JPH029213B2 - - Google Patents
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- JPH029213B2 JPH029213B2 JP54501411A JP50141179A JPH029213B2 JP H029213 B2 JPH029213 B2 JP H029213B2 JP 54501411 A JP54501411 A JP 54501411A JP 50141179 A JP50141179 A JP 50141179A JP H029213 B2 JPH029213 B2 JP H029213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- rotatable
- disks
- members
- disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 7
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 3
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0006—Noise or vibration control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/12—Discs; Drums for disc brakes
- F16D65/125—Discs; Drums for disc brakes characterised by the material used for the disc body
- F16D65/126—Discs; Drums for disc brakes characterised by the material used for the disc body the material being of low mechanical strength, e.g. carbon, beryllium; Torque transmitting members therefor
Description
請求の範囲
1 互いに間隔を隔てた少なくとも2つの回転可
能デイスクを含む回転子部分と、該回転可能デイ
スク間に配置された回転不能デイスクを少なくと
も1つ含む固定子部分とを有する多板式デイス
ク・ブレーキ組立体において、 前記回転可能デイスクおよび回転不能デイスク
がいずれも炭素複合摩擦材から成ること、 前記少なくとも1つの回転不能デイスクが2つ
の厚さが等しくかつ材料および形状が同じデイス
ク部材から構成され、該デイスク部材は該デイス
ク部材の融着あるいは溶着を防止する薄い黒鉛箔
シートによつて分離されていること、 を特徴とする多板式デイスク・ブレーキ組立体。
能デイスクを含む回転子部分と、該回転可能デイ
スク間に配置された回転不能デイスクを少なくと
も1つ含む固定子部分とを有する多板式デイス
ク・ブレーキ組立体において、 前記回転可能デイスクおよび回転不能デイスク
がいずれも炭素複合摩擦材から成ること、 前記少なくとも1つの回転不能デイスクが2つ
の厚さが等しくかつ材料および形状が同じデイス
ク部材から構成され、該デイスク部材は該デイス
ク部材の融着あるいは溶着を防止する薄い黒鉛箔
シートによつて分離されていること、 を特徴とする多板式デイスク・ブレーキ組立体。
2 前記回転不能デイスクは、それの内周縁の、
周方向に間隔を隔てた位置に、前記デイスク部材
どうしを結合する接続手段を有することを特徴と
する請求の範囲第1項に記載の多板式デイスク・
ブレーキ組立体。
周方向に間隔を隔てた位置に、前記デイスク部材
どうしを結合する接続手段を有することを特徴と
する請求の範囲第1項に記載の多板式デイスク・
ブレーキ組立体。
3 前記回転不能デイスクのデイスク部材の内周
縁の、円周沿いに間隔を隔てた位置に溝付き開口
部が形成され、前記接続手段は該開口部に配置さ
れた耐摩耗軸受部材を有することを特徴とする請
求の範囲第2項に記載の多板式デイスク・ブレー
キ組立体。
縁の、円周沿いに間隔を隔てた位置に溝付き開口
