JPH029876B2 - - Google Patents

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JPH029876B2
JPH029876B2 JP23957785A JP23957785A JPH029876B2 JP H029876 B2 JPH029876 B2 JP H029876B2 JP 23957785 A JP23957785 A JP 23957785A JP 23957785 A JP23957785 A JP 23957785A JP H029876 B2 JPH029876 B2 JP H029876B2
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Japan
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water
tank
powder
wastewater
sedimentation
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JP23957785A
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JPS62102891A (ja
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Yoshimi Sano
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は水の浄化方法、特に各種工業用水の有
機コロイドの除去、食品工業廃水の浄化、屎尿等
の清浄処理などに適して好適な浄化方法に関す
る。 <背景技術> 各種分野における水の浄化は、環境保全の一環
として重要であり、特にコロイド状の夾雑物を含
有しているようなときに、これをいかに効率よく
かつ迅速に除去して清浄化するかが大量の水を浄
化処理する上で問題となる。 極めて微細な粒子が分散している懸濁液を分離
濃縮して浄化しようとする場合に、過するのに
困難なときにはこれを沈降させる方法が考えられ
るが、微細な粒子はコロイド溶液の性質を帯びて
いるので重力による沈澱分離には時間がかかつて
迅速な処理は困難である。このような場合には一
般に凝集剤と凝集条件を求めなければならず、ま
た処理水中に凝集剤が混入し、上澄液に不必要に
イオンが含まれるので、場合によつては凝集剤を
用いなければならないこともある。 <発明の課題> 本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、迅速な処理を可能にすると共に、容易に清浄
化し得る水の浄化方法を提供することを目的とす
るものである。 <課題を達成するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の水の浄化方
法は、処理すべき水に直流電圧を加えて電解を行
ないつゝ、あるいはその直後にその水を比重1.3
以上の1種または望ましくは異なる2種以上の粉
体と混合撹拌し、その粉体との界面作用を利用し
て沈降分離を行なうようにすることを特徴とす
る。 <実施例> 以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。 図は本発明の水の浄化方法の一実施例を説明す
るための浄化装置の構成を示す。 本装置による浄化方法は、コロイド状の夾雑物
を含んだ処理すべき汚水を低電圧、低電流で電解
を行なうと共に、汚水に比重1.3以上の1種また
は異なる2種以上の粉体を加えて混合強制撹拌を
行ない、その粉体との界面作用を利用して汚水中
に含有されているコロイド状夾雑物を沈降分離し
て汚水の浄化を行なうが、これは次のような知見
に基づいている。 すなわち、まず、汚水、例えば懸濁液中の微粒
子はその媒液の種類にも関係するが、一般には正
または負に帯電していて、いわゆる電気二重層を
媒液との間に形成している。従つて、これに電界
を作用させるときは電気泳動を起こし、それぞれ
反対極側へ移動し、このときの速度は粒子の界面
動電位の大きさと、電界強度に支配される。例え
ば分散媒が水の場合、粒子の界面動電位は0.01〜
0.06V位であり、従つて泳動速度は1V/cmの電界
強度で20×10-5〜30×10-5cm/sec位である。こ
こで、液体中における粒子の重力沈降速度はスト
ークスの式で与えられるが、媒液を水としたと
き、30×10-5cm/secの沈降速度を与える粒子の
直径は、粒子の比重約3とすれば常温において
2μ位である。従つて、これより小さい粒子につ
いては電気泳動速度の方が重力による沈降速度よ
り大きくなる。また、電流を流すことによつて、
微細な粒子は凝集する場合が多いから、沈降速度
は更に促進されることとなる。従つて、汚水の浄
化に際し、懸濁液を重力沈降させるとき、これに
電界を作用させるならば粒子は重力沈降速度に電
気泳動速度が加わり、沈降速度が促進されること
になる。 更に、汚水中のコロイド状夾雑物は、フアンデ
ルワールス力によつて結合して大きなブロツクと
なる傾向を有するが、実際にはそれらの持つ電荷
が同じなので互いに反発し、水の双極子能率が大
きく各コロイドに水分子が結合して相互の距離が
フアンデルワールス力で働く限界よりも大きいた
めに微粒子のまゝ水中に遊泳することになる。 そこで、上記装置においては、電界を加えた汚
水を更に強制的に粉体と接触させ撹拌することに
より粉体とコロイド状夾雑物の界面周囲の変化を
起こしフアンデルワールス吸着力圏内への近接を
おこそうとするものである。 図に示すように、浄化装置は、処理すべき汚水
が与えられる沈降槽1と、沈降槽1の後に順次設
けられた電解槽2、強制粉体撹拌槽3及び沈降分
離槽4と、沈降分離槽4で分離した水が送り込ま
れる中間槽5と、浄化された処理水を取り出すロ
過槽6を備え、また上記強制粉体撹拌槽3からの
汚水に添加するPH調整液を供給する手段7を有し
ている。上記沈降槽1は通常の沈降槽であり、ま
た電解槽2は一般には電極板8にカーボン電極ま
たはフエライト電極を使用する。強制粉体撹拌槽
3は、電解作用を及ぼした汚水を粉体と混合させ
て強制撹拌するもので、粉体の使用は、できれば
2種以上の異なる粉体を使用するのが得策であ
り、図示の例ではこのため強制粉体撹拌槽3は第
槽3aと第槽3bとから成つている。また、
使用される粉体の条件は、比重が1.3以上で、
難溶解性であり、無機酸化物系であること等
であるが、特に2種以上の組合せとするときは、
クリンカー、アルミナスラツグ等の還元剤粉体等
と、ゼオライト、活性炭のような多孔質粉体等の
