JPH0286778A - ヒトα↓2−プラスミンインヒビタ−蛋白をコードする遺伝子 - Google Patents

ヒトα↓2−プラスミンインヒビタ−蛋白をコードする遺伝子

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JPH0286778A
JPH0286778A JP63234930A JP23493088A JPH0286778A JP H0286778 A JPH0286778 A JP H0286778A JP 63234930 A JP63234930 A JP 63234930A JP 23493088 A JP23493088 A JP 23493088A JP H0286778 A JPH0286778 A JP H0286778A
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JP
Japan
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plasmin inhibitor
human
exon
gene
amino acid
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JP63234930A
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English (en)
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Yoshihiko Washimi
芳彦 鷲見
Yataro Ichikawa
市川 弥太郎
Nobuo Aoki
青木 延雄
Masami Muramatsu
村松 正実
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明はヒトα2−プラスミンインヒビター(α2  
plasmin  1nhibitor  : α2−
antiplasmin >を構成するアミノ酸配列及
びそれをコードする遺伝子断片に関するものである。
b、従来技術 ヒトのα2−プラスミンインヒビターは、青水と緒井に
よって最初に単離・精製され、線維製溶解酵素のプラス
ミン(plasmin )のエステラーゼ活性を瞬間的
に阻害する強力なプラスミンインヒビタ−であり、11
.7%の糖鎖を含む分子量的67.000の1本鎖の糖
蛋白質であることが知られている[M、 Moroi 
 &  N、 Aoki  :TheJ ournal
  of  B 1olooical  Chemis
try、  251゜5956−5965 (1976
)参照]。
本発明者は、すでに特願昭61−225008 (昭和
61年9月25日出願)、特願昭61−301753 
(昭和61年12月19日出願)および特願昭62−1
54495 (昭和62年6月23日出願)において、
ヒトα2−プラスミンインヒビターのアミノ酸配列およ
び遺伝子断片を出願した通り、ヒト肝細胞のcD N 
Aライブラリーより、ヒトα2−プラスミンインヒビタ
ーの相補DNA <以下cD N Aと言う)を単離し
その構造からヒトα2−プラスミンインヒビターのアミ
ノ酸配列を決定した。
方、ヒトα2−プラスミンインヒビターの−部あるいは
全部をコードするゲノム遺伝子(断片)は取られていな
い。このゲノム遺伝子もしくはその断片が得られれば、
ヒトα2−プラスミンインヒビターの一部、あるいは全
部を遺伝子操作手法により生産することも可能となる。
また、このゲノム遺伝子もしくはその断片を利用して、
ヒトα2−プラスミンインヒビターの発現、ヒトα2プ
ラスミンインヒビタ−欠損症の診断や治療も可能となる
と思われる。
09本発明の構成 本発明者は、ヒトα2−プラスミンインヒビター遺伝子
について研究をおこなった結果、ヒトα2−プラスミン
インヒビターのプロペプチドに相当する39個のアミノ
酸配列及びヒトα2−プラスミンインヒビターを構成す
る452個のアミノ酸配列をコードする、ヒトゲノム遺
伝子を単離し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は1:添付第2図における工’yソン
■、 I[[、rV、 V、 Vl、 Vl、 Vl、
