JPH03107050A - 瓦 - Google Patents

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JPH03107050A
JPH03107050A JP24827889A JP24827889A JPH03107050A JP H03107050 A JPH03107050 A JP H03107050A JP 24827889 A JP24827889 A JP 24827889A JP 24827889 A JP24827889 A JP 24827889A JP H03107050 A JPH03107050 A JP H03107050A
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JP
Japan
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tile
tiles
roof
row
nail hole
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JP24827889A
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Minoru Osada
実 長田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物の屋根を葺く瓦に関し、とくに下瓦群
と上瓦群とを組み合わせて建築物の屋根を葺く瓦にかか
わる。
[従来の技術1 従来より、一般的な瓦は、湾曲した谷部、横隣の瓦の端
部が上に重ね合わされる水切り付きの桟部、屋根の桟木
に瓦を引っ掛けるための引掛け桟部、および屋根に瓦を
固定する釘を押通するための釘穴を有する。そして、瓦
は、軒側の瓦の釘穴が隠れるように縦列方向に重ね合わ
され、桟部が隠れるように横列方向に重ね合わされてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 一般に、瓦は、縦列方向および横列方向にぴったりと庁
根に割付けられることはまれである.従来のものは、こ
のようなときに屋根の端側に来る瓦を所定の寸法に切っ
て割付けていた。このため、瓦葺きの際に瓦を裁断する
必要があるので、手間が掛かるという課題があった。ま
た、瓦を裁断しない場合には、特別な寸法の瓦を用意す
る必要があった。
本発明は、縦列方向および横列方向の割付けの調整が可
能で、゜瓦葺きの際に瓦を裁断する必要がなく、特別な
寸法の瓦を用意する必要がない瓦の提供を[1的とする
[課題を解決するための千段] (謂求項1) 本発明の瓦は、 建築物の屋根を葺く瓦であって、 前記屋根の訃側に1η置する1・瓦頭部、および前記屋
根の棟側に位置し、前記F瓦頭部より幅の広い下瓦尻部
を有ずる複数の千九を、 前記下瓦頭部を1列下の前記下瓦尻部の上に、重なり具
合を貸更可能に重ね合わせて縦列方向に列設し、FA設
した2つの前記下瓦の間隔を変更可能に所定の間隙を隔
てて横列方向に披設した十瓦群と、 隣設された2つの前記下瓦を跨いでこれらの2つの前記
下瓦上に載置されているとともに、前記下瓦頭部より軒
側に位置する上瓦頭部、および前記下瓦尻部に向合わせ
され、前記1・瓦頭部より幅の狭い上冗尻部をイ『する
複数の−E瓦を、前記上瓦頭部を1列下の前記上瓦尻部
の上に、獣なり具合を変更可能に重ね合わせて縦列方向
に列設したJ二瓦群と を備えている。
(請求項2) 前記上瓦は、前記上瓦頭部がわの重ね合わされる部分に
第l釘穴を右するとともに、前記上瓦尻部がわの重ね合
わされる部分に第2釘穴を有し、前記第1釘穴は、1列
下側の前記1・.瓦の前記第2釘穴と合致することを特
徴とする。
(謂求項3) 前記第1釘穴と前記第2釘穴とは、ボルト状の顕部を右
するスクリュー釘が挿通することを特徴とする。
(請求項4) 前記第2釘穴内には、前記スクリュー釘を前記第2釘穴
内に案内するための案内溝を有するシール部材が嵌め込
