JPH0298185A - 光増幅装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光伝送用光増幅装置に関するものである。

［従来の技術］ 光伝送のための光増幅装置として、双方向に光増幅特性
をもつ光増幅器、たとえば半導体レーザの注入同期増幅
器あるいは共振器型または進行波型の半導体レーザ増幅
器が考えられている。

［発明が解決しようとする課題］ このように、従来の光増幅器は双方向に対して増幅特性
を有しているため、多段接続して利得をかせごうとして
も、端面残留反射率の影暮により外部で共振器が構成さ
れてしまい、そのために戻り光により光増幅器が発振し
てしまうという欠点を有している。

そこで、本発明の目的は、偏光ビームスプリッタとファ
ラデー回転子と光増幅器とを適切に配置することにより
、双方向増幅特性に起因して生じる戻り光誘起によるレ
ーザ発振という問題を解決して、一方向の光増幅を行う
ようにした光増幅装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ このような目的を達成するために、本発明は、偏光ビー
ムスプリッタと、双方向に増幅特性を有する光増幅器と
、ファラデー回転子と、偏光子と、反射ミラーとをこの
順序で縦続配置し、偏光ビームスプリッタより入射され
た入力光を光増幅器およびファラデー回転子の順序で通
過させて、入力光の偏波面を４５°回転させ、ファラデ
ー回転子からの出力光を反射ミラーを介してファラデー
回転子に再び入射させて、その入射光の偏波面をさらに
４５°回転させることにより、入力光に対して偏波面が
９０°回転した光を得、その光を光増幅器を通して偏光
ビームスプリッタに導き、偏光ビームスプリッタより光
増幅出力を取り出すようにしたことを特徴とする。

［作　用］ 本発明では、偏光ビームスプリッタと、光増幅器と、フ
ァラデー回転子と、偏光子と、反射ミラーとをこの順序
に配置し、ファラデー回転子を２度通過することにより
入力光の偏波面およびその入力光の偏波面から９０°回
転した偏波面をもつ光を各１度ずつ光増幅器に通し、こ
の光増幅器を２度通って得た光増幅出力光を偏光ビーム
スプリッタに導き、その入射端とは異なる出射端より光
出力を取り出す。その結果、偏光ビームスプリッタの入
射端から入射された入力光のみが増幅されて出射端から
出力され、この出射端から入射した光は偏光子により増
幅されず、したがって何も出力されないので、本発明光
増幅装置は一方向増幅特性を有する。このように、本発
明は、従来の技術とは、利得強度および一方向増幅とい
う点で異なる。

［実施例］ 以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例の構成を示し、ここで、１は
ボートＸに結合された入射端およびボートＹに結合され
た出射端を有する偏光ビームスプリッタ、２は双方向に
増幅特性をもち、および偏光ビームスプリッタ１の他の
一端に結合された光増幅器、３は光増幅器２に結合され
たファラデー回転子、４はファラデー回転子３に結合さ
れた偏光子、５は偏光子４に結合され、反射光を偏光子
４に戻す全反射ミラーである。

偏光ビームスプリッタ１は横偏波のみを通過し、縦偏波
は反射するように構成されている。偏光子４は横偏波よ
り＋４５°回転した偏波面のみを透過するものとする。

ボートＸから横偏波の入力光が入射されたとき、この入
力光は偏光ビームスプリッタ１を通過し、次段の光増幅
器２で増幅され、さらにその光増幅出力の偏波面はファ
ラデー回転子３によって＋４５°回転させられる。つい
で、その偏光子４を通過した光は、全反射ミラー５によ
って反射されて偏光子４に戻り、さらに再びファラデー
回転子３により偏波面が＋４５°回転されて、縦偏波の
光となる。この光はもう一度光増幅器２を通って光増幅
されてから偏光ビームスプリッタ１に導かれ、その出射
端より縦偏波の光としてボートＹに出力される。

一方、縦偏波の入力光がボートＸに入射したときには、
この入力光は偏光ビームスプリッタ１によってカットさ
れるため、ボートＹへの出力光はない。

次に、ボートＹから入力光が人力された場合を考える。

ボートＹから横偏波の入力光が人力された場合は、゛こ
の入力光は偏光ビームスプリッタ１を透過するため、ボ
ートＸへの出力はない。また、ボートＹから縦偏波の入
力光が人力された場合は、偏光ビームスプリッタ１によ
り反射されて光増幅器２で増幅される。その光増幅出力
光はファラデー回転子３に導かれ、ここで、その偏波面
が＋４５°だけ回転する。従って、この光は偏光子４を
透過することができない。すなわち、ボートＹから光が
人力された場合には、Ｘボートへの出力光は現われない
。

以上においては、偏光ビームスプリッタ１が横偏波光を
透過させ、縦偏波光を反射する場合を例にとって説明し
たが、これとは逆に、偏光ビームスプリッタ１が縦偏波
光を透過し、横偏波光を反射するとすれば、縦偏波入力
光のみが増幅されて横偏波となって出力される。

このように、本実施例では、あらかじめ定めた偏波の光
に対して一方向増幅特性を有し、しかも、光増幅器を縦
偏波の光で１回、および横偏波の光で１回透過するので
、通常の光増幅器を単体で用いる場合に比べて大きな利
得を得ることができる。

およびその入力光の偏波面より９０°回転した状態の偏
波面で各々１度ずつ光増幅器に光を通し、この光増幅器
を２度通って得た光増幅出力光を偏光ビームスプリッタ
に導き、その入射端とは異なる出射端より光出力を取り
出すことによって、偏光ビームスプリッタの入射端から
入射された入力光のみが増幅されて出射端から出力され
、この出射端から入射した光は偏光子により増幅されず
、したがって何も出力されないので、本発明光増幅装置
は特定の一方向の光しか増幅させないという利点がある
と共に、光は光増幅器を双方向にわたって２度通過する
ので、通常の光増幅器単体の場合に比較して、高利得の
光増幅を行うことができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明による光増幅装置は、偏光
ビームスプリッタと、光増幅器と、ファラデー回転子と
、偏光子と、反射ミラーとをこの順序に配置して構成さ
れており、入力光の偏波面

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光増幅装置の一実施例を示す構成
図である。 １・・・イ扁光ビームスプリッタ、 ２・・・光増幅器、 ３・・・ファラデー回転子、 ４・・・偏光子、 ５・・・全反射ミラー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）偏光ビームスプリッタと、双方向に増幅特性を有す
   る光増幅器と、ファラデー回転子と、偏光子と、反射ミ
   ラーとをこの順序で縦続配置し、前記偏光ビームスプリ
   ッタより入射された入力光を前記光増幅器および前記フ
   ァラデー回転子の順序で通過させて、前記入力光の偏波
   面を４５゜回転させ、前記ファラデー回転子からの出力
   光を前記反射ミラーを介して前記ファラデー回転子に再
   び入射させて、その入射光の偏波面をさらに４５゜回転
   させることにより、前記入力光に対して偏波面が９０゜
   回転した光を得、その光を前記光増幅器を通して前記偏
   光ビームスプリッタに導き、前記偏光ビームスプリッタ
   より光増幅出力を取り出すようにしたことを特徴とする
   光増幅装置。