JPH0286339A - タキシー用データ収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タキシー車両に搭載されタキシーパついての
データを収集するためのタキシー用データ収集装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来、タキシーについてのデータを収集するための装置
として、電子式タキシーメータが発生するデータと、独
自に計測して作成するデータとにより各営業毎のタキシ
ーの運行状況を表す営業時系列データを作成し、これを
収集すると共に、データ要求に応じて該収集した時系列
データを出力するようにしたものが、例えば特願昭６１
−２７６８０１号において提案されている。

ところで、最近自動車電話はその普及が目覚ましく、乗
用車だけでなく乗合バスやタクシ−にも搭載され、乗客
へのサービスに供されるようになってきている。従来の
この種の電話においては、通話料金の収集の仕方として
、以下のような何種類かの方法が採用されていた。

その１つは、通常の公衆電話と同様のコイン電話機を車
載し、これに例えば１００円玉のようなコインを入れる
ことにより通話するようにし、りクシ−、バスが一日の
営業を終了した後、乗務員又は管理者がコイン電話機か
ら硬貨を収集して会社に納金するものである。他の１つ
は、自動車電話機に一体的に或いは別個に通話料金メー
タを取付け、これに通話時間、通話距離に応じた料金を
表示し、その金額を乗客に請求するようにし、−日の営
業の終了後に、乗務員が通話料金メータのボタンを操作
して累計金額を表示させ、その金額を日報に記入し、そ
の数値に合った金額を会社に納金するものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記提案されたタキシー運行データ収集装置により収集
したデータは、これを自動的に処理し、会社に納金すべ
き売上金額を乗務員に知らせるようにするために利用さ
れているが、このようなタキシー運行データ収集装置を
搭載したタクシ−車両に上述のような自動車電話を設置
した場合、タキシー車両の売上金の自動処理はできても
、電話料金については、タキシーの売上金とは別個に手
作業で処理しなければならないため、折角導入したデー
タ収集装置が有効に生かすことができないという問題が
あった。

よって本発明は、自動車電話を搭載したタキシーにおい
て、自動車電話の通話料金についてのデータをタキシー
の運行データの収集と同様にして収集し、タキシー売上
金と電話通話料金との処理を簡単に行えるようにしたタ
キシー用データ収集装置を提供することを課題としてい
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため本発明により成されたタキシー
用データ収集装置は、第１図の基本構成図に示す如く、
自動車に搭載した電話機の通話時に発生される通話料金
上がり信号を取り込む料金信号取り込み手段３ｄと、該
料金信号取り込み手段３ｄにより取り込んだ通話料金上
がり信号に基づいて自動車電話通話料金データを作成す
る通話料金データ作成手段３ａ−１と、タキシー車両の
運行に関するタキシー運行データを作成するタキシー運
行データ作成手段３ａ−２と、前記通話料金データ作成
手段３ａ−１によ、り作成した自動車電話通話料金デー
タと前記タキシー運行データ作成手段３ａ−２により作
成したタキシー運行データとを格納するデータ格納手段
３ｂとを備えることを特徴とする。

〔作　用〕

上記構成において、料金信号取り込み手段３ｄが取り込
んだ通話料金上がり信号に基づいて、通話料金データ作
成手段３ａ−１が自動車電話通話料金データを作成し、
この自動車電話通話料金データを、タキシー運行データ
作成手段３ａ−２が作成するタキシー車両の運行に関す
るタキシー運行データと共にデータ格納手段３ｂに格納
するよにしている。

よって、データ格納手段３ａに格納されている自動車電
話通話料金データ及びタキシー運行データをそれぞれ利
用することによって、電話通話料金とタキシー売上金の
集計処理を同時にかつ簡単に行うことができるようにな
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明によるタキシー用データ収集装置の概念
構成を示すブロック図である。同図において、１は電話
機、２は無線装置、３は本発明によるタキシー用データ
収集装置、そして４は電子式のタキシーメータである。

上記電話機１及び無線装置２は自動車電話を構成してい
る。自動車電話端末としての電話機１は通話料金を表示
する機能を有するもの、或いはコイン電話式のものでよ
く、前者の場合は図示しない表示器を有する。一方、無
線装置２は、第３種自動重電話単位料金選択式のもので
、予め定めらめられた距離、時間によって決められたパ
ルスを料金上がり信号として出力する端子を有し、この
端子からの通話料金上がり信号は上記電話機１での通話
料金の表示やコイン電話機における硬貨収納のために電
話機１に送られて利用される。

