JPH03105087A - ポンプの異常診断方法 - Google Patents

ポンプの異常診断方法

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JPH03105087A
JPH03105087A JP24131989A JP24131989A JPH03105087A JP H03105087 A JPH03105087 A JP H03105087A JP 24131989 A JP24131989 A JP 24131989A JP 24131989 A JP24131989 A JP 24131989A JP H03105087 A JPH03105087 A JP H03105087A
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JP
Japan
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pump
abnormality
timing
stage
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP24131989A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hirohata
広畑 和宏
Toshihiro Konishi
小西 敏弘
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH03105087A publication Critical patent/JPH03105087A/ja
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野】 本発明は、ポンプの異常診断方法に係り、特に、プラン
ジャポンプ等の多段構造のポンプ設備を診断する際に、
数少ない検出器で故障しているポンプの故障の度合を判
定するのに好適な、ポンプの異常診断方法に関する。 (従来の技術】 従来、種々の機械設備に対して、油や水等の液体や圧縮
空気等の気体を送出するポンプ設備には、プランジャポ
ンプ等の多段構造のポンプ設備がある。 第18図にこのような多段構造のプランジャポンプ設備
8の一例を示す。第18図において符号10はポンプの
原動機であるモータ、12は当該モータ10の回転速度
を減速するための減速機、14は当該プランジャポンプ
設備8に例えば13段設けられた各段のポンプである。 又、この各段ポンプ14単体の内部構造は第19図に示
すようになっている。 前記ボンプ設gi18が運転する際には、第19図に示
す各段ポンプ14において、減速機12を介して入力さ
れたモータ10の駆動力で回転軸16が回転し、その回
転運動がクランク伝達機構17を介してブランジャ18
を上、下動させる。前記ポンプ14は、このプランジャ
18のシリンダ22内での上、不動により、液体の吸込
、吐出を行うが、吸込時には、吸込側のバルブ(吸込弁
)20を介してシリンダ22内に液体を流入させ、吐出
時には、吐出側のバルプ(吐出弁〉24を介してシリン
ダ22内の液体を外部に吐出す。 前記のようなポンプ設備8において、安定した運転を行
うには、それに生じるR常を速やかに診断し、対策を講
じる必要がある。 従来、このようなポンプ設備に対しての異常診断技術に
は、種々のものがある。例えば振動センサや加速度セン
ナで、診断対象機器の振動や加速度を検出し,当該検出
信号のレベルを正常運転時の管理基準レベルと比較して
設備に異常が生じたか否かを診断する技術がある(特開
昭52−142647、特開昭62−8024、特開昭
62−93620、特開昭62−270820等)。 又、前記振動センサの検出信号が一定値以上になる回数
を積算し、この積算回数が所定値以.ヒとなることで異
常を診断する技術がある(特開昭62−67420>. (発明が達成しようとづ゛る課題1 しかしながら、前記の如き従来の技術を用いて多段式ポ
ンプ設備の異常を診断しようとすると次のような種々の
問題点が生じる。 即ち、ポンプ設備においては、運転状況や設備諸元によ
り管理基準値が変化することから、当該基tPfIiの
設定に経験を必要とし、FK度の良い診断が困難である
。 又、多段構造をとっているポンプで異常を検出する際に
、各段のポンプの異常を診断するには、当該ポンプ個々
に独立して振動センサ等を設置する必要があり、設備が
複雑、is(iijとなる。 又、振動センサの検出信号には、診断しようとする段の
ポンプに生じる振動の検出信号の他に、連動する他の段
のポンプに生じる振動の検出信号も含まれる場合がある
。この場合には、当該段と他段とのポンプの検出信号を
区別して当該段のポンプのみの異常を診断する必要があ
るが、前記従来の振動レベルによる異常診断技術ではそ
のように区別して診断するのは困難であるという精度上
の問題が生じる。 又、検出信号レベルが所定値以上となる回数の積痒値で
異常の判定を行う技術では、ポンプの劣化期間を判定し
ているに過ぎず、当該ポンプの異常度合を精度良く判定
することができない。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、多段型ポンプに異常が発生したか否かを診断する際
