化合物およびトランスグルタミナーゼ阻害剤としてのその使用 - Google Patents

イミダゾール化合物およびトランスグルタミナーゼ阻害剤としてのその使用

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JPH03128360A
JPH03128360A JP2203792A JP20379290A JPH03128360A JP H03128360 A JPH03128360 A JP H03128360A JP 2203792 A JP2203792 A JP 2203792A JP 20379290 A JP20379290 A JP 20379290A JP H03128360 A JPH03128360 A JP H03128360A
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phenyl
thio
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David C Remy
デイヴイツド シー.レミー
John J Baldwin
ジヨン ジエー.ボールドウイン
David A Claremon
デイヴイツド エー.クレールモン
Stella W King
ステラ ダブリユ.キング
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Merck and Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トランスグルタミナーゼ(transglutamin
ases:グルタミン転移酵素)はトランスア旦ダーゼ
としても知られており、ペプチドグルタミン残分のT−
カルボキシアミド基とペプチドリシン残分のε−アミノ
基とのア藁ド結合の形成を触媒する酵素の一族である。
多くの病気がトランスグルタミナーゼの作用に関連があ
ることが報告されている。すなわち、たとえば、J、I
nvestigative Dermatology、
82.275(1984)にはDeYoung等によっ
てアクネ病変(acne 1esions)における皮
脂腺のトランスグルタミナーゼの作用が報告されている
。また、アクネにおける角質化細胞包被はトランスグル
タミナーゼの作用の1つの結果であることがDalzi
el等のBr、J、Exg、Pathology、 6
5.107−115(1984)の論文によって報告さ
れている。
別の皮膚病である乾意が過度のトランスグルタくナーゼ
の作用に関連するものであることがBernard等に
よるBr1tish Journal of Derm
atology。
114.279(1986)の論文によって報告されて
いる。
また白内障も高められたトランスグルタミナーゼの作用
に関連するものであることが報告されている。
ファクターXIIIaはフィブリナーゼまたはフィブリ
ン安定化因子としても知られているファクターXIII
の活性化された形である血光トランスグルタミナーゼで
ある。これは正常な止血のために必要不可欠なものであ
り、フィブリンの架橋結合を1旦当している。
この酵素の作用はほとんどの場合に望ましいかつ必要な
ものであるが、ある特定の場合にはその作用はきわめて
所望されないものとなる。たとえば、過度の血液凝固、
すなわち血管内の血栓の形成は脳卒中、深刻な血栓症、
各種狭心症、心筋症などの病症状をもたらし、しばしば
Mi織の壊死を結果しそして患者の死に至ることも少な
くない。
死に至らないまでも、血栓によって細胞への血液循環が
阻止されて細胞が損傷される。したがって、溶解により
血栓を除去することが不可欠でありそしてその血栓溶解
の速度が最終的な患者の回復にとって決定的なものとな
る。
溶解は通常はタンパク質力t1水分解酵素であるプラス
ミンの作用によって数時間または数日間で起こりうる。
プラスミンは血漿内にその前駆物質プラスミノーゲンと
して存在しそしてプラスミノーゲン活性化物質、たとえ
ば(プロ)ウロキナーゼ、ウロキナーゼまたは組織プラ
スミノーゲン活性化物’ff (tPA)によって活性
化される。血栓の発生は緊急な回復処置を必要とするか
ら、血栓溶解(崩壊)治療または線維素溶解治療では外
因性)iI織プラスξノーゲン活性化物質またはくプロ
)ウロキナーゼの投与が現在行なわれている。しかしな
がら、細胞の損傷を最少限にとどめるためさらに一層の
血栓溶解時間の短縮が望まれている。
ファクターX1llaは血の凝固に決定的役割りをもつ
酵素であるから、ファクターXIIIa抑制剤−(阻害
剤)の存在によって血栓溶解および溶解状態の維持をは
かることができる。さらに、血栓症を予期した予防処置
においてファクターX1lla抑制剤を使用すれば固い
血栓の形成を肪止することができよう。したがって、フ
ァクターX1lla抑制剤はプラスミノーゲン活性化剤
または抗凝集剤と一緒に使用された場合には血栓症の抑
制、血栓症の処置のために有用であり、また事後線維素
熔解治療における溶解状態の維持のために有用なもので
ある。
今回、本発明によってトランスグルタミナーゼの作用、
特にファクターX1llaの作用を抑制する新規なイミ
ダゾール化合物のグループが見いだされた。本発明はこ
の新規イミダゾール化合物ならびに線維素溶解または血
栓崩壊治療におけるファクターX1lla抑制剤として
該イミダゾール化合物を使用した組成物および療法に関
する。ファクターX1lla抑制剤として、本イミダゾ
ール化合物は単独であるいは血栓崩壊療法または線維素
溶解療法で使用されている剤、たとえば、プラス旦ノー
ゲン活性化剤、血小板凝集抑制剤または抗凝集剤と一緒
に使用することもできる。
本願発明のイミダゾール化合物類は下記群から選ばれた
化合物類である。
(A) 式 (1) で表わされるイくダゾール又はその酸付加塩、及 び (B) 式 () で表わされるイ ミダゾリウム塩、 及び (C) 式 ■ ”XOZO (nB) で表わされるイミダゾリウム塩、 各式中、 R1は低級アルキル又はArC+5Hzn  (ここで
