JPH03103248A

JPH03103248A - 超音波診断装置

Info

Publication number: JPH03103248A
Application number: JP1242807A
Authority: JP
Inventors: Masato Onuki; 真人大貫
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-09-18
Filing date: 1989-09-18
Publication date: 1991-04-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、生体（通常は患者）に対し超音波を送受して
超音波断層画像を得る超音波診断装置に関し、更に詳し
くは画像表示機能の向上に関する。

（従来の技術）従来、超音波診断装置は、患者の体表に超音波プローブ
を当接して、この超音波プローブにより患者に対して超
音波を送受して得られた超音波断層像データを実際の寸
法座標系で一旦記憶し、この断層像データに基づいて超
音波断層画像を作成してブラウン管表示画面上に表示す
るようにしている。また、この画像中に診断に有用な付
帯情報をも表示して診断能力向上を図るようにしてぃ？
。

第４図（ａ），（ｂ）は超音波断層画像Ｄエ，Ｄ２の一
例を示すものである。

まず、同図（ａ）に示すように拡大・縮小されていない
画像Ｄエが得られ、表示画面上に表示される。この画像
Ｄ１の中央上端には、患者の体表に超音波プローブを当
接した位置（以下「当接点」という）に相当するマーカ
Ｆ１が表示される。また画像Ｄ１の右端には、付帯情報
としてｍｍ単位で表した位置情報■■，Ｉ２が表示され
る。位置情報■、は、当接点と、画面に表示された画像
上端に対応する実際の寸法座標系における位置との距離
（本例では０．０）を示し、位置情報Ｉ２は、同じく当
接点と、画面に表示された画像下端に対応する実際の寸
法座標系における位置との距離（本例では１５．０）を
示すものである。

通常、この種の診断装置は、画像Ｄ１を拡大又は縮小す
る機能が具備されており、同図（ａ）に点線で示す範囲
は、拡大表示を希望する関心領域ＲＯＩとして任意に大
きさや位置などを指定したものである。

同図（ｂ）は、同図（ａ）の点線で示した関心領域ＲＯ
Ｉが、表示画面一杯に拡大（本例では１．６倍）表示さ
れた拡大画像Ｄ２を示すものである。この拡大画像Ｄ２
は、一旦記憶された超音波断層像データの内、関心領域
ＲＯＩに対応するデータを用いて拡大して表示されたも
のである。

拡大画像Ｄ２の右端には、関心領域ＲＯＩの実際の寸法
座標系における当接点からの距離を示すものとしてｍｍ
単位で表した位置情報Ｉ３，Ｉ４が表示される。

位置情報１３　　（２．７）は、当接点と、画面に表示
された画像上端に対応する実際の寸法座標系における位
置との距離を示し、位置情報■４（１２．３）は、同じ
く当接点（第２図（ｂ）中マーカＦ２に対応）と、画面
に表示された画像下端に対応する実際の寸法座標系にお
ける位置との距離を示している。

尚、同図（ａ），（ｂ）中Ｐ，，Ｐ２で示したのは、こ
れら画像Ｄ１，Ｄ２中に描出された臓器である。

（発明が解決しようとする課題）前記第４図（ｂ）に示すように、拡大された画像Ｄ２に
は位置情報■３，Ｉ４は表示されているものの、一目で
描出された臓器Ｐ２の大きさを把握でない。このため、
例えば臓器Ｐ．，Ｐ２が肥大してても見逃すおそれがあ
った。

また、臓器ＰＩ，Ｐ２の大きさを把握しようとする場合
は、位置情報■４である１２．３ｍｍから位置情報■３
である２．７ｍｍを減算して画像Ｄ２、の縦の長さ（　
９　．　　６　ｍｍ）を知ることにより把握していたた
め、即座に大きさを判断することはできない。このため
診断効率が悪いという問題があった。

そこで本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、
画像表示機能を向上させることにより診断効率向上を図
ることのできる超音波診断装置を提供することを目的と
している。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、超音波断層像デー
タを生体の体表と超音波プローブとの当接点を原点とす
る実際の寸法座標系で記憶する記憶手段と、前記断層像
データに基づく断層画像を表示する表示手段とを有する
超音波診断装置において、前記断層画像上で指定された
関心領域及びこの関心領域を拡大表示するために設定さ
れた拡大率情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された
断層像データの内、前記関心領域に対応するデータを用
いて前記関心領域を拡大した拡大画像を前記表示手段に
表示すると共に、この拡大画像中に前記関心領域の前記
寸法座標系における実際の大きさが認識容易な大きさ情
報をも表示するよう前記表示手段を制御する制御手段を
有することを特徴としたものである。