に、比較的容易に管理基準を設定でき、且つ、各段のポ
ンプに検出センサを設ける必要無く、精度よくいずれの
ポンプに異常が生じたかを診断すると共に、その異常の
度合を定量的に判定することができるポンプの異常診断
方法を提供することを課題とする。 (課題を達或するための手段} 本発明は、複数のポンプが一体として作動する多段型ポ
ンプを運転する際に、前記ポンプの作動タイミングを検
出し、ポンプの振動又はアコースティックエミッション
を検出し、検出された振動又はアコースティックエミッ
ションのエンベロープ信号を求め、求められたエンベロ
ープ信号の立上りタイミングから立下りタイミングまで
の立上り幅を求め、求められた立上り幅のうち異常診断
M準埴以上になるもののタイミングと検出されたポンプ
作動タイミングとに基づき、いずれのポンプに異常が発
生したかを診断し、求められた立上り帳のうち異常診断
基準値以上になるものの期間の長さと当該期間内の信号
高さとを乗じ、乗じられた結果を異常度合の基準値と比
較して、異常の発生したと診断されたポンプの異常度合
を判定することにより、前記課題を達成したものである
。 又本発明は、複数のポンプが一体として作動する多段型
ポンプを運転する際に、前記ポンプの作動タイミングを
検出し、ポンプの振動又はアコースティックエミッショ
ンを検出し、検出された振動又はアコースティックエミ
ッションのエンベロープ信号を求め、求められたエンベ
ロープ信号の立上りタイミングから立下りタイミングま
での立上り幅を求め、求められた立上り暢のうち異常診
断基準値以上になるもののタイミングと検出されたポン
プ作動タイミングとに基づき、いずれのポンプに異常が
発生したかを診断し、求められた立上り幅のうち異常診
断基準値以上になるものの期間の長さと当該期間内の信
号高さとを乗じた値を、ポンプの異なる運転状態につい
て求め、求められた値同士の差を異常度合の基準値と比
較して、異常の発生したと判断されたポンプの異常度合
を判定することにより,同じく前記課題を達成したもの
である。
【作用】
本発明の原理について説明する。 液体等の流体を搬送するための多段型ポンプには、例え
ば前出第18図、第19図に示したプランジャポンプが
ある。このような多段型ポンプについて、各段のポンプ
を模式化して第1図に示す。 第1図の場合、吸込弁20,吐出弁24共に球形で示し
ている。 前記多段型ポンプが作動していないときは、吸込弁20
、吐出弁24は各スプリング2OA、24Aの弾性力で
いずれもその弁座に押し付けられており、流体は高圧側
(吐出側)から低圧側(吸込側)に逆流しないようにな
っている。 このポンプ14で流体を吸込む際には、第1図(A>に
示すようにブランジャ18が上昇し、シリンダ22内の
圧力P2が吸込側ラインの圧力P1より低くなるため、
吸込弁2oが開き、シリンダ22内に流体が流入する。 このとき、吐出弁24は、吐出側ラインの圧力P3がシ
リンダ22内の圧力P2より高いため、閉じた状態とな
り、該バルブ24が正常であれば吐出側からシリンダ2
2内への逆流は生じない。この場合、各部の圧力は、P
I >P2 <Psの関係になる。 次いで、ポンプ14で流体を吐出す際には、第1図(B
)に示すように、ブランジャ18が下降し、シリンダ2
2内の圧力P2が高まり、吐出側ライン圧力P3より大
きくなって吐出弁24が開き、流体が吐出側ラインに流
出していく。この際、吸込側ラインの圧力P1よりシリ
ンダ22内圧力P2の方が高くなるため、吸込弁20は
閉じた状態となり、該吸込弁20が正増であれば、シリ
ンダ22内から吸込側ラインへの流体の逆流は生じない
。この場合、各部圧力は、PI <P2>P3の関係に
なる。 ところで、前記のようなボンプ14に振動センサやアコ
ースティックエミッション(AE)センサを付設して、
当該ポンプ14に生じる振動やAEを検出する場合につ
いて考えると、ポンプ14が正常であれば、高圧流体が
吐出ざれる時点(タイ互ング)にのみ、AEセンサや振
動センサに大きな信号が検出されると考えられる。 しかしながら、例えば吐出弁24に異常が生じ当該吐出
弁24から流体がリークく漏浅〉する状態のときは、吸
込みタイミングにおいて、流体は高圧の吐出側からシリ
ンダ22内に逆流してくることになる。この吐出側から
の逆流は、振動ヤAEとして振動センサやAEセンサで
検出ざれる。 異常のなり始めでその程度が低いときには、吐出側の圧
力P3とシリンダ内22の圧力P2との差が最大になる
タイミングで逆流が発生し、振動センサやAEセンサで
検出されることになる。このタイミングは、プランジャ
18が下死点から上死点に移動する途中の吸込側からの
吸込みが始まる前で、且つ、吐出側の圧力P3が最大に
なる下死点付近である。 更に吐出弁24の異常状態が進行すると、吸込み中にお
いても、吐出側からのリークによる逆流が生じる状態と
なる。この逆流も、振勤センサやAEセンサで検出され
、検出信号は下死点付近で立上り、その後に立下がる。 この立上りから立下りまでの立上り幅(立上りから立下
りまでの立上り波形の時間間隔〉は、異常の進行に応じ
