JPH0270025A - 高純度銅の製造装置 - Google Patents
高純度銅の製造装置Info
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- JPH0270025A JPH0270025A JP21993788A JP21993788A JPH0270025A JP H0270025 A JPH0270025 A JP H0270025A JP 21993788 A JP21993788 A JP 21993788A JP 21993788 A JP21993788 A JP 21993788A JP H0270025 A JPH0270025 A JP H0270025A
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Landscapes
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、導電特性が優れた軟質な高純度銅を帯溶融精
製法により精製する高純度銅の製造装置に関する。
製法により精製する高純度銅の製造装置に関する。
[従来の技術]
帯溶融精製法は、金属又は半導体の精製法としてよく知
られた方法であり、溶融物質が凝固する際に生じる不純
物元素の偏析を利用して精製する。
られた方法であり、溶融物質が凝固する際に生じる不純
物元素の偏析を利用して精製する。
例えば、金属の棒状体をその長手方向に移動させつつ、
加熱帯域を通過させ、これにより、金属の棒状体に幅の
狭い溶融帯を作製する。そして、この溶融帯を相対的に
棒状体の長手方向に移動させることを繰り返すことによ
って、金属の棒状体中の不純物をその一端部に集めて、
金属を精製する。
加熱帯域を通過させ、これにより、金属の棒状体に幅の
狭い溶融帯を作製する。そして、この溶融帯を相対的に
棒状体の長手方向に移動させることを繰り返すことによ
って、金属の棒状体中の不純物をその一端部に集めて、
金属を精製する。
この帯溶融精製法は、近年、銅の高純度化にも利用され
る傾向にある。
る傾向にある。
而して、帯溶融精製法は上記方法で行われることから、
不純物の分離効果を高めるために、■溶融帯の幅をでき
るだけ狭くすること、■溶融帯域の温度をできるだけ高
くし、十分に攪拌される均一な溶融帯にすることが要求
される。
不純物の分離効果を高めるために、■溶融帯の幅をでき
るだけ狭くすること、■溶融帯域の温度をできるだけ高
くし、十分に攪拌される均一な溶融帯にすることが要求
される。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、銅は、その熱伝導性が優れているために
、溶融帯の温度を高くすると、溶融帯域が広がり易いと
いう難点がある。
、溶融帯の温度を高くすると、溶融帯域が広がり易いと
いう難点がある。
このために、高周波加熱による銅の帯溶融精製法におい
ては、その加熱コイル幅を可能なかぎり狭くする等の対
策がとられている。
ては、その加熱コイル幅を可能なかぎり狭くする等の対
策がとられている。
しかしながら、これらの対策が施された場合においても
、 ■溶融帯域を所望の狭い幅に規制すると、攪拌効果上十
分な溶融帯温度を得にくく、 ■溶融帯温度を充分に高くすると、溶融帯域を所望の狭
い幅に制御できないという銅特有の問題点を解決するこ
とはできなかった。
、 ■溶融帯域を所望の狭い幅に規制すると、攪拌効果上十
分な溶融帯温度を得にくく、 ■溶融帯温度を充分に高くすると、溶融帯域を所望の狭
い幅に制御できないという銅特有の問題点を解決するこ
とはできなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
攪拌効果上十分に高い溶融帯温度を確保すると共に、溶
融帯域を狭い幅に規制することかてき、このような相反
する条件を満足して銅の純度を著しく高めることができ
る高純度銅の製造装置を提供することを目的とする。
攪拌効果上十分に高い溶融帯温度を確保すると共に、溶
融帯域を狭い幅に規制することかてき、このような相反
する条件を満足して銅の純度を著しく高めることができ