（作　用）以下に上記構或の装置の作用を説明する。

この装置の超音波プローブを生体の体表に当接して、こ
の超音波プローブにより生体に対して超音波を送受する
と、超音波断層像データが得られ、記憶手段は、断層像
データを記憶する。表示手段は、この断層像データに基
づく断層画像を表示する。次に、この断層画像上におい
て、関心領域及び関心領域の拡大率が設定される。表示
手段は、この設定された情報に基づく制御手段による制
御の下、記憶手段に記憶された断層像データの内、前記
関心領域に対応するデータを用いて前記関心領域を拡大
した拡大画像を表示すると共に、この拡大画像中に前記
関心領域の前記寸法座標系における実際の大きさが認識
容易な大きさ情報をも表示する。

（実施例）以下に本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例装置の概略のブロック図を示
すものである。

本装置は、先端に超音波振動子をアレイ状に配列して成
る超音波プローブ１と、このプローブ１に励振信号を与
えプローブ１による生体からの受波信号を後段に送出す
る送受信回路２と、この受渡信号を取り込み、生体のＢ
モード像を得るために位相検波を行う検波回路３と、こ
の検波回路３の後段に接続され実際の寸法座標系におけ
る超音波断層像データ及びこの断層像データに基づく断
層画像等の画像情報を記憶するフレームメモリを中心に
構成されたＤＳＣ　（ディジタルスキャンコンバータ）
６と、このＤＳＣ６を制御するＤＳＣ制御回路５と、前
記ＤＳＣ６から転送される画像情報を矩形状で表示する
ブラウン管ディスプレイの如き表示手段７と、前記送受
信回路２を制御する送受信制御回路４と、操作者により
関心領域ＲＯＩの指定及び画像の拡大率等の設定を行う
操作卓８と、表示画像に付帯情報を与えるよう前記表示
手段７を制御する制御手段１２とを有している。

前記制御手段ｌ２は、前記操作卓８からの設定情報に基
づいて入力処理を行う入力処理回路９と、本実施例装置
全体の動作制御を司るＣＰＵＩＯとを有している。ＣＰ
ＵＩＯは、ＤＳＣ制御回路５を制御して、入力処理回路
９により入力処理されたデータに基づいて、関心領域Ｒ
ＯＩの拡大・縮小又は、当接点からの関心領域ＲＯＩの
所定位置？での実際の寸法座標系における距離等の演算
処理を行い、この演算処理結果に基づいて関心領域ＲＯ
Ｉの拡大・縮小された画像と共に必要な付帯情報をも表
示手段７に表示するものである。

次に上記構成の作用を第２図をも参照し、関心領域ＲＯ
Ｉを拡大する場合について説明する。

生体の体表に超音波プローブ１を当接して、送受信制御
回路４の制御の下で送受信回路２は、生体のＢモード像
を得るよう超音波ブロープ１に超音波の送受波を行わせ
る。送受信回路２より後段に送出された受波信号は、検
波回路３で位相検波され、ＤＳＣ６のフレームメモリ内
に超音波断層像データとして記憶されると共に、表示手
段７のブラウン管表示画面上に第２図（ａ）に示す画像
Ｄエ，が転送表示される。

この画像Ｄ１、の右側には、情報■１■乃至Ｉ１４が表
示され、画像ＤＬ＋の上端中央には、当接点に相当する
マーカＦｉｌが表示される。情′報■■、及び情報Ｉ１
４は、第４図（ａ）に示した情報１１，Ｉ４と同様に表
示され、情報■■■は０．　　０，情報Ｉ１４？１５．
０をｍｍ単位で表している。また情報Ｉ１■は、画像Ｄ
１、の拡大率（本例では１倍）を示し、情報Ｉ１３は、
画像Ｄ１■の実際の大きさが認識容易な大きさ情報とし
て、画像Ｄ１■の縦の長さ（本例では１５．０）をｍｍ
単位で示している。尚画像Ｄエ１の中央には円形状の臓
器Ｐ１■が描出されている。

次に操作者は、表示手段７に表示された前記画像Ｄ１、
を見ながら操作卓８を操作して、第２図（ａ）に点線で
示すように関心領域ＲＯＩを設定すると共に、拡大率（
本例では１．６倍）を設定する。設定された上記入力情
報は、入力処理回路９で入力処理される。この入力処理
データに基づいて、ＣＰＵＩＯは、ＤＳＣ制御回路５を
制御しＤＳＣ６のフレームメモリに記憶されている超音
波断層像データより関心領域ＲＯＩに対応するデータを
用いて関心領域ＲＯＩの拡大処理及び所定の演算処理を
行い、第２図（ｂ）に示すように関心領域ＲＯＩが拡大
された拡大画像Ｄ２、及び必要な付帯情報を表示手段７
に表示する。

