JPH027642B2 - - Google Patents

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JPH027642B2
JPH027642B2 JP4199785A JP4199785A JPH027642B2 JP H027642 B2 JPH027642 B2 JP H027642B2 JP 4199785 A JP4199785 A JP 4199785A JP 4199785 A JP4199785 A JP 4199785A JP H027642 B2 JPH027642 B2 JP H027642B2
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JP
Japan
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yarn
wales
wale
chain stitch
knitted
Prior art date
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Expired
Application number
JP4199785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60227703A (ja
Inventor
Yoshio Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Kogyo KK filed Critical Yoshida Kogyo KK
Priority to JP4199785A priority Critical patent/JPS60227703A/ja
Publication of JPS60227703A publication Critical patent/JPS60227703A/ja
Publication of JPH027642B2 publication Critical patent/JPH027642B2/ja
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  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、洋服のポケツト、袋物、小鞄など
の蓋や、おしめカバー、血圧計バンドなどの止具
として使用される経編製のベルベツト式フアスナ
ー用テープに関するものである。
従来の技術 編成された横編地組織に、ポリプロピレン等の
合成樹脂材のパイル糸で2個のループを形成して
コース方向に編み込み、その後に、パイル糸の両
端にきのこ状係合部材を形成したベルベツト式フ
アスナー用テープ(特開昭55−2461号公報の第2
図)が、また、経編地組織に前記のパイル糸と同
材料のパイル糸を、2個のループを形成してすべ
てのウエールに編み込み、その後に、パイル糸の
左側先端だけに、きのこ状係合部材をすべてのウ
エールに形成したベルベツト式フアスナー用テー
プ(上記公開公報第3図)が、それぞれ知られて
いる。
発明が解決しようとする問題点 前記の従来のベルベツト式フアスナー用テープ
は、横編地組織にもの(第2図)においては、剛
性のあるポリプロピレン等のモノフイラメント糸
のパイル糸がテープ全幅に亘り編み込まれている
ために、横編地組織は、全体として柔軟性がな
く、そのために、おしめカバー、血圧計バンドな
ど柔軟性を要求される止具として使用した場合
に、使用物の外形の変化によく順応することがで
きないなど種々の問題が発生したものである。
また、経編地組織にもの(第3図)も、剛性の
あるポリプロピレンのモノフイラメントのパイル
糸が、すべてのウエールに編み込まれているため
に、前記の横編地組織のテープと同様に柔軟性に
欠け、品質上問題があり、しかも、係合部材(係
合要素)は、各ウエールすべての左側に向つて立
設されているので、係合するループ状係合要素を
有する相手側との係合において、係合方向が制限
されるために係合率が低下し、また、係合方向に
よつて係合力がバラツクなどの諸課題があつたも
のである。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記の従来の技術のものの諸問題
点を解決するためになされたもので、長手方向に
のびる複数のウエールを構成するウエール構成糸
とウエールを巾方向に連結する挿入糸とを合成繊
維のマルチフイラメント糸からなる柔軟性のある
地組織と、前記地組織のウエールに編み込まれた
編糸からなり、前記編糸は、剛性のある熱可塑性
モノフイラメント製の糸であるとともに1〜3ウ
エールおきに編み込まれており、かつ、前記地組
織から立設した前記編糸のシンカーループの上端
に鉤状、または、きのこ状の係合要素が形成され
ており、前記係合要素は、それが編み込まれた各
ウエールに対して、左右方向に向つて交互に傾斜
して形成したベルベツト式フアスナー用テープ、
である。
実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
第1図は、きのこ状係合要素15を備えたテー
プTを示す構造図である。
テープTは、地組織が合成繊維のマルチフイラ
メント糸の横挿入糸1(又は5)、鎖編2(又は
4)、トリコツト編6(又は7)からなり、かつ、
きのこ状の係合要素15を構成する剛性のある熱
可塑性モノフイラメント糸よりなる鎖編3が1ウ
エールおきに入つた組織となつている。すなわ
ち、第2図の上方のものと下方のものとを合せた
組織となつている。
第6図にも示すように、係合要素15を構成す
る鎖編3の入つているウエールW1は、この鎖編
3のニードルループ3b、トリコツト編6,7の
ループ6a、鎖編2のループ2aの三重ループ構
成になつており、鎖編3の入つていないウエール
は二重ループ構成となつている。したがつて、係
合要素15を構成する鎖編3の入つていないウエ
ールW0には別の糸による鎖編等を挿入して均一
な密度のテープにすることが好ましい。又、第1
図においては係合要素15を構成する鎖編3が糸
を2本引揃えたダブル鎖編で構成されているが、
シングル鎖編でも可能である。
鎖編3のシンカーループ3aを、その中央部分
で切断して、2枚の地組織10a,10bに分離
したテープ素材を得ると同時に、直立糸片が形成