て変化する。 又、吸込弁20に異常が生じてリークする状態のときは
、吐出タイミングにおいて吐出そうとする高圧になった
流体が吸込側へ逆流する。この逆流は、振動やAEとし
て振動センサやAEセンサで検出されることになる。 吸込弁20の異常のなり初めには、前記のシリンダ22
内の圧力P2が最大になる下死点付近で逆流が増え始め
る。更に吸込弁20の異常状態が進行すると、シリンダ
22内の圧力P2が上昇中、即ちブランジャ18が上死
点から下死点に移動中においてもリークによる逆流が発
生するようになる。 即ち、検出される振動信号やAE信号について見れば、
ブランジャが下死点になる以前のタイミングか2らバル
ブにリークが生じるため、振動信号やAE信号の立上り
幅は上死点に向かって徐々に広がっていくことになる。 最大限広がった場合には、吐出開始から終了までの期間
(上死点から下死点までの間)に逆流が生じ、その逆流
は当該振動やAEとして検出ざれることになる。 以上のことから、吸込弁、吐出弁の異常は、いずれも振
動信号、AE信号の立上り幅の広がりから、その生じて
いること及びその進行の程度を知ることができる。即ち
、立上り幅と適切な基準値と比較すれば異常の生じてい
ることがわかる。 ところで、前記のようにポンプからその動作に応じて発
生する振動やAEは、多段型ポンプにおいても、その各
段のポンプからその動作に応じて各々発生し、ポンプ設
備全体で見れば重畳する。 従って、例えば1つのセンナでこの振動やAEを検出す
れば前記重畳した振動、AE信号が得られる。しかるに
、多段型ポンプ全体の動作タイミングが分かれば、重畳
して検出される振動やAEの検出信号をこの動作タイミ
ングと比較していずれの段のポンプに異常が生じている
か否かを診断することができる。 ここで、例えば前出第18図に示した多段型ポンプの第
3段及び第4段についてAEセンサを設け、そのAEセ
ンサでAEを検出したとぎの検出信号例を、第2図<A
)、(tlに示す。又、第2図(A>、(B)において
は、当該検出信号<AE生信号)を例えば0.1MHz
の高城フィルタ《ハイパスフィルタ)でエンベロープ処
理を施したエンベロープ信号を合せて示す。なお、第3
段のポンプは正常であったが、第4段のポンプはバルブ
に異常が生じていた。 第2図(A)、(B)においては、エンベロープ信号に
、前記バルブ異常に起因した立上りタイミングから立下
りタイミングまでの幅が長い信号(以下、この信号の波
形を立上り波形という)が存在しており、この立上り幅
を適切な基準値と比較すればバルブの異常が発見できる
ことがわかるが、エンベロープ信号のみでは、いずれの
バルブに異常が生じたかは識別できない。 第2図(C)及び(D)に前記第3及び第4段のポンプ
のエンベロープ信号を、多段型ポンプに設けた回転セン
サの出力信号と比較した結果を示す。この場合に、エン
ベロープ信号は第2図(A)(B)と同80.1MHz
の高城フィルタで凱理した信号を示している。又、回転
センサの出力信号は、第1段のポンプの下死点でポンプ
1回転毎に出力されるパルスであり、該下死点のタイミ
ングは第2図(C)、(D>中に示している。 多段型ポンプにおいては、各段のポンプが、同一の回転
速度で回転しており、例えば後出第12図のように時間
の経過に伴なって順次下死点又は上死点タイミングにな
るように組合わされている。 従って、回転センサの出力信号と、前記適FJJな基準
値以上のエンベO−ブ信号を比較することにより、異常
のあるバルブが多段型ポンプのうちのいずれの段のポン
プであるかが分かる。 又、前記のように、いずれかの段のポンプに生じた異常
、例えばバルブ劣化の状態が進行した場合、エンベロー
プ信号の立上り幅が徐々に広がって行く。又,信号高さ
も広がっていく。発明者はこの点に着目して、バルブ劣
化等のポンプの異常度合を、この立上り幅期間と信号高
さとの積(以下立上り波形の面積という〉から判定する
ことを見出した。 即ち、まず、第3図に示すようなエンベロープ信号の立
上り波形において、その立上り幡と、立上り幅期間での
信号高さ例えば平均高さとから、当該期間における立上
り波形の面積Xを次式(1〉のように演算する。 X= {f t  (+2)   <A−A+ ))・
{f2(β)   (B−81)}・−( 1 )但し
、Aは立上りIIA朋間中の、例えば平均高さ、Bは立
上り幅期間、A1は信号高さのスレツシュホールド値、
B1は異常判定基準となる立上り幅のスレツシュホール
ド値、『1 (α)は信号高さが異常度合に及ぼす影響
度を表現する関数、f2(α)は立上り幅が異常度合に
及ぼす影響度を表現する関数である。 検出したエンベロープ信号からこの(1)式で算出され
た面積Xを、l!験的に劣化レベルに応じて得られる値
(経験値、異常度合の基準値〉と比較することで劣化レ
ベルの判定を行う。VAえは劣化レベルが軽故障のとき
の経験値をX(軽)、中程度の故障のときの経験値をX
(中)、大きな故障のときの経験値をX〈大)として、
X<X <軽)では微細な故障、×(軽)≦X<X(中
〉では軽い故障、X(中)≦X<X <大)では中程度
の故障、×(大)≦Xでは重大な故障といった判定を行
う。なお、前記経験値は、例えば劣化レベルの異なるい
くつかのバルブを試験的にポンプに組込み、而積Xの値