、Arはフェニル、(低級アルキル)フェニル又はハロ
フェニルであり、nは1乃至3である)、R2は水素、
低級アルキル、フェニル、又は低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン及びヒドロキシから選ばれた置換基1
乃至3個を持つ置換フェニル、 R3は水素、低級アルキル、ハロゲン、フェニル、又は
低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン及びヒドロキ
シから選ばれた置換基l乃至3個を持つ置換フェニル、 2 とR3 は−緒で炭素原子3乃至1 0個のアル キレンを形成し得る、 4 は低級アルキル又はアラルキル、 Wは (R’ Z 3 は前記の通りである) 又は R′:イミダゾリル R′ ニ トリアゾリル R′ :テトラゾリル (各式中、 R′は低級アルキル又はArC6Hza  (ここで、
Arはフェニル、(低級アルキル)フェニル、(低級ア
ルコキシ)フェニル又はハロフェニルであり、nはl乃
至3である)、 W′は (R1 2 3 及びR4 は前記の通りである) 又は R’、R’:イ ミダゾリル R’、R”:)リアゾリル R’、R”:テトラゾリル R# : ピリジル R′ : ピリ ミニジル (各式中、 R′及びR#はそれぞれ独立に低級アルキル又は/1r
clltlz* (ここで、Arはフェニル、 (低級アル キル〉 フェニル、 (低級アルコキシ) フエニル 又はハロフェニルであり、nはl乃至3である)Xは薬
学上許容し得る陰性の基、 Zは薬学上許容し得る陰性の基である。
本明細書および特許請求の箱間において使用されている
“低級アルキル”および“低級アルコキシ”とは炭素数
がl乃至6の基を意味する。
また、“ハロゲン“または“ハロ”とはフッ素、塩素、
臭素およびヨウ素を意味する。
酸付加塩として適当な薬物学的に許容される塩ならびに
4級塩の陰イオンを与える薬物学的に許容される塩の例
は下記のごとき酸の塩である。塩化水素酸、臭化水素酸
、ヨウ化水素酸、リン酸、硫酸、トリフルオロ酢酸、ト
リクロロ酢酸、蓚酸、マレイン酸、ピルビン酸、マロン
酸、コハク酸、クエン酸、マンデル酸、安息香酸、シン
ナミン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸およびその他のJourna
l ofPharmaceutical 5cienc
e、 667.2(1977)  に3己載されている
ような薬物学的に許容される塩を形成する酸。
好ましい化合物は4級塩(■A)及び(II B)であ
る。式(1)で表わされる化合物は更に好ましい4級塩
類の幾つかの製造法の中間体として有用である。
式(1)によって表わされる化合物の酸付加塩も式(I
IA)又は(nB)によって表わされるような四級塩も
共に固体であり、メタノール、エタノール、イソプロパ
ツールなどの極性溶剤に可溶性である。さらに、式(1
)のイごダゾールは酢酸エチル、塩化メチレン、二塩化
エチレン、四塩化炭素などの非極性溶剤にも可溶である
本発明による化合物はトランスグルタミナーゼ仰制剤と
して、特にファクターXX(〔a抑制剤として血栓崩壊
療法に使用することができる。この用途において、本発
明の化合物は血栓にかかり易い患者に単独で、あるいは
、組合せて投与される。
好ましくは溶解の速度と程度を高めるためプラスミノー
ゲンをプラスミンに変換する酵素であるプラスミノーゲ
ン活性化剤と一緒に使用される。
適当な活性化剤は組織プラスミノーゲン活性化物質(t
PA)、プロウロキナーゼ(−重鎮ウロキナーゼ)、ウ
ロキナーゼ(二重鎖ウロキナーゼ)、ストレプトキナー
ゼおよびエミナーゼ(欧州特許出願第028489)で
ある。プラスミノーゲン活性化物質は天然源から単離す
ることもできるし、また組み替えバイオ技術によって製
造することもできる。遺伝子工学による変種も活性化物
質に含まれる。
また、本発明による化合物は血小板凝集抑制剤と一緒に
使用することもできる。血小板i集抑制剤は薬物、天然
起源のタンパク質またはペプチドまたは変性または半合
成タンパク質またはペプチドでありうる。血小板凝集抑
制剤として確立されている薬物の例はアスピリンおよび
ジピリダモールである。血小板凝集抑制剤となるタンパ
ク質またはポリペプチドである特定のペプチド配列、多
くの場合はArg−Gly−Asp (アルギニン−グ
リシン−アスパラチン酸)を有する。この特性を有する
天然タンパク質のいくつかのクラスとしてはフィブリノ
ーゲンレセプター拮抗体、トロンボキサンレセプター拮
抗体、トロンボキサン合成抑制体、コラーゲンレセプタ
ー拮抗体、トロンビン抑制体などがあげられる。特に有
用なポリペプチドはエチスタチン(Echistati
n)およびビチスタチン(Btttstatin)と呼
ばれる、下記のアミノ酸配列を有するものである。
X−Cys−R−R−R−Arg−Gly−Asp−R
−R−R−R−R−Cys−Y上記式中、 Xは■1またはアミノ酸、 Yは00またはアミノ酸、 各Rは互いに独立的にアミノ酸を意味する。
上記のポリペプチドはすべてP、A、Friedman
の名前で出願され、目下係属中の下記の米国特許側明細
書に記載され、特許請求されている(日付は出願日)。
出願番号184649 (1988年4月22日)。
出願番号303757 (1989年2月1日)。
出願番号307642  (1989年2月7日)。
本発明の化合物はさらに血栓にかかって最初の救命を得
た後の連続治療のために使用することができる。この連
続治療によってより完全に血栓を崩壊させそして再閉塞
による悪化の危険を最少限とすることができる。さらに
また、本発明によるイミダゾール化合物はヘパリンやク
マリン薬剤のごとき抗凝血剤と一祐に血栓予後治療のた
めに使用することができる。
トランスグルタミナーゼ14)2,制剤として好ましい
本発明による化合物は四級イミダゾリウム塩である。
