JPH026528B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は医療診断器具に係り、特に検査しよう
とする身体腔部を照明する手段を含む内視鏡に係
るものである。

本発明は医療診断器具に使用する照明手段にも
係るものであり、特に、内視鏡と一緒に使用し、
取外して使い捨てできる照明手段に係るものであ
る。

内視鏡を介して咽喉や膣腔および直腸腔のよう
な身体の腔所を照明するという問題は長年医療専
門家が直面していた問題であつた。

観察や検査を行なつているさまざまな身体の腔
所の内部を照明するのにこれまでも医者が使用す
るものとして種々の医療装置が提案されてきた。
例えば、耳、直腸、膀胱および尿路を検査するた
めの照明装置が提案されている。しかしながら、
そのような装置はしばしば、使用に先立つ消毒法
および使用のあとの使い捨てに関して問題が持ち
上がつている。さらにこれらの装置は、医療専門
家によつて膣の検査に使用されたことは一般には
なく、事実そのような使用にはあまり適さない。

膣検査用のスペキユラに関して提案された照明
装置は、種々の理由で一般に満足できるものでは
なかつた。多くの場合、それらの照明装置は膣腔
の深い内側部分の視界を遮り、膣腔の深い内部を
満足いくように照明することができないものであ
り、そして、ほとんどの場合その提案された装置
はスペキユラと一緒に消毒を必要とし、又は腔所
と接触するように設計されているので、その使用
毎に消毒されねばならないものである。最後に、
すべてではなくてもほとんどの既知の照明装置
は、必要な照明のため電灯光源を使用しており、
それにより患者は感電する恐れと敏感な部分に白
熱電灯光源の熱をうけることになる。

本発明は、一般に照明手段を有する内視鏡に関
する。また本発明は、照明手段を有する、特に膣
鏡のようなスペキユラに関する。またさらに本発
明は、既知の内視鏡およびスペキユラと一緒に使
用するに適している化学ルミネセンス光源を備え
る医療検査光源に関する。医療検査光源は、内視
鏡装置に取外しできるように保持固定されるよう
設計されている。この医療検査光源は非常に簡
単、安全であり、そして経済的な構造であり、そ
のため使用後は捨てることができ、それによつて
長くかかる消毒処理を不要としているのである。
本文に示す医療検査光源は、身体の腔部内へ何ら
危険な電流を流すということはないし、またその
医療検査光源は検査されている身体腔部の内壁と
接触して苦痛となるような高温区域を生じること
もない。

周知のように、内視鏡は、身体腔部の内部を照
明して、それを検査することができるようにす
る、光源を包含する器具である。本発明の医療検
査光源はそのような光源の役割をすることができ
る。又、周知のように、スペキユラは身体腔部を
検査するため該腔所を拡張し開いたままにする装
置である。本発明の医療検査光源を備えたスペキ
ユラは内視鏡であるとみなすこともでき、本文で
はそのようにみなされるものとする。本文で使用
されている用語「内視鏡装置」は、本発明の医療
検査光源を設けた内視鏡およびスペキユラの両方
をカバーするものとする。

発明の目的および要旨 本発明の目的は、医療器具、特に検査される身
体腔部を照らす手段を包含する内視鏡を提供する
ことにある。

本発明の他の目的は、医療診断器具と関連する
医療用検査光源、特に検査される身体腔部を照ら
すことができるようになつている内視鏡を提供す
ることにある。

本発明の重要な目的は、医療診断器具用の医療
検査光源、特に検査される身体腔部を照らすこと
ができ、該腔部から取外すことができるようにな
つている内視鏡を提供することにある。

本発明の他の重要な目的は、医療用診断器具と
関連する医療用検査光源、特に検査される身体腔
部を照明することができるようになつており、構
造が簡単かつ経済的であつて使用後使い捨てがで
き、それによつて長くかかる消毒時間の必要をな
くすことができるようになつている内視鏡に対す
る医療用検査光源を提供することにある。

