JPH03125099A

JPH03125099A - 液体注出用ガス供給装置

Info

Publication number: JPH03125099A
Application number: JP1323253A
Authority: JP
Inventors: Shuji Harada; 修治原田
Original assignee: Asahi Tec Corp
Current assignee: Asahi Tec Corp
Priority date: 1989-10-05
Filing date: 1989-12-13
Publication date: 1991-05-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、ビール、清涼飲料等の液体の注出に用いる液
体注出用ガス供給装置に関する。

（従来の技術）容器内に収容されたビール、清涼飲料等を注出する場合
、容器内に炭酸ガス等の高圧ガスを供給して容器内の液
体を加圧し、容器の口部に装着したバルブ装置の操作に
よって注出することが行なわれている。

このようなガス供給装置としては、例えば、実開昭５５
−９５０００号公報に示されているように、ダイヤフラ
ム弁を用いたものが知られているが、この場合、ケーシ
ングに各部品を個々に組込んでいる。

（発明が解決しようとする課題）上記のように、ケーシングに各部品を個々に設けたもの
では、組立、洗浄等に手数がかかる。

本発明は、このような点を解決しようとするもので、組
立、取付け、洗浄等が容易にできるようにすることを目
的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、液体を収容した容器１に装着して容器１内に
高圧ガスを供給し、容器１内の液体を加圧して注出させ
る液体注出用ガス供給装置において、ケーシング１２に
嵌合孔３２を形成し、この嵌合孔３２に、上記容器１内
と連通ずるシリンダ４０を一体に連設した弁本体３３を
嵌着し、この弁本体３３に弁座部３４ｇを有する弁座体
３４を取付け、上記シリンダ４０内に上記弁座体３４の
弁座部３４！に対する弁体４２を有するピストン４１を
進退自在に嵌合すると共に、シリンダ４０の開口端部に
設けた蓋体４３側と上記ピストン４１との間にスプリン
グ４６を張設し、上記弁本体３３に圧力ガスボンベ５１
を接続したものである。

（作用）本発明では、容器１内が所定圧より低圧状態のとき、こ
れに連通しているシリンダ４０内も低圧となり、ピスト
ン４１はスプリング４６により押動され、弁体４２を弁
座体３４の弁座部３４ａから離間させる。これによって
、ガスボンベ５１内の高圧ガスが弁座体３４を経て弁本
体３３とピストン４１との間のシリンダ４０内に入り、
さらに、容器１内に流入して液体を加圧する。

そして、容器１内の圧力が所定の高圧状態になると、シ
リンダ４０のピストン４１面も高圧となり、ピストン４
１を反対方向に押動し、その弁体４２を弁座体３４の弁
座部３４ａに当接してガスの流出を停止する。そして、
容器１内の液体の注出により容器１内が減圧されると、
これに応じてピストン４１が応動し、このようにして高
圧ガスを順次供給して容器１内を一定の加圧状態に保持
する。

また、弁本体３３と一体にシリンダ４０を連設し、弁本
体３３に弁座体３４を組込むと共に、シリンダ４０に弁
体４２を有するピストン４１、スプリング４６等を組込
むことにより、圧力ガス供給部の大部分が弁本体３３に
ユニットとして形成され、この弁本体３３をユニットと
してケーシング１２の嵌合孔３２に着脱することができ
る。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第３図において、１はビール、清涼飲料等の液体を収容
した容器で、この容器１の上部に口部２が形成されてい
る。

１１はバルブ装置で、このバルブ装置１１は上記容器１
の口部２に装着されるケーシング１２を有している。こ
のケーシング１２は合成樹脂によって一体に形成されて
おり、下部にねじ筒部１３が設けられ、このねじ筒部１
３によって上記容器１の口部２に着脱自在に装着される
ようになっている。

上記ケーシング１２内に液体流出孔１４が形成されてい
る。この液体流出孔１４は、内端をケーシング１２の下
面中央部に開口して流出管１５を垂設し、かつ、内端か
ら上方に向うと共に上端から前方に向うように形成され
、この液体流出孔１４の外端部に円筒状のチューブ接続
口部１６が設けられていると共に、液体流出孔１４の外
端側に連設して上端を外方に開口した弁機構室１７が上
下方向に形成されている。

そして、この弁機構室１７にピンチバルブ機構１８が配
設されている。このピンチバルブ機構１８は、上記液体
流出孔１４の外端のチューブ接続口部１６にゴム等の軟
質性の弾性体からなるチューブ１９の基端部が嵌合接続
され、このチューブ１９は上記弁機構室１７内を貫通し
て先端をケーシング１２の前部外方に開口し、かつ、チ
ューブ１９の先端に注出パイプ２０が接続されている。