まれていることを特徴とする.[作用] (請求項1) 下瓦の下瓦頭部とこの下瓦の1列下の下瓦の下瓦尻部と
の縦列方向の重なり歴合を変更することによって、下瓦
群の縦列方向の割付けが調整される.そして、十瓦のト
瓦尻部が下瓦の下瓦尻部に面合わせされているので、」
一九の上瓦頭部とこのJ瓦の1列下の十瓦の上瓦尻部と
の縦列方向の重なり具合も、下瓦と同様に変更される。
よって、1瓦群の縦列方向の割付けが調移される。
また、隣設した2つの下瓦の間隔を変更することによっ
て、下瓦1!−Yの横列方向の割付けがJ!,I’Pさ
れる。そして、隣設された2つの前記r瓦を拘いてこれ
らの2つの下瓦上に1・瓦がIaNされている.このた
め、隣設した2つの上五の間隔も変更されることによっ
て、上瓦訂の横列方向の割付けも調整される。
(1清求項2) 」二瓦の上瓦頭部がわの重わ合わされる部分に形成され
た第1釣穴と、1、列下1tlの上瓦の上瓦尻部がわの
重ね合わされる部分に形成された第2釘穴とを合致させ
て、釘、ボルトまたはねじ等の締結具により屋根に上瓦
を固定する。
(請求項3〉 初めに、スクリュー釘をハンマー等で打って屋根の固定
部材に突き刺し、ある程度上瓦にボルト状の頭部が近付
いたら、ボルト状の顔部をレンチなどで回して、屋根の
固定部材にねじ込む.(請求項4〉 第2釘穴内にシール部材が嵌め込まれているので、上瓦
の裏側への雨水などの浸入を防げる.また、シール部材
にスクリュー釘を前記第2釘穴内に案内するための案内
溝を設けているので、スクリュー釘が第2釘穴からずれ
ることを防げる.[発明の効果] (請求項1) 縦列方向および横列方向の割付けの調整を行うことがで
きるので、瓦葺きの際に瓦を裁断する必要が全くなく、
特別な寸法の瓦を用意する必要が全くない。このため、
瓦葺きを迅速に、しかも低コストで行うことができる. (謂求項2) 上瓦の上瓦頭部がわの重ね合わされる部分の固定と、1
列下側の1瓦の上瓦尻部がわの重ね合わされる部分の固
定とが1度に行うことができる。
さらに、土瓦の付置リ′れを防止できる。
(3I1求項3) 最後までハンマーなどでスクリュー釘を打たないので、
上瓦を割る心配がない。
(311求項4) 上瓦の裏lltlll\の雨水などの浸入を防止できる
ので、雨漏りの心配がない。また、スクリュー釘が第2
釘穴からずれることを防止できるので、上瓦を割る心配
がない。
[実施例1 本発明の瓦を図に示す一実施例に基づき説明する。
第1図ないし第3図は瓦の屋根I\の割(=f 1.1
状態を示す。
瓦1は、下瓦群2と上瓦群3とを組み合わせ゛ζ建築物
の屋根4を葺くものである。なお、瓦1は、屋根4上の
コンパネ5および桟木6に固着具により固定されている
.コンバネ5と桟木6との間には、雨水がコンパネ5側
に染み込むことを防止する防水紙7が配設されている. 〕・一瓦群2は、縦列方向および横列方向に配設した複
数の下瓦8からなる。また、上瓦群3は、縦列方向才3
よび横列方向に配設した複数の十瓦9からなる。
第4図ないし第7図は本実施例の下瓦8のfJl造を示
す。
横列方向の複数の下瓦8は、隣設する下瓦8の間隔が所
定の範囲内で変更可能とされている。縦列方向の複数の
下瓦8は、列設された下瓦8の重なり具合が所定の範囲
内で変更可能とされている。
下瓦8は、屋根4の軒側(第2図の図示下方)に位置す
る下瓦頭部10、および屋根4の棟ffl(第2図の図
示上方〉に位置し、下瓦頭部10より幅の広い下瓦尻部
11を有する。また、下瓦8は、雨水の通路となる基板
12を有する. 基板12は、下瓦頭部10がわに設けられ、下瓦頭部1
0と同一幅の方形状幅狭部分13、下瓦尻部11がわに
設けられ、下瓦尻部11と同一幅の方形状幅広部分14
、および幅狭部分13と幅広部分14とを連結する台形
状中間部分15を有する. 幅狭部分13の一部は、1列下側の十五8の幅広部分1
4の上に、垂なり長さしを変更可能に重ね合わされた重
合部分16とされている。また、幅広部分14の一部は
、■列上側の下瓦8の幅侠部分13の重合部分16の下
に、重わ合わされた重合部分17とされている。
また、基板12の表面の両側縁には、水切り用第1突条
