JPH0297714A - 磁気浮上体の制御装置 - Google Patents

磁気浮上体の制御装置

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JPH0297714A
JPH0297714A JP25040288A JP25040288A JPH0297714A JP H0297714 A JPH0297714 A JP H0297714A JP 25040288 A JP25040288 A JP 25040288A JP 25040288 A JP25040288 A JP 25040288A JP H0297714 A JPH0297714 A JP H0297714A
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    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0444Details of devices to control the actuation of the electromagnets

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、工作機械の磁気軸受型スピンドルのロータあ
るいは磁気浮上搬送装置の搬送浮上体等のように磁力に
より浮上保持される磁気浮上体の制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、磁気浮上体(以下「浮上体」という)の浮上位置
制御としては、位置センサからの検出信号をフィードバ
ックして行なわれている。
例えば、磁気軸受型スピンドルのロータの場合は、ロー
タの長手方向の2箇所を電磁石の磁力により浮上保持す
るとともに、その浮上位置を位置センサにより検出し、
この位置センサの検出信号をブリッジ回路その他の処理
回路で処理し、ロータが所定の基準位置(目標位置)に
浮上保持されるように電磁石の励磁電流が制御されてい
る。
また、この制御においては、ロータの平行状態と傾斜状
態とをそれぞれ別々に制御するところの、平行モード制
御および傾斜モード制御とを分別して制御することも行
なわれている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の浮上体の制御装置においては
、フィードバック制御により浮上体が所定位置に浮上保
持されるように構成されているが、途中で浮上体の一部
分または全体の重量等が変化すると制御系の補償条件が
崩れ、浮上状態が不安定になる欠点があった。
例えば、工作機械のロータの場合、そのロータ先端に取
付けられている砥石あるいは刃物等の工具が交換された
場合、ロータの重心位置、質量。
慣性モーメント平行力および傾斜力が変化するため、制
御系の補償条件が崩れ、浮上状態が不安定となって動剛
性が低下する等の不具合が生ずることがあった。
また、磁気浮上搬送装置の搬送の場合も、搬送物重量の
変化または搬送アームの交換等により搬送浮上体の重量
が変化して上述のような不具合が発生することがあった
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであ
って、その構成は工作機械の磁気軸受型スピンドルのロ
ータあるいは磁気浮上搬送装置の搬送浮上体等の電磁石
により浮上保持される磁気浮上体と、該磁気浮上体の浮
上位置を検出する位置センサと、該位置センサの検出し
た検出信号を処理してフィードバック制御する制御手段
とからなり、該制御手段により前記電磁石の励磁電流を
調整して磁気浮上体を所定位置に浮上保持させるように
した磁気浮上体の制御装置において、前記制御手段には
前記磁気浮上体の一部分または全体の重量が変化したと
き、その重量を基に磁気浮上体の質量、慣性モーメント
または重心位置のいずれか一つ以上を演算し、かっこの
演算結果により前記制御手段のゲイン増減量を演算する
演算手段が付加されているとともに、該演算手段からの
ゲイン増加信号またはゲイン減少信号により前記磁気浮
上体の制御条件を補正する補正回路が設けられているこ
とを特徴とするものであり、また、前記制御手段には前
記磁気浮上体の一部分または全体の重量が変化したとき
、その重量を基に磁気浮上体の質量、慣性モーメントま
たは重心位置のいずれか一つ以上を演算し、かつこの演
算結果により前記制御手段のゲイン増減量を演算する演
算手段が付加されているとともに、該演算手段からのゲ