る高純度銅の製造装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る高純度銅の製造装置においては、高周波誘
導加熱手段による加熱帯内に、1対の黒鉛製リングか被
精製銅を取り囲み、加熱手段と被精製銅との間に介在し
て配設されている。この黒鉛製リングは夫々前記加熱帯
の幅の1/2未満の幅を有し、相互間に適長間隔をおい
て配置されている。
導加熱手段による加熱帯内に、1対の黒鉛製リングか被
精製銅を取り囲み、加熱手段と被精製銅との間に介在し
て配設されている。この黒鉛製リングは夫々前記加熱帯
の幅の1/2未満の幅を有し、相互間に適長間隔をおい
て配置されている。
[作用]
上述の如く構成された本発明装置においては、加熱手段
からの高周波誘導加熱帯内に1対の黒鉛製リングが介在
して配設されている。このため、加熱手段から被精製銅
材に印加される高周波電力が、黒鉛製リング間の間隙部
分に集中して印加される。従って、被精製銅材に形成さ
れる溶融帯の幅は所望の極めて狭いものになる。
からの高周波誘導加熱帯内に1対の黒鉛製リングが介在
して配設されている。このため、加熱手段から被精製銅
材に印加される高周波電力が、黒鉛製リング間の間隙部
分に集中して印加される。従って、被精製銅材に形成さ
れる溶融帯の幅は所望の極めて狭いものになる。
このため、溶融帯において十分な攪拌効果及び均一化効
果が得られるような十分高い温度に溶融帯を加熱しても
、溶融帯の幅を所望の狭いもにすることができる。従っ
て、本発明によれば、銅材における不純物の精製分離効
果を著しく高めることができる。
果が得られるような十分高い温度に溶融帯を加熱しても
、溶融帯の幅を所望の狭いもにすることができる。従っ
て、本発明によれば、銅材における不純物の精製分離効
果を著しく高めることができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照して
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第1図は本発明の実施例に係る製造装置を示す断面図で
ある。石英管1の内部にはボート支持具7が配設されて
おり、このボート支持具7上には黒鉛ボート2か石英管
]の長手方向に移動可能に載置されている。また、黒鉛
ボート2の一端部には牽引棒9が固定されており、この
牽引棒9を操作することにより黒鉛ボート2を石英管1
の長手方向に移動させるようになっている。この黒鉛ボ
ー1−2内には被精製材の銅棒3が装入される。
ある。石英管1の内部にはボート支持具7が配設されて
おり、このボート支持具7上には黒鉛ボート2か石英管
]の長手方向に移動可能に載置されている。また、黒鉛
ボート2の一端部には牽引棒9が固定されており、この
牽引棒9を操作することにより黒鉛ボート2を石英管1
の長手方向に移動させるようになっている。この黒鉛ボ
ー1−2内には被精製材の銅棒3が装入される。
また、石英管1の一開放端側には、導管10の先端部か
配設されており、この導管10は真空排気装置又は不活
性カス供給装W(図示せず)に接続されている。これに
より、石英管]の内部が真空又は不活性カスの雰囲気に
置換される。
配設されており、この導管10は真空排気装置又は不活
性カス供給装W(図示せず)に接続されている。これに
より、石英管]の内部が真空又は不活性カスの雰囲気に
置換される。
石英管]の略中夫の外側には、高周波誘導加熱コイル4
が石英管1を取り囲むようにして石英管1と同軸的に配
設されている。このコイル4は適宜の高周波電源(図示
せず)に接続されていて、この高周波電源からコイル4
に高周波電力が印加されると、コイル4に囲まれた部分
の銅棒3が加熱される。
が石英管1を取り囲むようにして石英管1と同軸的に配
設されている。このコイル4は適宜の高周波電源(図示
せず)に接続されていて、この高周波電源からコイル4
に高周波電力が印加されると、コイル4に囲まれた部分
の銅棒3が加熱される。
そして、この高周波誘導加熱コイル4による加熱帯5(
図中、破線にて示す)内に介在して、1対の黒鉛製リン
グ8が石英管1内に配設されている。この黒鉛製リング