本発明のさらに他の重要な目的は、医療用診断
器具と関連する医療用検査光源、特に、検査され
る身体腔部を照明することができるようになつて
おり、検査される身体腔部内にあるいはその周辺
に電流を導入しない内視鏡に対する医療用検査光
源を提供することにある。

本発明のまた別の重要な目的は、医療用診断器
具と関連する医療用検査光源、特に検査される身
体腔部を照明することができるようになつてお
り、検査される身体腔部あるいはその周辺の内部
壁に苦痛を伴う接触を行ない得る熱領域を生じな
い内視鏡に対する医療用検査光源を提供すること
にある。

本発明の別の重要な目的は、医療器具、特に検
査される身体腔部を照明する手段を包含し、該手
段を保護するために特別の注意を払う必要なく迅
速かつ容易に消毒されることができる内視鏡を提
供することにある。

本発明の別の重要な目的は、医療器具、特に検
査される身体腔部を照明する手段を包含し、構造
が簡単で経済的であり使用後使い捨てできるよう
になつている内視鏡を提供することにある。

実施例において、本発明の１つの特徴は、内視
鏡装置に関し、該内視鏡装置には化学ルミネセン
ス光源を備える医療検査光が取付けられる。化学
ルミネセンス光源は破壊できる壁によつて区切ら
れた少くとも２つの室をもち、該室の各々に化学
ルミネセンス要素をもつて密封された光伝達チユ
ーブを備える。化学ルミネセンス光源は光伝達管
の粘着背部によつて内視鏡の一部分に取付けられ
る。検査後、化学ルミネセンス光源は内視鏡から
容易に取外すことができる。上記したように、医
療用検査光が取付けられているスペキユラは本文
では内視鏡装置とみなされる。かくして、その最
も広い面においては、内視鏡装置は、本発明の医
療用検査光が取付けられている医療診断器具であ
つてよい。

本発明の別の、より特殊の面は、実施例におい
て、膣鏡に関し、この膣鏡は、選択的に調整可能
な方法で作動的に接続された協働する上部および
下部の拡張器ブレードと、破壊できる壁によつて
区切られた少くとも２つの室をもち、該室の各々
に化学ルミネセンス要素をもつている密封された
柔軟な光伝達チユーブを有する化学ルミネセンス
光源を備える医療検査光を、取外し自在にスナツ
プばめして受け入れ保持するように設けられたチ
ヤネルを有する、拡張器ブレード間の間の少くと
も１つの拡張器ブレードの表面における少くとも
１つのリブ状部材と、を備える。該チユーブは、
リブ状部材のチヤネルに取外し自在にスナツプば
めして受け入れられ保持されるように、そして上
部および下部拡張器ブレード間に介在する光体を
それらの延長位置に向けるように設けられてい
る。

実施例において、本発明のまた別の面は、内視
鏡又はスペキユラに取外し自在に固定され得る医
療用検査光体にある。１つの実施例においては、
スペキユラは、本体と本体から延びている複数の
拡張器部材とを有するタイプのものである。医療
用検査光体は少くとも２つの室をもつた密封した
光伝達チユーブを備える。該チユーブは、拡張器
ブレードの間にある少くとも１つの拡張器ブレー
ドの表面における少くとも１つのリブ状部材のチ
ヤネルに取外し自在にスナツプばめして受け入れ
られ保持されるように、そして拡張器ブレード間
にある該光体をそれらの延長位置に向けるように
設けられている。あるいはまた、チユーブの一部
において粘着性背部を設けて検査光体を内視鏡ま
たはスペキユラに一時的にそして取外し自在に固
定するようになつている。

以上のまた他の本発明の目的は、以下図面にも
とづいて詳細に述べることとする。

実施例の詳細な説明 以下の詳細な説明の多くは特に膣鏡に関する。

しかしながら、容易にわかるように、本発明は
全てのスペキユラに用いられのに適しているばか
りでなく、いくつかの身体腔部の照明および検査
用の全ての内視鏡装置の光源として働くことがで
きるものである。