イン増加信号またはゲイン減少信号により前記磁気浮上
体の制御条件を補正する補正回路が設けられていること
を特徴とするものである。
(作用) 本発明では、浮上体の質量、慣性モーメントおよび重心
位置が変化したときはその変化に応じて制御手段の制御
ゲインが補正され、変化後の値で浮上制御される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明装置の第1の実施例(請求項1に係る
発明)の概略構成を示すブロック図であって、aは浮上
体としてのロータ1を備えた工作機械のスピンドルであ
る。このロータ1の一端には工具としての砥石が着脱自
在に設けられているとともに、前輪電磁石3a、3bお
よび後軸電磁石4a、4bによりロータ1の半径方向が
浮」二保持されている。
ロータlの半径方向位置は前軸および後軸電磁石3a、
3bおよび4a、4bに隣接して設けられた前軸位置セ
ンサ5a、5bおよび後軸位置センサ6 a *  6
bにより検出され、その検出信号は後述の制御手段へ送
出されている。
ロータ1の軸方向の軸受は、ロータ1に設けられたリン
グ部材1゛を電磁石7a〜7dの磁力により浮上保持し
て行なわれ、この浮上保持力の調整は位置センサ8a、
8bによりリング部材1′の位置を検出し、この検出信
号を図示しない制御手段によりフィードバック制御して
行なわれている。
ロータ1の回転は誘導コイル9により行なわれている。
すなわち、この誘導コイル9は図示しない駆動手段によ
り回転磁界を発生し、回転子としてのロータ1を所定回
転数で回転するように構成されている。
bは制御手段であって、その基本構成はロータ1の浮上
状態を平行モードと傾斜モードに分別するための平行モ
ード処理系路A、傾斜モード処理系路B、およびこれら
画処理系路A、 8間に接続されているクロス処理系路
C,D、 E、 Fから構成されている。
平行モード処理系路Aおよび傾斜モード処理系路Bには
それぞれ前軸位置センサ5a、5bおよび後軸位置セン
サ6a、6bの位置信号を処理する位置処理回路10a
、10b、平行モード制御回路11.傾斜モード制御回
路12およびこれら両制御回路11.12からの出力信
号を基に各電磁石3a〜4bへ励磁電流を供給する駆動
回路13a〜13dが設けられているとともに、各処理
系路A−Fに補正回路としての後述する乗算回路が設け
られている。
Cは演算手段であって、物理定数演算回路30およびゲ
イン増減量演算回路31から構成され、これらはOPア
ンプ等の組合せからなるアナログ回路により構成しても
よく、またCPU、ROM。
RAM等の組合せからなるディジタル回路により構成し
てもよい。そしてこの演算手段Cは、工具交換等により
ロータ1の重量が変化した際に、上述の制御手段すの各
乗算回路14〜21へその変化に相当する信号を送出す
るように構成されている。
ここで、本実施例の動作を説明する前に第2図を参照し
て浮上体重量変化に伴う重心位置変化。
傾斜角、平行力および傾斜力変化を説明する。
今、工具変換前のロータ1は、前軸センサ5a。
5bによりその位置はd、と検出され、一方後軸センサ
6a、6bによりその位置はd2と検出され、ている。
また、ロータ1の重心位置Gは前軸側(前軸位置センサ
5a、5b側)より!、および後軸側(後軸位置センサ
6a、6b)より!2の位置にあるものとする。
ところで、工具(砥石2)が交換されると、交換前の工
具とその工具の重量の差により、重心位置がG (、g
+ 、 i!、2)からG −(、g −+ 、 l 
−2)へ変化する。この変化により、重心移動量は当初
の重心移動量doからd−Oに変化する。これら重心移
動量(ロータの動きに伴う移動量)は実線と破線のベク
トルで図示されており、これらは下式に示す式によって
表わすことができる。
d−。
また、傾斜角θ″は下式により示される。
さらに、ステイナーの定理より工具取付は後のロータ1
の傾斜方向の慣性モーメントJ゛はJ−=J+Mfo2
+J v+m、gr2(Jはロータだけの慣性モーメン
ト、Mはロータだけの重量、Jtは工具の慣性モーメン
ト、mは工具の重量、lTは工具の重心とロータ1の重
心G゛との距離)の式から求めることができる。
また、第2図(Fl)、  (F2)で示されるように
、ロータ1の前軸位置センサ5a、5b側にはF+(前
軸平行力)の平行力が働き、後軸位置センサ6a、6b
側にはF2  (後軸平行力)の平行力が働いており、
したがって総合の平行力F。
