JPH0284307A - 高分子材料の加圧成形法 - Google Patents

高分子材料の加圧成形法

Info

Publication number
JPH0284307A
JPH0284307A JP23671388A JP23671388A JPH0284307A JP H0284307 A JPH0284307 A JP H0284307A JP 23671388 A JP23671388 A JP 23671388A JP 23671388 A JP23671388 A JP 23671388A JP H0284307 A JPH0284307 A JP H0284307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
pressure
molds
mold
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23671388A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiharu Matsushita
富春 松下
Koro Takatsuka
公郎 高塚
Kazuhiko Nakajima
和彦 中島
Naoki Kikuchi
直樹 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP23671388A priority Critical patent/JPH0284307A/ja
Publication of JPH0284307A publication Critical patent/JPH0284307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/003Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor characterised by the choice of material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2023/00Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2023/04Polymers of ethylene
    • B29K2023/06PE, i.e. polyethylene
    • B29K2023/0658PE, i.e. polyethylene characterised by its molecular weight
    • B29K2023/0683UHMWPE, i.e. ultra high molecular weight polyethylene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/753Medical equipment; Accessories therefor
    • B29L2031/7532Artificial members, protheses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高分子材料、特には高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のオレフィン化合物の高分子材料を、溶融
加圧成形し、各種精密部材を圧縮成形するための新しい
加圧成形手段の提供に関する。
(従来の技術) 超高分子量ポリエチレン等の高分子材料に対する成形技
術の1つとして鍛造成形法の存在することは既知であり
、例えば塑性と加工誌voL、21  No。
239 (1980年−12月号に記載の解説記事「超
高分子量ポリエチレンの鍛造成形」に紹介されている通
りである。
一般に高分子材料は、溶融成形されて各種製品に加工さ
れることが多い。例えば圧延、押出し、引抜きのように
連続的に成形するものや、射出成形、圧縮成形といった
製品毎に成形する方法が行われているのである。また目
的の製品が複雑な形状の場合、各種成形手段の内、射出
成形手段が多用されることも既知である。しかしこの射
出成形手段では、その成形品肉厚が増大する程、成形サ
イクルタイムがアップし、成形収縮率の増加による寸法
精度の低下、物性の局部的偏差を生じ易いのであり、更
に表面「ひけ」、内部空洞化や冷却ひずみといった欠陥
を起生じ易い点において問題がある。一方プレス加工で
代表される圧縮成形では、圧縮力に基ずく金型内圧が、
射出成形手段に比べて比較的等方的であるため、製品に
生じがちな圧力勾配による残留ひずみの発生が少なく、
その精度向上が期待でき、更に射出成形品の外観と物性
上問題となるフローマーク、ウェルドラインを生じない
等の利点がある。しかしながら精密部品や複雑な形状の
製品に対して、圧縮成形手段では、その圧縮成形後、仕
上げ加工の工程が必要とされ、精密部品に適合して高精
度下に圧縮加工することは困難とされる。
圧縮成形加工技術における1つとして特開昭58−13
8611号公報に開示されたものは、「少なくとも表面
部品を焼結させる超高分子量ポリエチレン類または充填
材を含む超高分子量ポリエチレン類の予成形品を、5 
kgf/cfl!以上の圧力下に、予成形品を可塑化せ
