JPH0311548A - 中性粒子質量エネルギ分析装置 - Google Patents

中性粒子質量エネルギ分析装置

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JPH0311548A
JPH0311548A JP1143824A JP14382489A JPH0311548A JP H0311548 A JPH0311548 A JP H0311548A JP 1143824 A JP1143824 A JP 1143824A JP 14382489 A JP14382489 A JP 14382489A JP H0311548 A JPH0311548 A JP H0311548A
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JP
Japan
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energy
electrostatic
deflection plate
incoming
mass
Prior art date
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Pending
Application number
JP1143824A
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English (en)
Inventor
Hiroteru Karaushi
唐牛 大輝
Mitsuo Kiyono
清野 満夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、核融合装置から発生する中性粒子の質量とエ
ネルギとを分析する中性粒子質量エネルギ分析装置に関
する。
(従来の技術) 第3図は中性粒子質量エネルギ分析装置の構成図である
。同図において1は真空容器であって、この真空容器1
は真空継手2を介して核融合装置に直接接続されている
。この真空容器1の内部にはストリッピングセル3、偏
向電磁石4、静電偏向板5及び粒子検出器6がそれぞれ
配置されている。ストリッピングセル3は内部に中性ガ
スが蓄えられており、入射した中性粒子nを中性ガスに
よって荷電交換してイオン化し、これを入射イオンとし
て偏向電磁石4に送る機能を有している。
この偏向電磁石4は座標軸2方向に磁界Hを発生するも
ので、入射した入射イオンに磁界Hを加えてこの入射イ
オンをラーマ−回転させる。このときの、入射イオンの
ラーマ−半径rは 2 r=2mV/ (Q−H) となる。ここで、mは中性粒子nの質量、■は速度、q
は電荷量である。従って、入射イオンは入射イオンの運
動量つまりエネルギに応じたラーマ−半径で回転する、
っまり入U・Jイオンのエネルギ弁別が行われる。
次にラーマ−回転した入射イオンは静電偏向板5に入射
する。この静電偏向板5は座標軸2方向に互いに対向す
る台形の各電極を配置してこれら電極間に静電界を発生
するものとなっている。この静電界が発生している状態
にラーマ−回転した入射イオンが入射すると、この入射
イオンは静電界により座標2軸2方向に変位する。この
変位Zは Z−(qEρ/mV2)  x f(Ω/2)十ρ ′
)で表され、ここでρは静電偏向板5を通過する入射イ
オンの通過電極長、β−は静電偏向板5と粒子検出器6
との間の距離、Eは静電偏向板5で発生する静電界であ
る。従って、入射イオンはその中性粒子nの質量mに応
じた変位Zとなる、つまり入射イオンの質量弁別が行わ
れる。しがるに、粒子検出器6は入射イオンの検出位置
から中性粒子nの質量及びエネルギを検出する。
なお、静電偏向板5が台形の形状となっているのは次の
理由による。すなわち、ストリッピングセル3内を通過
する中性粒子nの進行方向をfとし静電偏向板5の入射
イオンの入射側の一辺をjとしてその交点をOとした場
合、静電偏向板5の出射側の一辺i及び粒子検出器6に
沿ったラインhが交点Oを通過するように静電偏向板5
及び粒子検出器6を配置すれば、粒子検出器6の検出面
上における入射イオンの検出位置つまり変位Zは中性粒
子nのエネルギが異なっていても同一の質量であれば同
一の値を示すからである。
ところで、中性粒子nの質量エネルギ分析を高エネルギ
から低エネルギまでの広い範囲に亙って行う場合、特に
低エネルギの入射イオンは静電偏向板5を通過する電極
長Ωが各電極5の間隔Δ2よりも短いところを通過する
。このようなところでは第4図のA−A−断面図に示す
ように漏れ電界E−が生じており、この漏れ電界E−に
より入射イオンは本来軌道Iに従って進行するところを
軌道Hに従って進行してしまう。このため、低エネルギ
の中性粒子に対する質量エネルギ分析は誤差が大きくな
り、甚だしくは入射イオンが粒子検出器6で検出されず
に真空容器]の天井に当ることがある。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように低エネルギの中性粒子に対する質量エネル
ギ分析結果に誤差が含まれて精度高い分析が困難であっ
た。
そこで本発明は、高エネルギから低エネルギに亙って高
精度の質量エネルギ分析ができる中性粒子質量エネルギ
分析装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明は、入射した中性粒子をイオン化してこの入射イ
オンに磁界を加えて入射イオンをラーマ−回転させてエ
ネルギー弁別し、この後ラーマ−回転した入射イオンに
静電界を加えて質量弁別する中性粒子質量エネルギ分析
装置において、静電界を加える静電偏向板をラーマ−回
転でエネルギー弁別された入射イオンのラーマ−半径方
向に応じた方向に複数分割し、かつこれら分割された各
分割電極ごとに発生させる静電界を可変とする構成とし
て上記目的を達成しようとする中性粒子質量エネルギ分
析装置である。
(作 用) このような手段を備えたことにより、静電偏向板の各分
割電極にはそれぞれエネルギー弁別された入射イオンの
ラーマ−半径方向の位置に応じた各静電界が発生される
。これにより、エネルギー弁別された各入射イオンはそ
のラーマ−半径方向の位置に応じた各静電界によって質