各図において全体を通して同じ部品に対しては
同じ参照番号が付され、本発明によるスペキユラ
が図示されている。器具は、下部拡張器ブレード
４に接続されたハンドル２と第２のハンドル８を
有する上部拡張器ブレード６とから成る。ハンド
ル８は、ハンドル２のピボツトピン１２とかみ合
うハンドル８におけるスロツト１０によつて滑動
して調整できるようにしてハンドル２に作動的に
接続されている。スペキユラの上部拡張器ブレー
ドには延長ロツク片１４が設けられ、それによつ
て医者は、ブレードが互いにピボツトピン１２で
枢軸動されると膣内で分かれた２つの拡張器ブレ
ードの離れた端部を適所に保持することができる
のである。複数のリブ状部材２２は、２つの拡張
器ブレードの中間の上部拡張器ブレード６の内部
表面にあり、そして、そこに医療用検査光体２６
を取外し自在にスナツプばめして受け入れ保持す
るように設けられたチヤネル２４を有する。

第６図および第７図には、２つの別のチヤネル
を図示しており、これらはそこに医療用検査光体
２６を取外し自在にスナツプばめして受け入れ保
持することができるのである。

医療用検査光体２６は化学ルミネセンス手段に
よつて発光しそして各室に化学ルミネセンス要素
をもつた破壊可能な壁部３４によつて分けられた
少くとも２つの室３０および３２をもつ密封され
た屈曲自在の光伝達チユーブ２８を有する。１つ
の室には蛍光発光要素があり、そしてもう一方に
は活性体要素がある。これら要素を混合すると周
知のように化学ルミネセンス効果が生ずる。チユ
ーブ２８は、取外し自在のスナツプばめ連関して
チヤネル２４に受け入れられ保持されることがで
きる断面形状を有する。以下に記すように、一度
適所に取付けられ活性化されると、医療用検査光
体２６は、検査を行なつている医者のため体内を
照明するようにひろがつた位置における２つの拡
張器ブレードの中間に光をむける。

第１２図ないし第１５図に示した実施例におい
ては、第１図ないし第５図に記した特徴とは異な
つている構造上の特徴だけが示されている。上部
拡張器ブレード４０は下部周縁の大部分に沿つて
周辺フランジ４２を有し、上部拡張器ブレード４
０の内面に隣接してまたひろがつた位置にある２
つの拡張器ブレードの中間に摩擦力ですべりこみ
適合するようにして医療用検査光体４４を受け入
れ保持するようになつている。

医療用検査光体４４は化学ルミネセンス手段に
よつて発光しそして各室に化学ルミネセンス要素
をもつた破壊可能な壁部５２によつて分離された
少くとも２つの室４８および５０をもつた密封さ
れた屈曲自在の光伝達袋部材４６を有する。袋部
材４６は、摩擦力のすべりばめして受け入れられ
に保持されるように上部拡張器ブレード４０の内
面に適合する形状を有する。特に、医療用検査光
体４４は、上部拡張器ブレードの周辺フランジと
袋部材の下部周辺境界とを隣接するようにするこ
とによつて適所に保持され、それによつて袋部材
が下方に動かないようにしているのである。

使用において、医療用検査光体は、それを拡張
器ブレードの後方位置から拡張器ブレード内へ
と、それが該拡張器ブレードの周辺フランジによ
つて所定の位置に保持されるまで摺動させて挿入
することにより組立てられる。該医療用検査光体
をもはや必要でなくなつて取除くためには、該光
体を拡張器ブレードの後方へ引けばよい。

第６図ないし第２０図は、すぐ前に記載した装
置の別の実施例を示すものであつて、この例にお
いては拡張器ブレード８２の延長部に開口８０が
付け加えられて該開口を通して親指などによつて
圧力がかけられるようになつていて破壊できる壁
８４を破いて、化学ルミネセンス（chemilumine
−scence）を発生する化学的反応を生ずることが
できるようになつている。