上記タキシー用データ収集装置３は、無線装置２から電
話機１に送られる上記料金上がり信号や上記電子式のタ
キシーメータ４からのデータ等を入力し、これらの入力
信号及びデータに基づいて各営業の終了毎に営業時系列
データを作成し、該作成した営業時系列データを収集し
て格納する。

タキシー用データ収集装置３が収集格納した営業時系列
データは、外部からのデータ要求に応じて出力され、売
上集計等に利用される。

第３図は本発明によるタキシー用データ収集装置の具体
的な実施例を、電子式のタキシーメータ４及びタキシー
用データ収集装置３から営業時系列データを取り出すた
めの装置と共に示すブロック図である。

同図において、電子式のタキシーメータ４は、予め定め
られたプログラムに従って動作して信号処理等を行うＣ
ＰＵ４　ａ、タキシーのタリフ状態を切り換えるタリフ
切換部４ｂ、料金を表示する料金表示器４ｃ、メータ指
数データ等を記憶するＣＭＯ３ＲＡＭからなるメモリ４
ｄ、タリフ状態を表示するウィンドサイン５を駆動する
ウィンドサインドラバ４ｅ等の他に、図示しない、プロ
グラムや定数等を記憶するＲＯＭ、メータ指数データを
表示する指数表示器、該指数表示器に表示する指数デー
タを選択する選択手段等を有する。

上記タリフ切換部４ｂはタリフを迎車、割増、賃走、空
車、支払等の状態に切換える複数のタリフスイッチから
なり、該タリフ切換部４ｂにより切換えられたタリフ状
態はＣＰＵ４　ａに入力される。ＣＰＵ４　ａには、タ
キシー車両の一定距離の走行毎に１個の距離パルスを発
生する走行センサ６が接続されている。

ＣＰＵ４　ａは走行センサ６からの距離パルスをタリフ
切換部４ｂからのタリフ状態信号や予め定められた運賃
制とにより処理して各営業毎の料金を算出して料金表示
器４ｃに料金を表示させると共に、ウィンドサインドラ
イバ４ｅを動作してウィンドサイン５にタイツ状態を表
示させる。

ＣＰＵ４ａはまた、各営業毎に料金を加算した累計、営
業時間の累計、営業走行時間の累計、走行時間の累計、
迎車回数／空車距離の累計、走行距離の累計、営業走行
距離の累計、し後回数（基本料を越えた度数）の累計、
営巣回数の累計等のメータ指数データを作成してメモリ
４ｄの所定の領域に格納し、これらのメータ指数データ
をタリフ切換部４ｂの空車タリフ状態への切換えに応じ
て予め定められたフォーマットでシリアルに出力する他
、選択手段によって指数表示器に選択的にその内容を１
つづつ表示させる。

なお、ＣＰＵ４　ａは上記シリアルデータの出力に先立
ちストローブ信号を立上げ、これからシリアルデータを
出力することをシリアルデータの受手であるタキシー用
データ収集装置３に知らせる。

なお、このシリアルデータの出力は空車タリフ状態への
切換えがなくても外部からのデータ要求に応じても行え
るようになっている。電子式のタキシーメータ自身は周
知であるので、これ以上の説明は省略する。

タキシー用データ収集装置３は、運行データ発生部とし
ての電子式のタキシーメータ４が発生するデータと、独
自に計測して作成するデータとにより各営業毎のタクシ
−に関する第４図に示すような営業時系列データを作成
し、これを収集すると共にデータ要求に応じて該収集し
た営業時系列データを出力する。このために、タキシー
用データ収集装置３は予め定められたプログラムに従っ
て動作するＣＰＵ３　ａ、営業時系列データを格納すル
ＣＭＯＳ　ＲＡＭカラナル／　−Ｅ−＋Ｊ　３　ｂ、　
ＣＰ　Ｕ３ａ及びメモリ３ｂ等の動作をバックアップす
るバックアップ電源用の電池３ｃ、自動車電話から通話
料金上げ信号を取り込むための手段としてのインターフ
ェース回路３ｄ等を有する。

第４図において、営業時系列データは、電子式のタキシ
ーメータ４からのメータ指数データの他に、各営業の所
要時間、空車停止時間、各タリフ時間、空車停止回数、
空車走行及び停止時間の明細、実車／空車の最高速度、
実車／空車の速度オーバ時間及び回数等からなる。

