JPH0282443A - イオン注入装置及びイオン注入方法 - Google Patents
イオン注入装置及びイオン注入方法Info
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- JPH0282443A JPH0282443A JP23405088A JP23405088A JPH0282443A JP H0282443 A JPH0282443 A JP H0282443A JP 23405088 A JP23405088 A JP 23405088A JP 23405088 A JP23405088 A JP 23405088A JP H0282443 A JPH0282443 A JP H0282443A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 17
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 claims description 15
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- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 8
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、イオン注入装置に関する。
(従来の技術)
一般に、イオン注入装置は、被処理物例えば半導体ウェ
ハに不純物例えばP(リン)、B(ホウ素)等をドーピ
ングする装置として広(用いられている。
ハに不純物例えばP(リン)、B(ホウ素)等をドーピ
ングする装置として広(用いられている。
このような従来のイオン注入装置では、イオン源におい
て例えばPF3、BF3等の原料ガスを電離してP+
B+を発生させ、このイオン源からP+ B+を電
気的に引き出し、質量分析マグネットで偏向し、分析ス
リットを通過させることによって選別し、しかる後加速
およびX−Y方向に走査して被処理物例えば半導体ウェ
ハに照射するよう構成されている。
て例えばPF3、BF3等の原料ガスを電離してP+
B+を発生させ、このイオン源からP+ B+を電
気的に引き出し、質量分析マグネットで偏向し、分析ス
リットを通過させることによって選別し、しかる後加速
およびX−Y方向に走査して被処理物例えば半導体ウェ
ハに照射するよう構成されている。
このようなイオン注入装置、例えば中電流型のイオン注
入装置では、例えばP+ B+等のイオンを最大20
0KcV程度にまで加速して半導体ウェハ等に照射可能
に構成されている。
入装置では、例えばP+ B+等のイオンを最大20
0KcV程度にまで加速して半導体ウェハ等に照射可能
に構成されている。
(発明が解決しようとする課題)
上述のように従来のイオン注入装置では、例えばP+
B+等のイオンを最大200Kel/程度にまで加速
して半導体ウェハ等に照射することができる。ところが
、近年は、例えば300KeV〜400KeV程度のエ
ネルギーを有する高エネルギーのイオンをドーピングす
る必要性が生じてきた。
B+等のイオンを最大200Kel/程度にまで加速
して半導体ウェハ等に照射することができる。ところが
、近年は、例えば300KeV〜400KeV程度のエ
ネルギーを有する高エネルギーのイオンをドーピングす
る必要性が生じてきた。
そこで、2価イオン例えばp++ B+十を用いるこ
とによって例えば300KeV〜400KeV程度の高
エネルギーのイオンビームを得ることが考えられている
。すなわち、2価イオンを用いることによって、同じ加
速電圧で2倍のエネルギーを得ようとするものである。
とによって例えば300KeV〜400KeV程度の高
エネルギーのイオンビームを得ることが考えられている
。すなわち、2価イオンを用いることによって、同じ加
速電圧で2倍のエネルギーを得ようとするものである。
しかしながら、p++ B+÷等の 2価イオンは、
電子を得て1価イオン(P+ B+)に変換されやす
い。このため、2価イオン中に 1価イオンが混入し、
ビーム純度が低下する。例えば本発明者等が従来のイオ
ン注入装置を用いて測定したところ、P+十を用いた場
合ビーム純度は88%程度、B+十を用いた場合ビーム
純度は90%程度であった。
電子を得て1価イオン(P+ B+)に変換されやす
い。このため、2価イオン中に 1価イオンが混入し、
ビーム純度が低下する。例えば本発明者等が従来のイオ
ン注入装置を用いて測定したところ、P+十を用いた場
合ビーム純度は88%程度、B+十を用いた場合ビーム
純度は90%程度であった。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので
