JPH027843Y2 - - Google Patents
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- JPH027843Y2 JPH027843Y2 JP1982070187U JP7018782U JPH027843Y2 JP H027843 Y2 JPH027843 Y2 JP H027843Y2 JP 1982070187 U JP1982070187 U JP 1982070187U JP 7018782 U JP7018782 U JP 7018782U JP H027843 Y2 JPH027843 Y2 JP H027843Y2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A42—HEADWEAR
- A42B—HATS; HEAD COVERINGS
- A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
- A42B3/04—Parts, details or accessories of helmets
- A42B3/18—Face protection devices
- A42B3/22—Visors
- A42B3/24—Visors with means for avoiding fogging or misting
- A42B3/245—Visors with means for avoiding fogging or misting using means for heating, e.g. electric heating of the visor
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ヘルメツトの電気加熱式防曇装置に
関するものである。
関するものである。
オートバイ、スノーモビル用のヘルメツトとし
て、所謂フルフエース型のものがあるが、この種
のヘルメツトを寒冷地で使用した場合、シールド
板の内側面に曇りが発生し、又は水滴が凍結し、
使用不能になることがあつた。即ち、オートバイ
等の如く高速で移動する乗物で使用する場合、シ
ールド板は走行中に極度の空冷状態にあるため、
走行を停止してヘルメツト内部の換気作用がなく
なると、シールド板の内側面に曇りとしての結露
を生じ、これが直ちに凍結すると云うことがあつ
た。そこで、シールド板の内面に抵抗線を装着
し、これに通電して発熱させるようなものも提供
されている。しかし、これは局部的な加熱である
ため、十分な凍結防止効果を期待することはでき
なかつた。
て、所謂フルフエース型のものがあるが、この種
のヘルメツトを寒冷地で使用した場合、シールド
板の内側面に曇りが発生し、又は水滴が凍結し、
使用不能になることがあつた。即ち、オートバイ
等の如く高速で移動する乗物で使用する場合、シ
ールド板は走行中に極度の空冷状態にあるため、
走行を停止してヘルメツト内部の換気作用がなく
なると、シールド板の内側面に曇りとしての結露
を生じ、これが直ちに凍結すると云うことがあつ
た。そこで、シールド板の内面に抵抗線を装着
し、これに通電して発熱させるようなものも提供
されている。しかし、これは局部的な加熱である
ため、十分な凍結防止効果を期待することはでき
なかつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ようにしたものであつて、その特徴とする処は、
ヘルメツト本体の前面開口部にシールド板を設け
たヘルメツトにおいて、 シールド板の内側に、透視可能な発熱用の導電
膜を設け、この導電膜の相対向する一対の側縁
に、電極を帯状に設け、この各電極の一端部に、
前記導電膜に通電するための導体を接続し、各電
極の導体を接続しない方の他端部を、導電膜の互
いに反対側に位置させている点にある。
ようにしたものであつて、その特徴とする処は、
ヘルメツト本体の前面開口部にシールド板を設け
たヘルメツトにおいて、 シールド板の内側に、透視可能な発熱用の導電
膜を設け、この導電膜の相対向する一対の側縁
に、電極を帯状に設け、この各電極の一端部に、
前記導電膜に通電するための導体を接続し、各電
極の導体を接続しない方の他端部を、導電膜の互
いに反対側に位置させている点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図及び第2図において、1はヘルメツト
