JPH0273492A - 飲食商品の自動販売機の庫内温度制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飲食商品の自動販売機に関し、特にその庫内温
度を制御する方法に関する。

口従来の技術〕 従来の飲食商品の自動販売機においては、その庫内温度
の制御が、その庫内に貯蔵される飲食商品の種類に応じ
て定められた一定の設定温度を目標として行われていた
。例えば、前記庫内に貯蔵される飲食商品が缶入りビー
ルやジュース等の冷やしておいしい飲料品である場合は
、前記設定温度を５℃前後に定めることとし、また前記
庫内に貯蔵される飲食商品が缶入りホットコーヒ等の温
めておいしい飲料品である場合は、前記設定温度を５５
〜５７℃に定めることとしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、人間がビールやジュースやコーヒ等の飲料品を
飲んでおいしいと感じる味覚は微妙なも・のであり、上
述したように前記設定温度を一定として温度制御された
庫内の冷やされたり温められたりした飲料品は、それを
取り出して飲むときにその温度がつめた過ぎると感じた
り、或いは、あたたか過ぎると感じたりすることがあっ
た。

そこで、本発明者がその原因について考察を加えた結果
、人間が飲料品を飲んでおいしいと感じる味覚は外気温
度や外気湿度等の外気条件によって微妙に左右されると
いうことを知見した。これは食料品についても同様であ
る。

本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、飲
食商品の自動販売機を利用して購入者が飲食商品を選択
購入してこれを飲食した場合に、購入者が該飲食商品の
味覚をより好ましく感じられるようにするための手段を
提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る飲食商品の自動販売機の庫内温度制御方法
は、外気条件を複数グループに区分し、その個々のグル
ープ毎に自動販売機の庫内の設定温度を、購入者が前記
庫内から選択購入した飲食商品を飲食したとしたときの
味覚を基準として定め、該設定温度を目標として前記庫
内の温度の制御を行う点に特徴を有している。

なお前記複数グループとしては、外気温度によって区分
設定した複数グループ、或いは、外気温度と外気湿度と
を組み合わせて区分設定した複数グループが代表例とし
て考えられる。

〔作　用〕

かかる本発明方法によれば、前記庫内の設定温度が外気
条件によって区分した複数グループの個々のグループ毎
に前記基準に基づいて定められ、しかも該設定温度を目
標として前記庫内の温度の制御が行われるため、外気条
件の変動に応じて前記庫内の飲食商品の温度も購入者の
味覚に合わせて変化することとなる。

〔発明の効果〕

従って、本発明方法によって冷やされたり温められたり
した飲食商品を購入者が選択購入してこれを飲食した場
合、購入者は該飲食商品をより好ましく味わうことがで
きるようになる。

そこで、例えばかかる方法によって飲食商品が冷やされ
たり温められたりした状態であることを購入者が認識で
きるように表示しておくこととすれば、該飲食商品の販
売が促進されるという効果が生じる。

〔実施例〕

以下、本発明方法をその実施に使用する装置を示す図面
に基づいて説明する。

第１図及び第２図は、缶ビール等のように冷やされて販
売される商品を扱うサーペンタイン方式の自動販売機を
示し、その庫内即ち商品収納部（８）内に、複数の商品
（Ａ）を上下方向で貯蔵する商品貯蔵部（２）の複数個
を、左右方向と前後方向に夫々所定間隔を置いて並設し
である。

これら各商品貯蔵部（２）の上部には、前方に開口する
商品投入口（２ａ）を形成すると共に、前記各商品貯蔵
部（２）の下部には、商品選択信号に基づいて最下端に
位置する貯蔵商品（Ａ）を個別に払い出す図外の払出機
構を設けである。

