JPH03100498A - 四酸化ルテニウムの除去方法 - Google Patents

四酸化ルテニウムの除去方法

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JPH03100498A
JPH03100498A JP23697089A JP23697089A JPH03100498A JP H03100498 A JPH03100498 A JP H03100498A JP 23697089 A JP23697089 A JP 23697089A JP 23697089 A JP23697089 A JP 23697089A JP H03100498 A JPH03100498 A JP H03100498A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高レベル放射性廃棄物のガラス固化施設等から
発生するオフガス中から四酸化ルテニウムを除去するた
めの四酸化ルテニウムの除去方法に関するものである。
[従来の技術] 高レベルの放射性廃棄物の廃棄処理においては、従来は
、放射性廃棄物をガラス原料と一緒に加熱させ、これを
格納容器内に入れてガラス固化させた状態で格納するよ
うにしている。しかし、上記放射性廃棄物中にはルテニ
ウムが含まれており、高温化すると、廃棄物中のルテニ
ウムが空気などと接触して酸化され、そのオフガス中に
放射能を有する四酸化ルテニウム(RLIα)が混入し
てしまうので、これをそのまま大気へ捨てることはでき
ず、そのため、オフガス中の四酸化ルテニウムを除去し
なければならない問題がある。
従来は、上記オフガス中の四酸化ルテニウムの除去を第
2図に一例を示す如く、スクラバー1によって行うよう
にしている。すなわち、洗浄水2を底部に貯留できるよ
うにした吸収塔3内の上部に、スプレーノズル4を配置
し、該スプレーノズル4には洗浄水2を循環ポンプ5に
より循環ライン6を経て導くようにして、該スプレーノ
ズル4から吸収塔3内に噴霧させることにより洗浄水2
を循環させることができるようにすると共に、上記吸収
塔3には、ガラス同化施設7をオフガス導入ライン8を
介し接続し、ガラス同化施設7からオフガス導入ライン
8を通して吸収塔3内に導入されるオフガスGに上記ス
プレーノズル4から噴霧される洗浄水2を接触させて、
オフガス中の四酸化ルテニウム(Ruα)を吸収除去さ
せるようにし、且つ、四酸化ルテニウムを吸収した洗浄
水2を、循環ライン6の途中から移送ライン9を介して
図示しない還元槽などに導いて処理させ、一方、吸収塔
3内で洗浄後のガスは洗浄済ライン10により排出させ
るようにしである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来のスクラバー1により四酸化ルテニ
ウムを除去する方法において、洗浄水2に塩酸−エチル
アルコール、水酸化ナトリウム等を添加すれば、四酸化
ルテニウムの吸収効率が向上することは、既に知られて
いるが、廃液処理等の問題があるため工業的利用は行わ
れていないのが実状である。したがって、従来では、洗
浄水2に上記の如き吸収率の向上が図れるようなものを
添加することなく、廃液処理が容易な水が用いられてい
るだけの水スクラバーによる除去が行われているだけで
おるため、吸収効率が悪く処理作業に長時間を要する問
題があった。
そこで、本発明は、廃液処理等の問題を起すことなく吸
収効率を向上させ、短時間にて処理作業を行うことがで
きるようにしようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、放射性廃棄物処
理設備から発生する四酸化ルテニウムを含むオフガスに
、洗浄水に過酸化水素あるいは亜硝酸ナトリウムを添加
させてなる吸収液を気液接触させ、上記オフガス中の四
酸化ルテニウムを吸収液に吸収させてオフガス中から四
酸化ルテニウムを除去することを特徴とする四酸化ルテ
ニウムの除去方法とする。
[作  用] 洗浄水に過酸化水素おるいは亜硝酸ナトリウムを添加さ
せてなる吸収液をオフガスに気液接触させると、オフガ
ス中の四酸化ルテニウムは吸収液に効率よく吸収されて
オフガス中から四酸化ルテニウムを短時間にて除去でき
ることになる。この吸収液との接触により還元作用が行
われて四酸化ルテニウムは二酸化ルテニウムとして吸収
液中に沈澱させられる。この場合、過酸化水素は自然に
分解すること、又、亜硝酸ナトリウムは放射性廃液処理
設備での工程にもともと含まれていることから、廃液処
理等の問題は起らない。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、第2図に示す
と同様にスクラバー1により四酸化ルテニウムを除去す
る方法において、洗浄水を循環させる循環ライン6の途
中に、供給弁12を備えた還元剤供給ライン13を介し
