JPH03114264A - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
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- JPH03114264A JPH03114264A JP2224984A JP22498490A JPH03114264A JP H03114264 A JPH03114264 A JP H03114264A JP 2224984 A JP2224984 A JP 2224984A JP 22498490 A JP22498490 A JP 22498490A JP H03114264 A JPH03114264 A JP H03114264A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/70—SSIS architectures; Circuits associated therewith
- H04N25/71—Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
- H04N25/745—Circuitry for generating timing or clock signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
の
本発明は固体撮像装置、特に光計測用のCCDラインセ
ンサに関する。
ンサに関する。
女じ糺9」L術−
光計測等の測定装置にCCDラインセンサを用いる場合
、特に入射光量と出力信号値の間のリニアリティ(直線
性)が重要な特性となる。このリニアリティを確保する
ために、米国特許第4.389.661号等では光電変
換部で発生した電荷を光電変換部自身で蓄積せず、それ
に隣接して設けた電荷蓄積部で蓄えるという方法を提案
している。
、特に入射光量と出力信号値の間のリニアリティ(直線
性)が重要な特性となる。このリニアリティを確保する
ために、米国特許第4.389.661号等では光電変
換部で発生した電荷を光電変換部自身で蓄積せず、それ
に隣接して設けた電荷蓄積部で蓄えるという方法を提案
している。
一方、光計測用のCCDラインセンサに要求されるもう
一つの重要な特性は精度であるが、一般に光電変換デバ
イスの精度に影響を及ぼす要因の一つは光ショットノイ
ズである。この光ショットノイズによる影響を低減する
ためには、CCDラインセンサで扱う電荷量を増大させ
るのが効果的であるが、従来はむしろCCDラインセン
サの感度を上げる方向が中心に考えられており、扱い電
荷量を増大させるという考え方はあまりされなかった。
一つの重要な特性は精度であるが、一般に光電変換デバ
イスの精度に影響を及ぼす要因の一つは光ショットノイ
ズである。この光ショットノイズによる影響を低減する
ためには、CCDラインセンサで扱う電荷量を増大させ
るのが効果的であるが、従来はむしろCCDラインセン
サの感度を上げる方向が中心に考えられており、扱い電
荷量を増大させるという考え方はあまりされなかった。
前記米国特許第4,389.661号においても電荷蓄
積部の扱い電荷量を増大させるという記述はない。
積部の扱い電荷量を増大させるという記述はない。
が ゛ よ と る
電荷蓄積部の扱い電荷量を増大させる手段として、次の
3つの方法が考えられる。
3つの方法が考えられる。
■ 電荷蓄積部の面積を増やす。
■ 半導体基板の不純物濃度を増やす。
■ 電荷蓄積部のポテンシャルを深くする。
上記3つの方法のうち、電荷蓄積部に関しては■の対策
が有効であるが、同じ半導体基板上にCOD転送レジス
タを形成することが困難となる。
が有効であるが、同じ半導体基板上にCOD転送レジス
タを形成することが困難となる。
また、不純物濃度を増やした場合には、その部分の電極
に高電圧を印加しなければならないという欠点がある。
に高電圧を印加しなければならないという欠点がある。
電荷蓄積部のポテンシャルを深くすると(■の方法)、
電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送の際に全ての
電荷が移送されず、電荷蓄積部に一部の電荷が残留する
可能性があり、正確な出力が得られないという問題が生
ずる。
電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送の際に全ての
電荷が移送されず、電荷蓄積部に一部の電荷が残留する
可能性があり、正確な出力が得られないという問題が生
ずる。
■の対策については、電荷蓄積部の幅(ラインセンサの
長手方向の長さ)はCCDラインセンサの画素ピッチ(
光電変換部のピッチ)によって制約されることから、長
さ(ラインセンサの長手方向に対して直角の方向の長さ
)を大きくする方向に向かわざるを得ない、しかし、こ
のときには電荷を読み出すときの読み出し時間が長くな
るという問題が生ずる。
長手方向の長さ)はCCDラインセンサの画素ピッチ(
光電変換部のピッチ)によって制約されることから、長
さ(ラインセンサの長手方向に対して直角の方向の長さ
)を大きくする方向に向かわざるを得ない、しかし、こ
のときには電荷を読み出すときの読み出し時間が長くな
るという問題が生ずる。
めの
上記■に関連する上記の問題を解決するため、本発明の
第1の構成では、 入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MOS構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
3構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、さらに、光電変換時に
は電荷蓄積部のポテンシャルを電荷蓄積部から電荷転送
部への電荷移送時の電荷移送制御部のポテンシャルより
も深くし、該電荷移送時には電荷蓄積部のポテンシャル
を電荷移送制御部のポテンシャルよりも浅くするように
制御するポテンシャル制御手段を備えることを特徴とす
る。
第1の構成では、 入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MOS構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
3構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、さらに、光電変換時に
は電荷蓄積部のポテンシャルを電荷蓄積部から電荷転送
部への電荷移送時の電荷移送制御部のポテンシャルより
も深くし、該電荷移送時には電荷蓄積部のポテンシャル
を電荷移送制御部のポテンシャルよりも浅くするように
制御するポテンシャル制御手段を備えることを特徴とす
る。
上記のに間する問題を解決するための本発明の第2の構
成では、 入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MO3構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
S構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、 電荷蓄積部が少なくとも2つの部分より構成され、それ
らのうち電荷転送部側の部分のポテンシャルが光電変換
部側の部分のポテンシャルよりも深くなるようにポテン
シャルの段差を設けたことを特徴とする。
成では、 入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MO3構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
S構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、 電荷蓄積部が少なくとも2つの部分より構成され、それ
らのうち電荷転送部側の部分のポテンシャルが光電変換
部側の部分のポテンシャルよりも深くなるようにポテン
シャルの段差を設けたことを特徴とする。
作−」L
第1の構成では、ポテンシャル制御手段は、(a)光電
変換部で光電変換が行われている時には、電荷蓄積部の
ポテンシャルを(電荷蓄積部から電荷転送部への電荷移
送時の)電荷移送制御部のポテンシャルよりも深くする
。これにより、電荷蓄積部には大量の電荷を蓄積するこ
とができ、しかも、その間、電荷蓄積部から電荷転送部
へ電荷が漏れることはない。
変換部で光電変換が行われている時には、電荷蓄積部の
ポテンシャルを(電荷蓄積部から電荷転送部への電荷移
送時の)電荷移送制御部のポテンシャルよりも深くする
。これにより、電荷蓄積部には大量の電荷を蓄積するこ
とができ、しかも、その間、電荷蓄積部から電荷転送部
へ電荷が漏れることはない。
(b)光電変換が終了し、光電変換により発生された電
荷が電荷蓄積部から電荷転送部へ移送される時には、ポ
テンシャル制御手段は、電荷蓄積部のポテンシャルを電
荷移送制御部のポテンシャルよりも浅くする。これによ
り、電荷蓄積部に電荷が残留することなく、全ての電荷
が電荷転送部へ移送される。
荷が電荷蓄積部から電荷転送部へ移送される時には、ポ
テンシャル制御手段は、電荷蓄積部のポテンシャルを電
荷移送制御部のポテンシャルよりも浅くする。これによ
り、電荷蓄積部に電荷が残留することなく、全ての電荷
が電荷転送部へ移送される。
第2の構成では、電荷蓄積部を2つ以上の部分に分割す
ることにより、総体として電荷蓄積部の面積を大きくし
て蓄積容量を増やしている。また、電荷読み出し時間を
短縮するため、電荷転送部側の部分のポテンシャルを光
電変換部側の部分のポテンシャルよりも深くして、電荷
の電荷転送部方向への拡散速度の促進を図っている。
ることにより、総体として電荷蓄積部の面積を大きくし
て蓄積容量を増やしている。また、電荷読み出し時間を
短縮するため、電荷転送部側の部分のポテンシャルを光
電変換部側の部分のポテンシャルよりも深くして、電荷
の電荷転送部方向への拡散速度の促進を図っている。
ス」1劃−
以下、本発明を分光センサに応用した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この分光センサは、干渉フィルタを
用いて場所に応じて異なる波長の光を通過させることに
より分光し、その下に配置したCCDラインセンサによ
りCCDの単位受光部(画素)毎に異なる波長の光を受
光・光電変換して電気信号として出力するものである。
照しつつ説明する。この分光センサは、干渉フィルタを
用いて場所に応じて異なる波長の光を通過させることに
より分光し、その下に配置したCCDラインセンサによ
りCCDの単位受光部(画素)毎に異なる波長の光を受
光・光電変換して電気信号として出力するものである。
このセンサを用いることにより、物体の反射光の分光反
射率等を測定することができる。
射率等を測定することができる。
本実施例の分光センサの説明は、以下の順序により行う
。
。
■ 分光センサの全体構成、原理
■ 分光センサに使用するCCDラインセンサの構成
(1)COD及び周辺ハードウェア概略(2)CCDラ
インセンサの光電変換部構成及び駆動方法 @1の実施例 第2の実施例 (3)光電変換部と転送レジスタの組み合せ構成及び駆
動方法 第1の実施例 第2の実施例 ■ 第3の実施例 (4)転送レジスタの出力部構成 CCDラインセンサの制御方法及び 信号処理手段 (1)非転送効率の補正手段 第1の実施例 第2の実施例 第3の実施例 (2)分光計測の方法 有効画素選択手段の実施例 暗時出力補正手段の実施例 感度調整手段の実施例 ■ まとめ ■ 分光センサの全体構成、原理 第1図に、本実施例の分光センサの概念的構成図を示す
0分光フィルタ1は、X方向に沿ってその分光透過主波
長が連続的に変化するように、また、Y方向に沿っては
その分光透過主波長が同一であるようにされている。こ
の分光フィルタ1の具体的構成例としては、ガラス基板
上に高屈折率の誘電体と低屈折率の誘電体とを交互に蒸
着したものが挙げられる。例えば、ガラス基板から順に
、Glass/ (HL )’ 2 H(L H)’/
Air(ここで、 r)(Jは高屈折率の誘電体、
「L」は低屈折率の誘電体)と構成したものである。こ
こで、n−d/λ=1/4 (nは各物質の屈折率、dは膜厚、λは透過する光の主
波長)の関係を考慮して、各層の膜厚dをX方向に連続
的に変化させることにより、通過する光の分光透過主波
長λがX方向に連続的に変化する分光フィルタ1が形成
される。
インセンサの光電変換部構成及び駆動方法 @1の実施例 第2の実施例 (3)光電変換部と転送レジスタの組み合せ構成及び駆
動方法 第1の実施例 第2の実施例 ■ 第3の実施例 (4)転送レジスタの出力部構成 CCDラインセンサの制御方法及び 信号処理手段 (1)非転送効率の補正手段 第1の実施例 第2の実施例 第3の実施例 (2)分光計測の方法 有効画素選択手段の実施例 暗時出力補正手段の実施例 感度調整手段の実施例 ■ まとめ ■ 分光センサの全体構成、原理 第1図に、本実施例の分光センサの概念的構成図を示す
0分光フィルタ1は、X方向に沿ってその分光透過主波
長が連続的に変化するように、また、Y方向に沿っては
その分光透過主波長が同一であるようにされている。こ
の分光フィルタ1の具体的構成例としては、ガラス基板
上に高屈折率の誘電体と低屈折率の誘電体とを交互に蒸
着したものが挙げられる。例えば、ガラス基板から順に
、Glass/ (HL )’ 2 H(L H)’/
Air(ここで、 r)(Jは高屈折率の誘電体、
「L」は低屈折率の誘電体)と構成したものである。こ
こで、n−d/λ=1/4 (nは各物質の屈折率、dは膜厚、λは透過する光の主
波長)の関係を考慮して、各層の膜厚dをX方向に連続
的に変化させることにより、通過する光の分光透過主波
長λがX方向に連続的に変化する分光フィルタ1が形成
される。
分光フィルタ1のある点(Xs、 Ya)を通過する
光の分光特性を第3図に示す。主波長λeに現れる透過
率のピークのほかに、λB−λSより短波長側とλ8+
λ、より長波長側に透過率がゼロとならない不要透過域
が現れる。高屈折率物質にT i O2、低屈折率にS
iO2を用いた場合、λS λL 0.15×λ、と
なり、本分光センサを400〜700nmで使用する場
合には、例えば、λ@: 500nmに対するλs1
λLは約75nmとなり、λ<425nm、 λ>
575nmの不要光が透過することになる。従って、そ
れら不要透過光域をカットするために、第1図に示すよ
うに、バンドパスフィルタ6が必要となる。
光の分光特性を第3図に示す。主波長λeに現れる透過
率のピークのほかに、λB−λSより短波長側とλ8+
λ、より長波長側に透過率がゼロとならない不要透過域
が現れる。高屈折率物質にT i O2、低屈折率にS
iO2を用いた場合、λS λL 0.15×λ、と
なり、本分光センサを400〜700nmで使用する場
合には、例えば、λ@: 500nmに対するλs1
λLは約75nmとなり、λ<425nm、 λ>
575nmの不要光が透過することになる。従って、そ
れら不要透過光域をカットするために、第1図に示すよ
うに、バンドパスフィルタ6が必要となる。
分光フィルタ1の下方には、X方向に配列された多数の
画素を有するCCDラインセンサ2が配置され、X方向
から入射した光はバンドパスフィルタ6及び分光フィル
タ1で分光された後、CCDラインセンサ2の各画素で
光電変換される。
画素を有するCCDラインセンサ2が配置され、X方向
から入射した光はバンドパスフィルタ6及び分光フィル
タ1で分光された後、CCDラインセンサ2の各画素で
光電変換される。