をバルブ毎に算出してみることで得られる。 又、前記のように立上り波形からホンブの異常度合を判
定づるに際して、より精度良く判定するためには、当該
エンベロープ信号中に含まれる雑音を徐去寸る必要があ
る。この点について発明者は種々検討した。その結果、
ポンプの異なる運転状態についての各立上り波形の面積
を求め、それらの差をとることで前記雑音を除去するこ
とを創案した。 即ち、ポンプの異なる運転状態、例えば負荷の高いレベ
ルと低いレベルでエンベロープ信号を求め、そのエンベ
ロープ信号における例えば第4図(A)、(B)に示す
ような立上り波形を考える。 第4図(A)は負荷が高いレベルでの立上り波形、第4
図(8〉は負荷が低いレベルでの立上り波形である。 各々の運転状態における立上り幅81B’ とその期間
での平均高さA1A’ から当該立上り波形の面積を、
高レベル負荷での面積X〈高)については次式(2)で
、低レベル負荷での面積X(低)については次式(3〉
で算出する。 X〈高)=(ft(α)  <A  A+)){ 『2
(β)   <B−81)} ・・・(2) ×(低)=(f+(α)  (A’−A+  ))( 
 fz (β’)   (B’−Bフ ))・・・〈3
) ここで、A+、At  は信号高さのスレツシュホール
ド値、B I s B + ’ は異常判定基準となる
立上り幅のスレツシュホールド値である。 次いで、(2)、(3)式で算出した各負荷における面
IX(高)、X(低冫の差ΔXを次式(4)の如く取る
。 ΔX−X (高〉一X(低)・・・(4〉この処理によ
り、信号に含まれているノイズ成分を除去することがで
き、バルブの異常度合を精度良く反映した数値を得るこ
とができる。次いで、(4)式で算出した差ΔXを経験
から得られる差ΔXのffl!<経験値、異常度合の基
準値)と比較することで異常度合の判定を行うことがで
きる。この場合の経験値は、例えば劣化レベルの異なる
バルブを試験的にポンプに組込み、その劣化レベルと前
記(2)〜(4)式で算出される差ΔXの値との対応か
ら得ることができる。 例えば軽故障時の差をΔX(軽)とし、中程度の故障の
差ΔXをΔX(中)とし、大きな故障時における差ΔX
をΔX(大〉とすれば、得られた差Δ×から、例えば次
のように故障の判定ができる。ΔXくΔX〈軽〉では微
小な故障、ΔX(軽)≦ΔX〈ΔX(中〉では軽い故障
、ΔX〈中〉≦ΔxくΔX(大〉では中程度の故障、Δ
X(大)≦ΔXは重大故障と判定できる。 なお、設備によっては、常に一定の負荷で運転している
ために、負荷の異なる状態でエンベロープ信号をとり、
それら信号間で立上り波形の面積の比較ができない設備
があるる。このような設備に対しては、例えば第4図(
C)に示すように、高負荷運転時においてときどき短期
間負荷を下げて低負荷運転し、低負荷運転が連続しでい
ると仮定してその低負荷運転時の立上り波形のデータに
より面IX(低)を演算することができる。 本発明は、以上の如き知見に基づきなされたちのである
。 本発明によれば、振動信号、AE信号のエンベロープ信
号の立上り幅の長さからポンプの異常が判定できる。従
って、従来、ポンプ異常の判定のためのレベル設定では
経験を必要とし、困難さがあったが、異常診断のための
基準値が経験をあまり必要とせずに容易に設定でき、異
常診断が容易にできるようになる。 又、従来、多段構造のポンプの異常を診断する際には、
個々のポンプに独立して振動センサ等を設置しなければ
、当該ポンプ個々の異常を検出できいと共に、連動する
他のポンプからの異常信号を区別することが困難であり
、精度上の問題があった。これに対して、本発明におい
ては、AEセンサあるいは振動センサをポンプの段数に
よらず少なくとも1つ設け、その検出信号とポンプの回
転位置を比較することにより、いずれのポンプが異常が
発生したか否かを診断することができるようになる。従
って、AEセンサ、振動センサは少なくとも1つ設けれ
ばよいため、比較的簡単な構成で、精度良くいずれの段
のポンプが異常の発生したポンプかを診断することがで
きる。 又、ポンプの異常度合の判定を定量的にN度良く行うこ
とができる。従って、適切な異常個所の補修タイジング
を決定することができる。 例えば、判定された異常が軽故障状態以下の場合には、
直近で予定されている定期補修日までそのままの状態で
運転すると決定し、重故障になっている場合には、極力
早い交換時期を設定して交換等の補堪を行うといった判
断が合理的且つ正確に行えるようになり、総合的に見て
、設備の安定稼動時間を長くすることができる。
【実施例1 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。 この実!Pi4は、多段型ポンプ例えば前出第18図に
示した13段のプランジャポンプ設備とのバ/tz 7
 1J−ク(I洩)異常を診断するためのバルブリーク
診断装置である。 まず第1実施例について説明でる。この第1実施例に係
るバルブリーク診断装置は、第5図に示すように、モー
タ10の回転角に応じてパルス信号を出力するためのロ
ータリーエンコーダ26と、出力されたパルス信号を伝
達するためのパルスインタフエイス28と、前記プラン