て還元剤供給装置11を接続し、循環ポンプ5により循
環ライン6を通して循環させる洗浄水に、還元剤供給装
置11から還元剤として過酸化水素(H2O2)あるい
は亜硝酸ナトリウム(NaNO2>を0.1%濃度添加
して吸収液2とし、該吸収液2′を循環ライン6よりス
プレーノズル4に導いて、該スプレーノズル4より吸収
塔3内に噴霧させることにより、ガラス同化施設7から
オフガス導入ライン8を通して吸収塔3内に導入されて
塔内を上昇するオフガスGに吸収液2を向流接触させ、
オフガス中の四酸化ルテニウムを吸収液2′に吸収させ
るようにする。
オフガス導入ライン8より吸収塔3内に導入されて該吸
収塔3内を立上がるガラス同化施設7からのオフガスG
に上記スプレーノズル4からの吸収液2′を気液接触さ
せると、オフガス中の四酸化ルテニウムを吸収液2′に
効率よく吸収させることができ、吸収液2に吸収された
四酸化ルテニウムは還元作用が行われることによって、
固体の二酸化ルテニウム(RuO2)として回収される
ことになる。上記固体の二酸化ルテニウム(RuO2>
は、液中に閉じ込め、外部へ出ないように廃棄処理する
。この際、洗浄水に過酸化水素あるいは亜硝酸ナトリウ
ムを添加させてなる吸収液2′を用いた本発明の場合は
、水単独をオフガスに接触させる場合に比して100〜
500倍吸収率を向上させることができる。したがって
、短時間の処理作業にてオフガス中から四酸化ルテニウ
ムを効率よく除去できることになる。因に、水単独の洗
浄水の場合、オフガス中の四酸化ルテニウムを90%位
しか除去できなかったが、過酸化水素又は亜硝酸ナトリ
ウムを洗浄水に添加させてなる吸収液2′を用いた場合
、オフガス中の四酸化ルテニウムを99.95%位まで
除去できた。
上記において、吸収液2′中の過酸化水素は放置してお
くと自然に分解してしまうものであり、一方、亜硝酸ナ
トリウムはガラス同化施設7の工程にもともと含まれて
いるものであるため、施設やプロセスへの影響はなく、
廃液処理等の問題は起らない。
なお、上記実施例では、オフガスGと吸収液2とを気液
接触させるために吸収液2′を噴霧させるようにした吸
収塔3を用いた場合を示したが、オフガスと吸収液2′
とが気液接触できるものであれば、あらゆる型式の気液
接触塔を採用することができること、又、実施例ではガ
ラス同化施設7で発生したオフガスGに対しての採用例
を示したが、他の方式の放射性廃棄物処理設備で発生し
たオフガスに対して採用するようにしてもよいこと、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明の四酸化ルテニウムの除去方法
によれば、洗浄水に過酸化水素あるいは亜硝酸ナトリウ
ムを添加させてなる吸収液を、四酸化ルテニウムを含む
オフガスに気液接触させて、上記オフガス中の四酸化ル
テニウムを吸収液に吸収させるようにするので、オフガ
ス中から四酸化ルテニウムを短時間にて効率よく除去す
ることができ、この際、過酸化水素は自然に分解するの
でそのまま捨てられ、亜硝酸ナトリウムはもともと廃液
処理の工程に含まれるため、廃液処理等の問題を起すこ
とがない、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の四酸化ルテニウムの除去方法の一実施
例を示す概要図、第2図は従来方法の概要図である。 1・・・スクラバー、2・・・洗浄水、2′・・・吸収
液、3・・・吸収塔、7・・・ガラス固化施設、8・・
・オフガス導入ライン、11・・・還元剤供給装置、G
・・・オフガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射性廃棄物処理設備から発生する四酸化ルテニ
    ウムを含むオフガスに、洗浄水に過酸化水素あるいは亜
    硝酸ナトリウムを添加させてなる吸収液を気液接触させ
    、上記オフガス中の四酸化ルテニウムを吸収液に吸収さ
    せてオフガス中から四酸化ルテニウムを除去することを
    特徴とする四酸化ルテニウムの除去方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2345004A (en) * 1998-12-22 2000-06-28 Aea Technology Plc Treating off-gas containing ruthenium tetroxide
JP2018103078A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 住友金属鉱山株式会社 無害化装置及び無害化方法
CN112961983A (zh) * 2021-01-28 2021-06-15 西安交通大学 一种从高放玻璃体中提取放射性核素的溶液及方法

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