第2図(a)において、入射光3がバンドパスフィルタ
6及び分光フィルタ1を通過してCCDラインセンサ2
に入射するとき、CCDラインセンサ2のある画素4a
に入射する光は、その上方に位置する分光フィルタ1の
その位置における透過主波長λ1の光のみであり、別の
画素4bに入射する光は、分光フィルタ1のその位置に
おける透過主波長λ2の光のみである。ラインセンサ2
の各画素の出力は第2図(b)に示す通りとなり、画素
4aの出力5aは主波長λ1の分光強度に対応し、画素
4bの出力5bは主波長λ2の分光強度に対応する。
6及び分光フィルタ1を通過してCCDラインセンサ2
に入射するとき、CCDラインセンサ2のある画素4a
に入射する光は、その上方に位置する分光フィルタ1の
その位置における透過主波長λ1の光のみであり、別の
画素4bに入射する光は、分光フィルタ1のその位置に
おける透過主波長λ2の光のみである。ラインセンサ2
の各画素の出力は第2図(b)に示す通りとなり、画素
4aの出力5aは主波長λ1の分光強度に対応し、画素
4bの出力5bは主波長λ2の分光強度に対応する。
■ 分光センサに使用するCCDラインセンサの構成
(1)COD及び周辺ハードウェア概路次に、CCDラ
インセンサ2の各画素と分光フィルタ1及びバンドパス
フィルタ6の位置関係と分光特性について、第4図〜第
7図を用いて説明する。第4図(a)に示すように、本
実施例のCCDラインセンサ2は2列の画素列CCD−
A、 CCD−Bから構成される。また、バンドパス
フィルタ6は4枚の部分3−a、 3−c、 3−b、
3−dから構成され、透過帯域の異なる2枚の部分で
上記各画素列CCD−A、 CCD−Bを覆うように
なっている。
インセンサ2の各画素と分光フィルタ1及びバンドパス
フィルタ6の位置関係と分光特性について、第4図〜第
7図を用いて説明する。第4図(a)に示すように、本
実施例のCCDラインセンサ2は2列の画素列CCD−
A、 CCD−Bから構成される。また、バンドパス
フィルタ6は4枚の部分3−a、 3−c、 3−b、
3−dから構成され、透過帯域の異なる2枚の部分で
上記各画素列CCD−A、 CCD−Bを覆うように
なっている。
ここで、バンドパスフィルタの左下の部分3−aに着目
して分光の様子を説明する。画素2−a上の分光フィル
タ1の透過率は第5図(a)のように表され、画素2−
a上の分光フィルタ1の透過率は第5図(C)のように
表される。一方、これらの画素上のバンドパスフィルタ
3−aの分光透過率は第5図(e)に示す通り、その短
波長側のカット波長λcsと長波長側のカット波長λC
Lが各々 λso<λcs<λ。
して分光の様子を説明する。画素2−a上の分光フィル
タ1の透過率は第5図(a)のように表され、画素2−
a上の分光フィルタ1の透過率は第5図(C)のように
表される。一方、これらの画素上のバンドパスフィルタ
3−aの分光透過率は第5図(e)に示す通り、その短
波長側のカット波長λcsと長波長側のカット波長λC
Lが各々 λso<λcs<λ。
λ、くえcL<λ、。
(ここで、λS、は画素2−e上の分光フィルタ1の短
波長側の不要透過域の上限値、λL、は画素2−a上の
分光フィルタ1の長波長側の不要透過域の下限値、λ、
は画素2−a上の分光フィルタ1の透過主波長、λ、は
画素2−e上の分光フィルタ1の透過主波長)の関係を
満たすようになっている。従って、このバンドパスフィ
ルタ3−aの帯域通過特性を加味した分光フィルタの分
光特性は、画素2−a12−e上において各々第5図(
b)及び(d)に示す通りとなり、結局、画素2−a〜
2−eに入射する光の分光透過率は第5図(f)に示す
通りとなる。この図かられかる通り、画素2−a〜2−
eに入射する光は、一定のピッチで連続的にその主波長
λ、〜λ。が変化するように分光され、各画素の出力は
そのようにして分光された光の出力となる。
波長側の不要透過域の上限値、λL、は画素2−a上の
分光フィルタ1の長波長側の不要透過域の下限値、λ、
は画素2−a上の分光フィルタ1の透過主波長、λ、は
画素2−e上の分光フィルタ1の透過主波長)の関係を
満たすようになっている。従って、このバンドパスフィ
ルタ3−aの帯域通過特性を加味した分光フィルタの分
光特性は、画素2−a12−e上において各々第5図(
b)及び(d)に示す通りとなり、結局、画素2−a〜
2−eに入射する光の分光透過率は第5図(f)に示す
通りとなる。この図かられかる通り、画素2−a〜2−
eに入射する光は、一定のピッチで連続的にその主波長
λ、〜λ。が変化するように分光され、各画素の出力は
そのようにして分光された光の出力となる。
次に第6図により、A列CCD−Aの画素グループ2−
a〜2−eと8列CCD−Hの画素グループ2−f 〜
2−にの検出主波長の連続性について説明する。A列の
画素グループ2−a〜2−eの分光感度の分布は第6図
(a)に示す通りであり、B列の画素グループ2−f〜
2−にの分光感度の分布は第6図(b)に示す通りであ
る。各画素は一定のピッチ(距離)で配列されているた
め、各画素グループ内での入射光の分光主波長λ、〜λ
0、λ、〜λ3のピッチも等しい。一方、A列の画素グ
ループ2−a 〜2−eとB列の画素グループ2−f
〜2−には、Y方向については異なった位置にあるが、
X方向に関しては画素2−eと画素2−fとが同じ位置
になるように配置されている。画素グループ2−f〜2
−にと画素グループ2−1〜2−ql 画素グループ
2−1〜2−qと画素グループ2−r〜2−wの関係も
同様である。
a〜2−eと8列CCD−Hの画素グループ2−f 〜
2−にの検出主波長の連続性について説明する。A列の
画素グループ2−a〜2−eの分光感度の分布は第6図
(a)に示す通りであり、B列の画素グループ2−f〜
2−にの分光感度の分布は第6図(b)に示す通りであ
る。各画素は一定のピッチ(距離)で配列されているた
め、各画素グループ内での入射光の分光主波長λ、〜λ
0、λ、〜λ3のピッチも等しい。一方、A列の画素グ
ループ2−a 〜2−eとB列の画素グループ2−f
〜2−には、Y方向については異なった位置にあるが、
X方向に関しては画素2−eと画素2−fとが同じ位置
になるように配置されている。画素グループ2−f〜2
−にと画素グループ2−1〜2−ql 画素グループ
2−1〜2−qと画素グループ2−r〜2−wの関係も
同様である。
このようにCCDラインセンサの画素2−a〜2−胃。
分光フィルタ1及びバンドパスフィルタ3−a〜3−d
を配置することにより、400〜700nmの波長帯域
で、第7図に示すように、分光主波長が等ピッチとなる
ように入射光3を連続的に分光し、強度を測定すること
ができる。
を配置することにより、400〜700nmの波長帯域
で、第7図に示すように、分光主波長が等ピッチとなる
ように入射光3を連続的に分光し、強度を測定すること
ができる。
ここで、画素2−eと2−fのように、同じ分光主波長
をCCDラインセンサ2の異なる画素によって測定する
ようにしたのは、バンドパスフィルタ6の製造ばらつき
等により、その透過帯域端波長(上記短波長側、長波長
側のカット波長λC8q λCL)が上記不等式を満
足しなくなり、いずれかの画素の出力が正規の出力とな
らなくなった場合にも、他方の画素の出力により常に第
7図の正確な連続分光特性を得るようにするためである
。
をCCDラインセンサ2の異なる画素によって測定する
ようにしたのは、バンドパスフィルタ6の製造ばらつき
等により、その透過帯域端波長(上記短波長側、長波長
側のカット波長λC8q λCL)が上記不等式を満
足しなくなり、いずれかの画素の出力が正規の出力とな
らなくなった場合にも、他方の画素の出力により常に第
7図の正確な連続分光特性を得るようにするためである
。
(2)CCDラインセンサの光電変換部構成及び駆動方
法 CCDラインセンサ2とその駆動回路及び駆動方法につ
いて第8図により説明する。
法 CCDラインセンサ2とその駆動回路及び駆動方法につ
いて第8図により説明する。
CCDラインセンサチップ7は、上記の通り、2列の画
素列C0D−A(8−a)とCCD−B(8−b)から
構成されており、更に、温度検出素子8−cを備えてい
る。
素列C0D−A(8−a)とCCD−B(8−b)から
構成されており、更に、温度検出素子8−cを備えてい
る。
まず、この温度検出素子8−cについて説明する。
・温度検出素子
温度検出素7千8−cは、センサチップ7の温度変化に
よる特性変化(温度ドリフト)を補償するためのもので
あり、例えば第29図に示す構成とすることができる。
よる特性変化(温度ドリフト)を補償するためのもので
あり、例えば第29図に示す構成とすることができる。
ここでは、デイプリージョンタイプのMOS−FET8
0を用いており、そのチャンネルはCODセンサ7の埋
め込みチャンネルと同じ構造を採用し、Pg基板上にN
−を形成したものとしている。ゲート電極はソースに接
続され、接地されている。、このため、このFET80
は定電流源として働くが、この電流値は温度により変化
し、例えば、N−層を濃度I X I O”cm−”、
深さ1.0μmで形成した場合、電流値I (T)は温
度Tに対して、次の式のように変化する。
0を用いており、そのチャンネルはCODセンサ7の埋
め込みチャンネルと同じ構造を採用し、Pg基板上にN
−を形成したものとしている。ゲート電極はソースに接
続され、接地されている。、このため、このFET80
は定電流源として働くが、この電流値は温度により変化
し、例えば、N−層を濃度I X I O”cm−”、
深さ1.0μmで形成した場合、電流値I (T)は温
度Tに対して、次の式のように変化する。
1 (T)= I (Ts)X (1+a+ ・(T+
Ts))(ここで、T、は任意の基準温度) この場合、温度係数α1は5600ppm程度である。
Ts))(ここで、T、は任意の基準温度) この場合、温度係数α1は5600ppm程度である。
FET80のドレインはチップ7外の抵抗81を介して
電源電圧B (12V )に接続される。この抵抗81
は温度係数が±150ppm程度の金属皮膜抵抗で、抵
抗値は20にΩである。抵抗81とFET80のドレイ
ンとの接点に発生する温度検出電圧は、インピーダンス
変換用のバッファアンプ82を介して本温度検出素千8
−cの出力端子83から取り出される。FET80に流
れる電流を50μAに設定すると出力電圧の動作点は1
1vとなり、この出力電圧の温度に対する変化の割合は
、 ΔV rlIp/ (T T@)=5.5mV/ d
egとなり、高感度な温度検出素子が得られる。
電源電圧B (12V )に接続される。この抵抗81
は温度係数が±150ppm程度の金属皮膜抵抗で、抵
抗値は20にΩである。抵抗81とFET80のドレイ
ンとの接点に発生する温度検出電圧は、インピーダンス
変換用のバッファアンプ82を介して本温度検出素千8
−cの出力端子83から取り出される。FET80に流
れる電流を50μAに設定すると出力電圧の動作点は1
1vとなり、この出力電圧の温度に対する変化の割合は
、 ΔV rlIp/ (T T@)=5.5mV/ d
egとなり、高感度な温度検出素子が得られる。
・信号処理回路
第8図に戻り、画素列8−a、8−b及び温度検出素子
8−cの出力O8A、O8B、TMPはマルチプレクサ
9でマルチプレクサされ、アナログ処理回路10に信号
O8として入力される。アナログ処理回路10はCCD
ラインセンサ7の出力信号O8の波形整形及び増幅を行
い、vosとしてA/Dコンバータ11へ出力する。
8−cの出力O8A、O8B、TMPはマルチプレクサ
9でマルチプレクサされ、アナログ処理回路10に信号
O8として入力される。アナログ処理回路10はCCD
ラインセンサ7の出力信号O8の波形整形及び増幅を行
い、vosとしてA/Dコンバータ11へ出力する。
ここでA/D変換されたvos信号は、A/D変換終了
コードパルスEOCを付加され、デジタル信号■as’
としてマイコン(μCOM)12に入力される。
コードパルスEOCを付加され、デジタル信号■as’
としてマイコン(μCOM)12に入力される。
・制御回路
クロック発生回路14では安定な水晶発振回路により正
確なりロックパルス列を発生し、CCDラインセンサ7
の駆動のための基本パルス列CPをパルス発生ロジック
回路15に供給する。パルス発生ロジック回路15では
、そのクロック信号CPとマイコン12からの供給され
るCOD制御信号HR8,LR8により、CCD駆動パ
ルスφ0PQs φ7、φ2、φ3、φ4、 φ□、
φ5.H1φ5,1、 φH5Hs φ)lsTを
生成し、インタフェイス回路16に供給する。また、ア
ナログ信号処理回路10には信号処理タイミングパルス
φS /H,φAR1を、A/Dコンバータ11にはA
/Dスタートパルスφll09を供給している。インタ
フェイス回路16は、パルス発生ロジック回路15より
供給されたパルスの振幅をCODのレベルに変換すると
共に、CODセンサ7で用いるDCバイアスの発生回路
も含んでいる1本実施例では光源としてストロボ光を用
いるため、ストロボ回路13が設けられ、マイコン12
からのストロボ発光信号STTを受けて発光の制御を行
う。
確なりロックパルス列を発生し、CCDラインセンサ7
の駆動のための基本パルス列CPをパルス発生ロジック
回路15に供給する。パルス発生ロジック回路15では
、そのクロック信号CPとマイコン12からの供給され
るCOD制御信号HR8,LR8により、CCD駆動パ
ルスφ0PQs φ7、φ2、φ3、φ4、 φ□、
φ5.H1φ5,1、 φH5Hs φ)lsTを
生成し、インタフェイス回路16に供給する。また、ア
ナログ信号処理回路10には信号処理タイミングパルス
φS /H,φAR1を、A/Dコンバータ11にはA
/Dスタートパルスφll09を供給している。インタ
フェイス回路16は、パルス発生ロジック回路15より
供給されたパルスの振幅をCODのレベルに変換すると
共に、CODセンサ7で用いるDCバイアスの発生回路
も含んでいる1本実施例では光源としてストロボ光を用
いるため、ストロボ回路13が設けられ、マイコン12
からのストロボ発光信号STTを受けて発光の制御を行
う。
・CODラインセンサ
画素列CCD−A(8−a)と画素列C0D−B(8−
b)はその構造が同一であるため、CCD−A(以下、
単にrccDJという)8−aについて説明する。この
CODの構成は第9図に示す通りである。この図におい
て、X・Y方向は第1図に示すX−Y方向と間じである
(すなわち、分光フィルタの分光透過主波長はX方向に
連続的に変化し、Y方向には一定)0本実施例のCOD
では、高感度の受光部30と低感度の受光部31が転送
レジスタ23を共有する形で平行に配列されている。高
感度及び低感度の各受光部30.31の外側(第9図で
は上下)には各々オーバーフロードレイン17.24が
設けられ、各受光素子(フォトダイオード)19.26
で発生して蓄積しきれなくなった過剰電荷を排出する。
b)はその構造が同一であるため、CCD−A(以下、
単にrccDJという)8−aについて説明する。この
CODの構成は第9図に示す通りである。この図におい
て、X・Y方向は第1図に示すX−Y方向と間じである
(すなわち、分光フィルタの分光透過主波長はX方向に
連続的に変化し、Y方向には一定)0本実施例のCOD
では、高感度の受光部30と低感度の受光部31が転送
レジスタ23を共有する形で平行に配列されている。高
感度及び低感度の各受光部30.31の外側(第9図で
は上下)には各々オーバーフロードレイン17.24が
設けられ、各受光素子(フォトダイオード)19.26
で発生して蓄積しきれなくなった過剰電荷を排出する。
この排出動作の制御は、各フォトダイオード列19.