ジャポンプ8の回転タイミングを検出するための、例え
ば当該ポンプ設備8の軸1回転で1パルス出力する近接
スイッチ30と、前記エンコーダ26及び近接スイッチ
30の出力信号から前記ポンプ設備8の回転と同期する
同期信号を出力するためのパルスヵウンタ32と、前記
ポンプ設備8の振動を検出する振動ピツクアップ34と
、当該検出振動をモニタし振動信号として出力するため
の振動モニタ36と、前記振動モニタ36から出力され
る振動信号からエンベロープ信号を生成するためのエン
ベロープ処理部38と、エンベロープ処理された信号波
形から立上り福を検出するための立上り幅検出部40と
、検出された立上り幅と前記同ffi{3号を比較して
、前記ポンプ設備8のうちのいずれの段のポンプが不良
となりバルブリークが発生したかを判定する不良バルブ
判定部42と、前記エンベロープ処理部38出力のエン
ベロープ信号から立上り波形の信号高さを算出する信号
高さ演算部44と、検出ざれた立上り幅と信号高さから
バルブの劣化度合を判定する劣化度合判定部46と、異
常バルブが判定された際の警報と劣化度合の判定結果を
出力する警報劣化度合出力部48とを備える。 この第1実施例では、前記13段のプランジャポンプ設
備8を、第18図に示すように、第1〜5段、第6〜8
段、第9〜13段の3群(A群、B群、C群)にわけて
考え、その各群毎に振動ビックアツブ34を設けてそれ
ぞれで振動を検出するようにしている。又、各段ポンプ
の下死点のタイミング番よ、例えば1→5→9→13→
6→3→10→2→7→12→4→11→8→1の順に
回ってくるようになっている。 前記エンベロープ処理部38には、入力された振動信号
から、例えば5〜40k}fzの振動信号を取り出して
エンベロープ処理する高城フィルタ(ハイパスフィルタ
)を用いることがでぎる。 なお、エンベロープ処理部38に入力する運転状態信号
は、振動信号の他、AE信号でもよく、その場合は振動
ビックアツブ34に代えて、第5図中破線で示すように
、AEセンサ35を設けて、EA信号を前記処理部38
に入力する。 次に、第1実施例の作用を説明する。 このバルブリーク診断装置においては、第6図の手順の
ように、まず、エンベロープ処理されたSvJ信号をサ
ンプリングしてデータを採取する(ステップ101)。 次いで、採取されたデータからエンベロープ信号の波形
の立上り幅を求める(ステップ103)。次いで、求め
られた立上り幅から、バルブリークが発生しているか否
かを判定し(ステップ105)、発生していた場合、バ
ルブリークがいずれの段のポンプに発生したかの識別を
行う(ステップ107)。次いで、異常が識別されたポ
ンプの異常例えば劣化の度合を判定する(ステップ10
9〉。次いで、異常の識別されたポンプの段を表示し警
報を発すると共に、その劣化度合を表示する(ステップ
111)。 この手順を更に詳しく説明する。ステップ101のデー
タ採取においては、振動ビックアツブ34で検出した振
動信号をエンベロープ処理部38でエンベロープ処理し
、その処理されたエンベロープ信号をサンプリングして
、そのサンプリングデータをアナログデジタル(A/D
)変換して立上り幅検出部40中にデータとして採取す
る。 次いでステップ103で、採取されたサンプリングデー
タからエンベロープ信号波形の立上り幅を、例えば第7
図の手順のようにして求める。 即ち、まずステップ201で前記サンプリングデータが
予め設定された閾値を超えているか否かを時間軸に沿っ
て調べる。例えばサンプリングデータが第8図に示す波
形の場合、第8図中に破線で示すramを設定して矢印
方向に調べていく。 次いで、ステップ203で、サンプリングデータが閾値
を超えている場合、その時刻を立上り時刻として記憶す
る。次いでステップ205で、サンプリングデータが閾
値以下の場合、そのデータが採取ざれた時刻を立下り時
刻{侯補として記憶する。 次いでステップ207に進み、記憶された立下り時刻候
補から予め設定した立下り許容時間γを超えて、@(l
!以下のサンプリングデータがll続して採取されたか
否かを判定する。閾値を超えてサンプリングデータが前
記立下り許容時間以内に採取された場合は、ステップ2
05に戻って再び立下り時刻候補を捜す。 一方、立下り時刻候補から次のサンプリングデ−タが立
上るまでの時間が、立下り許容時間γを超える場合には
、ステップ209に進んで、当該立下り時刻候補を立下
り時刻とする。次いでステップ211で、その立下り時
刻から前記記憶された立上り時刻までの時間を求めて立
上り幅とする。 又、ステップ105における、バルブリークがいずれの
ポンプに発生しているか否かの判定は不良バルブ判定部
42で第9図の手順に従って行う。 即ち、第9図のように、まず、求められた立上り幅がT
/13以上であるか否かを判定する(ステップ303)
。なお、このTはある段のポンプ14が下死点から次の
下死点になるまでの一周期の時間である。 泗えば、前記プランジャポンプ設備8のうち第5段のポ
ンプの吐出弁24が正常なときの立上り波形の例を第1
0図に示す。第10図では立上り幅はT/13以内にな
っており、このように各段ポンプの立上り幅がT/13
以内となっていれば、ポンプは正常であると判定でぎる