される。この直立した熱可塑性モノフイラメント
糸の直立糸片は周知の方法、例えば上方に配置し
たヒーターによつて頭部を溶解して、きのこ状の
係合要素15を形成し、あるいは、ヒーターで加
熱しながら風圧を加えることによつて、その上端
部を屈曲させて鉤状の係合要素15を形成する。
係合要素15は、編み込まれた各々のウエール
に対して、左右方向に向つて交互にジグザグ状に
傾斜するように形成する。なお、係合要素は1ル
ープおきに形成することも可能である。
第2図は一実施例の二重編物を示すパターン図
で、片側の地組織は、横挿入糸1(88/00/00/
88)と、鎖編2(02/22/20/00)とで構成さ
れ、他側の地組織は、鎖編4(00/02/22/20)
と横入糸5(88/88/00/00)とで構成される。
モノフイラメント糸の鎖編3(02/02/02/02)
は、両側の地組織間にまたがつて編み込まれる。
第3図ないし第5図は、鎖編3の構成例を示し
ている。
第3図は、鎖編3を1ウエールおきに編み込ん
だもの、第4図は2ウエールおきに編み込んだも
の、第5図は両側地組織において、2ウエール間
にまたがる鎖編3′(22/24/20/20)の例を示
している。
発明の作用 効果 この発明のベルベツト式フアスナー用テープ
は、合成繊維のマルチフイラメントよりなるウエ
ール構成糸と横挿入糸とから成る柔軟性に富む地
組織に、熱可塑性のモノフイラメント糸の編糸を
1〜3ウエールおきに編み込むと共に、前記編糸
のシンカーループの切断によつて形成された直立
糸片の上端に、きのこ状または鉤状の係合要素を
形成しているから、経編物の特性のうち、特にベ
ルベツト式フアスナー用テープに有効な特性が効
果的に生かされ、すなわち、格段に柔軟性におい
て優れているために、おむつカバー、血圧計テー
プや洋服のポケツト、袋物の蓋などの止具として
使用した場合に、前記の使用物の外形の変化によ
く順応し、全く違和感がなく、係合要素が編目ル
ープを有する編糸で構成されているので、このル
ープ要素の張力によつて係合要素が地組織から抜
け落ちたり、変形することがなく耐久性に富み、
その上、係合要素が1〜3ウエールおきに形成さ
れているため柔軟性に富み、かつ、係合要素の密
度が適当で、その係合力を強め、ループ要素と確
実に係合するという効果がある。
また、係合要素は、それが編み込まれた各ウエ
ールに対して、左右方向に向つて交互にジグザグ
状に傾斜して設けられているので、従来のものの
ように、一定方向に形成されたものと比べ、あら
ゆる方向でもループ状係合要素を有する相手側と
係合されるので、ベルベツト式フアスナーとして
係力率をきわめて向上させ、係合力をさらに強め
ることができるなど優れた効果があるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のベルベツト式フアスナー
用テープの一実施例を示す構造図、第2図はその
組織のパターン図、第3図、第4図および第5図
は各々モノフイラメント製の鎖編の3例を示すパ
ターン図、第6図は二重編物の縦断側面図であ
る。 1,5……横挿入糸、2,4……鎖編(ウエー
ル構成糸)、3,3′……熱可塑性モノフイラメン
ト製の編糸、3a……鎖編3のシンカーループ、
15……係合要素。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長手方向にのびる複数のウエールを構成する
    ウエール構成糸とウエールを巾方向に連結する挿
    入糸とを合成繊維のマルチフイラメント糸からな
    る柔軟性のある地組織と、前記地組織のウエール
    に編み込まれた編糸とからなり、前記編糸は剛性
    のある熱可塑性モノフイラメント製の糸であると
    ともに1〜3ウエールおきに編込まれており、か
    つ、前記地組織から立設した前記編糸のシンカー
    ループの上端に鉤状又はきのこ状の係合要素が形
    成されており、前記係合要素は、それが編み込ま
    れた各ウエールに対して、左右方向に向つて交互
    に傾斜して形成されていることを特徴とするベル
    ベツト式フアスナー用テープ。
JP4199785A 1985-03-05 1985-03-05 ベルベツト式フアスナ−用テ−プ Granted JPS60227703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199785A JPS60227703A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 ベルベツト式フアスナ−用テ−プ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199785A JPS60227703A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 ベルベツト式フアスナ−用テ−プ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60227703A JPS60227703A (ja) 1985-11-13
JPH027642B2 true JPH027642B2 (ja) 1990-02-20

Family

ID=12623838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4199785A Granted JPS60227703A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 ベルベツト式フアスナ−用テ−プ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4076525B2 (ja) * 2004-08-06 2008-04-16 Ykk株式会社 編成面ファスナー
TWI632877B (zh) * 2015-05-28 2018-08-21 周朝木 Velcro fabric

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Publication number Publication date
JPS60227703A (ja) 1985-11-13

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