しめる温度で、加圧加熱して所要厚さの成形品を得、つ
いでこれを加圧下に常温まで冷却する」点を特徴とする
ものである。この手段によれば全面同厚のプレート形状
の成形品を得ることは可能であるが、複雑な形状でかつ
高精度の要求される成形品に対しては、次の点において
問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 例えは人工骨用ソケットのような曲面と平面とによって
複雑な凹凸出入形状が連続し、かつ各部寸法や平面度お
よび真円度等が厳格に要求される異形形状の成形品を得
る場合、特開昭58−138611号公報に開示された
成形手段では、充分満足のゆく成形品を得ることは難し
い点において問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記のように複雑な形状を持つ各種成形品を
、その成形用金型寸法をそのまま高精度に転写し、必要
な平面度、真円度の要求をも満足することのできる成形
品を確実かつ容易に得られるようにしたものであり、具
体的には、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系高分子材料を成形金型内に設置し、少な
くとも140℃に加熱保持した後、100  kgf/
cd1以上の加圧下に圧縮成形加工し、次いで前記加圧
状態下に冷却することにある。
(作  用) 本発明の上記した技術的手段によれば、第1図乃至第5
図において、例えば超高分子量ポリエチレン(UHMW
−PE)等の素材を用い、これを第4図に例示するよう
に、シート、プレート等の成形品に比しては複雑な形状
ではあるが、比較的シンプルな単純タイプの人工骨用ソ
ケット成形品9、あるいは第5図に例示するように、第
4図タイプに比しその形状が若干複雑化された標準タイ
プの同じく人工骨用ソケット成形品10を、例えば第1
図に例示する熱間プレス手段、即ち電S4および温度制
御部5を有する通電ヒータ等の加熱装置6を具備したコ
ンテナ7内に上金型1および下金型2を対置するととも
に、可動の上金型1側に加圧ポンチ8を加圧昇降可能に
配設したものを用い、上、下金型1,2間にディスク形
状とした前記素材による試料3を介入セットし、しかる
後、加熱装置6によって上、下金型1.2の全体をその
内面温度140″C以上、例えば160℃前後にまで加
熱昇温さ゛せ、かつ該温度到達後、試料3の内部まで均
熱化させるために、同温度下で30分程度保持させるの
である。次いで加圧ポンチ8に対し100  kgf/
C1a以上、例えハ500  kgf/cJO)荷重ヲ
負荷シて160℃温度下に同ポンチ8を加圧下降させる
ことにより、第3図に示すように両全型1.2は完全に
加圧閉合され、試料3は両金型1,2の全内面に沿って
余す処なく充満、かつ圧縮成形されて、両金型1,2の
成形型面形状が付与されることになり、この加圧状態を
10分程度保持するのである。加圧成形完了後、前記荷
重を負荷したまま、加熱装置6による加熱を停止して常
温への冷却を行うもので、かくして温度が100℃前後
に到達後、始めて荷重を除荷し、第3図示のように上、
下金型1,2間において圧縮成形された人工骨用ソケッ
ト成形品9または10が取出されることになる。第2図
は第1図において例示した熱間ブレスにおける温度と圧
カバターンを示しており、縦軸は圧力と温度、横軸は時
間を示している。本発明の上記した加圧成形手段によれ
ば、成形用上、下金型1.2の少なくとも140℃以上
の加熱と、均熱化のための加熱保持、更には100  
kgf/cia以上の圧力負荷による加圧成形と保持、
これに続く前記加圧成形時の圧力負荷状態のままで行わ
れる常温冷却という一連のプロセスにより、上、下金型
1.2における各金型寸法をそのまま精度よく転写した
人工骨用ソケット成形品9または10が容易に得られる
のであり、第4図に例示した単純タイプの人工骨ソケッ
ト成形品9および第5図に例示した標準タイプの人工骨
ソケット成形品10の何れにおいても、成形後のソケッ
ト内面の曲率半径R−t−測定した処、R=11゜3と
なり、これは金型寸法のR=11.3と精度よく対応し
ていることが確認されたものである。前記したソケット
内面曲率寸法(半径)の他、他の代表的位置寸法におい
ても、後に実施例において説示するソケット寸法表1お
よび表2によって明らかなように、単純タイプの成形品
9および標準タイプの成形品10の何れにおいても、は
ぼ金型寸法通りのものが得られたのであり、これによっ
て複雑な形状の成形品の圧縮成形に当り、圧縮成形後の
仕上げ機械加工の省略可能な高寸法精度の製品、更には
機械加工では得難い鏡面加工に相当する表面粗度をもつ
製品の提供を可能としたものである。
(実施例) 本発明方法の適切な実施例を第1図乃至第7図に亘って
説示する。
本発明においては、複雑形状の成形品例として、第4図
および第5図に例示した人工骨用ソケット成形品9およ
び10を対象とする。第4図に示したものは、複雑な形
状ではあるが、比較的シンプルである単純タイプの人工
骨用ソケット成形品であり、図示のように閉された半球
形頂部9aと、同頂部9aの開口下端の外周に一体に張
出し形成されるフランジ部9bとから成るもので、曲面
、直線面およびテーバ面によって形状が合成され、肉厚