イミダゾールである本発明の化合物はこの好ましいイミ
ダゾリム塩の製造の中間生成物としての付加的用途があ
る。
本発明の化合物は、部分的に中性イミダゾール(I)又
は4級塩を目的とするか、そしてもし前者であれば、そ
れが2個の同じイミダゾールを持つ対称イミダゾール或
は異なったイミダゾール核又はその他のへテロアリール
核である第二の核を持つ非対称化合物であるか、そして
もし後者であれば、モノ (nA)又はジ(IIB)塩
を目的とするかによって、幾つかの方法の一つで合成す
ることができる。「ヘテロアリール」という表現が使わ
れるときは、それは同じイミダゾール核或はWで表わさ
れるような異なった窒素複素環から得られる核のどちら
かである。
式(I)のイミダゾールが式l′に見られる様な対称化
合物である時、適当なイミダゾール化合物、即ちメルカ
プトイミダゾール、の2モルは3級アミン(3°ami
ns )の存在下1.3−ジクロロアセトンの1モルと
反応させられる。
R’  (A)        (B)(I ′) イミダゾール基準でやや過剰モルの3級アミンは反応中
に生成した塩化水素を中和するのに使用される。適宜な
3級アミンはトリエチルアミン、トリメチルア旦ン、ピ
リジン、コリジン類、ピコリン類等である。
反応は溶液中で行なわれ、当初冷却し、それから周囲温
度に上げて、所期のイミダゾール(1)を得る。適当な
溶媒はアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、ト
ルエン等である。
反応を行なう時、1.3−ジクロロアセトンの溶液を水
浴中のメルカプトイミダゾールと3級ア主ンの溶液中に
攪拌しながら滴下する。滴下完了後、攪拌を冷却しなが
ら数時間続け、その後周囲温度で数日間から約1週間攪
拌する。この操作の結果、イミダゾール(化合物1’)
が反応混合物中に生威し、反応混合物中で沈殿する3級
アミンのアンモニウム塩の生成が完了する。後者は濾過
によって除去され、濾液は溶媒を除去する為減圧に掛け
られ、イミダゾールを残渣として回収する。
後者は通常の方法で精製される。
酸付加塩はイミダゾールと所望の酸、好ましくは最小量
のエタノールの様な極性溶媒中で通常の方法又はその他
の常用方法で合成することができる。
イミダゾリウム塩(■A又は■B)はイミダゾール化合
物からそれをメチルヨーダイトまたはトリフルオロメタ
ンスルホン酸メチルの様な4級化剤と塩化メチレン、ア
セトン又はメチルエチルケトンの様な不活性溶媒中で接
触させることで合成できる。1モルの4級化剤を使用す
れば、モノイミダゾリウム塩が得られる。2モルの4級
化剤を使用すれば、ビス塩が得られる。
(1) 十R’X   −nA (I)+2R4X  → IIB 反応を行なう時、4級化剤をイミダゾール(1)の溶液
中に攪拌しながら加えると、イミダゾリウム塩が沈殿す
る。沈殿完了後、後者は濾過により回収し、もし必要で
あれば、通常の方法で精製する。
ビス塩が必要の時は、4級化剤を2倍量使用する同様な
方法を取ることができる。しかしながら、ビスイミダゾ
リウム塩は好ましくは他の方法で得られる。そのような
方法では、2モルのイミダシリンチオンを1.3−ジク
ロロアセトンと反応させる。
アセトン或はメチルエチルケトンの様な溶媒が使用され
る。反応時間は室温で、数時間乃至1晩である。
反応を行なう時は、1.3−ジクロロアセトンを溶媒中
の適当なイミダシリンチオン溶液中に攪拌下に滴下する
。混合物は室温で、目的のビスイミダゾリウム塩が完全
に生成するまで攪拌する。
塩を回収し、必要であれば、通常の方法で精製する。
更に、それは一つの塩から他の塩に転換するのが好まし
い。その様な場合、イオン交換樹脂カラムを用意し、通
常の方法で必要なアニオンをチャージする。その後で、
塩の溶液をカラムに通し、適当な溶媒で溶離し、通常の
方法で回収する。水性アルコール溶液が交換用溶媒とし
て適当である。
非対称体、即ちWが異なったイミダゾール又は異なった
ヘテロアリール基であるイミダゾール化合物を希望する
時は、1モルの適当なイミダゾール化合物を過剰モルの
1.3−ジクロロアセトンと3級アミンの存在下に反応
して2−クロロアセトニルイくダゾール化合物を得、こ
れを更にメルカプトへテロアリール化合物のアルカリ金
属塩と反応させる。
(1) 段階方法及び過剰のクロロアセトンの使用を除いて、反
応条件は対称イごダゾールのそれと同様である。この様
にして得られたイミダゾール化合物は対称イミダゾール
に使用したそれと同様な方法でイミダゾリウム塩に転換
される。しかしながら、もしイミダゾリウム塩またはビ
ス塩を希望する時は、後で述べるイミダゾリウム塩を直
接合成する方法を採用するのが好ましい。
その様な方法では、適当なイミダシリンチオンを1.3
−ジクロロアセトンと反応させ最初に2(ω−クロロア
セトニル−チオ)イミダゾリウム・クロライドを得、こ
のものをメルカプトへテロアリール化合物(NaSW)
のナトリウム塩と反応させる。
最初の段階では、実質的に当量のイミダシリンチオン及
び1,3−ジクロロアセトンをアセトン或はメチルエチ
ルケトンの様な溶媒中、周囲温度で数時間乃至数日反応
させる0反応中、適当な1゜3−ジアリキルイミダソ゛
リンー2−チオンのン容液を1.3−ジクロロアセトン
の溶液に撹拌下に滴下するそして中間体(3−クロロ−
2−オキソプロピル)チ7オイミダゾリウム・クロライ
ド生成反応が完了するまでlIA拌を続ける。この物は
反応混合液中で沈殿する。後者を通常の方法で精製する
ことができる。
第二段階では、この様にして得られた中間体化合物及び
メルカプトへテロアリール化合物のナトリウム塩をエタ
ノール或はイソプロパツールの様な溶媒中の溶液として
反応させる。反応中、〔(3−クロロ−2−オキソプロ
ピル)チオ〕イξダゾリウム塩化合物をメルカプト化合
物のナトリウム塩の溶液中に加え、このことによって、
沈殿が直ちに生成し、この物は回収されてそして必要な
らば通常の方法で精製される。
