JPH0310046Y2 - - Google Patents

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JPH0310046Y2
JPH0310046Y2 JP6417185U JP6417185U JPH0310046Y2 JP H0310046 Y2 JPH0310046 Y2 JP H0310046Y2 JP 6417185 U JP6417185 U JP 6417185U JP 6417185 U JP6417185 U JP 6417185U JP H0310046 Y2 JPH0310046 Y2 JP H0310046Y2
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JP
Japan
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substrate
ink
heat generating
nozzle plate
generating part
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JP6417185U
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インクジエツトプリンタのインクジ
エツトヘツドに関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来例のインクジエツトヘツドを示す
分解斜視図である。
図面において1はガラス、セラミツク等より成
る基板で、該基板1の一面には薄膜、半導体製造
等の技術により窒化タンタル等の抵抗層が形成さ
れ、その上に電気信号を加えるためのパターンと
して共通電極2、選択電極3がアルミニウム又は
ニツケル等の材料により形成され、前記抵抗層の
一部が共通電極2と選択電極3の間で露出し、発
熱部4を形成している。
また、基板1の表面には、共通電極2、選択電
極3、発熱部4を保護するために二酸化ケイ素等
の保護膜(図示省略)が形成されている。5は該
保護膜の上において各発熱部4間に形成された高
さ数μm〜数百μmの隔壁であり、各発熱部4間の
記録インクの擾乱をおさえる役目をするものであ
る。この隔壁5は、前記保護膜上にスパツタ、蒸
着等の方法により厚さ数μm程度のアルミニウム
又はニツケル等の金属層を形成し、エツチング等
の方法により所望の隔壁5のパターンとし、さら
に、無電解メツキにより前記パターン上にメツキ
を選択的に行うことにより数μm〜数百μmの高さ
の隔壁5となる。10は基板1を貫通して形成さ
れたインク供給孔である。
また、前記共通電極2、選択電極3の端部2
a,2b,3a,3bは図示省略せるフレキシブ
ル配線基板を介してここから電気信号を加えるよ
うになつている。さらに、基板1の上部の保護膜
の表面には、基板1と後述するノズル板7を接着
するための接着層8が発熱部4をとりかこんで四
方にもうけられている。該接着層8の材質として
は、ホツトメルトタイプの接着フイルムが使用さ
れている。なお、ノズル板7はニツケル、ステン
レス又は樹脂等より成り、9は該ノズル板7に設
けられたインクを吐出するための吐出口である。
次に組立てかたについて述べる。
先づ、共通電極2、選択電極3、発熱部4上に
形成された保護膜の発熱部4をとりかこんで四方
に接着剤8を形成し、次に基板1の発熱部4にイ
ンク吐出口9が対向するようにノズル板7を基板
1に合わせ、加圧し熱を加えることによつて基板
1とノズル板7とを接着層8を介して接着する。
この時、前記基板1とノズル板7の間に隔壁5の
高さに相当する空隙が形成され周囲は前記接着層
8により密閉され、記録インク室を形成する。上
記の記録インク室へは基板1の裏面よりインク供
給孔10を経てインクが供給充填される。
かくの如くして組立てられたインクジエツトヘ
ツドは、選択電極3の端部3a,3bより電気信
号を加えることにより発熱部4に熱エネルギーが
発生し、発熱部4に接触しているインク中に気泡
が発生し、発熱部4に対向するインク吐出口9よ
りインクが吐出し、図示省略せる記録紙に記録さ
せるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の如く従来のインク供給孔は発熱部を有す
る基板へ、超音波加工により形成されていた。し
かしこの形成方法で行う場合、加工ツールが基板
を貫通する際、基板がわれるという現象があり量
産性に欠け、製造コストが高くなるという問題が
あつた。又、さらに基板の面積に対し、インク供
給孔の面積のしめる割合が高く、基板上のパター
ン設計の自由度が低いという問題点が有つた。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために本考案は、インク
が吐出する吐出口が形成されたノズル板と発熱部
が形成された基板と前記ノズル板と基板とを接着
する接着層とから成るインクジエツトヘツドにお
いて、前記基板の一面に溝部を設け、該溝部から
接着層によつて形成されたノズル板と基板間の空
隙へインクを供給するものである。
〔作用〕
発熱部が形成された基板面上において、接着層
にて四方を取りかこまれ形成されるインク室内部
から、接着層の外側へ溝部を形成することによつ
て、その溝部からインクを供給するものである。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図であ
る。なお第2図の従来例と同一部分には、同一符
号を付して、詳細な説明は省略する。
本考案の実施例と従来例との相違点は基板1の
発熱部4が形成された面に設けられた従来例のイ
ンク供給孔10にかえて、共通電極2、選択電極
3をよけて、右左の発熱部4の中央にインク供給
溝6を超音波加工、エツチング等の方法により設
けた点にあります。そして、従来例の如く、接着
層8を介して基板1の発熱部4にインク吐出口9
が対向する様にノズル板7を基板1に接合し、加
圧しさらに加熱することによつて基板1とノズル
板7とを接着層8によつて接着する。この時、前
記基板1とノズル板7間に隔壁5の高さ(厚さ)
に相当する空隙が形成され、周囲は前記接着層8
により密閉され、基板1の発熱部4が形成された
面とノズル板7の裏面の間にインク室11が形成
され該インク室11へ、インク供給溝6の端部6
aから、インクが供給かれ充填される。
かくの如くして組立てられたインクジエツトヘ
ツドは、選択電極3の端部3a,3aから電気信
号を加えることによつて発熱部4に熱エネルギー
が発生し、発熱部4に接触しているインク中に気
泡が発生し、発熱部4に対向するインク吐出口9
よりインクが吐出し、図示省略せる記録紙に記録
させるようになつている。
〔考案の効果〕
前述の様に、本考案においては、インク供給溝
を発熱部が形成された面に設けたことによつて基
板面積中にしめるインクを供給するためのインク
供給溝の面積を縮小することが出来、基板面にお
ける電極パターン設計において抵抗値のラインド
ロツプ等を考慮した設計を行う自由度が広がつ
た。
又、従来の穴明け加工に比べ、溝加工としたこ
とによつて、基板割れが減少し加工時の歩留りが
向上した。さらにこのことから穴加工に比べ安価
に提供できるインクジエツトヘツドを構成できる
様に成るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインクジエツトヘツドの一実
施例の分解斜視図、第2図は従来例の分解斜視図
である。 1……基板、2……共通電極、3……選択電
極、4……発熱部、5……隔壁、6……インク供
給溝、7……ノズル板、8……接着層、9……吐
出口、10インク供給孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インクが吐出される吐出孔が形成されたノズル
    板と、発熱部が形成された基板と前記ノズル板と
    基板とを接着する接着層とから成るインクジエツ
    トヘツドにおいて、前記基板の一面に溝部を設
    け、該溝部から接着層によつて形成されたノズル
    板と基板間の空隙へインクを供給することを特徴
    とするインクジエツトヘツド。
JP6417185U 1985-05-01 1985-05-01 Expired JPH0310046Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6417185U JPH0310046Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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JP6417185U JPH0310046Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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Publication Number Publication Date
JPS61181727U JPS61181727U (ja) 1986-11-13
JPH0310046Y2 true JPH0310046Y2 (ja) 1991-03-13

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ID=30595004

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JP6417185U Expired JPH0310046Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2638780B2 (ja) * 1986-04-30 1997-08-06 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録ヘッド

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JPS61181727U (ja) 1986-11-13

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