JPH0310135Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、スカートガードの下部に、該スカ
ートガードと一体にチエーンガードを形成した自
転車後輪部のスカートガードに関するものであ
る。

（従来の技術） 従来の自転車は、第３図に示すようにその後輪
部にスカートガードａを固定するとともに、自転
車のチエーン部にはスカートガードａとは別にチ
エーンガードｂを取付けるようにしていた。

（考案の解決しようとする問題点） この場合、チエーンガードｂが揺動してチエー
ン或はチエーンギヤに接触して危険であるところ
から、チエーン及びチエーンギヤの回動を妨害し
ないようにチエーンガードｂの下端部にはフツク
状の係止部を形成し、例えば第３図に示すよう
に、立パイプｃの１箇所とチエーンステーｄの２
箇所に強固に固定しなければならず、これ等は極
めて面倒な作業である。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するため、この考案ではス
カートガード本体の下端に沿つて水平部と垂下部
とからなるチエーンガードを形成するとともに、
自転車のチエーンが上記垂下部の内側にあるよう
にして上記スカートガード本体を自転車の立パイ
プとバツクホークの少なくとも上下２箇所で固定
するスカートガードを提案するものである。

（作用） 即ち、この考案では自転車のチエーンが上記垂
下部の内側にあるようにして上記スカートガード
本体を自転車の立パイプとバツクホークの少なく
とも上下２箇所で固定するようにしてあるため、
チエーンガードは第３図に示すように立パイプ、
チエーンステー等に取付けられなくても、強固に
固定され、チエーン及びチエーンギヤに接触する
ような危険性はない。

しかも、この考案ではチエーンガードをチエー
ン及びチエーンギヤの回動を妨げないように、チ
エーンステー、立パイプ等に取付ける面倒な作業
を必要としないため、自転車の組立て作業を効率
的に行なうことができる。

（実施例） 以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。

１は、この考案の一実施例を示す線材で構成さ
れたスカートガードで、２はスカートガード本体
を示す。

スカートガード本体２は前端の上方と下方にそ
れぞれ取付部３ａと３ｂを設け、後端の上方と下
方にそれぞれ取付部４ａと４ｂを設ける。

スカートガード本体２の下端に沿て、水平部５
ａと垂下部５ｂとからなるチエーンガード５をス
カートガード本体２と一体的に設ける。

上記スカートガード１は自転車の後輪部６に対
してはチエーン７がチエーンガードの垂下部５ｂ
の内側にあるようにしてスカートガード本体２の
取付部３ａと３ｂを立パイプ８の上方と下方に螺
子止めし、またスカートガード本体２の取付部４
ａと４ｂをバツクホーク９の上方と下方に螺子止
めする。

以上のように、この考案においてはスカートガ
ード本体２を自転車の後輪部６に固定してあるた
め、スカートガード本体２の下端に沿て形成され
たチエーンガード５はチエーンステー１０及び立
パイプ８に特別に取付けられなくても、揺動する
ことなく強固に固定され、チエーン７或はチエー
ンギヤ１１と接触する危険性はない。

更に、この考案ではスカートガード本体２を自
転車の後輪部６に取付けるだけで、チエーンガー
ド５が固定されるため、自転車の組立て作業を極
めて効率的に行なうことができる。

（考案の効果） 以上要するに、この考案はスカートガード本体
の下端にチエーンガードを形成するとともに、ス
カートガード本体を自転車の後輪部に取付けるも
のであり、したがつてスカートガードは特別に自
転車に取付けなくても強固に固定され、チエーン
或はチエーンギヤ等に接触する危険性もなく、ま
た自転車の組立て作業を極めて効率的に行なうこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るスカートガードの側
面図、第２図は同上のスカートガードを自転車の
後輪部に取付けた状態を示す側面図、第３図は従
来のスカートガードとチエーンガードを自転車の
後輪部の斜視図である。 図中、１はスカートガード、２はスカートガー
ド本体、５はチエーンガードを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スカートガード本体の下端に沿つて水平部と垂
   下部とからなるチエーンガードを形成するととも
   に、自転車のチエーンが上記垂下部の内側にある
   ようにして上記スカートガード本体を自転車の立
   パイプとバツクホークの少なくとも上下２箇所で
   固定するようにしたことを特徴とするスカートガ
   ード。