。 又、例えば第2段のポンプの吸込弁20にりークが発生
したときの立上り波形例を第11図に示す。第11図か
ら、立上り幅がT/13以上になっており、このように
い゛ずれかの段のポンプの立一ヒリ幅がT/13を超え
ていれば、該ポンプに異常が生じていると判断できる。 異常が生じていればステップ305に進む。一方、異常
が生じていなければステップ307に進む。 なお、多段型ポンプの特性によっては各段ポンプに異常
が生じたと判断する立−ヒリ幅の基準値は、各段毎に異
なるものになる。そこで、この基準値は各段ポンプに対
応したものをテーブル化して記憶しておき、各段ポンプ
当該テーブルの基準値と各段ポンプの立上り幅を比較し
て、ポンプに異常が生じたことを判定する。例えばその
基準値を第7段ポンプで4T/13、第8段ポンプで4
T/13、第6段ポンプで5T/13、第5段ポンプで
T/13、第1段ポンプで3T/13、第2段ポンプで
2T/13とすることができる。このようにして、より
一層、ポンプ異常診断の精度を向上させることができる
。 第2段のポンプの吸込弁20に異常が生じ異常状態が進
行していくと、第11図中の立上り波形は、同図中a 
−+b 4Cの方向(図の左方向〉に広がっていく。又
、前記第5段のポンプの吐出弁24に異常が出始めると
、当該第5段のタイミングから第8図の右方向に立上り
幅が広がっていく。 ステップ303の判定結果が正の場合、リークが発生し
ていると判断されるため、ステップ305に進んで、リ
ークが発生している吸込弁20又は吐出弁24がいずれ
の段のポンプ14のものかを判断する。 即ち、吸込弁20!.:おいてリークが発生する場合、
立上り幅の立下り時刻が、いずれのブランジャ18の下
死点のタイミングに一致するか否かを判定する。又、吐
出弁24については、立上り時刻がどのブランジャ18
の下死点のタイミングであるかを調べる。 ここで、各段ポンプ14のブランジャ18が下死点とな
り発生するインパルス波のエンベロープ信弓の発生タイ
ミングについて考察する。 第12図(A>は、正常時のエンベロープ信号であり、
前記13段のプランジャポンプ設備8の示している。前
記ポンプ設備8の全ブランジャについての下死点は、第
12図<8>に示すように、1→5→9→13→6→3
→10→2→7→12→4→11→8の順で回ってくる
。 A群のポンプにおいてのインパルス波の発生するタイミ
ングは、近接スイッチ30で検出する第1段ポンプのブ
ランジャの下死点を基準として、この第1段ポンプのブ
ランジャのタイミングt,は次式(5〉で、第5段のブ
ランジャのタイミングt5は次式(6)で、第3段のプ
ランジャのタイくングt3は次式(7)で、第2段のブ
ランジャのタイミングt2は次式(8〉で、第4段のブ
ランジャのタイミング【4は次式(9)で求められる。 (tsaα               ・・・ (
5)t 5−T/13  + α          
  ・・・ く 6 )ja−5T/13+α    
  ・・・ (7〉tz=7T/13+α     ・
・・(8〉ta − 1 0T/1 3+α    ・
・・(9)但し、αはインパルス波の下死点からの遅れ
である。α一〇のときインパルス波は正規の下死点のタ
イミングと一致する。 (5)〜(9〉式から、このポンプ8について一般化す
れば、第n段のプランジャでのインパルス波の発生する
タイミングtlは、次式(10)の如くとなる。 tn− {(第n段のブランジャの下死点の順−1)/T}/1
3      ・・・(10)但し、「第n段のブラン
ジャの下死点の順」は、第1のブランジャを1番目とす
る。 なお、第n段のブランジVの上死点のタイミングは、こ
の(10)式にT/2を加えたものとなる。 前記ステップ109のバルブ劣化度合の判定は、詳しく
は第13図に示す手順に基づき行う。 即ち、まず、バルブ劣化が生じたと判定ざれたポンプの
立上り幅について、立上り幅検出部40でその立上り幅
の朗間の長さを求める(ステップ401)。次いで、立
上り幅期間内の立上り波形から信号高さの平均値を算出
する(ステップ403)., 次いで、求められた立上り幅期間長さと立上り波形の信
号高さから前出(1)式で立上り波形の面積を求める(
ステップ405)。次いで、求められた面積Xを経験か
らバルブの劣化度合に応じて得られた経験値と比較して
、劣化度合の判定を行う(ステップ407)。例えば軽
故障のときの経験値を×(軽〉、中程度の故障のときの
経験値をX(中)、大きな故障のときの経験値をX(大
)として、X<X <軽〉では微細な故障、X(軽〉≦
X<X (中)では軽い故障、×(中)≦X<X(大)
では中程度の故障、×(大)≦Xでは重大な故障といっ
た判定を行う。なお、前記経験値は、例えば劣化レベル
の異なるいくつかのバルブを試験的にポンプに組込み、
面積Xの値をバルブ毎に算出して得ることができる。 正常な場合とバルブに異常が生じた場合のエンベロープ
信号の例を第14図に示す。 第14図(A>はインパルス状のエンベロープの信号で
あり、各バルプは劣化の度合は軽いあるいは劣化は生じ
ていないと判定される。 又、第14図(B)は、第2段のポンプの吸込弁20に