この物は他の方法でも得ることができる。この方法では
、ナトリウムメルカプトへテロアリール化合物の1モル
を1.3−ジクロロアセトンと反応させて、3−クロロ
−2−オキソプロピル−チオ−へテロアリール化合物と
し、このものを適当なイミダシリンチオンと反応させる
SNa + CJCH□CC112042 OR’ 1 CI CIl、CCII□SW           
 I[A反応の第1段階はエタノール及びエーテル混合
溶媒中でメルカプト−へテロアリール化合物のナトリウ
ム塩の溶液を1.3−ジクロロアセトンの溶液中に滴下
し、得られた混合物を周囲温度で数時間乃至1晩攪拌し
て、■−クロロー3−(ヘテロアリールチオ)プロパノ
ン中間体とするのが好ましい。不用な不純物を除去する
ため濾過し、所期の中間体を沈殿するため冷却する、こ
の物は回収され、そして通常の方法で精製する事ができ
る。
中間体は適当なイミダシリン−2−チオンの溶液と室温
で数時間乃至1晩よく混合し、所期のクロライド塩を生
成及び沈殿させる。この塩は回収され、通常の方法で精
製できる。
X−がハライドであるイミダゾリウム塩はX−がトリフ
ルオロメタンスルホネート又は他のアニオンである塩に
、トリフルオロメタンスルホン酸ナトリウム又は他の所
期のアニオンのイオン交換樹脂カラムに掛けることによ
って転換することができる。イミダゾリウム・ハライド
をメタノールの様な溶媒中にとかしてカラムに掛け、溶
出液から溶媒を蒸発することで所期のイミダゾリウム塩
を得ることができる。
もしイミダゾリウム塩が非対称、即ちもしWが異なった
イミダゾリウム基又は異なったヘテロアリール基の時、
イミダゾリウムモノ塩は活性4級化剤と反応させられる
nA+F’Z  → I[B 逆に、ビス塩は最初に、アセトン又は、メチルエチルケ
トンの様な溶媒中でクロロアセトンとWSNaを周囲温
度でよく接触させて、式%式% で表わされ、通常の方法で生成し、精製できる化合物を
合威し、ついで、このものを R’Zと前記の塩生成方法に従ってよく混合して式 のモノ4級塩を得ることによって合成できる。このモノ
4級塩はエタノール又はインプロパツール中でイミダシ
リンチオンと反応して前記方法で合成できるIIBを生
ずる。
R喝 前述のごとく、本発明による化合物はプラスミノーゲン
活性化物質によって触媒された血栓溶解を促進するため
のファクターXIIIa抑制剤として有効である。ファ
クターXIIIa抑制剤としての本発明の化合物の有効
性はファクターXIIIa抑制剤試験法によって実証す
ることができる。
このファクターX1lla抑制剤試験法はファクターX
IIIaによる触媒作用を受けたカゼインの中に14c
mプトレシンを挿入するものである。この試験はヒト血
漿から単離されたファクターXIIIa(FXII[)
を使用し、Enzymology  Vol、  45
、ユ章、177−191頁(1976)に記載されてい
る実施法により実施される。この実施法は簡単に示すと
下記の図のごとくである。
+ N、N−ジメチルカゼイン 1lla 触媒化 された 140−プトレシン ファクタ−X1ll試験混合物はグリセリン/水および
トリス(ヒドロキシメチル)ア旦ツメタン塩酸塩(Tr
is−11c I! )中140mg/−のファクター
X1llを含有する混合物に、適当に調製されたトロン
ビン溶液とジチオトレイトール(DTT)?8液を順次
添加することによって製造される。この混合物の一部に
は酵素作用に必要なカルシウムイオン源として塩化カル
シウムを添カロする。混合物の残りの部分には、カルシ
ウムイオンの代りに、エチレンジアミンテトラ酢酸(E
DTA)を添加する。これは対照バンクグラウンド用ブ
ランクとして役立つ。
基質混合物は14C−プトレシンとN、N−ジメチルカ
ゼインとから製造される。
検体試験管と対照試験管とに基質混合物を装填しそして
37℃で20分間培養する。各試験管から試料を取り出
しめして円形濾紙上に置く。この濾紙を水冷トリクロロ
酢酸溶液に浸漬して濾紙ヒにカゼインを沈殿させる。次
いで濾紙を洗って未挿入すなわち遊離の14C−プトレ
シンを除去して乾燥する。乾燥後、カゼインに挿入され
た14Cフトレシンを計数する。この数からパーセント
活性率および/または抑制率を計算により求めることが
できる。
このファクターX1lla試験において2X10−’モ
ルの濃度において少なくとも50パーセントの活性率を
示すイミダゾール化合物は硬血栓の形成を抑制するため
に有効であり、特にプラス4ノーゲン活性化物質による
線維素溶解を助長することにおいて有効であると認めら
れる。
次ぎの表■に示したイミダゾールおよびイミダゾリウム
塩は2X10−’モル以下の濃度においてIC6゜を示
す化合物の代表例である。また、表Iにはこれら各種化
合物の特性データが示されている。
本発明による化合物を線維製溶解療法を助長または補足
するために使用する場合、本イもダゾール化合物は前溶
解状態または後溶解状態において単独で、あるいはまた
、併用療法の態様で投与することができる。好ましくは
、本化合物は併用療法の態様でプラスミノーゲン活性化
剤と共に、血小板凝集抑制剤と共に、あるいは天然また
は合成の抗凝固剤と共に投与される。
プロトロンビン性患者の線維素溶解治療を助長または補
足するための方法は、患者の健康状態、体重、年令およ
び薬剤反応に影響するその他のファクターを考慮しなが
ら、1.4乃至140■/kg/日を与える量の治療学
的投与量で本イミダゾール化合物を患者に投与すること
である。投与は経口的にあるいは注射により行なうこと
ができる。
注射の場合では一回注射、分割注射または連続注入(点
滴)などの方法を採用することができる。
本発明の方法の好ましい実施態様においては、イミダゾ
ール化合物は併用療法の態様でプラスミノーゲン活性化
剤と併用投与される。併用療法を採用した場合には、フ
ァクタ−X1lla卯制剤イミダゾール化合物を最初に
一回投与の形で投与しそしてその後で連続注入法でプラ
スミノーゲン活性化剤を投与するのが好ましい。しかし
