JPH03114846A - サーマルヘッド基板 - Google Patents

サーマルヘッド基板

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JPH03114846A
JPH03114846A JP25483189A JP25483189A JPH03114846A JP H03114846 A JPH03114846 A JP H03114846A JP 25483189 A JP25483189 A JP 25483189A JP 25483189 A JP25483189 A JP 25483189A JP H03114846 A JPH03114846 A JP H03114846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thermal head
resistant layer
heating resistor
layers
Prior art date
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Pending
Application number
JP25483189A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Tachiki
立木 茂実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感熱式プリンタ等に使用されるサーマルヘッド
基板に関し、特に薄膜技術により製造されるサーマルヘ
ッド基板に関する。
[従来の技術] 第4図は従来のサーマルヘッド基板を示す平面図、第5
図は第4図のv−v線による断面図である。但し、第4
図は後述する耐摩耗層16を形成する前の平面図である
グレーズドアルミナ基板11上には複数本の帯状の発熱
抵抗体層12が相互に適長間隔をおいて形成されており
、各発熱抵抗体層12上の所定領域を除く部分にはアル
ミニウムからなる電極体層14a及び14bが形成され
ている。そして、この電極体層14a、14bに被覆さ
れていない発熱抵抗層12の前記所定領域は発熱抵抗体
13になっている。
電極体層14a及び14bは基板11の縁部に延出し、
電力供給源となる集積回路(以下、ICという)に接続
されている。また、発熱抵抗体13及びその近傍の電極
体層14a、14b上には耐摩耗層16が形成されてい
る。
このサーマルヘッド基板を使用して印字を行なう場合、
第5図のように、サーマルヘッド基板の発熱抵抗体13
とプラテンローラ18とが対向するように両者を配置し
、サーマルヘッド基板とこのプラテンローラ18との間
に感熱紙17を挿入する。そして、サーマルヘッド基板
により感熱紙17をプラテンローラ18に押圧する。こ
の状態で、プラテンローラ18を回転させて感熱紙17
をプラテンローラ18と共に移動させつつ、複数組の電
極体層14aと14bとの間に選択的に電圧を印加する
と、電圧が印加された特定の電極体J114a及び14
b間のアルミニウムに被覆されていない領域、即ち発熱
抵抗体13が抵抗発熱する。この熱により、感熱紙17
に印字が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のサーマルヘッド基板においては、
実際に発熱する発熱抵抗体13が耐摩耗層16の表面よ
りも電極体層14a、14bの厚さ分だけ下方に位置し
ているため、大きな段差が形成される。このため、電極
体層14a及び14bの発熱抵抗体13側の端部におい
て、プラテンローラ18とサーマルヘッド基板との相対
的な移動に伴って耐摩耗層16に大きな応力が印加され
る。このため、耐摩耗層16がこの段差部から剥離され
ることがある。また、耐摩耗層の形成時に、この段差部
に段切れ又は微小孔が発生しやすい。
耐摩耗層16に段切れ又は微小孔が発生すると、この段
切れ部又は微小孔部から湿気が侵入し、アルミニウムか
らなる電極体層14a、14bが腐食されるという問題
点もある。これらの問題点を回避するために、電極体層
14a及び14bの層厚を薄(して段差を小さくするこ
とも考えられるが、電極体層14a、14bの導体抵抗
値を所定値以下に維持するために、電極体層14a、1
4bの層厚を薄くするには限界があり、これらの問題点
を解決するに至っていない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
発熱部に大きな凹型の段差が存在せず、耐摩耗層に対す
る局部的な応力の印加並びに段切れ及び微小孔の発生が
防止された高信頼性のサーマルヘッド基板を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るサーマルヘッド基板は、絶縁基板上の所定
領域に形成された発熱抵抗体層と、この発熱抵抗体層の
所定領域上に形成された陽極酸化膜と、この陽極酸化膜
の形成領域を除く前記発熱抵抗体層上に設けられた電極
体層と、前記陽極酸化膜及び前記電極体層上に形成され
た耐摩耗層とを有することを特徴とする。
[作用] 本発明においては、発熱抵抗体層の所定領域上に陽極酸
化膜が形成されており、この陽極酸化膜が形成されてい
ない前記発熱抵抗体層上には電極体層が形成されている
。陽極酸化膜は、例えば前記電極体層を不導体化して形
成することができる。
このようにして形成された陽極酸化膜の膜厚は、前記電
極体層の層厚と略等しくなる。これにより、電極体層及
び陽極酸化膜上に形成される耐摩耗層の段切れ及び微小
孔の発生が回避されると共に、この耐摩耗層の表面は略
平坦になり、サーマルヘッド基板とプラテンローラとの
間の相対的な移動に伴う耐摩耗層に対する局部的な応力
の印加が回避される。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図は本発明の実施例に係るサーマルヘッド基板を示
す平面図、第2図は第1図の■−■線による断面図であ
る。
グレーズドアルミナ基板1上には陽極酸化膜5、電極体
層4a、4b及び共通電極4c並びにIC搭載部4d及
び外部接続パターン40等が夫々所定のパターンで形成
されている。この電極体層4a*4b及び陽極酸化膜5
と基板1との間には、第2図に示すように発熱抵抗体層
2が形成されており、陽極酸化膜5の直下域の発熱抵抗
体層2は発熱抵抗体3になっている。また、陽極酸化膜
5及び電極体層4 a * 4 b上には耐摩耗層6が
形成されている。
電極体層4aの一方の端部は共通電極4Cに接続されて
おり、他方の端部は陽極酸化膜5の一方の端部に接続さ
れている。この陽極酸化膜5の他方の端部は電極体層4
bに接続されている。この電極体層4bはIC搭載部4
