JPH0295949A - ステアリングスイッチモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は自動車のステアリング部の中央に実装され多数
のスイッチを実装したステアリングスイッチモジュール
に関するものである。

〔従来の技術〕

従来車両のハンドル中央には例えば第８図に示すような
スイッチが実装されることがある。このようなスイッチ
は第９図にスイッチ部の組立構成図を示すように、ステ
アリングホイール１の中央のパッド２にケース３及び４
が設けられる。ケース３はその下面に例えば車両電話等
の数字等が印字されたラバーシートスイッチ群５を有す
るスイッチ基板６が取付けられ、ケース４にはその下面
にカーラジオ用のスイッチ、例えば電源スィッチ７ａや
ＦＭ／ＡＭ選択ボタン７ｂ、選曲ボタン７Ｃや音量用の
ボリューム８等が設けられた基板９が形成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるにこのような従来のステアリングスイッチによれ
ば、部品数が多いため、組立作業性が悪いだけでなく電
話やカーラジオ用に夫々異なったスイッチを用いるよう
にしているため、操作感が異なったりデザイン上の統一
がとり難いという欠点があった。又防水構造が取り難く
実装効率も悪いという欠点があった。

本発明はこのような従来のステアリングスイッチの問題
点に鑑みてなされたものであって、ステアリングハンド
ル中央のスイッチを同一の構造で薄型に形成できるよう
にすることを技術的課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は車両のステアリングハンドルの中央に設けられ
たステアリングスイッチモジュールであって、ステアリ
ングハンドルの中央に保持され複数の操作部に夫々対向
する下部電極が形成されたプリント基板と、プリント基
板の上面に保持され操作部に夫々対向する位置にプリン
ト基板の下部電極と所定間隔を隔てて上部電極が形成さ
れたメンブレンスイッチシートと、メンブレンスイッチ
シートの上面に設けられた各スイッチの操作部を有し、
ステアリングハンドルの中央部に保持したバッドと、プ
リント基板上に実装され各スイッチの接点出力を外部に
出力するスイッチ回路と、を有することを特徴とするも
のである。

〔作用〕

このような特徴を有する本発明によれば、ステアリング
ハンドルの中央に設けられるバッド内に下部電極が形成
されたプリント基板を設け、その上部には上部電極が形
成されたメンブレンスイッチシートを設けてバッドによ
り一体に被って複数のスイッチが一体に形成される。そ
してプリント基板上には車両内の他の部分とのスイッチ
信号の伝送を行うスイッチ回路部が形成されている。従
ってステアリングスイッチモジュールの各スイッチは同
一の操作感触を有しており、各スイッチ出力はスイッチ
回路を介して車両のコントローラ部に与えられる二とと
なる。

〔発明の効果〕

そのため本発明によれば、従来のステアリングスイッチ
に較べて部品点数を大幅に減少させることができ、組立
作業性が向上するため価格を大幅に低減することができ
る。又容易に防水構造とすることができ薄型で軽量化す
ることもできるという効果が得られる。更にこのステア
リングスイッチモジュールによれば、各操作部は異なる
機能のスイッチであっても同一の操作感で操作すること
ができるという効果が得られる。

〔実施例の説明〕

第１図は本願発明の一実施例を示すハンドルの正面図、
第２図はそのスイッチモジューの組立構成図である。本
発明においてもステアリングハンドル１０の中央部にス
イッチ部を設けることば前述した従来例と同様である。

本実施例では第２図にスイッチ部の組立構成図を示すよ
うに、バッド１１は例えば柔軟で耐熱性を有し使用温度
範囲の広い樹脂材料である熱可塑性のエラストマーを用
いて構成される。そしてバンドの上面の所定位置には複
数の操作部、例えばカーラジオ用操作部１２及び電話用
操作部１３が形成されている。第３図はその上面図、第
４図は操作部１２の部分拡大断面図である。これらの図
に示すようにバッド１１に設けられる操作部１２には夫
々中央に透明の樹脂１４が圧入又はインサート成形され
、その上面に特定の文字が打ち抜かれたマークシート１
４ａが設けられる。操作部１２及び１３の夫々の周囲は
図示のように薄く形成され操作部自体が操作力によって
上下に移動できるように形成されており、後述するよう
に下面のメンブレンスイッチとの間に一定の空隙が形成
されている。さてこのバッド１１の下面にはメンブレン
スイッチシート１５が取付けられる。メンブレンスイッ
チシート１５は図示のように各操作部１２及び１３に対
応する位置に電極を有する薄い上部電極シートとスペー
サとが一体に形成された構造を有する部材である。上部
電極シートは下向きに電極面１５ａを有しており、その
部分はスペーサが切欠かれている。

そしてメンブレンスイッチシート１５の下方にはプリン
ト基板１６が取付けられる。プリント基板１６の各操作
部１２に対向する位置には中央に四角形の開口１７が設
けられ、その周囲には楕円で示す相対向する接点が下部
電極として形成されている。又電話用の操作部１３に夫
々対向する位置には同様にして図中に楕円で示す相対向
する接点が形成され、その近傍には長方形又は正方形状
の開口１８が形成される。そしてこのプリント基板１６
の下面には第４図に示すように各開口１７゜１８に夫々
発光ダイオード１９が取付けられている。更にプリント
基板１６の下面にはこのステアリングスイッチモジュー
ルと車載用の他の装置とのデータ伝送を行うためのスイ
ッチ回路が実装される。そしてパッド１１はステアリン
グホイールの中央部に保持され第４図に示す下面が気密
に構成される。