 ■オヨヒXよりなり、それぞれのエクソンはイントロ
ンを介して結合しているヒトα2−プラスミンインヒビ
ター蛋白をコードする遺伝子および2:前記エクソン■
の上流に更に第2図のエクソンエがイントロンを介して
結合している前記第1項記載の遺伝子である。
また本発明は、3:前記エクソン■の上流に更に第2図
(1)の−23〜−903までの塩基配列が付加されて
いる前記第2項記載の遺伝子である。
また本発明は、4;前記第3項記載の遺伝子を適当なベ
クターに組み込んで動物細胞で発現させることによるヒ
トα2−プラスミンインヒビターの製造方法である。
ここで適当なベクターとしては、ρAV2゜1)SV2
.   pSV1GT5.   psVIGT7゜[I
BB4.  pHG、  1)FR400,I)CDV
1又ハpKcRなどが使用できる。
また動物細胞としては、CHOI胞、BHK細胞、29
3細胞、CO3細胞、 Chang  L 1ver細
胞又はCIone9細胞などが使用できる。
かかる本発明は、第2図におけるエクソン■〜Xにいた
る9個のエクソンと各々のエクソン間を形成する8個の
イントロンより構成されるゲノム遺伝子または、該エク
ソン■の上流にさらにエクソンエをイントロンを介して
結合しているゲノム遺伝子である。
本発明におけるエクソン■の一部、エクソン■及びエク
ソンIVの一部は39個のアミノ酸のプロペプチドをコ
ードする。エクソンIVの残る部分、エクソンV、エク
ソンVl 、エクソンV[、エクソン■。
エクソンIXおよびXの1部は、ヒトα2−プラスミン
インヒビターをコードする。ヒトα2−プラスミンイン
ヒビターのゲノム遺伝子の、6種類の制限酵素に関する
制限酵素地図は、添付第1図(2)に示される。またこ
のゲノム遺伝子は添付第1図(3)に示した3種のλフ
ァージのクローンとして得た。
ヒトα2−プラスミンインヒビターのゲノム遺伝子のD
NA塩基配列及びアミノ酸配列は添付第2図に示される
。添付第2図において各エクソンは塩基配列のアンダー
ラインの部分である。エクソン■はアミノ酸配列を]−
ドしていない。エクソン■は非翻訳領V1.4塩基(G
AAC)と、プロペプチドの一部21アミノ酸をコード
する63塩基の計67塩基から成る。エクソン■は、プ
ロペプチドの一部13アミノ酸をコードする39塩基か
ら成る。
エクソン■はプロペプチドの一部5アミノ酸をコードす
る15塩基と、α2−プラスミンインヒビターのN末端
の16アミノ酸をコードする48塩基の計63塩基から
成るエクソンVはα2−プラスミンインヒビターの67
1/3アミノ酸をコードする202塩基から成る。エク
ソン■はα2−プラスミンインヒビターの48アミノ酸
をコードする 144塩基から成る。エクソン■は、α
2−プラスミンインヒビターの68アミノ酸をコードす
る204塩基から成る。エクソン■はC2−プラスミン
インヒビターの472/3アミノ酸をコードする143
塩基から成る。エクソン■はC2−プラスミンインヒビ
ターの681/3アミノ酸をコードする205塩基から
成る。エクソンXはC2−プラスミンインヒビターのC
末端の1362/3アミノ酸をコードする410塩基と
、3′非翻訳領域759塩基の、計1169塩基から成
る。各々のエクソンのDNA塩基配列の下にアンダーラ
インをひいて示した。。
以下実施例を掲げてヒト肝細胞よりメツセンジv−RN
A(以下”mRNA”と記す)の単離。
cD N Aライブラリーの作製、ヒトα2−プラスミ
ンインヒビターのスクリーニング、ヒトα2プラスミン
インヒビタ−cD N Aのリクローニング、ヒトα2
−プラスミンインヒごターゲノム遺伝子のクローニング
、ヒトα2−プラスミンインヒビターゲノム遺伝子の制
限エンドスフレアーゼ(以下゛制限酵素″と記す)切断
地図の作製、及びヒトα2−プラスミンインヒビターゲ
ノム遺伝子の塩基配列の決定について詳細に説明する。
なお、本明細書及び図面において、アミノ酸。
ポリペプチドはItJPAC−IUB生化学委員会(C
BN)で採用された方法により略記するものとし、たと
えば下記の略号を用いる。
AlaL−アラニン AroL−アルギニン AsnL−アスパラギン Asp  L−アスパラギン酸 Cys  L−システィン Gln  L−グルタミン GIu、L−グルタミン酸 Gly  グリシン HisL−ヒスチジン 11eL−イソロイシン 1eul−ロイシン しys  L−リジン Met  L−メチオニン PheL−フェニルアラニン ProL−プロリン 3er  l−セリン 7−hrl−−スレオニン Trρ L−トリプトファン Tyr  L−チロシン Val  L−バリン また、DNAの配列はそれを構成する各デオキシリボヌ