部が形成され、前記接続手段は該開口部に配置さ
れた耐摩耗軸受部材を有することを特徴とする請
求の範囲第2項に記載の多板式デイスク・ブレー
キ組立体。
4 前記回転可能デイスクと該回転可能デイスク
間に配置された回転不能デイスクとが同じ厚さを
有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3
項のいずれか1項に記載の多板式デイスク・ブレ
ーキ組立体。
間に配置された回転不能デイスクとが同じ厚さを
有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3
項のいずれか1項に記載の多板式デイスク・ブレ
ーキ組立体。
5 前記固定子部分は更に回転可能デイスクの端
部デイスクの外側にそれぞれ配置された回転不能
な端部デイスクを含み、前記回転可能デイスク間
に配置された回転不能デイスクが回転可能デイス
クと同じ厚さを有し、そして前記回転不能な端部
デイスクが他の回転不能デイスクの厚さの1/2の
厚さであることを特徴とする請求の範囲第1項〜
第3項のいずれか1項に記載の多板式デイスク・
ブレーキ組立体。
部デイスクの外側にそれぞれ配置された回転不能
な端部デイスクを含み、前記回転可能デイスク間
に配置された回転不能デイスクが回転可能デイス
クと同じ厚さを有し、そして前記回転不能な端部
デイスクが他の回転不能デイスクの厚さの1/2の
厚さであることを特徴とする請求の範囲第1項〜
第3項のいずれか1項に記載の多板式デイスク・
ブレーキ組立体。
発明の背景
本発明は、互いに間隔を隔てた少なくとも2つ
の回転可能デイスクを含む回転子部分と、前記回
転可能デイスク間に配置された回転不能デイスク
を少なくとも1つ含む固定子部分とを有する多板
式デイスク・ブレーキ組立体に関し、特に回転子
及び固定子のデイスク構成に係わる。高性能ブレ
ーキ、特に軸線方向に一体のワンピース・デイス
クを有するデイスク・ブレーキにあつては、デイ
スク面に発生し且つデイスクを振動させる摩擦力
により耐え難い金属性の高周波ノイズが発生す
る。減衰作用要因は内部的な材料ヒステリシスだ
けであるが振動及びノイズを抑制するには不充分
である。ノイズを除けば極めて効果的であり望ま
しくもある炭素複合摩擦材から成るデイスクを利
用するブレーキに発生することだけに、これは深
刻な問題である。
の回転可能デイスクを含む回転子部分と、前記回
転可能デイスク間に配置された回転不能デイスク
を少なくとも1つ含む固定子部分とを有する多板
式デイスク・ブレーキ組立体に関し、特に回転子
及び固定子のデイスク構成に係わる。高性能ブレ
ーキ、特に軸線方向に一体のワンピース・デイス
クを有するデイスク・ブレーキにあつては、デイ
スク面に発生し且つデイスクを振動させる摩擦力
により耐え難い金属性の高周波ノイズが発生す
る。減衰作用要因は内部的な材料ヒステリシスだ
けであるが振動及びノイズを抑制するには不充分
である。ノイズを除けば極めて効果的であり望ま
しくもある炭素複合摩擦材から成るデイスクを利
用するブレーキに発生することだけに、これは深
刻な問題である。
発明の要約
本発明では、本発明は、上記のような多板式デ
イスク・ブレーキ組立体において、前記回転可能
デイスクおよび回転不能デイスクをいずれも炭素
複合摩擦材から成るものとし、また前記少なくと
も1つの回転不能デイスクを2つの厚さが等しく
かつ材料および形状が同じ2つのデイスク部材で
構成し、そして該デイスク部材を該デイスク部材
の融着あるいは溶着を防止する薄い黒鉛箔シート
によつて分離した構成とすることにより、発生ノ
イズを軽減するものである。なお、以下では、上
記のように2つのデイスク部材で構成された回転
不能デイスクを「割デイスク」と称する。このよ
うな割デイスクを採用すれば、摩擦力が単一のデ
イスクに加わらず、分割された別々のデイスク部
材を励起して応答させるように作用する。個々の
デイスクに於ける励起は時と場所に応じて異なる
から応答も異なり、割デイスクのデイスク部材間
の界面に微小な相対運動が発生する。この相対運
動は互いに隣接するデイスク部材間の接触摩擦に
よつて抵抗され、いずれか一方のデイスク部材の
振動を抑止する減衰力を構成する。割デイスク部