本体、2はガード部で、左右一対の取付ネジ3に
よりヘルメツト本体1に上下動自在に枢着されて
いる。4は前面開口部で、ガード部2を下方の所
定ガード位置に降した時に、ヘルメツト本体1と
ガード部2との間に形成される。5は前面開口部
4を塞ぐ透明のシールド板で、左右一対の取付ネ
ジ3によりヘルメツト本体1に上下開閉自在に枢
着されている。シールド板5は第3図に示すよう
に平板状の透明板から成り、両端部に取付ネジ3
用の孔6が形成されており、円弧状に彎曲させて
ヘルメツト本体1に着脱自在に装着され、このシ
ールド板5の上縁側はシールド枠7に着脱自在に
支持されている。従つて、このシールド板5は損
傷すれば交換可能である。8は帯板状の透明板か
ら成る支持板であつて、着用者の眼のレベルに位
置し、かつ視野をさえぎらないように左右両端部
に設けられたホツク9により、シールド板5の内
側面に着脱自在に取付けられている。なおホツク
9は第4図に示すように雌ホツク10と雄ホツク
11とからなり、その雌ホツク10はシールド板
5に、雄ホツク11は支持板8に夫々取付けられ
ている。支持板8の内側面には、第5図に示すよ
うに発熱用の導電膜12を形成した発熱板13が
装着されている。発熱板13は絶縁性を持つた透
明板から成り、この発熱板13の一側面の全面に
透視可能な導電膜12が形成され、かつその上下
両端縁に平行に電極14,15が形成されてい
る。なお、導電膜12は金、酸化スズ等の導電性
材料を蒸着することによつて形成されており、着
色透明状である。電極14,15は例えばエポキ
シ樹脂系塗料に金等の導電性金属粉を混入した導
電性塗料を発熱板13に塗布して成る。なお上側
の電極14はコ字状に塗布したものであつて、そ
の空間部16には、第6図に示す点線17の如く
切込み線18を連続して形成し、導電膜12を一
部除去する。発熱板13はその導電膜12が支持
板8側となるようにして、周縁部で支持板8に接
着剤により接着されている。発熱板13はヘルメ
ツト着用時に、その着用者の視野をさえぎらない
だけの大きさに構成されている。支持板8はシー
ルド板5と共に彎曲させた時、発熱板13に対応
する部分がシールド板5の内側面に密着するよう
になつている。19は発熱板13の温度を検出す
る温度センサーで、一対の電極14,15の略中
央に位置するように発熱板13の端部に装着され
ている。20は温度制御器であつて、ユニツト化
して支持板8の端部に装着されており、前記各電
極14,15はこの温度制御器20からケーブル
21、雄雌型コネクタ22、ケーブル23及びス
イツチを介して直流電源に接続されている。コネ
クタ22は転倒時等に簡単に外れて着用者の安全
を保証するようにヘルメツト本体1の外部に露出
して設けられ、またケーブル23はシールド板5
の開閉を許す程度の余裕を残してヘルメツト本体
1に一部固定されている。電源は乗物の電源を使
用する他、ヘルメツト着用者の身体に装着するよ
うにしても良い。
と、第1図及び第2図において、1はヘルメツト
本体、2はガード部で、左右一対の取付ネジ3に
よりヘルメツト本体1に上下動自在に枢着されて
いる。4は前面開口部で、ガード部2を下方の所
定ガード位置に降した時に、ヘルメツト本体1と
ガード部2との間に形成される。5は前面開口部
4を塞ぐ透明のシールド板で、左右一対の取付ネ
ジ3によりヘルメツト本体1に上下開閉自在に枢
着されている。シールド板5は第3図に示すよう
に平板状の透明板から成り、両端部に取付ネジ3
用の孔6が形成されており、円弧状に彎曲させて
ヘルメツト本体1に着脱自在に装着され、このシ
ールド板5の上縁側はシールド枠7に着脱自在に
支持されている。従つて、このシールド板5は損
傷すれば交換可能である。8は帯板状の透明板か
ら成る支持板であつて、着用者の眼のレベルに位
置し、かつ視野をさえぎらないように左右両端部
に設けられたホツク9により、シールド板5の内
側面に着脱自在に取付けられている。なおホツク
9は第4図に示すように雌ホツク10と雄ホツク
11とからなり、その雌ホツク10はシールド板
5に、雄ホツク11は支持板8に夫々取付けられ
ている。支持板8の内側面には、第5図に示すよ
うに発熱用の導電膜12を形成した発熱板13が
装着されている。発熱板13は絶縁性を持つた透
明板から成り、この発熱板13の一側面の全面に
透視可能な導電膜12が形成され、かつその上下
両端縁に平行に電極14,15が形成されてい
る。なお、導電膜12は金、酸化スズ等の導電性
材料を蒸着することによつて形成されており、着