28とオーバーフロードレイン17. 24の間に設け
られたオーバーフローゲート18.25が行っている。
28とオーバーフロードレイン17. 24の間に設け
られたオーバーフローゲート18.25が行っている。
フォトダイオード19.26で発生された電荷は、バリ
アゲート20.27を挟んで位置する蓄積部21−a、
2l−b128−a128− bに一時蓄積される
。蓄積部2l−a121−b、 28−a、 28
− bに蓄積された電荷は移送ゲート22.29により
アナログ用の転送レジスタ23へ移送され、転送レジス
タ23は移送された各フォトダイオードの出力電荷を順
次転送し、出力する。前述の通り、分光フィルタ1のあ
る場所XIIを通過した主波長λeの光は高感度受光部
30のフォトダイオード19と低感度受光部31のフォ
トダイオード26の双方に同時に入射する。
アゲート20.27を挟んで位置する蓄積部21−a、
2l−b128−a128− bに一時蓄積される
。蓄積部2l−a121−b、 28−a、 28
− bに蓄積された電荷は移送ゲート22.29により
アナログ用の転送レジスタ23へ移送され、転送レジス
タ23は移送された各フォトダイオードの出力電荷を順
次転送し、出力する。前述の通り、分光フィルタ1のあ
る場所XIIを通過した主波長λeの光は高感度受光部
30のフォトダイオード19と低感度受光部31のフォ
トダイオード26の双方に同時に入射する。
本実施例では、一方のフォトダイオード19の面積を他
方のフォトダイオード26の面積よりも大きくすること
により、感度の異なる2種類の受光部を得ている(面積
の広い方が高感度受光部30. 狭い方が低感度31
) 同図において、両受光部30.31に共通に用いられる
転送レジスタ23の配列ピッチは、各受光部30.31
のフォトダイオード19.26の配列ピッチの1/2と
なっており、転送レジスタ23の数は各フォトダイオー
ド19.26の数の和となっている。高感度フォトダイ
オード(Al、A2・・・)で発生し、蓄積部2l−a
121−bで蓄積された電荷は、移送ゲート22にバイ
アスを印加することにより転送レジスタ23の奇数番目
の段(C1,C2・・・)に移送され、低感度フォトダ
イオード(Bl、B2−)で発生し、蓄積部28−a1
28−bで蓄積された電荷は、移送ゲート29にバイア
スを印加することにより転送レジスタ23の偶数番目の
段(C1’ 、 C2′・・・)に移送される。このよ
うにして、各フォトダイオード(Al、 A2・・・
Bl、B2・・・)の電荷はすべて転送レジスタ23へ
移送され、その後、転送レジスタ23は各段の電荷を順
次(C1→C1°→C2→C2’→・・・)転送し、出
力する。出力された電荷はコンデンサ33により電圧に
変換され、バッファ35でインピーダンス変換されて出
力端子から信号電圧O8として出力される。なお、同回
路には更に、ダイオード32、及び転送されてきた電荷
を次の電荷が転送されてくる前に排出するためのFET
34が設けられる。
方のフォトダイオード26の面積よりも大きくすること
により、感度の異なる2種類の受光部を得ている(面積
の広い方が高感度受光部30. 狭い方が低感度31
) 同図において、両受光部30.31に共通に用いられる
転送レジスタ23の配列ピッチは、各受光部30.31
のフォトダイオード19.26の配列ピッチの1/2と
なっており、転送レジスタ23の数は各フォトダイオー
ド19.26の数の和となっている。高感度フォトダイ
オード(Al、A2・・・)で発生し、蓄積部2l−a
121−bで蓄積された電荷は、移送ゲート22にバイ
アスを印加することにより転送レジスタ23の奇数番目
の段(C1,C2・・・)に移送され、低感度フォトダ
イオード(Bl、B2−)で発生し、蓄積部28−a1
28−bで蓄積された電荷は、移送ゲート29にバイア
スを印加することにより転送レジスタ23の偶数番目の
段(C1’ 、 C2′・・・)に移送される。このよ
うにして、各フォトダイオード(Al、 A2・・・
Bl、B2・・・)の電荷はすべて転送レジスタ23へ
移送され、その後、転送レジスタ23は各段の電荷を順
次(C1→C1°→C2→C2’→・・・)転送し、出
力する。出力された電荷はコンデンサ33により電圧に
変換され、バッファ35でインピーダンス変換されて出
力端子から信号電圧O8として出力される。なお、同回
路には更に、ダイオード32、及び転送されてきた電荷
を次の電荷が転送されてくる前に排出するためのFET
34が設けられる。
CODラインセンサチップ7を以上のような構造とする
ことにより、分光計測に適した、広いダイナミックレン
ジを有するイメージセンサを作ることができる。以下に
、このダイナミックレンジ拡大の原理を説明する。
ことにより、分光計測に適した、広いダイナミックレン
ジを有するイメージセンサを作ることができる。以下に
、このダイナミックレンジ拡大の原理を説明する。
第10図(a)は従来のCCDセンサによる入射光量と
出力の関係を示しており、入射光量がLの以下の領域I
では、出力は暗出力V d I r &で一定となる。
出力の関係を示しており、入射光量がLの以下の領域I
では、出力は暗出力V d I r &で一定となる。
二の領域工では入射光の強弱に対応した出力が得られな
いため、光センサとしては使用できない。
いため、光センサとしては使用できない。
一方、入射光量がり2以上の領域■では、画素に蓄積し
得る最大の電荷量まで電荷が蓄積され、飽和しているた
め、やはり出力は一定■3..となシバ 領域Iと同様
、センサとしては利用できない。結局、光センサとして
使用できるのは、それらの中間の領域■だけである(こ
の領域の幅がダイナミックレンジである)が、通常、こ
の幅は2〜3桁程度であり、分光計測に使おうとすると
きには、それに必要とされるスペックを満足しない場合
が多い。
得る最大の電荷量まで電荷が蓄積され、飽和しているた
め、やはり出力は一定■3..となシバ 領域Iと同様
、センサとしては利用できない。結局、光センサとして
使用できるのは、それらの中間の領域■だけである(こ
の領域の幅がダイナミックレンジである)が、通常、こ
の幅は2〜3桁程度であり、分光計測に使おうとすると
きには、それに必要とされるスペックを満足しない場合
が多い。
本実施例においては、第10図(b)のように、感度の
異なる受光素子を並用することにより、ダイナミックレ
ンジの拡大を図っている。第10図(b)において、左
側のカーブ38aは高感度の受光素子の出力を表し、右
側のカーブ36bは低感度の受光素子の出力を表してい
る。
異なる受光素子を並用することにより、ダイナミックレ
ンジの拡大を図っている。第10図(b)において、左
側のカーブ38aは高感度の受光素子の出力を表し、右
側のカーブ36bは低感度の受光素子の出力を表してい
る。
このように感度の異なる受光素子を並用した場合、入射
光量がり、ll以下の領域工では高感度受光素子も低感
度受光素子も共に暗時出力V darkの領域であり、
光センサとしては使用不能な領域である。入射光量がり
、@〜Lll11の領域n−aでは、低感度受光素子は
暗時出力V d s r kとなるが、高感度受光素子
については入射光の強弱に応じた出力が得られ、光セン
サとして使用可能な領域となっている。中央CLb@〜
L 、1)の領域n−bは、低感度受光素子、高感度受
光素子共に入射光の強弱に対応した出力が得られる使用
可能領域である。ここで低感度受光素子と高感度受光素
子の使用可能領域をオーバーラツプさせているのは、製
造プロセス上のばらつきによってL a@1L ml、
L、。、Lb+が多少変動した場合でも、使用可能領域
を確保するためである6 入射光量がL1〜Lb+の領
域I[−cは、高感度受光素子については飽和出力V
s * tの領域であるが、低感度受光素子からは入射
光の強弱に対応した出力が得られ、ここでも使用可能と
なっている。入射光量がLb+以上の領域■では、高感
度受光素子、低感度受光素子共に飽和出力V s a
tの領域であり、光センサとしては使用不能である。
光量がり、ll以下の領域工では高感度受光素子も低感
度受光素子も共に暗時出力V darkの領域であり、
光センサとしては使用不能な領域である。入射光量がり
、@〜Lll11の領域n−aでは、低感度受光素子は
暗時出力V d s r kとなるが、高感度受光素子
については入射光の強弱に応じた出力が得られ、光セン
サとして使用可能な領域となっている。中央CLb@〜
L 、1)の領域n−bは、低感度受光素子、高感度受
光素子共に入射光の強弱に対応した出力が得られる使用
可能領域である。ここで低感度受光素子と高感度受光素
子の使用可能領域をオーバーラツプさせているのは、製
造プロセス上のばらつきによってL a@1L ml、
L、。、Lb+が多少変動した場合でも、使用可能領域
を確保するためである6 入射光量がL1〜Lb+の領
域I[−cは、高感度受光素子については飽和出力V
s * tの領域であるが、低感度受光素子からは入射
光の強弱に対応した出力が得られ、ここでも使用可能と
なっている。入射光量がLb+以上の領域■では、高感
度受光素子、低感度受光素子共に飽和出力V s a
tの領域であり、光センサとしては使用不能である。
第10図(a)と(b)を比較すると明らかなように、
高感度受光素子と低感度受光素子とを並用することによ
り、光センサとして使用できる領域(ダイナミックレン
ジ)が拡大され、精度の高い分光計測にも使用できる光
センサが得られる。
高感度受光素子と低感度受光素子とを並用することによ
り、光センサとして使用できる領域(ダイナミックレン
ジ)が拡大され、精度の高い分光計測にも使用できる光
センサが得られる。
次に、CODの光電変換部の詳細な構造について述べる
。第9図に示した例では、高感度フォトダイオード19
と低感度フォトダイオード26の2つの光電変換部を共
通の転送レジスタ23の両側に配置した構造となってい
るが、これら2つの光電変換部は、フォトダイオードの
面積が異なるだけで、他の構造は同一であるため、ここ
では高感度フォトダイオード19の光電変換部の構造に
ついて説明する。
。第9図に示した例では、高感度フォトダイオード19
と低感度フォトダイオード26の2つの光電変換部を共
通の転送レジスタ23の両側に配置した構造となってい
るが、これら2つの光電変換部は、フォトダイオードの
面積が異なるだけで、他の構造は同一であるため、ここ
では高感度フォトダイオード19の光電変換部の構造に
ついて説明する。
まず、第11図及び第12図(a)、(b)ニより、X
II−XII(縦)方向断面の構造について説明する。
II−XII(縦)方向断面の構造について説明する。
フォトダイオードPDはP型半導体基板42上にN−層
39を形成し、更にその上にP゛層40を形成した、い
わゆる埋め込みフォトダイオード構造となっており、N
−層39のポテンシャルは、N−層39が基板42とP
′″層4層上0間に挟まれて完全に空乏化しているため
、φPDに固定されている。
39を形成し、更にその上にP゛層40を形成した、い
わゆる埋め込みフォトダイオード構造となっており、N
−層39のポテンシャルは、N−層39が基板42とP
′″層4層上0間に挟まれて完全に空乏化しているため
、φPDに固定されている。
37はN0層により形成されたオーバーフロードレイン
OFDであり、このN9層37に正の電圧vopoが印
加されるとフォトダイオードPDで発生した過剰電荷を
排出するようになっている。
OFDであり、このN9層37に正の電圧vopoが印
加されるとフォトダイオードPDで発生した過剰電荷を
排出するようになっている。
38はオーバーフローゲートOFGであり、P−基板4
2上に形成された厚さ1100nの5iOa膜上に第1
ポリシリコン電極を形成したMOS構造とすることで、
そのポリシリコン電極端子〇FGの電圧に応じて電極3
8下のP−基板42領域のポテンシャルを制御している
。このOFG端子にはパルス電圧が印加され、このパル
スがHレベルのときはゲート38下のポテンシャルはφ
。、o7H1となり、φ0F11<φ0F11”’<φ
、Dとなる。また、パルスがLレベルのときは、ゲート
38下のポテンシャルはφ奸。(口となり、φ3u8〉
φopa”>φpn(ただし、φsusは基板電位=0
)となる。このオーバーフローゲート38のON、
OFFにより、フォトダイオードPDとオーバーフロー
ドレイン37の間の電荷の流通を制御している。
2上に形成された厚さ1100nの5iOa膜上に第1
ポリシリコン電極を形成したMOS構造とすることで、
そのポリシリコン電極端子〇FGの電圧に応じて電極3
8下のP−基板42領域のポテンシャルを制御している
。このOFG端子にはパルス電圧が印加され、このパル
スがHレベルのときはゲート38下のポテンシャルはφ
。、o7H1となり、φ0F11<φ0F11”’<φ
、Dとなる。また、パルスがLレベルのときは、ゲート
38下のポテンシャルはφ奸。(口となり、φ3u8〉
φopa”>φpn(ただし、φsusは基板電位=0
)となる。このオーバーフローゲート38のON、
OFFにより、フォトダイオードPDとオーバーフロー
ドレイン37の間の電荷の流通を制御している。
41はバリアゲートBGであり、P−基板42上の11
00nの5if2膜上に第1ポリシリコン電極を形成し
て成り、この端子BGの電圧に応じて、この電極41下
のP−基板42領域のポテンシャルφ8Gを制御するも
のである。このポテンシャルφ8Gを、φan<φPD
とすることで、フォトダイオードPDと電荷蓄積部H8
Tl、H8T2の間の電荷の流通が可能となる。
00nの5if2膜上に第1ポリシリコン電極を形成し
て成り、この端子BGの電圧に応じて、この電極41下
のP−基板42領域のポテンシャルφ8Gを制御するも
のである。このポテンシャルφ8Gを、φan<φPD
とすることで、フォトダイオードPDと電荷蓄積部H8
Tl、H8T2の間の電荷の流通が可能となる。
43及び44は電荷蓄積部H3TI、H3T2であり、
MOS構造となっている。電極H8TI(43)は第2
のポリシリコンで形成され、電極H3T2(44)は第
1のポリシリコンで形成されている。これら第1ポリシ
リコン層と第2ポリシリコン層とは5if2膜で絶縁さ
れている。 電極H8TI(43)とH8T2 (44
)にはパルス電圧が印加され、パルスのHレベルのとき
には各電極下のポテンシャルはそれぞれφH8Tl”’
φH、T21N+となる。このとき、両者H8Tl
、H8T2の印加電圧に1膜程度の差を与え、常にφH
8Tl”’<φH、、IHIとなるようにしている。ま
た、Lレベルのときには、各電極下のポテンシャルはそ
れぞれφ+11Tl” φH8T2”となり、同様に
、常にφPD>φH8Tl ”’ >φH8T 2 L
L +となるように印加電圧が設定されている。
MOS構造となっている。電極H8TI(43)は第2
のポリシリコンで形成され、電極H3T2(44)は第
1のポリシリコンで形成されている。これら第1ポリシ
リコン層と第2ポリシリコン層とは5if2膜で絶縁さ
れている。 電極H8TI(43)とH8T2 (44
)にはパルス電圧が印加され、パルスのHレベルのとき
には各電極下のポテンシャルはそれぞれφH8Tl”’
φH、T21N+となる。このとき、両者H8Tl
、H8T2の印加電圧に1膜程度の差を与え、常にφH
8Tl”’<φH、、IHIとなるようにしている。ま
た、Lレベルのときには、各電極下のポテンシャルはそ
れぞれφ+11Tl” φH8T2”となり、同様に
、常にφPD>φH8Tl ”’ >φH8T 2 L
L +となるように印加電圧が設定されている。
45は移送ゲート38Hテア)J、P−基板42上(7
)100nmの5i02膜上に第2のポリシリコン電極
を設けたものである。この電極H8H45にもパルス電
圧が印加され、Lレベルのときには電極下のP−基板4
2のポテンシャルφHIMはゼロであり、Hレベルのと
きにはφHs H’ l’l lとなる。ここで、φ、
、H(I41が常にφHsH(”<φH8T2”’とな
るようにHレベルの電圧が設定されている。
)100nmの5i02膜上に第2のポリシリコン電極
を設けたものである。この電極H8H45にもパルス電
圧が印加され、Lレベルのときには電極下のP−基板4
2のポテンシャルφHIMはゼロであり、Hレベルのと
きにはφHs H’ l’l lとなる。ここで、φ、
、H(I41が常にφHsH(”<φH8T2”’とな
るようにHレベルの電圧が設定されている。
電極46及びN−層47は転送レジスタを構成し、周知
の2層ポリシリコン構造・4相駆動構成となっている。
の2層ポリシリコン構造・4相駆動構成となっている。
本実施例では、第12図(a)の右側部分で、P−基板
42上に、N−層(47) ・10100n to 2
膜・第1ポリシリコン電極(46)の積層から形成され