材間の界面に於ける摩擦減衰作用をデイスク材料
固有の内部減衰作用に付加することで減衰効果が
有効に増大する。
イスク・ブレーキ組立体において、前記回転可能
デイスクおよび回転不能デイスクをいずれも炭素
複合摩擦材から成るものとし、また前記少なくと
も1つの回転不能デイスクを2つの厚さが等しく
かつ材料および形状が同じ2つのデイスク部材で
構成し、そして該デイスク部材を該デイスク部材
の融着あるいは溶着を防止する薄い黒鉛箔シート
によつて分離した構成とすることにより、発生ノ
イズを軽減するものである。なお、以下では、上
記のように2つのデイスク部材で構成された回転
不能デイスクを「割デイスク」と称する。このよ
うな割デイスクを採用すれば、摩擦力が単一のデ
イスクに加わらず、分割された別々のデイスク部
材を励起して応答させるように作用する。個々の
デイスクに於ける励起は時と場所に応じて異なる
から応答も異なり、割デイスクのデイスク部材間
の界面に微小な相対運動が発生する。この相対運
動は互いに隣接するデイスク部材間の接触摩擦に
よつて抵抗され、いずれか一方のデイスク部材の
振動を抑止する減衰力を構成する。割デイスク部
材間の界面に於ける摩擦減衰作用をデイスク材料
固有の内部減衰作用に付加することで減衰効果が
有効に増大する。
割デイスクの両半体が同じ厚さを具えるように
界面を選択することによつて耐熱性の低下が殆ど
または全く解消される。割デイスクを軸線方向に
一体のデイスクと組合わせることによりブレーキ
装置の共振をも軽減することができる。同時に、
回転子及び固定子のデイスクの熱拡散係数及び熱
容量を平衡させ且つ最大に増大させることで最良
条件のヒートシンクが得られる。すべてのデイス
クが同一材料から成り、ほぼ同じ厚さを具えるか
らこのように構成することは容易である。固定子
のデイスクまたは回転子のデイスクから割デイス
クを除去すれば、耐熱性の低下を殆どまたは全く
伴なうことなく隣接する各部の自己振動数を食違
わせることになる。
界面を選択することによつて耐熱性の低下が殆ど
または全く解消される。割デイスクを軸線方向に
一体のデイスクと組合わせることによりブレーキ
装置の共振をも軽減することができる。同時に、
回転子及び固定子のデイスクの熱拡散係数及び熱
容量を平衡させ且つ最大に増大させることで最良
条件のヒートシンクが得られる。すべてのデイス
クが同一材料から成り、ほぼ同じ厚さを具えるか
らこのように構成することは容易である。固定子
のデイスクまたは回転子のデイスクから割デイス
クを除去すれば、耐熱性の低下を殆どまたは全く
伴なうことなく隣接する各部の自己振動数を食違
わせることになる。
添付の図面は本発明の実施態様を明らかにする
本発明の好ましい実施例を示す。
本発明の好ましい実施例を示す。
図面中
第1図は車輪を鎖線で示してある典型的な航空
機の車輪に作用するように取付けられた(実線で
示す)本発明のブレーキの実施例の部分縦断面図
である。
機の車輪に作用するように取付けられた(実線で
示す)本発明のブレーキの実施例の部分縦断面図
である。
第2図は接続クリツプの1つを取外した状態で
示す割デイスクの1つの部分斜面図である。
示す割デイスクの1つの部分斜面図である。
詳細な説明
第1図には、ブレーキ10のような摩擦機構
を、互いに咬合する車輪部分12及び13を有す
るほぼ円筒状の車輪11に取付けた状態で示して
ある。車輪部分12及び13はリム部材14及び
15、ウエブ部材16及び17、及びハブ部材1
8及び19をそれぞれ具備する。車輪部分12及
び13はウエブ部材16及び17の整合孔に挿入
される(図示しない)ボルトによつて結合すれば
よい。
を、互いに咬合する車輪部分12及び13を有す
るほぼ円筒状の車輪11に取付けた状態で示して
ある。車輪部分12及び13はリム部材14及び
15、ウエブ部材16及び17、及びハブ部材1
8及び19をそれぞれ具備する。車輪部分12及
び13はウエブ部材16及び17の整合孔に挿入
される(図示しない)ボルトによつて結合すれば
よい。
ハブ部材18及び19は回転不能な車軸部材2
3に取付けた軸受22に回転可能に支承されてい
る。車輪11の外方、即ち、ウエブ部材16から