色透明状である。電極14,15は例えばエポキ
シ樹脂系塗料に金等の導電性金属粉を混入した導
電性塗料を発熱板13に塗布して成る。なお上側
の電極14はコ字状に塗布したものであつて、そ
の空間部16には、第6図に示す点線17の如く
切込み線18を連続して形成し、導電膜12を一
部除去する。発熱板13はその導電膜12が支持
板8側となるようにして、周縁部で支持板8に接
着剤により接着されている。発熱板13はヘルメ
ツト着用時に、その着用者の視野をさえぎらない
だけの大きさに構成されている。支持板8はシー
ルド板5と共に彎曲させた時、発熱板13に対応
する部分がシールド板5の内側面に密着するよう
になつている。19は発熱板13の温度を検出す
る温度センサーで、一対の電極14,15の略中
央に位置するように発熱板13の端部に装着され
ている。20は温度制御器であつて、ユニツト化
して支持板8の端部に装着されており、前記各電
極14,15はこの温度制御器20からケーブル
21、雄雌型コネクタ22、ケーブル23及びス
イツチを介して直流電源に接続されている。コネ
クタ22は転倒時等に簡単に外れて着用者の安全
を保証するようにヘルメツト本体1の外部に露出
して設けられ、またケーブル23はシールド板5
の開閉を許す程度の余裕を残してヘルメツト本体
1に一部固定されている。電源は乗物の電源を使
用する他、ヘルメツト着用者の身体に装着するよ
うにしても良い。
温度制御器20は第7図に示すようにトランジ
スタ24,25、比較器26、抵抗28,29,
30,31、可変抵抗32等から成るが、これは
IC化することも可能である。
スタ24,25、比較器26、抵抗28,29,
30,31、可変抵抗32等から成るが、これは
IC化することも可能である。
上記構成において、発熱板13の導電膜12に
通電すると、この導電膜12が全面にわたつて発
熱し、支持板8を介してシールド板5の内側面を
加熱するので、寒冷地での使用時にも、シールド
板5の内側面に付着した水滴による曇り、及びそ
の水滴の凍結を防止できる。この場合、電極1
4,15の内、一方の電極14をコ字状に構成
し、互いに反対側から通電するようにしているの
で、導電膜12の全面にわたつて略均等に発熱
し、温度斑の発生を防止できる。また透視可能な
導電膜12を使用しているため、この導電膜12
によつて視界がさえぎられることもなく、しかも
その導電膜12が着色透明であるため、紫外線、
赤外線を反射し、着用者の眼を保護する効果があ
る。
通電すると、この導電膜12が全面にわたつて発
熱し、支持板8を介してシールド板5の内側面を
加熱するので、寒冷地での使用時にも、シールド
板5の内側面に付着した水滴による曇り、及びそ
の水滴の凍結を防止できる。この場合、電極1
4,15の内、一方の電極14をコ字状に構成
し、互いに反対側から通電するようにしているの
で、導電膜12の全面にわたつて略均等に発熱
し、温度斑の発生を防止できる。また透視可能な
導電膜12を使用しているため、この導電膜12
によつて視界がさえぎられることもなく、しかも
その導電膜12が着色透明であるため、紫外線、
赤外線を反射し、着用者の眼を保護する効果があ
る。
オートバイ等の高速走行する乗物で使用する場
合、シールド板5の表面が空冷されるため、導電
膜12には大電流を流さなければ発熱量が少な
く、シールド板5が凍結防止効果を発揮する温度
まで上昇しなくなる。しかし、空冷時を基準にし
て電流を固定的に設定すると、走行の停止時にシ
ールド板5の温度が必要以上に上昇する。そこ
で、温度センサー19で発熱板13の温度を検出
し、温度制御器20により導電膜12の電流値を
制御する。即ち、可変抵抗32の抵抗値を適宜設
定しておくと、発熱板13に温度変化が現れれ
ば、温度センサー19が抵抗値の変化としてそれ
を検出し、比較器26に入力して、この比較器2
6で設定値と検出値とを比較する。そして発熱板
13の温度が高くなれば、比較器26の出力が小
さくなり、トランジスタ24,25が導電膜12
の電流を制限し、また低くなれば電流を増やし、
発熱板13の温度を略一定に制御してオーバーヒ
ートを防止する。
合、シールド板5の表面が空冷されるため、導電
膜12には大電流を流さなければ発熱量が少な
く、シールド板5が凍結防止効果を発揮する温度
まで上昇しなくなる。しかし、空冷時を基準にし
て電流を固定的に設定すると、走行の停止時にシ
ールド板5の温度が必要以上に上昇する。そこ
で、温度センサー19で発熱板13の温度を検出