8はその外周面が石英管1の内周面に密着し、黒鉛ボー
ト2を取り囲むようにして配設されている。黒鉛製リン
グ8はコイル4による加熱帯の幅の1/2未満の幅を有
し、相互間に適長間隔をおいて設置されている。
図中、破線にて示す)内に介在して、1対の黒鉛製リン
グ8が石英管1内に配設されている。この黒鉛製リング
8はその外周面が石英管1の内周面に密着し、黒鉛ボー
ト2を取り囲むようにして配設されている。黒鉛製リン
グ8はコイル4による加熱帯の幅の1/2未満の幅を有
し、相互間に適長間隔をおいて設置されている。
上述の如く構成された製造装置においては、黒鉛製ボー
ト2内に精製しようとする銅棒3を装入し、導管10を
介して石英管1内を真空又は不活性ガス雰囲気下にする
。そして、コイル4に高周波電力を印加すると、このコ
イル4による加熱帯5内において、黒鉛製リング8間の
間隙を中心とする銅棒3の領域に溶融帯6が形成される
。
ト2内に精製しようとする銅棒3を装入し、導管10を
介して石英管1内を真空又は不活性ガス雰囲気下にする
。そして、コイル4に高周波電力を印加すると、このコ
イル4による加熱帯5内において、黒鉛製リング8間の
間隙を中心とする銅棒3の領域に溶融帯6が形成される
。
このように、加熱帯5の幅の1.72未満の幅を有する
1対の黒鉛製リング8を加熱帯5内に配設することによ
り、加熱帯5による銅棒3の加熱領域が1対の黒鉛製リ
ング8に挟まれた領域に絞り込まれ、この領域に集束し
て加熱エネルギが印加される。従って、銅棒3には急峻
な温度勾配が形成され、極めて狭い範囲に溶融帯6が形
成される。
1対の黒鉛製リング8を加熱帯5内に配設することによ
り、加熱帯5による銅棒3の加熱領域が1対の黒鉛製リ
ング8に挟まれた領域に絞り込まれ、この領域に集束し
て加熱エネルギが印加される。従って、銅棒3には急峻
な温度勾配が形成され、極めて狭い範囲に溶融帯6が形
成される。
この溶融帯6が形成された後、牽引棒9を介して黒鉛ホ
ー1−2を石英管1−の長手方向に移動させることによ
り、溶融帯6を銅棒3の長手方向に相対的に移動させる
。これにより、銅棒3の端末部に不純物か寄せ集められ
る。
ー1−2を石英管1−の長手方向に移動させることによ
り、溶融帯6を銅棒3の長手方向に相対的に移動させる
。これにより、銅棒3の端末部に不純物か寄せ集められ
る。
而して、銅棒3に急峻な温度勾配を与え、狭い溶融帯6
を形成するためには、黒鉛製リング8を加熱帯5内に設
けることが必要である。黒鉛製リング8か加熱帯5の外
側にはみ出ると、溶融帯6が広がり易くなり、所望の不
純物分離効果が得られないからである。
を形成するためには、黒鉛製リング8を加熱帯5内に設
けることが必要である。黒鉛製リング8か加熱帯5の外
側にはみ出ると、溶融帯6が広がり易くなり、所望の不
純物分離効果が得られないからである。
また、黒鉛製リング8の幅を加熱帯5の幅の1/2未満
に限定するのは、黒鉛製リング8の幅が加熱帯5の幅の
1/2を超えると、黒鉛製リング8が加熱帯5からはみ
出した場合と同様に溶融帯6が広がってしまい、不純物
分離効果が低下するためである。
に限定するのは、黒鉛製リング8の幅が加熱帯5の幅の
1/2を超えると、黒鉛製リング8が加熱帯5からはみ
出した場合と同様に溶融帯6が広がってしまい、不純物
分離効果が低下するためである。
次に、上述の実施例装置を利用して、銅棒を帯溶融精製
した結果について説明する。
した結果について説明する。
この銅棒は直径が20龍、長さが300 amであり、
残留抵抗比(RRR)が300乃至400である。
残留抵抗比(RRR)が300乃至400である。
帯溶融精製条件は以下のとおりである。
発振周波数 : 300KHz
出力 ・ 8KW
加熱帯幅 ; 20開
溶融帯移動速度; o、5mu/分
雰囲気 ; Arガス
溶融帯通過回数; 5回
黒鉛製リング幅; 7市
2本の黒鉛製リング間の間隔;5++++n得られた溶
融帯の幅は20mmであり、従来に比して極めて狭い溶
融帯が得られた。
融帯の幅は20mmであり、従来に比して極めて狭い溶
融帯が得られた。
また、銅棒の精製された部分の残留抵抗比RRRを測定
したところ、4000乃至5000と極めて大きな値が