遠隔の側において、車軸部材23のボス25にト
ルク・フランジ24を取付ける。トルク・フラン
ジ24は、ボス25に装着されて車軸部材23か
ら外方へ広がるトルク・フレーム26を支持す
る。トルク・フランジ24よりも内方で同じく車
軸部材23のボス25に、ウエブ部材16にむか
つて内方へ且つリム部材14及びハブ部材18間
の空間内に広がるトルク管27を装着する。トル
ク・フランジ24、トルク・フレーム26及びト
ルク管27はフランジの周りに円周に沿つて間隔
を保つ位置でボルト28のような適当な手段によ
り結合すればよい。
3に取付けた軸受22に回転可能に支承されてい
る。車輪11の外方、即ち、ウエブ部材16から
遠隔の側において、車軸部材23のボス25にト
ルク・フランジ24を取付ける。トルク・フラン
ジ24は、ボス25に装着されて車軸部材23か
ら外方へ広がるトルク・フレーム26を支持す
る。トルク・フランジ24よりも内方で同じく車
軸部材23のボス25に、ウエブ部材16にむか
つて内方へ且つリム部材14及びハブ部材18間
の空間内に広がるトルク管27を装着する。トル
ク・フランジ24、トルク・フレーム26及びト
ルク管27はフランジの周りに円周に沿つて間隔
を保つ位置でボルト28のような適当な手段によ
り結合すればよい。
トルク管27の内端に於いて(図示しないが)
例えばボルトのような適当な手段を介してトルク
管に半径方向へ広がる環状反動板部材29を固定
すればよい。トルク管27の半径方向外側の面の
円周沿いに間隔を保つ位置に軸線方向に広がるス
プライン部材32を配置する。
例えばボルトのような適当な手段を介してトルク
管に半径方向へ広がる環状反動板部材29を固定
すればよい。トルク管27の半径方向外側の面の
円周沿いに間隔を保つ位置に軸線方向に広がるス
プライン部材32を配置する。
キー部材33はリム部材14の近傍に配置さ
れ、その内端に車輪ウエブ部材16のスロツト内
に嵌入する突片34を具備する。外端はボルト3
5によつて車輪リム部材14に固定されている。
キー部材33は概ね軸線方向に広がり、車輪11
の周りの円周沿いに間隔を保つ位置に配置されて
いる。
れ、その内端に車輪ウエブ部材16のスロツト内
に嵌入する突片34を具備する。外端はボルト3
5によつて車輪リム部材14に固定されている。
キー部材33は概ね軸線方向に広がり、車輪11
の周りの円周沿いに間隔を保つ位置に配置されて
いる。
スプライン部材32は、内周縁の円周沿いに間
隔を保つ位置に溝付き開口部を具備し且つブレー
キ10の固定子を構成する回転不能デイスク3
6,37,38及び39を支持する。回転可能デ
イスク42,43及び44はその外周縁にキー部
材33と咬合する開口部を具備し、ブレーキ10
の回転子を形成する。回転不能デイスク36乃至
39及び回転可能デイスク42乃至44はいずれ
も高温に耐え、ヒートシンクを提供するのに好適
なブレーキ材料から成り、図示の実施例では炭素
複合摩擦材から成る。第1図から明らかなよう
に、回転可能デイスク42を回転不能デイスク3
6及び37間に、回転可能デイスク43を回転不
能デイスク37及び38間に、回転可能デイスク
44を回転不能デイスク38及び39間にそれぞ
れ配置する。末端の回転不能デイスク36及び3
9はその他の回転不能デイスク37,38及び回
転可能デイスク42,43及び44の厚さT2の
1/2に相当する厚さT1を具える。
隔を保つ位置に溝付き開口部を具備し且つブレー
キ10の固定子を構成する回転不能デイスク3
6,37,38及び39を支持する。回転可能デ
イスク42,43及び44はその外周縁にキー部
材33と咬合する開口部を具備し、ブレーキ10
の回転子を形成する。回転不能デイスク36乃至
39及び回転可能デイスク42乃至44はいずれ
も高温に耐え、ヒートシンクを提供するのに好適
なブレーキ材料から成り、図示の実施例では炭素
複合摩擦材から成る。第1図から明らかなよう
に、回転可能デイスク42を回転不能デイスク3
6及び37間に、回転可能デイスク43を回転不
能デイスク37及び38間に、回転可能デイスク
44を回転不能デイスク38及び39間にそれぞ
れ配置する。末端の回転不能デイスク36及び3
9はその他の回転不能デイスク37,38及び回