両者を連続注入によって同時的に投与してもよい。特定
の状態においてはプラスミノーゲン活性化剤の投与の後
にイミダゾール化合物を投与することが望ましいことも
ある。本発明の方法は同時的投与の場合も、順序不同で
の順次投与の場合も共に包含するものである。
併用療法の態様でファクターXIIIa抑制剤イミダゾ
ール化合物とプラスミノーゲン活性化剤を使用する場合
には、プラスごノーゲン活性化剤を約30乃至180分
間、500乃至1oooo国際単位(1,U、) /k
g/分の投与量範囲で使用し、モしてイミダゾール化合
物を1日(1440分)、1μg乃至100μg/kg
/分の投与量範囲で使用するのが最も好ましい。
本イミダゾール化合物を併用療法の態様で血小板凝集抑
制剤と共に使用する場合、血小板凝集抑制剤の投与量範
囲は使用される凝集抑制剤の種類により決定される。血
小板凝集抑制剤がアスピリンである場合には、アスピリ
ンは1日2回25乃至325■の投与量で使用すること
ができる。血小板凝集抑制剤がジピリダモールである場
合には、ジピリダモールは1目4回25乃至100mg
の投与量で使用することができる。また、血小板凝集抑
制剤が″[Echistatin ”や” Bitis
tatin ”のごとき半合成ペプチドである場合には
、そのペプチドは30乃至180分間、0.1乃至1ナ
ノモル/kg/分の量で使用することができる。いずれ
の場合にも、本イミダゾール化合物は1日、1乃至10
0μg/kg/分の範囲で使用することができる。投与
は同時的あるいは順次的(順序は任意に選択できる)に
、プラスミノーゲン活性化剤を併用する場合について前
記した方法で実施することができる。
本イミダゾール化合物を併用療法の態様でヘパリンと共
に使用する場合、ヘパリンは4時間につき4000乃至
8000単位の投与量でそしてイミダゾール化合物は1
日間、lμg乃至100μg/kg/分の投与量範囲で
使用することができる。
本イミダゾール化合物がクマリン薬剤と併用して投与さ
れる場合には、クマリン薬剤は10乃至15mg/kg
/日の投与量で経口投与することができ、そしてイミダ
ゾール化合物は1日間、1μg乃至lOOμg / k
g /分の投与量で使用することができる。
本発明を実施するために使用される薬剤NJH&物は、
非経口組成物、経口組成物あるいは生薬組成物のいずれ
においても薬物学的に許容されるキャリヤ中に存在する
本発明によるイミダゾール化合物を含有する。
非経口組成物は生理食塩水のごとき無菌の生理学的に許
容される媒質中に存在する本イもダゾール化合物を含有
する。この種組成物は溶解性を助長するためあるいは保
存のためなどの目的で他の成分を含有することができる
。これらの補助成分は静脈内投与のために許容されるも
のでなければならない。この組成物は濃厚組成物(原液
)として製造して凍結乾燥させておくことができる。投
与直前にこれを適当な処置用組成物となるまで稀釈すれ
ばよい。四分投与の製剤形態の組成物は本イミダゾール
化合物を100■乃至10g含有する。
プラスミノーゲン活性化剤と本発明によるファクタ−X
1lla抑制剤化合物とを併用する本発明の好ましい実
施態様において使用されるm酸物は組織プラスごノーゲ
ン活性化剤(tpA) 5800万国際単位(1,U、
)またはストブート万国−ゼ150万国際単位(I、t
l、)およびイミダゾール化合物100■乃至10gを
含有する。
経口組成物も活性成分を薬物学的に許容されるキャリヤ
に配合することによって製造することができる。液体組
成物のために適当なキャリヤの例は水、グリコール、油
、アルコール、香料、保存剤、着色剤などである。固体
組成物のために適当なキャリヤはデンプン、砂糖、稀釈
剤、顆粒化剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などである。投
与の容易性から、錠剤とカプセルが最も有利な経口用の
回分製剤形態である。この場合にはもちろん固体の薬物
学的に許容されるキャリヤが使用される。
全集は軟膏、ゼリー、カルボワックス、ポリエチレンソ
ルビタン七ノステアリン酸エステル、ポリエチレングリ
コール、ココアバターや他の常用キャリヤを使用して製
造することができる。
トランスグルタ果ナーゼ酵素、特にファクターX111
aを抑制するために適当なイミダゾール化合物の製造、
および本発明の方法を実施するために適当な組成物は以
下の実施例によってさらに説明される。ただし、本発明
はこれら実施例によって限定されるものではない。
去詣真土 1.3−ジメチル−2−(〔3−(〔1−メチル−1H
−イミダゾール−2−イルコチオ)−2=オキソプロピ
ル〕チオ)−LH−イ稟ダゾリウムC12゜ 重 A、1.3−ビス(〔1−メチル−■H−イミダゾール
ー2−イル)チオ〕−2−プロパノンアセトン30m1
中2.28 g (0,02モル)の2メルカプト−1
−メチルイミダゾールと2.50g(0,025モル)
のトリエチルアミンとの水冷溶液ヘア全1フ10 ル)の1,3−ジクロロアセトンの溶液を40分間にわ
たって滴下した。約2時間後、水浴をはずし、この混合
物を室温にて78時間かきまぜた。
かくはん後濾過を行ってトリエチルアンモニウムクロラ
イドを除去し、濾液を真空蒸発させ、残渣をCH2C 
l を中へ溶解させた。この溶液を5%水酸化ナトリウ
ム溶液および水によって洗浄しMg5O。
上にて乾燥させた。C)12(ltを蒸発させて暗かっ
色の油を収得し、溶離液としてメタノール2.5%含有
CH,C f tを使用するシリカゲル上の高速クロマ
トグラフにかけてこれを精製し、1.0gの1。
3−ビス〔(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イ
ル)チオ〕−2−プロパノンを油状物として収得した。
B.1.3−ジメチル−2−(〔(1−メチル−1H−
イ旦ダシールー2ーイル〕チオ)−2−オキソプロピル
コチオ))−18−イミダゾ1ウムヨー アセトン15−中上記収得油(1.0g)の溶液へ2.
