JPH0285632A - エアーコンディショナーにおける結露ならびに過熱防止システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水温の変化作用を利用して天井吹出口近辺の結
露発生を未然に防止すると共に、暖房時室内上層部の過
熱を解決し、常時室内に快適な冷暖展開を求め得ようと
するエアーコンディショナーにおける結露ならびに過熱
防止システムに関するものである。

〔従来の技術〕

室内を冷暖房する手段として空冷式ヒートボンブチーリ
ングユニソトを室外に設置し、此れを室内側設置ファン
コイルユニットと連結して冷温水を流して室内に冷暖風
を供給する冷暖房供給システムが一般に知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

而るに上記手段の場合に例えば夏季時に、室内湿度の多
少に関わらず両ユニット間で一定水温の冷水を流してい
るがため１ζ室内側設置のファンコイルユニットのケー
シング全体、特に吹出口の周辺部に結露が付着し天井部
分を濡損するは勿論のこと、水滴が頭上に落下する等の
欠点がある。また冬期時においても一定水温の温水を流
通しているがために 例エバ天井等に設置せるファンコイルユニットを使用し
た場合に、該設置近辺の天井部分のみの温度が上昇し、
室内下方にまで暖風が充分に行き亘らず、殊１こ必要と
する足許部分が非常に冷えると謂う重大な欠点があった
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明システムは上記小憎に鑑みてヒートポンプチーリ
ングユニットよりの水温の変化を利用し、上記欠点を一
挙に解決行なわしめんとするものでその概略は天井内適
宜筒部に天井内温度感知センサーおよび湿度感知センサ
ーを、また室内等適宜筒部に室温感知センサーおよび室
内湿度感知センサーを各配設すると共に夫々の温、湿度
感知センサーを上記ファンコイルユニット側のファンモ
ータと電動比例式バルブに、またヒートポンプチーリン
グユニット側のファンモータと冷温水ポンプに接続し、
上記各感知センサーの送信作用にて冷温水の流量、風量
を調整し室内環境に応じて水温を自動的にて変化するよ
うに構成したことを提供しようとするものである。

〔作　用〕

上記構成において室内湿度の多い場合には該湿度を室内
湿度センサーにて感知送信し、冷水温度を上昇させるこ
とによって吹出口近辺の結露を防止し、湿気の少ない場
合には該湿度センサーにて水温を下げて室内温度を低く
すると同時に室温感知センサーにて送風機比例式バルブ
を作動させ、少水量の運転にて冷凍機の負荷を軽小とす
る。

また冬期時において屡々室内上層部のみ埼５過熱する場
合があるが、天井近辺の温度感知センサーの信号にて温
水温度を下げ吹田温度を低くして天井部に滞留する高温
空気を排除する作用を有している。

〔実施例とその作用〕

以下、本発明の実施例を図面に付いて説明すると第１図
は設置状体全体を示すもので、第２図はその配線回路図
である。

（１）は内部にファン、ファンモータ（２）および熱交
換器（２）等を有するファンコイルユニットにて天井ａ
の適宜筒部に設置されている。

（３）は室外に設置せる空冷式ヒートポンプチーリング
ユニット機内にファン、ファンモータ（４）、へ 熱交換器（４）、ポンプ（５）、冷凍機（６）、ウォー
タチーリングユニット（７）等の必要機構が夫々配置さ
れている。上記ファンコイルユニット（１）および空冷
式ヒートポンプチーリングユニット（３）は冷、温水パ
イプｂ％ｂを介して相互間にポンプ（５）の作動にて冷
、温水を送給すべく連結すると共に一１ｎ７アンコイル
ユニソト（１）の水出口近傍部に？！！動比動式例式バ
ルブ）が取着けられている。

本発明は上記構成において第２図示の如く天井ａ内の一
部に天井内温変感知センサーＱＯおよび天井内湿度感知
センサーαυを、また室内の壁面等適宜筒部に室温感知
センサーＱａおよび室内湿度感知センサー（至）を設置
し、夫々のセンサー＜１）−（至）をコントローラー（
１→を介して上記ファンコイルユニット（１）　、ヒー
トポンプチーリングユニット（３）のファンモータ（２
）、（４）および電動比例式バルブ（８）ならびにポン
プ（５）に接続する。