ＣＰＵ３　ａは、タリフ状態を表すウィンドサイン信号
、走行センサ６からの距離パルス、電子式のタキシーメ
ータ４からのストローブ信号及びシリアルデータ、並び
に自動車電話からの通話料金上がり信号を入力し、これ
らの入力を予め定めたプログラムに従って信号処理等を
行って営業時系列データを作成し、該作成した営業時系
列データをメモリ３ｂに格納すると共に、出力手段であ
るプラグ３ｅをターミナル７のプラグ挿入孔７ａに挿入
したとき発生されるデータ要求信号に応じてメモリ３ｂ
に格納している営業時系列データをプラグ３ｅを通じて
ターミナル７に出力する。ターミナル７に出力されたデ
ータは通計器８を介して図示しないデータ処理装置に送
られる。

上記ＣＰＵ３ａは、通話料金上がり信号をカウントする
カウンタ機能を有し、このカウンタ機能によりカウント
して得た通話度数を通話料金データとして上記営業時系
列データ作成時に利用する。

上述したタキシー用データ収集装置３の動作をそのＣＰ
Ｕ３　ａが実行する仕事を示す第５図のフローチャート
を参照して以下説明する。

フローチャートはＣＰＵん３ａの電源投入によりスター
トし、その最初のスッテプＳ１において、電子式のタキ
シーメータ４からのウィンドサイン信号に基づいてタキ
シーが営業中であるか否かを判定し、営業中であり判定
がＹＥＳであればステップＳ２に進み、ここでその間の
車両運行状況を計測する。その後ステップＳ３に進み、
ここで自動車電話からの通話料金上がり信号が有れば、
これに基づいてメモリ３ｂの所定の領域の計数値をイン
クリメント、すなわち計数する。ステップＳ３の実行後
はステップＳ１に戻り、ここで再びステップＳ１の判定
を行う。このステップＳ１の判定がＮＯとなるまで上記
ステップ８１〜Ｓ３を繰り返し実行し、その間車両の運
行状況を計測している。

上記ステップＳ１の判定がＮＯｌすなわち営業が終了し
たときステップＳ４に進み、ここで電子式のタキシーメ
ータ４からメータ指数データを受信したか否か、すなわ
ちデータが受信済であるか否かを判定する。まだデータ
を受信しておらず判定がＮＯのときにはステップＳ５に
進み、ここで電子式のタキシーメータ４からメータ指数
データを受信してからステップＳ６に進む。データが受
信済で上記ステップＳ５の判定が、Ｙ　Ｅ　Ｓのときに
は上記ステップＳ５を飛ばしてステップＳ６に進む。

ステップＳ６においては、今終了した営業に関する営業
時系列データを作成したか否か、すなわちデータを作成
済であるか否かを判定する。まだデータを作成しておら
ず判定がＮＯのときはステップＳ７に進み、ここで上記
ステップＳ２における車両運行状況の計測値、ステップ
Ｓ３における通話料金上がり信号の計数値及び上記ステ
ップＳ５における電子式のタキシーメータ４から受信し
たメータ指数データに基づいて第４図に示すような営業
時系列データを作成し、該作成したデータをメモリ３ｂ
に格納する。上記ステップＳ７の実行毎に作成されメモ
リ３ｂに格納された多数のデータは、フローチャートに
は示さないステップにおいて順次読み出されてプラグ３
ａから出力される。

第６図は上記インターフェース回路３ｄの回路例を示す
。同図において、自動車電話の電話機１と無線装置２と
の間から取り出される通話料金上がり信号は通常はＨレ
ベルにあり、これが抵抗を介してベースに印加されてい
るトランジスタＱ１はオン状態にある。このことにより
、トランジスタＱ１のコレクタがＬレベルになり、この
コレクタがベースに接続されているトランジスタＱ２は
オフ状態にある。このトランジスタＱ２のオフにより、
これと直列に接続されているフォトカブラＰＣの発光ダ
イオードは非点灯状態にあり、よってフォトカブラＰＣ
のフォトトランジスタはオフしていて、ＣＰＵ３　ａの
入力はＬレベルとなっている。

