JPH0312183A - ゴルフスイング解析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴルフスイング解析装置、特にスイングの
パワー分析を行うための装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の技術には大きく分けて２種類存在し、１つは精密
な足圧針とビデオを組み合わせてスイングの動きを細か
く解析しようとするもの、もう１つはスイングの形を整
えるためにビデオを使って上級者との比較を行ったり、
体の動きに物理的な制約を加えて矯正しようとするもの
である。

簡単に言えば前者は解析を中心とし、後者は練習を中心
とする目的のものである。従来の解析を中心とするもの
においては、ゴルフスイングのために開発された装置で
はないものを組み合わせており、また理論的にもスイン
グの形の解析を主目的とすることが多かった。したがっ
て足圧針は、回転力よりも体重移動を示し、腕の動きは
ビデオ撮影することがほとんどである。また人間の体力
という面からのアプローチでは、握力、ジャンプ力とい
うようにゴルフスイングとは異なる姿勢で測定されてい
た。

〔解決しようとする課題〕

従来の技術においてはスイングのパワーを測定してその
比較検討を行い上達へのトレーニングに結びつけるとい
う発想がなかったために、解析の中心はスイング中の動
きの追跡であった。したがって、ビデオカメラでの撮影
が主たる手法であったのだが、この方法でスイングの出
力を導こうとすると、画面上の手の動きをコマを追って
プロットして処理するという手間のかかる作業が必要で
あったり、身体に特殊なマーカーを付ける必要があった
。

また、足圧針の利用についても、足圧針が単独で使用さ
れることが多く、３次元方向での力の変化をとらえるこ
とはできても、その結果をスイングに最も重要な体の捻
転力の発揮の仕方として分析されることがなかった。

いずれにせよ、この種の測定には、多くの機材と多大な
時間を要するのが通常で、ましてその分析にはデータ処
理の仕方による誤差が含まれることが多く、簡便でしか
もスイングのパワー分析に的を絞った装置が必要であっ
た。

他方、体力や筋力面からのアプローチでは、ゴルフの姿
勢とは異なっていたためにゴルフのスイング力の類推は
できても、直接測りとることはできていなかった。

そこで、この発明は、ゴルフスイングにおけるスイング
力を簡単に定量、定性的に測定し、スイングのパワー分
析を行うゴルフスイング解析装置を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するため、この発明は、スイング時に
おける足下の水平方向への回転力を経時的に測定する力
検出機と、スイング時におけるグリップ又は・その近傍
のスイングブレーン上の回転速度を経時的に測定する速
度検出機とを備え、両検出機で測定された検出データを
時間を合わせて処理することによりスイングのパワー分
析を行うように構成したものである。

〔作用〕

足の力検出機は、スイングに必要な体幹の捻転の反作用
としての力と足の蹴りの合力をスイングに最も関連のあ
る水平方向について検出する。人間が全身運動を行うと
きにその源となるのは体幹、脚の大きな筋肉群である。

したがってこの測定結果は、その人のスイング力の土台
と考えられよう。

一方、腕から検出されるのは、足や体幹の発揮する力が
伝わったところの力と腕白体の力との合力である。しか
も、作用の対象としてのクラブを持っているので、その
人のスイング力の最終出力と考えられよう。このように
して検出された手、足の出力の検出データをパーソナル
コンピュータを使用して時間を合わせて表示することで
、スイング状態での体の出力の量と変化を知ることが可
能となる。

〔実施例〕

以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照にして説明
する。

第１図に示す好適な実施例は、スイング時における足下
の水平方向への回転力を経時的に測定する力検出機１と
、スイング時におけるスイングブレーン上のグリップ又
はその近傍の回転速度を経時的に測定する速度検出機２
とを備え、速度検出機２は、ゴルフクラブのグリップ１
０の部分又はその近傍部分とスイングプレーンの中心軸
上の発電機３とを板ばね４で接続し、発生する電流から
グリップ１０の部分の回転速度を測定するように構成し
である。板ばね４が取付けられる取付部材５は第２図に
示すように回転軸６に接続してあり、板ばね４の回転が
この回転軸６に伝達される。回転軸６の他端側はタイミ
ングギア７に接続してあり、カップリング８を介して速
度検出用のタコジェネレータ９に接続しである。また、
一方のタイミングギア７は角度検出用のポテンションメ
ータ１１に接続してあり、このポテンションメータ１１
により回転角度を検出できるようになっている。

第２図中符号１２はアーム２１の取付は用の孔を示す。

ハンドル１３は回転軸６の軸線の仰角を調節するための
ものであり、ハンドル１４はアーム２１の上下動をロッ
クするためのものであり、ハンドル１５はアーム２１を
支柱２２から上下動させるためのものである。アーム２
１の上下動は第３図に示すように、支柱２２内部にねじ
棒１６を回転可能に設け、このねじ棒１６の基端にギア
１７を取付け、このギア１７に噛み合うギア１８を回転
軸１９に取付けである。この回転軸１９をハンドル１５
で回転させることによりねじ棒１６を回転させる。ねじ
棒１６はアーム２１に設けたナツト部２０にねじ込まれ
、アーム２１は回転しないようになっている。このため
、ねじ棒１６を一方向に回転させることによりナツト部
２０がねじ棒１６の軸線の上下何れかに移動することと
なり、その結果アーム２１が上下動するようになってい
る。ハンドル１３の調整により、スイングする人のスイ
ングプレーンの回転中心となるように回転軸６の軸線を
セットする。また、ハンドル１５によりスイングする人
の体形に応じてアーム２１を上下動して調整する。

