JPH03115876A - 鉄損測定装置 - Google Patents

鉄損測定装置

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JPH03115876A
JPH03115876A JP10892790A JP10892790A JPH03115876A JP H03115876 A JPH03115876 A JP H03115876A JP 10892790 A JP10892790 A JP 10892790A JP 10892790 A JP10892790 A JP 10892790A JP H03115876 A JPH03115876 A JP H03115876A
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coil
magnetic
magnetic material
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Tadamasa Nakamura
中村 忠正
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁性材料の鉄損測定装置に関するものである
従来から行われている磁性材料の鉄損測定装置の一つに
、第1図に示すような磁気センサ1を使用する装置があ
る。この磁気センサ1は、断面がほぼコの字形の鉄心2
に、−次コイル<S+磁ココイル3及び二次コイル(出
カニ次電圧コイル)4を巻いて構成され、−次コイル3
は交流電源5及び増幅器6を介して電力計7に接続され
、二次コイル4は増幅器8を介して電力計7に接続され
ている。いま、磁性材料9の表面に磁気センサ1の、鉄
心2の開口端2a、2bを接触させて、交流電源5によ
り、−次コイル3を励磁すると、磁束は鉄心2から磁性
材料9の中を、矢印で示すように流れ、再び鉄心2に戻
る磁路を形成し、この磁束により二次コイル4には電圧
が誘起される。この電圧を増幅器8で増幅して、出カニ
次電圧として電力計7に出力する。電力計7では、二次
コイル4からの出カニ次電圧と、−次コイル3の励磁電
流を入力して、これ等を乗算して磁性材料9と鉄IC・
2の鉄損を表示する。この場合、鉄心2の鉄損を、磁性
材料9の鉄損に比べて十分に小さくしておけば、電力計
7に表示された鉄損は、はぼ磁性材料9の鉄損と考えて
よい。
しかし、この場合、磁性材料9の表面に凹凸があると、
磁気センサ1の鉄心2の開口端2a、2bを磁性材料9
の表面に接触させた場合、磁気センサ1の鉄心2の端面
2a、2bと、磁性材料9の接触面の間に空隙を生じ、
磁気抵抗が増加するので磁束が湊洩し、磁性材料9内を
流れる磁束の磁束密度が減少する。−実験例によると、
0.01rPnの空隙があると、磁性材料9内の磁束密
度は約2.1%減少する。一般に、鉄損は磁束密度のほ
ぼ2乗に比例するから、漏れ磁束は鉄損の測定精度に大
きな影響を及ぼす。従って、前記の従来の鉄損測定装置
では、磁性材料9と磁気センサ1の鉄心2の端面2a、
2bの間に空隙が生ずると、漏れ磁束のために鉄損の測
定精度が低下し、磁性材料9の鉄損測定に大きな誤差を
生ずるという欠点があった。
また、一般に、磁性材料に作用する応力と鉄損の間には
密接な関係があり、横軸に引張応力及び圧縮応力を、纒
軸に鉄損を取り、磁性材料に作用する応力と鉄損の関係
を示すと第2図のようになる。即ち、磁性材料に圧縮応
力が作用する時は、圧縮応力と鉄損はほぼ直線関係にあ
るので、この関係を利用し、圧縮応力の作用している磁
性材料の鉄損を測定すれば、高精度でその圧縮応力を求
めることができる。いま、第2図において、磁性材料に
圧縮応力が作用していない時の鉄損を一〇圧縮応力σの
作用した時の鉄損をWiとすると、圧縮応力σは(Wi
−Wo)に比例する。従って、比例常数をαとすると、
磁性材料に作用する圧縮応力σは、 σ=α (Wi−Wo)    ・・・・・・ (1)
から求めることができる。ここに、比例常数αは、磁束
量、磁性材料の種類、鉄損測定に使用した磁気センサの
種類等によって決まるものである。
従って、磁性材料に圧縮応力が作用していない時の鉄損
WOと、圧縮応力が作用している時の鉄損Wiを測定す
れば、前記の(1)式から、その磁性材料に作用してい
る圧縮応力σを求めることができる。しかし、第1図に