転可能デイスク42,43及び44の厚さT2の
1/2に相当する厚さT1を具える。
第2図には回転不能デイスク37が図示してあ
り、以下の説明は回転不能デイスク37と全く同
じ回転不能デイスク38にもそのまま当てはま
る。回転不能デイスク37は2つのデイスク部材
45及び46に分割されている。回転不能デイス
ク37を2つよりも多数のデイスク部材に分割し
てもよいが、デイスク37の厚さT2の1/2に相
当する同じ厚さT1を有し且つ材料および形状が
同じ2つだけのデイスク部材に分割する方が好ま
しい。デイスク部材45及び46の間に、動作中
の高温高圧下に2つのデイスク部材が互いに融着
または溶着するのを防止するため黒鉛箔からなる
薄い分離シート部材47を介在させる。デイスク
部材45及び46はその内周縁の円周沿いに間隔
を保つ位置に互いに整合する溝付き開口部48を
具備する。回転可能デイスク42,43及び44
はその外周縁の円周沿いに間隔を保つ位置に同様
の開口部を具備する。
り、以下の説明は回転不能デイスク37と全く同
じ回転不能デイスク38にもそのまま当てはま
る。回転不能デイスク37は2つのデイスク部材
45及び46に分割されている。回転不能デイス
ク37を2つよりも多数のデイスク部材に分割し
てもよいが、デイスク37の厚さT2の1/2に相
当する同じ厚さT1を有し且つ材料および形状が
同じ2つだけのデイスク部材に分割する方が好ま
しい。デイスク部材45及び46の間に、動作中
の高温高圧下に2つのデイスク部材が互いに融着
または溶着するのを防止するため黒鉛箔からなる
薄い分離シート部材47を介在させる。デイスク
部材45及び46はその内周縁の円周沿いに間隔
を保つ位置に互いに整合する溝付き開口部48を
具備する。回転可能デイスク42,43及び44
はその外周縁の円周沿いに間隔を保つ位置に同様
の開口部を具備する。
回転トルクを伝達するかまたは回転トルク伝達
を抑制するため例えば耐摩耗軸受部材49のよう
な適当な接続手段を開口部48に配置することが
好ましい。軸受部材49はデイスク37及び38
の外面に沿つて円周方向に広がる突片52を具備
する。突片52は軸受部材49を取付けた状態で
デイスク部材45及び46の孔54と整合する孔
53を具備することができる。孔53及び54に
リベツト55を挿入することによつて軸受部材4
9を固定すると共にデイスク部材45及び46を
接続することができる。ただし、リベツトの融通
性によつて、デイスク部材どうしは僅かに相対移
動が可能である。回転可能デイスク42,43,
44の開口部及び回転不能末端デイスク36及び
39の開口部にもキー部材33及びスプライン部
材32と摺動咬合するように同様な軸受部材、突
片及びリベツトを使用することができる。すでに
述べたように軸受部材49のような接続手段を採
用することが好ましいが、必ずしも必要ではな
い。軸受部材49が不要な場合には使用しなくて
もよく、この場合、個々のデイスクのデイスク部
材間に接続手段が存在しないことになる。
を抑制するため例えば耐摩耗軸受部材49のよう
な適当な接続手段を開口部48に配置することが
好ましい。軸受部材49はデイスク37及び38
の外面に沿つて円周方向に広がる突片52を具備
する。突片52は軸受部材49を取付けた状態で
デイスク部材45及び46の孔54と整合する孔
53を具備することができる。孔53及び54に
リベツト55を挿入することによつて軸受部材4
9を固定すると共にデイスク部材45及び46を
接続することができる。ただし、リベツトの融通
性によつて、デイスク部材どうしは僅かに相対移
動が可能である。回転可能デイスク42,43,
44の開口部及び回転不能末端デイスク36及び
39の開口部にもキー部材33及びスプライン部
材32と摺動咬合するように同様な軸受部材、突
片及びリベツトを使用することができる。すでに
述べたように軸受部材49のような接続手段を採
用することが好ましいが、必ずしも必要ではな
い。軸受部材49が不要な場合には使用しなくて
もよく、この場合、個々のデイスクのデイスク部
材間に接続手段が存在しないことになる。
ブレーキ作動機構はブレーキ10の周りの間隔
を保つ位置に設けた油圧ピストン・シリンダ装置