る埋め込みチャンネル転送レジスタとし、移送ゲート4
5とN−層47トノ間テハ、P−基板(42) ・10
0nm100n膜・第1ポリシリコン電極(46)の積
層から形成される表面チャンネルのMOS構造としてい
る。
42上に、N−層(47) ・10100n to 2
膜・第1ポリシリコン電極(46)の積層から形成され
る埋め込みチャンネル転送レジスタとし、移送ゲート4
5とN−層47トノ間テハ、P−基板(42) ・10
0nm100n膜・第1ポリシリコン電極(46)の積
層から形成される表面チャンネルのMOS構造としてい
る。
転送電極46に印加するパルス電圧がLレベルのときは
、この部分(表面チャンネル部分)のポテンシャルはほ
ぼゼロであり、HレベルのときはφS 1141となる
。一方、埋め込みチャンネルの部分では、パルス電圧が
Lレベルのときはポテンシャルはφ8(Llであり、H
レベルのときはφ、(H)となる。ここで、 φ、(M
lとφ8(H)とが、 φs I Hl(φ%H1<φ
■□ILIの関係を満たすように、バイアス電圧及びN
−層47の不純物濃度・深さが決められている。なお、
第11図において実線は第1ポリシリコン層の境界を示
し、点線は第2ポリシリコン層の境界を示す。
、この部分(表面チャンネル部分)のポテンシャルはほ
ぼゼロであり、HレベルのときはφS 1141となる
。一方、埋め込みチャンネルの部分では、パルス電圧が
Lレベルのときはポテンシャルはφ8(Llであり、H
レベルのときはφ、(H)となる。ここで、 φ、(M
lとφ8(H)とが、 φs I Hl(φ%H1<φ
■□ILIの関係を満たすように、バイアス電圧及びN
−層47の不純物濃度・深さが決められている。なお、
第11図において実線は第1ポリシリコン層の境界を示
し、点線は第2ポリシリコン層の境界を示す。
次に第13図(a)、(b)ニより、第11図ノXII
I−XIII(横)方向断面の構造について説明する。
I−XIII(横)方向断面の構造について説明する。
フォトダイオード39.40間に配置されたオーバーフ
ロードレインOFDのN”層37は、CCDの出力FE
Tのソース−ドレインと同時に形成するため、第1ボ芽
シリコン形成後に形成する。このN゛層はXII−XI
I断面(第12図(a))ノオーバーフロードレインと
電気的に接続している必要があるため、オーバーフロー
ゲート38を部分的に切断しく第11図)、この部分に
N0層37をはわせている。これによって、第1ポリシ
リコン形成後にN′″層37を形成しても、電気的な接
続が得られる。
ロードレインOFDのN”層37は、CCDの出力FE
Tのソース−ドレインと同時に形成するため、第1ボ芽
シリコン形成後に形成する。このN゛層はXII−XI
I断面(第12図(a))ノオーバーフロードレインと
電気的に接続している必要があるため、オーバーフロー
ゲート38を部分的に切断しく第11図)、この部分に
N0層37をはわせている。これによって、第1ポリシ
リコン形成後にN′″層37を形成しても、電気的な接
続が得られる。
N−層39及びP・層40はフォトダイオードPDを形
成し p +層40がN−層39を完全に覆うことで、
埋め込み構造となっている。下にN−層39のないP゛
層40の部分は、表面にチャンネルが形成されるのを防
ぐチャンネルストップとして働く。
成し p +層40がN−層39を完全に覆うことで、
埋め込み構造となっている。下にN−層39のないP゛
層40の部分は、表面にチャンネルが形成されるのを防
ぐチャンネルストップとして働く。
フォトダイオード以外の部分の表面には遮光層49が形
成される。
成される。
第13図(a)に示すように、P−基板42のオーバー
フロードレイン37の下及びN−層39の下には、点線
で示す空乏層50.51が形成され、オーバーフロード
レイン37の下の空乏層50(深さL DOFD)はフ
ォトダイオードの下の空乏層51よりも深い。このため
、P−基板42のフォトダイオード部分の下の方(深さ
L DOFD以内)で光電変換されて発生したキャリア
は、この空乏層50でトラップされ、隣接したフォトダ
イオードにリークすることがない。また、深さり。。F
Dよりも深いところで発生したキャリアは、隣接フォト
ダイオードに到達する前に再結合によって消滅する。こ
れにより、本実施例のCODチップでは受光素子間のク
ロストークが無くなり、高精度が要請される分光計測に
適したものとなっている。
フロードレイン37の下及びN−層39の下には、点線
で示す空乏層50.51が形成され、オーバーフロード
レイン37の下の空乏層50(深さL DOFD)はフ
ォトダイオードの下の空乏層51よりも深い。このため
、P−基板42のフォトダイオード部分の下の方(深さ
L DOFD以内)で光電変換されて発生したキャリア
は、この空乏層50でトラップされ、隣接したフォトダ
イオードにリークすることがない。また、深さり。。F
Dよりも深いところで発生したキャリアは、隣接フォト
ダイオードに到達する前に再結合によって消滅する。こ
れにより、本実施例のCODチップでは受光素子間のク
ロストークが無くなり、高精度が要請される分光計測に
適したものとなっている。
次に、積分読み出しのプロセスについて、第14図及び
第15図により説明する。本実施例では、高感度フォト
ダイオードと低感度フォトダイオードを並用するため、
高感度フォトダイオードに対して飽和する光量を与えた
ときに安定した動作をさせる必要がある。この動作を以
下に、飽和条件(第14図(b−1) 〜(b−6))
と非飽和条件(第14図(a−1)〜(a−6))の2
つの動作モードに分けて説明する。
第15図により説明する。本実施例では、高感度フォト
ダイオードと低感度フォトダイオードを並用するため、
高感度フォトダイオードに対して飽和する光量を与えた
ときに安定した動作をさせる必要がある。この動作を以
下に、飽和条件(第14図(b−1) 〜(b−6))
と非飽和条件(第14図(a−1)〜(a−6))の2
つの動作モードに分けて説明する。
第14図(a−1)、(b−1)は、第15図の時刻t
1でのポテンシャルを示した図である。時刻t1以前は
、ストロボ発光により高感度及び低感度フォトダイオー
ドPDで発生された電荷がそれぞれの電荷蓄積部H8T
にバリアゲートBGを通って蓄積されている。
1でのポテンシャルを示した図である。時刻t1以前は
、ストロボ発光により高感度及び低感度フォトダイオー
ドPDで発生された電荷がそれぞれの電荷蓄積部H8T
にバリアゲートBGを通って蓄積されている。
(a−1)は非飽和時で、(b−1)は飽和時である。
(b−1)において蓄積部)ISTで蓄積しきれな
くなった電荷は、オーバーフローゲートOFGを介して
オーバーフロードレインOFDへ排出されており、ポテ
ンシャルはφo Fo L L lに抑えられている。
くなった電荷は、オーバーフローゲートOFGを介して
オーバーフロードレインOFDへ排出されており、ポテ
ンシャルはφo Fo L L lに抑えられている。
前記のφoFa”<φHs、11の関係により、過剰電
荷は転送レジスタRGへ流入することはない。
荷は転送レジスタRGへ流入することはない。
時刻t2においてオーバーフローゲート電極OFGにH
レベルの電圧が印加されると、(b−2)で示されるよ
うに、オーバーフローゲートOFGのポテンシャルはφ
o、G(Hlまで下がり、フォトダイオードPD上に蓄
積された過剰電荷はオーバーフロードレインOFDへ排
出されて、電荷は蓄積部H8TとバリアゲートBGの一
部のみに残される。これは、フォトダイオードPDに過
剰電荷が蓄積されていると、電荷量が極めて大きくなり
、その分転送レジスタRGの転送チャンネルを広げなけ
ればならなくなることを防ぐために行っているものであ
る。
レベルの電圧が印加されると、(b−2)で示されるよ
うに、オーバーフローゲートOFGのポテンシャルはφ
o、G(Hlまで下がり、フォトダイオードPD上に蓄
積された過剰電荷はオーバーフロードレインOFDへ排
出されて、電荷は蓄積部H8TとバリアゲートBGの一
部のみに残される。これは、フォトダイオードPDに過
剰電荷が蓄積されていると、電荷量が極めて大きくなり
、その分転送レジスタRGの転送チャンネルを広げなけ
ればならなくなることを防ぐために行っているものであ
る。
時刻t3ではオーバーフローゲートOFGに印加する電
圧をLレベルに戻し、オーバーフローゲートOFGを初
期状態に戻している((a−3)、(b−3))。
圧をLレベルに戻し、オーバーフローゲートOFGを初
期状態に戻している((a−3)、(b−3))。
続いて、転送レジスタ電極φ4にHレベルの電圧が印加
されている間の時刻t4で移送ゲート電極H8HにHレ
ベルの電圧を印加する。これにより、移送ゲートH8H
のポテンシャルはφH3H(Hlまで下がり、蓄積部H
8Tに蓄積された電荷の一部が転送レジスタRGへ移送
される((a−4)、(b−4))。
されている間の時刻t4で移送ゲート電極H8HにHレ
ベルの電圧を印加する。これにより、移送ゲートH8H
のポテンシャルはφH3H(Hlまで下がり、蓄積部H
8Tに蓄積された電荷の一部が転送レジスタRGへ移送
される((a−4)、(b−4))。
さらに時刻t5で蓄積部H8Tの電極H3TI、1(S
r1の電圧をLレベルにすると、各ポテンシャルがφ□
5、。
r1の電圧をLレベルにすると、各ポテンシャルがφ□
5、。
+Ll φ、□2(L)に上がる。前記の通り、φH
8Tl”’〉φ8872CL)>φH511CI′++
の関係があるため、蓄積領域)ISTに残されていた電
荷は、第14図(a−5)、(b−5)で示される通り
、スムーズに転送レジスタRGに移送される。この状態
は蓄積部H8Tの電荷がほぼ完全にゼロになるまで保持
される。この読み出しに必要な時間が転送りロックの周
期の172を超えるような場合には、グロックを必要時
間だけ停止すればよい。
8Tl”’〉φ8872CL)>φH511CI′++
の関係があるため、蓄積領域)ISTに残されていた電
荷は、第14図(a−5)、(b−5)で示される通り
、スムーズに転送レジスタRGに移送される。この状態
は蓄積部H8Tの電荷がほぼ完全にゼロになるまで保持
される。この読み出しに必要な時間が転送りロックの周
期の172を超えるような場合には、グロックを必要時
間だけ停止すればよい。
電荷の移送が完了した後、時刻t6で移送ゲートH2O
に印加する電圧をLレベルに戻す(a−6)、(b −
6)。
に印加する電圧をLレベルに戻す(a−6)、(b −
6)。
その後は通常のクロックパルスを転送電極φ1〜φ4に
印加することにより、各信号電圧は順次出力される。
印加することにより、各信号電圧は順次出力される。
以上、光電変換部の動作を説明したが、ここで、蓄積電
極を2つ(H8TI及びH3T2)にした理由を説明す
る。本実施例では、CODを分光計測用に使用するため
、通常のイメージセンシングと比べると、より高い繰り
返し再現性が要求される。この繰り返し再現性は、その
ほとんどが光電変換時のショットノイズにより制限され
る。ショットノイズは発生した電子の数Nの平方根JN
で与えられるため、発生する電子の数Nが大きいほど、
それに対するショットノイズの比CJ N / N )
は小さくなる。
極を2つ(H8TI及びH3T2)にした理由を説明す
る。本実施例では、CODを分光計測用に使用するため
、通常のイメージセンシングと比べると、より高い繰り
返し再現性が要求される。この繰り返し再現性は、その
ほとんどが光電変換時のショットノイズにより制限され
る。ショットノイズは発生した電子の数Nの平方根JN
で与えられるため、発生する電子の数Nが大きいほど、
それに対するショットノイズの比CJ N / N )
は小さくなる。
本実施例では、ショットノイズを最大扱い電荷量に対し
て0.03%以下に抑えることを目標としたため、 JN/N = 3 Xl0−’ より、電子数Nは N 1.lX10’ あるいは、電荷量Qにして Q 1.8pC が必要となる。通常のCCDラインセンサではN108
程度であるため、本実施例では扱い電荷量が通常の場合
の10〜100倍必要となる。本実施例のように、表面
チャンネルのMOS構造部を蓄積部として用いる場合、
蓄積部の扱い電荷量は、蓄積部の面積と基板濃度とバイ
アス電圧に大きく依存し、基板濃度を大きくし、バイア
ス電圧を大きく設定した方が扱い電荷量が大きくなる。
て0.03%以下に抑えることを目標としたため、 JN/N = 3 Xl0−’ より、電子数Nは N 1.lX10’ あるいは、電荷量Qにして Q 1.8pC が必要となる。通常のCCDラインセンサではN108
程度であるため、本実施例では扱い電荷量が通常の場合
の10〜100倍必要となる。本実施例のように、表面
チャンネルのMOS構造部を蓄積部として用いる場合、
蓄積部の扱い電荷量は、蓄積部の面積と基板濃度とバイ
アス電圧に大きく依存し、基板濃度を大きくし、バイア
ス電圧を大きく設定した方が扱い電荷量が大きくなる。
しかし、COD転送レジスタに関していえば、N井戸(
N−well)形成時のN−形成時の濃度と深さのばら
つきがチャンネルポテンシャルに大きく効いてくるため
、基板濃度を高めることは転送レジスタの製造プロセス
を困難にする。また、バイアス電圧については、このC
ODを含むデバイス自体に供給する電源電圧により制約
を受けることと、バイアス電圧を大きくすると蓄積部に
おける暗時出力が増大することから、制約を受ける。こ
のようなことから、蓄積部の面積を大きくとることで、
扱い電荷量の増大を図っている。
N−well)形成時のN−形成時の濃度と深さのばら
つきがチャンネルポテンシャルに大きく効いてくるため
、基板濃度を高めることは転送レジスタの製造プロセス
を困難にする。また、バイアス電圧については、このC
ODを含むデバイス自体に供給する電源電圧により制約
を受けることと、バイアス電圧を大きくすると蓄積部に
おける暗時出力が増大することから、制約を受ける。こ
のようなことから、蓄積部の面積を大きくとることで、
扱い電荷量の増大を図っている。
蓄積部の面積を大きくするためには、その幅が単位受光
素子のピッチで規定されるため、長さを大きくするしか
方法がない、しかし、単に1つの蓄積部の長さを大きく
するのみでは、読み出し時間が長くなるという欠点があ
る。すなわち、移送ゲートを通して転送レジスタへ電荷
を移送するに要する時間はキャリヤの熱拡散に要する時
間であり、蓄積部の長さをLsyq キャリアの拡散
定数をDとすると、この時間trrは、 t tr= 4 ・L ST2/ (π2.D)となる
。
素子のピッチで規定されるため、長さを大きくするしか
方法がない、しかし、単に1つの蓄積部の長さを大きく
するのみでは、読み出し時間が長くなるという欠点があ
る。すなわち、移送ゲートを通して転送レジスタへ電荷
を移送するに要する時間はキャリヤの熱拡散に要する時
間であり、蓄積部の長さをLsyq キャリアの拡散
定数をDとすると、この時間trrは、 t tr= 4 ・L ST2/ (π2.D)となる
。
つまり、LITが大きくなると時間ttrはその自乗に
比例して大きくなるため、本実施例では蓄積部を2つに
分割して同者間にポテンシャルの段差を形成し、蓄積部
の長さをLay/2づつにして、読み出し時間の短縮を
図っている。このような構成をとることにより、本実施
例では、分割しない場合に比べて読み出し時間ttr’
を jt、’=4 ・(L sr/ 2 )2/ (π2
・ D)+4 ・(LST/ 2)2/(π2・ D
)= t t、/ 2 と、半分に短縮している。
比例して大きくなるため、本実施例では蓄積部を2つに
分割して同者間にポテンシャルの段差を形成し、蓄積部
の長さをLay/2づつにして、読み出し時間の短縮を
図っている。このような構成をとることにより、本実施
例では、分割しない場合に比べて読み出し時間ttr’
を jt、’=4 ・(L sr/ 2 )2/ (π2
・ D)+4 ・(LST/ 2)2/(π2・ D
)= t t、/ 2 と、半分に短縮している。
次に、蓄積部電極に印加する電圧をDCバイアスではな
く、パルス電圧としている理由について述べる。
く、パルス電圧としている理由について述べる。
前述の通り、扱い電荷を増やすためにはバイアス電圧を
大きくすればよいが、このときの蓄積部のポテンシャル
を移送ゲートのバイアス電圧のHレベル時のポテンシャ
ルより低くすると、電荷の読み残しが発生してしまう。
大きくすればよいが、このときの蓄積部のポテンシャル
を移送ゲートのバイアス電圧のHレベル時のポテンシャ
ルより低くすると、電荷の読み残しが発生してしまう。
これを防ぐため、読み出し時に蓄積部のポテンシャルを
高くし、蓄積部の残留電荷が無くなるようにパルス電圧
駆動を行っているのである。
高くし、蓄積部の残留電荷が無くなるようにパルス電圧
