JPH0261998A

JPH0261998A - 高電圧パルスを用いた殺虫方法及び殺虫用高電圧パルス発生装置

Info

Publication number: JPH0261998A
Application number: JP63328802A
Authority: JP
Inventors: Lucas G Lawrence; ルーカス　ジョージ　ローレンス
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-01-27
Filing date: 1988-12-26
Publication date: 1990-03-01
Anticipated expiration: 2010-06-28
Also published as: US4782623A; DE325831T1; JPH0760756B2; EP0325831A1; ES2011593A4

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は電気的にシロアリを駆除するための位相ロック
パルス発生器及び電気的アプリゲータガンに関する。

［従来の技術］従来の電気的シロアリ駆除装置は米国特許第４゜２２３
、４６８号及び第４．３６６、６４４号に記載されてい
る。

これら従来の電気的シロアリ駆除装置では、高電圧、高
周波を発生させるなめに振動子及び発振器を利用してい
る。しかし、これらの装置はその出力に限界があり、故
障し易く、定期的な保守が必要である。

［発明の要約］本発明は公知構成に対して著しい改良を実現するもので
あり、公知の装置が振動子及び発振器を採用したのとは
異なり、本発明では容量性放電によって出力を発生させ
る。放電中のコンデンサはインダクタと共振し、式１／
２　ＬＣ：”表わされる周波数を発生させる。但し、Ｌ
はインダクタンス、Ｃは回路素子の容量であり、装置の
出力は特定周波数で位相ロックされる。ワットで表わさ
れる出力は準焦制限であり゛、これを制約するのは使用
される素子の品質及びサイズだけである。

動作周波数は６７ＫＨ２に設定するのが好ましく、この
周波数の出力エネルギーならば装置のオペレータを危険
にさらすことはないが、木材を突抜けるに十分な低さで
あり、これにより内側のシロアリを電気的に殺すことが
できる。

本発明は一端から細長い外部当接電極が突出している探
査ガンを利用する。この電極は虫害のある構造にエネル
ギーを送り込むように構成されている。オペレータがう
っかり外部当接電極に触れるのを防止すると共に高電圧
バックフラッシュから保護するため、探査ガンの引き金
に特殊な安全機構を組込んだ、この引き金は２段電力ス
イッチであり、第１段では電力継電器によって装置が給
電され、第２段ではガン変圧器の１次巻線と直列の抵抗
器をスイッチが分路する。即ち、装置は低電力でスター
トするが、引き金を強く引くと、装置が高電力モードに
切換わる。

対象材料は２通りのモードで処理することができる０例
えば、木材の不伝導性を破壊するには高電力モードが必
要であるが、電圧に敏感な美術館内の（虫害のある絵具
、紙などのような）対象物にはこれらを損傷させないた
め低電力レベルが要求される。

本発明装置の出力は準焦制限であるから、大規模な対象
物の処理に有用である０例えばシロアリ、甲虫及び木喰
い蟻に犯された樹木や木造橋などである。大規模な対象
を処理する際には、アプリゲータガンを起重機で扱い、
遠隔制御操作することができる。

［実施例］本発明の作用原理及び利点を示す添付図面に沿って本発
明の実施例を以下に説明する。

第１図に示すように、本発明の主要電源部はコンデンサ
４３であり、コンデンサ４３は分路サイリスクスイッチ
５９によって迅速に充電、放電させられて直列接続した
インダクタ（インダクタンス）４７を振動させる。イン
ダクタ４７は４９にタッグ接続され、特定周波数出力を
発生させる。変圧器５１で変圧された出力はガン電極９
６に送られる。

第２図から明らかなように、ガン構造は把手１０６及び
トリガースイッチ２７を含み、把手１０６の前方にはオ
ペレータの手をガン電極９６からの高電圧バックフラッ
シュから保脛するブラケット１１８を設けである。主要
電源コンデンサは抵抗４５及び特定周波数で振動するイ
ンダクタンス４７を含む回路の一部である。インダクタ
４７は抵抗３１と直列に接続して、振動の電力レベルを
任意に変えることを可能にする。ダイオード６１は誘導
電流の導通を確実にし、完全な高周波正弦波を形成する
。インダクタンス４７はアプリゲータガン９２に含まれ
る高電圧変圧器５１の１次巻線である。