（９）は運転スイッチにて場合によっては上記室温感知
センサー（６）を一体的に組入れることも可能である。

次にその作用状体を説明すると、 夏期運転時等において例えば室内湿度の多い場合に天井
内或は室内等に設置せる湿度感知センサー０υ、卯が感
知して信号を送信し、冷水の温度を上昇させて吹出口近
辺に付着せる結露発生を防止する。

但し、上記冷水温度の上昇に伴って室内温度が上昇する
憂れいが生じるが、該室内の温度を運転スイッチ（９）
内に設定せる室温感知センサー（２）が感知し、送風機
および比例式バルブ（８）を全開運転して室内における
空気の循環量を多くし不快な湿気を吸収して非常に快適
な室内環境を間たらしめることができ得るのである。

また上記と反対に、湿気の少ない場合には室内湿度感知
センサー（至）の信号によって水温を下げ吹出温度、室
内温度を低く押えると同時に該室温を室温感知センサー
（２）で感知し、送風機および比例式バルブ（８）の作
動を狭搾して少水量運転を行なうので冷凍機負荷が小と
なり、非常に省エネとなる。

更に冬期時の運転において室内上層部の温度が上昇した
場合に該天井附近に設置せる温度感知センサー０Ｉより
送信し、温水の温度を押さえることへなる。斯かる吹出
温度の低下によって当然に吹出到達距離が長くなり、以
て従来天井部近辺に滞留していた高温度の空気を同時に
吸揚して室内高所より吹き降ろす作用を有し、以て室内
全体を均等に暖房して理想的な暖房分布を求めることが
でき得るのである。

また室温は運転スイ・ンチ内の室温感知センサー＠によ
って風量、水量の調整が自動的に行なわれており、室内
に最適な温度展開を常時保持している。

殊に寒冷地等で極端に寒い場合であっても温度センサー
の作用によって適当な水温が求め得られるので過温する
こともなく省エネ運転が可能であることは謂うまでもな
い。

〔発明の効果〕

本発明は上記の構成によるもので冷、暖房具季節であっ
ても他種多様の設備を全く必要とすることなく同一の設
備でありながら各感知センサーの作用を変えるのみにて
自動的に水温を変更することができ得、以て従来課題と
為されていた冷房時の結露発生の防止、暖房時の天井近
辺の過熱等の現象を一挙に掃去することが可能である。

而も送風機、通水量の制御Ｅこよってより一層のラング
コストの節約となり、省エネは勿論のこと、天井部分に
おけるシミ、汚損等の憂れいも同時に解決し、室内に常
時快適なる冷暖房分布を求めることができ得る等甚大な
る効果を併せ有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したシステムの全体図、第２図は
同上、電気回路図である。 符号の説明 （１）ファンコイルユニット （３）　空冷式ヒートポンプチーリングユニ、ト（８）
電動比例式バルブ （９）運転スイッチ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）室内側ファンコイルユニットと室外側設置の空冷
   式ヒートポンプチーリングユニットを連結し、冷温水の
   作用にて室内に冷暖房を供給しようとするエアーコンデ
   ィショナーにおいて、天井内適宜箇所に天井内温度感知
   センサーおよび湿度感知センサーを、また室内等適宜箇
   処に室温感知センサーおよび室内湿度感知センサーを各
   配設すると共に夫々の温、湿度感知センサーを上記ファ
   ンコイルユニット側のファンモータと電動比例式バルブ
   に、またヒートポンプチーリングユニット側のファンモ
   ータと冷温水ポンプに接続し、上記各感知センサーの送
   信作用にて冷温水の流量、風量を調整し室内環境に応じ
   て水温を自動的にて変化するように構成したことを特徴
   とするエアーコンディショナーにおける結露ならびに過
   熱防止システム。
2. （２）上記システム回路内において、室温感知センサー
   を運転スイッチ内に一体的に組入れた請求項第（１）項
   のエアーコンディショナーにおける結露ならびに過熱防
   止システム。