そして、前記商品収納部（Ｂ）内における商品貯蔵部（
２）の下方には、これら商品貯蔵部（２）の下部から選
択的に払い出されてくる商品（Ａ）を前方下方に向かっ
て滑降案内する前送りシュート（３）を設けてあり、該
前送りシュート（３）にて前方下方へ滑降案内される商
品（Ａ）　は、前記商品収納部（Ｂ）の前方に１５１Ｗ
閉自在に設けられたドア部（Ｃ’）の下部に設けられた
商品払出口（４）へ払い出されるようになっている。

また、前記商品収納部（Ｂ）内における前記前送りシュ
ート（３）の下方には、該商品収納部（Ｂ）内を冷却す
るためのエバポレータ（５）が設置されており、またそ
の近傍には庫内温度を検出する温度センサ（６）が配置
されている。そして該温度センサ（６）にて検出する庫
内温度が図外の制御装置にて設定される設定温度に一致
するように前記エバポレータ（５）が制御されるように
なっている。

更、前記商品収納部（Ｂ）の下方には、コンデンサ（７
）や庫外ファン（８）等が設置されているが、その近傍
には庫外温度を検出する温度センサ（９）及び庫外湿度
を検出する湿度センサ（１０）が配置されている。そし
て前記温度センサ（９）にて検出する庫外温度及び前記
湿度センサ（１０）にて検出する庫外温度は図外の制御
装置へ人力されるようになっている。

また、前記制御装置には、外気温度と外気湿度とを組み
合わせて区分設定した外気条件の複数のグループの個々
のグループ毎に設定した、第１表に示す如き庫内温度の
設定温度ｔが予め人力されている。なお前記設定温度ｔ
は、購入者が庫内の商品（Ａ）を取り出して飲食したと
したときの味覚を基準として定められる実験的データで
ある。

ｙ、１表 但し、前記設定温度ｔは１６＞１５＞１．　＞１３＞１
２〉し〉０℃の条件を満足するものとする。

かかる自動販売機を用いて本発明方法を実施する場合、
先ず前記制御装置により、該装置に予め人力されている
第１表に示す如き庫内温度の設定温度と、前記温度セン
サ（９）にて検出する庫外温度及び前記湿度センサ（１
０）にて検出する庫外湿度の面突測値とを用いて、庫内
温度の設定温度を外気条件の変動に応じて設定する。

そして、その設定された庫内温度の設定値に前記温度セ
ンサ（６）にて検出した庫内温度が一致するように、前
記エバポレータ（５）の制御を行つ。

かかる本発明方法によれば、前記庫内温度の設定温度ｔ
が外気条件によって区分した複数グループの個々のグル
ープ毎に前記基準に基づいて定められ、しかも該設定温
度ｔを目標として前記庫内の温度の制御が行われるため
、外気条件の変動に応じて前記庫内の飲食商品の温度も
購入者の味覚に合わせて変化することとなる。

なお、上述の実施例においては、外気条件を複数グルー
プに区分するのに外気温度と外気湿度とを組み合わせて
区分設定したが、外気温度のみにて区分することも考え
られ、また前記条件に加えて（又は替えて）風力、日照
度、降雨１等の外気条件を組み合わせて区分設定するこ
とも考えられる。

また、上述の実施例においては、飲食商品を冷やす場合
について言及したが、飲食商品を温める場合であっても
本発明は勿論適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の実施に使用する装置の横断正面図
、第２図はその縦断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外気条件を複数グループに区分し、その個々のグル
   ープ毎に自動販売機の庫内の設定温度を、購入者が前記
   庫内から選択購入した飲食商品を飲食したとしたときの
   味覚を基準として定め、該設定温度を目標として前記庫
   内の温度の制御を行うことを特徴とする飲食商品の自動
   販売機の庫内温度制御方法。 ２、前記複数グループが、外気温度によって区分設定し
   た複数グループである請求項１記載の飲食商品の自動販
   売機の庫内温度制御方法。 ３、前記複数グループが、外気温度と外気湿度を組み合
   わせて区分設定した複数グループである請求項１記載の
   飲食商品の自動販売機の庫内温度制御方法。