容量性放電回路は位相ロックモードで動作する。

半波整流正弦波８３が直流（ＤＣ）蓄積コンデンサ４３
を全ピーク電圧８５まで充電する。コンデンサ４３の全
電荷は正弦波の９０°点８５に相当する。蓄積コンデン
サ４３がサイリスクスイッチ５９によって放電されるの
を待機する過程で正弦波８３はその正ビーク１９から０
にむかって周期変動する。コンデンサ４３のピークＤＣ
電圧は実効電圧［「１ｓコＸ１．４１である。主要電源
サイリスタ５９は線路変圧器１９によって給電される位
相ロックトリガー発生器の出力段であるトリガー変圧器
６４からの電力放出信号を待機する。コンデンサ４３に
蓄積された電力は変圧器５１によって変圧され、第２図
に示すガン電極９６に供給される。

主要電源コンデンサ４３の充電及び放電サイクルは一方
のサイクルが終了するまで次のサイクルが始まらない所
謂インターロック関係にあるから、この方式は極めて能
率的である。充電が不完全な間はコンデンサ４３が連携
のインダクタ４７へ放電されることはなく、しかも、主
要電源コンデンサ４３の不完全なパージに起因して構成
素子に作用する大きい電気的応力が回避される。

構成素子の典型的な値は抑制チョーク４１が４３５ミリ
ヘンリー、主要電源コンデンサ４３が１．５マイクロフ
アラツド及び２，０００ボルト、高電圧出力変圧器５１
の１次巻線から成るインダクタンス４７が３゜７マイク
ロヘンリーである。位相ロックパルス列は８０マイクロ
セコンドに五って６７Ｋ　ＨＺで振動し、パルスバース
トの間隔は１６．２ミリセコンドである。

無線周波数エネルギーを連続的に印加するのではなく、
間隔を置いたパルスバーストを印加するという方法は木
材のような複雑な不伝導体を木材などのターゲット物質
の温度を発火レベルまで上昇させることなく突抜けるの
に効果的である０位相ロック発生器の電力消費は０．１
アンペア／４６０ボルト、即ち、４６ワツトである。パ
ルスバースト発生の過程で、主要電源コンデンサ４３は
６４９ボルトＤＣピーク、６５アンペアで動作する。■
サイクルの瞬間バーストエネルギーは４２．３キロワツ
トである。このエネルギーはゲーブルを介して第２因に
示すアプリゲータガン９２に供給される。

この好ましい実施例の各部の機能を先ず第２図を参照し
て説明する。アプリゲータガン９２は電気的素子を収容
するプラスチック筐体９３と、１次巻線４７及び２次巻
線５３を含む高電圧変圧器５１とから成る。ガンの前方
部分９４の火花ギャップ５５はインピーダンスからの保
護手段として作用する。電気的駆除に必要な電力が電極
９６により例えば木材９８のようなシロアリ１０２に犯
されているターゲットにむかって送られる。即ち、給電
された電極９６は回Ｂ　ｉｏｏ内に棲息するシロアリに
よって形成された空洞９７内へ殺虫電気エネルギーを供
給する。印加される高電圧、高周波エネルギーは木材９
８、回廊１００を通してシロアリ１０２に伝達されるか
ら、ガンオペレータが選ぶ木材９８の任意の場所に当接
させればよい、発生した電気エネルギーは接地帰路１０
４　、７９を求めなから導電率の最も高い通路を辿る。

水分を含み、炭素分の多い昆虫の身体は導電率が高いか
ら、電流密度が最高となり、即死する結果となる。

典型的な実用例ではガンオペレータがシロアリに侵され
ている構造物に沿ってガンを往復移動させる。電圧も周
波数も共に高いから、電気エネルギーは構造内へ伝播す
る。ターゲツト材質の不伝導性レベルに応じて２通りの
電力モードでガンを操作することができる。