はFo!F、+F2で示すことができる。
一方、ロータ1の傾斜力は、ロータ1が工具交換なしの
当初においてはその傾斜力T。はT。=F+、t!+ 
 F2i!、2で表わされる(ただし、電磁石とセンサ
は重心から等距離にあるものとする)。
このため、 および後軸平行力 が導かれる。
ところで、工具交換のためロータ1の重心がG′に変化
した場合、上述の傾斜力T。はT′に変化する。この傾
斜力T′はT−=F、、g−、−F2 i!、−2に変
化する。この式はT−=F、、g−−(Fo  F+)
、e−tと変形することができ、これからFlが導かれ
、同様にしてF2が導かれ、さらに12− + +J2
−2 =1 + +1!、2を代入して下式が得られる
・・・(4) ・・・ (5) したがって、演算手段Cの物理定数演算回路30は、こ
こにロータ1の初期値としての物理定数である重量M、
慣性モーメントJ2重心位置G<1 + +1! 2 
)および工具重心位置を設定しておき、工具交換の際、
その工具の重量mを物理定数演算回路30に可変抵抗器
等の人力手段により人力すれば、その工具の重量mに相
当する物理定数のM−、J=および!0が上述の関係式
に従ってゲイン増減量演算回路31に出力することがで
きる。
なお、一般に工具の慣性モーメントは小さいため、ここ
では省略したが慣性モーメントの大きな工具を用いる場
合はさらに慣性モーメントの人力を追加すればよい。ま
た、工具重心位置も一般に大きく変化することがないた
め初期値として設定したが、大きく変化する場合にはさ
らに工具重心位置の入力を追加すればよい。
上述の構成からなる本実施例の制御動作のうち、まず重
心位置変化、傾斜角、質量変化および慣性モーメント変
化について説明する。
まず、砥石2が交換されない場合は、適正な制御条件で
浮上保持される。すなわち、物理定数演算回路30から
出力される各出力信号M−,J−および12o (、g
−+、、e−2)に相当する各出力の変化はなく、重心
位置G(所定の前軸距離!1゜後軸距離12)、前軸位
置d l r後軸位置d2+質ff1Mおよび慣性モー
メントJを基に所定の基準位置になるようにフィードバ
ック制御される。つまり、この場合は従来と同様に、両
位置処理回路10a、10bからの位置信号(d I/
 (、g+ +i、2)、d2/ (、g+ +62)
)は平行モード処理系路A、傾斜モード処理系路B、l
記両処理系路A、  Bと減算回路22.23により接
続されるクロス処理系路C,Fおよび上記画処理系路A
Bと加算回路24.25により接続されるクロス処理系
路り、  Fにより平行モードと傾斜モードとに分別さ
れて制御される。この際、平行モード処理系路Aおよび
傾斜モード処理系路Bに設けられている平行モード制御
回路11および傾斜モード制御回路12は、制御信号を
安定に保持するように信号処理し、これにより各電磁石
3a〜4bの駆動回路13a〜13dを介して励磁電流
が制御される。
ところで、工具が交換されたときは、その交換された工
具の重f1mが物理定数演算回路30に人力される。こ
れにより、ここからその重量mに相当するM−、J−お
よびio (、e−+、、e−2)の各物理定数がゲイ
ン増減量演算回路31へ送出される。
このため、ゲイン増減量演算回路31からは質量の変化
(M′)に相当する出力信号が送出されるが、この変化
は平行モード制御にのみ影響を与えるので、これを平行
モード制御回路11の前段に設けである補正回路の乗算
回路14.19に送出し、ここでこの質量変化に伴う制
御ゲインが調整される。
また、ゲイン増減量演算回路31からは慣性モーメント
の変化(J′)に相当する出力信号が送出されるが、こ
の変化は傾斜モード制御にのみ影響を与えるので、これ
を傾斜モード制御回路12の前段に設けられている補正
回路の乗算回路16゜18に送出し、ここでこの慣性モ
ーメント変化に伴う制御ゲインか調整される。
さらに、ゲイン増減量演算回路31からは重心位置の変
化分1. o (、g −+ 、 !!、 −2)に相
当する出力信号が送出されるが、これらは平行モード制
御回路11の前後に設けられた補正回路としての乗算回
路14.15およびクロス処理系路り、  Eに設けら
れた乗算回路19.20に人力される。
したがって、乗算回路14からは位置検出回路10aか
らd+ / (、g+ +i2)に相当する出力が得ら
れているため(d+、e”2):/ (、g++乏2)
相当の出力信号が得られ、また乗算回路19からは位置
検出回路10aからd2 / (i!、+ +12)に