示すような従来の鉄損測定装置では、磁性材料9と磁気
センサ1の鉄心2の端面2a、2bとの間に空隙がある
と、前記のような理由により、鉄損測定精度が低下し、
磁性材料9に作用する圧縮応力の測定にも大きな誤差を
生ずるという欠点があった。
本発明は、前記の欠点を除去するなめになされたもので
、磁気センサと磁性材t1の接触面の間に空隙があって
も、高精度で鉄損を測定することができる鉄損測定装置
を提供することを目的とするものである。
以下、本発明の一実施例を図面について説明する。
第3図は本発明の鉄損測定装置の一実施例の説明図、第
4図は本発明の鉄損測定装置の他の実施例の説明図であ
る。
なお、第1図、第3図、第4図において、同一番号は同
一部材を示す。
第3図において、鉄損測定装置10は、交流な源5と、
電力計7と、磁気センサ12と、増幅器18より構成さ
れている。
磁気センサ12は、内側鉄心13と、この内側鉄心13
の背部に巻かれた電圧コイル14及びその脚部に巻かれ
た検出コイル15と、内側鉄心13を覆うように、その
外側に設けられた断面がほぼコの字形の外側鉄心16と
、この外側鉄心16に巻かれた励磁コイル17とから構
成されている。内側鉄心13は、断面がほぼコの字形の
形状を有し、電圧コイル14と検出コイル15の間に各
脚部からそれぞれ内部に向けて突起13−.13”が設
けられ、この突起13−13#の間には、磁気抵抗を調
整するための空隙が設けられている。そして電圧コイル
14を交流な源5と、電力計7の電圧端子に接続し、検
出コイル15を演算増幅器18(以下、増幅器18と略
記する。)の入力側に持続し、また、励磁コイル17の
一端を電流計20を介して電力計7の電流端子に接続す
る。
励磁コイル17の他端は、増幅器18の出力側の一端に
、増幅器18の出力側の他端は電力計7の電流端子に接
続する。電圧コイル14には、電圧コイル14の電圧を
測定する電圧計19が並列に接続されている。
今、磁気センサ12を磁性材料9の表面に配置して、電
圧コイル14を交流な源5により、一定電圧で励磁する
と、磁束は内側鉄心13内を矢印の方向に流れ、一部分
は突起13゛から空隙を介して突起13″を通り元に戻
る第1内側磁路Aを形成し、他部分は内(11鉄心13
の一方の脚部から磁性材料9の中を、矢印の方向に流れ
、内側鉄心13の他方の脚部に戻る第2内側磁路Bを形
成する。この第2内側磁路Bを流れる磁束により、検出
コイル15に電圧が誘起される。この検出コイル15に
誘起された電圧を、増幅器18で増幅して、電力計7及
び電流計20を介して、この検出コイル15に誘起され
た電圧を打消す方向に励磁コイル17に印加すると、励
磁コイル17に電流が流れ、磁束は外部鉄心16から磁
性材料9の中を流れ、その磁束の一部分は、矢印で示す
ように、内側鉄心13の一方の脚部から入り、内側鉄心
13の中を流れ、内側鉄心13の他方の脚部から出て、
再び磁性材料9の中を流れて、外側鉄心1Gに戻る外側
磁路Cを形成する。この場合、増幅器18の増幅率を極
めて大きくしておき、外側鉄心16から、内側鉄心13
に分流した磁束で、電圧コイル14の励磁により発生し
、内側鉄心13内を流れる磁束を打消させ、検出コイル
15部の磁束が殆んど零になるようにすると、内側鉄心
13の各脚部の起磁力は殆んど零となり、内側鉄心13
の各脚部の突起13’ 、 13”の近傍の2点X−Y
間の起磁力と、内側鉄心13の各脚部の端面と対向する
磁性材料9内の2点U−V間の起磁力が等しくなる。従
って、この時の電圧コイル14の電圧と、励磁コイル1
7の電流を電力計7に入力して乗算すれば、その乗算結
果は 磁性材料9のU−V間の鉄損となる。このように
、内側鉄心13の各脚部の磁束を殆ど零にすれば、内側
鉄心13の端面と、磁性材料9の間の空隙の大小に関係
なく、常に高精度で磁性材料9の鉄損を測定することが
できる。
また、第4図は、本発明の他の実施ρ1である鉄損測定
装置10゛を示したもので、この鉄損測定装置10゛は
、第3図の鉄損測定装置10の磁気センサ12の代わり
に、磁気センサ21を用いた外は第3図と全く同じであ
る。磁気センサ21は、断面がほぼコの字形の内側鉄心
22と、この内側鉄心22の背部に巻かれた電圧コイル
14及びその脚部に巻かれた検出コイル15と、内側鉄
心22を覆うように、その外側に設けられた断面がほぼ
コの字形の外側鉄心16と、この外側鉄心16に巻かれ
