JPH0297609A - 溶銑予備処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、溶銑の予備処理方法に関する。

［従来の技術］ 従来、取鍋精錬の代わりに、精錬剤を出銑樋を流れる溶
銑に投入して脱Ｓｔ、脱Ｐを行う溶銑予備処理が行われ
ている。これには、以下のようなものがある。一つは、
第１図に示すように出銑樋１上に設けたホッパー３内の
精錬剤５を切出しフィーダー４を介して出銑樋１を流れ
る溶銑２の表面に上置きし、溶銑が傾注樋を介して溶銑
鍋中に落下、注入されるときの混合、攪拌を利用して、
溶銑の脱Ｓ１、脱Ｐ等を行うものである。他の一つは、
特開昭５８−１３０２８に示されているもので、第２図
に示すように出銑樋１の近傍に設けられたタンク６に搬
送用ガス（Ｎ２　、　ＡｒＣＯ２、空気等）を圧太し、
タンク６内の精錬剤５を、気送管７を通してランス８の
先端から出銑樋１を流れる溶銑に吹込むものである。こ
れは、ランスからの吹込み時に精錬剤が溶銑中（こ混合
するので前者のものより精錬剤の反応が早くなるという
利点がある。そして、精錬剤の中、脱Ｓｉ剤としては、
圧延工程で発生するミルスケールを主に単味としてが使
用される。又一方ではミルスケールの代替品として小粒
焼結鉱または砂鉄が単体で使用されることもある。

［発明が解決しようとする課題］ ミルスケールは、供給量の変動が大きく脱Ｓｉすべき溶
銑の量の増加に対応できないことがある、また、ミルス
ケールを使用すると溶銑鍋での発塵が多く、周りの作業
環境を悪くするという問題点がある。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記のような問題点を解決しようとするも
ので、溶銑流中に精錬剤を投入して溶銑の予備処理を行
う方法において、ミルスケール、小粒焼結鉱および含有
水分砂鉄の混合したものを脱珪剤として使用することを
特徴とする溶銑予備処理方法である。

［作用］ 脱珪剤として、ミルスケール、小粒焼結鉱および含有水
分砂鉄を混合したものを使用することにより、脱珪剤の
需給が容易になり、また含有水分砂鉄が発塵を抑制する
ので作業環境の改善が計れる。

［実施例］ 本発明の実施例を以下に詳細に説明する。脱珪剤の投入
方法は第１図に示す上置き法により行った。第１表に試
験に供した各種脱珪剤の成分分析結果および平均粒度を
示す。

第２表は各銘柄単味を脱珪剤として単味投入使用試験を
したときの結果を示すものである。これからミルスケー
ル、小粒焼結鉱および砂鉄の各脱珪剤は、はぼ等しい使
用原単位で脱珪率が、ミルスケール；４３．２％、 小粒焼結鉱　、４５．９％、 砂鉄　　　　：４０．５ である。

第１表 第１表の続き 第２表 第３表 ％と近似していること。また、゛脱珪剤としての効率は
ミルスケールを１００とすれば、小粒焼結鉱は９７、砂
鉄は９０であることが分がっな。

以上の単味投入試験の結果に基づいて、混合脱珪剤投入
試験を行った。その結果を第３表に示す、この表より混
合脱珪剤を使用しても、その脱珪率はミルスケール単味
使用と殆ど変わらないことが分かる。

注；ここに、Ａ、Ｂ、Ｃは下記の混合割合の混合脱珪剤
を表す。

Ａ；　ミルスケール；５０、小粒焼結鉱；３０、砂鉄；
２０Ｂ；　ミルスケール；５０、小粒焼結鉱；３５、砂
鉄；１５Ｃ；　ミルスケール；５０、小粒焼結鉱；４０
、砂鉄；１０第４表は混合脱珪剤Ｃの含有水分を変化し
て、溶銑鍋上の発塵および溶銑の飛散状況を調査した結
果を示す。これより、混合脱珪剤の含有水分を適当範囲
にすれば、発塵および溶銑の飛散が無くなることが分か
る。

第４表 ４・・・切り出しフィーダ、５・・・精錬剤、６・・・
タンク、７・・・気送管、８・・・ランス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　溶銑流中に精錬剤を投入して溶銑の予備処理を行う方
   法において、ミルスケール、小粒焼結鉱および含有水分
   砂鉄の混合したものを脱珪剤として使用することを特徴
   とする溶銑予備処理方法。