第５図はプリント基板１６の裏面に実装されているスイ
ッチ回路２１の一例を示す図である。本図においてスイ
ッチ回路２１は電源回路２２とスイッチ入力変換回路２
３とを有している。スイッチ入力変換回路２３には発振
器２４が接続され、又第２図に示すメンブレンスイッチ
で構成されるスイッチキーマトリックス部２５がらのス
イッチ信号をシリアル信号に変換して車両の他の回路に
伝送するものである。又スイッチ入力変換回路２３には
各スイッチの出力状態を表示する発光ダイオード１９及
び夜間照明用ライト２６が接続されている。

このようなステアリングスイッチモジュールによれば、
第２図に示したようにプリント基板１６上にメンブレン
スイッチシート１５及びパッド１１を一体に取付け、パ
ッド自体に可動自在の操作部を設けている。従って部品
点数が少なくなるだけでなく極めて容易に組立てること
ができ、又その形状も均一となり薄く形成することがで
きる。

又ステアリングホイール１の中央部に任意のスイッチを
設けることができ、異なった用途に用いられるスイッチ
についても同様の操作感を有するスイッチとすることが
可能である。

次に第６図は本願の第２実施例を示すステアリングスイ
ッチモジュールの組立構成図である。本実施例において
もハンドルの正面図は前述した第１実施例と同様である
。本実施例では第６図に組立構成図、第７図に操作部の
部分断面図を示すように、ステアリングホイール１０の
中央部をパッドケース３１として構成する。パッドケー
ス３１の下方は長方形状に切欠かれており、その開口部
には操作パネル３２が取付けられスイッチ内を気密に構
成している。操作パネル３２は上面が操作スイッチの形
状に対応させてエンボス加工されたパネルであって、エ
ンボス加工部が操作力によって上下に移動させるように
している。そしてこの操作パネル３２の下面にはスイッ
チの各操作部に対応する位置に開口部を有するスペーサ
３３が設けられる。本実施例ではパッドケース３１．操
作パネル３２及びスペーサ３３によって各スイッチの操
作部を有し、ステアリングハンドル弓０の上部の被うパ
ッドを構成している。そしてスペーサ３３の下面には前
述した第１実施例と同様にメンブレンスイッチシート１
５が取付けられる。メンブレンスイッチシート１５は操
作パネル３２の各操作部３２ａに対応する位置に薄い上
部電極シートが下方に向けて取付けられ、その下面にス
ペーサが一体に形成された構造を有している。又このメ
ンブレンスイッチシート１５の下面には下部電極が形成
されたプリント基板１６が形成される。

プリントｉ板１６の各開口部には夫々発光ダイオード１
９が取付けられ、その裏面にはスイッチ回路２１が実装
されることは前述した第１実施例と同様である。本実施
例においてはプリント基板１６の上部にメンブレンスイ
ッチシート１５を重ね、スペーサ３３を介して操作パネ
ル３２を開口部に有するパッドケース３１を重ね合わせ
ることによって薄型のステアリングスイッチモジュール
を形成することができる。この場合にも耐水性が向上す
るだけでなく複数の機能を有するスイッチ群を同一の操
作感触を存するスイッチとして実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願発明の第１実施例によるステアリングスイ
ッチの正面図、第２図はそのパネル部の組立構成図、第
３図はパッドの正面図、第４図はその縦断面図であり、
第５図は本実施例のスイッチ回路のブロック図、第６図
は本願発明の第２実施例によるステアリングスイッチの
バンド部の組立構成図、第７図は操作部の部分断面図で
あり、第８図は従来のステアリングスイッチモジュール
の正面図、第９図はその組立構成図である。 １．１０・・−・・−・ステアリングハンドルパッド　
　１２，１３・−・−・−操作部ンブレンスイッチシー
ト　　１６ 板　　２１−・・−・・スイッチ回路 ネル　　３３−・−・−スペーサ １　ｌ−・−−−−・ １５−−−−−−メ プリント基 ３２−・−・−操作バ 第 図 第 図 １０−−−−−−ス↑γリンク゛へンド！し１１−−−
−−−　ｔ＼・ラド １２．１３−−−一搏Ｕｖ部 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両のステアリングハンドルの中央に設けられた
   ステアリングスイッチモジュールであって、 ステアリングハンドルの中央に保持され複数の操作部に
   夫々対向する下部電極が形成されたプリント基板と、 前記プリント基板の上面に保持され操作部に夫々対向す
   る位置に前記プリント基板の下部電極と所定間隔を隔て
   て上部電極が形成されたメンブレンスイッチシートと、 前記メンブレンスイッチシートの上面に設けられた各ス
   イッチの操作部を有し、ステアリングハンドルの中央部
   に保持したパッドと、 前記プリント基板上に実装され各スイッチの接点出力を
   外部に出力するスイッチ回路と、を有することを特徴と
   するステアリングスイッチモジュール。
2. （２）前記パッドは、柔軟な樹脂により形成され前記各
   スイッチの操作部分を上部に突出させ、前記メンブレン
   スイッチシートの操作部との間に所定の空隙を設けて可
   動操作部を構成してなるパッドであることを特徴とする
   請求項１記載のステアリングスイッチモジュール。