量弁別される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、第3図と同一部分には同一符号を付してその
詳しい説明は省略する。
第1図は中性粒子質量エネルギ分析装置の構成図である
。この装置には分割型静電偏向板10が備えられている
。この分割型静電偏向板10は偏向電磁石4でラーマ−
回転されてエネルギー弁別された入U=Jイオンのラー
マ−半径方向(座標軸X方向)に対して複数に分割した
各分割電極11−1.11−2・・・11−6を有し、
これら分割電極11−1.11−2・・・11−6ごと
に発生ずる静電界を可変とする構成としたものである。
具体的に説明すると、分割型静電偏向板]0は全体とし
て台形に形成されており、上記の如くストリッピングセ
ル3内を通過する中性粒子nの進行方向をfとし静電偏
向板5の入射イオンの入射側の一辺をjとしてその交点
を0とした場合、静電偏向板5及び粒子検出器6はこの
静電偏向板5の出射側の一辺i及び粒子検出器6に沿っ
たラインhが交点Oを通過するように配置されている。
そして、この分割型静電偏向板]0は、座標軸X方向に
おけるほぼ中間位置から交点O側つまり低エネルギの入
射イオンか入射する側で所定間隔ことに分割されて各分
割電極11−1.11−211−5が形成され、残りの
分割電極11−6は比較的大きな1枚の板で形成されて
いる。なお、各分割電極11−1.11−2・・11−
6はそれぞれ]、 mm程度の絶縁層を挟んで座標軸X
方向に配置されている。又、これら分割電極11−1゜
11−2・・・11−6には第2図に示すようにそれぞ
れ電界調整用の各可変抵抗12−1,12’−2、・・
12−6が接続されている。そして、これら可変抵抗1
2−1.12−2、・・・12−6の他端は直流電源1
3に共通接続されている。
このような構成であれば、分割電極1]−6には第3図
に示す静電偏向板5に印加される電圧と同一の電圧が可
変抵抗12−6により調整されて印加される。これによ
り、分割電極11−6には上記静電偏向板5に発生する
強度と同一強度の静電界が発生ずる。一方、各分割電極
11−1〜11−5にはそれぞれ入射する入射イオンの
エネルギに応じた電圧、例えば交点Oに側に向かって配
置された各分割電極1コー5〜11−1の順に高い各電
圧が印加されている。しかるに、各分割電極11−5〜
11−1にはそれぞれ漏れ電界による入射イオンの軌道
ずれが発生しない静電界が発生ずる。
このような状態に中性粒子r】が入射すると、この入射
した中性粒子nはストリッピングセル3内の中性ガスに
よって荷電交換によりイオン化されて入射イオンとして
偏向電磁石4に送られる。この偏向電磁石4は入射した
入射イオンに磁界Hを加えてこの入射イオンをラーマ−
回転させる。これにより、入射イオンはエネルギに応じ
たラーマ−半径で回転してエネルギ弁別される。
このラーマ−回転した入射イオンは分割型静電偏向板1
0に入射する。この分割型静電偏向板10の特に各分割
電極11−1〜11−5にはそれぞれ入射する入射イオ
ンのエネルギに応じた各電圧が印加され、各分割電極1
1−5〜11−1にはそれぞれ漏れ電界による入射イオ
ンの軌道すれが発生しない静電界が発生している。従っ
て、入射イオンは静電界により座標軸2方向に変位し、
この変位Zは中性粒子nの質量mに応じた値となる。こ
の結果、粒子検出器6は入射イオンの検出位置から中性
粒子nの質量及びエネルギを検出する。
このように上記一実施例においては、静電偏向板10を
ラーマ−回転でエネルギー弁別された入射イオンのラー
マ−半径方向に応じた方向に複数分割し、これら分割電
極11−1 11−2  ・・1]−6ごとに発生させ
る静電界を可変とする構成としたので、分割型静電偏向
板10において漏れ電界によって低エネルギの入射イオ
ンが本来の軌道からずれることが無く入射イオンの質量
に応じて変位Zさせることかできる。従って、高エネル
ギから低エネルギまでの中性粒子nの質量及びエネルギ
を高精度に分析できる。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形しても良い。例えば、各
可変抵抗]2−1〜12−6は真空容器1の外部におい
て調整するのでなく、予め各抵抗値を調整して分割型静
電偏向板10に取り付けて真空容器1の内部に設けても
良い。又、分割型静電偏向板10は分割電極の数を増加
しても良く、又その分割の方法は交点Oに向かうに従っ
て細かく分割しても良い。
0 [発明の効果コ 以上詳記したように本発明によれば、高エネルギから低
エネルギに亙って高粘度の質量エネルギ分析ができる中
性粒子質量エネルギ分ト11装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係わる中性粒子質量エネル
ギ分析装置の一実施例を説明するための図であって、第
1図は構成図、第2図は分割静電偏向板の電気回路構成
図、第3図は従来装置の構成図、第4図は同装置におけ
る入射イオンの軌道ずれを示す図である。 1・・・真空容器、2・・真空継手、3・・・ストリッ
ピングセル、4・・・偏向電磁石、6・・・粒子検出器
、10・・・分割型静電偏向板、11−1〜]]6・・
・分割電極、12−1〜12−6・・・可変抵抗、13
・・・直流電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入射した中性粒子をイオン化してこの入射イオンに磁界
    を加えて前記入射イオンをラーマー回転させてエネルギ
    ー弁別し、この後ラーマー回転した前記入射イオンに静
    電界を加えて質量弁別する中性粒子質量エネルギ分析装
    置において、前記静電界を加える静電偏向板を前記ラー
    マー回転でエネルギー弁別された前記入射イオンのラー
    マー半径方向に応じた方向に複数分割し、かつこれら分
    割された各分割電極ごとに発生させる静電界を可変とす
    る構成としたことを特徴とする中性粒子質量エネルギ分
    析装置。
JP1143824A 1989-06-06 1989-06-06 中性粒子質量エネルギ分析装置 Pending JPH0311548A (ja)

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