板ばね４のグリップ１０の部分に近い個所への取付けは
、第４図に示すようにクラブのシャフト１０′に回転リ
ング２３を装着し、この回転リング２３に取付具２４を
回転リング２３に対して回転可能に取付け、取付具２４
に板ばね４を固着しである。また取付具２４が落下しな
いようにストッパー２５をシャフト１０′に固着しであ
る。回転リング２３はシャフト１０′に対して回転可能
である。

このような速度検出機２を用いてスイングを行うと、ク
ラブの移動に伴って板ばね４も回転する。

板ばね４が回転すると回転軸６が回転し、発電機３が発
生する電流をタコジェネレータ９が検出し、回転軸６の
回転速度すなわちグリップ１０の部分又はその近傍にお
ける回転速度を経時的に測定することができる。

力検出機１としては、第５図ないし第７図に示すような
ものを用いる。すなわち、回動板２６をスラストベラリ
ング２８を介して固定板２７に取付け、回動板２６と固
定板２７との間に回動板２６の回動力（第６図矢印参照
）を検出するためのロードセル２９を取付けである。回
動板２６は中心軸３０に回動可能に取付けてあり（第７
図参照）、中心軸３００個所個所を中心にして両足を回
動板２６上に載せる（第６図参照）。回動板２６上でス
イングすると、ロードセル２９に引張力、圧縮力が生じ
、これらの力を電気変換し、結果的にトルク出力を電圧
出力に対応させる。

このような解析装置によりスイング時におけるクラブの
回転角度とクラブの回転角速度および力検出機１にかか
るトルクを時間軸を合わせて出力した結果を第８図以下
に示す。これらの図における上段のグラフはポテンショ
ンメータ１１により検出された検出データであり、中段
のグラフはタコジェネレータ９により検出されたデータ
、下段のグラフは力検出機１により検出されたデータを
それぞれ時間を合わせて表示したものである。第８図か
ら第１１図に示すそれぞれのグラフは、スイングを行う
者をＡ−Ｄ氏とし、それぞれ異にしたグラフである。

ここで、第８図ないし第１１図に示すグラフをまとめる
と次の表の如くなる。

◎　とても大きい、○大きい、 Ｘ　小さい、 Ａ氏（第８図） Δ中くらい、 ８氏（第９図） ・・・握力右５４．０、左５ 背筋力１８０、体重６ ヘッドスピード４４゜ ・・・握力右５２．０、左５ 背筋力１６５、体重７ ヘッドスピード３９゜ ２、０． ４ｋｇ、 Ｏｍ／Ｓ Ｏ９０， ８ｋｇ。

１ｍ／Ｓ ０氏（第１０図）・・・握力布５１．０、左４０．０、
背筋力１５５、体重６８．８ｋｇ。

ヘッドスピード３３．４ｍ／Ｓ ０氏（第１１図）・・・握力布５２．０、左４８．０、
背筋力１４２、体重７４．４ｋｇ。

ヘッドスピード３６．４ｍ／Ｓ 上記の表は、Ａ氏を基準として用いた評価である。８氏
は、背筋力を強くし、体の捻転がスムーズになるように
すれば、足・半時差がもう少し広がり、足腰のパワーを
もっと有効に使ったパワーのあるスイングが可能となろ
う。０氏は、握力、背筋力といった基礎体力アップをじ
っくりと行い、手の動きをもっとスムーズにしないとい
けない。

０氏は、足腰の力がまだ十分に発揮できていない、とい
うことが判明した。

力検出機１と速度検出機２の各検出データはパーソナル
コンピュータにより処理記録される。このような構成に
よりスイング中の手足の出力波形、ピーク値等がアドレ
ス、トップ、インパクト、フォローに沿ってすぐに見ら
れるようになる。

〔効果〕 以上説明したように、この発明によれば、スイング時に
おける足下の水平方向への回転力を経時時に測定する力
検出機と、スイング時におけるグリップの部分又はその
近傍部分のスイングブレーン上の回転速度を経時的に測
定する速度検出機とを備え、両検出機で測定された検出
データを時間を合わせて処理することによりスイングの
パワー分析を行うようにしたので、体の出力の量と変化
を容易に知ることができる。これにより必要なトレーニ
ングや練習を処方することも可能となる。

また、このようなデータを上級者のデータと比較するこ
とにより、今後の練習の資料とすることができるように
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の好適な実施例を示す全体概略図、第
２図は発電機の個所の断面図、第３図はアームを上下動
させるための機構を示す断面図、第４図は板ばねとクラ
ブとの取付は例を示す断面図、第５図は力検出機の一例
を示す背面図、第６図は平面図、第７図は回動板を取り
除いた平面図、第８図ないし第１１図はこの解析装置に
より検出されたデータを出力してグラフにしたそれぞれ
異なる人のスイング時のグラフである。 １・・・力検出機、 ２・・・速度検出機。 溶　１　ｚ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スイング時における足下の水平方向への回転力を経
   時的に測定する力検出機と、 スイング時におけるグリップ又はその近傍のスイングプ
   レーン上の回転速度を経時的に測定する速度検出機とを
   備え、 両検出機で測定された検出データを時間を合わせて処理
   することによりスイングのパワー分析を行うことを特徴
   とするゴルフスイング解析装置。 ２、上記速度検出機は、グリップの角度測定機能を備え
   たことを特徴とする請求項１に記載のゴルフスイング解
   析装置。 ３、上記速度検出機は、グリップ部分と、スイングプレ
   ーンの中心軸上の発電機とを板ばねで接続し、発生する
   電流からグリップ部分の回転速度を測定するように構成
   したことを特徴とする請求項１又は２に記載のゴルフス
   イング解析装置。