クレオチドに含まれる塩基の種類で略記するものとし、
たとえば下記の略号を用いる。
A アデニン(デオキシアデニル酸を示す。)Cシトシ
ン(デオキシシチジル酸を示す。)G グアニン(デオ
キシグアニル酸を示す。)■ チミン (デオキシチミ
ジル酸を示す。)実施例1 ヒト肝細胞よりIIIRN
 Aの単離ヒト肝細胞よりmRN Aの単離は、グアニ
ジンチオシアネート法[J、 M、 Chirgwin
  et  al。
: B iochemistry 、 18.5294
−5299 (1979)参照]に従った。ヒト肝細胞
2 X 10g個に5dのGTC溶液(6Mグアニジン
イソチオシアネート、5mMクエン酸ナトリウム、  
0.1M2−メルカプトエタノール、0.5%N−ラウ
0イルザルコシン酸ナトリウム)を加え、ホモゲナイズ
した。3.8dの5.7M  C5cL  O,IM 
 EDTA水溶液の上に重層し、これをRPS−40T
ローター(HITACHI)を用いて、35.OOOr
pmで15時間、25°Cで超遠心した。超遠心機注意
深く溶液を取り除いた後、エタノール約11Id/、で
3回リンスし、1.4蔵の水に溶解後エタノール沈澱さ
せた。この沈澱を0.5M  Na CI、 10 m
M  Tris −HCj (pH7,5) 、 1 
 mM  EDTA、  0.05%SDSの組成の洗
浄液0.5mに溶解し、0.5mi!のQIiQO(d
T)セルロースカラムを通した。このカラムを上記洗浄
液で洗った後、10 mM  Tris −HCf(p
H7,5) 、 1  mM  EDTA、  0.0
5%SO8の組成の溶出液で溶出し、約31μ9のpo
lyA・+11RN Aを得た。
実施例2  cDNAライブラリーの作製ヒト肝細胞由
来polyA ”  mRN AよりcD N Aの合
成は、GublerとHoNmanの方法[U。
Gubler   &   B、J、Hoffman;
  Gene、25゜263−269 (1983)参
照]に従い、アマージャム製cD N A合成キットを
用いておこなった。
5μ9のpolyA”  mRNA (G、:50ユニ
ツトノヒト胎盤由来RN ase阻害酵素(HPRI 
)の存在下5μ9の0liOO(dT) 12−18を
加え100ユニツトの逆転写酵素を42℃で1.5時間
働かせて約30%の収率で1重鎖cD N Aを合成し
た。この反応液に4ユニツトの大腸菌リボヌクレアーゼ
Hと115ユニツトの大腸菌DNAポリメラーゼIを加
え12℃で1時間、22℃で1時間反応させた後70℃
で10分間放置して酵素を失活させた。その後10ユニ
ツトのT4DNへポリメラーゼを加え37℃で10分間
反応させて、約95%の収率で2本mcDNAを得た。
この2重鎖CDNAを20ユニツトのEC0R1メチラ
ーゼを37℃で1時間反応させた。これに16ユニツト
のEcoRI(宝酒造製)を結合させた。これに16ユ
ニツトのEcoRI(宝酒造製)を加え37℃で2時間
反応させた後、S epharose  Cし一4Bカ
ラムを通し、純化し約0.8μ3のCDNAを得た。次
にこのCDNA0.4μ3とλgti。
アーム1.0μg(ベクタークローニングシステムズ製
)との連結をおこない、ヒト肝細胞由来のcD N A
が挿入されたハイブリッドDNAを得た。
得られたハイブリッドDNAについてin  Vitr
Oパッケージング[A、 Becker  &  M、
 Gold :proc、Na口、 Acad 、Sc
i、  USA、 72゜581 (1975)参照]
をおこない、ヒト肝細胞由来cD N Aライブラリー
を得た。
前記実施例2で得られたヒト肝細胞由来cDNAライブ
ラリーを大腸菌C600hjQ−株に感染させ、プラー
クを形成させた。ヒトα2−プラスミンインヒビター遺
伝子を含むクローンは、[” P ]で標識した合成り
NA  P−1及びP−2をプローブとし用いB en
tonと[)aVisのプラークハイブリダイゼーショ
ン法[W、 D、 Benton  &  R。
W、 Davis: 5cience、  196. 
