JPH03112572A - 深水内運動用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、水中内において、運動する為の用具に関する
。子細に述べるならば、深水内において浮力を有する運
動用ベルトであって、脚に身体の重さをかけずに直立し
た姿勢で走る特訓を行なうことを可能とす゛る浮力を有
するベルトに関するものである。

（先行技術及びその問題点） 陸上の運動によって負傷を負い、該負傷から回復過程に
ある場合には、陸上の運動を従来通り行なうことは出来
ない。

しかし、選手にとっては心臓及びこれと連係する血管系
を強化したり又は調子を整えたりすることが要求される
。

このような場合水中内で運動を行なうならば、水の浮力
によって怪我を負った部位の負担なせずにトレーニング
が可能となることから、水中内の運動は極めて効果的で
あるものとされている。

特に、負傷の部位が体重を支える関節の部位に該当する
場合には、前記の目的の為に水中内で運動を行なうこと
が重要となる。

喰え使用者が負傷していないとしても、−１ｔＬｌｌＩ
に水中の運動は通常陸上のトレーニングにおいて生じる
衝撃を受けること無しに、心臓の血液循環機能の増強を
行なうことができる。

このように、水中内の運動は極めてトレーニング上意義
あるものであることから、深水中において使用者が直立
した姿勢又は走る状態の姿勢を維持することを可能とす
る為に、これまで幾多の発明・考案が行なわれたが、大
抵は水中で浮力を有する着用服を主たる構成とするもの
であった。

しかし、このような構成の着用服は、胸部を圧迫する為
、呼吸をし難くし、しかも利用者の胴体を上方に浮かせ
ようとする為、利用者の肌、特に腕の下部を刺激する欠
点を免れなかった。

このような、水中において浮力を有する着用服による上
方に浮かせる場合の欠点を緩和する為、脚の股の部位を
吊り上げる皮紐を付加した構成が提唱されたが、このよ
うな構成を採用したところで、皮膚に対し余計な局所的
な刺激が新たに生ずるだけで、十分な改善は得られなか
った。

エルニー・バス氏による米国特許第４５５１１０８号に
係る発明では、水を入れたタンク中における運動用具に
ついて述べられているが、浮揚性を有する着用服が肩の
部分又はウェストの部分から安全用の綱を介してタンク
と接続している。

そして当該安全用の綱は、着用服に浮力を補う為、タン
クの上端部において固着されているループに固着されて
いる。

浮力を有する着用服の前述のような欠点を有するうえに
、当該着用服が安全用の綱を介してタンクと結合するこ
とによって、使用者は必然的に複数本の安全用の綱を介
してタンクに拘束されることになる。

しかし、このような装置では、水中の運動を行なうには
余りにも複雑であり、且つ経済コストも高いものとなる
だけでなく、使用者が活発に運動をしようとしても、タ
ンク内の特定の位置に制約されることを余儀なくされる
。

他方、ビル・バーゲンス氏による米国特許第３１３８８
０９号に係る発明、実開昭５３−５２７９３号に係る考
案、実開昭５７−４２８５５号に係る考案に於ては何れ
にも腰部に浮力を有する素材又は内部が中空の物体な当
接させ、これにバンドを付着させて装着させる構成が示
されている。しかし、これ等の構成は、いずれも水泳の
補助具であって、水中に於けるランニング等のトレーニ
ングを目的としている物ではない為に、これ等の素材・
中空物質が、ヒップ付近迄当節し、水中の走行を行った
場合には、これ等の素材・中空物質とヒップとが不要な
摩擦・衝撃を行なう事になり、水中におけるランニング
による腰部の動きに合わせて、自在に変形できる可撓性
を有していない。この為に、前記素材は腰部の動きにと
って障害となっていた。

ここに、深水中において脚に体重をかけずに直立した状
態又は走った状態を維持しながら、激しい運動を行なう
ことができ、しかも従来の浮力を有する着用服又はこれ
に付加された装置における前述したような欠点、及び従
来の水泳補助用具における前述した様な欠点を克服でき
る運動用具の実現が望まれていた。