駆動を行っているのである。
蓄積部にポテンシャルの段差を作る変形例として、第1
6図の構成を採ることも可能である。この場合には、第
1層ポリシリコンパターン形成後に、レジストと第1ポ
リシリコンの両方をマスクとして、蓄積電極が形成され
る領域43をボロンイオン注入によりP−基板42より
も濃度を高くすることで、蓄積部44よりもポテンシャ
ルを低くする。この方法によれば、領域43上の電極と
領域44上の電極には同じバイアス電圧を印加すればよ
く、端子を共通にすることができるため、端子数を減ら
すことができる。また、領域43はP−基板42よりも
濃度が高いため、扱い電荷量も増やすことができ、蓄積
領域の長さ減少、すなわち読み出し時間の短縮が図れる
。
6図の構成を採ることも可能である。この場合には、第
1層ポリシリコンパターン形成後に、レジストと第1ポ
リシリコンの両方をマスクとして、蓄積電極が形成され
る領域43をボロンイオン注入によりP−基板42より
も濃度を高くすることで、蓄積部44よりもポテンシャ
ルを低くする。この方法によれば、領域43上の電極と
領域44上の電極には同じバイアス電圧を印加すればよ
く、端子を共通にすることができるため、端子数を減ら
すことができる。また、領域43はP−基板42よりも
濃度が高いため、扱い電荷量も増やすことができ、蓄積
領域の長さ減少、すなわち読み出し時間の短縮が図れる
。
次に、CODの光電変換部の構造に関する変形実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
フォトダイオードを埋め込み構造にする場合、N−層3
9とP ”M 40との重ね方に2通りの方法がある。
9とP ”M 40との重ね方に2通りの方法がある。
1つは第17図(a)のように、P+層40がN−層
39を完全に覆ってしまう方法であり、もう1つは第1
7図(b)のように、N−層39に20層40で覆われ
ない部分を残す方法である。前者(a)の方法では、フ
ォトダイオードとバリアゲート41との間にポテンシャ
ルの「こぶ」90ができてしまい、フォトダイオードか
らバリアゲートへの電荷の転送がいわゆる不完全転送動
作となってしまう。この場合、フォトダイオード上に蓄
積された電荷は熱放出によって蓄積部へ流れるため、非
常に時間がかかるという欠点がある。一方、後者(b)
の場合には、P◆層40で覆われないN−層39の部分
があり、ここが電荷量り91となってしまい、ここから
の熱放出により、やはり光電変換で発生した電荷を全て
読み出すのには時間がかかるという欠点がある。ただ、
この時間は(a)の場合と比較すると十分小さいため、
本実施例では(b)の方法を採っているが、高速動作が
要求されるセンサ(例えば、定常光を光源とする分光計
測装置)への使用には不利である。そこで、この欠点を
回避した実施例を以下に述べる。
39を完全に覆ってしまう方法であり、もう1つは第1
7図(b)のように、N−層39に20層40で覆われ
ない部分を残す方法である。前者(a)の方法では、フ
ォトダイオードとバリアゲート41との間にポテンシャ
ルの「こぶ」90ができてしまい、フォトダイオードか
らバリアゲートへの電荷の転送がいわゆる不完全転送動
作となってしまう。この場合、フォトダイオード上に蓄
積された電荷は熱放出によって蓄積部へ流れるため、非
常に時間がかかるという欠点がある。一方、後者(b)
の場合には、P◆層40で覆われないN−層39の部分
があり、ここが電荷量り91となってしまい、ここから
の熱放出により、やはり光電変換で発生した電荷を全て
読み出すのには時間がかかるという欠点がある。ただ、
この時間は(a)の場合と比較すると十分小さいため、
本実施例では(b)の方法を採っているが、高速動作が
要求されるセンサ(例えば、定常光を光源とする分光計
測装置)への使用には不利である。そこで、この欠点を
回避した実施例を以下に述べる。
第23図の平面図及び第25図のXXV−XXV断面図
(電荷の転送部への移送方向)に示した通り、この実施
例では、フォトダイオードPDは、P型半導体基板42
上にN−層39を形成し、さらにその上にP゛層40を
形成した埋め込みフォトダイオード構造としている。フ
ォトダイオードPDで発生した電荷を蓄積するための蓄
積部H8T72は、P−基板42上にN−層39を形成
し、 1100nのSiC2膜を介して第1ポリシリ
コン電極を形成して成る埋め込みチャンネル間O8構造
となっている。このH8T電極72にはDCバイアスが
印加され、フォトダイオード部PDのポテンシャルより
も低いポテンシャルに固定されている。移送ゲートH8
H45は蓄積部H8T72と同様な構造となっているが
、電極は第2ポリシリコンで形成され、第1ポリシリコ
ンとは絶縁されている。このH8H電極45にはパルス
電圧が印加され、Hレベルの電圧が印加された場合には
そのポテンシャルは蓄積部H8T72のポテンシャルよ
りも低くなり、転送レジスタRG46への電荷の流通が
可能となるようになっている。転送レジスタRG46も
やはり蓄積部H8772と同様な構造となっており、4
相のパルス電圧が与えられることで転送動作を行う。
(電荷の転送部への移送方向)に示した通り、この実施
例では、フォトダイオードPDは、P型半導体基板42
上にN−層39を形成し、さらにその上にP゛層40を
形成した埋め込みフォトダイオード構造としている。フ
ォトダイオードPDで発生した電荷を蓄積するための蓄
積部H8T72は、P−基板42上にN−層39を形成
し、 1100nのSiC2膜を介して第1ポリシリ
コン電極を形成して成る埋め込みチャンネル間O8構造
となっている。このH8T電極72にはDCバイアスが
印加され、フォトダイオード部PDのポテンシャルより
も低いポテンシャルに固定されている。移送ゲートH8
H45は蓄積部H8T72と同様な構造となっているが
、電極は第2ポリシリコンで形成され、第1ポリシリコ
ンとは絶縁されている。このH8H電極45にはパルス
電圧が印加され、Hレベルの電圧が印加された場合には
そのポテンシャルは蓄積部H8T72のポテンシャルよ
りも低くなり、転送レジスタRG46への電荷の流通が
可能となるようになっている。転送レジスタRG46も
やはり蓄積部H8772と同様な構造となっており、4
相のパルス電圧が与えられることで転送動作を行う。
第24図は第23図の折れ線XXIV−XXIV(電荷
のドレイン方向)に沿った断面図及びポテンシャル図で
あるが、この図において、オーバーフロードレイン0F
D37は、フォトダイオードPDで光電変換され蓄積部
H8T72で蓄積しきれない過剰電荷を排出する。この
過剰電荷のレベルを決定するのがオーバーフローゲート
0F038で、蓄積部H8Tと同様な構成となっている
。ただし、電極は第2ポリシリコンで形成され、蓄積部
H8Tの第1ポリシリコン電極とは絶縁されている。こ
のOFG電極38にはDCバイアスが印加され、ポテン
シャルを固定している。このポテンシャルはLレベル電
圧を印加したときの移送ゲートH8)lのポテンシャル
よりは低く、かつ、蓄積部H8Tのポテンシャルよりは
高い。これによって、蓄積部H8Tにはオーバーフロー
ゲートOFGのポテンシャルに達するまで電荷が蓄積さ
れ、かつ、過剰な電荷は転送レジスタRGへ流出する前
にオーバーフロードレインORDに排出される。なお、
C848はチャンンネルストップである。
のドレイン方向)に沿った断面図及びポテンシャル図で
あるが、この図において、オーバーフロードレイン0F
D37は、フォトダイオードPDで光電変換され蓄積部
H8T72で蓄積しきれない過剰電荷を排出する。この
過剰電荷のレベルを決定するのがオーバーフローゲート
0F038で、蓄積部H8Tと同様な構成となっている
。ただし、電極は第2ポリシリコンで形成され、蓄積部
H8Tの第1ポリシリコン電極とは絶縁されている。こ
のOFG電極38にはDCバイアスが印加され、ポテン
シャルを固定している。このポテンシャルはLレベル電
圧を印加したときの移送ゲートH8)lのポテンシャル
よりは低く、かつ、蓄積部H8Tのポテンシャルよりは
高い。これによって、蓄積部H8Tにはオーバーフロー
ゲートOFGのポテンシャルに達するまで電荷が蓄積さ
れ、かつ、過剰な電荷は転送レジスタRGへ流出する前
にオーバーフロードレインORDに排出される。なお、
C848はチャンンネルストップである。
以上の構成において、前記構成(第12図、第13図)
のようにフォトダイオードPDと蓄積部H8Tとの間に
バリアゲートBGを設けないのは、本実施例ではフオド
ダイオードPDが完全に空乏化しているため、ポテンシ
ャルをバリアゲートで固定する必要がないためである。
のようにフォトダイオードPDと蓄積部H8Tとの間に
バリアゲートBGを設けないのは、本実施例ではフオド
ダイオードPDが完全に空乏化しているため、ポテンシ
ャルをバリアゲートで固定する必要がないためである。
また、蓄積部H3T、 移送ゲートH8)l。
オーバーフローゲートOFGをいわゆる埋め込みチャン
ネルMO3構造としているのは、フォトダイオードPD
を含めた光電変換部全体を完全に空乏化することにより
、第17図(b)のような電荷量りができないようにす
るためである。
ネルMO3構造としているのは、フォトダイオードPD
を含めた光電変換部全体を完全に空乏化することにより
、第17図(b)のような電荷量りができないようにす
るためである。
また、この例では蓄積部!(STをパルス駆動していな
いが、これは埋め込みチャンネル間O8構造に電荷を蓄
積する場合、N−層39の濃度がP−基板42の濃度の
10倍程度であり、単位面積当りに扱える電荷量が表面
チャンネル構造よりも大きいためである。このため、蓄
積部H8Tを2層のポリシリコンで分割して形成する必
要もなく、深いバイアスを与えて蓄積時に移送ゲートの
バイアスがHレベルの時のポテンシャルよりも低いポテ
ンシャルに設定する必要もなく、単にDCバイアスを印
加しておくだけで動作が可能であり、駆動回路の負担を
軽減することができる。
いが、これは埋め込みチャンネル間O8構造に電荷を蓄
積する場合、N−層39の濃度がP−基板42の濃度の
10倍程度であり、単位面積当りに扱える電荷量が表面
チャンネル構造よりも大きいためである。このため、蓄
積部H8Tを2層のポリシリコンで分割して形成する必
要もなく、深いバイアスを与えて蓄積時に移送ゲートの
バイアスがHレベルの時のポテンシャルよりも低いポテ
ンシャルに設定する必要もなく、単にDCバイアスを印
加しておくだけで動作が可能であり、駆動回路の負担を
軽減することができる。
(3)光電変換部と転送レジスタの組み合せ構成及び駆
動方法 続いて、高感度光電変換部と低感度光電変換部とで転送
レジスタを共用する構造と方法について述べる。
動方法 続いて、高感度光電変換部と低感度光電変換部とで転送
レジスタを共用する構造と方法について述べる。
第18図に第1の例の構造を示す。この図において、5
4は高感度光電変換部の蓄積部、57は低感度光電変換
部の蓄積部、55は高感度光電変換部の移送ゲート、5
6は低感度光電変換部の移送ゲート、58はチャンネル
ストップ領域、59は転送レジスタのチャンネルである
。60〜63は転送電極であり、各々φ1〜φ4の転送
グロックパルスが印加される。
4は高感度光電変換部の蓄積部、57は低感度光電変換
部の蓄積部、55は高感度光電変換部の移送ゲート、5
6は低感度光電変換部の移送ゲート、58はチャンネル
ストップ領域、59は転送レジスタのチャンネルである
。60〜63は転送電極であり、各々φ1〜φ4の転送
グロックパルスが印加される。
これら4つの電極のうち、60及び62は第1層目のポ
リシリコン(点線で示した)で形成され、コンタクトホ
ール64で各々のクロックラインに接続される。クロッ
グφ2がHレベルになっているときに前述の方法で高感
度光電変換部54の電荷は1つおいて隣のφ4電極下の
転送チャンネルに移送される。
リシリコン(点線で示した)で形成され、コンタクトホ
ール64で各々のクロックラインに接続される。クロッ
グφ2がHレベルになっているときに前述の方法で高感
度光電変換部54の電荷は1つおいて隣のφ4電極下の
転送チャンネルに移送される。
この電極に隣接したφ4電極下には低感度光電変換部5
7の電荷が移送される0以上により、高感度光電変換部
54の電荷は転送レジスタ59の偶数段に移送され、低
感度光電変換部57の電荷は転送レジスタ59の奇数段
に移送される。従って、転送レジスタは高感度出力と低
感度出力を交互に出力する。
7の電荷が移送される0以上により、高感度光電変換部
54の電荷は転送レジスタ59の偶数段に移送され、低
感度光電変換部57の電荷は転送レジスタ59の奇数段
に移送される。従って、転送レジスタは高感度出力と低
感度出力を交互に出力する。
第2の例を第19図に示し、その動作のタイミングチャ
ートを第20図に示す。第19図における記号は第18
図と同じである。クロックφ4がHレベルになっている
時、前述の方法で低感度光電変換部の電荷が転送レジス
タの偶数段目のφ4電極下へ移送される。その後、クロ
ックφ2がHレベルになると、低感度出力の電荷は奇数
段目のφ2電極下へ転送される。この状態で高感度出力
の電荷を移送すると、この電荷は偶数段目のφ2電極下
へ移送される0以上により、高感度出力は転送レジスタ
の偶数段目に移送され、低感度出力は転送レジスタの奇
数段目に転送され、転送レジスタは高感度出力と低感度
出力を交互に出力する。
ートを第20図に示す。第19図における記号は第18
図と同じである。クロックφ4がHレベルになっている
時、前述の方法で低感度光電変換部の電荷が転送レジス
タの偶数段目のφ4電極下へ移送される。その後、クロ
ックφ2がHレベルになると、低感度出力の電荷は奇数
段目のφ2電極下へ転送される。この状態で高感度出力
の電荷を移送すると、この電荷は偶数段目のφ2電極下
へ移送される0以上により、高感度出力は転送レジスタ
の偶数段目に移送され、低感度出力は転送レジスタの奇
数段目に転送され、転送レジスタは高感度出力と低感度
出力を交互に出力する。
次に、高感度出力と低感度出力を読み出す別の方法につ
いて述べる。前述の方法は高感度出力と低感度出力を同
時に転送レジスタから読み出すものであるが、全読み出
し時間に大きな制約が無い場合には、まず高感度出力を
転送レジスタへ移送し、その間、低感度出力は電荷蓄積
部に保持しておき、高感度出力の全読み出しが完了した
後に、低感度出力を転送レジスタに移送する、という方
法も可能である。この場合、各出力は転送レジスタの2
ビット置きに出力されるが、後述の転送効率の補正に好
適な出力となる。なお、この場合、高感度出力の中には
飽和状態に近いもので、蓄積中の暗時出力のために、長
時間保持されると飽和してしまうものもある。このよう
に保持中に無効なデータとなることを排除するため、先
に高感度出力を読み出すようにすると良い。
いて述べる。前述の方法は高感度出力と低感度出力を同
時に転送レジスタから読み出すものであるが、全読み出
し時間に大きな制約が無い場合には、まず高感度出力を
転送レジスタへ移送し、その間、低感度出力は電荷蓄積
部に保持しておき、高感度出力の全読み出しが完了した
後に、低感度出力を転送レジスタに移送する、という方
法も可能である。この場合、各出力は転送レジスタの2
ビット置きに出力されるが、後述の転送効率の補正に好
適な出力となる。なお、この場合、高感度出力の中には
飽和状態に近いもので、蓄積中の暗時出力のために、長
時間保持されると飽和してしまうものもある。このよう
に保持中に無効なデータとなることを排除するため、先
に高感度出力を読み出すようにすると良い。
また、この交互読み出しに限定した構成として、第22
図の例が考えられる。本図においても、記号は第18図
と共通である。61はφ2のグロックパルスが印加され
る転送電極で、このφ2がHレベルの場合に移送ゲート
55をHレベルとすることにより、高感度蓄積部から電
荷を読み出すことが可能である。また、63はφ4のグ
ロックパルスが印加される転送電極で、このφ4がHレ
ベルの時に移送ゲート56をHレベルとすることにより
、低感度蓄積部から電荷を読み出すことが可能となる。
図の例が考えられる。本図においても、記号は第18図
と共通である。61はφ2のグロックパルスが印加され
る転送電極で、このφ2がHレベルの場合に移送ゲート
55をHレベルとすることにより、高感度蓄積部から電
荷を読み出すことが可能である。また、63はφ4のグ
ロックパルスが印加される転送電極で、このφ4がHレ
ベルの時に移送ゲート56をHレベルとすることにより
、低感度蓄積部から電荷を読み出すことが可能となる。
同図から明らかなように、本実施例では受光素子のピッ
チと転送レジスタのピッチとが等しく、高集積化が可能
となる。
チと転送レジスタのピッチとが等しく、高集積化が可能