ガンへの給電は２本のエネルギーケーブルと１本の接地
ケーブル１１１によってなされ、前記エネルギーケーブ
ルとしては（第１図に示す）リレー回路２５をトリガー
する２本の別々のエネルギーケーブル１１０が配設され
ている。エネルギーケーブル１１０も接地ケーブル１１
１もすべて電源装置１１２と接続している。電源装置１
１２は３個のプロングプラグ１１４及び導線１１５を介
して通常の電力線と接続し、公知のスイッチ１１６によ
って入切される。

２個のネオンランプ７，９が接地モニターとして作用し
、アース７９の存在、接地ケーブル１１３の配設を確認
させる。

ガンの出力は２段式機能スイッチ２７によって制御され
る。このスイッチは先ずはガンに給電し、さらに押圧す
ると機械的リンケージ３０を作動させ、該リンケージ３
０はスイッチ２９を閉じ、コイル抵抗器３１を分局させ
て出力を増大させる。ガンコイルの１次側を４９にタッ
プ接続することにより、動作周波数の変化を可能にする
。ガン変圧器の高電圧２次コイル５３を５４において出
力部９４の火花ギャップ５５に接続する。他端はアース
側８１に接続する。

典型的な用途では約６ｍ（２０フイート）のケーブルで
ガン９２を電源装置１１２に接続する。

その他の構成部分の作用を再び第１図を参照して以下に
説明する。

装置を使用する前に、オペレータは電力入力端子１．２
及び接地端子５間に接続されている２個のネオンランプ
７．９をチエツクすることによって電源装置１１２が正
しく接地していることをチエツクする。電源装置の機枠
６も接地端子と接続する。装置が正しく接地していれば
、２個のネオンランプ７．９のうちの１個だけが明るく
点灯する。

他方のラングは地電位の状態であるから点灯しない。

次に電源装置がスイッチ月によってＯＮ状態となり、こ
の段階において、共にヒユーズ１３によって保護されて
いる主電源の電力変圧５１７及び小型トリガー発生器電
力変圧器が給電される。ガンの引き金スイッチ２７を絞
ると、継電器２５が作動し、２組の接点２１．２３を介
して装置回路へエネルギーを搬送する。。

主電源回路において継電器が作動すると、電流は接点２
１、整流ダイオード３３、絶縁抵抗器３７、他の整流ダ
イオード３５、ヒユーズ３９及び無線周波（ｒａｄｉｏ
　ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　）チョーク４１を通って主要電
源コンデンサ４３に流入してこれを所定電圧まで充電す
る。無線周波チョークは高エネルギー振動が電源を破壊
するのを防止する。

継電器接点２３が閉じるとトリガー発生器が作動する０
位相反転交流がダイオード６９によって半波整流されて
抵抗器７１を通過し、トリガー変圧器６５の１次巻線６
５と直列のコンデンサ６１を充電する。

整合抵抗器７３と直列のネオンランプ７５のイオン化レ
ベルがコンデンサの放電時点を決定する。コンデンサの
充電に伴ない、電圧中の到来半波整流正弦波が増大する
。正弦波電圧がランプのイオン化レベルに達するとラン
プ７５が点灯する。これは共通正弦波の負側変位８７が
電気角度−８０°、典型的には６５ボルトに達した時に
のみ起こる。ランプ７５はサイリスタ７７をＯＮモード
にトリガーする。サイリスタ７７は蓄積コンデンサ６７
を放電させ、約１０マイクロセコンドのシャープなパル
ススパイクを発生させる。このパルスはパルス変成器６
４によってインピーダンス変成され、変成器６４の２次
巻線６３は主要電源サイリスタ５９のゲートにパルスを
供給する。サイリスタ５９は主要電源コンデンサ４３を
放電させてガン変圧器中に強い振動を発生させる。

ダイオード６１は誘導電流の導通を確保し、サイリスタ
を過渡スパイクを保護する。発生器が給電を断たれた時
危険な直流電圧を迅速に消散させるため高電圧回路と並
列に抵抗器４５を接続する。２個のコンデンサ３．８は
無線周波数が家庭用電力線に流入するのを防止する。別
設の端子１０で補助アース７９と接続する。