バルブリーク(吸込弁の異常時に相当)が生じた場合の
エンベロープ信号である。吸込弁20のリークが発生す
るのは、プランジャ18が下降して吐出している際に吸
込弁20側で機密性が悪くなり高圧の液体がリークする
状態のときである。従って、第14図(B)においては
、ブランジャ18が上死点から下死点に移動する間(吐
出中)で信号レベルが高くなり、劣化の度合も高いもの
と判定される。 又、第14図(C)は、第2段のポンプ14の吐出弁2
4にバルブリーク(吐出弁の異常時に相当)が生じた場
合のエンベロープ信号である。吐出弁24のリークが発
生するのは、プランジャ18が上昇中の吸込み中のとき
である。従って、第14図(C)においては、ピストン
が下死点から上死点に移動する間(吸込み中)で信号レ
ベルが高くなっており、劣化の度合も高いものと判定さ
れる。 又、第14図(D)は、第2段のボンプ14の吸込弁2
0と第4段のポンブ14の吸込弁20が同時にリークし
た際のエンベロープ信号である。 エンベ0−ブ信号を更に詳細に示したものを第15図(
A>、(B)に示す。第15図(A)においでは、第7
段ポンプ立上り波形が〜j上り幅の大きなものとなって
おり、当該段のポンプの吸込み弁が異常であることが判
断される。又、第15図(B)においては第1段ポンプ
の立上り波形の立上り幅が長く、当該段のポンプの吸込
み弁が異常であることが判断される。又、その異常の度
合については、第15図(8)に示す第2段ポンプの波
形に比較して、第7段ポンプはその立上り波形の面積は
大きく、異常の度合は進んぐいると判定される。これに
対して、第1段ポンプにおいては、第15図(B)に示
すように、前記第7段ポンプの立上り波形に比べてその
面積は小さいので、異常の度合は、前記第7段ポンプよ
り小さいものと判断できる。 次に第2実施例について説明する。 この第2実施例は、前記第1実施例で第5図に示すよう
な構成で立上り波形の面積と経験から得られている値と
を比較し“C劣化レベルを判定していたのに対し、第1
6図に示すような構或でエンベロープ信号に含まれるノ
イズ或分を除去し、更に精度良く劣化レベルを診断する
バルブリーク診断装置である。 第16図に示すように、この診断装置には、ロータリエ
ンコーダ26の出力信号からポンプ8の速度を検出する
速度検出部50と、当該速度からポンプの速度レベルを
求めて負荷レベルを判定する速度レベル判定部52とが
設けられ、判定された負荷レベルから、ポンプの異なる
運転状態、例えば負荷の高いレベルと低いレベル各々に
ついてエンベロープ信号の立上り波形からの異常の生じ
たポンプを判定すると共に、異常判定基準値以上の立上
り幅の朋間とその朋間における平均高さから立上り波形
の面積を演算し、当該面積に基づき劣化レベルを判定し
ようとするものである。なお、その他の構成は、前出第
5図に示した第1実施例の診断装置と同様であるため、
同様の部分に同一の番号を付してその説明は省略する。 この第2実施例に係る診断装置においては、第17図の
手順に従って診断を実行する。 即ち、まず、検出速度から速度レベルを求め、求められ
た速度レベルから負荷レベルを検出する(ステップ50
1)。次いで、負荷レベルが高いか否かを判定し(ステ
ップ503)、負荷のレベルが高い場合は、ステップ5
05に進み、低い場合はステップ507に進んで、それ
ぞれ立上り波形の面IX (ai> 、X NEt) 
’lr:tJ出(2>、(3〉式のように演算する。 次いで、これら求められた面積×(高)、×(低)の差
ΔXを前出(4)式の如く求め(ステップ509)、求
められた差ΔXを経験から得られている値と比較して、
劣化レベルの判定を行う(ステップ511)。例えば軽
故障時の差ΔXをΔX(軽)とし、中程度の故障の差Δ
XをΔX〈中〉と・し、大きな故障時における差ΔXを
ΔX(大〉とすれば、得られた差ΔXから、例えば次の
ように故障の判定ができる。ΔXくΔX(軽)では微小
な故障、ΔX(軽)≦ΔX〈ΔX(中〉では軽い故障、
ΔX(中)≦ΔXくΔX(大)では中程度の故障、ΔX
(大)≦ΔXは重大な故障と判定できる。 なお、設備によっては、常に一定の負荷で運転している
ために、負荷の異なる状態でエンベロープ信号をとり、
それら信号間で立上り波形の面積の比較ができない設備
があるが、このような設備においては、例えば前出第4
図(C)に示すように、高負荷運転時においてときどき
短時間負荷を下げて低負荷運転し、低負荷運転が連続し
ていると仮定してその低負荷運転時の立上り波形のデー
タにより面積X〈低)を演算することができる。 なお、その他の作用は前記第1実施例と同様であるので
、その詳細な説明は略する。 前記1、第2の実施例においては、13段のブランジャ
ーボンプを例示し、本発明を説明したが、本発明により
異常診断することが可能なポンプはこの種の場合限定さ
れるものではなく、他の段数、あるいは他の種類の他段
型ポンプでそれに生じる異常を診断することができる。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、管理基準レベルの
設定を経験を要することなく簡易に行うことができ、且
つ、多段構造のポンプの個々のポンプで独立してセンサ