部18および水切り用第2突条部19が上方に向かって
突設されている。第1突条部18および第2突条部19
は、基板12から上方に突出し、雨水が基板12の側方
から漏れることを防止する。これらの第1突条部1肘3
よび第2突条部19の千瓦尻部11側端には、下瓦8と
上瓦9との縦列方向の泣置を合わせるために、」.K9
と係合する切欠20、21が形成されている。
さらに、幅広部分14の表面には、尻部側突条部22、
ガイド部23、24、および突起部25が上方に向かつ
て突設されている。尻部側突条部22は、幅方向に設け
られ、雨水が下瓦尻部11から漏れることを防止してい
る。ガイド部23、24は、尻部側突条部22から長f
方向に運設され、1列上関の下瓦8の丁瓦頭部10の位
置を合わせるものである.また、ガイド部23、24の
間隔は、幅狭部分13の幅とほぼ同一となるように形戒
されている.突起部25は、への字形状に形成され、下
瓦8を屋根4に固定する釘が挿通ずる釘穴2Gを有する
幅狭部分13の裏面には、引掛け桟27、28および突
条部29が下方に向かって突設されている。引掛け桟2
7、28の外側面は、1列下側の下瓦8のガイド部23
、24の内側面に係合して、下瓦8と1列下側の1瓦8
との位置を合わせる.このため、下瓦8同士の横ずれを
防止できる. 突条部29の下端面は、1列下側の下瓦8の基板12の
表面に接触している。このため、下瓦8の基板12の裏
面と1列下側の下瓦8の表面との間に雨水が浸透するこ
とを防止できる. 幅広部分14の裏面には、引掛け桟30、31が下方に
向かって突設されている.これらの引掛け桟30、31
は、桟木6に下瓦8を引っ掛けるものである.第8図な
いし第11図は本実施例の上瓦9の構造を示す, 横列方向の複数の上瓦9は、隣設する上瓦9の間隔が隣
設する下瓦8の間隔の変化した分だけ変史可能とされて
いる。縦列方向の複数の上瓦9は、列設された上瓦9の
重なり具合が列設された下瓦8の重なり具合の変化した
分だけ変更可能とされている. 上瓦9は、第3図に示すように、隣設された2つの下瓦
8を跨ぐように2つの1・瓦8]・.に掛け渡されてい
る。また、上瓦9は、下瓦8の下瓦頭部10より軒側に
位置する上瓦頭部32、および該十.瓦頭部32より幅
の狭い上瓦尻部33を有する.さらに、士.瓦9は、隣
設された2つの下瓦8間に掛け渡された基板34を有す
る。
基板34の裏面は、隣設された2つの下瓦8の第1突条
部18および第2突条部19の上端面に所定の間隙を隔
てて対向するように配設されている。
基板34は、上瓦頭部32がわに設けられ、上瓦頭部3
2と同一幅の方形状幅店部分35、上瓦尻部33がわに
設けられ、上瓦尻部33と同一幅の方形状幅狭部分36
、および幅広部分35と幅狭部分36とを連結する方形
状中間部分37を有する。
幅広部分35の一部は、1列下側の1・.瓦9の幅狭部
分36の上に、重なり具合を変更可能に重ね合わされた
重合部分38となっている。また、幅侠部分36の一部
ζよ、1列,L側の上瓦9の幅広部分35の重合部分3
8の下に、重ね合わされた重合部分3つとなっている。
重合部分38の中央部には、2重の円形状の第1釘穴4
0が形戒され、重合部分39の中央部には、所定の長さ
を有する2重の方形状の第2釘穴41が形成されている
。第l釘穴40は、1列下開の上瓦9の第2釘穴41と
合致する。また、第1釘穴40と第2釘穴41とは、桟
木6に」.瓦9を固定するためのボルl・状卯部42を
イ1″するスクリュー釘43が挿通する。さらに、第2
幻穴41内には、スクリュー釘43を第2釘穴41内に
案内するためのV字型の案内iR44を有するシール部
4イ45が嵌め込まれている.そして、幅広部分35、
幅狭部分36および中間部分37の裏面には,幅広部分
35の第1釘穴40から中間部分37を経て幅狭部分3
6の第2釘穴41に渡って下方に向かって隆起したリブ
46が設けられている。
このリグ46の下端面は、゛1列下側の上瓦9の第2釘
穴41に嵌め込まれるシール部材45の上端面と強く接
触して、第2j]穴41からの雨水の漏洩を防止してい
