JPH03113902A - 温度補償型の水晶発振器 - Google Patents

温度補償型の水晶発振器

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JPH03113902A
JPH03113902A JP25147889A JP25147889A JPH03113902A JP H03113902 A JPH03113902 A JP H03113902A JP 25147889 A JP25147889 A JP 25147889A JP 25147889 A JP25147889 A JP 25147889A JP H03113902 A JPH03113902 A JP H03113902A
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compensation
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Hisanori Nakahama
久則 中浜
Kuichi Kubo
九一 久保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、周波数温度特性の良好な温度補償型の水晶発
振器に間する。
(発明の技術的背景とその問題点) 一般に温度に対して周波数の安定な発振器としては水晶
振動子を用いた水晶発振器が知られている。
水晶振動子は圧電体としては化学的、物理的に略理想的
な特性を有し、振動子としてQも極めて高く、周波数の
安定度も良好である。
しかしながら近時、種々の電子機器等ではより厳密な周
波数の安定度を求められ、たとえば自動車電話の移動局
の周波数基準に用いる水晶撮動子は一30℃〜80℃の
温度変化に対して周波数の変動は±3 ppm以内に納
まることが要求されている。
これに対して、−船釣な厚み滑り水晶振動子では一30
℃〜80℃の温度変化に対して略3次曲線状の周波数の
変化を示し±20ppm前後の周波数の変動を生じる。
従来、周波数温度特性の良好な発振器としては、水晶振
動子を恒温槽に収納したオーブン式水晶発振器、サーミ
スタとバリキャップの回路網を水晶振動子に直列に接続
した間接温度補償方式による発掘器、コンデンサとサー
ミスタの並列回路を水晶m動子に直列に接続した直接温
度補償方式による発振器等があった。
しかしながら、オーブン式水晶発振器はオーブンで加熱
するために消費電力が大きく、しかも電源投入後、恒温
槽内の温度が安定するまでの費消時が長い問題がある。
またサーミスタを用いた直接補償方式および間接補償方
式のものは、いずれも近似的な補償であり、充分に調整
してもかなりの周波数誤差が補償しきれないままに残っ
てしまう問題があり、さらに間接補償方式のものは直接
補償方式のものに比してやや構造が複雑化する問題があ
った。
第3図は、従来の直接補償方式の水晶発振器の一例を示
す回路図である。
図中1は水晶振動子で、たとえば厚み滑り撮動を励振さ
れるAT板であり、一端を並列に接続した2個のコンデ
ンサ2.3、温度補償回路網4および周波数の微調整用
のコンデンサ5.6を直列に介して基準電位に接続して
いる。
また水晶振動子lの他端は発振用のトランジスタ7のベ
ースに接続している。
そしてトランジスタ7のベースは抵抗8を介して基準電
位GNDに接続し、抵抗9を介して電源Vccに接続し
ている。
さらにトランジスタ7のベースを2個のコンデンサ10
.11を直列に介して基準電位に接続するとともに、直
列接続点をトランジスタ7のエミッタに接続している。
そしてトランジスタ7のエミッタはエミッタ抵抗I2を
介して基準電位に接続し、コレクタは負荷抵抗13を介
して電源Vccに接続するとともに出力コンデンサ14
を介して出力端子OUTから発振出力を得るようにして
いる。
第4図は温度補償回路網の一例を示す回路図で、サーミ
スタ21に直列に抵抗22を接続し、この直列回路に並
列にコンデンサ23を接続して高温用の補償回路を形成
している。さらにこの高温用の補償回路に直列に、サー
ミスタ24、抵抗25およびコンデンサ26からなる低
温用の補償回路を接続している。
しかしてこのような発振回路では、温度補償回路網のサ
ーミスタの抵抗値が温度によって変化すると、このサー
ミスタに並列に接続したコンデンサとの並列回路のリア
クタンスを変化させて温度補償を行うものである。
しかしながらサーミスタの抵抗値が変化するとそれによ
って上記並列回路の抵抗分も変化して発振レベルが変動
して周波数の変動をきたす問題があった。
すなわち、このような直接補償方式の水晶発振器ては、
水晶振動子自体の温度特性による変動分に対して温度補
償回路網のリアクタンスの変化によって補償を行うよう
にしているが、同時に温度補償回路網の抵抗分も変化し
て発振周波数を変化させることになり、補償特性の予測
が困難で個々の製品についてそれぞれ面倒な調整を行う
必要があり生産性を低下させコストを上昇させる原因と
なっていた。