本発明の別の実施例では、医療用検査光体を、
本体この本体から延びる複数の拡張器部材を有す
る、第１図ないし第３図を示したものと同様のス
ペキユラに着脱自在に固定することができる。こ
の実施例は、医療用検査光体を着脱自在に固定し
て有する上部拡張器ブレード６０の部分図を示す
第８図ないし第１１図に示されているものであ
る。

医療用検査光体６２は、各室に化学ルミネセン
ス要素をもつ破壊可能な壁７０によつて分離され
た少くとも２つの室６４および６８をもつた密封
された屈曲自在な光伝達袋部材６４を有する。

光発生袋部材６４は、ほぼその長手方向軸に平
行な端部開口の弾性スリーブ部材７２の内面に取
付けられている。スリーブ７２は、袋部材６４の
領域においてほぼ光を伝達するものであり、また
拡張器ブレード６０の延長部を取り囲むに十分な
寸法のものであつて、それを取外し自在ではある
がきつい状態で摩擦嵌合して受け入れかつ保持す
るのである。

本文に記載した医療用検査光体を使用するには
医者はまず、いずれかに記載したように、光発生
袋部材を活性化し、次いで弾性スリーブ部材を拡
張器ブレードの延長部分上に摺動させる。スペキ
ユラはこれで医者の使用可能状態になる。

検査の完了時において上記医療用検査光体を廃
棄するには、上記弾性スリーブ部材を拡張ブレー
ドの遠い方の端部にむけて引張りあるいは押すこ
とにより摺動させて、該スリーブをブレードから
取り外すだけでよい。

弾性スリーブ部材を利用して光発生袋部材を所
定位置に作動的に保持するこの本発明の実施例
は、現在医者によつて一般に使用されているいか
なるタイプのスペキユラ装置についても使用に適
しているという利点がある。本実施例はかくして
ほとんど変更する必要なく本発明を現存のスペキ
ユラとともに使用可能とする。

拡張器ブレードの中間面上に位置した取外し自
在のスナツプ嵌合機構を使用する本発明の前述実
施例は、プラスチツクなどからつくられた使い捨
て可能なスペキユラのような新しいスペキユラに
おいても好適であることがわかるであろう。そし
てこのスペキユラにおいて、保持チヤネルを有す
るリブ状部材がそのスペキユラ装置自体と容易に
連結され、あるいは一体形成されることができる
のである。

一般に、光含有袋部材の化学ルミネセンスを活
性化させるためには、圧力を加え、化学ルミネセ
ンスを生じさせるために必要な化学的要素を分離
している破壊可能な壁部を破るようにする。化学
ルミネセンス光源はそれをスペキユラに取付ける
前に活性化される。この方法は化学ルミネセンス
光源を活性化する最も容易で好ましい方法となり
うる。

第４図は、スペキユラに取付けた化学ルミネセ
ンス光源を示す。第５図は反応してルミネセンス
を生ずる化学的要素を示す。

別の実施例では、リブ状部材は、第９図に示し
たように１つ以上の化学ルミネセンス光源を内部
に取外し自在にスナツプばめして受け入れ保持す
る１つ以上のチヤネルを有してもよい。

医療用検査光体のまた別の実施例が第２１図な
いし第２５図に描かれている。この実施例におい
ては、医療用検査光体９０には粘着性バツキング
９２が設けられ、これによつて該光体を内視鏡装
置（内視鏡またはスペキユラ）９４に取付けるこ
とができるのである。この粘着性バツキングは膜
（図示せず）で保護されていて医療用検査光体を
内視鏡装置に取付けたい時に、粘着材からはがさ
れるのである。内視鏡装置は上述したように膣鏡
でありあるいはその他医療用検査光体９０が取付
けられうる表面を有する当業者に周知のさまざま
なスペキユラまたは内視鏡のいかなるのであつて
もよい。