56から成る。それぞれのピストン・シリンダ装
置56はトルク・フレーム26の円筒状筐体57
内に設けてある。各ピストン・シリンダ装置56
のピストン・ロツド58は回転不能デイスク36
とトルク・フレーム26との間に配置された牽引
板59と咬合する。当業者に公知の適当な牽引機
構をトルク・フレーム26の周りの間隔を保つ位
置に配置し、そのロツドを自動調整または摩耗補
償機構を介して前記牽引板59に固定してもよ
い。
を保つ位置に設けた油圧ピストン・シリンダ装置
56から成る。それぞれのピストン・シリンダ装
置56はトルク・フレーム26の円筒状筐体57
内に設けてある。各ピストン・シリンダ装置56
のピストン・ロツド58は回転不能デイスク36
とトルク・フレーム26との間に配置された牽引
板59と咬合する。当業者に公知の適当な牽引機
構をトルク・フレーム26の周りの間隔を保つ位
置に配置し、そのロツドを自動調整または摩耗補
償機構を介して前記牽引板59に固定してもよ
い。
作動に際しては、図示しない油圧源からピスト
ン・シリンダ装置56へ作動油を連通させるとピ
ストン・ロツド58が牽引板59を第1図上右方
へ変位させることにより外端の回転不能デイスク
36をスプライン部材32に沿つて摺動させ、回
転可能デイスク42と咬合させる。同様に、回転
可能デイスク42は、すべてのデイスクが咬合し
て互いに圧接すると共に反動板部材29と圧接す
るまで、キー部材33に沿つて摺動して回転不能
デイスク37と咬合する。
ン・シリンダ装置56へ作動油を連通させるとピ
ストン・ロツド58が牽引板59を第1図上右方
へ変位させることにより外端の回転不能デイスク
36をスプライン部材32に沿つて摺動させ、回
転可能デイスク42と咬合させる。同様に、回転
可能デイスク42は、すべてのデイスクが咬合し
て互いに圧接すると共に反動板部材29と圧接す
るまで、キー部材33に沿つて摺動して回転不能
デイスク37と咬合する。
咬合期間中、回転不能割デイスク37及び38
に発生する摩擦力がデイスク部材45及び46を
振動させるが、個々のデイスク部材に於いて励起
が時間及び場所に応じて異なるから応答にも差が
あり、デイスク部材間の界面に微小な相対運動が
存在する。この相対運動は回転可能デイスク4
2,43及び44と回転不能デイスク36,3
7,38及び39との間の接触摩擦によつて抵抗
され、デイスク部材45または46の振動を抑制
する減衰力を構成する。
に発生する摩擦力がデイスク部材45及び46を
振動させるが、個々のデイスク部材に於いて励起
が時間及び場所に応じて異なるから応答にも差が
あり、デイスク部材間の界面に微小な相対運動が
存在する。この相対運動は回転可能デイスク4
2,43及び44と回転不能デイスク36,3
7,38及び39との間の接触摩擦によつて抵抗
され、デイスク部材45または46の振動を抑制
する減衰力を構成する。
回転不能デイスク37及び38を2つより多数
のデイスク部材に分割することで減衰及びノイズ
軽減効果をさらに高めることができるが、この場
合デイスク37及び38のヒートシンクとしての
効果が低下する。デイスク部材45及び46間の
界面をデイスク37及び38の中点に位置させる
ことで耐熱性の低下は殆どまたは全くなくなる。
のデイスク部材に分割することで減衰及びノイズ
軽減効果をさらに高めることができるが、この場
合デイスク37及び38のヒートシンクとしての
効果が低下する。デイスク部材45及び46間の
界面をデイスク37及び38の中点に位置させる
ことで耐熱性の低下は殆どまたは全くなくなる。
比較的薄いデイスクと比較的厚いデイスクとを
交互に配置すれば、隣接する各部の自己振動数が
食違い、これがブレーキの共振を軽減するから、
ノイズが軽減する。隣接各部の材料を変えても同
様な効果が得られる。しかし、いずれの方法もデ
イスクのヒートシンクとしての効果を低下させ
る。
交互に配置すれば、隣接する各部の自己振動数が
食違い、これがブレーキの共振を軽減するから、
ノイズが軽減する。隣接各部の材料を変えても同
様な効果が得られる。しかし、いずれの方法もデ
イスクのヒートシンクとしての効果を低下させ
る。
最良条件のヒートシンクを得るには回転子及び