た励磁コイル17とから構成されている。従って、磁気
センサ21を磁性材料9の表面に配置し、電圧コイル1
4を交流電源5により、一定電圧で励磁すると、磁束は
内側鉄心22から磁性材料9の中を矢印の方向に流れ、
再び内側鉄心22に戻る内側磁路りを形成し、検出コイ
ル15に電圧が誘起される。この検出コイル15に誘起
された電圧を、増幅器18で増幅して、電力計7及び電
流計20を介して、この検出コイル15に誘起された電
圧を打消す方向に励磁コイル17に印加すると、励磁コ
イル17に電流が流れ、磁束は外側鉄心16から磁性材
料9の巾を流れ、その磁束の一部分は矢印で示すように
、内側鉄心22の一方の脚部から入り、内側鉄心22の
中を流れ、内側鉄心22の他方の脚部から出て、再び磁
性材料9の中を流れて外f11鉄心16に戻る外@磁路
Eを形成する。
この場合、増幅器18の増幅率を極めて大きくしておき
、内l!!鉄心22に分流した磁束で、電圧コイル14
の励磁により発生し、内側鉄心22内を流れる磁束を打
消させ、検出コイル15部の磁束が殆んど零になるよう
にすると、内側鉄心22の各脚部の検出コイル15と電
圧コイル14間の2点X”−Y−間の起磁力と、内側鉄
心22の各脚部の端面と対向する磁性材料9内の2点U
−V間の起磁力が等しくなる。従って、この時の電圧コ
イル14の電圧と、励磁コイル17の電流を電力計7に
入力して乗算すれば、その乗算結果は、磁性材料9のU
−V間の鉄損となり、第3図の場合と同様に、磁性材j
l 9の鉄損を、内側鉄心22の端面と、磁性材料9の
間の空隙の大小にr!A係なく、常に高精度で測定する
ことができる。
また、前記の鉄損測定装置を利用することにより、磁性
材料9の表面と、磁気センサの内側鉄心の端面の間に空
隙があっても、その空隙の大小に関係なく、常に高精度
で磁性材料9に作用する応力を前記の(1)式より求め
ることができる。尚、前記各実施例の検出コイル15の
かわりに、ホール素子等のセンサを使用してもよいこと
は自明である。 以上のように、本発明の鉄損測定装置
は、磁性材料の表面と磁気センサの内(PIe心の端面
の間に空隙があっても、その空隙の大小に関係なく、高
精度で磁性材料の鉄損を測定することができる。
従って、前記の(1)式より空隙により測定誤差を生ず
ることなく、常に高精度で磁性材料の応力を求めろこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鉄損測定装置の説明図、第2図は磁性材
料に作用する応力と鉄損の関係を示す特性曲線図、第3
図は本発明の鉄損測定装置の一実施例の説明図、第4図
は本発明の鉄損測定装置の他の実施例の説明図である。 5・・・交流電源、7・・・電力計、9・・・磁性材料
、10、10°・・・鉄損測定装置、12.21・・・
磁気センサ、13.22・・・内側鉄心、13°、13
”・・・突起、14・・・電圧コイル、15・・・検出
コイル、16・・・外側鉄心、17・・・励磁コイル、
18・・・増幅器、19・・・電圧計、20・・・電流
計。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 断面略コの字形で背部に電圧コイルを脚部に検出コイル
    を巻装した内側鉄心と、断面略コの字形で開口端を前記
    内側鉄心の開口端と同一平面同一方向に設け、背部に励
    磁コイルを巻装した外側鉄心とからなる磁気センサと;
    前記電圧コイルを励磁する交流電源と;入力側が前記検
    出コイルに、出力側の一端が電力計の電流端子に、他端
    が励磁コイルの一端に接続された増幅器と;前記電圧コ
    イルは電圧端子に、励磁コイルの一端と増幅器の一端は
    電流端子に接続された電力計とからなることを特徴とす
    る鉄損測定装置。
JP10892790A 1990-04-26 1990-04-26 鉄損測定装置 Granted JPH03115876A (ja)

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JPH0474677B2 JPH0474677B2 (ja) 1992-11-26

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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