る。また、リブ46の下端面は、1列r側の上瓦9の第
2釘穴41に嵌め込まれるシール部材45の上端面と強
く接触することによって、上瓦9と1列下側の士.瓦9
とのずれを防止できる。
幅広部分35の上瓦頭部32には、基板34より垂下さ
れた略コの字型の側壁47が設けられている。この側壁
47の両側の下端部分には、雨水を排水するための排水
口48、49が形成されている.そして、この(11+
1壁47の両側の下端面は、1列r1■の隣.免された
2つの下瓦8の基板12の表面に接触する.また、側壁
47の中央部分は、上瓦9内を換気するための複数の換
気口50が形威されている。そして、この側壁47の中
央部分の下端面は、隣設された2つの下瓦8の基板12
の表面と所定の間隙を隔てて対向するように配設されて
いる.さらに、この側壁47の中央部分は、隣設された
2つの下瓦8の第1突条部18および第2突条部19の
上端を隠すような長さに形戒されている。
幅広部分35および中間部分37は、その両側縁より垂
下された第1flll板51および第2ffil板52
を有する.第1側板51および第2側板52の下端面は
、隣設された2つの下瓦8の基板12の表面に接触する
.第1側板51および第2側板52の上瓦頭部32fl
llの先端部分は、下瓦8の基板12の板厚分だけ下方
に延設されて、1列下側の隣設された2つの下瓦8の基
板12の表面に接触する.また、この先端部分は、2つ
の下瓦8を軒側に落下しないように縦列方向の移動を規
制するための係止壁53として働く.幅広部分35と中
間部分37との間は、人が屋根の上に上がった時に足が
滑ることを防ぐための足置き場54として用いることも
できる.このため、急勾配の屋根4に瓦茸きする場合に
も非常に安全である. また、幅広部分35と中間部分37との間には、」ユ瓦
9内に雨水を導く導入口55が形成されている。
輻狭部分36の周聞および中間部分37の」二瓦尻部3
3Illには、雨水が屋根4上に流出することを防止す
る突出部56が基板34より上方に向かって突設されて
いる. 幅狭部分36の上瓦尻部33(1111端の下部には、
第1突染部18および第2突条部19の下瓦尻部11開
端の切欠20、21に係合して、下瓦8と上瓦9との縦
列方向の位置合わせを行う係合爪57が形戒されている
.つまり、係合爪57と切欠20、21とは、下瓦尻部
11と1.瓦尻部33との端面の面合わぜを行う。
本実施例の下瓦8および上瓦9の作用を第11閂ないし
第14図に基づき説明する.本実施例の下瓦8および上
瓦9の屋根4への固着方法を第l図および第12図に基
づき説明する。
初めに、最も軒側に配される軒瓦8aおよび軒瓦9aを
縦列方向に重ね合わせながら配設する。
つぎに、軒瓦8aの棟側に配される桟木6に、1列目の
下瓦8の幅広部分14の裏面に形成された引掛け桟30
、31を引っ掛けながら横列方向に所定の間隙を隔てな
がら屋根4上に配設していく.そして、これらの横列方
向に配設された複数の1列目の下瓦8を、幅広部分14
に形戒された釘穴26に釘を挿通させて、桟木6に釘を
打ち込むことにより固定する. なお、下瓦8は、釘により桟木6に固定しなくとも、桟
木6に引掛け桟30、31を引っ掛けるだけ出も良く。
この場合には、本実施例以上に瓦葺きを迅速に行うこと
ができる. つぎに、2列目の桟木6に、1列目と同様に、2列目の
下瓦8の幅広部分14の裏面に形成された引掛け桟30
、31を引っ掛ける。そして、2列目の下瓦8の幅狭部
分13の裏面に形成された引掛け桟27、28の外周面
を、1列目の下瓦8の幅広部分14の表面に形戒された
ガイド部23、24の内側面に係合させて、下瓦8と1
列下側の下瓦8との縦列方向の位置を合わせる.よって
、2列目の下瓦8の幅狭部分13との重合部分16を、
1列目の下瓦8の幅広部分14の重合部分17の上に重
ね合わせる。
このようにして、下瓦8を屋根4の訃側から棟側に向か
って順次配設することによって、縦列方向および横列方
向の1瓦8の屋根4への固名が完了する. つぎに、1列目に隣設された下瓦8の幅広部分14の第
1突条部18および第2突条部19の下瓦尻部11側端
