JPH029865Y2 - - Google Patents

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JPH029865Y2
JPH029865Y2 JP1983054401U JP5440183U JPH029865Y2 JP H029865 Y2 JPH029865 Y2 JP H029865Y2 JP 1983054401 U JP1983054401 U JP 1983054401U JP 5440183 U JP5440183 U JP 5440183U JP H029865 Y2 JPH029865 Y2 JP H029865Y2
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JP
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separation
container
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separated
reaction
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JP1983054401U
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JPS59158405U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は複数個の分質が混合する被分離・反応
流体を機能材で分離・反応させる分離・反応装置
に関するものである。
〔従来技術〕
近年、優れた物質分離機能と物理化学的耐久性
を有する高分子膜が相次いで開発されるに及び、
膜分離技術が各種の分野に進出して目覚しい発展
をとげている。すなわち、海水から塩分や有機物
質などを除いて淡水を分離する造水装置や、合成
ガスの精製・酸素富化等各種の化学装置、脱脂
乳、果汁等の濃縮、大豆蛋白の精製等の食品工
業、人工腎臓などの医療関係等々、その利用分野
はきわめて広範囲にわたつている。
この種の用に供せられる機能性高分子膜は、2
種以上の物質が混合した被分離物としての流体を
吸着したのち離脱、拡散させる機能を有してお
り、この機能を発揮させる駆動力としては透析な
どの場合のように溶質分子の拡散速度差によるも
のもあるが、一般には膜の両面における圧力差に
よるものが多く、ガスの分離や造水装置などにお
いて分離を促進させるためには、50Kg/cm2程度の
高圧を必要とする。したがつて、この加圧手段が
必要になり、従来はこのために圧縮ポンプなどの
加圧装置を設けていたので装置費が嵩み、装置を
運転する動力のために多くのエネルギを消費して
いた。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、下端が開口し内部に可撓膜で2室が隔成され
た容器と、密閉状の別の容器とを機能材を介して
接続し、これら両容器を海中に対して昇降自在に
設けることにより、海水圧で被分離物の分離・反
応を促進させて海水圧の動力としての有効利用と
省エネルギおよび広大なスペースの有効利用を計
つた海水圧による分離・反応装置を提供するもの
である。以下、本考案の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
〔実施例〕
本実施例は本考案を空気からのCO2回収装置に
実施した例を示し、図はその概要構成図である。
図において、海上に浮上するプラツトホーム1上
には昇降装置の一例として示すウインチ2が搭載
されており、ウインチ2からは左右一対のワイヤ
3が、滑車4を介して垂下されている。また海中
の固定部とプラツトホーム1とは、複数個のガイ
ド部材5で連結されている。
全体を符号6で示すものは分離・反応装置本体
であつて、その加圧容器7に突設されたアーム8
には、前記ワイヤ3の下端が固定されているとと
もにバラストウエスト8aが吊下されており、前
記ワイヤ3を巻上げ巻戻しすることにより分離・
反応装置本体6全体がガイド部材5に沿い海中に
対して沈降・浮上するように構成されている。ア
ーム8が突設された加圧容器7は、中空状に形成
されて水平状の切断下端が開口されており、その
内部には、可撓性を有する可撓膜9により貯留室
10と加圧室11とが上下に隔成されている。ま
た加圧容器7の貯留室10には、バルブ12を備
え被分離・反応物を貯留室10内へ供給する供給
管13が装着されている。符号14で示すものは
分離・反応物を貯留する分離容器であつて、中空
状に形成されており、その下端開口部と加圧容器
7の上端開口部とは、連結筒15で両容器7,1
4を連通するように連結されている。加圧容器7
と連結筒15との接合開口部には貯留室10内の
被分離・反応物を分離・反応して分離・反応物を
分離容器14内へ拡散させる機能材としての分離
膜16が、開口部を閉塞するように装着されてい
る。また分離容器14の上端部にはバルブ17を
備え分離容器14内の分離・反応物を抽出する抽
出管1が装着されている。19は連結筒15を開
閉するバルブである。そして前記プラツトフオー
ム1上には分離・反応装置本体体14の浮上時に
供給管13と抽出管18とが接続される回収装置
20が設けられている。
以上のように構成された分離・反応装置の分離
動作を一例として説明する。分離・反応装置本体
6が浮上した状態で供給管13を回収装置20の
エア源に接続しバルブ12を開いて貯留室10内
へ空気を供給する。所定量貯留したのちバルブ1
2を閉めて供給管13を回収装置20から外し、
ウインチ2でワイヤ3を弛めて分離・反応装置本
体6をガイド部材5に沿つて海中へ沈降させる。
貯留室10内の空気はバルブ19が開かれた連結
筒15を通り分離膜16に吸着されてCO2が分離
されるが、加圧容器7の下端が開口されているこ
とにより、高い海水圧が可撓膜9に作用して貯留
室10内が昇圧されるので、分離膜16による分
離が捉進される。分離されたCO2は分離容器14
内に貯留される。この場合、分離容器14内に風
船状のものを設けて分離容器14内壁に接するま
でこれを空気でふくらませておき、CO2の貯留に
したがつて風船内の空気を大気中へ放出するよう
にすれば、CO2と空気を置換することができる。
また、分離容器14内を真空にしてもよい。所定
時間経過後分離・反応装置本体6をウインチ2で
浮上させて抽出管18を回収装置20に接続し、
バルブ17を開くことによりCO2を回収すること
ができる。
なお、本実施例では加圧容器7の下端部を常時
開口状にした例を示したが、この開口部に開閉自
在な遮断機構を設け、分離時にこれを急激に開く
ようにすれば、さらに分離を促進させることがで
きる。また、本実施例では分離装置本体14の昇
降装置としてウインチ2を例示したが、ホイスト
などその他の昇降装置でもよく、またワイヤ3の
巻上げ動力として海流や潮流で回転する水車やタ
ービンを利用すれば動力エネルギの節減を計るこ
とができる。さらに機能材は分離膜に限らず酸素
富化膜や反応膜でもよく、本装置は分離だけでな
くて反応器にも同様に実施することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、分離・反応装置において、下端が開口し内
部に可撓膜で2室が隔成された容器と、密閉状の
別の容器とを機能材を介して接続し、これら両容
器を海中に対し昇降自在に設けることにより、海
水圧を利用して流体の分離・反応を促進させるこ
とができ、特別な加圧装置を要することなく自然
の海水圧と広大なスペースとを有効に利用するこ
とができるので、資源、エネルギおよび設置スペ
ースを大幅に節減することができ、その効果がき
わめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る分離・反応装置の実施例を示
す概要構成図である。 2……ウインチ、6……分離・反応装置本体、
7……加圧容器、9……可撓体、10……貯留
室、11……加圧室、14……分離容器、15…
…連結筒、16……分離膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下に2室を隔成する可撓膜を内部に備え下端
    が開口された容器とこの容器の上室に内部を連通
    させて接続された容器と、前記両容器の連通部を
    閉塞するように装着された機能材と、前記両容器
    を海中に対し沈降浮上させる昇降装置とを設けた
    ことを特徴とする分離・反応装置。
JP1983054401U 1983-04-12 1983-04-12 分離・反応装置 Granted JPS59158405U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983054401U JPS59158405U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 分離・反応装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983054401U JPS59158405U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 分離・反応装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59158405U JPS59158405U (ja) 1984-10-24
JPH029865Y2 true JPH029865Y2 (ja) 1990-03-12

Family

ID=30184743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983054401U Granted JPS59158405U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 分離・反応装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59158405U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59158405U (ja) 1984-10-24

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