JPH0295501A

JPH0295501A - 棒材供給機

Info

Publication number: JPH0295501A
Application number: JP24193288A
Authority: JP
Inventors: Ryuzo Ito; 隆三伊藤; Kenji Sato; 憲治佐藤; Tatsuo Suzuki; 鈴木　辰夫
Original assignee: IKURA SEIKI SEISAKUSHO KK
Current assignee: IKURA SEIKI SEISAKUSHO KK
Priority date: 1988-09-27
Filing date: 1988-09-27
Publication date: 1990-04-06
Anticipated expiration: 2012-11-05
Also published as: JP2673220B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、旋盤等の工作機械に棒材を連続的に供給する
棒材供給機に関する。

（従来の技術）従来のこの種の棒材供給機には、通常、棒材を把持する
とともに、工作機械に向けて棒材を送り出す棒状の送り
出し部材（以下「送り矢」という）が配置されている。

また、この送り矢は、棒材を把持するために、これと同
軸上に、即ち縦列に配置されている。したがって、上記
従来の棒材供給機は、その全長が、棒材の長さと送り矢
の長さとの和以上となり、その設置スペース反著しく大
きくなるという問題があった。

また、この問題を解消するために、送り矢が収容される
一次送り用のガイドレールと、これと並列に配置される
二次送り用のガイドレールとを備えた棒材供給機が、本
出願人によって既に提案されている（例えば特願昭６３
−４２９２７号）。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、本出願人によって提案された棒材供給機
は、一次送り用及び二次送り用の２つのガイドレールを
設ける必要があるとともに、この両ガイドレールを、旋
盤等のスピンドル中心に一致する位置と該中心からずれ
た退避位置との間で移動させるための装置が必要である
ため、棒材供給機全体の機構が複雑化するとともに、こ
れに伴って製造コストが上昇する等の点で改善の余地が
あった。

本発明は、上記従来の技術の問題点を解決するためにな
されたものであり、機械全長の短縮化を実現しつつ、棒
材の一次送り及び二次送りのための機構の簡素化により
機械全体の機構を簡素化できる棒材供給機を提供するこ
とを目的とする。

（課題を達成するための手段）本発明は、上記目的を達成するため、棒材を加工機に供
給するためのガイド部材を備えたフレームと、前記ガイ
ド部材に沿って移動自在に配され、該ガイド部材内に供
給された前記棒材を前記加工機に向けて所定量送り出す
一次送り動作、及び該一次送り動作によって送り出され
た前記棒材を前記加工機に供給する二次送り動作を行う
送り出し部材と、該送り出し部材に一体的に設けられ、
前記一次送り動作時に前記棒材の後端部が係合する棒材
係合部材とを備えたものである。

（作用）一次送り動作時に前記棒材の後端部が棒材係合部材に係
合するので、この状態で棒材の一次送り動作を行うこと
ができるとともに、この時に棒材の後端部を送り矢の前
端部よりも前に配置する必要がなくなる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。

第１図乃至第３図は本発明に係る棒材供給機の平面図を
、それぞれ異なる作動状態で示す。これらの図中の符号
２は棒材供給機を示し、この棒材供給機２は、上下方向
に伸縮可能とされているスタンド８と、該スタンド８に
支持され、旋盤４への棒材−Ｗの供給方向にほぼ水平方
向に延びるフレーム６とを備えている。フレーム６の一
側面には、該フレーム６の長手方向に沿って延びる、ガ
イド部材、即ちガイドレール１２が、ブラケット１０を
介して固定されている。ガイドレール１２内には、旋盤
４に供給される棒材Ｗの後端部を把持し、棒材Ｗを旋盤
４に向けて押圧する送り矢１４が、ガイドレール１２に
沿って移動自在に配置されている。送り矢１４の前端部
には、棒材Ｗの外径とほぼ同一の内径を有するチャッキ
ング部材１５が設けられている。

送り矢１４の後端部にはガイドレール１２に係合する係
合部材１６が固定されている。係合部材１６には、ロー
プ１８の一端が連結されている。

このロープ１８の他端部は、フレーム６の前端部に配置
されているプーリ２２に巻装されており、ロープ１８の
他端にはウェイト２０が連結されている。したがって、
送り矢１４は、ウェイト２０の昇降に応じてガイドレー
ル１２に沿って移動する。

フレーム６の他側面には、フレーム６の幅方向に延びる
複数（実施例では６個）のブラケット２４の一端部が固
定されている。複数のブラケット２４のそれぞれの中間
部には、表面に螺旋状の溝が形成されたスクリュ一部材
２６が回転自在に支持されている。この螺旋状の溝の幅
は、その中に棒材Ｗを保持できるように、棒材Ｗの外径
よりも若干大きく形成されている。また、スクリュー部
材２６は、その一端がガイドレール１２の上方に位置し
、他端にはヘリカルギヤ２７が一体的に設けられている
。

ブラケット２４の他端部には、フレーム６の長手方向に
沿って延びる回転軸２８が、回転自在に支持されている
。回転軸２８は、図示しない駆動手段によって駆動され
るようになっている。そして、回転軸２８には、スクリ
ュ一部材゛２６のヘリカルギヤ２７と対向する位置に図
示しないヘリカルギヤが固定されており、このヘリカル
ギヤはヘリカルギヤ２７に噛合している。したがって、
駆動手段の作動によって回転軸２８が回転するのに伴っ
て、複数のスクリュ一部材２６が同時に回転する。