に形戒された切欠20、21に、軒瓦9aのL側に配設
される】列目の上瓦9の幅狭部分36の裏面に形成され
た係合爪57を係合させることによって、1列目の下瓦
8の下瓦尻部11の端面と1列目の上瓦9の七瓦尻部3
3の端面との面合わせを行う.そして、1列目の土,瓦
9の幅広部分1・1を軒瓦9aの上に重ね合わせる。こ
のとき、1列目の」l瓦9の第1ffll板51および
第2flIll板52の下端面が、隣設された2つの1
列目の下瓦8の基板12の表面に接触する。また、第1
側板51および第2fl!lI板52の4I:.瓦頭部
32側の先端部分は、隣設された2つの訃瓦8aの表面
に接触する。さらに、この先端部分は、2つの1列目の
下瓦8が軒側に落下しないように係止壁53により縦列
方向の移動を規制する.このため、1列目の下瓦8を跨
ぐように2つの下瓦8Lに1列目の上瓦9が掛け渡され
る.つづいて、2列目の上瓦9の幅広部分35の重合部
分38を、1列目の上瓦9の幅狭部分36の重合部分3
9の上に重ね合わせる。l列目の上瓦9と同様に、1列
目の2つの下瓦8を跨ぐように2列目の2つの下瓦8」
一に2列目の上瓦9を掛け渡す.このとき、2列目の]
ユ瓦9の裏面に形或されたリブ46の下端面が、1列目
の上瓦9の第2釘穴41に嵌め込まれるシール部材45
の上端面に接触する.さらに、2列目の干瓦9に形成さ
れた第1釘穴40と1列目の上瓦9に形成された第2釘
穴41とが合致する.また、2列目の」.瓦9の第1釘
穴40と1列目の上瓦9の第2釘穴41とは、1列目の
上瓦9の引掛け桟30、31に近傍に形成されているの
で、l列目の桟木6上に位置している. そして、第1釘穴40内に、ボルト状頭部42を有する
スクリュー釘43をハンマー〈図示せず〉で打ち込むと
、スクリュー釘43の先端がシール部材45の■字型の
案内溝44に案内されて、位置がずれずに第2釘穴41
を挿通ずる.さらに、このスクリュー釘43をハンマー
で打ち込んでいくと、スクリュー釘43の先端が1列目
の桟木Gを打ち抜いてコンパネ5に至る。
スクリュー釘43は、最後までハンマーで打ち込まずに
途中でボルト状頭部42をレンチ(図示せず)で回す.
したがっ゛〔、2列目の上瓦9の幅狭部分36の重合部
分39の固定と、l列目の上瓦の幅広部分35の重合部
分38の固定とを1度に行うことができる.最後までハ
ンマーなどでスクリュー釘43を打たないので、上瓦9
を割る心配がない。
よって、下瓦8才3よび上瓦9の屋根4への固着が非常
に容易で、しかも迅速に行うことができる。
このようにして、上瓦9を屋根4のlF[[Ilから棟
側に向かって順次配諜することによって、縦列方向およ
び横列方向の下瓦8および上瓦9の屋根4への固着が完
了する。
以上のような固着方法であるので、台風、地震等の際に
も下瓦8および上瓦9が屋根4から落下することが全く
ない。このため、従来の瓦と比較して安全性に優れる。
第13図は下瓦8および上瓦9における縦列方向の重な
りA合の調整方法を示す。
瓦1を屋根4に割付ける場合に、例えば、下瓦8および
上瓦9を屋根4に縦列方向に列設した際に、下瓦8およ
び上瓦9の所定の長さの分だけ、縦列方向の複数の下瓦
8および複数の士.瓦9の長さが足りない場合がある。
このようなときには、l列上側の下瓦8を現在の付置(
実線)から棟側に向かって2点鎖線の位置まで長さNa
だけ移動させる。よって、下瓦8の重合部分16とこの
下瓦8の1列下の下瓦8の重合部分1lとの縦列方向の
重なり具合が減少する.また、上瓦9は、1列目の下瓦
8の丁瓦尻部11の端面と1列目の士.瓦9の上瓦尻部
33の端面とが面合わせされていることから、下瓦8と
同様に、現在の位置(実線)から棟■に向かって2点鎖
線の位置まで長さ1aだけ移動することとなる.このた
め、」瓦9も、1合部分38とこの+,瓦9の1列下の
上瓦9の重合部分39との縦列方向の重なり具合が減少
する。
この重なり具合を減少させる作業を縦列方向の全ての下
瓦8および].瓦9に施すことによって、縦列方向の全
ての十瓦8およびJ−瓦9の重なり具合が減少すること
