JPH031168B2 - - Google Patents

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JPH031168B2
JPH031168B2 JP19452886A JP19452886A JPH031168B2 JP H031168 B2 JPH031168 B2 JP H031168B2 JP 19452886 A JP19452886 A JP 19452886A JP 19452886 A JP19452886 A JP 19452886A JP H031168 B2 JPH031168 B2 JP H031168B2
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JP
Japan
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gear
hydraulic pump
power take
pump
casing
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JP19452886A
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English (en)
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JPS6353116A (ja
Inventor
Shigetaka Nakao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は車両の走行駆動系より動力を取出すよ
うにした、動力取出装置に関するものである。
(2) 従来の技術 従来車両の走行駆動系のトランスミツシヨンよ
り動力取出歯車装置を介して動力を取出し、これ
により油圧ポンプを駆動してダンプシリンダ等の
油圧作動機器を作動するようにした車両用動力取
出装置は公知である。(特開昭57−60912号公報参
照)。
(3) 発明が解決しようとする問題点 ところが車両の走行駆動系に介装されるトラン
スミツシヨンの動力取出歯車は、該ミツシヨンの
正、逆転操作により正、逆転されるので動力取出
歯車の逆転時に誤つて動力取出歯車装置を「接」
に切換えてしまうと、油圧ポンプが逆転してしま
い、該油圧ポンプは、その軸受等の被潤滑部に油
切れ等を生起してその損傷を招くという問題があ
る。
また動力取出歯車装置と油圧ポンプとは別々に
設けられているので、動力取出歯車の出力軸と油
圧ポンプのポンプ軸とを接続するための接続操作
が面倒となり、その結果全体の組付作業能率が悪
くなるという別の問題もある。
そこで本発明はトランスミツシヨンの動力取出
歯車の逆転時に、誤つて動力取出歯車装置を
「接」に切換えたとしても油圧ポンプが駆動され
ないようにし、かつ動力取出歯車装置の歯車ケー
シングと油圧ポンプのポンプケーシングを一体結
合すれば直ちに動力取出歯車装置の出力軸と油圧
ポンプのポンプ軸が接続されるようにして前記問
題点を一挙に解決できるようにした車両用動力取
出装置を提供することを目的とするものである。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 前記目的達成のため、本発明によれば、トラン
スミツシヨンより動力取出歯車装置を介して動力
を取出し、これにより油圧ポンプを駆動して油圧
作動機器を作動するようにした車両用動力取出装
置において、前記動力取出歯車装置の歯車ケーシ
ングと前記油圧ポンプのポンプケーシングとを着
脱可能に一体に結合し、前記歯車ケーシングに
は、前記トランスミツシヨンの動力取出歯車に噛
合される入力歯車と、この入力歯車と噛脱し得る
出力歯車とを軸架し、該出力歯車と一体回転する
出力軸の端部にワンウエイクラツチを介してカツ
プリングを連結し、このカツプリングに前記油圧
ポンプのポンプ軸が抜差自在に結合される。
前記構成において油圧作動機器は、車両に架装
されるものであつて、該車両の走行駆動系によつ
て駆動されるものであればどのようなものでもよ
い。
(2) 作用 前記構成によれば、トランスミツシヨンの動力
取出歯車の逆転中に誤つて動力取出歯車装置が
「接」に切換えられても油圧ポンプは逆転される
ことがなくまた動力取出歯車装置の歯車ケーシン
グと、油圧ポンプのポンプケーシングを一体結合
することにより動力取出装置の出力軸と油圧ポン
プのポンプ軸が接続される。
(3) 実施例 以下、第1〜4図により本発明の一実施例につ
いて説明する。
この実施例はダンプ車両に本発明装置を実施し
た場合であつて、ダンプ車両の走行用エンジンに
接続される走行駆動系に介装されるトランスミツ
シヨンTのミツシヨンケース1には、第2図に示
すように動力取出歯車装置Gの歯車ケーシング2
が固着される。この歯車ケーシング2のトランス
ミツシヨンT側の端部には入力軸3がボール軸受
4,5を介して回転自在に支承される。入力軸3
には入力歯車6が軸方向に摺動自在にスプライン
係合されており、この入力歯車6は、トランスミ
ツシヨンTの動力取出歯車7に常時噛合され、ト
ランスミツシヨンTの作動時には、常時回転され
る。
歯車ケーシング2の中央部には、ボール軸受
8,9を介して出力軸10が回転自在に支承され
ている。この出力軸10の、歯車ケーシング2内
にはスプライン軸部101が一体に形成され、こ
のスプライン軸101に出力歯車11がスプライ