、2価イオンを用いた場合でも、1価イオンの混入によ
るビーム純度の低下を従来に較べて大幅に低減すること
ができ、ビーム純度を良好に保つことのできるイオン注
入装置を提供しようとするものである。
、2価イオンを用いた場合でも、1価イオンの混入によ
るビーム純度の低下を従来に較べて大幅に低減すること
ができ、ビーム純度を良好に保つことのできるイオン注
入装置を提供しようとするものである。
[発明の構成〕
(課題を解決するための手段)
すなわち本発明は、イオン源から電気的に引き出したイ
オンを、質量分析マグネットによって偏向し、分析スリ
ットを通過させることによって選別し、しかる後加速し
て被処理物に照射するイオン注入装置において、前記質
量分析マグネットと前記分析スリットとの間に、該部位
から真空排気するための機構を設けたことを特徴とする
。
オンを、質量分析マグネットによって偏向し、分析スリ
ットを通過させることによって選別し、しかる後加速し
て被処理物に照射するイオン注入装置において、前記質
量分析マグネットと前記分析スリットとの間に、該部位
から真空排気するための機構を設けたことを特徴とする
。
(作 用)
本発明者等が詳細に調査したところ、従来のイオン注入
装置では、質量分析マグネットと分析スリットとの間、
いわゆるマフカップの部位の真空度が低くなり、2価イ
オンを用いた場合この真空度の低下がビーム純度の低下
を招く大きな原因となっていることが判明した。
装置では、質量分析マグネットと分析スリットとの間、
いわゆるマフカップの部位の真空度が低くなり、2価イ
オンを用いた場合この真空度の低下がビーム純度の低下
を招く大きな原因となっていることが判明した。
すなわち、通常従来のイオン注入装置には、イオン源と
質量分析マグネットとの間および分析スリットよりエン
ドステーション側に幾つか真空排気機構が設けられてい
るが、分析スリットが真空排気の際の抵抗となることか
らマフカップの部位の真空度が他の部位に較べて低くな
る。このため、質量分析マグネットを通過した後の21
afiイオンが気体分子と衝突することによって1(?
Sイオンに変換され、この 1価イオンは、既に質量分
析マグネットを通過しているのでこの後選別されること
なく半導体ウェハ等に照射され、ビーム純度の低下を招
くことになる。
質量分析マグネットとの間および分析スリットよりエン
ドステーション側に幾つか真空排気機構が設けられてい
るが、分析スリットが真空排気の際の抵抗となることか
らマフカップの部位の真空度が他の部位に較べて低くな
る。このため、質量分析マグネットを通過した後の21
afiイオンが気体分子と衝突することによって1(?
Sイオンに変換され、この 1価イオンは、既に質量分
析マグネットを通過しているのでこの後選別されること
なく半導体ウェハ等に照射され、ビーム純度の低下を招
くことになる。
そこで本発明のイオン注入装置では、上記質量分析マグ
ネットと分析スリットとの間の部位(マフカップ)に、
真空排気するための機構を設け、この部位の真空度を上
昇させることにより、2価イオンと気体分子との衝突に
よる 1価イオンへの変換可能性を低減してビーム純度
の低下を防止する。
ネットと分析スリットとの間の部位(マフカップ)に、
真空排気するための機構を設け、この部位の真空度を上
昇させることにより、2価イオンと気体分子との衝突に
よる 1価イオンへの変換可能性を低減してビーム純度
の低下を防止する。
(実施例)
以下本発明のイオン注入装置の一実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
イオン源1には、ガスボックス2およびイオン源用電源
3が接続されており、このイオン源1とこのイオン源1
に連設された質量分析マグネット4との間には、イオン
源用真空排気機構5が設けられている。
3が接続されており、このイオン源1とこのイオン源1
に連設された質量分析マグネット4との間には、イオン
源用真空排気機構5が設けられている。
また、質量分析マグネット4の出口側には、マフカップ
6を介して分析スリット7が設けられており、このマフ
カップ6には、真空排気機構8が設けられている。なお
、この真空排気機構8は、例えば第2図に示すように、
クライオポンプ8a。
6を介して分析スリット7が設けられており、このマフ
カップ6には、真空排気機構8が設けられている。なお
、この真空排気機構8は、例えば第2図に示すように、
クライオポンプ8a。
このクライオポンプ8aとマフカップ6とを接続するた
めの絶縁性の真空チューブ8bおよびバルブ80などか
ら構成することができる。
めの絶縁性の真空チューブ8bおよびバルブ80などか
ら構成することができる。
さらに、分析スリット7の出口側には、加速管9、四極
子レンズ10、Yスキャンプレート11、Xスキャンプ
レート12をこの順で配置されたビームライン13が設