し、温度制御器20により導電膜12の電流値を
制御する。即ち、可変抵抗32の抵抗値を適宜設
定しておくと、発熱板13に温度変化が現れれ
ば、温度センサー19が抵抗値の変化としてそれ
を検出し、比較器26に入力して、この比較器2
6で設定値と検出値とを比較する。そして発熱板
13の温度が高くなれば、比較器26の出力が小
さくなり、トランジスタ24,25が導電膜12
の電流を制限し、また低くなれば電流を増やし、
発熱板13の温度を略一定に制御してオーバーヒ
ートを防止する。
シールド板5は一般に消耗品であり、損傷した
時は新しいものと交換する。そこで、この場合に
は、ホツク9部分で支持板8をシールド板5から
取外し、発熱板13を装着した支持板8を新しい
シールド板5に取付けて、この発熱板及び支持板
8は繰返し使用する。従つて、必要最小限の部分
を交換すれば良いので、無駄がなく経済的であ
る。
時は新しいものと交換する。そこで、この場合に
は、ホツク9部分で支持板8をシールド板5から
取外し、発熱板13を装着した支持板8を新しい
シールド板5に取付けて、この発熱板及び支持板
8は繰返し使用する。従つて、必要最小限の部分
を交換すれば良いので、無駄がなく経済的であ
る。
因みに本考案に係るヘルメツトを使用し、−20
℃の環境室で時速80Kmに相当する風をフアンで送
りながら試験を行なつた処、第8図に示すような
結果が得られた。第8図中、は外気温、はシ
ールド板5の温度、はセンサー取付面の温度、
は支持板8の端部の温度、は着用者の顔面の
皮膚温度、はヘルメツト内部の温度を示し、a
は電源スイツチ投入時点、bは送風開始時点を
夫々示し、cは着用者の呼吸による変化を示す。
この第8図からも明らかなように、本考案によれ
ば、電源投入後すぐにヘルメツト内部の温度に対
して発熱板13側の温度が高くなり、従つて、シ
ールド板5内側面の凍結を防止し、常に所定の防
曇効果を奏することができる。
℃の環境室で時速80Kmに相当する風をフアンで送
りながら試験を行なつた処、第8図に示すような
結果が得られた。第8図中、は外気温、はシ
ールド板5の温度、はセンサー取付面の温度、
は支持板8の端部の温度、は着用者の顔面の
皮膚温度、はヘルメツト内部の温度を示し、a
は電源スイツチ投入時点、bは送風開始時点を
夫々示し、cは着用者の呼吸による変化を示す。
この第8図からも明らかなように、本考案によれ
ば、電源投入後すぐにヘルメツト内部の温度に対
して発熱板13側の温度が高くなり、従つて、シ
ールド板5内側面の凍結を防止し、常に所定の防
曇効果を奏することができる。
なお上記実施例では、支持板8に発熱板13を
装着したが、第9図に示すように着用者の眼のレ
ベルに合わせてシールド板5に装着しても良い
し、またシールド板5に導電膜12を蒸着しても
良い。
装着したが、第9図に示すように着用者の眼のレ
ベルに合わせてシールド板5に装着しても良い
し、またシールド板5に導電膜12を蒸着しても
良い。
第10図に示すように支持板8の周縁全域にわ
たつてガスケツト33を装着し、この支持板8を
シールド板5に取付けて所定形状に彎曲させた
時、そのガスケツト33がシールド板5に接当
し、シールド板5と支持板8との間に空間ができ
るように構成すれば、この空間34が断熱層とし
て機能し、消費電力を節約できる。
たつてガスケツト33を装着し、この支持板8を
シールド板5に取付けて所定形状に彎曲させた
時、そのガスケツト33がシールド板5に接当
し、シールド板5と支持板8との間に空間ができ
るように構成すれば、この空間34が断熱層とし
て機能し、消費電力を節約できる。
電極14,15に対するリード線35,36の
接続法は、第11図に示すように各電極14,1
5の反対側端部に接続するようにしてもよく、こ
の場合にも、導電膜12を均等若しくはそれに近
い状態で加熱できる。
接続法は、第11図に示すように各電極14,1
5の反対側端部に接続するようにしてもよく、こ
の場合にも、導電膜12を均等若しくはそれに近
い状態で加熱できる。
温度制御器20は、支持板8或いはシールド板
5に装着する場合、シールド板5の開閉時にヘル
メツト本体1と干渉せず、かつ視界をできるだけ
さまたげないような位置に装着すれば良く、また
電源と共にヘルメツト本体1内に組込むことも可
能である。支持板8の取付具としては、面フアス
ナー、ネジ等を利用したり、突起、爪等による係
脱構造を採用することも可能である。シールド板
5、支持板8、発熱板13はプラスチツク等の絶