相当する出力が得られているため(d2.g−+ )/
 (、e+ +12)相当の出力信号が得られる。これ
ら出力信号は平行モード制御回路11の前段に設けられ
た加算回路24で加算処理されることにより上述の(2
)式で示される新たな重心位置G′の制御ゲイン出力が
なされる。
一方、傾斜角θ−は、位置検出回路10aの出力がクロ
ス処理系路Cの乗算回路18を介して傾斜モード処理系
路Bの加算器22に入力されるので、この減算回路22
からは上述の(3)式で示される傾斜角−θ′が出力さ
れる。
次に平行力および傾斜力の制御動作について説明する。
この制御動作は平行モード制御回路11の後段の乗算回
路15およびクロス処理系路Eに設けられた乗算回路2
0でゲイン制御される。
すなわち、平行モード制御回路11の後段の乗算回路1
5に工具交換後の重心位置変化分(l′1)に相当する
出力を入力することにより、またクロス処理系路Fの乗
算回路20に工具交換後の重心位置変化分(、g −2
)に相当する出力を入力することにより各モード制御処
理系路A、  Bに設けられた減算回路23および加算
回路25から上記(4)および(5)に相当する平行力
および傾斜力の制御ゲインが得られる。これにより各駆
動回路13a〜13dは各電磁石3a、  3b、 4
a。
4bに励磁電流が供給されてロータ1の浮上位置が制御
される。
なお、上述の説明では特定の乗算回路(図示の入力信号
(l′2等)の付加された回路)にのみゲイン増減信号
が入力されるようにしたが、これは説明の便宜のためで
あって、各乗算回路14〜21ヘゲイン増減信号を入力
し、ロータ1を所定の制御条件へ浮上保持させるように
してもよいことは勿論である。
以上のように、本実施例においては工具交換時に演算手
段Cからその工具重量に対応した質量。
慣性モーメントおよび重心位置が変化したとき、これを
補正するように制御ゲインが調整されるので、制御手段
すではその入力に基づいてロータ1の制御条件が補正さ
れ、そのロータ1の真の質量。
慣性モーメントおよび重心位置により制御される。
したがって、ロータ1は適正な制御条件に保持されるた
め、安定した所定の剛性力を備えた浮」二保持力が得ら
れる。
第3図および第4図は本発明装置の第2の実施例(請求
項2に係る発明)に係るもので、上述の第1実施例では
工具交換時に工具重量mを演算手段Cに人力するように
したが、本実施例ではこれを省略できるようにしたもの
である。
すなわち、本実施例では工具交換時に工作作業に先立ち
工具の交換されたロータ1を強制的に振動させ、その振
動の状態から質量、慣性モーメントおよび重心位置を検
出するようにしたものである。
このため、第1実施例の物理定数演算回路30の代わり
に、発振回路(OSC)40.検波回路41および制御
回路42を設け、一方制御手段bの傾斜モード制御回路
12の前段に加算回路26を設けてこれに03C40の
発振信号を入力するようにし、さらに平行モード制御回
路11の前段から検波回路41へ検出信号を入力するよ
うに構成している。
以上の構成からなる本実施例の動作を第4図のフローチ
ャートを参照して説明する。
まず、スピンドルa(第3図は第1図のスピンドルaの
部分が省略して示されている)が駆動開始されると、ロ
ータ1が浮上される(ステップ100)。この場合、工
具交換がなければ工作作業が開始されるが(ステップ1
02否定)、工具交換が行なわれたときにはロータ1の
浮」二目標位置を変更するためリセットボタン(図示せ
ず)が押される(ステップ102肯定、104)。
リセットボタンが押されると一定時間08C40が発振
しくステップ106)、この発振信号が加算器26に供
給されると傾斜モード制御回路12が発振してロータ1
を振動させる。
この傾斜モードの振動においてロータ1が初期重心位置
G(第2図参照)であれば平行モードは影響を受けない
が、工具交換によってその重心位置がG′に変わったと
きにその変位(、eo)に比例した分だけ振動を発生す
る。そこで本実施例ではこの振動は検波回路41で検出
するようになっている。
したがって、検波回路41は08C40からタイミング
信号を受けるとともに、平行モード処理系路AとDを加
算した信号から発振信号を受けるとその信号を検波処理
して制御回路42に送出する。
制御回路42では検波回路41から受けた信号を処理し
てゲイン増減量演算回路31へ送出する。
このゲイン増減量演算回路31からは各乗算回路14〜
21へ出力してクロス比例制御を行ない(ステップ10