ン係合される。この出力歯車11はボール軸受
8,9間にカラー12を介して挟持され、軸方向
の移動が抑止される。前記出力歯車11は、入力
軸3上を後述するシフト機構Sによりシフト制御
される前記入力歯車6と噛脱されるようになつて
いる。
入力歯車6の一側にはスリーブ13が一体に形
成され、このスリーブ13の外周には環状の係合
溝14が形成され、この係合溝14にシフト機構
Sのシフタ15のフオーク状端部151が係合さ
れる。
歯車ケーシング2の一側内部には、前記入力歯
車6をシフト制御するためのシフト機構Sが設け
られる。次にこのシフト機構Sについて説明する
と、第4図において歯車ケーシング2の一側には
前記入力軸3および出力軸10と平行なシフトロ
ツド16が摺動自在に支持される。このシフトロ
ツド16の中間部には、前記シフタ15の基端が
固着されており、このシフトロツド16を摺動さ
せることにより、その先端に係合される入力歯車
6をシフトできるようになつている。シフトロツ
ド16の内端部、すなわち第4図右端部は歯車ケ
ーシング2に設けられた支持孔17に支持されて
いる。シフトロツド16の、前記支持孔17に支
持される内端部には、その軸方向に3つの環状ノ
ツチ18,19および20が形成されている。ま
た歯車ケーシング2には、前記支持孔17に直交
して係止孔21が穿設され、この係止孔21内に
は圧縮ばね22と、このばね22によりシフトロ
ツド16に向けて附勢されるノツチボール23と
が設けられ、このノツチボール23は、前記3つ
の環状ノツチ18,19および20に選択的に係
合して、前記シフトロツド16を3つの係止位置
すなわち第1係止位置(上昇位置)E1、第2係
止位置(中立位置)E2および第3係止位置(下
降位置)E3に係止する。
シフトロツド16の外端部、すなわち第3図左
端部分は歯車ケーシング2の外部に突出してお
り、適宜の固定部26に枢支される操作レバー2
4にロツド25を介して連結される。
第2図において、歯車ケーシング2の一側面
(第2図右側面)には、前記出力軸10の一端部
を取囲むように円筒部21が形成され、この円筒
部21の端面に取付座27が形成され、この取付
座27に油圧ポンプPのポンプケーシング28が
複数本の連結ボルト29により一体に固着され
る。油圧ポンプPのポンプ軸30は後述するワン
ウエイクラツチCを設けたカツプリング31を介
して前記出力軸10に連結される。油圧ポンプP
の吸込口32は吸込通路34を介して油溜35に
連通され、また油圧ポンプPの吐出口33は吐出
通路36を介してダンプカーのダンプシリンダ3
7の高圧室38に連通される。吐出通路36の途
中には、油圧ポンプP側への逆流を阻止するチエ
ツク弁39が介在される。チエツク弁39よりも
下流側の吐出通路36と吸込通路34間にはバイ
パス通路40が接続され、該バイパス通路40の
途中に切換弁41が介在される。切換弁41が第
2図に示すように下側位置に切換えられていると
き、油圧ポンプPを駆動すれば高圧油は吐出通路
36を通つてダンプシリンダ37の高圧室38に
供給され、該ダンプシリンダ37を伸長させて荷
箱Vを傾動させることができ、また油圧ポンプP
の駆動を停止すればダンプシリンダ37は中立位
置に保持され、荷箱Vは傾動位置に維持される。
また油圧ポンプPの運転停止状態で切換弁41が
第2図上側位置に切換えられれば、荷箱Vは、そ
の自重により下降し、高圧室38内の作動油はバ
イパス通路40を通つて油溜35に戻される。
前記カツプリング31は第5図に示すようにカ
ツプ状に形成される。該カツプリング31内に設
けられるワンウエイクラツチCは第3図に示すよ
うに、カツプリング31の内周面に一体に設けら
れる外輪42と、この外輪42と出力軸10間に
介在される内輪43とよりなり、前記外輪42の
内周面には、前記出力軸10の回転方向Rと反対
方向に向つて径方向に漸次拡径する複数の円弧状
楔溝44が周方向に形成され、また前記内輪43
には前記楔溝44と同数のローラ45が転動自在
に支承されるとともにそれらのローラ45を楔溝
44の縮径側に附勢する複数のクラツチばね46
が設けられる。したがつて出力軸10が正転(第
3図矢印R方向回転)されると、複数のローラ4
5は出力軸10の外周面と楔溝44間に楔合して
出力軸10の正転はカツプリング31に伝達さ
れ、また出力軸10が逆転(第3図矢印Rと反対
方向回転)されると、ローラ45は出力軸10と
楔溝44間をフリー回転して出力軸10の逆転は
カツプリング31に伝達されない。
第5図に明瞭に示すようにカツプ状カツプリン
グ31の端面には、その径方向に長い係合溝47
が形成され、この係合溝47にポンプ軸30の扁
平端部301が抜着可能に連結される。したがつ
て歯車ケーシング2にポンプケーシング28を複
数本の連結ボルト29により結合すれば、ポンプ
軸30をカツプリング31およびワンウエイクラ
ツチCを介して連結することができる。
次に第1〜5図に示す本発明の一実施例の作用
について説明する。
いま車両の走行駆動系が作動され、トランスミ
ツシヨンTが正転駆動されている状態において、
前記シフト機構Sを作動して入力歯車6を第1係
止位置(上昇位置)E1にシフトすれば、これが
出力歯車11に噛合され、動力取出歯車7の回転
は入力歯車6、出力歯車11を介して出力軸10
に伝達され該出力軸10を正転(第3図矢印R方
向)する。これにより前記ワンウエイクラツチC
は「接」となるので、出力軸10はポンプ軸30