を設置する必要はなく、精度良くいずれの段のポンプに
異常が生じたかを診断できると共に,その異常の度合を
精度良く判定できる。従って、簡易、安価な装置構成で
ポンプ異常の高精度な診断ができるという優れた効果が
得られる。 なお、発明者らの調査によれば、従来方法では閾値の決
め方が困難なため、ポンプ異常例えばポンプの弁に生じ
た異常の判定的中率は30%程度であった。又、その異
常度合の判定が非常に困難であった。これに対して、本
発明を採用して診断した結果、ポンプ異常の判定精度が
向上して90%以上の適中率が得られると共に、異常度
合の判定を定量的に行えるため、ポンプ部品の適切な交
換時期を精度良く決定できる。従って、本発明により、
高精度の診断が可能であることが理解ざれ、多段型ポン
プ設備の信頼性向上、安定した運転に多くの貢献ができ
るといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)は、本発明の原理を説明するため
のプランジャポンプの構成を模式的に示す断面図、 第2図は、同じく、ポンプから検出されるAE生波形、
エンベロープ波形の例を示す線図、第3図は、同じく、
本発明の原理を説明するためのエンベロープ信号の例を
示づ線図、第4図は、同じく、他の例を示す線図、第5
図は、本発明の第1実施例に係るバルブリーク診断装置
の構成を示すブロック図、第6図は、前記実施例の作用
を説明するためのバルブリーク識別手順を示す流れ図、 第7図は、前記手順の立上り幅を求める手順を詳細に示
す流れ図、 第8図は、エンベロープ信号の立上り幅等を説明するた
めの線図、 第9図は、立上り波の発生しているバルブを識別する手
順を詳細に示す流れ図、 第10図及び第11図は、前記ポンプの各段のエンベロ
ープ信号の例を示す線図、 第12図は、正常時のインパルス波の出るタイミングの
例を示す縮図、 第13図は、第1実施例に係る劣化レベルを判定する手
順を示す流れ図、 第14図は、同じく、正常時、異常時のエンベロープ信
号の例を示す線図、 第15図(A)、(B)は、同じく、バルブ異常を検出
した場合の立上り波形の例を示すlm図、第16図は、
本発明の第2実施例の構成を示すブロック図、 第17図は、前記第2実施例における劣化レベル判定手
段を示す流れ図、 第18図は、従来の多段型のプランジャポンプ設備の構
成例を示す側面図、 第19図は、同ポンプを詳細に示す内部構成図である。 8・・・多段型ポンプ設備、 10・・・モータ、 14・・・各段のポンプ、 18・・・ブランジャ、 20・・・吸込側バルブ(吸込弁)、 22・・・シリンダ、 24・・・吐出側バルブ〈吐出弁〉、 30・・・近接スイッチ、 32・・・ブリセットカウンタ、 34・・・振動ビックアップ、 35・・・アコースティックエミッション(AE)セン
サ、 36・・・振動モニタ、 38・・・.エンベロープ処理部、 40・・・立上り幅検出部、 42・・・不良バルブ判定部、 44・・・信号高さ演算部、 46・・・劣化度合判定部、 48・・・警報劣化度合出力部、 52・・・速度レベル判定部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のポンプが一体として作動する多段型ポンプ
    を運転する際に、 前記ポンプの作動タイミングを検出し、 ポンプの振動又はアコーステイツクエミツシヨンを検出
    し、 検出された振動又はアコーステイツクエミツシヨンのエ
    ンベロープ信号を求め、 求められたエンベロープ信号の立上りタイミングから立
    下りタイミングまでの立上り幅を求め、求められた立上
    り幅のうち異常診断基準値以上になるもののタイミング
    と検出されたポンプ作動タイミングとに基づき、いずれ
    のポンプに異常が発生したかを診断し、 求められた立上り幅のうち異常診断基準値以上になるも
    のの期間の長さと当該期間内の信号高さとを乗じ、 乗じられた結果を異常度合の基準値と比較して、異常の
    発生したと診断されたポンプの異常の度合を判定するこ
    とをことを特徴とするポンプの異常診断方法。
  2. (2)複数のポンプが一体として作動する多段型ポンプ
    を運転する際に、 前記ポンプの作動タイミングを検出し、 ポンプの振動又はアコーステイツクエミツシヨンを検出
    し、 検出された振動又はアコーステイツクエミツシヨンのエ
    ンベロープ信号を求め、 求められたエンベロープ信号の立上りタイミングから立
    下りタイミングまでの立上り幅を求め、求められた立上
    り幅のうち異常診断基準値以上になるもののタイミング
    と検出されたポンプ作動タイミングとに基づき、いずれ
    のポンプに異常が発生したかを診断し、 求められた立上り幅のうち異常診断基準値以上になるも
    のの期間の長さと当該期間内の信号高さとを乗じた値を
    、ポンプの異なる運転状態について求め、 求められた値同士の差を異常度合の基準値と比較して、
    異常の発生したと診断されたポンプの異常度合を判定す
    ることを特徴とするポンプの異常診断方法。
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