（課題を解決する為の手段） 本願発明は、このような要請に応する為、可撓性を有し
、且つ水中で浮揚性を有する素材と、使用者のウェスト
に該素材を装着する為のバンドからなり、該素材の内は
使用者の背部に当接する中央部が比較的大きな浮力が得
られるよう形成され、該素材の下方において使用者の運
動するヒップ部分との当接を避ける為に両側から中央に
かけて上方に湾曲した形状を有することによる深水内運
動用ベルトからなる。

即ち、本願では、先行技術の欠点を克服するのに、使用
者が深水中においてウェストの周囲に可撓性を有する素
材を使用し、使用者が走行する際必然的に生ずるヒップ
部分と当接する事による衝撃・摩擦を避ける為、下方に
おいて中央部を挟んだ両側から上側に湾曲した形状を有
していることを特徴としている。

（実施例の説明） 以下図蘭に即して実施例について具体的に説明する。

第１図には、使用者１０が本願発明の深水内運動用ベル
ト１２を装着して深水内において直立した姿勢で走って
いる状態を示す。

但し、水が十分深い為、使用者の足は前記運動中水底に
接触していない。

第１図において本件の可撓性を有する深水内運動用ベル
トは、使用者１０のウェスト１６の周囲において背部か
ら前面にかけて装着され、このような装着はバンド１８
によって行なわれるが、当該バンド１８は、前方におい
て速やかな開放を可能とするような通常使用されている
バックル６０によって留められている。

バンド１８を構成する物質は何ら限定されないが、弾性
を有する布状の物質が好ましい。

そしてバンドと可撓性を有し且つ水中内で浮力を有する
素材８の結合関係は、特に限定される訳ではなく、要す
るにバンドを介して使用者のウェストに装着できれば良
い訳であるが、第１図では、バンドは複数個（８個）設
けられた孔を内側及び外側から交互に挿通することによ
って当該素材８に固着され、これによって本願のベルト
１２の内側面２２は、使用者１０のウェスト１６を押圧
した状態で装着されることになる。

水中で走る際、直立の姿勢を維持するには、以下のよう
な通常生じ易い２つの問題点を克服しなければならない
。

第１に、使用者の身体の前側は比重が小さい為、当該前
側の方がより一層浮力を受は易いという点であり、 第２に、走行中の脚の動きは、使用者ｌＯの前方２４に
おいて行なわれるべきであるにも拘らず、前記のように
身体の前側の方がより大きい浮力を受ける為、使用者ｌ
Ｏの前方２４において着地を行なおうとしても脚が後方
に流れて回転せざるを得ないという点である。

前記２つの問題点は、使用者の後方２８において比較的
大きい浮力を与えることによって解決出来る。

例えば、第２図及び第４図に示す実施例では、該素材８
の内最も後方の位置３２（素材の中央の位置）に近付（
につれて該浮力を有する該素材８の上方への本願の水深
的運動用ベルトでは、幅を大きく設計している。

そしてこのような後方の幅を広く設計することは、主と
して上方向に対称に伸長した幅広部分３４によって達成
され、副次的には下方向に伸長した幅広設計部分３６に
よって達成される。

又、後方においてより大きな浮力を得る為、後方におい
てベルトを構成する素材の厚みをより大きく設計する実
施例の構成も存在する 又、第２図及び第４図に示す様に、本願のベルトは、下
方向に伸長した幅広設計部分３６が、該素材の後部３２
の両側において下方へ伸長の程度を大きくし、これによ
って該素材８の下部において両側から中央にかけて上方
に湾曲した形状となっているが、これは、素材８と使用
者のヒップ３８との間の摩擦及びこれに伴う刺激を避け
る為である。