縁材から構成されている。
5に装着する場合、シールド板5の開閉時にヘル
メツト本体1と干渉せず、かつ視界をできるだけ
さまたげないような位置に装着すれば良く、また
電源と共にヘルメツト本体1内に組込むことも可
能である。支持板8の取付具としては、面フアス
ナー、ネジ等を利用したり、突起、爪等による係
脱構造を採用することも可能である。シールド板
5、支持板8、発熱板13はプラスチツク等の絶
縁材から構成されている。
本考案によれば、シールド板の内側に、透視可
能な発熱用の導電膜を設け、この導電膜の相対向
する一対の側縁に、電極を帯状に設け、この各電
極の一端部に、前記導電膜に通電するための導体
を接続したので、電池、バツテリ等の電源から導
体及び帯状の電極を通して導電膜の略全域に亘つ
て電流を流して、シールド板の導電膜装着部分を
略全面に亘つて積極的に発熱させることができ
る。しかも、各電極の導体を接続しない方の他端
部を、導電膜の互いに反対側に位置させているの
で、導電膜の略全域に亘つて均一かつ効率よく電
流を通して、シールド板の導電膜装着部分をまん
べんなく発熱させ、温度班の発生を防止でき、従
つてシールド板の内側面での水滴の凍結を極めて
効率よく防ぐことができる。また、導電膜12は
透視可能であるため、視界を確保する上で必要で
部分全域に設けても別段支障がなく、従つて、視
界内での局部的な凍結も防止でき、常に所定の防
曇効果を維持できる。
能な発熱用の導電膜を設け、この導電膜の相対向
する一対の側縁に、電極を帯状に設け、この各電
極の一端部に、前記導電膜に通電するための導体
を接続したので、電池、バツテリ等の電源から導
体及び帯状の電極を通して導電膜の略全域に亘つ
て電流を流して、シールド板の導電膜装着部分を
略全面に亘つて積極的に発熱させることができ
る。しかも、各電極の導体を接続しない方の他端
部を、導電膜の互いに反対側に位置させているの
で、導電膜の略全域に亘つて均一かつ効率よく電
流を通して、シールド板の導電膜装着部分をまん
べんなく発熱させ、温度班の発生を防止でき、従
つてシールド板の内側面での水滴の凍結を極めて
効率よく防ぐことができる。また、導電膜12は
透視可能であるため、視界を確保する上で必要で
部分全域に設けても別段支障がなく、従つて、視
界内での局部的な凍結も防止でき、常に所定の防
曇効果を維持できる。
第1図乃至第8図は本考案の一実施例を例示す
るものであつて、第1図はヘルメツトの側面図、
第2図はその断面図、第3図はシールド板部分の
展開正面図、第4図はホツクの断面図、第5図は
発熱板の断面図、第6図は発熱板の正面図、第7
図は回路図、第8図は実験結果を示す波形図、第
9図は他の実施例を示すシールド板の展開正面
図、第10図は他の実施例を示す断面図、第11
図は他の実施例を示すリード線接続法の説明図で
ある。 1……ヘルメツト本体、4……前面開口部、5
……シールド板、8……支持板、9……ホツク、
12……導電膜、13……発熱板、14,15…
…電極、19……温度センサー、20……温度制
御器。
るものであつて、第1図はヘルメツトの側面図、
第2図はその断面図、第3図はシールド板部分の
展開正面図、第4図はホツクの断面図、第5図は
発熱板の断面図、第6図は発熱板の正面図、第7
図は回路図、第8図は実験結果を示す波形図、第
9図は他の実施例を示すシールド板の展開正面
図、第10図は他の実施例を示す断面図、第11
図は他の実施例を示すリード線接続法の説明図で
ある。 1……ヘルメツト本体、4……前面開口部、5
……シールド板、8……支持板、9……ホツク、
12……導電膜、13……発熱板、14,15…
…電極、19……温度センサー、20……温度制
御器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ヘルメツト本体の前面開口部にシールド板を設
けたヘルメツトにおいて、 シールド板の内側に、透視可能な発熱用の導電
膜を設け、この導電膜の相対向する一対の側縁
に、電極を帯状に設け、この各電極の一端部に、
前記導電膜に通電するための導体を接続し、各電
極の導体を接続しない方の他端部を、導電膜の互
いに反対側に位置させていることを特徴とするヘ
ルメツトの電気加熱式防曇装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982070187U JPS58172429U (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | ヘルメツトの電気加熱式防曇装置 |
