JPH0310840Y2 - - Google Patents

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JPH0310840Y2
JPH0310840Y2 JP1986125040U JP12504086U JPH0310840Y2 JP H0310840 Y2 JPH0310840 Y2 JP H0310840Y2 JP 1986125040 U JP1986125040 U JP 1986125040U JP 12504086 U JP12504086 U JP 12504086U JP H0310840 Y2 JPH0310840 Y2 JP H0310840Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は樹木を移植する場合などに樹木の根を
土付きのまま保護するための樹木の根巻き具に関
するものである。
[従来の技術] これまで樹木の移植を行う場合、樹木の根付け
をよくするために根に土をつけた状態で堀起し、
土付きのまま藁筵を巻装して藁縄で縛りつけてい
た。移植に際して根を傷めないように注意を要す
るため、機械装置による堀起し、根巻きは適さ
ず、人手による場合が多い。
[考案が解決しようとする問題点] 通常、土をつけた根の部分は根本の幹部の直径
の数倍(4〜6倍)にもなり、移植のための根巻
き作業は困難を伴い多大な労力を要した。
しかして、本考案の目的は、樹木を移植する場
合に根を土付きの状態で簡単、且つ、確実に根巻
き保護できる根巻き具を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するもので、根巻き
具において、少なくとも1箇所に流体供給口を有
し、気体乃至液体等の流体を導入することで膨張
する筒状乃至帯状の袋体よりなることを特徴とす
る。
[作用] 土をつけた状態の樹木の根に上記袋体を巻装
し、袋体の内部に気体等の流体を導入することで
袋体は膨張し、根を土付きのまま緊締し保護す
る。
袋体が円筒形状の場合は筒状内部に樹木の根を
土付きのまま入れ、袋体を膨張させる。帯状の袋
体の場合は樹木の根に巻き付けて袋体の端部を係
止具で止着することで巻装でき、袋体を流体圧で
膨張させる。これにより、樹木の根は求心方向に
巻き締められ根崩れ起こすことなく保護でき、保
管運搬が容易な状態になる。
[実施例] 図面第1図及び第2図は本考案の第1実施例に
よる根巻き具の部分切欠斜視図と部分断面平面図
である。図中、1は内部空間を密閉した袋体であ
る。この実施例では8個の小型の袋体1,1…を
接続部材2,2…で2段に連結し全体を筒状に形
成している。夫々の袋体1,1…は連結管3,3
…で内部を連通させている。また、上側と下側の
夫々1つの袋体1,1に流体供給口4,4を設け
ており、この流体供給口4に流体供給管5を取り
付けて空気等の流体を送り込むことで、各袋体
1,1…は連結管3,3…を介して流体が流入し
等圧状態で膨張するようになつている。
袋体1は、好ましくは、図示のように、外膜体
1aと内膜体1bとを接面状に配し周縁を気密縫
合乃至接着して袋状にし、外膜体1aは伸縮性の
乏しい剛性のある布地乃至合成樹脂のシート材で
形成し、同じく布地乃至合成樹脂の内膜体1bは
伸縮性のあるシート材を外膜体1aより大き目に
して外膜体1aに接合させるとよい。
接続部材2は、本実施例では帯状の固定式のも
のとしたが、これに限らず任意の構造を採用で
き、例えば後述の第2実施例に示す係止具のよう
な長さ調節可能な構成のものでもよい。
袋体1を複数接続した構造を採つたのは、各袋
体1を対をなす膜体を接面状に合わせて周縁を接
合してから接続部材2で接続していくと製作が容
易になると共に、樹木の根Rの大きさによつて袋
体1の個数を調整できるためである。各袋体1の
個数や大きさは任意であり、例えば第6図に示す
他の実施例のように上下の袋体1,1を結合して
大型の袋体とすることもできる。
また、筒状の1枚の外膜体の内側に同じく1枚
の内膜体を張合わせた無継構造を採用してもよ
く、この場合、上記接続部材を排することができ
る。
上記構成の根巻き具の使用に際しては、袋体を
収縮状態にしたまま土付きのまま掘起した樹木の
根Rにはかせ、流体供給口4から空気等の流体を
導入することで、袋体1,1は内側に膨張する。
各袋体1は連結管3,3で連通しているため、樹
木の根Rに当接して更に押圧するようになると同
じ内圧状態になり根Rを求心方向に緊締し固持す
ることになる。
この膨張緊締状態で供給管5を供給口4から外
すと袋体1内の流体が自然流出するので、供給口
4に逆止弁機構を持たせ、人為的に流体排出しな
いかぎり、一旦導入された流体圧を袋体内に保留
させるようにするのもよい。
第3図乃至第5図に示す第2実施例は、1枚の
帯状の袋体11を樹木の根Rに巻き付けて使用す
るもので、袋体11の両端部に設けた係止具12
で止着して円筒状にして根Rに巻装するようにし
ている。図示の実施例における係止具12はバツ
クル12aとパンチ穴を有するベルト12bとで
成り、長さ調節可能に構成しているが、特にこの
構造に限定するものでもなく、各種係止金具、フ
ツクでもよい。
この実施例での袋体11も前記実施例のものと
同じように伸縮性の少ない外膜体11aと伸縮性
のある内膜体11bとを接面して袋状にしてな
る。また、袋体11の両膜体11a,11bのず
れ等を防ぐために適宜部分13,13…で両膜体
を接合しておくとよい。
使用に際して、帯状の袋体11を土付きの根R
に巻き付け、係止具12で巻装状態を維持し、袋
体11の内部に流体供給管5、供給口4を介して
空気等の流体を導入する。これにより袋体11は
特に内側に向かつて膨張し根Rを緊締し所期の状
態が得られる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、土付き
の根に巻装して空気等の流体を導入することで膨
張する袋体で根巻き具を構成したため、軽量で柔
軟性があり土付きの根に巻装する作業が容易であ
り、空気等の流体を導入するだけの簡単な作業で
確実、且つ、根に対して安全に根巻きが行える。
また、膨張する袋体を用いているため根の大きさ
及び形の変化を許容し、土の脱落、根折れを防止
する。更に、流体を抜くだけで根巻きを簡単に解
くことができ、しかも、再使用できるため樹木の
移植に伴う経費を節減できるなどの優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による根巻き具の
使用状態を示す一部切欠斜視図、第2図は同一部
断面平面図、第3図は第2実施例の展開図、第4
図は同一部断面平面図、第5図は一部切欠側面図
及び第6図は他の実施例の使用状態を示す一部切
欠斜視図である。 1,11…袋体、4…流体供給口、R…根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも1箇所に流体供給口を有し、気体等
    の流体を導入することで膨張する筒状乃至帯状の
    袋体よりなり、土をつけた状態の樹木の根に巻装
    して該袋体内に流体を導入して膨張させ樹木の根
    を土ごと緊締保持することを特徴とする根巻き
    具。
JP1986125040U 1986-08-15 1986-08-15 Expired JPH0310840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986125040U JPH0310840Y2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15

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JP1986125040U JPH0310840Y2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15

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Publication Number Publication Date
JPS6331767U JPS6331767U (ja) 1988-03-01
JPH0310840Y2 true JPH0310840Y2 (ja) 1991-03-18

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