また、本願ベルト１２を着用して深水中に飛び込んだ場
合、浮揚性性物質素材８と使用者１０との間に抑圧され
た空気又は水を排出させ、走行中原素材８と使用者１０
との間に水が侵入し、ベルト１２の装着状態の悪化を防
ぐ為、該素材８を挿通する穴５８を設けてている。

尚、穴の数は特に限定されないが、通常四個程度を用い
ることが多い。

本願のベルト１２の浮揚性を有する素材８を構成する物
質は、必要な浮力を生じさせ、且つ可撓性を有する物で
あるならば、その種類を問わないが、例えば、微細な密
閉空間を有し、縦横方向に重合結合を行なっているポリ
エチレン、エチルビニルアセテート等の合成樹脂を使用
することが多い他方、従来の浮環と同様、内部を中空と
したゴムも使用され得る。

通常使用される素材８の典型的な側部及び前部の幅（第
４図において４０によって示される幅）は、約５局イン
チであり、第４図において示すバンド１８のセンターラ
イン４２からの上下方向の幅において、２％インチにな
り、後部３２に近付くにつれて上方に盛り上がった部位
における前記センターラインからの典型的な幅は、約７
インチであり、下方向に幅広に設計した部分４６の白画
側の大きく伸長した部分４８のセンターライン４２から
の典型的な幅は約５インチであり、中央部５０の該セン
ターラインからの典型的な幅は約４イ′ンチである。

ベルトの素材８の比重にもよるが、通常素材８の厚み５
２を均一に設計した場合、２１０ボンドの体重を有する
使用者に対し、通常必要とされる浮力を得るには、当該
厚み５２は１坏インチ程度であることが多い。

他方、例えばフットボール選手のようにもっと体重が大
きい場合には、より一層大きな浮力を得る為、前記の厚
み５２は１％インチであることが多い。

その他の場合においても、厚み５２を変化させることに
よって必要な浮力に応することができる。

無論、素材８の厚みが均一でない場合においても、全体
の厚みの程度を様々に設計することによって、必要な浮
力に応することができる。

第２図、第３図、第４図の実施例では、ベルトを構成す
る素材の外側表面５４は、ワツフル（小麦粉、牛乳、鶏
卵等を混ぜ合わせて焼いた食べ物）のように極めて荒い
凹凸形状が存在するよう構成されているが、これによっ
て水中の動きに対して大きな抵抗が付加される。

素材８内側表面５６を相当滑らかにしたうえで使用者１
０の肌に押し当てた場合には、使用者１０に対し該素材
８が密着することが出来る。

これによって使用者１０のウェスト１６付近において該
素材８は、所望の位置に確実に保持されることになる。

該素材８は、面の形状から金型によって必要な形状が形
成されるが、当初表面は無地の状態である。

そこで、該表面の無地の状態の素材を過熱した形粋に挿
入した場合には、これによって凹凸状に織られた外側面
５４、及び比較的滑らかな内側面５６が形成することが
出来る。

そして、識別用の符合又は例えば「ベルトは水の外では
使用出来ません」という様な注意書等の他の項目を、一
般の生活用の被服と同様に記入すると良い。

（発明の作用効果） 本願の深水内運動用ベルト１２は、余分の浮力又はコン
トロールを得る為に、外部の装置との間で格別の結合を
行なうことを不要とする訳であり、単に本願の深水内運
動用具を用いることによって、装着するだけで通常水泳
プール内に於て必要なトレーニングを行うことができる
。

又、ベルト１２を用いて自然に浮上させた場合には、素
材８が背部側において大きな浮力を有しているので、第
６図に示すように、使用者１０の体は前の方に約り５℃
〜２０℃程度の角度で傾斜し易くなリ、これによってラ
ンニングを行なう場合には、第１図に示すような使用者
が直立した状態で身体を移動させることが可能となる。

又、浮揚性を素材の背部に当節する下方の形状により、
トレーニング中にヒップの運動がベルト１２の装着によ
って妨げられることもな（、又該素材とヒップとの間で
摩擦が生ずることもない。