得られ、不純物分離効果が高いことがわかる。
したところ、4000乃至5000と極めて大きな値が
得られ、不純物分離効果が高いことがわかる。
一方、比較のために、上記実施例と同一の加熱条件では
あるが、黒鉛製 ンクを設置しないで従来と同様にして
、帯溶融精製を行ったところ、溶融帯幅は35mmと広
く、銅棒精製部のRRRは800乃至1200であった
。
あるが、黒鉛製 ンクを設置しないで従来と同様にして
、帯溶融精製を行ったところ、溶融帯幅は35mmと広
く、銅棒精製部のRRRは800乃至1200であった
。
また、上述の装置を使用し、上記実施例と同一の加熱条
件ではあるが、黒鉛製リングの幅を10mmと加熱帯幅
の1度1/2の長さにして帯溶融精製したところ、溶融
帯幅は加熱帯幅より広く30mmであり、銅棒精製部の
RRRは1000乃至1500てあった。
件ではあるが、黒鉛製リングの幅を10mmと加熱帯幅
の1度1/2の長さにして帯溶融精製したところ、溶融
帯幅は加熱帯幅より広く30mmであり、銅棒精製部の
RRRは1000乃至1500てあった。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明によれば、溶湯帯を均一に
攪拌するために必要な溶融帯温度を得ることができると
共に、そのような力1熱条件でも溶融帯の幅を狭くする
ことができ、不純物の分離効果が極めて高い。従って、
本発明により、高純度の精製鋼を製造することがてきる
。
攪拌するために必要な溶融帯温度を得ることができると
共に、そのような力1熱条件でも溶融帯の幅を狭くする
ことができ、不純物の分離効果が極めて高い。従って、
本発明により、高純度の精製鋼を製造することがてきる
。
第1図は本発明の実施例装置を示す断面図である。
1−石英管、2;黒鉛ボート、3;銅棒、4;高周波誘
導加熱コイル、5;加熱帯、6;溶融帯、8;黒鉛製リ
ング
導加熱コイル、5;加熱帯、6;溶融帯、8;黒鉛製リ
ング
Claims (1)
- (1)高周波加熱により銅を帯溶融精製する高純度銅の
製造装置において、被精製銅材の一部を高周波誘導加熱
する加熱手段と、この加熱手段による加熱帯の幅の1/
2未満の幅を有しこの加熱手段と被精製銅材との間にて
前記加熱帯内に相互に適長間隔をおいて配設された1対
の黒鉛製リングとを有し、この1対の黒鉛製リング間に
位置する領域を中心として前記被精製銅の溶融帯が形成
されることを特徴とする高純度銅の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21993788A JPH0270025A (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 高純度銅の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21993788A JPH0270025A (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 高純度銅の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0270025A true JPH0270025A (ja) | 1990-03-08 |
Family
ID=16743363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21993788A Pending JPH0270025A (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 高純度銅の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0270025A (ja) |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP21993788A patent/JPH0270025A/ja active Pending
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