JPH03101107A - 電磁コンセント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はそれぞれコイルが巻回された鉄心相互を機械
的に連結・分離して磁気結合により電気的な接続を行う
電磁コンセント装置、特に電磁コンセントの一次側に設
けられ、電源を高周波交流に変換する電圧変換制御部の
放熱に関するものである。

［従来の技術］ 従来、家庭等で使用する電気製品においては、室内の壁
に設置されたコンセントに電気製品のプラグを差し込み
、電気的な接続を行っていた。かかるコンセントとプラ
グの接続はプラグの接続端子が外部に露出しているため
、環境の悪い条件、例えば浴室等の水廻りではプラグの
接続時及び接続後に感電及び漏電の危険性があり、その
ため使用電圧及び使用方法が電気用品取締法の規定によ
って限定され、使用電圧は直流では４５゛ｖ以下、交流
では３０Ｖ以下とされ、使用方法についても防水型の特
殊な構造のプラグとコンセントでなければ使用できなか
った。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように浴室等の水廻りの場所にコンセントを設置
する場合、防水型の特殊な構造のコンセントを設置し、
′それに対応したプラグを使用しても感電及び漏電のお
それは依然残るため、感電及び漏電のおそれのない安全
なコンセント及びプラグが要望されていた。

かかる要望に応えるものとして電磁コンセント装置が新
しく提案されるに至った。この電磁コンセント装置は一
次側鉄心と二次側鉄心とを切り離した分離型のトランス
が使用され、表面が絶縁部材で被覆された一次側と二次
側鉄心相互を機械的に連結・分離し、磁気結合の有無に
より、実質的に電気的な接続を行うものである。この電
磁コンセント装置の電気的な接続を行う部分は一次側鉄
心と二次側鉄心の機械的な連結部分であり、これらの鉄
心は絶縁部材で被覆しており、これら連結部分に水、湯
等の水分が付着、介在しても感電・漏電のおそれが全く
ないものである。

ところで電磁コンセント装置は電気的な接続を行うため
にいわゆる分離型のトランスが使用されるが、電磁コン
セント装置の電磁コンセントが使用される場所が例えば
浴室等の水廻りである場合には使用される電圧が電気用
品取締の規定によって低電圧に制限されることから、Ａ
ＣｌｏｏＶの商用電源がそのまま使用できず、更に磁気
結合を効率良く行い、トランスの小型化を図るために高
周波の交流が必要とされるため、商用電源を高周波の交
流に変換する電圧変換制御部が必要とされる。

この電圧変換制御部は発熱するため、その放熱が問題と
なり、殊に電圧変換制御部が電磁コンセントと共に例え
ば浴室の壁内に設置されるときには放熱スペースがなく
、充分な放熱が困難であり、長時間使用したときには電
圧変換制御部が正常に動作しなくなるおそれがあるとい
う問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、感電及び漏電のおそれのない安全な電気的接続が行
え、発熱に対して充分な放熱を行い耐久性に優れた電磁
コンセント装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る電磁コンセント装置は交流電源の電圧を
交流から直流に変換し、直流を高周波交流に変換する電
圧変換制御部と、一次側鉄心及び一次側鉄心に巻回した
電圧変換制御部の出力側と接続される一次側コイルを有
し、全体が絶縁部材で被覆されたコンセントボディと、
前記一次側鉄心と嵌合状態に接続可能な二次側鉄心と二
次側鉄心に巻回した二次側コイルを有し、全体が絶縁部
材で被覆されたコンセントキャップとからなる電磁コン
セントと、コンセントキャップの二次側コイルと接続さ
れ、交流を直流に変換するＡＣ／ＤＣ変換部と、壁内に
設置された電圧変換制御部に一面が装着され、壁表面に
設置された鏡の背面に他面が当接させられた放熱板とを
備えるように構成したものである。

［作用］ この発明においては、電磁コンセントは一次側鉄心及び
一次側鉄心に巻回した一次側コイルを有し、全体が絶縁
部材で被覆されたコンセントボディと、前記一次側鉄心
と嵌合状態に接続可能な二次側鉄心及び二次側鉄心の一
部に巻回した二次側コイルを有し、全体が絶縁部材で被
覆されたコンセントキャップとからなり、電磁コンセン
トの電気的接続はコンセントボディの絶縁部材で被覆さ
れた一次側鉄心とコンセントキャップの絶縁部祠で被覆
された二次側鉄心とを機械的に嵌合させて磁気結合をさ
せることにより行っているから、これらの連結部分に水
、湯等の水分が付着しても感電・漏電のおそれはない。

