JPH0292334A

JPH0292334A - 内視鏡収納ケース

Info

Publication number: JPH0292334A
Application number: JP63242508A
Authority: JP
Inventors: Kiju Nishiyama; 西山　喜重
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-09-29
Filing date: 1988-09-29
Publication date: 1990-04-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は内視鏡スコープを収納する内視鏡収納ケースに
関し、特に固体撮像素子などの電子部品が実装されてな
る内視鏡スコープを収納している状態でのスコープ保護
技術の改良に関する。

（従来の技術）近年、被検体の体腔内等の空洞内部を観察する内視鏡に
も電子化が進み、固体撮像素子や０ＭＯ３等の電子部品
が実装されてなる内視鏡スコープを用いる電子内視鏡装
置が普及してきた。

この電子内視鏡装置は、−最に非使用時では装置本体と
内視鏡スコープとが分離可能な構造であり、この内視鏡
スコープの運搬用として内視鏡収納ケースが提供されて
いる。

この収納ケースの筐体を形成する材料としては、金属、
木材、樹脂などが用いられるが、近年この樹脂（合成樹
脂）が軽量および安価であることから利用が高まってい
る。いずれの材料を用いる際においても、収納ケースと
して、運搬時の機械的な耐衝撃性が良好であること、軽
量であることなどが望まれる。また収納ケースは、上述
のような電子内視鏡装置の普及から、電気的保護機能を
具備することも要求されることになっている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、樹脂でケース筐体を形成すれば、ケース
外部からの静電気や電界などに対して何ら防御する能力
が具備されず、このため固体撮像素子等の電子部品へ大
きな電位が端子電圧として印加され、その電子部品が破
壊される等の損傷事故が発生するおそれがあった。

本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたも
のであり、軽量化を図りながら、内視鏡Ｇこ実装されて
いる電子部品が外部からの影百により電気的に損傷する
事故を未然に防止することができる内視鏡収納ケースを
提供することを目的とするものである。

（発明の構成〕（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、固体撮像素子など
の電子部品が実装されてなる内視鏡スコープを収納する
内視鏡収納ケースであって、このケース筐体を非導電性
物質で形成し、この非導電性物質の内側ないし外側ない
し当該非導電性物質中に導電性物質層を形成し、この導
電性物質層によりケース筐体の内外間を遮蔽する構造と
したことを要旨としている。

また、別の本発明は、固体撮像素子などの電子部品が実
装されてなる内視鏡スコープを収納する内視鏡収納ケー
スであって、このケース筐体を導電性の樹脂により形成
することを要旨としている。

（作用）例えば軽量な非導電性物質でケース筐体を形成するとと
もに、このケース国体の内側ないし外側ないし当該非導
電性物質中に、外部からの静電気等による内視鏡スコー
プの損傷の防止が可能な程度に薄く導電性物質でケース
筐体の内外間を遮蔽するシールド層を形成することで、
一般に比重の高い金属等の導電性物質でケース筐体を形
成するよりも軽量化が図られるとともに、前記シールド
層により、内視鏡スコープに実装されている電子部品が
外部からの影響により電気的に損傷する事故を未然に防
止することができる。

また、ケース筐体を軽量な導電性の樹脂で形成すること
によっても上記発明と同様に電気シールドを形成できる
ため、軽量化を図りながら電気部品の損傷事故を防止で
きるものである。

（実施例）以下、本発明に係る内視鏡収納ケースの実施例について
、第１図ないし第４図を参照しながら説明する。

第１図は、本発明が通用された一実施例の内視鏡収納ケ
ースの外観を示す斜視図であり、第２図は、第１図に示
した内視鏡収納ケースの周辺部分の縦断面図を示すもの
である。

これらの図に示すように、内視鏡収納ケース１はケース
本体２、およびこのケース本体２に開閉自在に蝶番取付
けされ止金１把手などを備えた上Ｍ３からなる。

また、これらケース本体２および上蓋３は、ともに二重
構造をとっている。つまり、ケース本体２および上蓋３
それぞれの外装部６ａ、６ｂを樹脂などの軽量かつ安価
な非導電性物質で成形し、この外装部６ａ、６ｂそれぞ
れの内側全体に、導電性物質のコーティング７ａ、７ｂ
を施すようにしている。このコーティング７ａ、７ｂに
用いられる導電性物質としては、金属に限るものでなく
導電性の樹脂などであってもよい。

また、ケース本体２および上蓋３の開口周辺部には、金
属など導電性の物質より形成された凹ロ金８．凸口金９
が、それぞれ前記導電性のコーティング７ａ、７ｂと導
通するように取り付けられている。このようにして、上
蓋３でケース本体２が閉止された際に、凹口金８と凸口
金９とが嵌合されて口金同士が電気的に接続し、コーテ
ィング７ａ、７ｂおよび凹ロ金８．凸口金９が一体的に
電気シールドを形成し、この電気シールドにより内視鏡
収納ケース１内外間が完全に遮蔽される構成としている
。