2gのヨー化メチルを添加して充分に接触させたところ
、反応混合物中にメチオダイド塩の沈殿が生成した。濾
過によって回収したこの沈殿の融点は135−137℃
であった。
C.1.3−ジメチル−2(〔3−(〔1−メチル−1
H−イミダシール−2−イル〕チオ)−2−オキソプロ
ピル)チオ)−1H−イξゾリウム このメチオダイド塩を温水に熔解させてドウエックス−
 1  (Dowex−1)  ( C12−)イオン
交換カラムにかけた。このカラムを水で洗浄して溶離液
中に相当する塩化物塩を収得した.この塩をイソプロピ
ルアルコール−ヘキサンから晶出させて1。
3−ジメチル−2− (〔3− ([1−メチル−1H
−イミダゾール−2−イルコチオ)−2−オキソプロピ
ル)チオ)−1H−イミダゾリウム塩化物を収得した。
融点146−148℃。
C+gll+tCj!NtO3zとしての計算値:C,
43.30;H.5.15:N,16.83:Cj!,
10.65。
分析値: C.  43.0 7 、H,  5.0 
6 ;N,16.52iC1,10.53。
犬益班1 1、3−ジメチル−2− ( (3− ( (1−メチ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ〕ー2ーオキ
ソプロピル〕チオ’)−1H−イミダゾリウムCI! ■ A.1.3−ジメチル−2−(〔3−クロロ−2−オキ
ソプロピル)−チオ)−1H−イミダゾ ラム アセトン4〇−中、ビー、エル、ベナックら(B.L.
Benac et a j! )有機合成(Org. 
Syn.、  6 492(1985))の方法によっ
て製造された1。
3−ジメチルイミダシリン−2−チオン1.01グラム
(0.0079モル〉の溶液をアセトン501nl中1
.0 g (0.0 0 7 9モル〉の1.3−ジク
ロロプロパノンの溶液へ2時間にわたって滴下した。
合流させた溶液を室温において18時間かきまぜたとこ
ろ沈殿が生成した。この沈殿を濾過によって分離し、乾
燥させて1.76グラム(87%)の1、3−ジメチル
−2−(〔3−クロロ−2−オキソプロビル)チオ)−
H(−イごダゾリウム塩化物を収得した。融点157−
158℃。
C+zli□。CI 2N4052としての計算値:C
,37,65;H,4,74;N、10.98; 分析値:C,37,−15;H,4,83;N、11.
02゜ B、l、3−ジメチル−2−(〔3−(〔1−メチル−
III−テトラゾール−5−イル)−チオツー2−オキ
ソプロピル)チオ)−1Hイミダゾリウム 無水エタノール30社中0.271グラム(0,001
96モル)の5−メルカプト−1−メチルテトラゾ−ル
ナ1〜リウム塩水和物の溶液へ0.50g (0,00
20モル)の1,3−ジメチル2−[(3−クロロ−2
−オキソプロピル)チオ) −L H−イごダゾリウム
塩化物を添加したところ、直ちに白色の沈殿が生成した
。この沈殿を濾過によって分離し、エタノールから晶出
させて所望の1,3−ジメチル−2−(〔3−(〔1メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)チオツー2−オ
キソプロピル)チオ1−1H−イミダゾリウム塩化物を
収得した。融点196−197°C0C+oH+sCI
!N60Szとしての計算値:C,35,87;H,4
,5)、N、  24.4)2, F分析値: C,3
5,83; H,4,62;N、2.5.lO。
次北員1 1.3.4.5−テトラメチル−2−13〔(1−メチ
ル−L H−テトラゾール−5−イル)チオツー2−オ
キソプロピル)チオ)−1H−イミダゾリウム1 A、1−クロロ−3−(1−メチルテトラゾリル−5−
チオ)−2−プロパノン エタノールl〇−中1.38 g (0,001モル)
の5−メルカプト−1−メチルテトラゾールナトリウム
塩水和物の溶液をエーテル15−および無水エタノール
10社中6.5 g (0,005モル)の1.3−ジ
クロロアセトンの溶液へ添加した。
合流させた混合物を室温にて3時間かきまぜたのち、こ
の溶液を濾過し、冷却したところ、沈殿が生成した。こ
れを濾過して分離し、エーテルですりつぶして採取し、
0.33 gのi−クロロ−3−(1−メチル−テトラ
ゾリル−5−チオ)−2−プロパノンを収得した。
B、l、3,4.5−テトラメチル−2−(〔3(〔1
−メチル−1H−テトラゾール−5イル)チオ)−2−
オキソプロピル)チオ)−1H−イミダゾリウム アセトン10−中、A部にて調製した化合物0.330
g (0,00169モル)と1.3,4゜5−テトラ
メチルイミダシリン−2−チオン0.249グラム(0
,00159モル)の溶液を室温にて一晩中かきまぜた
ところ、生成物が沈殿となって現われた。これを濾過し
て採取し、イソプロピルアルコール−アセトン−ヘキサ
ンによる再結晶を行って所望の1.3,4.5−テトラ
メチル−2−(〔3−(〔1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル〉チオツー2−オキソプロピル)チオ)
 −11−1−イミダゾリウム塩化物0.27グラムを
収得した。
C+ zll+ qCI Nb05tとしての計算値二
C,39,71;H,5,28;N、  23.16 
;分析値: C,39,54、)(、5,11iN、2
3.12゜ 夫詣班工 2.2’−(C2−オキソ−1,3−プロパン−ジイル
)ビス(チオ)〕ビス(1,3,4,5−しl+3 [;H3 アセトン5 ml中0.315g(0,002モル)の
1.3,4.5−テトラメチルイミダプリン−2チオン
のン容液を0.127g(0,001モル〉の1.3−