前に述べたように、医療用検査光体は、化学ル
ミネセンス手段によつて光を生じ、そして各室に
化学ルミネセンス要素をもつた破壊可能な壁部１
０２によつて分離された少くとも２つの室９８お
よび１００を備える光伝達チユーブ９６を有す
る。チユーブ９６は、粘着材９２によつて内視鏡
装置９４に受け入れられるようになつている断面
形状を有する。第２２図および第２５図に示され
るように、チユーブ９６には、それが取付けられ
ている内視鏡装置のものとほとんど同一の曲線形
状を有するフランジまたはリブ１０４が設けられ
ている。

化学ルミネセンス効果を生じる活性化作用は、
第２４図に示されるように、プランジヤのポイン
ト１１０で壁の破壊が得られるまでプランジヤ１
０８を壁にむけて押し下げることによつてなされ
る。室９８および１００における２つの化学ルミ
ネセンス要素は反応して所望の効果を生じる。操
作においては、医者は、プランジヤを押し下げて
壁部を壊し、任意ではあるがチユーブを振動させ
て化学反応を早めるようにし、そして該チユーブ
を、粘着性保護膜をはがし、そして粘着材によつ
て内視鏡装置に灯火した装置を固定することによ
つて内視鏡装置に取付けるようにするのである。

室９８および１００の密封は、端部キヤツプ１
０６をもつた１つの室とプランジヤ１０８をもつ
たもう一方の室を設けることによつて便利に得ら
れる。

第２１図に示すように、プランジヤ１０８のシ
ヤフト１１２にはスロツト１１６におさめられた
Ｏリングシール１１４を設けてあり、室１００を
密封し、かくして化学ルミネセンス液がチユーブ
９６から漏れるのを防ぐようにしている。また一
方では、第２３図に示されるように、プランジヤ
１０８のシヤフト１１２には、プランジヤの部分
として一体に形成されたビード１１８を設けて同
じ結果を得るようにしている。その他の手段が、
密封をして化学ルミネセンス液を漏れないように
するために、適当に用いられてもよい。停止手段
が、チユーブ９６にプランジヤ１０８を確実に保
持するために用いられてもよい。

医療用検査光体９０の全ての部分（チユーブ９
６、壁１０２、端部キヤツプ１０６およびプラン
ジヤ１０８）は便宜的にはプラスチツク材を有す
る。そのようなプラスチツク材の例としては医療
グレードのポリスチレンおよびポリプロピレンが
ある。もしいくらか剛性であるポリスチレンが用
いられるならば、そうすれば、壁部１０２は室９
８および１００を分離する剛性ウエブを備えるこ
とになる。もし、半剛性のポリプロピレンが用い
られるならば、そうすれば、それにスリツトある
いはフエザーカツトを設けて流体が室間を流通す
ることができるようにすることができる。この後
者の場合、流体の粘性は、壁部がプランジヤによ
つて貫通されて流体が混合することができるま
で、入り混じることおよび従つて化学反応を避け
るのである。

また別の実施例においては、室９８および１０
０の少くとも１つは適当な化学ルミネセンス要素
が満たされているこわれやすいガラスのアンプル
を包含する。チユーブ９６の材質として順応性プ
ラスチツクを用いると、チユーブは指の間などで
圧搾してアンプルを破壊して化学反応がはじまる
ようにすることができる。もし室の１つがガラス
のアンプルを備える場合は、プランジヤ１０８は
また別にアンプルを破壊するためにも用いられる
ことができるのである。そうでなく、もし各々の
室がガラスのアンプルを備える場合には、その時
はプランジヤを省略して端部キヤツプをその代り
に用いることができる。

有利なことに、医療用検査光体９０は、医者に
よつて一般に使われている全ての内視鏡およびス
ペキユラに使用するのに適している。かくして、
この実施例では本発明をほとんど修正の必要のな
い現在ある内視鏡およびスペキユラに用いること
ができるのである。

ともかく、用いる内視鏡装置のタイプには関係
なく、本発明の医療用検査光体はさまざまの身体
腔所の内部を観察し検査することができるもので
ある。組織検査もまた可能である。というのは、
病的組織は正常組織とは、特に周知技術における
ように特別の化学薬品で処置したりあるいは綿棒
で拭いたりすると、見かけがしばしば異なつてい
るからである。