180− (1977)参照1に従って選別した。プロ
ーブとして用いた合成りNAはCo11enらによって
報告されていたヒトα2−プラスミンインヒビターの部
分アミノ酸配列[D、 Co11en et  al、
: Thrombosisand l−1aemos1
−1ae、 48. 311−314(1982)参照
]と対応するDNA配列をNDAシンセサイザーくアプ
ライド・バイオシステムズ製)を用いて合成した。
(P−1)  Met  Glu  GIU  ASD
  Tyr  Pr。
3’  TACCTT  CTT  CTG  ATG
  GG   5’CAA (P−2)  Val  Glu  Met  Met
  Gln  Ala3’  CAG  TCT C TACTACGTT  CG 5′ 実施例4 ヒトα2−プラスミンインヒビター大腸菌用
プラスミド1)UO32μりを実施例4に準じて制限酵
素EC0Rrで消化したものに対してアルカリ性ホスフ
ァターゼ(E、 colt  C75)(宝酒造製)を
1.0ユニット加えて58℃で2時間反応させた。反応
終了後、反応液中のアルカリ性゛フォスファターゼを失
活・除去するためにフェノール抽出を3回繰返した。こ
のようにして得られた pU C8のEcoRI/アル
カリ性フォスファターゼ処理液に、実施例4で得たヒト
α2−プラスミンインヒビターECORI消化CD N
 A断片を加え、2ユニツトのT4−DNAリガーゼを
12℃で16時間反応させて連結させた。
大腸菌LE392株の形質転換は、通常のCaCj 2
法[M、 V、 Norgard et at、 : 
Gene 。
ユ、  297(178)参照]に従い調製し、前記ρ
UC8にヒトα2−プラスミンインヒビターEcoRI
消化cD N A断片を連結させたハイブリットDNA
を形質転換した。形質転換した大腸菌LE392を50
μ9/ldの濃度のアンピシリンを含んだし一プロスプ
レートに接種した。このプレートを37℃で1晩培養し
て形質転換株を生育させた。得られたコロニーより公知
の方法を用いてDNAを調製し、アガロースゲル電気泳
動により目的のハイブリッドDNAを確認し、この1つ
をpPI41及びpPI39と命名した。
ヒト胎盤より抽出したDNAを制限酵素A ILII及
びl−1aelで消化した後、EcoRIリンカ−を介
してシャロン4 A (Charon 4 A )バク
テリオファージベクターアームに組み込みライブラリー
とした。このライブラリー1.2X 106プラークを
、α2−プラスミンインヒビターのN末より31番目か
ら 130番目のアミノ酸配列及び179番目から42
9番目のアミノ酸配列に対応するcD N A断片をプ
ローグとしてB enton −D aVisの方法(
3enton 、 W、 D  &  Qavis、 
R,W。
S cience  196. 180−182.  
(1977)参照)によってスクリーニングした。また
、3′上流側のクローンのスクリーニングには、15塩
基から成る合成りNA (5’ ACTCCCCTGC
CAGCC3′)をプローグとして用いた。cD N 
Aをプローグとして用いたときには、cD N A断片
はニックトランスレーションによって42pでラベルし
た。また合成りANのラベルはT4ポリヌクレオチドキ
ナーゼ(T 4  P olynucleotidek
inase )により5′側をy2Pでラベルした。
スクリーニングの結果、α2−プラスミンインヒビター
ゲノム遺伝子全域をコードする3個のクローン、λP1
1.λP12.及びλPI6を得た。各々のクローンの
ゲノム遺伝子への対応は添付第1図(1)〜(3)に示
した。
実施例5で得られたヒトα2−プラスミンインヒビター
ゲノム遺伝子を含むファージDNAをEC0RIで消化
し、挿入されたいたヒトα2−プラスミンインヒビター
ゲノム遺伝子を切り出し、0.9〜1.5%アガロース
ゲル電気泳動によって単離した。このヒトα2−プラス
ミンインヒビター遺伝子断片0.1〜0.5μ9を制限
酵素消化用バッファ−10μ塁に溶解し、各種制限酵素
2ユニツトを添加して37℃で1時間消化した。
なお、二種類の制限酵素による消化をおこなう場合には
、まず低温濃度で作用する制限酵素で処理し、次に所定
濃度まで塩濃度を上げてから、より高塩濃度で作用する
制限酵素で処理した。制限酵素による消化後、1μ旦の
0.25%ブロモフェノールブルー、 50%グリセロ
ール水溶液を加え1μg/dのエチジウムブロマイドを
含む0.8%〜1.2%アガロースでゲル電気泳動をお
こなった。
この電気泳動の際、DNA断片の分子量マーカーとして
λファージのDNAをl−1indI[[で消化したも
のを用いた。電気泳動後、このゲルに対して紫外線を照