自動車電話の通話が始まると、無線袋Ｗ２は通話料金上
がり信号を一定時間ＨレベルからＬレベルにする。これ
に応じてこの信号を受けている電話機１は通話料金表示
を行い、インターフェース回路３ｄはそのトランジスタ
Ｑｌがオフ、トランジスタＱ２がオンする。トランジス
タＱ２のオンによりフォトカブラＰＣの発光ダイオード
が点灯してフォトトランジスタがオンする。このフォト
トランジスタのオンによりＣＰＵ３　ａの入力が−定時
間ＬレベルからＨレベルに立上る。ＣＰＵ３ａはこの入
力の立上りに応じて通話料金上がり信号を計数。

上記通話料金上がり信号は通話期間中一定時間毎にＨレ
ベルからＬレベルになり、このことにより上記計数値に
より通話度数データを作成することができることになる
。このように作成されたデータは上述した営業時系列デ
ータの作成の際利用され、そして例えば、最初の営業の
際の営業時系列データ中の通話度数データと最後の営業
の際の営業時系列データ中の通話度数データとの差をと
ることにより、そのタキシー車両の営業中に利用された
自動車電話の料金の集計をタキシーの売上金額の集計と
同時に行うことができる。

上述の実施例では、上記通話料金上がり信号を電話機ｌ
と無線装置２との間の信号線から分岐して取り込む具体
的な方法を示していないが、その方法としては、第７図
に示すように、電話機１と無線装置２とを接続している
コネクタＣ１及びＣ２を外して、このコネクタＣ１及び
０２間に通話料金上がり信号線を除く他の線をスルーに
した補助信号線りを接続し、インターフェース回路３ｄ
に通話料金上がり信号を分岐して取り込むようにするこ
とが考えられる。また、他の方法として、第８図に示す
ように、無線装置２からの信号線の全てをインターフェ
ース回路の回路基板３ｄ’上に接続し、この回路基板３
ｄ’上で通話彫金上がり信号以外の信号をスルーさせる
ことも考えられる。

なお、上述の実施例では、通話料金の累計は営業時系列
データを集計しないと得られないようになっているが、
タキシー用データ収集装置３内のメモリ３ｂの所定の領
域に格納している通話料金上がり信号の計数値、すなわ
ち通話度数データを選択的に読み出して電子式のタキシ
ーメータ４に出力することによって、他のメータ度数同
様にタキシーメータ４の度数表示器に表示させることも
できる。

更に、通話料金上がり信号をタキシーメータ内に取り込
み、タキシーメータ内でこれを計数するようにし、その
計数値により表示を行ったり、また計数値を指数データ
として他のデータと一緒にタキシー用データ収集装置３
に出力するようにしてもよい。このようにした場合には
、タキシー用データ収集装置に計数値を保持するための
手段がいらなくなる。

更にまた、タキシー用データ収集装置３内に収集したデ
ータの出力手段としてプラグを用いているが、データを
ＩＣカード、メモリカード等の可搬式の記憶媒体に記憶
するようにすれば、このような出力手段は必要なくなる
。

〔効　果〕

以上説明したように本発明によれば、自動車電話の使用
状況を表す自動車電話通話料金データとタキシー車両の
営業運行状況を表すタキシー運行データをそれぞれ収集
し格納するようになっているため、これらのデータを利
用して電話通話料金とタキシー売上金の集計処理を同時
にかつ簡単に行うことができるようになる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるタキシー用データ収集装置の基本
構成を示すブロック図、 第２図は本発明によるタキシー用データ収集装置と自動
車電話及びタキシーメータとの接続関係を示すブロック
図、 第３図は本発明によるタキシー用データ収集装置の一実
施例を示すブロック図、 第４図は第３図のタキシー用データ収集装置により収集
されるデータの例を示す説明図、第５図は第３図中のＣ
ＰＵが行う仕事を示すフローチャート図、 第６図は第３図中の一部分の具体的な回路構成を示す回
路図、 第７図及び第８図は自動車電話に対する本発明によるタ
キシー用データ収集装置の接続の仕方をそれぞれ示す説
明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　自動車に搭載した電話機の通話時に発生される通話料
   金上がり信号を取り込む料金信号取り込み手段と、 該料金信号取り込み手段により取り込んだ通話料金上が
   り信号に基づいて自動車電話通話料金データを作成する
   通話料金データ作成手段と、タキシー車両の運行に関す
   るタキシー運行データを作成するタキシー運行データ作
   成手段と、前記通話料金データ作成手段により作成した
   自動車電話通話料金データと前記タキシー運行データ作
   成手段により作成したタキシー運行データとを格納する
   データ格納手段とを備える、 ことを特徴とするタキシー用データ収集装置。