JPH029780Y2 - - Google Patents

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JPH029780Y2
JPH029780Y2 JP16398784U JP16398784U JPH029780Y2 JP H029780 Y2 JPH029780 Y2 JP H029780Y2 JP 16398784 U JP16398784 U JP 16398784U JP 16398784 U JP16398784 U JP 16398784U JP H029780 Y2 JPH029780 Y2 JP H029780Y2
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JP
Japan
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model
maxillary
mandibular
articulator
organ
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JP16398784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、模型の取外しが容易に行なえる咬合
器に関するものである。
(従来の技術) 従来より、例えば第11図に示すような咬合器
が知られている。この咬合器によれば、下顎器体
aの一端部に台脚bを立設し、この台脚bの上端
部に上顎器体cを下顎器体aと対向するようにし
て着脱可能及び回動可能に取付けて構成されてい
る。
上記咬合器では、模型を固定するときには、下
顎器体a、上顎器体bの模型取付枠部d,eにピ
ンfをセツトし、該模型取付枠部d,e内に内膏
を流し込む。このとき、模型取付枠部d,eの内
周面及びピンfの外周面にワセリン等の離型剤を
塗布しておく必要がある。
しかし、下顎器体a、上顎器体c、ピンfは金
属製であり、長期間使用していると錆が生じ、模
型の取外しが困難となる問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、模型の取外しが容易に行
える咬合器を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、下顎器体の
一端部に立設した台脚の上端部に、上顎器体を下
顎器体と対向するようにして着脱可能及び回動可
能に取付けてなる咬合器において、前記下顎器体
と上顎器体を合成樹脂により形成すると共に、下
顎器体と上顎器体の模型取付枠部の一部を開閉可
能に形成し、かつ模型取付枠部の内周面に模型を
支持する突起部を形成してなることを特徴として
いる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一例を示すもので、咬合器全
体を示している。図中符号1は下顎器体、2は台
脚、3は上顎器体で、これらは合成樹脂により形
成されている。
下顎器体1の一端部(図面左側)に一対の台脚
2,2が一体に立設されていて、該台脚2,2の
上端部に上顎器体3が下顎器体1と対向するよう
にして着脱可能及び回動可能に取付けられてい
る。
第2図は下顎器体1を示している。同図による
と、模型取付枠部4の前部中央4aは開閉可能に
なつていて、左右に開くことができる。この前部
中央4aには突片5,5が設けられていて、該突
片5,5に模型取付枠部4の外周面に紐片6を介
して連結した筒状の止部材7を嵌挿することによ
り前部中央4aが閉じられる。
模型取付枠部4の前部と後部の内周面には模型
Aを支持する突起部8,8,9が設けられてい
る。これら突起部8,8,9には、第3図に示す
ように、傾斜面8a,8a,9aが設けられてい
て、模型Aを第1図に示す矢印C方向に引出すと
きに容易に外れるようになつている。
また、模型取付枠部4の左右部の内周面には、
縦溝10,10が形成されている。この縦溝1
0,10は第4図に示すように底部がテーパー状
に傾斜している。縦溝10,10が形成された部
分は他の部分よりも肉薄で、前部中央4aを開く
ときに、屈曲点となる。
第5図は上顎器体3を示している。同図による
と下顎器体1の場合と同様に、模型取付枠部11
の前部中央11aが開閉可能になつていて、左右
に開くことができる。この前部中央11aにも突
片12,12が設けられていて、該突片12,1
2に模型取付枠部11の外周面に紐片13を介し
て連結した筒状の止部材14を嵌挿することによ
り前部中央11aが閉じられる。
模型取付枠部11の前部と後部の内周面にも模
型Bを支持する突起部15,15,16が設けら
れている。これら突起部15,15,16には、
第6図に示すように、傾斜面15a,15a,1
6aが設けられていて、模型Bを第1図に示す矢
印D方向に引出すときに容易に外れるようになつ
ている。
また、模型取付枠部11の左右部の内周面に
も、縦溝17,17が形成されている。この縦溝
17,17も第7図に示すように底部がテーパー