に連結され、油圧ポンプPが駆動される。切換弁
41を第2図に示すように下側位置に切換えれ
ば、油圧ポンプPからの圧力油は吐出通路36を
通つてダンプシリンダ37の高圧室38に圧送さ
れ荷箱Vを傾倒することができる。
次にふたたびシフト機構Sを作動して入力歯車
6を第2係止位置(中立位置)E2にシフトすれ
ば、入力歯車6は出力歯車11との噛合が断たれ
出力軸10の回転が停止し、したがつて油圧ポン
プPの運転も停止し、切換弁41は第2図に示す
下側位置にあつて荷箱Vは傾斜位置に維持され
る。さらに入力歯車6を第3係止位置(下降位
置)E3にシフトすれば、入力歯車6は出力歯車
11との離脱状態が維持される一方切換弁41は
上側位置に切換わり、ダンプシリンダ37の高圧
室38は切換弁41を介して油溜35に連通さ
れ、荷箱Vはその自重により傾斜位置から下降さ
れる。
またトランスミツシヨンTが逆転駆動され、動
力取出歯車7に噛合される入力歯車6が逆転され
ている状態において、誤つて該入力歯車6が第1
係合位置(上昇位置)E1にシフトされてこれが
出力歯車11に噛合されると、出力軸10は逆転
(第3図矢印Rと逆方向)されるが、この場合ワ
ンウエイクラツチCは「断」状態となるので、ポ
ンプ軸30は回転されず油圧ポンプPは作動され
ない。
第6図にはワンウエイクラツチCを内装するカ
ツプリング31の変型例が示される。このカツプ
リング31はその端面に両端を開放した係合溝4
7′が形成され、この溝47′にポンプ軸30の扁
平端部301が係合される。この場合には歯車ケ
ーシング2にポンプケーシング28を連結する
際、ポンプ軸30の扁平端部301を、カツプリ
ング31の側方からその係合溝47′に係合する
ことが可能である。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、動力取出歯車装
置の歯車ケーシングと前記油圧ポンプのポンプケ
ーシングとを着脱可能に一体に結合し、前記歯車
ケーシングには、前記トランスミツシヨンの動力
取出歯車に噛合される入力歯車と、この入力歯車
と噛脱し得る出力歯車とを軸架し、該出力歯車と
一体回転する出力軸の端部にワンウエイクラツチ
を介してカツプリングを連結し、このカツプリン
グに前記油圧ポンプのポンプ軸が抜差自在に結合
されるので、 トランスミツシヨンの動力取出歯車の逆転時
に、誤つて動力取出歯車装置の入力歯車を出力
歯車に噛合させて出力軸を駆動しても油圧ポン
プが逆転駆動されることがなく、該油圧ポンプ
の被潤滑部の油切れ等による損傷を未然に防止
することができる。
動力取出歯車装置の歯車ケーシングと、油圧
ポンプのポンプケーシングとの一体結合により
前記動力取出歯車装置の出力軸と前記油圧ポン
プのポンプ軸とを接続することができ、それら
の接続操作が不要となり、装置全体の組付作業
の大幅な簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明装置の一実施例を示すもの
で、第1図はその側面図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は、第2図−線拡大断面
図、第4図は、第1図−線断面図、第5図は
出力軸とポンプ軸との連結部の分解斜視図、第6
図はカツプリングの変型例を示すものでその傾斜
図である。 C……ワンウエイクラツチ、G……動力取出歯
車装置、T……トランスミツシヨン、P……油圧
ポンプ、2……歯車ケーシング、6……入力歯
車、7……動力取出歯車、10……出力軸、10
……スプライン軸部、11……出力歯車、28
……ポンプケーシング、30……ポンプ軸、31
……カツプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トランスミツシヨンTより動力取出歯車装置
    Gを介して動力を取出し、これにより油圧ポンプ
    Pを駆動して油圧作動機器を作動するようにした
    車両用動力取出装置において、前記動力取出歯車
    装置Gの歯車ケーシング2と前記油圧ポンプPの
    ポンプケーシング28とを着脱可能に一体に結合
    し、前記歯車ケーシング2には、前記トランスミ
    ツシヨンTの動力取出歯車7に噛合される入力歯
    車6と、この入力歯車6と噛脱し得る出力歯車1
    1とを軸架し、該出力歯車11と一体回転する出
    力軸10の端部にワンウエイクラツチCを介して
    カツプリング31を連結し、このカツプリング3
    1に前記油圧ポンプPのポンプ軸30が抜差自在
    に結合されることを特徴とする車両用動力取出装
    置。
JP19452886A 1986-08-20 1986-08-20 車両用動力取出装置 Granted JPS6353116A (ja)

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JP19452886A JPS6353116A (ja) 1986-08-20 1986-08-20 車両用動力取出装置

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JPS6353116A JPS6353116A (ja) 1988-03-07
JPH031168B2 true JPH031168B2 (ja) 1991-01-09

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