となる。
(4)転送レジスタの出力部構成
次に、転送レジスタの出力部を説明する。第21図の例
では、60〜63が前記同様転送電極であり、65が出
力ゲート、68(斜線部)はフローティングデイフュー
ジョン、67はリセットドレインである。
では、60〜63が前記同様転送電極であり、65が出
力ゲート、68(斜線部)はフローティングデイフュー
ジョン、67はリセットドレインである。
リセットドレイン67は、フローティングデイフュージ
ョン68の電位を、電荷が転送されるに先だって所定の
電位にリセットするためのものである。
ョン68の電位を、電荷が転送されるに先だって所定の
電位にリセットするためのものである。
66はこの動作を制御するためのリセットゲートである
。70171は転送レジスタの出力を取り出すためのF
ETのそれぞれ、ソース、 ドレインである。
。70171は転送レジスタの出力を取り出すためのF
ETのそれぞれ、ソース、 ドレインである。
ドレイン71は電源に接続され、ソース70は、抵抗又
は定電流源等の負荷を介して接地されてソースフォロア
アンプが形成される。このFETのゲートにはフローテ
ィングデイフュージョン68の電位が印加され、このF
ETのソース70の電位が、このCOD転送レジスタの
出力電位となる。同図で69は、チャンネルストップ(
P・)上に1100nのSiO2膜を形成し、その上に
ポリシリコンの電極を配置したMO3容量である。本実
施例では、このCODを分光計測用センサとして用いる
ため、扱い電荷量を大きくしてショットノイズの影響を
避けていることは前に述べた通りである。従って、多量
の電荷がフローティングデイフュージョン68に流入す
る。これを電圧変換する場合、フローティングデイフュ
ージョン部の容量を大きくしないと適切な出力電圧(1
〜2V)が得られない。フローティングデイフュージョ
ン68はPN接合であるため、単位面積当りの容量を大
きくすることはできず、面積を大きくする必要がある。
は定電流源等の負荷を介して接地されてソースフォロア
アンプが形成される。このFETのゲートにはフローテ
ィングデイフュージョン68の電位が印加され、このF
ETのソース70の電位が、このCOD転送レジスタの
出力電位となる。同図で69は、チャンネルストップ(
P・)上に1100nのSiO2膜を形成し、その上に
ポリシリコンの電極を配置したMO3容量である。本実
施例では、このCODを分光計測用センサとして用いる
ため、扱い電荷量を大きくしてショットノイズの影響を
避けていることは前に述べた通りである。従って、多量
の電荷がフローティングデイフュージョン68に流入す
る。これを電圧変換する場合、フローティングデイフュ
ージョン部の容量を大きくしないと適切な出力電圧(1
〜2V)が得られない。フローティングデイフュージョ
ン68はPN接合であるため、単位面積当りの容量を大
きくすることはできず、面積を大きくする必要がある。
本実施例ではこれを防ぐため、フローティングデイフュ
ージョン68にMO3容量69を付加し、容量の増大を
図っている。この場合、PN接合の単位面積当りの容量
CPNは、P−基板42の濃度が1×10+6 バイ
アス電圧が14V、Nの濃度が1X102自のとき、C
px= 2.4X 10−”(F / cm”)である
が、MO3容量CMOSの方は、Cnos=3.5X1
0−@(F/ cm2)であり、フローティングデイフ
ュージョン68の約1710の面積で必要な容量が得ら
れる。
ージョン68にMO3容量69を付加し、容量の増大を
図っている。この場合、PN接合の単位面積当りの容量
CPNは、P−基板42の濃度が1×10+6 バイ
アス電圧が14V、Nの濃度が1X102自のとき、C
px= 2.4X 10−”(F / cm”)である
が、MO3容量CMOSの方は、Cnos=3.5X1
0−@(F/ cm2)であり、フローティングデイフ
ュージョン68の約1710の面積で必要な容量が得ら
れる。
また、PN接合はその空乏層幅により容量が変化する特
性を有しているため、出力される電圧に応じて容量が変
化する。このため、出力電圧が、転送された電荷にリニ
アに対応せず、計測用のセンサとしては不利である。こ
の欠点は本実施例の次のような構造により解決されてい
る。すなわち、MOS容量を接合容量よりも大きくする
ことにより、容量変化の無いMO3容量が支配的となり
、リニアリティの向上が図られている。なお、同図でチ
ャンネルストップ58がフローティングデイフュージョ
ン68側に向かってテーバがついているのは、電荷をス
ムーズにフローティングデイフュージョン68へ転送さ
せるためであり、また、転送電極のピッチが段階的に変
化しているのは各電極60〜63下の扱い電荷量をチャ
ンネル幅に拘らず一定に保つためである。
性を有しているため、出力される電圧に応じて容量が変
化する。このため、出力電圧が、転送された電荷にリニ
アに対応せず、計測用のセンサとしては不利である。こ
の欠点は本実施例の次のような構造により解決されてい
る。すなわち、MOS容量を接合容量よりも大きくする
ことにより、容量変化の無いMO3容量が支配的となり
、リニアリティの向上が図られている。なお、同図でチ
ャンネルストップ58がフローティングデイフュージョ
ン68側に向かってテーバがついているのは、電荷をス
ムーズにフローティングデイフュージョン68へ転送さ
せるためであり、また、転送電極のピッチが段階的に変
化しているのは各電極60〜63下の扱い電荷量をチャ
ンネル幅に拘らず一定に保つためである。
I[I CCDラインセンサの制御方法及び信号処理
手段 (1)非転送効率の補正手段 次に、転送され、出力された信号の非転送効率の補正方
法について述べる。分光計測用の受光素子としてアナロ
グシフトレジスタを用いる場合、非転送効率の効果につ
いて考慮する必要がある。
手段 (1)非転送効率の補正手段 次に、転送され、出力された信号の非転送効率の補正方
法について述べる。分光計測用の受光素子としてアナロ
グシフトレジスタを用いる場合、非転送効率の効果につ
いて考慮する必要がある。
1段当りの非転送効率が1×10−5であっても、10
0段の転送を行えば全体としての非転送効率による誤差
は0.1%に達し、分光計測用としては許容できない大
きさとなる。本実施例で、この非転送効率を向上する構
造と方法を次に説明する。
0段の転送を行えば全体としての非転送効率による誤差
は0.1%に達し、分光計測用としては許容できない大
きさとなる。本実施例で、この非転送効率を向上する構
造と方法を次に説明する。
1段当りの非転送効率をε、元の電荷パケットの電荷を
Q+81とし、n回の転送を行うと、元の電荷パケット
に残された電荷は、 (1−n・ε)・Q(1) となる、また、次の電荷パケットに積み残す電荷は n 、g 、Q f@l となる。実際には更に次の電荷パケットにも積み残して
しまうが、それはε2のオーダーであり、ε1×10弓
とすれば全く無視できる大きさである。
Q+81とし、n回の転送を行うと、元の電荷パケット
に残された電荷は、 (1−n・ε)・Q(1) となる、また、次の電荷パケットに積み残す電荷は n 、g 、Q f@l となる。実際には更に次の電荷パケットにも積み残して
しまうが、それはε2のオーダーであり、ε1×10弓
とすれば全く無視できる大きさである。
転送レジスタの出力側から数えてi番目の電荷パケット
の初期電荷をQ+”’ J回目の転送出力をQ I
N 転送レジスタの全段数をNとすると、 1段目の
電荷パケットの電荷が出力されるのはi回目の転送出力
であるから、自分自身の電荷パケットに積み残される電
荷量は、 (1−1・ε)・Q +”’ であり、i+1番目の電荷パケットに積み残されるのは
、 i ・ ε ・ Q + +@1 である。これがi+1番目のパケットの電荷と共に出力
される0以上のことから、 れる電荷量は次の通りとなる。
の初期電荷をQ+”’ J回目の転送出力をQ I
N 転送レジスタの全段数をNとすると、 1段目の
電荷パケットの電荷が出力されるのはi回目の転送出力
であるから、自分自身の電荷パケットに積み残される電
荷量は、 (1−1・ε)・Q +”’ であり、i+1番目の電荷パケットに積み残されるのは
、 i ・ ε ・ Q + +@1 である。これがi+1番目のパケットの電荷と共に出力
される0以上のことから、 れる電荷量は次の通りとなる。
Q+=(1−1・ε)・Q ICl1lQ2=(1−2
−1:)−Q2”’+’IQa=(13・s) Ql”
’+2 i番目に出力さ Q+”’ Q 2 ’ 11’ Q+=(1i ・ ε)・Q %111+(i−1)
・ ε ・Q+−+”’ QN−1=(1(N −1)・e ) ’ Qs−+”
’+(N−2)・ε・Ql2(日) Q)I=(1−N ・ ε)・ QN’@’+(N−1
)・ ε ・Qs−+”’ この結果をマトリックスを用いて表すと第32図の通り
となるが、このマトリックス式を、変換行列をR1出力
信号をQl 初期のパケット電荷量をQ(@)として
表すと、 Q= RX IQ”’1 となる。従って、初期電荷量(Q(”lは、出力信号Q
から、 Q+@1=ll19−1×Q で計算される。ここで、R−1はRの逆行列であり、R
−’=adjR/ l R (adjRはRの余因子行列) R=rI(1−i・ε) (adjR)+、+= l IRl / (1−(N−
j+1) ・t )(j=1〜N) (adjR)+++、+=−(N−j) + g +
(1−(N−j) ・g )・(adJR)j、r (j=1〜N−1) (adjR)+、1= O(上記以外の要素)で求めら
れる。
−1:)−Q2”’+’IQa=(13・s) Ql”
’+2 i番目に出力さ Q+”’ Q 2 ’ 11’ Q+=(1i ・ ε)・Q %111+(i−1)
・ ε ・Q+−+”’ QN−1=(1(N −1)・e ) ’ Qs−+”
’+(N−2)・ε・Ql2(日) Q)I=(1−N ・ ε)・ QN’@’+(N−1
)・ ε ・Qs−+”’ この結果をマトリックスを用いて表すと第32図の通り
となるが、このマトリックス式を、変換行列をR1出力
信号をQl 初期のパケット電荷量をQ(@)として
表すと、 Q= RX IQ”’1 となる。従って、初期電荷量(Q(”lは、出力信号Q
から、 Q+@1=ll19−1×Q で計算される。ここで、R−1はRの逆行列であり、R
−’=adjR/ l R (adjRはRの余因子行列) R=rI(1−i・ε) (adjR)+、+= l IRl / (1−(N−
j+1) ・t )(j=1〜N) (adjR)+++、+=−(N−j) + g +
(1−(N−j) ・g )・(adJR)j、r (j=1〜N−1) (adjR)+、1= O(上記以外の要素)で求めら
れる。
この場合、−段当りの非転送効率εを求める必要がある
。非転送効率εは周囲の温度等により影響されるため、
測定に先だってこの値を求めなければならない、これは
、転送レジスタに電荷入力部を設け、電荷を入力して測
定するという周知の方法で行ってもよいし、また、画素
のピッチが転送レジスタのピッチの2倍となっている本
実施例の形態では、以下に示す測定方法が考えられる。
。非転送効率εは周囲の温度等により影響されるため、
測定に先だってこの値を求めなければならない、これは
、転送レジスタに電荷入力部を設け、電荷を入力して測
定するという周知の方法で行ってもよいし、また、画素
のピッチが転送レジスタのピッチの2倍となっている本
実施例の形態では、以下に示す測定方法が考えられる。
まず、分光計測を行う場合には、測定に先だって各フォ
トダイオードの感度ばらつきを補正する必要がある。こ
のため、測定サンプルとして標準白色板を使用し、この
反射光の分光特性の測定を行ってフォトダイオードの感
度ばらつきの補正を行うが、このときに非転送効率εの
測定も行う。
トダイオードの感度ばらつきを補正する必要がある。こ
のため、測定サンプルとして標準白色板を使用し、この
反射光の分光特性の測定を行ってフォトダイオードの感
度ばらつきの補正を行うが、このときに非転送効率εの
測定も行う。
まず、ストロボ光発光後、前述の方法により低感度画素
の読み出しのみを行う。本実施例では、転送レジスタの
配列ピッチが受光素子の配列ピッチの172であるため
、低感度画素の出力は1つ置きに出てくる。最終画素か
らの出力は、前述のように次段の電荷パケットへの積み
残しを生ずる。そのため、元々の電荷量をQ Hl @
lとすれば、出力は(1−N・ε)・Q N+ @
lとなる。信号電荷は1つ置きに入っているため、前の
段からの積み残しQ N−+til+はゼロであり、そ
の前の段からの電荷の積み残しQN−2”’が最終電荷
パケットQ N ’θ)に混入するが、これはε2のオ
ーダーであるため、無視できる。
の読み出しのみを行う。本実施例では、転送レジスタの
配列ピッチが受光素子の配列ピッチの172であるため
、低感度画素の出力は1つ置きに出てくる。最終画素か
らの出力は、前述のように次段の電荷パケットへの積み
残しを生ずる。そのため、元々の電荷量をQ Hl @
lとすれば、出力は(1−N・ε)・Q N+ @
lとなる。信号電荷は1つ置きに入っているため、前の
段からの積み残しQ N−+til+はゼロであり、そ
の前の段からの電荷の積み残しQN−2”’が最終電荷
パケットQ N ’θ)に混入するが、これはε2のオ
ーダーであるため、無視できる。
従って、N段目の出力Q11は、
QN=(I N・ε)・Q N ’ ” ’となる、
一方、Q Ni@lの電荷パケットの次段への積み残し
量はN・ε・QN+ll+であるから、QIl、I/(
N・ε)=QN/(1−N・ε)(1−N・ε)・QN
−1=N・ε・QNQs−+=N・ε・(QN+QN、
I)ε= (Qs−+/(Qs+Qs、+)) /Nと
非転送効率εが算出される。この非転送効率εを基に前
述の非転送効率補正演算を行えば、非常に精度の高い分
光計測が可能となる。
一方、Q Ni@lの電荷パケットの次段への積み残し
量はN・ε・QN+ll+であるから、QIl、I/(
N・ε)=QN/(1−N・ε)(1−N・ε)・QN
−1=N・ε・QNQs−+=N・ε・(QN+QN、
I)ε= (Qs−+/(Qs+Qs、+)) /Nと
非転送効率εが算出される。この非転送効率εを基に前
述の非転送効率補正演算を行えば、非常に精度の高い分
光計測が可能となる。
次に、高感度画素と低感度画素の出力を、同時にではな
く、一方ずつまとめて読み出す場合の補正計算について
述べる。この方法は転送レジスタの配列ピッチが画素ピ
ッチの172である場合に有効な方法であり、前述の非
転送効率測定と同様な考え方で補正計算が可能である。
く、一方ずつまとめて読み出す場合の補正計算について
述べる。この方法は転送レジスタの配列ピッチが画素ピ
ッチの172である場合に有効な方法であり、前述の非
転送効率測定と同様な考え方で補正計算が可能である。
すなわち、CODの出力は1つ置きに転送レジスタへ出
力されるため、偶数段に初期電荷が蓄積されるとすれば
、その前段(奇数段)の初期電荷はゼロである。従って
、転送により、最初電荷があったパケットに前段からの
積み残しはなく、次段への積み残しがあるだけである。
力されるため、偶数段に初期電荷が蓄積されるとすれば
、その前段(奇数段)の初期電荷はゼロである。従って
、転送により、最初電荷があったパケットに前段からの
積み残しはなく、次段への積み残しがあるだけである。
すなわち、初期電荷が移送されたパケットの出力をQl
とすれば、 Q+=(1i・ε)・Q I’θ) また、次段の出力Q+++はQl(e)の電荷パケット
からの積み残しにより、 QIl1”l・ε・Q、(@1 これら2つの出力を加算することにより、Q + ”’
= Q + + Q l*1として、元の電荷が計算
できる。この2つの電荷の加算は、各々のデータをマイ
コン12に取り込んだ後に計算してもよいし、また、以
下に示す駆動方法を用いてデバイス上で行うことも可能
である。
とすれば、 Q+=(1i・ε)・Q I’θ) また、次段の出力Q+++はQl(e)の電荷パケット
からの積み残しにより、 QIl1”l・ε・Q、(@1 これら2つの出力を加算することにより、Q + ”’
= Q + + Q l*1として、元の電荷が計算
できる。この2つの電荷の加算は、各々のデータをマイ
コン12に取り込んだ後に計算してもよいし、また、以
下に示す駆動方法を用いてデバイス上で行うことも可能
である。
゛第30図の駆動タイミングチャートの時刻t1におい
て、出力部に最も近い電荷パケットには、転送されてき
た光電変換電荷73が入っている(第31図)。
て、出力部に最も近い電荷パケットには、転送されてき
た光電変換電荷73が入っている(第31図)。
この電荷は、転送によってその電荷の一部74が後続の
電荷パケットに積み残されている。時刻t2、t 3.