も各部において厚薄相違するものである。これに対し第
5図に示したものは、基本的には半球形頂部10aとそ
の開口下端に一体に張出し形成されるフランジ部10b
とから成るが、図示のようにより複雑な形状を各部に負
荷したもので、標準タイプの人工骨ソケット用成形品1
0であり、本発明においてはこれらを第1図に例示する
熱間プレス装置によって圧縮成形加工を行うのである。
同図に示すように、プレス装置は、電源4および温度制
御部5を有する通電ヒータ等による加熱装置6が外周に
配備されたコンテナ7と、同コンテナ7の上下に対置さ
れる上金型1および下金型2と、上金型1側に加圧昇降
可能に配設される加圧ポンチ8とから構成され、次に述
べるプロセスによってでその加圧成形が行われる。
■ 第1図において示すように、それぞれ成形型面1a
を有する上金型1および成形型面2aを有する下金型2
間に、超高分子量ポリエチレン(UHMW−PE)素材
によって50φ×1stのディスク状に成形した試料3
を介入セットする。
■ 加熱装置6を起動してコンテナ7を介し、上、下金
型1.2の加熱を開始するのであり、実施例では金型内
面温度が160℃になるまで加熱し、同温度に到達した
後、この温度下で約30程度度保持する。これは試料3
の内部まで均熱化するためのものであるが、このさい本
発明における加熱温度条件は次の通りである。即ち超高
分子量ポリエチレンの場合、その成形温度は少なくとも
140 ’C〜180℃が適当であり、好ましくは14
0℃〜160℃である。これはその温度が180℃を越
えてくると、樹脂の熱劣化も起生じ、機械的特性、耐摩
耗性も若干悪くなるからである。
また上記した融点以下の温度であれば、樹脂材料の金型
への充填が充分でなく、未充満の部分が残り、所定の形
状成形が得られないからである。
■ 次いで加圧成形のための荷重負荷を開始し、500
  kgf/c1il、160℃で加圧ポンチ8を加圧
下降させることにより、第3図に示すように上、下両金
型1,2の閉合を介し、試料3の圧縮成形を行うのであ
り、この加圧状態を約10分間程度保持するのである。
このさい本発明における前記加圧成形時の成形圧力条件
は次の通りである。
即ち成形圧力は100  kgf/c1a以上、好まし
くは500〜1500 kgf/c+llの範囲が適切
である。これは平面度において100 am近傍の精度
が得られるからであり、成形圧力が100  kgf/
cn未満では、成形時における金型への材料充填が充分
でなく、部分的に未充満部分を生じ、目的とする寸法精
度を得ることができず、またその平面度も300 am
を越えるためである。第7図は平面度に与える成形圧力
の影響を示したものであり、同図において継軸は平面度
μm、横軸は圧力kg f / ciを示しており、図
示のようにその成形圧力が1500 kgf/c+fl
を越えると、金型内へパリが発生し、取出しが困難にな
るからである。このためその取出し時に変形を伴い、平
面度にバラツキを生じ、更に装置全体も大きくなって、
生産コストのアップを招来するためである。実施例の人
工骨用ソケット成形品9.10の場合、その平面度が3
00μm以下であれば、機能的には問題はないが、外観
上100μm以下であることが望ましい。また前記した
500  kgf/cn5.160℃に加圧成形時の保
持時間(温度、圧力)は、10分程度あればよい。保持
時間がこれより短いと、金型内に材料が適切に充満しな
いことがあり、また10分を越える保持は意味がないし
、このさい保持時間が過度に長くなると、成形品の機械
的特性を低下させる場合もあるからである。
■ 前記500  kgf/c+11.160℃の加圧
成形を10分程度保持した後、前記荷重を負荷したまま
、加熱装置6による加熱を停止し、圧力負荷状態下にお
ける常温への冷却を行うのであり、この冷却時の圧力条
件としては、前記■で説示した通り、100  kgf
/crl1以上、特に500〜1000 kgf/c1
11の範囲が好適とされる。また冷却速度については、
特にその内容は限定しないが、自然冷却程度でよい。こ
のさい冷却速度が小さくて、長時間融点以上に保持する
と、熱劣化を起すので問題があり、反対にまた急冷して
冷却速度を大きくすれば、過冷却を起生じて残留応力が
発生し、寸法精度を2%以下に保つことができないので
、これらの点に留意してその冷却処理をすることが必要
である。
■ 前記冷却によって、温度が100″Cに到達して後
、負荷していた成形時の加圧荷重を除去し、大気圧に減
圧して後、プレス装置を開いて成形品を取出すのであり
、以上の■〜■のプロセスにより、金型寸法をそのまま
精度よく転写した人工骨用ソケット成形品9(単純タイ
プ)、あるいは成形品10(標準タイプ)を得ることが
できるのである。
このさい成形後のソケット内面の曲率半径Rを測定した
処R=11.3となり、金型寸法におけるR=11.3
と精度よく対応したものであり、その他の成形品9,1
0における代表的位置寸法は、次表のソケット寸法表1
および表2に示す通りで、はぼ金型通りの寸法精度のも
のを得ることに成功したものである。
表1に示したソケット寸法は、第4図に示した単純タイ
プの成形品9についての測定結果を示し、また表2に示
したソケット寸法は、第5図に示した標準タイプの成形
品IOについての測定結果を示している。即ち両表1.