更には、穴５８の存在によって、使用者ｌＯと該素材８
との間に侵入して貯溜された空気又は水は適宜外部に排
されるので、ベルト１２は、使用者１０に密接に装着さ
れる事になる。

このように、本願による深水内運動用ベルトは従来の同
分野の器具に比し幾多の長所を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図：深水内運動用ベルトが水中でランニングの練習
を行なっている使用者のウェストに固着させた状態を示
す見取図 第２図：第１図に示す深水内運動用ベルトがバックルを
外した状態となっていることな示す正面図 第３図：第２因同様深水内運動用ベルトのバックルを外
した状態を示す立面図 第４図：第１図に示す深水内運動用ベルトのバックルを
閉じた状態を示す側面図 第５図：第４図と同様深水内運動用ベルトのバックルを
閉じた状態を示す立面図 第６図二本願の深水内運動用ベルトを着用した使用者が
ランニングを行なわずに、自然に浮上した場合の状況を
示す見取図 ８・浮揚性を有する素材　１０・使用者１２・ベルト　
１４・水　１６・ウェスト　２０・バンド２０・バンド
挿通用孔　２２・素材の内側面２４・使用者の前方　２
６・脚　２８・使用者の背面３０・素材の後部分の幅　
３２・素材の後部分３４・素材の広幅に設計された部分
の内上方に伸長した部分 ３６・素材の広幅に設計された部分の内下方に伸長した
幅広設計部分 ３８・使用者のヒップ　４０・素材の前部分の幅４２・
素材の中心線 ５８・素材の後部下方に設けられた空気及び水を挿通す
る為の孔 ６０拳バツクル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）可撓性を有し、且つ水中で浮揚性を有する素材と
   、使用者のウエストに該素材を装着する為のバンドから
   なり、該素材の内使用者の背部に当接する中央部が比較
   的大きな浮力が得られるよう形成され、該素材の下方に
   おいて運動するヒップ部分との当接を避ける為に両側か
   ら中央にかけて上方に湾曲した形状を有する深水内運動
   用ベルト（２）身体と該素材との間に抑留された水又は
   空気を挿通させる為の複数の穴を該素材に設けたことを
   特徴とする特許請求の範囲（１）に記載の深水内運動用
   ベルト （３）中央部分の使用者の背部において比較的大きな浮
   力を得る為に、該背部に当接する部位の上方向の幅を広
   く構成したことを特徴とする特許請求の範囲（１）記載
   の深水内運動用ベルト （４）使用者の背部に当接する中央部及びその付近をよ
   り厚く構成したことを特徴とする特許請求の範囲（１）
   記載の深水内運動用ベルト （５）可撓性を有し、且つ水中で浮力を有する素材とし
   て微細な密閉空間を有し、縦横方向に重合した合成樹脂
   を使用したことを特徴とする特許請求の範囲（１）記載
   の深水内運動用ベルト （６）可撓性を有し、且つ水中で浮力を有する素材とし
   て、内側が中空であるゴムを使用した事を特徴とする特
   許請求の範囲（１）記載の深水内運動用ベルト （７）バンドが素材において設けられたバンド挿通用の
   複数の孔を通して該素材の内側及び外側から交互に挿通
   したことを特徴とする特許請求の範囲（１）記載の深水
   内運動用ベルト （８）可撓性を有し、且つ水中で浮力を有し、使用者の
   ウェストに巻き付けられる素材の外側表面が水中の運動
   時に抵抗を増加できる程度に凹凸を有していることを特
   徴とする特許請求の範囲（１）記載の深水内運動用ベル
   ト （９）可撓性を有し、且つ水中で浮力を有し、使用者の
   ウエストに巻き付けられる素材の内側表面が使用者の肌
   に密着できるように滑らかであることを特徴とする特許
   請求の範囲（１）記載の深水内運動用ベルト