8)、このクロス比例制御の割合を変化させて平行モー
ド処理系路Aがバランスのとれた状態、すなわち発振し
ない状態を検出してそのときの制御ゲインを保持する(
ステップ110肯定、112)。
次いで、08C40の駆動を止め、」−配所たな制御ゲ
インで制御手段すを作動させて工作作業が開始され、再
び工具交換が行なわれたときは再びステップ104に戻
り(ステップ116,118肯定)、作業終了まで上述
の工程が繰り返えされる(ステップ118否定、120
)。
以上の実施例においては、工具交換時にその重量を人力
するという手間が省略でき、工作作業性を一段と高める
ことができる。
なお、上述の実施例では浮上体としてロータの例を示し
たが、これを磁気浮」二様送装置の搬送浮上体としても
よい。また、浮上体の質量、慣性モーメントおよび重心
位置で制御ゲインを調整するようにしたが、このうちの
いずれか1つまたは2つで簡易に制御するようにしても
よい。
また、平行および傾斜モードに分離せずに独立して制御
する場合においても、同様に浮上体の質量、慣性モーメ
ントおよび重心位置に対する制御条件の補正を行なうこ
とができることは勿論である。
(効果) 本発明は、工具等が交換されて浮」一体の質量。
慣性モーメントまたは重心位置が変化したとき、その変
化分を補正するように制御ゲインが調整されるので、制
御手段はその浮上体の真の質量、慣性モーメントあるい
は重心位置を基に制御される。
このため浮上体は適正な制御条件に保持されるため、安
定した所定の剛性力あるいは浮」二保持力で浮上保持さ
れる効果を有することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の第1実施例の概略構成を示すブロ
ック図、第2図は浮上体の重心位置の関係を示す説明図
、第3図は本発明装置の第2実施例の概!lI2!措成
を示すブロック図および第4図はそのフローチャートで
ある。 1・・・ロータ(磁気浮上体) 2・・・砥石(工具) 3a、3b、4a、4b・・・電磁石 5a、5b、6a、6b−・−位置センサ10a、10
b・・・位置検出回路 11・・・平行モード制御回路 12・・・傾斜モード制御回路 13a〜13d・・・駆動回路 a・・・スピンドル b・・・制御手段 C・・・演算手段 特許出願人  セイコー精機株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、工作機械の磁気軸受型スピンドルのロータあるいは
    磁気浮上搬送装置の搬送浮上体等の電磁石により浮上保
    持される磁気浮上体と、該磁気浮上体の浮上位置を検出
    する位置センサと、該位置センサの検出した検出信号を
    処理してフィードバック制御する制御手段とからなり、
    該制御手段により前記電磁石の励磁電流を調整して磁気
    浮上体を所定位置に浮上保持させるようにした磁気浮上
    体の制御装置において、 前記制御手段には前記磁気浮上体の一部分または全体の
    重量が変化したとき、その重量を基に磁気浮上体の質量
    、慣性モーメントまたは重心位置のいずれか一つ以上を
    演算し、かつこの演算結果により前記制御手段のゲイン
    増減量を演算する演算手段が付加されているとともに、
    該演算手段からのゲイン増加信号またはゲイン減少信号
    により前記磁気浮上体の制御条件を補正する補正回路が
    設けられていることを特徴とする磁気浮上体の制御装置
    。 2、請求項1記載の磁気浮上体の制御装置において、 前記制御手段には前記磁気浮上体の一部分または全体の
    重量が変化したとき、その磁気浮上体を強制振動させて
    振動状態を検出し、その検出結果により前記制御手段の
    ゲイン増減量を演算する演算手段が付加されているとと
    もに、該演算手段からのゲイン増加信号またはゲイン減
    少信号により前記磁気浮上体の制御条件を補正する補正
    回路が設けられていることを特徴とする磁気浮上体の制
    御装置。
JP25040288A 1988-10-04 1988-10-04 磁気浮上体の制御装置 Granted JPH0297714A (ja)

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Cited By (6)

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