2においてdl、dl、d3、flおよび2tは何れも
第4.5図における各測定位置を示しており、表1.2
における供試Nα1および2は何れも本発明方法による
ものであり、表1における供試Nα3.4.5は何れも
比較例であり、No、3は加圧成形時にのみ荷重を負荷
し、冷却時には同負荷を除去してその冷却を行ったもの
であり、またNα4およびNα5は何れも融点以下の加
熱温度で成形したものを示しており、両表1.2に示し
た各数値単位は何れも鵬、または寸法差は%で示してい
る。
次 葉 画表1.2で示した測定結果で明らかなように、本発明
方法によるNα1およびNα2においては、何れも金型
寸法とほぼ同一といってよい優れた結果を示しており、
高精度の忠実な成形品が得られることが判明した。これ
に対しNα3のように成形時のみ荷重を負荷し、冷却時
に荷重を除したものでは金型形状の再現がうまく得られ
ず、また融点以下の80℃および120℃の加熱温度で
成形したNα4および5のものでも、満足のゆく形状再
現は不可能である。また表中には示していないが、融点
(Trs)750℃を越えた190℃の加熱温度で成形
加工したものでは、全型隙間からのパリが太き(出現し
、適切な形状保持が不可能であった。
このさい表1.2における成形条件において、単純タイ
プの成形品9における成形条件は成形温度160″C5
圧力500  kgf/cdであるが、標準タイプの成
形品10における成形条件は成形温度140“C1圧力
800  kgf/dとされているが、これは成形品の
種類、形状、大小または使用プラスチック材料によって
それぞれ最適条件を選択する必要があることを示してお
り、単純タイプの成形品9に比べ、その形状を若干複雑
化した成形品10においては、寸法精度の他に、成形部
分における真円度、平面度といったものを製品評価に加
える必要がある。
即ち第6図(a)は真円度と成形温度および成形圧力の
関係を示し、また第6図(b)は平面度と成形温度およ
び成形圧力の関係を示し、両図において樅軸は真円度お
よび平面度、横軸は温度と圧力値とを示している。これ
らの関係検討の結果、標準タイプのものに対する成形条
件としては、その温度140℃、圧力800  kgf
/dの時に、その真円度および平面度が最善であること
が確認されたからである。従って真円度、平面度を考慮
した上での成形品に対する成形条件は温度140℃1圧
力800  kgf/ ciが好ましいものとされる。
また成形品の取出し温度は、50℃で行ってもよいが(
Nα2)、これは100″Cで行っても、精度上はとん
ど変化なく、このため生産効率の面から100℃取出し
とした。また表1.2におけるソケット内面曲率寸法と
金型寸法の各寸法測定には3次元測定機を使用したもの
である。
本発明における他の実施例としては、超高分子量ポリプ
ロピレンを素材として、ギヤ成形加工を行って見た。そ
のプロセスは同様であり、成形温度のみを200℃とし
た。加圧条件は全く同様でよく、同様に加圧成形、負荷
状態での加圧冷却を施行し、100℃の温度に冷却して
後、ギヤ成形品を同様に得られ、機械加工の不要な所定
寸法、形状のギヤ成形品を得ることが確認できたもので
ある。
(発明の効果) 本発明方法によれば、ポリオレフィン系高分子材料を素
材として、比較的複雑でかつ寸法精度の高忠実性の要求
される精密部品の成形手段として、きわめて優れたもの
である。即ち各種の曲面、直線面、勾配面の組合された
複雑形状をもつ精密部品の加圧成形に際し、その成形温
度を140℃以上、また成形加圧圧力を100  kg
f/cd以上とし、かつ加圧成形圧力維持状態下で冷却
処理を行うことにより、金型の成形型面全面に材料が充
分に満たされ、必要な圧力維持下にその冷却を行うこと
により、複雑な成形型面にきわめて高精度に追随可能な
成形品が確実かつ容易に得られるのであり、金型寸法を
そのまま高精度に転写可能となる点は、従来のこの種高
分子材料を素材とする成形品に見られない大きな特徴で
あり、しかもその加圧成形プロセスは温度と圧力制御の
みによって足り、複雑な操作や取扱い工程を必要としな
いのであり、各種精密部品をマスプロ的に得られ、通常
必要とされる圧縮成形後の仕上げ機械加工を省略化し、
更には金型における成形型面を予め鏡面仕上げして置け
ば、成形品において機械加工では得難い鏡面加工に相当
する表面粗度を容易に実現でき、広汎な利用価値をもつ
精密部品の成形手段として優れものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する熱間プレス手段1例の縦
断正面図、第2図は同プレスにおける温度、圧カバター
ンの説明図、第3図は同加圧成形要部の縦断正面図、第
4図は形成品実施例としての人工骨用ソケット(単純タ
イプ)断面図、第5図は同ソケット(標準タイプ)断面
図、第6図(a)および第6図(b)は、標準タイプ成
形品における温度、圧力と真円度、平面度の関係グラフ
図、第7図は平面度と成形圧力との関係グラフ図である
。 1・・・上金型、2・・・下金型、3・・・試料、4・
・・電源、5・・・温度制御部、6・・・加熱装置、7
・・・コンテナ、8・・・加圧ポンチ、9・・・単純タ
イプの人工骨用ソケット成形品、10・・・標準タイプ
の同ソケット成形品。 第 図 第 区 15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