前述した本発明は、もちろん、当業技術内で多
くの変形態様が考えられるものであり、従つてそ
れらすべての変形態様は本発明の精神および特許
請求の範囲内に入るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は照明光源を点線で示している本発明に
よるスペキユラの側面立面図、第２図は第１図の
２−２線に沿つた上面図、第３図は第１図の３−
３線に沿つた図、第４図は照明光源を示している
第２図の４−４線に沿つた横断面図、第５図は、
動作している照明光源を示している第２図の４−
４線に沿つた横断面図、第６図は、第２図の６−
６線に沿つた横断面図、第７図は、第２図の６−
６線に沿つた本発明によるスペキユラの別の実施
例の横断面図、第８図は、スペキユラにおける本
発明の医療用検査光源装置を適所に設けた時の側
部立面図、第９図は、第８図の９−９線に沿つた
図、第１０図は、第８図の１０−１０線に沿つた
図、第１１図は第１０図の１１−１１線に沿つた
図、第１２図は、照明光源を点線で示している、
本発明によるスペキユラの別の実施例の部分側部
立面図、第１３図は、第１２図の１３−１３線に
沿つた図、第１４図は、第１２図の１４−１４線
に沿つた図、第１５図は、第１４図の１５−１５
線に沿つた図、第１６図は、本発明によるスペキ
ユラの別の実施例の部分横断面図、第１７図は、
第１６図の１７−１７線に沿つた図、第１８図
は、第１６図の１８−１８線に沿つた図、第１９
図は、第１７図の１９−１９線に沿つた横断面
図、第２０図は作動状態にある照明光源を図示し
ている第１９図に同様の図、第２１図は作動の前
の本発明による医療用検査光体の横断面図、第２
２図は第２１図の２２−２２線に沿つた横断面
図、第２３図は医療用検査光体のプランジヤ部分
のまた別の実施例を示している第２１図の部分に
同様の図、第２４図は、作動した位置に描かれた
プランジヤを備えている、内視鏡装置への医療用
検査光体の取付けを示している第２１図のものと
同様の図、第２５図は第２４図の２５−２５線に
沿つた側面図、である。 ２……ハンドル、４……下部拡張器ブレード、
６……上部拡張器ブレード、８……補助ハンド
ル、１０……スロツト、１２……ピボツトピン、
１４……ロツクタブ、２２……リブ状部材、２４
……チヤネル、２６……医療用検査光体、２８…
…光伝達チユーブ、３０，３２……室、３４……
壁、４２……フランジ、６４……袋状部材、７２
……スリーブ部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ (a) 光源を受け入れるように改造された医療
   用器具本体と、 (b) 前記医療用器具本体の外形に嵌合するように
   なされておりまた前記医療用本体に取付けるた
   めの取付装置を備えている光伝達体を包含す
   る、前記医療用器具に取付けられた化学ルミネ
   センス光源とを具備する検査光を包含する医療
   用器具。 ２ 前記化学ルミネセンス光源はさらに、 (a) 前記光伝達体内に少くとも２つの密封コンパ
   ートメントを具備し、該コンパートメントは透
   過性壁によつて区分されていることと、これら
   コンパートメントの各々はもう一方のコンパー
   トメントの成分との混和すると蛍光を生ずるこ
   とができる蛍光成分を含有することと、 (b) 前記成分を混ぜ合わせて蛍光を発することが
   できるようにするため前記壁部を破裂させる装
   置とを包含する、特許請求の範囲第１項に記載
   の医療用器具。 ３ 前記壁部を破裂させる装置は、前記コンパー
   トメントの１つに在るプランジヤを具備し、該プ
   ランジヤは前記壁部を突き刺す針と、前記コンパ
   ートメントの密封を維持する密封装置とを備えて
   いることを包含する、特許請求の範囲第２項に記
   載の医療用器具。 ４ 前記光伝達体は順応プラスチツクを包含しま