IT8347976A IT1171812B (it) | 1982-05-12 | 1983-03-24 | Dispositivo antiappannante per visiera protettiva di casco in particolare da motociclista |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982070187U JPS58172429U (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | ヘルメツトの電気加熱式防曇装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58172429U JPS58172429U (ja) | 1983-11-17 |
JPH027843Y2 true JPH027843Y2 (ja) | 1990-02-26 |
Family
ID=13424271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982070187U Granted JPS58172429U (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | ヘルメツトの電気加熱式防曇装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58172429U (ja) |
IT (1) | IT1171812B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006323323A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Figla Co Ltd | 機能性ガラス |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0522784D0 (en) | 2005-11-08 | 2005-12-14 | Nel Technologies Ltd | Anti-fogging device and anti-fogging viewing member |
JP5344346B2 (ja) * | 2009-12-02 | 2013-11-20 | 山本光学株式会社 | 防曇レンズ類及び眼用保護具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584622B2 (ja) * | 1978-10-06 | 1983-01-27 | 旭硝子株式会社 | サンドイツチ板およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584622U (ja) * | 1981-06-27 | 1983-01-12 | 住友電気工業株式会社 | 導電性風防付導電性ヘルメツト |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP1982070187U patent/JPS58172429U/ja active Granted
-
1983
- 1983-03-24 IT IT8347976A patent/IT1171812B/it active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584622B2 (ja) * | 1978-10-06 | 1983-01-27 | 旭硝子株式会社 | サンドイツチ板およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006323323A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Figla Co Ltd | 機能性ガラス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IT1171812B (it) | 1987-06-10 |
JPS58172429U (ja) | 1983-11-17 |
IT8347976A0 (it) | 1983-03-24 |
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