    レフィン系高分子材料を成形金型内に設置し、少なくと
    も140℃に加熱保持した後、100kgf/cm^2
    以上の加圧下に圧縮成形加工し、次いで前記加圧状態下
    に冷却することを特徴とする高分子材料の加圧成形法。
JP23671388A 1988-09-20 1988-09-20 高分子材料の加圧成形法 Pending JPH0284307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23671388A JPH0284307A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 高分子材料の加圧成形法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23671388A JPH0284307A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 高分子材料の加圧成形法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0284307A true JPH0284307A (ja) 1990-03-26

Family

ID=17004667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23671388A Pending JPH0284307A (ja) 1988-09-20 1988-09-20 高分子材料の加圧成形法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0284307A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06254883A (ja) * 1992-12-11 1994-09-13 Hoechst Ag 超高分子量ポリエチレンから成形品を製造する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06254883A (ja) * 1992-12-11 1994-09-13 Hoechst Ag 超高分子量ポリエチレンから成形品を製造する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2673371A (en) Method of molding thermoplastic articles
US6279425B1 (en) Method of producing tools and dies
US6328842B1 (en) Machine for welding hollow articles and process for welding these articles
US6592807B2 (en) Method of making a porous tire tread mold
US6372079B1 (en) Process for welding hollow articles
US5850590A (en) Method for making a porous sintered material
JPH0284307A (ja) 高分子材料の加圧成形法
US4510108A (en) Method of forming blanks for the solid-phase forming of thermoplastic articles
US4101628A (en) Method for manufacturing thermoplastic articles
KR101555619B1 (ko) 플랜지 파이프용 등압성형 금형 및 이를 이용한 플랜지 파이프 성형방법
JP3398026B2 (ja) 焼結体の製造方法
JPS5853043B2 (ja) 物品の成形方法
AU563700B2 (en) Improved method of forming blanks for the solid-phase formingof thermoplastic articles
JPH03138045A (ja) フランジを有する部品の成形方法
JPH02168B2 (ja)
JPS63153119A (ja) 発泡樹脂製カツプの成形方法および成形装置
JPH0566855B2 (ja)
CA1241170A (en) Method of forming blanks for the solid-phase forming of thermoplastic articles
GB2051654A (en) A method of producing resin articles using a plaster mold
JPH03230826A (ja) 成形型及びその製造方法
NZ209925A (en) Forming article from resinous material powder by sintering
CN112123846A (zh) 一种散状物料上料成型方法
CN117382066A (zh) 一种用于聚四氟乙烯容器的等静压定型加工工艺
JPH01320115A (ja) プラスチック成形用型及びこれを使った圧縮成形方法
CN100551668C (zh) 胚料的填模方法