射して消化パターンを観察した。各種制限酵素単独によ
る消化、及び二種の制限酵素の組み合わせによる消化で
の消化パターンを解析した。
かくして得られたヒトα2−プラスミンインヒビターゲ
ノム遺伝子の制限酵素地図を添付第1図(2)に小した
ヒトα2−プラスミンインヒビターゲノム遺伝子の塩基
配列はSangerのジデオキシシーケンス法[F、 
5anaeret al、 :Proc、  Natl
Δcad、  Sci、 LJSA74.5463−5
467(1977、)参照]により決定した。
たとえばヒトα2−プラスミンインヒビターゲノム遺伝
子のEC0RI消化断片を公知の方法に従ってM 13
m  p18又はM 13m  p19ベクターのEc
oRIサイトに挿入し、大腸菌JM105株に形質転換
させる。形質転換させたJM105株によって生産され
る一重項ハイブリットDNAを公知の方法に従って調製
した。この−重鎖DNAを用いて、M13シーケンスキ
ット(アマージャム製)を用いてシーケンス反応をおこ
ない、7M尿素を含む6%ポリアクリルアミドゲル電気
泳動で分離した。ゲルを乾燥後−80℃で一部オートラ
ジオグラフィーをおこなった後、分離パターンの解析を
おこない、ヒトα2−プラスミンインヒビターゲノム遺
伝子の塩基配列決定のための資料とした。
かくして添付第2図に示されたヒトα2−プラスミンイ
ンヒビターをコードするゲノム遺伝子の塩基配列が決定
された。
【図面の簡単な説明】
添付第1図(1)は、本発明によるヒトα2−プラスミ
ンインヒビターゲノム遺伝子のイントロン−エクソンを
示したものであり、10個のエクソンは四角で示した。 エクソン■、エクソン■の一部及びエクソンXの一部は
アミノ酸をコードしていない非翻訳領域である。エクソ
ンX中の非翻訳領域 (U ntranslated regions  (
U T ) )は斜線で示した。 添付第1図(2)は本発明によるヒトα2−プラスミン
インヒビターゲノム遺伝子の制限酵素地図である。各記
号は次の制限酵素を示す。B;BamHl、E:Eco
RI、)−1:Hind I[[、D:DraI。 X:XbaI 添付第1図(3)は、本発明によるヒトα2−プラスミ
ンインヒビターゲノム遺伝子をコードするファージクロ
ーン中の遺伝子断片を示す。第1図の(1)〜(3)は
、各々上下対応している。 添付第2図は、本発明によるヒトα2−プラスミンイン
ヒビターゲノム遺伝子のDNA塩基配列及びアミノ酸配
列を示す。各エクソン部分にはアンダーラインをほどこ
し、その下に対応するアミノ酸を記した。エクソンX中
流のT A T A boxに相当すると思われるシー
ケンス及び transcr+pt+onal  5tart  5
ite及び5′側最上流のBamHI  5iteを線
でかこんだ。また、3′下流側のポリアゾニレ−ジョン
認識部位(polyadenylatton  rec
ognition  5ite)を線でかこんだ。 手 続 ネ11 正 書 昭和63年12月f日 明細書第7頁下から3行の「制限エンドスフレアーゼ」
を「制限エンドスフレアーゼ」と訂正する。 (2)同第12頁下から7行の[大腸菌C60Q hf
F株Jを「大腸菌C60011f7+−株」と訂正する
。 以  上 ヒトα2 プラスミンインヒビタ−蛋白をコードする遺(d神正を
する者 事件との関係 特許出願人 大板府大阪市東区南本町1丁目11番地(300)帝人
株式会社 頽者 岡 本 佐四部 代 理 人    東京都千代田区内幸町2丁目1番1
号(飯野ビル)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、添付第2図におけるエクソンII、III、IV、V、VI
    、VII、VIII、IXおよびXよりなり、それぞれのエクソ
    ンはイントロンを介して結合しているヒトα_2−プラ
    スミンインヒビター蛋白をコードする遺伝子。 2、前記エクソンIIの上流に更に第2図のエクソン I
    がイントロンを介して結合している請求項1記載の遺伝
    子。 3、前記エクソン I の上流に更に第2図(1)の−2
    3〜−903までの塩基配列が付加されている請求項2
    記載の遺伝子。 4、請求項3の遺伝子を適当なベクターに組み込んで動
    物細胞で発現させることによるヒトα_2−プラスミン
    インヒビターの製造方法。
JP63234930A 1988-09-21 1988-09-21 ヒトα↓2−プラスミンインヒビタ−蛋白をコードする遺伝子 Pending JPH0286778A (ja)

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