ジクロロ−2−プロパノンへ添加した。
この溶液を室温にて一晩中かきまぜたところ、反応混合
物中に固形分が沈殿した。この固形分を濾過によって採
取し、アセトンによる洗浄を行って所望の2.2’−(
〔2−オキソ−1,3−プロパンジイル)ビス(チオ)
〕〕ビスー1,3,4゜5−テトラメチル)−1H−イ
ミダゾリウムニ塩化物を収得した。融点89−103℃
C,,11□ac j! J40Szとしての計算値:
C,45,50;H,?、04 ;N、12.19 ;
cz、16.20 。
分析値: C,45,16;H,6,56:N、12.
39;C1,15,69゜ 大宛炎1 2− (〔3−1,3−ジメチル−I H−イミダゾリ
ウム−2−イル)チオ〕−2−オキソプロピル)チオ)
−1,3,4,5−テトラメチル−1H−イミ ソーウ
ムニ エタノール5)n1中0.156g(0,001モル)
の1.3,4.5−テトラメチルイミダシリン−2−チ
オンのン容液を0.255g(0,001モル)の1.
 3−ジメチル−2−(〔3−クロロ−2オキソプロピ
ル)チオ〕−1H−イミダゾリウム塩化物へ添加し、こ
の反応混合物を室温にて3時間かきまぜた。かくはん終
了後、溶剤を蒸発させ、残渣をイソプロピルアルコール
−アセトン−ヘキサンによって晶出させて所望の2− 
(〔3−(1゜3−ジメチル−1H−イミダゾリウム−
2−イル)チオ〕−2−オキソプロピル)チオ)−1,
3゜4.5−テトラメチル−I H−イミダゾリウムニ
塩化物化合物を吸湿性固体として収得した。
C,5II□ac l JsO5z・1.4)2,1t
O・0. I  C3H1lOとして計算値:C,4)
2,,31,H,6,36;N、  12.99;CC
15,80;分析値:C,4)2,,56、H,6,2
9;N、  12.88;CC16,04゜実104L 実施例1と同様の方法にしたがって、下記の諸化合物を
製造する。
実痣明王 実施例2と同様の方法にしたがって、下記の諸化合物を
製造する。
実動自組史 前記諸化合物の一つを含む非経口組成物1リツトルを下
記の処方によって調製する。
l立去 イミダゾリウム化合物          5.0ポリ
ソルベー) 80(Polysorbate80)  
    2.0塩化ナトリウム           
   9.0ナトリウムカルボキシメチルセルロース 
10.0メチルパラベン             1
.8プロピルパラベン            0.2
水、(米国薬局方の)      1リツトルとするた
めの必要量 全所要水の半量の水を・95℃に加熱しながらこれにパ
ラベン類、塩化ナトリウムおよびカルボキシメチルセル
ロースを溶解させて溶液とし、濾過およびオートクレー
ブ処理を行う、全所要水の173量の水へポリソルベー
トを溶解させ、この溶液に対しても濾過およびオートク
レーブ処理を行う、殺菌した活性成分を第2溶液へ添加
し、この混合物を殺菌コロイド旦ルを通過させて活性成
分の懸濁体を収得する。かきまぜながらこの懸濁体へ第
1溶液を添加し、つぎに米国薬局方水を加えて1リツト
ルとする。かきまぜながらこの懸濁体を殺菌したビンへ
充てんする。
活性成分として前記諸化合物の一つを各100■づつ含
有する加圧成型錠剤5,000個を下記の処方によって
調製する。
l立憲 イミダゾリウム化合物         500澱粉 
                700二塩基性リン
酸カルシウム水和物   5000ステアリン酸カルシ
ウム         25各威分を微粉化し、充分混
合してからlOペパーント澱粉ペーストとともに粒状化
する。この粒状物を乾燥し、加圧して、崩壊剤としての
澱粉および潤滑剤としてのステアリン酸カルシウムを含
む錠剤とする。
圭屯発」4通@製掩 2−メルカプトイミダゾール類は下記の式にしたがって
適当なアシロインとモノ置換尿素との反応によって収得
できる。
R’   0 \l \ 1 この反応は反応原糸の溶融またはヘキサノールlの中に
おける両成分の還流によって行うことができるが、溶融
法についてはヌーン、ピーら(Nuhn、P、et、a
l、 )によりジエイ、ヒュール プラクテイソシエ 
ヘミ−(J、fur praktische Chem
ie)312.90 (1970)に、水分分離器を使
用し、1−ヘキサノール中にてα−ヒドロキシケトンと
N−アルキルチオ尿素とを還流させる方法についてはジ
ェリン、ジーら(Kjellin、G、et、al、)
により、アクタ ヘミ力 スカンジナビカ、(Acta
Chemica 5candinavica) 、23
.2879(1969)に十分に説明されている。出発
物質としての2−メルカプトイミダゾール類の製造に関
する前記文献の技術は参照として組み込まれる。
アシロイン類は当業者に知られているいかなる方法によ
ってでも製造できる。
B、13−−ジ  −イξ ゾ1ンー2−チオン1.3
−ジ置換−イミダゾリンー2−千オンは次式にしたがう
α−ヒドロキシケトンとジ置換チオ尿素との反応によっ
て収得できる。
\ 1 ジエリンらによって上記のアクタ ヘミ力 ス カンジナビカの記事に述べられた方法にしたがって反応
原糸を充分に接触させることができ、また、ジェイ、キ
スラーら(J、K15ler et、al、)によるカ
ナデアン、ジャーナル、ケミストリイ (Can、J。
Chem、 ) 5ユ 813(1979))に記載の
方法によっても製造することができ、この技術は参照と
して組み入れられる。