また、上記弁機構室１７内に上記チューブ１９の上方の
一側辺部に対して固定ピン２１が横架されている。また
、上記弁機構室１７内に中空状の操作体２２が上記固定
ピン２１を通した上下方向の長孔２３を介して進退自在
に嵌合され、この操作体２２に上記チューブ１９の下方
他側辺側から上記固定ピン２１と対向する挾持部２４が
一体に形成され、かつ、操作体２２の下部に、弁機構室
１７の内底部に設けられたコイル状のスプリング２５の
上端が係止されて、操作体２２はその挾持部２４が上記
固定ピン２１側に接近してチューブ１９を挟持するよう
に上方に常時付勢されている。

上記弁機構室１７の下部に安全弁機構２６が設けられて
いる。この安全弁機構２６は、上記弁機構室１７の内端
にケーシング１２の下面に開口して上記容器１内と連通
ずる圧力排出孔２７が形成され、かつ、弁機構室１７の
内底部に過大圧力逃し用の弁体２８が進退自在に配置さ
れ、この弁体２８に上記圧力排出孔２７に対する軟質性
の閉止体２９が設けられている。

そして、上記弁体２８に上記スプリング２５の下端が係
止され、弁体２８は圧力排出孔２７側に常時付勢されて
圧力排出孔２７を開閉自在に閉塞している。

上記ケーシング１２の後部に圧力ガス供給部３１が設け
られている。この圧力ガス供給部３１は、ケーシング１
２に円筒状の嵌合孔３２が横方向に形成され、この嵌合
孔３２に、第１図に示すように、弁本体３３が装着され
ている。この弁本体３３の中央部には、内周にゴム等の
弁座部３４１を有する筒状の弁座体３４およびこの弁座
体３４の外側にフィルタ３５を介在して、尖鋭状の突刺
部３６を有する筒状の０体３７が嵌着され、さらに、こ
の０体３７の外側に座板３８を介して止めリング３９が
螺着固定されている。

また、上記弁本体３３にシリンダ４０が一体に連設され
、このシリンダ４０内にピストン４１が進退自在に嵌合
され、このピストン４１の中央部に上記弁座体３４の弁
座部３４ａに対する弁体４２が突設されている。また、
上記シリンダ４Ｇの開口端部に蓋体４３が螺着固定され
、この蓋体４３の中央部に調節ねじ４４が進退自在に螺
合され、この調節ねじ４４の内端にスプリング受４５が
支持され、このスプリング受４５と上記ピストン４１と
の間にコイル状のスプリング４６が張設され、ピストン
４１と共に弁体４２は弁座体３４側に常時付勢され、か
つ、シリンダ４０の蓋体４３に空気孔４７が穿設されて
いる。さらに、上記シリンダ４０の側部に通孔４８およ
びシリンダ４０の外周面に上記通孔４８に連通した環状
溝４９が形成されている。

上記弁本体３３の外周部に円筒状のボンベケース５０の
先端部が着脱自在に螺着され、このボンベケース５０内
に炭酸ガス等の圧力ガスボンベ５１が収納され、このガ
スボンベ５１の先端が上記０体３７の突創部３６により
突刺し開口されるようになっている。

そして、上記弁本体３３はシリンダ４０部と共にケーシ
ング１２の横方向に形成された円筒状の嵌合孔３２内に
着脱自在に嵌合されている。なお、第２図にも示すよう
に、上記シリンダ４０の先端の外周両側および嵌合孔３
２の開口端部の内周両側に互いに係合する平面部４ｈ　
、　３２ａを形成して弁本体３３およびシリンダ４０の
回り止めを行なっている。

上記ケーシング１２にシリンダ４０の環状溝４９に対す
る位置において、第１図に示すように、ケーシングＩ２
の下面に連通ずる気体供給孔５２が形成され、この気体
供給孔５２の下部に、下端にスリット状の開口５３を有
するゴム等の軟弾性材からなる逆止弁５４が取付けられ
ている。

次に、作動を説明する。

液体を収容した容器１の口部２にバルブ装置１１のケー
シング１２をそのねじ筒部１３を介して装着し、容器１
内に圧力ガス供給部３１から圧力気体を導入し、容器１
内の液体を加圧する。

