JPH03124874A - 糸引き込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は引き込みノズルと仮撚りを与える撚り掛け手段
を有する糸引き込み装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の糸引き込み装置は、フィラメント系のむら試験
機と言われるものに用いられている。

これらのむら試験機においては、糸のある種の繊維工学
的パラメータ、特に質量のバラツキが求められ、この目
的のために静電容量式または先覚式測定部材が用いられ
る。フィラメント系はこの測定部材を通って引っ張られ
、通常測定場内での平束状の断面を補償するために、テ
ストの為ある撚りを持たねばならない。

米国特許出願公開第３９５１３２１号明細書から判るよ
うに、引き込みノズル自体は撚り掛け手段として、糸が
ノズル中で空気流により撚られるよう設計されている。

この糸引き込み装置は何年もの実働で極めて成功してい
ることが証明されているが、必要とする空気流の設定の
精度について、操作者からのある種の要求が出されてい
る。また、更に撚り方向の変更（８撚り、左撚り）には
ある種の費用が必要である。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、それぞれの撚りの程度が簡単に設定で
き、また撚り方向が簡単に変更でき、所要エネルギーが
できるだけ低く押えられる如き系引き込み装置を提供す
ることである。

〔諜遺を解決するための手段〕

この課題は本発明によれば、撚り掛け手段が引き込み方
向に引き込みノズルの前面に配置され、糸ガイドを有す
るモータ駆動可能な回転部分を持ち、上記系ガイドで糸
を直線経路より偏奇させることによって解決される。

〔発明の効果〕

本発用による糸引き込み装置においては、撚りは回転部
分の駆動モータの速度で設定でき、撚り方向はそのモー
タの回転方向を変えるだけでよい。更に、この機械的撚
り掛け手段の所要エネルギーは公知の空気式撚り掛け装
置よりも少ない。

〔実施例〕

本発明の内容を添付の図を用いて詳述する。

図示した糸引き込み装置は、例えば本出願人によりＵＳ
ＴＥＲＴＥＳＴＥＲ（ＵＳＴＥＲはツエルヴエーゲル・
ウスチル・アクチェンゲゼルシャフトの登録商Ｍ！４）
の名の下に世界中に販売されているむら試験機の一部を
成す。このタイプのむら試験機の詳細ニ関しては米国特
許出願公開第３９５１３２１号明細書およびスイス国特
許出願公開第６７１１０５号明細書が参照される。

上記のスイス国特許から判るように、このタイプのむら
試験機においては、フィラメント糸の質量のバラツキを
求めるために用いるときは、糸の走行方向に前後に糸ガ
イドと系ブレーキ（テンション装置）、糸送り装置（好
ましくは一対の輸送ローラより成る）、測定部材および
糸引き込み装置が付いている。最後の装置が本発明の主
題をなす。試験さるべき糸はむら試験機を垂直に上方か
ら下方に走り、従って添付の図面はむら試験機の糸引き
込み装置を含む部分の水平断面を示す。

図面に示した如く、糸引き込み装置は、基本的には支持
部材ｌに配置された糸Ｆに対する引き込みノズル２、引
き込み方向（矢印Ａ）の方向に引き込みノズル２の直前
に配置された撚り掛け手段３より成る。引き込みノズル
２の後に、引き取り方向へに糸チャンネル４が設けられ
ており、引き込みノズル２の出口開口は該糸チャンネル
中に突出している。引き込みノズル２と糸チャンネル４
のほぼ移行領域にはチャンバ５が設けられ、この中に圧
搾空気の供給ライン６が導かれている。

糸チャンネル４の軸と同じ軸を持つ引き込みノズル２は
、糸の入る開口の領域に円筒チャンバ７を持ち、この中
に撚り掛け手段３が突出している。このチャンバの領域
には、引き込みノズル２の先頭部分が支持部材ｌから突
出している。ベルトプリー９はこのヘッド部に特殊なボ
ールベアリングまたはエアベアリング８で取り付けられ
、ベルトプリー９は高速モータＭでベルトＲを介して駆
動される。モータＭは支持部材ｌに支持されている支持
プレートＴ上に固定されている。ベルトプリー９にはス
トッパ状の回転部１０が接続され、この中にセラミック
またはサファイアの曲線ガイドチューブ１１が挿入され
ている。糸Ｆは糸むら試験機の測定部材から下方に引き
出され、かなり著しく、約９０”偏向されて、糸ガイド
チューブ！１に入る。

回転部１０中の糸ガイドチューブ１１の配置は、糸引き
込み装置の軸上に糸の入口開口があり、また系出口開口
はこの軸に雛心している如く選ばれる。糸ガイドチュー
ブ１１の糸誘導孔１２は糸引き込み方向Ａに対して系引
き込み装置の軸から外側方向にカーブするように走って
いる。

従って引き込み装置を通過する糸はこの引き込み装置の
軸から偏奇され、回転部１０が回転する（矢印Ｂ）と、
前記測定部材の領域で撚りが与えられる。

撚りの程度は速度に依存し、モータＭの速度でセットさ
れ、また撚り方向（白撚り、左撚り）はモータの回転方
向で設定される。糸Ｆへの引っ張り張力はうイン６の中
の空気圧で設定され、従ってこれらの容易に処理できる
２つのパラメータのみを設定すればよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による系引き込み装置の長軸方向の断面図
である。 ２・・・引き込みノズル、３・・・撚り掛け手段、１０
・・・回転部、１１・・・糸ガイドチューブ、Ａ・・・
引き込み方向、Ｆ・・・糸

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　糸（Ｆ）の引き取り方向（Ａ）に、引き込みノズル
   （２）の直前に撚り掛け手段（３）が配置され、糸を直
   線経路から偏奇させる糸ガイド（１１）を持つモータ駆
   動可能な回転部（１０）を有することを特徴とする、引
   き込みノズルと仮撚りを与える撚り掛け手段とを有する
   糸引き込み装置。 ２　糸ガイドが回転部（１０）に挿入されたチューブ（
   １１）よりなり、その糸入口開口部が、引き込みノズル
   （２）と同軸に配置され、その糸出口開口が引き込みノ
   ズル（２）の軸と離心する如く配置されたことを特徴と
   する、請求項１に記載の装置。 ３　チューブ（１１）が糸（Ｆ）を導く為に設けられた
   湾曲した孔を有し、その糸入口開口部が引き込みノズル
   （２）の軸上にあり、また糸引き取り方向（Ａ）に前記
   軸から外側に湾曲する如く走るようにしたことを特徴と
   する、請求項２に記載の装置。 ４　回転部（１０）の回転軸が引き込みノズル（２）の
   軸と一直線をなすことを特徴とする、請求項３に記載の
   装置。 ５　チューブ（１１）がセラミックまたはサファイアよ
   りなることを特徴とする、請求項３に記載の装置。 ６　糸（Ｆ）の約９０゜の偏向がチューブ（１１）の糸
   入口開口の所で行われる如くしたことを特徴とする、請
   求項４または５に記載の装置。 ７　引き込みノズル（２）が支持部材（１）に支持され
   、これよりノズルの先頭部が突出し、回転部（１０）が
   前記先頭部に取り付けられたことを特徴とする、請求項
   ６に記載の装置。 ８　回転部（１０）が引き込みノズル（２）の前記先頭
   部に取り付けたベルトプリー（９）に接続されたことを
   特徴とする、請求項７に記載の装置。 ９　ベルトプリー（９）を駆動するための高速モータ（
   Ｍ）を特徴とする、請求項８に記載の装置。