   た前記コンパートメントの少くとも１つは蛍光成
   分を含有する砕けやすいガラスアンプルを含み、
   これによつて前記アンプルを破壊する前記蛍光成
   分が別の蛍光成分と混和して蛍光を発することを
   包含する、特許請求の範囲第１項に記載の内視鏡
   検査器具。 ５ 前記光源は前記器具本体にしつかりと取付け
   られていることを包含する、特許請求の範囲第１
   項に記載の医療用器具。 ６ 前記光源は、前記医療用器具本体に取外し自
   在に取付けられていることを包含する特許請求の
   範囲第１項に記載の医療用器具。 ７ 内視鏡検査器具に取外し自在に固定されるこ
   とが可能な医療用検査光であつて、蛍光を発生す
   る化学ルミネセンス光装置と、これに取付けられ
   前記光を前記内視鏡器具の一部分に取外し自在に
   固定する取付け装置とを包含する、医療用検査光
   装置。 ８ (a) 外表面の一部分が前記内視鏡検査器具の
   外周囲に適合するようになされ、前記内視鏡検
   査器具に取付けるための粘着層を設けている、
   光伝達体と、 (b) 壁部によつて分離され、各々が他方のコンパ
   ートメントの成分と混ぜ合わさると蛍光を発す
   ることができる蛍光成分を含有する、前記本体
   内の少くとも２つの密封コンパートメントと、 (c) 前記壁部を前記成分の混和をするようにして
   破壊し、よつてそれらの間の反応によつて蛍光
   を発するための装置と、 を具備する特許請求の範囲第７項に記載の医療用
   検査光装置。 ９ 前記破壊装置は、一部分が前記コンパートメ
   ントの１つに入りこんでおり、この部分には前記
   壁部に突き刺す針と前記コンパートメントの密封
   を維持する密封装置とを備えている、プランジヤ
   を具備する、特許請求の範囲第８項に記載の医療
   用検査光装置。 １０ 前記密封装置は前記プランジヤの前記部分
   に形成されたスロツトに収められたＯリングを具
   備していることを包含する、特許請求の範囲第７
   項に記載の医療用検査光装置。 １１ 前記密封装置は前記プランジヤの前記部分
   上に形成されたビードを具備することを包含す
   る、特許請求の範囲第９項に記載の医療用検査光
   装置。 １２ 前記コンパートメントの少くとも１つは前
   記蛍光成分を含有する砕けやすいガラスアンプル
   を具備しており、該ガラスアンプルはたやすく握
   りつぶすことができることを包含する、特許請求
   の範囲第８項に記載の医療用検査光装置。 １３ 本体と、該本体から延長している複数の拡
   張器部材と、該拡張器部材の少くとも１つに化学
   ルミネセンス光源を固定するため該部材と関連し
   た取付装置とを具備し、前記化学ルミネセンス光
   源は少くとも１つの前記拡張器部材に固定される
   べく設けられそしてその光を延長した位置にある
   拡張器部材へと中に導くようになつていることを
   包含する、内視鏡装置。 １４ 前記複数の拡張器部材は、体内と開放し前
   記拡張器部材を分離して前記開放部を拡げるよう
   にする協働作用する上下の拡張器ブレードを具備
   することを包含する特許請求の範囲第１３項に記
   載の内視鏡装置。 １５ 前記本体は、前記下部拡張器ブレードで調
   整自在の上昇装置と前記上部拡張器ブレードを軸
   動自在に有する前記上昇装置のピボツトとを具備
   することを包含する、特許請求の範囲第１４項に
   記載の内視鏡装置。 １６ 前記取付装置は、前記拡張器ブレードの中
   間に少くとも１つの拡張器ブレードの表面上に少
   くとも１つのリブ状部材を具備し、該リブ状部材
   は、取外し自在のスナツプ止めで、前記化学ルミ
   ネセンス光源を内部に受け入れ保持するようにチ
   ヤネルを設けていることを包含する、特許請求の