dの近傍に延出しており、このIC搭載部4d上に搭載
されるICと電気的に接続される。また、このICは外
部接続パターン4eと電気的に接続され、外部からの信
号により、特定の陽極酸化膜5の下方の発熱抵抗体3に
電気を供給して発熱させる。
本実施例のサーマルヘッド基板は、従来と同様に、サー
マルヘッド基板により感熱紙7をプラテンローラ8に押
圧し、プラテンローラ8を回転させて感熱紙7を移動さ
せながら、発熱抵抗体3を選択的に発熱させて印字する
第3図(a)乃至(d)は本実施例に係るサーマルヘッ
ド基板の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、第3図(a)に示すように、グレーズドアルミナ
基板1上にTaSiO2を約0.1乃至0゜2μmの厚
さに被着し、発熱抵抗体層2を一様に形成する。その後
、スパッタリング法により、この発熱抵抗体層2上の全
面にアルミニウムを約1.0μmの厚さに被着し、電極
体層4を成形する。
次に、第3図(b)に示すように、ホトレジスト処理技
術を使用し、電極体層4を所定のパターンに成形する。
この場合、リン酸及び硝酸系のエッチャントを使用する
ことができる。このエツチングにより、不要部分の電極
体層4が除去され、不要部分の発熱抵抗体層2が露出す
る。次いで、弗酸及び硝酸系のエッチャントにより、こ
の露出した不要部分の発熱抵抗層2をエツチング除去す
る。これにより、所定のアルミニウム配線パターンが形
成される。
次に、第3図(C)に示すように、発熱抵抗体3を形成
すべき所定領域を除いて基板1の全面に陽極酸化処理を
行なうときのマスク(陽極酸化マスク)8を被覆する。
このマスク8は、従来のホトレジスト処理技術により形
成することができるが、例えばホトレジス) 0FPR
−7RF (商品名;東京応化工業■製)を約15μm
の厚さにスピンナー塗布した後、露光及び現像処理を行
なうと、100V以上の高電圧に耐えられるマスク9が
得られる。
この外、例えば発熱抵抗体3を形成すべき領域を除いて
非浸食性化成液中で電極体層4の表面を化成して、これ
により厚さが0.1μmの無孔性アルミナ皮膜を形成し
、このアルミナ皮膜をマスク9とすることもできる。ま
た、高い精度を必要としない場合は、有機溶剤により除
去することができるワックス等を基板1上に印刷し、こ
のワックス等をマスク9としてもよい。
次に、第3図(d)に示すように、濃度が2重量%の硫
酸水溶液中に基板1を浸漬し、マスク9に覆われていな
い発熱抵抗体形成予定領域の電極体層4を約150Vの
高電圧で化成して、陽極酸化膜(A)203膜)5を形
成する。この陽極酸化膜5の両側の電極体層4は電極体
層4a及び4bになる。その後、マスク9を有機溶剤等
により剥離する。これにより、電気的に不導体である陽
極酸化膜5の下方の発熱抵抗体層2は陽極酸化膜5を挾
む1対の電極体層4 a s 4 bにより給電される
発熱抵抗体3になる。
次いで、陽極酸化膜5及び陽極酸化膜5の近傍の電極体
層4a、4b上に耐摩耗層6を形成する。
これにより、本実施例のサーマルヘッド基板が完成する
本実施例に係るサーマルヘッド基板は、上述の如く、発
熱抵抗体3上に陽極酸化膜5が形成されているため、耐
摩耗層6の表面は略平坦である。
こめため、耐摩耗層6の段切れ及び微小孔の発生を回避
することができる。また、印字の際のプラテンローラ8
とサーマルヘッド基板との間の相対的な移動に起因して
耐摩耗層6に印加される応力が低減される。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、発熱抵抗体層上に
陽極酸化膜及び電極体層が形成されているから、これら
の陽極酸化膜及び電極体層上に形成されている耐摩耗層
の表面は略平坦である。このため、プラテンローラとサ
ーマルヘッド基板との間の相対的な移動による耐摩耗層
への局部的な応力の印加が回避され、耐摩耗層の剥離が
防止される。また、耐摩耗層形成部の段切れ及び微小孔
の発生が回避されるため、本発明に係るサーマルヘッド
基板は電極体層の酸化が防止され、極めて信頼性が高い
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るサーマルヘッド基板を示
す平面図、第2図は第1図の■−■線による断面図、第
3図(a)乃至(d)は同じくその製造方法を工程順に
示す断面図、第4図は従来のサーマルヘッド基板を示す
平面図、第5図は第4図の■−■線による断面図である
。 1.11;グレーズドアルミナ基板、2,12;発熱抵
抗体層、3.13;発熱抵抗体、4,4al 4b、1
4a、14b;電極体層、4c;共通電極、4d;IC
搭載部、4e;外部接続パターン、5;陽極酸化膜、e
、te;耐摩耗層、7゜17;感熱紙、8.18;プラ
テンローラ、9;マスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板上の所定領域に形成された発熱抵抗体層
    と、この発熱抵抗体層の所定領域上に形成された陽極酸
    化膜と、この陽極酸化膜の形成領域を除く前記発熱抵抗
    体層上に設けられた電極体層と、前記陽極酸化膜及び前
    記電極体層上に形成された耐摩耗層とを有することを特
    徴とするサーマルヘッド基板。
JP25483189A 1989-09-29 1989-09-29 サーマルヘッド基板 Pending JPH03114846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25483189A JPH03114846A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 サーマルヘッド基板

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JP25483189A JPH03114846A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 サーマルヘッド基板

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JPH03114846A true JPH03114846A (ja) 1991-05-16

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JP25483189A Pending JPH03114846A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 サーマルヘッド基板

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