組合せが良好であつた。 次に、汚水の浄化について説明するに、まず、
汚水を通常の沈降槽1に送り、この通常の沈降槽
1で物理化学的処理を行ない、次に電解槽2に送
り電解槽2を通すようにする。ここで、汚水の量
によつて電解槽容量は変化できるが、通電するの
は2〜3Aで30V以下である。この通電された電
解槽2を通過した汚水は、更に強制粉体撹拌槽3
に流入される。この例では強制粉体撹拌槽3の第
槽3aは還元性粉体のアルミナスラツグを使用
し、第槽3bについては多孔質粉体のゼオライ
トを使用し、電解作用を及ぼした汚水にこれら比
重1.3以上の粉体を混合させて強制撹拌を行なう。 次いで、更にこの強制粉体撹拌槽3からの汚水
は沈降分離槽4へ送られるが、この場合、強制粉
体撹拌槽3から出た汚水には、その種類によりPH
調整液、例えば硫酸、苛性ソーダ等が添加され
る。このようにPH調整液を添加することにより凝
集作用が生じ、沈降分離槽4で分離が生じ、水と
沈澱物とに分離され、後者はスラツジとして排出
される。一方、沈降分離槽4で分離した水は中間
槽5を経て、更に例えば活性炭槽によるロ過槽6
に送られ、ロ過槽6を経由した水は処理水となつ
て汚水は浄化される。 このようにして、処理すべき水に直流電圧を加
えて電解を行ないつゝ、あるいはその直後にその
水に比重1.3以上の望ましくは異なる2種以上の
粉体を混合してこれと混合撹拌し、その粉体との
界面作用を利用して沈降分離を行なうことができ
る。既述したように沈降速度は促進され、汚水に
電解作用を及ぼして沈降速度を向上させることが
できると共に、電解作用を及ぼした汚水に比重
1.3以上の粉体を混合させて強制撹拌して更に沈
降速度を向上させることができるので、このよう
な両者による沈降速度の向上の連係体制によつて
処理速度の一層の向上が図れ、しかも上記方法に
おいては、汚水中に含有されているコロイド状の
夾雑物の分離は、汚水中のコロイド状夾雑物を電
解作用により変化を行なわせながら、またはその
後ただちに粉体と混合接触撹拌させることにより
表面の双極子能率を変化させて凝集させ水と完全
に分離させるものがあり、逆に後半処理を行なう
ため従来多量の電気量を使用していた電気的処理
よりも低電流、低電圧で済むという特長もあり、
産業上多大な利点を有する。 次に、以下に上記方法に従つて行なつた具体的
実験例を示す。 供与廃液としてブロイラー解体洗條廃液を用
い、実験装置は前記図に例示したものを使用し、
内容積0.8m3の電解槽に廃水を0.1m3/minで3A、
20Vで通電させた。そこから出た廃液は強制粉体
撹拌槽に注入された。ここで、第槽は60〜80メ
ツシユ(Mesh)のアルミナスラツグを、第槽
は20〜40メツシユのゼオライト含有大谷石を使用
した。第槽より出た排水は約PH5.8のために苛
性ソーダで中和すると、沈降分離槽においてやが
て混濁して無色透明な液と褐色の沈澱物とに分離
され、分離して得られた褐色の沈澱物は大きなブ
ロツクであるため充分に沈降分離槽で分離でき
た。分離した液は0.1m3/secで活性炭を用いたロ
過槽を経て処理水となり、汚水は清浄化された。
次表はこの実験結果を示すものである。
【表】 上記表の結果によれば、明らかに効果を発揮し
ていることがわかる。 なお、本発明は上記ブロイラー解体洗滌廃液の
浄化を初め、その他各種工業用水の有機コロイド
の除去、食品工業廃水の浄化、屎尿等の清浄処理
などに応用し得る。 <発明の効果> 以上のように、本発明の水の浄化方法によれ
ば、処理すべき水に電解作用を及ぼして沈降速度
を向上させることができる上、電解作用を及ぼし
た水に比重1.3以上の粉体を混合させて強制撹拌
して更に沈降速度を向上させることができ、しか
も低電圧、低電流で処理を行なうことができるの
で、処理に時間がかからず迅速な処理が可能とな
り、また効率よく容易に浄化を行なえ、各種工業
用水などの浄化に適用して有効な方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の水の浄化方法の一実施例を説明す
るための浄化装置の構成を示す図である。 図面中、1……沈降槽、2……電解槽、3……
強制粉体撹拌槽、4……沈降分離槽、5……中間
槽、6……ロ過槽、7……PH調整液供給手段、8
……電極板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 処理すべき水に直流電圧を加えて電解を行な
    いつゝ、あるいはその直後にその水を比重1.3以
    上の1種または望ましくは異なる2種以上の粉体
    と混合撹拌し、その粉体との界面作用を利用して
    沈降分離を行なうようにしたことを特徴とする水
    の浄化方法。
JP23957785A 1985-10-28 1985-10-28 水の浄化方法 Granted JPS62102891A (ja)

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JP23957785A JPS62102891A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 水の浄化方法

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JP23957785A JPS62102891A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 水の浄化方法

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JPS62102891A JPS62102891A (ja) 1987-05-13
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KR19980027107A (ko) * 1996-10-14 1998-07-15 김광호 전기분해식 오수정화장치 및 방법과 오수정화장치를 갖는 세탁기
CA2389846A1 (en) 2000-09-28 2002-04-04 Yoshiyuki Sawada Apparatus and method for purification of water
US6875347B2 (en) * 2002-12-17 2005-04-05 Elm Technologies, L.L.C. Fluid treatment system apparatus and method

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