また、電磁コンセントのコンセントボディの一次側コイ
ルに接続されている電圧変換制御部に放熱板の一面が装
着され、その放熱板の他面が壁に設置された鏡の背面に
当接させられているから、電圧変換制御部が壁内に設置
されていても、電圧変換制御部の発熱は放熱板から鏡を
介して外部に放熱され、しかも鏡は電圧変換制御部の発
熱によって加熱され、曇止めがなされる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の実施例を斜め前方から見た状態の斜視図、第３図
は電磁コンセント装置のブロック図である。

図に於いて、（１）は商用電源（ＡＣｌｏｏＶ）、（２
）は商用電源（１）と接続され、電圧変換を行う電圧変
換制御部、（２ａ）は電圧変換制御部（２）の商用電源
（１）を直流に変換するＡＣ／ＤＣ変換部、（２ｂ）は
電圧変換制御部（２）のＡＣ／ＤＣ変換部（２ａ）で変
換された直流を高周波交流に変換するＤＣ／ＡＣ変換部
である。（３）は分離型のトランスとして形成された電
磁コンセント、（ｌａ）は電磁コンセント（３）のコン
セントボディで、一次側鉄心と一次側鉄心に巻回した一
次側コイルとを有し、全体が絶縁部材で被覆されて形成
されており、その一次側コイルはＤＣ／ＡＣ変換部（２
ｂ）の出力側と接続されている。（３ｂ）は電磁コンセ
ント（３）のコンセントキャップで、二次側鉄心と二次
側鉄心に巻回した二次側コイルとを有し、全体が絶縁部
材で被覆されて形成されている。この電磁コンセント（
３）はコンセントボディ（３ａ）の絶縁部材で被覆され
た一次側鉄心とコンセントキャップ（３ｂ）の絶縁部材
で被覆された二次側鉄心が嵌合状態に機械的に連結され
たとき、磁気結合がなされ、実質的な電気的接続が行わ
れ、この場合電圧変換させる交流は周波数が高いほどエ
ネルギーの伝達効率は非常に高いものとなる。（４）は
交流電圧を直流電圧に変換するＡＣ／ＤＣ変換部で、コ
ンセントキャップ（３ｂ）の二次側コイルと接続されて
いる。（５）は負荷である泡発生器で、ＡＣ／ＤＣ変換
部（４）の直流電圧が入力される。（６）は電圧変換制
御部（２）を収納している制御部収納箱、（７）は制御
部収納箱（６）の発熱面部にネジにより装着された放熱
板、（８）は浴室の壁（９）の外表面に設けられた洗面
鏡、（８ａ）は洗面鏡（８）の鏡、（８ｂ）は洗面鏡（
８）の下部に設けられた小物入れ台で、一端側に電磁コ
ンセント（３）のコンセントボディ（３ａ）が設けられ
ている。（９ａ）は壁（９）の鏡（８ａ）背面位置に設
けられた制御部設置室で、電圧変換制御部（２）を収納
している制御部収納箱（６）が設置されている。その制
御部収納箱（６）の発熱側面部に装着された放熱板（７
）の他面である表面は鏡（８ａ）の背面に当接させられ
ており、放熱板（７）の鏡（８ａ）に対する密着性を良
好にするため、シリコングリスが放熱板（７）の表面に
塗布されている。

上記のように構成された電磁コンセント装置においては
、電磁コンセント（３）のコンセントボディ（３ａ）が
洗面鏡（８）の小物入れ台（８ｂ）に設けられ、浴槽で
使用される泡発生器（５）の入力側には電磁コンセント
（３）のコンセントキャップ（３ｂ）が接続され、コン
セントボディ（３ａ）の一次側鉄心とコンセントキャッ
プ（３ｂ）の二次側鉄心が嵌合状態に機械的に連結され
て磁気結合をし、電気的な接続が行われるが、コンセン
トボディ（３ａ）の一次側鉄心とコンセントキャップ（
３ｂ）の二次側鉄心は絶縁材で被覆されているから、こ
れらの連結部分に水、湯等の水分が付着しても感電・漏
電のおそれはない。