では転送りロックにより順次電荷が出力側へ転送されて
いる。時刻t4でリセットゲートにHレベルの電圧が印
加され、第31図のポテンシャル図で示すようにフロー
ティングデイフュージョン部の電位がリセットドレイン
の電位にリセットされる。
電荷パケットに積み残されている。時刻t2、t 3.
では転送りロックにより順次電荷が出力側へ転送されて
いる。時刻t4でリセットゲートにHレベルの電圧が印
加され、第31図のポテンシャル図で示すようにフロー
ティングデイフュージョン部の電位がリセットドレイン
の電位にリセットされる。
時刻t5でリセットゲートが閉じ、時刻t6の状態を経
て時刻t7で電荷(73)がフローティングデイフュー
ジョンに流れ込み、 (75)で示される分だけ電位
が下がる。フローティングデイフュージョンは時刻t9
:ttoにおいてこの電位を保持し、時刻t11で積み
残し電荷(74)が流れ込んで(76)で示される分だ
けさらに電位が下がる。従って、フローティングデイフ
ュージョンはリセット後から(77)で示される電位だ
け下がり、これが(73)とく74)の合計の電荷量に
対する出力電位となる。
て時刻t7で電荷(73)がフローティングデイフュー
ジョンに流れ込み、 (75)で示される分だけ電位
が下がる。フローティングデイフュージョンは時刻t9
:ttoにおいてこの電位を保持し、時刻t11で積み
残し電荷(74)が流れ込んで(76)で示される分だ
けさらに電位が下がる。従って、フローティングデイフ
ュージョンはリセット後から(77)で示される電位だ
け下がり、これが(73)とく74)の合計の電荷量に
対する出力電位となる。
以上のように、リセットゲートに印加するパルスの周期
を転送りロックの2倍とする駆動方法を採るだけで、非
転送効率の補正が可能となる。
を転送りロックの2倍とする駆動方法を採るだけで、非
転送効率の補正が可能となる。
(2)分光計測の方法
分光計測の方法について具体的に説明する。第26図の
フローチャートに示す通り、最初にステップ#lで不要
電荷の排出を行う、これは、光信号の読み出しに先だっ
てCODの光電変換部内の不要電荷排出及び転送レジス
タの初期化のために行うものである。CODに対して電
源を投入した後は、転送レジスタの埋め込みチャンネル
が空乏化されておらず、電荷が満たされている。このた
め、転送りロックを与えて転送動作を行わせることで、
レジスタ内の不要電荷を排出する。また、光電変換部も
電源投入後からの暗時出力等が蓄積された状態であり、
これらの不要電荷を前述の方法で転送レジスタへ移送し
、転送動作を行わせることで排出する。
フローチャートに示す通り、最初にステップ#lで不要
電荷の排出を行う、これは、光信号の読み出しに先だっ
てCODの光電変換部内の不要電荷排出及び転送レジス
タの初期化のために行うものである。CODに対して電
源を投入した後は、転送レジスタの埋め込みチャンネル
が空乏化されておらず、電荷が満たされている。このた
め、転送りロックを与えて転送動作を行わせることで、
レジスタ内の不要電荷を排出する。また、光電変換部も
電源投入後からの暗時出力等が蓄積された状態であり、
これらの不要電荷を前述の方法で転送レジスタへ移送し
、転送動作を行わせることで排出する。
この初期化後、ステップ#2でストロボ発光を行い、フ
ォトダイオード部で光電変換を行わせる。
ォトダイオード部で光電変換を行わせる。
ステップ#3ではこの光電変換で生成された電荷を、第
27図に示すような有効画素選択ルーチンでマイコン1
2内に取り込む。
27図に示すような有効画素選択ルーチンでマイコン1
2内に取り込む。
第27図のルーチンでは、ステップ#101で画素番号
のインデックス変数Iを初期値1にセットし、ステップ
#102で工番目の画素で有効なものはA列にあるのか
B列にあるのかの判定をする(A列、B列については第
4図(a)参照)。これは、前述のように、バンドパス
フィルタ6がA列のCODとB列のCODの上に、ずら
して千鳥状に配置されておシバ いずれが一方からの出
方はバンドパスフィルタ6で分光フィルタ1の不要透過
帯域をカットしていない無効画素からのものだからであ
る。ここで、有効画素がA列のCODにあるのがB列の
CODにあるのかの情報は、前もってマイコン12内部
のE2FROMに記憶されている。ステップ#1o2で
有効画素がA列にあると判定された場合には、ステップ
#103へ進んでマルチプレクサ9にO3Aの出力をO
8として選択するセレクト信号C3ELECT−A>を
出力し、A列のCODでない場合にはステップ#1o4
で、マルチプレクサ9にO3Hの出力をosとするよう
に指令するセレクト信号(SELECT−B)を出方す
る。
のインデックス変数Iを初期値1にセットし、ステップ
#102で工番目の画素で有効なものはA列にあるのか
B列にあるのかの判定をする(A列、B列については第
4図(a)参照)。これは、前述のように、バンドパス
フィルタ6がA列のCODとB列のCODの上に、ずら
して千鳥状に配置されておシバ いずれが一方からの出
方はバンドパスフィルタ6で分光フィルタ1の不要透過
帯域をカットしていない無効画素からのものだからであ
る。ここで、有効画素がA列のCODにあるのがB列の
CODにあるのかの情報は、前もってマイコン12内部
のE2FROMに記憶されている。ステップ#1o2で
有効画素がA列にあると判定された場合には、ステップ
#103へ進んでマルチプレクサ9にO3Aの出力をO
8として選択するセレクト信号C3ELECT−A>を
出力し、A列のCODでない場合にはステップ#1o4
で、マルチプレクサ9にO3Hの出力をosとするよう
に指令するセレクト信号(SELECT−B)を出方す
る。
その後、ステップ#105でO8信号をアナログ処理し
てA/D変換されたデータをマイコン12内に読み込む
。ステップ#106では、現在の画素が最終画素(N番
目)であるか否かを判定し、そうであれば終了する。最
終でない場合には、ステップ#107でインデックス■
を1だけインクリメントし、ステップ#102へ戻る。
てA/D変換されたデータをマイコン12内に読み込む
。ステップ#106では、現在の画素が最終画素(N番
目)であるか否かを判定し、そうであれば終了する。最
終でない場合には、ステップ#107でインデックス■
を1だけインクリメントし、ステップ#102へ戻る。
高感度画素と低感度画素を別個に行う場合には、この動
作を繰り返して双方の画素出力をマイコン12内へ取り
込む。
作を繰り返して双方の画素出力をマイコン12内へ取り
込む。
第26図のルーチンに戻り、ステップ#4では暗信号の
読み出しを行う。分光計測装置にCODを用いる場合、
光信号中に混入する暗時出力分を補償するため、ストロ
ボ光を照射せずに読み出し動作を実行し、暗時信号を読
み出す。ステップ#5では前述の非転送効率εの補正計
算を行う。補正計算により、読み出したデータから転送
前の光電変換データが求められる。これは光信号データ
と暗時信号データの双方について行う。次にステップ#
6で光信号出力から暗時信号出力を減算し、光に応じた
出力のみを取り出す。
読み出しを行う。分光計測装置にCODを用いる場合、
光信号中に混入する暗時出力分を補償するため、ストロ
ボ光を照射せずに読み出し動作を実行し、暗時信号を読
み出す。ステップ#5では前述の非転送効率εの補正計
算を行う。補正計算により、読み出したデータから転送
前の光電変換データが求められる。これは光信号データ
と暗時信号データの双方について行う。次にステップ#
6で光信号出力から暗時信号出力を減算し、光に応じた
出力のみを取り出す。
最後にステップ#7で高感度画素と低感度画素から最適
なデータを選択して、データの規格化を行う、これにつ
いて第28図のフローチャートにより詳しく述べる。い
ま、高感度及び低感度の各素子の1番目の画素に第10
図(b)に示した領域n−bの光が入射し、(i+1)
番目の画素には領域II−cの光、(i+2)番目の画
素には領域II−aの光が入射したものとして、各出力
データの選択の方法について説明する。まず、ステップ
#201で画素番号インデックス変数工を初期値1にセ
ットする。次に、ステップ#202で高感度画素の出力
V14(I)と飽和出力値V s @ tとの比較を行
う、この飽和出力値V。tは予め測定してマイコン12
のE2 PROM等に記憶しておく。VH(1)< V
−#t(7)場合、ステップ#204へ進み、高感度画
素の出力VH(I)をその高感度画素の感度RH(I)
で除してデータの規格化を行う。ここで、I=iである
場合(領域n−bの光が入射)、低感度画素からの出力
V L (i )も暗時出力V d a r k以上の
出力となっているが、■□(i)≧V t (i )で
あるので、ノイズの影響を受けにくい高出力■。(i)
の方を選択する。次にステップ#205へ進み、全画素
について選択が完了したか否かをチエツクする。未だ完
了していない場合にはステップ#206でインデックス
Iを1だけインクリメントしてステップ#202へ戻る
。今度は、次の画素ベア(1= i + 1゜領域■−
Cの光が入射)からの出力V、(i+1)、Vt(i+
1)について、いずれかの選択を行う。この場合には、
ステップ#202でV H(i÷1)=VsQyである
からステップ#203へ進み、低感度画素からの出力V
L(i÷1)をその低感度画素の感度RL(i+1)で
除してデータの規格化を行う。以上の処理を繰り返すこ
とによ)ハCCDセンサ30.31の全画素についてデ
ータが求められるが、この場合の出力は第10図(b)
の領域■−B、 II−b、 II−cの全てに対
して有効な値となるため、極めてダイナミックレンジの
広い高精度計測用分光センサとなる。
なデータを選択して、データの規格化を行う、これにつ
いて第28図のフローチャートにより詳しく述べる。い
ま、高感度及び低感度の各素子の1番目の画素に第10
図(b)に示した領域n−bの光が入射し、(i+1)
番目の画素には領域II−cの光、(i+2)番目の画
素には領域II−aの光が入射したものとして、各出力
データの選択の方法について説明する。まず、ステップ
#201で画素番号インデックス変数工を初期値1にセ
ットする。次に、ステップ#202で高感度画素の出力
V14(I)と飽和出力値V s @ tとの比較を行
う、この飽和出力値V。tは予め測定してマイコン12
のE2 PROM等に記憶しておく。VH(1)< V
−#t(7)場合、ステップ#204へ進み、高感度画
素の出力VH(I)をその高感度画素の感度RH(I)
で除してデータの規格化を行う。ここで、I=iである
場合(領域n−bの光が入射)、低感度画素からの出力
V L (i )も暗時出力V d a r k以上の
出力となっているが、■□(i)≧V t (i )で
あるので、ノイズの影響を受けにくい高出力■。(i)
の方を選択する。次にステップ#205へ進み、全画素
について選択が完了したか否かをチエツクする。未だ完
了していない場合にはステップ#206でインデックス
Iを1だけインクリメントしてステップ#202へ戻る
。今度は、次の画素ベア(1= i + 1゜領域■−
Cの光が入射)からの出力V、(i+1)、Vt(i+
1)について、いずれかの選択を行う。この場合には、
ステップ#202でV H(i÷1)=VsQyである
からステップ#203へ進み、低感度画素からの出力V
L(i÷1)をその低感度画素の感度RL(i+1)で
除してデータの規格化を行う。以上の処理を繰り返すこ
とによ)ハCCDセンサ30.31の全画素についてデ
ータが求められるが、この場合の出力は第10図(b)
の領域■−B、 II−b、 II−cの全てに対
して有効な値となるため、極めてダイナミックレンジの
広い高精度計測用分光センサとなる。
ここで、各画素の感度Rs(i)、RL(i)の求め方
は次の通りである。マイコン12内のメモリには各画素
のある温度’reにおける感度RH”’(i)、RL(
” (i)と、各画素の感度の温度特性のデータに+が
記憶されている。測定に先だって、マイコン12からC
CDチップ7上の温度情報の出力TMPをO8として選
択するようなセレクト信号(SELgCT−T)をマル
チプレクサ9に出力し、温度情報をマイコン12へ取り
込む。この情報からCCDチップ7の温度Tを計算し、 RH(i)= R,イ8ン(i)十 k +X
(T Ts)RL(D= Rt”’(i)+ k
+X (’r −T@)より各画素の感度を計算する
。
は次の通りである。マイコン12内のメモリには各画素
のある温度’reにおける感度RH”’(i)、RL(
” (i)と、各画素の感度の温度特性のデータに+が
記憶されている。測定に先だって、マイコン12からC
CDチップ7上の温度情報の出力TMPをO8として選
択するようなセレクト信号(SELgCT−T)をマル
チプレクサ9に出力し、温度情報をマイコン12へ取り
込む。この情報からCCDチップ7の温度Tを計算し、 RH(i)= R,イ8ン(i)十 k +X
(T Ts)RL(D= Rt”’(i)+ k
+X (’r −T@)より各画素の感度を計算する
。
以上で本発明の種々の実施例の説明を終えるが、その説
明ではCCDラインセンサとして、電子を転送するNチ
ャンネル型を例示したが、これはもちろんPチャンネル
型でもかまわない、また、2層ポリシリコン構造、4相
駆動の転送レジスタ構造もあくまで一例として挙げたも
のであり、他の構造を採っても同様に本発明を適用する
ことは可能である。また、分光機能素子として干渉フィ
ルタ2を用いたが、当然、グレーティング等を用いても
同じことである。 さらに、上記実施例では高感度受光
素子と低感度受光素子とで1つの転送レジスタを共用し
たが、これはもちろん、高低缶受光素子に各々転送レジ
スタを設けた構造としてもよい。
明ではCCDラインセンサとして、電子を転送するNチ
ャンネル型を例示したが、これはもちろんPチャンネル
型でもかまわない、また、2層ポリシリコン構造、4相
駆動の転送レジスタ構造もあくまで一例として挙げたも
のであり、他の構造を採っても同様に本発明を適用する
ことは可能である。また、分光機能素子として干渉フィ
ルタ2を用いたが、当然、グレーティング等を用いても
同じことである。 さらに、上記実施例では高感度受光
素子と低感度受光素子とで1つの転送レジスタを共用し
たが、これはもちろん、高低缶受光素子に各々転送レジ
スタを設けた構造としてもよい。
■ まとめ
本発明では、第23図〜第25図に示した通り、フォト
ダイオード(PD)39.40及び電荷蓄積部(H8T
)72を共に埋め込み構造とすることにより、フォトダ
イオードのポテンシャル(φpo)が固定されるため、
フォトダイオードのポテンシャルを制御するためのバリ
アゲートBGが不要となる。このため、従来、フォトダ
イオードとバリアゲートとの間に発生した電荷溜りがな