？２図（ｂ）に示す拡大画像Ｄ２■の右側には、情報１
２１乃至Ｉ２４が表示され、当接点に相当するマーカ位
置Ｆ２１は、画像Ｄ２１から上方に外れた位置になり画
像Ｄ２■に現れなくなる。情報１２１及び情報！２４は
、前記当接点（画像Ｄ２１中マーカＦ２１に相当）から
の距離（本例では情報Ｉ２１は２．７、情報Ｉ２４は１
２．３）をｍｍ単位で表し、情報Ｉ１２は、画像の拡大
率（本例では１．６倍）を表し、情報Ｔ１３は、画像の
縦の長さ（本例では９．６）をｍｍ単位で示している。

このようにして表示された拡大画像Ｄ２■の中央には、
臓器Ｐ２■が円形状に拡大されて表示される。

操作者は、画像Ｄ２■を一目見て、この臓器Ｐ２１が画
像Ｄ２１の縦の長さの約１／３の大きさと即座に把握で
き、そして、画像Ｄ２１の縦の長さは、情報Ｉ２３より
９．６ｍｍと分かり、臓器Ｐ２■の大きさは、この９．
６ｍｍの約１／３の３．２ｍｍと分かる。関心領域ＲＯ
Ｉを縮小する場合についても同様の付帯情報が表示され
るので、関心領域ＲＯＩを拡大した場合と同様の効果が
得られることはいうまで？ない。

第３図は他の表示画像Ｄ３、の例を示すものである。

第３図は第２図（ｂ）と同じ拡大率（１．６倍）で拡大
された拡大画像Ｄ３１を示すもので、中央部には臓器Ｐ
３１が描出されている。この画像Ｄ３１中には、画像Ｄ
３１の下端から超音波送受波領域の境界までの距離Ｌ１
及び画像Ｄ３１の横の長さＬ２を情報■３■で表示して
いる。このような表示形態においても第２図（ｂ）で説
明したのと同様、臓器Ｐ３１の大きさを即座に把握する
ことができる。尚第３図中Ｆ３■は、当接点に相当する
マーカ位置である。

以上、各実施例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種々
に変形実施が可能である。

例えば、画像の実際の大きさが認識容易な大きさ情報と
して、画像の縦の長さを表示するようにしたが、ｌｃｍ
等所定間隔毎の目盛りを有するスケール等を表示するよ
うにしてもよい。また、画像？矩形状に表示したが、円
形状に表示して直径の長さを表示するようにしてもよい
。

［発明の効果コ以上詳述した本発明によれば、制御手段により関心領域
の拡大画像中に、関心領域の実際の大きさが認識容易な
大きさ情報を表示するようにしているので、画像表示機
能が向上し、これにより診断効率向上を図ることのでき
る超音波診断装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の概略ブロック図、第２
図（ａ）．（ｂ）は表示画像の例を示す説明図、第３図
は他の表示画像の例を示す説明図、第４図（ａ）．（ｂ
）は従来例装置による表示画像の例を示す説明図である
。１・・・超音波プローブ、　　７・・・表示手段、１２
・・・制御手段、　　　　Ｄ，，，Ｄ２よ・・・画像、
Ｉ　１３＋　　ｒ　２３・・・大きさ情報、Ｉ１■＋　
　■２。・・・拡大率情報、　ＲＯＩ・・・関心領域。１２剥プ？ｒ吸

Claims

【特許請求の範囲】

（１）超音波断層像データを生体の体表と超音波プロー
ブとの当接点を原点とする実際の寸法座標系で記憶する
記憶手段と、前記断層像データに基づく断層画像を表示
する表示手段とを有する超音波診断装置において、前記
断層画像上で指定された関心領域及びこの関心領域を拡
大表示するために設定された拡大率情報に基づいて、前
記記憶手段に記憶された断層像データの内、前記関心領
域に対応するデータを用いて前記関心領域を拡大した拡
大画像を前記表示手段に表示すると共に、この拡大画像
中に前記関心領域の前記寸法座標系における実際の大き
さが認識容易な大きさ情報をも表示するよう前記表示手
段を制御する制御手段を有することを特徴とする超音波
診断装置。
（２）前記画像を矩形状に表示し、前記大きさ情報をこ
の画像の一辺の長さを示すものとする請求項１記載の超
音波診断装置。
（３）前記制御手段は、前記拡大画像中に前記拡大率情
報をも表示するようにした請求項１又は２記載の超音波
診断装置。