手続補正書(旗) 平成2年11月26日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で、表わされるイミダゾール又はその酸付加塩、及び (B)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるイミダゾリウム塩、及び (C)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるイミダゾリウム塩、 〔各式中、 R^1は低級アルキル又はArC_mH_2_m{ここ
    で、Arはフェニル、(低級アルキル)フェニル又はハ
    ロフェニルであり、nは1乃至3で ある}、 R^2は水素、低級アルキル、フェニル、又は低級アル
    キル、低級アルコキシ、ハロゲン及びヒドロキシから選
    ばれた置換基1乃至3個を持つ置換フェニル、 R^3は水素、低級アルキル、ハロゲン、フェニル、又
    は低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン及びヒドロ
    キシから選ばれた置換基1乃至3個を持つ置換フェニル
    、 R^2とR^3は一緒で炭素原子3乃至10個のアルキ
    レンを形成し得る、 R^4は低級アルキル又はアラルキル、 Wは ▲数式、化学式、表等があります▼ (R^1、R^2、R^3は前記した通りである)又は ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 R′:イミダゾリルR′:トリアゾリル ▲数式、化学式、表等があります▼R′:テトラゾリル ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ ピリジルピリミジニル {各式中、 R′は低級アルキル又はArC_nH_2_n(ここで
    、Arはフェニル、(低級アルキル)フェニル、(低級
    アルコキシ)フェニル又はハロフェニルであり、nは1
    乃至3である)、 W′は ▲数式、化学式、表等があります▼ (R^1、R^2、R^3及びR^4は前記した通りで
    ある) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 R′,R″:イミダゾリルR′,R″:トリアゾリル▲
    数式、化学式、表等があります▼R′,R″:テトラゾ
    リル ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ R″:ピリジルR″:ピリミニジル {各式中、 R′及びR″はそれぞれ独立に低級アルキル又はArC
    _nH_2_m(ここで、Arはフェニル、(低級アル
    キル)フェニル、(低級アルコキシ)フェニル又はハロ
    フェニルであり、 nは1乃至3である)、 Xは薬学上許容し得る陰性の基、 Zは薬学上許容し得る陰性の基である〕 からなる群から選択されたイミダゾール化合物。 2、W又はW′がイミダゾール核である請求項1記載の
    化合物。 3、W又はW′がテトラゾール核である請求項1記載の
    化合物。 4、W又はW′がトリアゾール核である請求項1記載の
    化合物。 5、(1)1,3−ジメチル−2−〔3−(〔1−メチ
    ル−1H−イミダゾール−2−イル〕チオ)−2−オキ
    ソプロピル〕チオ−1H−イミダゾリウムクロライド、 (2)1,3−ジメチル−2−(3−〔1−メチル−1
    H−テトラゾール−5−イル−チオ〕−2−オキソプロ
    ピルチオ)−1H−イミダゾリウムクロライド、 (3)1,3,4,5−テトラメチル−2−(3−〔(
    1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−チオ〕
    −2−オキソプロピルチオ)−1H−イミダゾリウムク
    ロライド、(4)2,2′−〔(2−オキソ−1,3−
    プロパン−ジイル)ビス(チオ)−ビス(チオ)−ビス
    −(1,3,4,5−テトラメチル)−1H−イミダゾ
    リウムクロライド、又は (5)2−(3−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリ
    ウム−2−イル)チオ〕−2−オキソプロピル)チオ−
    1,3,4,5−テトラメチル)−1H−イミダゾリウ
    ムクロライド である請求項1記載の化合物。 6、薬学上許容し得るキャリヤー上に請求項1記載の化
    合物を含むことを特徴とする血栓を阻害する或は血栓を
    除去する血栓崩壊治療のために、或は線維素分解治療の
    補足のために適した組成物。 7、イミダゾール化合物が100mg乃至10gの量で
    存在する単位投与製剤の形態の請求項6記載の組成物。 8、(a)約58,000,000国際単位の量の組織
    プラスミノーゲン賦活剤(tPA)及び1,500,0
    00国際単位の量のストレプトキナーゼから 選ばれたプラスミノーゲン賦活剤、及び (b)薬学上許容し得るキャリヤー上の100mg乃至
    10gの量の請求項1記載のイミダゾール化合物 を含む単位投与製剤の形態の血栓崩壊治療用に適した組
    成物。 9、治療を必要とする患者に硬血栓の形成を阻害する、
    或は線維素分解治療を補足するために請求項1記載のイ
    ミダゾール化合物の有効な量を投与することを特徴とす
    る硬血栓の形成を阻害する、或は線維素分解治療を補足
    するための方法。 10、1日当たり約1乃至100μg/kg/分を与え
    るよう該イミダゾール化合物を投与する請求項9記載の
    方法。 11、抗血栓剤をも投与する請求項10記載の方法。
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