くなり、この電荷溜りからの電子の熱放出による暗信号
が大幅に低減されるとともに、電荷溜りによる電荷転送
の遅れが防止され、応答性に優れた固体受光素子を得る
ことができる。
ダイオード(PD)39.40及び電荷蓄積部(H8T
)72を共に埋め込み構造とすることにより、フォトダ
イオードのポテンシャル(φpo)が固定されるため、
フォトダイオードのポテンシャルを制御するためのバリ
アゲートBGが不要となる。このため、従来、フォトダ
イオードとバリアゲートとの間に発生した電荷溜りがな
くなり、この電荷溜りからの電子の熱放出による暗信号
が大幅に低減されるとともに、電荷溜りによる電荷転送
の遅れが防止され、応答性に優れた固体受光素子を得る
ことができる。
また、バリアゲート電極が不要となるために、電極数が
減らせるという特長も有する。
減らせるという特長も有する。
l肚立羞1
以上説明した通り、本発明の第1の構成によれば、光電
変換時には電荷蓄積部に十分な量の電荷が蓄積される一
方、その電荷が電荷転送部に移送されるときには、電荷
蓄積部に電荷が残留することなく、全て排出(移送)さ
れる、これにより、光ショットノイズに強く、リニアリ
ティの確保された大出力の固1体撮像装置が得られる。
変換時には電荷蓄積部に十分な量の電荷が蓄積される一
方、その電荷が電荷転送部に移送されるときには、電荷
蓄積部に電荷が残留することなく、全て排出(移送)さ
れる、これにより、光ショットノイズに強く、リニアリ
ティの確保された大出力の固1体撮像装置が得られる。
また、第2の構成によると、電荷蓄積部の面積が十分確
保され、十分な量の電荷が蓄積されると共に、そのよう
な大量の電荷の読み出しが十分高速で行われるため、応
答性の良い大出力固体撮像装置が得られる。これらの特
性は、特に光計測用CCDラインセンサに適したものと
なる。
保され、十分な量の電荷が蓄積されると共に、そのよう
な大量の電荷の読み出しが十分高速で行われるため、応
答性の良い大出力固体撮像装置が得られる。これらの特
性は、特に光計測用CCDラインセンサに適したものと
なる。
第1図は本発明の実施例である分光センサの概念的構成
図、第2図(a)、(b)はその分光センサによる分光
出力を示す説明図、#13図は分光フィルタの分光特性
を示すグラフ、第4図(a)〜(C)は分光フィルタと
CCDラインセンサの位置関係を示す平面図及び断面図
、第5図(a)〜(f)は分光フィルタの透過率を示す
グラフ、第6図(a)、(b)は画素グループの間の分
光感度の連続性を示すグラフ、第7図は全画素による分
光感度の連続性を示すグラフ、第8図はCCDラインセ
ンサとその周辺回路のブロック回路図、第9図はCCD
ラインセンサの構造を示す平面図、第10図(a)、
(b)はダイナミックレンジ拡大の原理の説明図、第1
1図はCODの光電変換部の積層構成を示す平面図、第
12図(a)は第11図の光電変換部のXII−XII
断面図、(b)はそのポテンシャル図、第13図(a)
は同じく第11図の光電変換部のXIII−XIII断
面図、(b)はそのポテンシャル図、第14図(a−1
)〜(b−6)は積分読み出しの際のポテンシャルの変
化を示す図、第15図はそのときのタイムチャート、第
16図は2分割蓄積部の例を示すCODの断面図、第1
7図(a)、(b)はフォトダイオード部の積層構成の
2例を示す断面図、第18図は共通転送レジスタ近傍の
CODチップの平面図、第19図は共通転送レジスタの
別の例を用いたCODチップの平面図、第20図はその
例の転送タイミングチャート、第21図は転送レジスタ
終段と出力部の構成を示す平面図、第22図は交互読み
出しのための転送レジスタの構成を示す平面図、第23
図はバリアゲートを使用しないCODチップの平面図、
第24図(a)、(b) G;i (−)XXIV−X
XIV断面図とポテンシャル図、第25図は第23図の
XXV−XXV(折れ線)断面図とポテンシャル図、第
26図は分光計測のフローチャート、第27図は有効画
素選択ルーチンのフローチャート、第28図は出力デー
タ選択の手順のフローチャート、第29図は温度検出素
子の具体的構成例の回路図、第30図は出力加算の説明
のための駆動タイミングチャート、第31図はその各時
刻におけるポテンシャル図、第32図は出力電荷量と初
期電荷量との関係を示すマトリックス式である。 1・・・分光フィルタ 2・・・CCDラインセンサ 6.3−a、 3−b、 3−b、 3−d−=
バンドパスフィルタ7・・・CODラインセンサチップ 19.26・・・フォトダイオード 17.24・・・オーバーフロードレイン18.25・
・・オーバーフローゲート20.27・・・バリアゲー
ト 21−a、 2l−b128−a、 28− b−
蓄積部22.29・・・移送ゲート 23・・・共通転送レジス 30・・・高感度受光部 31・・・低感度受光部 り 37・・・オーバーフロードレイン0FD38・・・オ
ーバーフローゲート0FG39(N−層)、40(P中
層)・・・フォトダイオ−41・・・バリアゲートBG 42・・・P型半導体基板 43.44・・・電荷蓄積部1(STI、H8T245
・・・移送ゲートH8H 46・・・転送レジスタ電極 47・・・転送レジスタN−層 49・・・遮光層 50.51・・・空乏層 54・・・高感度光電変換部 57・・・低感度光電変換部 58・・・チャンネルストップ 59・・・転送レジスタ ドPD 60.61,62.63・・・転送電極(φ1〜φ4)
64・・・コンタクトホール 65・・・出力ゲート 66・・・リセットゲート 67・・・リセットドレイン 68・・・フローティングデイ 69・・・MOS容量部 70・・・出力FETのソース 71・・・出力FETのドレイン 72・・・電荷蓄積部 フュージョン
図、第2図(a)、(b)はその分光センサによる分光
出力を示す説明図、#13図は分光フィルタの分光特性
を示すグラフ、第4図(a)〜(C)は分光フィルタと
CCDラインセンサの位置関係を示す平面図及び断面図
、第5図(a)〜(f)は分光フィルタの透過率を示す
グラフ、第6図(a)、(b)は画素グループの間の分
光感度の連続性を示すグラフ、第7図は全画素による分
光感度の連続性を示すグラフ、第8図はCCDラインセ
ンサとその周辺回路のブロック回路図、第9図はCCD
ラインセンサの構造を示す平面図、第10図(a)、
(b)はダイナミックレンジ拡大の原理の説明図、第1
1図はCODの光電変換部の積層構成を示す平面図、第
12図(a)は第11図の光電変換部のXII−XII
断面図、(b)はそのポテンシャル図、第13図(a)
は同じく第11図の光電変換部のXIII−XIII断
面図、(b)はそのポテンシャル図、第14図(a−1
)〜(b−6)は積分読み出しの際のポテンシャルの変
化を示す図、第15図はそのときのタイムチャート、第
16図は2分割蓄積部の例を示すCODの断面図、第1
7図(a)、(b)はフォトダイオード部の積層構成の
2例を示す断面図、第18図は共通転送レジスタ近傍の
CODチップの平面図、第19図は共通転送レジスタの
別の例を用いたCODチップの平面図、第20図はその
例の転送タイミングチャート、第21図は転送レジスタ
終段と出力部の構成を示す平面図、第22図は交互読み
出しのための転送レジスタの構成を示す平面図、第23
図はバリアゲートを使用しないCODチップの平面図、
第24図(a)、(b) G;i (−)XXIV−X
XIV断面図とポテンシャル図、第25図は第23図の
XXV−XXV(折れ線)断面図とポテンシャル図、第
26図は分光計測のフローチャート、第27図は有効画
素選択ルーチンのフローチャート、第28図は出力デー
タ選択の手順のフローチャート、第29図は温度検出素
子の具体的構成例の回路図、第30図は出力加算の説明
のための駆動タイミングチャート、第31図はその各時
刻におけるポテンシャル図、第32図は出力電荷量と初
期電荷量との関係を示すマトリックス式である。 1・・・分光フィルタ 2・・・CCDラインセンサ 6.3−a、 3−b、 3−b、 3−d−=
バンドパスフィルタ7・・・CODラインセンサチップ 19.26・・・フォトダイオード 17.24・・・オーバーフロードレイン18.25・
・・オーバーフローゲート20.27・・・バリアゲー
ト 21−a、 2l−b128−a、 28− b−
蓄積部22.29・・・移送ゲート 23・・・共通転送レジス 30・・・高感度受光部 31・・・低感度受光部 り 37・・・オーバーフロードレイン0FD38・・・オ
ーバーフローゲート0FG39(N−層)、40(P中
層)・・・フォトダイオ−41・・・バリアゲートBG 42・・・P型半導体基板 43.44・・・電荷蓄積部1(STI、H8T245
・・・移送ゲートH8H 46・・・転送レジスタ電極 47・・・転送レジスタN−層 49・・・遮光層 50.51・・・空乏層 54・・・高感度光電変換部 57・・・低感度光電変換部 58・・・チャンネルストップ 59・・・転送レジスタ ドPD 60.61,62.63・・・転送電極(φ1〜φ4)
64・・・コンタクトホール 65・・・出力ゲート 66・・・リセットゲート 67・・・リセットドレイン 68・・・フローティングデイ 69・・・MOS容量部 70・・・出力FETのソース 71・・・出力FETのドレイン 72・・・電荷蓄積部 フュージョン
Claims (6)
- (1)入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換
部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MOS構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
S構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、さらに、 光電変換時には電荷蓄積部のポテンシャルを電荷蓄積部
から電荷転送部への電荷移送時の電荷移送制御部のポテ
ンシャルよりも深くし、該電荷移送時には電荷蓄積部の
ポテンシャルを電荷移送制御部のポテンシャルよりも浅
くするように制御するポテンシャル制御手段を備えるこ
とを特徴とする固体撮像装置。 - (2)前記ポテンシャル制御手段は、光電変換時及び電
荷移送開始後所定の期間、電荷蓄積部のポテンシャルを
電荷移送制御部のポテンシャルよりも深くし、その後電
荷移送制御部のポテンシャルよりも浅くするように制御
する請求項1記載の固体撮像装置。 - (3)入射光量に応じた電荷を発生する複数の光電変換
部と、 光電変換部で発生した電荷を一時蓄積するために、各光
電変換部に対して各々設けられ、MOS構造によって形
成された複数の電荷蓄積部と、電荷を順次転送して出力
するための電荷転送部と、 電荷蓄積部から電荷転送部への電荷の移送を制御するた
めに、電荷蓄積部と電荷転送部との間に設けられ、MO
S構造によって形成された電荷移送制御部と を備える固体撮像装置において、 電荷蓄積部が少なくとも2つの部分より構成され、それ
らのうち電荷転送部側の部分のポテンシャルが光電変換
部側の部分のポテンシャルよりも深くなるようにポテン
シャルの段差を設けたことを特徴とする固体撮像装置。 - (4)電荷蓄積部の上記段差は、上記各部分毎に分離し
た電極を設け、各部分の電極毎に異なった電圧を印加す
ることにより形成されるものである請求項3記載の固体
撮像装置。 - (5)電荷蓄積部の上記段差は、上記各部分毎に分離し
た電極を設け、電極の下の酸化膜層の厚さを各部分の電
極毎に異なった厚さにすることにより形成されるもので
ある請求項3記載の固体撮像装置。 - (6)電荷蓄積部の上記段差は、上記各部分毎に分離し
た電極を設け、電極の下の半導体層の不純物濃度を各部
分の電極毎に異なった値にすることにより形成されるも
のである請求項3記載の固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224984A JPH03114264A (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224984A JPH03114264A (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 固体撮像装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1191085A Division JPH0380566A (ja) | 1988-08-01 | 1989-07-24 | 固体受光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114264A true JPH03114264A (ja) | 1991-05-15 |
Family
ID=16822280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2224984A Pending JPH03114264A (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03114264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017130769A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像読取装置、画像読取方法、画像形成装置及び制御プログラム |
CN108780006A (zh) * | 2015-12-14 | 2018-11-09 | ams有限公司 | 光学感测装置和制造光学感测装置的方法 |
-
1990
- 1990-08-27 JP JP2224984A patent/JPH03114264A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108780006A (zh) * | 2015-12-14 | 2018-11-09 | ams有限公司 | 光学感测装置和制造光学感测装置的方法 |
JP2019508667A (ja) * | 2015-12-14 | 2019-03-28 | アムス アーゲー | 光学検出装置および光学検出装置の製造方法 |
CN108780006B (zh) * | 2015-12-14 | 2021-06-22 | ams有限公司 | 光学感测装置和制造光学感测装置的方法 |
JP2017130769A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像読取装置、画像読取方法、画像形成装置及び制御プログラム |
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