   範囲第１３項に記載の内視鏡装置。 １７ 前記化学ルミネセンス光源を係合する前記
   取付装置は、少くとも１つの前記拡張器ブレード
   の下部周囲の大部分に沿つて配置された周フラン
   ジを具備し、該フランジは、前記ブレードが互い
   に間隔をおいた関係で配置されている時、前記拡
   張器ブレードの中間の前記拡張器ブレードの内面
   に接した摩擦スナツプばめ係合で前記化学ルミネ
   センス光源を受け入れ保持するように設けられて
   いることを包含する、特許請求の範囲第１３項に
   記載の内視鏡装置。 １８ 前記化学ルミネセンス光源は、 両端部が閉じた外部柔軟性光伝達チユーブと、 前記外部チユーブ内に配置され両端が閉じた内
   部剛性破壊可能チユーブと、 前記チユーブの各々における化学ルミネセンス
   成分と、を具備して、 前記破壊可能な内部チユーブが破壊されそして
   その成分が前記外部チユーブの成分と混和する
   と、蛍光が生ずることを包含する、特許請求の範
   囲第１３項に記載の内視鏡装置。 １９ 前記化学ルミネセンス光源は、破壊可能な
   壁によつて分離された少くとも２つのコンパート
   メントをもち、前記コンパートメントの各々に化
   学ルミネセンス成分を有する密封柔軟性光伝達チ
   ユーブを備え、前記チユーブは前記リブ状部材の
   前記チヤネルに取外し自在のスナツプ嵌合で受け
   入れられ保持されそして延長した位置における前
   記上部および下部拡張器ブレードの中間に光を向
   けるようにすることを包含する、特許請求の範囲
   第１６項記載の内視鏡装置。 ２０ 前記化学ルミネセンス光源に隣接した前記
   拡張器ブレードは、圧力が全体にわたつてもたら
   されて前記化学ルミネセンス光源を活性化させる
   ことができるようにしたアパーチヤを有すること
   を包含する、特許請求の範囲第１９項に記載の内
   視鏡装置。 ２１ 前記化学ルミネセンス光源は前記器具に実
   質的には永久的に取付けられていることを包含す
   る、特許請求の範囲第１３項に記載の内視鏡装
   置。 ２２ 本体とこの本体から延長する複数の拡張器
   部材とを有するタイプのスペキユラに固定される
   医療用検査光体であつて、前記拡張器部材の１つ
   に取外し自在に固定されそして間隔をおいた配置
   にある前記拡張器部材の中間にその光を向けるよ
   うになつている化学ルミネセンス光装置と該化学
   ルミネセンス光装置を前記拡張器部材に固定する
   ように設けられた固定装置とを備える医療用検査
   光体。 ２３ 前記固定装置は前記光を前記スペキユラに
   取除き自在に固定することを包含する、特許請求
   の範囲第２２項による医療用検査光体。 ２４ 前記化学ルミネセンス光装置は、破壊可能
   な壁によつて分離された少くとも２つのコンパー
   トメントを内部にもち、該分離されたコンパート
   メントの各々に化学ルミネセンス成分を有する密
   封した柔軟性光伝達袋状部材を備えることを包含
   する、特許請求の範囲第２２項記載の医療用検査
   光体。 ２５ 前記固定装置は、少くとも一端部が開口
   し、前記袋状部材に作動的に接続しまた前記拡張
   器部材を取外し自在な固定摩擦嵌合して内に受け
   入れ保持するために前記拡張器ブレードの１つの
   延長部を包囲するのに十分な寸法を有する弾性ス
   リーブ部材を備えることを包含する、特許請求の
   範囲第２３項に記載の医療用検査光体。 ２６ 前記化学ルミネセンス光源は、両端部が閉
   じた外部柔軟性光伝達チユーブと、両端が閉じた
   内部の同心状に含有される剛性破壊可能チユーブ
   とを備え、前記チユーブの各々には化学ルミネセ
   ンス成分を有することを包含する、特許請求の範
   囲第２５項に記載の医療用検査光体。