となるので、相対的に縦列方向の下瓦8および」二瓦9
の長さが長くなる.したがって、縦列方向に列設される
FJ.数の下瓦8および複数の上瓦9が屋根4からはみ
だすことなく割1寸けられる。このため、縦列方向の瓦
1の割付けの調整を行う場合に、下瓦8を裁断する必要
が全くないので、瓦葺きを迅速に行うことができる。し
かも、縦列方向の1列分の下瓦8および上瓦9を用いな
くとも割付けを行うことができるので低コストとなる。
なお、本実施例の縦列方向の重なり具合は、第1図の重
なり具きを.110とすると、20から1aまでの範囲
内で自由に1役定できる。
第14図は下瓦8における横列方向の間隔の調整方法を
示す。
瓦1を屋根4に割付ける場合に、例えば、下瓦8むよび
十,瓦9を屋根4に横列方向に列設した際に、下瓦8の
所定の幅の分だけ、横列方向の最も端の下瓦8がはみで
る場合がある。
このようなときには、複数の下瓦8を現在の位置(実線
)から間隔を狭める方向に向かって2点鎖線の位置まで
長さhaだO移動させる.つまり、■.瓦9の幅狭部分
36の下に下瓦8の幅広部分14の両側縁を重ね合わせ
る。よって、隣設する2つの下瓦8同士の間隔が狭めら
れる.また、隣設する」−瓦9同士の間隔は、隅設する
2つの下瓦8同士の間隔が減少する側に変更されること
によって、狭められることとなる. この間隔を狭める作業を横列方向の全ての下瓦8および
上瓦9に施すことによって、横列方向の全ての下瓦8お
よび士瓦9の間隔が狭められ、横列方向に並設される複
数の下瓦8が屋根4からはみだすことなく割付けられる
.このため、横列方向の瓦1の割付けの調整を行う場合
に、下瓦8および上瓦9を裁断する必要が全くないので
、瓦葺きを迅速に行うことができる。しかも、横列方向
の1列分の下瓦8および+.瓦9を用いなくとち割付け
を行うことができ、さらに特別な寸法の瓦を用意する必
要が全くないので低コストとなる。
なお、本実施例の横列方向の間隔は、第1図の1m隔を
hoとすると、bOからhaまでの範囲内で11山に設
定できる。
(雨水の’4JF水機能) 下瓦8の基板12+.に降った雨水や、上瓦9の基板3
411から十瓦8の基板12上に流れ落ちた雨水は、こ
の下瓦8の基板12の両側に載置されている2つの].
瓦9の対向する第1ffll板51および第2flIl
l板52により、下瓦8の横方向への流れが規制されて
、下瓦8の基板12上を縦方向に流れる。そして、雨水
は、下瓦8の丁瓦頚部10に形戊された水切り川突条部
29を伝って1列下醐の下瓦8の基板12」一に流れる
.このようにして、雨水は、下瓦8の基板12J:.を
軒瓦8aに向かって順次流れていく。
このとき、例えば、下瓦8の基板12の表面とーヒ瓦9
の第1116板51または第2側板52の1端面との間
から上瓦9内に雨水が染み込む場合がある.あるいは、
導入口55より上瓦9内に雨水が導入される場合がある
。このような雨水は、下瓦8の両側縁に形成された第1
突条部18および第2突条部19により、下瓦8の横方
向への流れが規制されて、土,瓦9内に位置する下瓦8
の基板12の側方を縦方向に流れる。そして、下瓦8の
下瓦頭部10に達すると、上瓦9の側壁47に形成され
た排水口48、49を通って、1列下側の下瓦8の基板
12上に流れ落ちる.このため、」6瓦9内の測壁47
の内側に雨水が溜まって、屋根4上に漏れ出ることを防
ぐことができる。なお、この土.瓦9内の下瓦8の基板
12の両側縁は、冬季に雪が下瓦8の基板12上に存在
する場合に雪解け水の通路となり、下瓦8の下瓦尻部1
1に形成された尻部側突条部22から雪解け水が下瓦尻
部11から漏れることを防止する.さらに、上瓦9の第
1釘穴40の内周とスクリュー釘43の外周との間から
1列下側の上瓦9の重合部分39に向かって落ちていく
雨水社、この上瓦9の裏面に形成されたリブ46の下端
面がシール部材45によりシールされているので、この
上瓦9の重合部分38の下に重ね合わされる1列下側の
十瓦9の重合部分39上に落下しない。このため、雨水
が1列下側の上瓦9の基板34+から屋根41・.に漏
