JPH0312629A - 照合システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば、クレジットカード等の照合に用いら
れる照合システムに関する。

（従来の技術） クレジットカード等においては、使用に際しての照合を
、磁気や電気的性質を利用したり、そのカードにおける
模様や色を利用して行っている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のような照合方法による場合、カー
ドに設けられる照合内容が偽造されやすいという基本的
な問題点があった。

そこで、最近、カードにホログラムを付設し、その特定
形状のホログラムパターンに基づく反射回折光により形
成される模様を人の視覚により判別してカードの照合を
行っている。ホログラムパターンは、その構造が極めて
微細で偽造が困難なものである。しかしながら、現状に
おいては人の視覚によって判別を行うので、照合に手間
がかかるとともに、照合精度が悪いという問題点があっ
た。

本発明は上記の問題点に鑑みてなしたもので、照合内容
の偽造が困難で、しかも照合が簡単に行え、かつ、照合
精度に優れる照合システムを提供することを目的とする
。

（課題を解決するための手段） 本発明は、このような目的を達成するために、照合シス
テムを、光の回折機能を有する光学素子が備えられた被
照合物と、前記光学素子に光を照射する光源と、萌記光
学素子における回折反射光または回折通過光の光強度分
布を検知する検知器とが備えられた照合装置とからなる
構成とした。

（作用） 本発明の構成によれば、照合装置の光源からの光か被照
合物の光の回折機能を有する光学素子に照射され、その
回折反射光または回折通過光の光強度分布が照合装置の
検知器で検知される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第１図はシステムの構成を示す斜視図、第２図はカー
ドリーグの平面簡略構成図である。

図において、符号ｌは被照合物としてのカードであり、
２は照合装置としてのカードリーグである。

カードＩはその一方側面に磁気ストライプ３が付設され
るとともに、一部に光の回折機能を有する光学素子４が
嵌設されて構成されている。光学素子４としては、ホロ
グラム、グレーティング、マイクロレンズアレー、マイ
クロフレネルレンズ等が用いられる。

カードリーダ２は外装ボックス５の一端側にカード挿入
／放出口６が設けられるとともに、その挿入／放出口６
の内部に図示しないベルト等により構成されるカードの
搬送路が形成され、その搬送路途中に、カード照合部８
と読み取り磁気ヘッド９とが配置されている。

カード照合部８は、搬送路を介して光源ＩＯと検知器１
１とが相対するように配置されて構成される。光源１０
としては、出射波長のスペクトル幅が狭いレーザや発光
ダイオードと、それらからの光線を平行光として出射す
るレンズとから構成されるものが用いられる。検知器１
１は、上記カードｌが所定の位置で相対する状態におい
て、光源１０からの出射光の光学素子４における回折通
過光の光強度分布を検知するもので、−個もしくは複数
の受光素子やＣＯＤ等のイメージセンサにより構成され
る。

カードリーダ２は、上記のような構成により、カード挿
入／放出口６から挿入されたカード１の照合を、カード
ｌの光学素子４がカード照合部８に相対する位置におい
て行い、その後磁気読み取りヘッド９により磁気ストラ
イプ３の磁気情報の読み取って、カード挿入／放出口６
から排出するように構成されている。

以下、照合部８における照合動作について説明する。第
３図は光学素子４としてホログラム、光源ＩＯとしてレ
ーザ、検知器１１としてイメージセンサを使用するもの
を示す。

光源ＩＯからの平行光は光学素子４により回折され、そ
の回折された通過光は若干拡散しながら検知器に１１に
至る。検知器１１に至った光は、図に示すように、光学
素子１１のホログラムパターンに対応する光強度分布を
有しており、その光強度分布を有する光像がイメージセ
ンサよりなる検知器１１により撮像される。

そして、この場合は、その撮像信号に基づく光強度分布
パターンが、パターンマツチング回路において正規のカ
ード！におけるホログラムによって得られる光強度分布
パターンとマツチングされ、マツチングする際に照合す
るものとみなされる。

ホログラムはそのパターンが複雑で、無数に考えられる
ので、とくに偽造が困難である。

第４図は光学素子４としてグレーティングを使用し、検
知器１１として複数の受光素子１１ａを使用するものを
示す。

このものでは、検知器１１の複数の回折光が至る部分の
それぞれに受光素子１１ａを配置する構成としている。

そして、カード１が正規のものである場合に、回折光の
それぞれが検知器ｌ！の所定の位置にある受光素子１１
ａにより検知されて照合が行われる構成となっている。

このように、光学素子４としてグレーティングを用いる
と、光強度分布比が大きいので、検知が精度良く行える
利点がある。また、検知器１１を受光素子１１ａを用い
て形成し、受光素子１１ａそのもの力くらの信号が照合
信号となるので、第３図に示すもののようにパターンマ
ツチング回路等を必要とせず、構成が簡単となる。

第５図は光学素子４としてマイクロレンズアレ−を使用
し、検知器１１として複数の受光素子１１ａを使用する
ものを示す。

このものでは、レンズアレーにおけるレンズ４ａの個数
に対応する数の受光素子１１ａを用い、第４図に示す実
施例と同様にして照合を行っている。

第６図は光学素子４としてマイクロフレネルレンズを使
用し、検知器１１として１個の受光素子１１ａを使用す
るものを示す。

このものでは、検知器１１の集光点に１個の受光素子１
１ａを用いる構成としている。

第７図は照合システムの他の実施例を示すもので、物品
の照合に使用されるシステムを示す。

このものでは、光学素子４は物品１０の表面に付設され
、照合装置２の光源ｌＯからの光の光学素子４における
反射回折光が検知器１１で検知される構成となっている
。

（発明の効果） したがって本発明によれば、照合装置の光源からの光が
被照合物の光の回折機能を有する光学素子に照射され、
その回折反射光または回折通過光の光強度分布が照合装
置の検知器で検知されるようになるので、これにより、
偽造が困難な照合内容において、照合か簡単に、かつ、
精度良く行えるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図は本発明の実施例に関し、第１図は
システムの構成を示す斜視図、第２図は照合装置の簡略
構成を示す平面簡略構成図、第３図から第６図はそれぞ
れ異なる実施例における動作説明図、第７図はシステム
の他の実施例の構成を示す斜視図である。 ｌ・・・カード（被照合物）、 ２・・・カードリーグ（照合装置）、 ４・・・光学素子、 ＩＯ・・・光源、 １１・・・検知器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光の回折機能を有する光学素子が備えられた被照
   合物と、 前記光学素子に光を照射する光源と、前記光学素子にお
   ける回折反射光または回折通過光の光強度分布を検知す
   る検知器とが備えられた照合装置と からなる照合システム。