この内視鏡収納ケース１は、第１図に破線で示すように
内視鏡スコープ１１を収納するものであるが、この内視
鏡スコープ１１は、第３図に示すように糞中部１２．操
作部１３．ユニバーサルコード１４．コネクタ部１５を
備え、このコネクタ部１５の端部には導電性のコネクタ
端子が露出している。この導電性のコネクタ端子等がケ
ース本体２および上Ｍ３の各内側面に非接触にセットさ
れるように、また運搬時のｄ械的な耐衝撃性能が良好な
ものとなるように、ケース本体２の内側および一ヒ惹３
の内側にはそれぞれ、非導電性のポリニス斗ルフォーム
などで作成され内視鏡スコープ１１の形状に合わせて切
込み１７が設けられた緩衝部材１８．１９が取り付けら
れている。

二のよろな構成によれば、内視鏡収納ケース１内の緩衝
部材１８１９に設けられた切込み１７に内視鏡スコープ
１１をセ・ノド配置し、Ｐ蓋３でケース本体？開口を閉
止すると、内視鏡スコープ１１の運搬が自在になる。

こ、７たがって、本実施例によれば、ケース本体２内緩
衝部材１８切込み１７内に内視鏡スコープ１１を填め込
み、Ｊｌｔ３でケース本体２を閉止すると凹口金８と凸
口金９とが嵌合され、コーティング７ａ、７ｂおよび凹
ロ金８．凸口金９が一体的に電気シールドを形成し、こ
の電気シールドにより内視鏡収納ケース１内外間が完全
に遮蔽されるため、内視鏡スコープ１１が第４図に模式
的に示すように回路構成されている場合に、内視鏡収納
ケース１外部からの静電気また高電界や高周波などの影
響により、ＣＣＤ等の固体場像素子２１やカメラコント
ロー・ルユニット（ＣＣＵ）　２２　（Ｄ端子電圧が規
定値以上になるなどの事態が起き、これらの電子部品が
破損するというような事故を完全に防止することができ
る。しかも、必要なｍｌ（衝撃性などを軽量な樹脂で成
形される外装部６ａ６ｂで保証し、電気ソールド効果は
この外装部６ａ、６ｂの内側に薄く施したコーティング
７ａ’７　ｂで保証するようにしているため、軽量化を
図りながらまた低コスト化を図りながら、シールド作用
を有す内視鏡収納ケース１を提供できることになる。

なお、この実施例は、非導電性の外装部６ａ６ｂの内側
に導電性のコート７ａ、７ｂを施して電気シールドを形
成しているが、電気シールドはこのようなコーティング
に限るものでなく、内視鏡スコープ１１の外側でシール
ド層を形成するものであれば、外装部６ａ、６ｂの内側
に内視鏡スコープ１１を完全に包含可能な導電性の内装
材などであってもよい。

一方第５図は、別の本発明が適用された一実施例の内視
鏡収納ケースの周辺部分の継断面図を示ｔものである。

この発明においては、導電性の樹脂でケース本体２４お
よびヒｍ２５を成形している。したがって、この実施例
よっても上記実施例同様、軽量化を図りながら完全に外
部からの静電気等をシールドでき、さらに構造の簡略化
が図られるものである。

［発明の効果］以上説明したように本発明かかる内視鏡収納ケスにおい
て、例えば軽量な非導電性物質でケース筐体を形成する
とともに、このケース筐体の内側ないし外側ないし当該
非導電性’！！７１質中に、外部からの静電気等による
内視鏡スコープの損傷の防止が可能な程度に薄く導電性
物質でケース筒体の内外間を遮蔽するシールド層を形成
することで、−最に比重の高い金属等の導電性物質でケ
ース筐体を形成するよりも軽量化が図られるとともに、
前記シールド層により、内視鏡スコープに実装されてい
る電子部品が外部からの影響により電気的にｔ員傷する
事故を未然に防止することができる。

また、ケース面体を軽量な導電性の樹脂で形成すること
によっても上記の発明と同様に電気シールドを形成でき
るため、軽量化を図りながら電気部品の唄傷事故を防止
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された一実施例の内視鏡収納ケー
スの外観を示す斜視図、第２図は第１図に示した内視鏡
収納ケースの片端の第１図における縦方向の断面構造を
示す図、第３図はケース収納対象の内視鏡スコープの概
略を示す構成図、第４図は第３図に示す内視鏡スコープ
の回路構成を模式的に示す回路説明間、第５図は別の本
発明が適用された一実施例の内視鏡収納ケースの片端の
断面構造を示す図である。２．２４・・・ケース本体２５・・・上蓋６ａ。ｂ・・・外装部７ａ。ｂ・・・コーティング８・・・凹止金９・・・凸止金 ■ １・・−内視鏡スコープ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）固体撮像素子などの電子部品が実装されてなる内
視鏡スコープを収納する内視鏡収納ケースであって、こ
のケース筐体を非導電性物質で形成し、この非導電性物
質の内側ないし外側ないし当該非導電性物質中に導電性
物質層を形成し、この導電性物質層によりケース筐体の
内外間を遮蔽する構造としたことを特徴とする内視鏡収
納ケース。
（２）固体撮像素子などの電子部品が実装されてなる内
視鏡スコープを収納する内視鏡収納ケースであって、こ
のケース筺体を導電性の樹脂により形成したことを特徴
とする内視鏡収納ケース。