フレーム６の長手方向の中間部には、第１のクランプ部
材３０が配置されている。この第１のクランプ部材３０
は、前側のクランプ部材３０ａ及び後側のクランプ部材
３０ｂから成り、両クランプ部材３０ａ、３０ｂは、ガ
イドレール１２内に投入された棒材Ｗを後述するタイミ
ングで把持する。また、第１のクランプ部材３０は、図
示しないカム機構によって、その開閉動作及びガイドレ
ール１２の長手方向への微小な移動動作を行うようにな
っている。

フレーム６の前端部には、後述するように、送り矢１４
の一次送り動作によって送り出された棒材Ｗを所定のタ
イミングで把持する、第２のクランプ部材４０が配置さ
れている。第２のクランプ部材４０は、例えばソレノイ
ドプランジャによって開閉する一対の爪を備えて構成さ
れている。

係合部材１６には、第４図に示すように、斜面部５０ａ
及び係止板部５０ｂを備えた棒材係合部材５０が設けら
れている。この斜面部５０ａの上方に、対応するスクリ
ュ一部材２６の先端部が配置されている。

次に、上記構成の棒材供給機の作動を説明する。

まず、旋盤４に供給すべき複数の棒材Ｗをスクリュ一部
材２６の螺旋状の溝に係合させ、複数の棒材Ｗがスクリ
ュ一部材２６に所定のピッチで並んだ状態にする。また
、このとき送り矢１４は、第１図に示すように、ガイド
レール１２の最後端部に静止している。この状態で、駆
動手段を作動させることにより、複数のスクリュ一部材
２６が回転し、それにより、スクリュ一部材２６の溝内
に保持された棒材Ｗは、スクリュ一部材２６の他端側か
ら一端側へ移動して、順次ガイドレール１２内に落下す
る。このとき、棒材Ｗの一端は、棒材係合部材５０の斜
面部５０ａに落下し、これに沿って滑り落ち、係止板部
５０ｂに止められることにより棒材係合部材５０に係合
する。

次に、ウェイト２０が降下することにより、第２図に示
すように、送り矢１４が旋盤４に向かって前進し、これ
に伴って棒材Ｗが棒材係合部材５０に押圧されて前進す
ることにより、棒材Ｗの一次送り動作が行われる。なお
、この状態では、棒材Ｗの他端は、ガイドレール１２内
にあって旋盤４の図示しないスピンドル中心とほぼ同軸
上に位置する一方、棒材Ｗの一端は、棒材係合部材５０
に係合しているため、旋盤４のスピンドル中心に対して
上方にずれた位置にあるが、棒材Ｗは、その外径が長さ
と比較して著しく小さいので、上下方向に十分に撓むこ
とができる。したがって、棒材係合部材５０に棒材Ｗを
係合した状態で一次送り動作を行うことができ、棒材Ｗ
の後端部を送り矢１４の前端部よりも前に配置していた
従来と比較して、送り矢１４の前端部と棒材係合部材５
０における棒材Ｗの後端部との距離の分だけガイドレー
ル１２の長さ、即ち棒材供給機２の長さを短縮すること
ができる。

そして、例えば係合部材１６が第１のクランプ部材３０
の配置位置に達した時点で、第２のクランプ部材４０が
閉じ、棒材Ｗを把持する（第２図参照）。その後、送り
矢１４は、棒材Ｗをガイドレール１２内に残したまま、
ガイドレール１２の最後端部まで後退する。

次に、送り矢１４が再び前進する。そして、送り矢１４
のチャッキング部材１５が、第１のクランプ部材３０の
配置位置に達すると、第１のクランプ部材３０のうちの
前側のクランプ部材３０ａが棒材Ｗの一端を把持するこ
とにより、棒材Ｗの軸心を旋盤４のスピンドル中心と一
致させる。また、このとき、第１のクランプ部材３０の
うちの後側のクランプ部材３０ｂが送り矢１４のチャフ
キング部材１５を把持することにより、送り矢１４の軸
心を旋盤４のスピンドル中心と一致させる。そして、こ
の状態で両クランプ部材３０ａ１３０ｂが互いに近接す
ることにより、棒材°Ｗが送り矢１４に装着される。こ
の後、第２のクランプ部材４０が開かれる（第３図参照
）。

次いで、ウェイト２０が降下することにより、棒材Ｗが
送り矢１４によって押圧され、旋盤４に向かって送り出
されることにより、二次送り動作が行われ、同時に旋盤
４による棒材Ｗの加工が行われる。

（発明の効果）以上詳述した・ように本発明によれば、送り出し部材に
設けられた棒材係合部材に棒材の一端を係合させた状態
で、送り出し部材により棒材の一次送り動作を行えるの
で、棒材供給機の全長を短縮できるとともに、ガイド部
材は単一でよいので、棒材の一次送り及び二次送りのた
めの機構の大幅な簡素化により、棒材供給機全体の機構
の簡素化を図ることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、本発明に係る棒材供給機を、それ
ぞれ異なる作動状態で示す平面図、第４図は棒材係合部
材を示す斜視図である。２・・・棒材供給機４・・・旋盤（加工機）６・・・フレーム１２・・・ガイドレール（ガイド部材）１４・　・送り
矢（送り出し部材）５０・・・棒材係合部材・棒材。

Claims

【特許請求の範囲】

棒材を加工機に供給するためのガイド部材を備えたフレ
ームと、前記ガイド部材に沿って移動自在に配され、該
ガイド部材内に供給された前記棒材を前記加工機に向け
て所定量送り出す一次送り動作、及び該一次送り動作に
よって送り出された前記棒材を前記加工機に供給する二
次送り動作を行う送り出し部材と、該送り出し部材に一
体的に設けられ、前記一次送り動作時に前記棒材の後端
部が係合する棒材係合部材とを備えたことを特徴とする
棒材供給機。