けられており、Xスキャンプレート12近傍には、ビー
ムライン用真空排気機構14が設けられている。
子レンズ10、Yスキャンプレート11、Xスキャンプ
レート12をこの順で配置されたビームライン13が設
けられており、Xスキャンプレート12近傍には、ビー
ムライン用真空排気機構14が設けられている。
そして、上記ビームライン13には、エンドステーショ
ン用真空排気機構15を接続されたターゲットチャンバ
ー16が連設されており、ターゲットチャンバ−16端
部には半導体ウェハ17を保持するためのプラテン18
が設けられている。
ン用真空排気機構15を接続されたターゲットチャンバ
ー16が連設されており、ターゲットチャンバ−16端
部には半導体ウェハ17を保持するためのプラテン18
が設けられている。
上記構成のこの実施例のイオン注入装置では、イオン源
1でガスボックス2から供給される原料ガス例えばPF
3、BF3ガスを電離してイオンを発生させる。イオン
源1で発生したイオンは、電気的に引き出され、イオン
ビーム1つとして質量分析マグネット4に導入される。
1でガスボックス2から供給される原料ガス例えばPF
3、BF3ガスを電離してイオンを発生させる。イオン
源1で発生したイオンは、電気的に引き出され、イオン
ビーム1つとして質量分析マグネット4に導入される。
質量分析マグネット4内には、所定の磁場、すなわち所
望のイオン例えばp++ B+十をほぼ90度偏向す
る磁場が形成されており、この質量分析マグネット4に
よってほぼ90度偏向された上記イオンのみが質分析ス
リット7を通過するよう構成されている。
望のイオン例えばp++ B+十をほぼ90度偏向す
る磁場が形成されており、この質量分析マグネット4に
よってほぼ90度偏向された上記イオンのみが質分析ス
リット7を通過するよう構成されている。
このようにして選択されたイオンビーム19は、分析ス
リット7を通過した後、加速管9によって加速され、四
極子レンズ10によって集束され、Yスキャンプレート
11およびXスキャンプレート12によってX−Y方向
に走査されてプラテン18に保持された半導体ウェハ1
7に照射される。
リット7を通過した後、加速管9によって加速され、四
極子レンズ10によって集束され、Yスキャンプレート
11およびXスキャンプレート12によってX−Y方向
に走査されてプラテン18に保持された半導体ウェハ1
7に照射される。
この時、イオン源用真空排気機構5、マフカップ6に設
けられた真空排気機構8、ビームライン用真空排気機構
14およびエンドステーション用真空排気機構15を予
め駆動しておき、各部の排気を行っておく。
けられた真空排気機構8、ビームライン用真空排気機構
14およびエンドステーション用真空排気機構15を予
め駆動しておき、各部の排気を行っておく。
第3図および第4図のグラフは、それぞれイオン源1に
供給するガスをBF3、PF3とした場合のイオンgl
の圧力と一価イオンの混入量の関係を示しており、それ
ぞれ直線Aはこの実施例のイオン注入装置の場合、直線
Bは従来のイオン注入装置の場合を示している。これら
のグラフに示されるように、この実施例のイオン注入装
置では、マフカップ6部分の圧力を低く保つことができ
るので、p++ B++等の2価イオンの 1価イオ
ン(P+ B+)への変換量を低減することができ、
1価イオンの混入によるビーム純度の低下を従来に較べ
て大幅に低減することができる。
供給するガスをBF3、PF3とした場合のイオンgl
の圧力と一価イオンの混入量の関係を示しており、それ
ぞれ直線Aはこの実施例のイオン注入装置の場合、直線
Bは従来のイオン注入装置の場合を示している。これら
のグラフに示されるように、この実施例のイオン注入装
置では、マフカップ6部分の圧力を低く保つことができ
るので、p++ B++等の2価イオンの 1価イオ
ン(P+ B+)への変換量を低減することができ、
1価イオンの混入によるビーム純度の低下を従来に較べ
て大幅に低減することができる。
[発明の効果コ
上述のように、本発明のイオン注入装置によれば、2価
イオンを用いた場合でも、1価イオンの混入によるビー
ム純度の低下を従来に較べて大幅に低減することができ
、ビーム純度を良好に保つことができる。
イオンを用いた場合でも、1価イオンの混入によるビー
ム純度の低下を従来に較べて大幅に低減することができ
、ビーム純度を良好に保つことができる。
第1図は本発明の一実施例のイオン注入装置の構成を示
す図、第2図は第1図のイオン注入装置の要部を示す斜
視図、第3図および第4図はイオン源の圧力と一価イオ
ンの混入量の関係を実施例装置と従来装置で比較して示
すグラフである。 1・・・・・・イオン源、2・・・・・・ガスボックス
、3・・・・・・イオン源用電源、4・・・・・・質量
分析マグネット、5・・・・・・イオン源用真空排気機