れ出ることを防ぐことができる。
(換気機能〉 また、上瓦9の側壁47に形戒された換気口50によっ
て、J・.瓦9の内部の湿気を除くことができるので、
換気【コ50を有しないーL瓦と比較して、」ユ瓦9の
内部の湿気による屋根4のコンバネ5や桟木6などの下
地材を腐らせることがなくなる。
[変形Pl4] 本実施例では、上瓦の側壁に排水口を形成したが、1・
、瓦の側壁に排水口を形成しなくても良い。
本実施例では、上瓦の側壁に換気口を形成したが、上瓦
のlIl!Jに換気口を形成しなくても良い。
下瓦および上瓦の形状は、本実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内において変更可能である.例え
ば、上瓦の角を面取りしたり、Cの字型、くの字型など
種々の形状を採用することができる。
また、下瓦と上瓦との色を異なる色にすると、瓦葺きし
た際に美観に優れる.
【図面の簡単な説明】
第1図むよび第2図は下瓦と士.瓦の配置状態を示す平
面図、第3図は下瓦と上瓦の配置状態を示t正面図であ
る。 第4図はr瓦を示す斜視図、第5図は下瓦を示す側面図
、第6図は下瓦を示す後面図、第7図は下瓦を示す裏面
図である。 第8図は上瓦を示す斜視図、第9図は上瓦を示す側面図
、第10図は上瓦を示す後面図、第11図は上瓦を示す
裏面図である. 第12図は七瓦の屋根への固定方法を示す一部断面図、
第13図は下瓦および士.瓦における縦列方向の重なり
具合の調整方法を示す一部断面図、第14図は下瓦にお
ける横列方向の間隔の調整方法を示す一部断面図である
. 図中

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)建築物の屋根を葺く瓦であって、 前記屋根の軒側に位置する下瓦頭部、および前記屋根の
    棟側に位置し、前記下瓦頭部より幅の広い下瓦尻部を有
    する複数の下瓦を、 前記下瓦頭部を1列下の前記下瓦尻部の上に、重なり具
    合を変更可能に重ね合わせて縦列方向に列設し、隣設し
    た2つの前記下瓦の間隔を変更可能に所定の間隙を隔て
    て横列方向に並設した下瓦群と、 隣設された2つの前記下瓦を跨いでこれらの2つの前記
    下瓦上に載置されているとともに、前記下瓦頭部より軒
    側に位置する上瓦頭部、および前記下瓦尻部に面合わせ
    され、前記上瓦頭部より幅の狭い上瓦尻部を有する複数
    の上瓦を、前記上瓦頭部を1列下の前記上瓦尻部の上に
    、重なり具合を変更可能に重ね合わせて縦列方向に列設
    した上瓦群と を備えた瓦。 2)前記上瓦は、前記上瓦頭部がわの重ね合わされる部
    分に第1釘穴を有するとともに、前記上瓦尻部がわの重
    ね合わされる部分に第2釘穴を有し、前記第1釘穴は、
    1列下側の前記上瓦の前記第2釘穴と合致することを特
    徴とする請求項1に記載の瓦。 3)前記第1釘穴と前記第2釘穴とは、ボルト状の頭部
    を有するスクリュー釘が挿通することを特徴とする請求
    項2に記載の瓦。 4)前記第2釘穴内には、前記スクリュー釘を前記第2
    釘穴内に案内するための案内溝を有するシール部材が嵌
    め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の瓦。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815720B2 (ja) * 1973-07-31 1983-03-26 キユ− ダツト コ−パレイシヤン ホソナガイカンニ モウカンシンザイオ ケイセイスル ソウチ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815720B2 (ja) * 1973-07-31 1983-03-26 キユ− ダツト コ−パレイシヤン ホソナガイカンニ モウカンシンザイオ ケイセイスル ソウチ

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