状に傾斜している。縦溝17,17が形成された
部分は他の部分よりも肉薄で、前部中央11aを
開くときに屈曲点となる。
台脚2の上端部2には、上顎器体3の模型取付
枠部11に連設した支持軸19を着脱可能及び回
転可能に支持する支持部18が設けられている。
この支持部18には、第8a,b図に詳細に示す
ように、矢状顆路20が設けられていると共に、
該矢状顆路20を開閉する係止片21が設けられ
ている。上顎器体3を台脚2から外すときには、
第8図bに示すように、係止片21をヒンジ21
aを介して倒して矢状顆路20を開く。
また、台脚2には、第9図に示すように、手の
指に合致した窪み22が複数個形成されていて、
技工操作に際し台脚2を握持しやすいようになつ
ている。
なお、上顎器体3には第5図に示すように高さ
調整ネジ23が設けられていて、該調整ネジ23
を回動操作することにより第10図に示すように
上顎器体3が回動して高さ調整が行われる。
また、台脚2,2の上端部間には、第2図に示
すように上顎器体3をガタのない状態で取付ける
ためのバネ片24が設けられている。
次に上記実施例の作用を説明する。
模型A,Bを取付けるときには、模型取付枠部
4,11内に石膏を流し込む。このとき、模型取
付枠部4,11の内周面にワセリを塗る必要はな
い。石膏が固まると、突起部8,8,9,15,
15,16が石膏内に埋まるため、模型A,Bは
模型取付枠部4,11に固定され、技工操作に際
し外れるおそれがない。
技工操作が終了して模型を外すときには、止部
材7,14を外して、模型取付枠部4,11の前
部中央4a,11aを開く。このとき、縦溝1
0,17が形成された部分が屈曲点となつて容易
に開くことができる。模型Aは第1図に示す矢印
C方向に、また模型Bは同図に示す矢印D方向に
引出して模型取付枠部4,11から容易に外すこ
とができる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、下顎器体
と上顎器体を合成樹脂により形成したので、模型
を取付ける際、いちいちワセリン等の離型剤を塗
布する必要がなく、また模型取付枠部の一部を開
閉可能としたので、模型の取外しが容易に行な
え、さらに模型取付枠部の内周面に突起部を設け
たので金属ピンを用いるようなことをしなくても
技工操作中に模型が外れるおそれがない。
したがつて、本考案によれば、技工操作を能率
良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一例を示し、第1図は全体の側
面図、第2図は下顎器体の平面図、第3図は下顎
器体の模型取付部の一部省略断面図、第4図は同
模型取付部の縦溝部分の断面図、第5図は上顎器
体の平面図、第6図は上顎器体の模型取付部の一
部省略断面図、第7図は同模型取付部の縦溝部分
の断面図、第8図aは支持部の側面図、同図bは
同支持部の係止片を倒した状態の側面図、第9図
は台脚の部分正面図、第10図は高さ調整ネジの
側面図、第11図は従来の咬合器の斜視図であ
る。 1……下顎器体、2……台脚、3……上顎器
体、4,11……模型取付枠部、4a,11a…
…前部中央、8,9,15,16……突起部、
A,B……模型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下顎器体の一端部に立設した台脚の上端部に、
    上顎器体を下顎器体と対向するようにして着脱可
    能及び回動可能に取付けてなる咬合器において、
    前記下顎器体と上顎器体を合成樹脂により形成す
    ると共に、下顎器体と上顎器体の模型取付枠部の
    一部を開閉可能に形成し、かつ模型取付枠部の内
    周面に模型を支持する突起部を設けてなることを
    特徴とする咬合器。
JP16398784U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH029780Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16398784U JPH029780Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16398784U JPH029780Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180012U JPS6180012U (ja) 1986-05-28
JPH029780Y2 true JPH029780Y2 (ja) 1990-03-12

Family

ID=30721852

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JP16398784U Expired JPH029780Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JPS6180012U (ja) 1986-05-28

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