また、電磁コンセント（３）のコンセントボディ（３ａ
）とコンセントキャップ（３ｂ）が電気的に接続され、
泡発生器（５）が負荷として使用されている場合、浴室
の壁（９）内に設置されている電圧変換制御部（２）は
発熱するが、電圧変換制御部（２）を収納している制御
部収納箱（６）の発熱側面部に装着された放熱板（７）
は壁（９）の外表面に設置された洗面鏡（８）の鏡（８
ａ）の背面に当接されているから、電圧変換制御部（２
）が壁（９）内にあっても電圧変換制御部（２）の発熱
は制御部収納箱（６）の発熱側面部を通り、放熱板（７
）から鏡（８ａ）を介して外部に放熱される。このとき
、鏡（８ａ）はその放熱によって加熱され、曇止めがな
される。

第４図はこの発明のもう一つの実施例を示す分解斜視図
である。図において、（６ａ）は制御部収納箱（６）の
発熱面部の四隅に設けられたネジ止め穴、（７ａ）は放
熱板（７）の略全面にわたって等間隔に設けられた複数
のネジ貫通穴、（１０）は放熱板固定ネジである。この
実施例は洗面鏡（８）の取り付は位置の関係で、制御部
収納箱（６）を設置する制御部設置室（９ａ）が鏡（８
ａ）の背面位置からずれて設けられた場合でも、鏡（８
ａ）の背面位置に放熱板（７）が位置決めされるように
、放熱板（７）を制御部収納箱（６）の発熱側面部に対
してずらせて装着できるようにしたものである。放熱板
固定ネジ（１０）が貫通する放熱板（７）のネジ貫通穴
（７ａ）を適宜選択して放熱板固定ネジ（ｌＯ）を制御
部収納箱（８）のネジ止め穴（６ａ）にネジ止めするこ
とにより、制御部収納箱（８）に対する放熱板（７）の
装着位置をずらせることができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、電磁コンセントの電気
的接続はそれぞれ全体が絶縁部材で被覆された一次側コ
イルを有するコンセントボディの一次側鉄心と二次側コ
イルを有するコンセントキャップの二次側鉄心とを機械
的に嵌合させて磁気結合をさせることにより行っている
ので、電磁コンセントのコンセントボディ及びコンセン
トキャップが浴室等の水田りに設置されて使用され、こ
れらの連結部分に水分が付着しても感電・漏電のおそれ
のない安全な電気的接続ができるという効果がある。ま
た、電磁コンセントのコンセントボディの一次側コイル
に接続されている電圧変換制御部に放熱板の一面が装着
され、その放熱板の他面が壁表面に設置された鏡の背面
に当接されているので、電圧変換制御部が壁内に設置さ
れたとしても、電圧変換制御部の発熱は放熱板から鏡を
介して外部に放熱され、充分な放熱効果を上げ、長時間
使用されても電圧変換制御部が壊れることはなくなり耐
久性を有し、しかも鏡は電圧変換制御部の発熱によって
加熱され、曇止めがなされるという効果も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の実施例を前面斜め方向から見た状態の斜視図、第
３図は電磁コンセント装置のブロック図、第４図はこの
発明のもう一つの実施例を示す分解斜視図である。 図において、（２）は電圧変換制御部、（７）は放熱板
、（８）は洗面鏡、（８ａ）は鏡、（９）は壁である。 なお各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　交流電源の電圧を交流から直流に交換し、直流を高周
   波交流に変換する電圧変換制御部と、一次側鉄心及び一
   次側鉄心に巻回した前記電圧変換制御部の出力側と接続
   される一次側コイルを有し、全体が絶縁部材で被覆され
   たコンセントボディと、前記一次側鉄心と嵌合状態に接
   続可能な二次側鉄心及び二次側鉄心に巻回した二次側コ
   イルを有し、全体が絶縁部材で被覆されたコンセントキ
   ャップとからなる電磁コンセントと、前記コンセントキ
   ャップの二次側コイルと接続され、交流を直流に変換す
   るＡＤ／ＤＣ変換部と、壁内に設置された電圧変換制御
   部に一面が装着され、壁表面に設置された鏡の背面に他
   面が当接された放熱板とを備えたことを特徴とする電磁
   コンセント装置。