(発明の目的) 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、温度補
償回路網の抵抗分の変化による周波数変化を生じない構
成とすることにより補償特性の予測を可能とし、それに
よって高精度の温度補償を容易に行うことができる温度
補償型の水晶発振器を提供することを目的とするもので
ある。
(発明の概要) 本発明は水晶振動子に直列にサーミスタとコンデンサを
含む温度補償回路網を接続して温度補償を行うトランジ
スタ式のコルピッツ型の水晶発振器において、発振トラ
ンジスタのコレクタと基準電位の間に温度補償回路の抵
抗分の変化による周波数の変動を抑制する小容量のコン
デンサを介挿したことを特徴とするものである。
(実先例) 以下、本発明の一実施例を第1図に示す回路図を参照し
て詳細に説明する。なお第3図と同一部材には同一符号
を付与してその説明を省略する。
図中31は、発振回路のトランジスタのコレクタと基準
電位との間に介挿した、たとえば5PF程度の小容量の
補償用のコンデンサである。
すなわち第3図に示すようなコルピッツ型の発振回路に
おいて水晶振動子に直列に可変型の直列抵抗を接続して
、その抵抗値を可変すると、第2図に示すように上記補
償用のコンデンサ31の値に応じて発振周波数の変化方
向および変化量が変化する。
すなわち実施例の発振回路では、上記補償用のコンデン
サ31を設けない場合(図示曲線A)は直列抵抗の値が
150Ωで一26X10−8の周波数変化を生じる。ま
た補償用のコンデンサ31の値が2PFの場合(図示曲
線B)は直列抵抗が150Ωで一13X10−6の周波
数変化を生じる。また補償用のコンデンサ31の値が5
PFの場合(図示曲線C)は直列抵抗が150Ωで+2
X10−6の周波数変化であり、変化量はきわめて小さ
い。
さらに補償用のコンデンサ31の値がl0FFの場合(
図示曲線D)は直列抵抗が150Ωで+11XIO−6
の周波数変化を生じる。  すなわち、補償用のコンデ
ンサ31の値が小さい場合は直列抵抗の増大に対して負
特性となり、逆に補償用のコンデンサ31の値が大きい
場合は直列抵抗の増大に対して正特性となる。
したがって適正な値の補償用コンデンサ31を選択する
ことにより直列抵抗の変化に対して略−定の周波数を維
持することができ、発振周波数の変化は温度補償回路網
のリアクタンスの変化にのみ依存する。このため補償特
性4を数学的な計算によって容易かつ正確に求めること
ができ、それによって高精度の温度補償を行なえ、この
種の発振器の生産性を著しく向−Hし、コストを安価に
することができる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば補償特性を正確に
予測することができ高精度の温度補償を容易に行うこと
ができる温度補償型の水晶発振器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す発振器の回路図、 第2図は直列抵抗値と発振周波数の関係を示すグラフ、 第3図は従来の水晶発振器の一例を示す回路図、第4図
は温度補償回路網の一例を示す回路図である。 l ・ 11 7 ・ 1 ・水晶撮動子 ・温度補償回路網 ・トランジスタ ・補償用のコンデンサ 第1図 ′!A2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水晶振動子に直列にサーミスタとコンデンサを含む温度
    補償回路網を接続して温度補償を行うトランジスタ式の
    コルピッツ型の水晶発振器において、 上記トランジスタのコレクタと基準電位の間に上記温度
    補償回路のリアクタンスの変化による周波数の変動を抑
    制する小容量のコンデンサを介挿したことを特徴とする
    温度補償型の水晶発振器。
JP25147889A 1989-09-27 1989-09-27 温度補償型の水晶発振器 Expired - Fee Related JP2917154B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9064676B2 (en) 2008-06-20 2015-06-23 Arradiance, Inc. Microchannel plate devices with tunable conductive films

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US9064676B2 (en) 2008-06-20 2015-06-23 Arradiance, Inc. Microchannel plate devices with tunable conductive films

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JP2917154B2 (ja) 1999-07-12

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