電気的な害虫駆除に関する本発明は無毒性タイプであり
、化学的害虫駆除に伴なう危険はない。

公知の電気的殺虫方式と同様に化学的殺虫方式よりも信
頼性にすぐれ、能率的であり、コンパクトである。

以上、特定の実施例に関連して本発明を説明したが、本
発明の思想及び範囲内でほかに６種々の実施態様が可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の位相ロックパルス発生器及びその内部
電子素子を略示すダイヤグラム、第２図はアプリゲータ
ガン及びその給電装置の構成図である。７．９．７５・・・ネオンランプ　１１・・・スイッチ
２１、２３・・・接点　２５・・・継電器　２７・・・
トリガースイッチ　４３・・・コンデンサ　４７・・・
インダクタ　５９・・・サイリスクスイッチ　６４・・
・パルス変成器　６５・・・トリガー変圧器　６７・・
・コンデンサ　７７・・・サイリスタ　９２・・・アプ
リケータガン　９６・・・ガン電極　９８・・・木材１
０２・・・シロアリ　１０６・・・把手　１１１，１１
３・・・接地ゲーブル

Claims

【特許請求の範囲】

（１）殺虫用高電圧パルス発生装置であって、電気エネ
ルギー供給源と、エネルギー供給源によつて供給される電気エネルギーか
ら定周波数で複数の高電圧電気パルスを発生させるパル
ス発生器と、虫害のあるターゲットにエネルギーパルスを印加するア
プリケータから成る殺虫用高電圧パルス発生装置。
（２）エネルギー供給源によって供給される電気エネル
ギーの電圧を複数の異なる電圧から選択してパルス発生
器が複数の異なる電圧でパルスを出力することを可能に
する手段をも含むことを特徴とする請求項第（１）項に
記載の高電圧パルス発生装置。
（３）電気パルスの定周波数を複数の異なる定周波から
選択できることを特徴とする請求項第（１）項に記載の
高電圧パルス発生装置。
（４）パルス発生器が発振単一周波数容量性放電回路か
ら成ることを特徴とする請求項第（１）項に記載の高電
圧パルス発生装置。
（５）パルス発生器に供給される電気エネルギーが交流
電気エネルギーであることを特徴とする請求項第（４）
項に記載の高電圧パルス発生装置。
（６）容量性回路からの放電がサイリスタトリガー回路
によってトリガーされ、サイリスタトリガー回路がパル
ス発生器に供給される電圧の電流振幅によって作動させ
られることを特徴とする請求項第（５）項に記載の高電
圧パルス発生装置。
（７）エネルギー供給源が在来型電力線及び通常の交流
線間電圧をより高い電圧に変換するための少なくとも１
つの変圧器をも含むことを特徴とする請求項第（１）項
に記載の高電圧パルス発生装置。
（８）エネルギー供給源が変圧器が接地されているかど
うかをモニターする手段をも含むことを特徴とする請求
項第（７）項に記載の高電圧パルス発生装置。
（９）アプリケータがターゲットにむかってパルスを伝
導する少なくとも１つの伝導電極を含むことを特徴とす
る請求項第（１）項に記載の高電圧パルス発生装置。
（１０）アプリケータが複数の異なる信号パルス電圧か
らの選択スイッチを含むことを特徴とする請求項第（１
）項に記載の高電圧パルス発生装置。
（１１）アプリケータがピストルサイズのガンの形態を
呈し、前記ガンが把手、ガンの出力を制御するため前記
把手に設けたスイッチ、及びターゲットにむかってパル
スを伝導するための少なくとも１つの電極を有すること
を特徴とする請求項第（９）項に記載の高電圧パルス発
生装置。
（１２）害虫がシロアリであることを特徴とする請求項
第（１）項に記載の高電圧パルス発生装置。
（１３）虫害のあるターゲットがシロアリに侵された木
材であることを特徴とする請求項第（１）項に記載の高
電圧パルス発生装置。
（１４）定周波数で高電圧電気パルスを発生させ、虫害
のあるターゲットに前記パルスを印加する段階から成る
ことを特徴とする殺虫方法。
（１５）虫害のあるターゲットがシロアリに侵された木
材であることを特徴とする請求項第（１４）項に記載の
方法。