構、6・・・・・・マフカップ、7・・・・・・分析ス
リット、8・・・・・・真空排気機構、9・・・・・・
加速管、10・・・・・・四極子レンズ・、11・・・
・・・Yスキャンプレート、12・・・・・・Xスキャ
ンプレート、13・・・・・・ビームライン、14・・
・・・・ビームライン用真空排気機構、15・・・・・
・エンドステーション用真空排気機構、16・・・・・
・ターゲットチャンバー 17・・・・・・半導体ウェ
ハ、18・・・・・・プラテン、19・・・・・・イオ
ンビーム。 第1図 第2図 イオン5牙 て刀 (Torr)→ 第3図
す図、第2図は第1図のイオン注入装置の要部を示す斜
視図、第3図および第4図はイオン源の圧力と一価イオ
ンの混入量の関係を実施例装置と従来装置で比較して示
すグラフである。 1・・・・・・イオン源、2・・・・・・ガスボックス
、3・・・・・・イオン源用電源、4・・・・・・質量
分析マグネット、5・・・・・・イオン源用真空排気機
構、6・・・・・・マフカップ、7・・・・・・分析ス
リット、8・・・・・・真空排気機構、9・・・・・・
加速管、10・・・・・・四極子レンズ・、11・・・
・・・Yスキャンプレート、12・・・・・・Xスキャ
ンプレート、13・・・・・・ビームライン、14・・
・・・・ビームライン用真空排気機構、15・・・・・
・エンドステーション用真空排気機構、16・・・・・
・ターゲットチャンバー 17・・・・・・半導体ウェ
ハ、18・・・・・・プラテン、19・・・・・・イオ
ンビーム。 第1図 第2図 イオン5牙 て刀 (Torr)→ 第3図
Claims (1)
- (1)イオン源から引き出したイオンを、質量分析マグ
ネットによって偏向し、分析スリットを通過させること
によって選別し、しかる後加速して被処理物に照射する
イオン注入装置において、前記質量分析マグネットと前
記分析スリットとの間に、該部位から真空排気するため
の機構を設けたことを特徴とするイオン注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63234050A JP2759151B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | イオン注入装置及びイオン注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63234050A JP2759151B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | イオン注入装置及びイオン注入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0282443A true JPH0282443A (ja) | 1990-03-23 |
JP2759151B2 JP2759151B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=16964787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63234050A Expired - Fee Related JP2759151B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | イオン注入装置及びイオン注入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759151B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56111040A (en) * | 1980-01-07 | 1981-09-02 | Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Ion implanting device |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP63234050A patent/JP2759151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56111040A (en) * | 1980-01-07 | 1981-09-02 | Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Ion implanting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2759151B2 (ja) | 1998-05-28 |
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