固定子の熱拡散係数及び熱容量を平衡させると共
に最大に設定しなければならない。これが最も有
効に達成されるのは、回転子及び固定子のすべて
のデイスクを同一材料で形成し、ほぼ同じ厚さに
した場合である。固定子のデイスク37及び38
を割デイスクとして構成すれば耐熱性の低下を伴
なうことなく隣接各部の自己振動数を食違わせる
ことになる。固定子または回転子のデイスクを全
部割デイスクとして構成しても自己振動数を低下
させることができるが、これはブレーキ装置10
の共振を軽減することにならない。図示し且つ以
上に説明した構成を採用すればブレーキ10の耐
熱性を犠性にせずにノイズを軽減することができ
る。
固定子の熱拡散係数及び熱容量を平衡させると共
に最大に設定しなければならない。これが最も有
効に達成されるのは、回転子及び固定子のすべて
のデイスクを同一材料で形成し、ほぼ同じ厚さに
した場合である。固定子のデイスク37及び38
を割デイスクとして構成すれば耐熱性の低下を伴
なうことなく隣接各部の自己振動数を食違わせる
ことになる。固定子または回転子のデイスクを全
部割デイスクとして構成しても自己振動数を低下
させることができるが、これはブレーキ装置10
の共振を軽減することにならない。図示し且つ以
上に説明した構成を採用すればブレーキ10の耐
熱性を犠性にせずにノイズを軽減することができ
る。
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---|---|---|---|
US94574978A | 1978-09-25 | 1978-09-25 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH029213B2 true JPH029213B2 (ja) | 1990-03-01 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JPH029213B2 (ja) |
AU (1) | AU4995179A (ja) |
BE (1) | BE878928A (ja) |
CA (1) | CA1123760A (ja) |
DE (1) | DE2965851D1 (ja) |
DK (1) | DK227280A (ja) |
IT (1) | IT1123228B (ja) |
NO (1) | NO792965L (ja) |
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GB2234024B (en) * | 1989-07-22 | 1993-09-29 | Dunlop Ltd | Carbon composite laminated structures |
US5143184A (en) * | 1991-02-14 | 1992-09-01 | Allied-Signal Inc. | Carbon composite brake disc with positive vibration damping |
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- 1979-09-19 IT IT25830/79A patent/IT1123228B/it active
- 1979-09-21 BE BE0/197260A patent/BE878928A/fr unknown
-
1980
- 1980-04-22 EP EP79901075A patent/EP0020389B1/en not_active Expired
- 1980-05-23 DK DK227280A patent/DK227280A/da not_active Application Discontinuation
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IT7925830A0 (it) | 1979-09-19 |
WO1980000735A1 (en) | 1980-04-17 |
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