この状態で、常時は、ピンチバルブ機構１８の操作体２
２はスプリング２５により上方に押動されており、第３
図鎖線に示すように、その挟持部２４によりチューブ１
９の途中を上方に押上げて変形させ、固定ピン２１との
間で挟持してチューブ１９を閉止している。

そして、容器１内の液体の注出時に、操作体２２を下方
に押動し、その挟持部２４を固定ピン２１から離間させ
ると、チューブ１９の途中の閉止が解かれて、容器１内
の液体が圧力気体の加圧力により流出管１５から液体流
出孔１４、チューブ１９および注出パイプ２０を通って
注出される。

ついで、操作体２２の抑圧を解くと、操作体２２はスプ
リング２５によって上方に復帰し、チューブ１９の途中
を閉止して液体の注出を停止する。

一方、圧力ガス供給部３１においては、容器１内が所定
圧より低圧状態のとき、気体供給孔５２を介して連通し
ているシリンダ４０内も低圧となり、ピストン４１はス
プリング４６により第１図中下方に押動され、弁体４２
を弁座体３４の弁座部３４！から離間させる。これによ
って、ガスボンベ５１内の高圧ガスが０体３７の突刺部
３６、フィルタ３５、弁体４２の周囲から弁座体３４を
経て弁本体３３とピストン４１との間のシリンダ４０内
に入り、さらに、通孔４８、環状溝４９、気体供給孔５
２および逆止弁５４のスリットの開口５３を介して容器
１内に流入し、液体を加圧する。

そして、容器１内の圧力が所定の高圧状態になると、シ
リンダ４０のピストン４１面も高圧となり、ピストン４
１を第１図中上方に押動し、その弁体４２を弁座体３４
の弁座部３４ａに当接してガスの流出を停止する。そし
て、容器１内の液体の注出により容器１内が減圧される
と、これに応じてピストン４１が応動し、このようにし
て高圧ガスを順次供給して容器１内を一定の加圧状態に
保持する。

なお、調節ねじ４４を回動進退してスプリング受４５の
位置を可変し、ピストン４１に対するスプリング４６の
張力を調節して、ガス圧を調節する。

また、上記のような加圧動作において、何らかの理由に
より容器１内が所定圧以上の高圧になると、高圧ガスが
安全弁機構２６の圧力排出孔２７部に加わり、弁体２８
を押動し、高圧ガスを圧力排出孔２７から弁機構室Ｉ７
内に導き、弁体２８および操作体２２の周囲を通って外
部に排出させる。そして、容器１内が所定の圧力に戻る
と、スプリング２５により弁体２８が下方に復帰し、圧
力排出孔２７を閉止する。

上記のように、弁本体３３と一体にシリンダ４０を連設
し、弁本体３３に弁座体３４等を組込むと共に、シリン
ダ４０に弁体４２を有するピストン４１．スプリング４
６等を組込むことにより、圧力ガス供給部３１の大部分
が弁本体３３にユニットとして形成され、組立が容易と
なり、また、弁本体３３をケーシング１２の嵌合孔３２
に着脱することにより、取付け、洗浄等が容易にできる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、弁本体と一体にシリンダを連設し、弁
本体に弁座体を組込むと共に、シリンダに弁体を有する
ピストン、スプリング等を組込むことにより、圧力ガス
供給部の大部分が弁本体にユニットとして形成され、組
立が容易となり、また、弁本体をユニットとしてケーシ
ングの嵌合孔に着脱することにより、取付け、洗浄等が
容易となり、取扱いを容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の一実施例を示す一部を切り欠い
た平面図、第２図は第１図の一部の側面図、第３図は第
１図の縦断面図である。１・・容器、１２・・ケーシング、３２・・嵌合孔、３
３・・弁本体、３４・・弁座体、３４ａ　　・弁座部、
４０・・シリンダ、４１・・ピストン、４２・・弁体、
４３・・蓋体、４６・・スプリング、５１・・圧力ガス
ボンベ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体を収容した容器に装着して容器内に高圧ガス
を供給し、容器内の液体を加圧して注出させる液体注出
用ガス供給装置において、ケーシングに嵌合孔を形成し
、この嵌合孔に、上記容器内と連通するシリンダを一体に
連設した弁本体を嵌着し、この弁本体に弁座部を有する弁座体を取付け、上記シリ
ンダ内に上記弁座体の弁座部に対する弁体を有するピス
トンを進退自在に嵌合すると共に、シリンダの開口端部
に設けた蓋体側と上記ピストンとの間にスプリングを張
設し、上記弁本体に圧力ガスボンベを接続したことを特徴とする液体注出用ガス供給装置。