JPH0261574A - 鉄損計測システムの校正方法 - Google Patents
鉄損計測システムの校正方法Info
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- JPH0261574A JPH0261574A JP21207188A JP21207188A JPH0261574A JP H0261574 A JPH0261574 A JP H0261574A JP 21207188 A JP21207188 A JP 21207188A JP 21207188 A JP21207188 A JP 21207188A JP H0261574 A JPH0261574 A JP H0261574A
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- iron loss
- impedance
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- measuring system
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 203
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 102
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 54
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 31
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 14
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は磁性材料の鉄損計測システムの校正方法に関す
る。
る。
(従来技術)
磁性材料の鉄損の測定法としては、熱量計法が厳密な測
定方法として知られている。
定方法として知られている。
熱量計法は鉄損と鉄損被測定磁性体の温度上昇または温
度上昇速度とが比例することを利用して、鉄損被測定磁
性体温度を測定することにより鉄損データを得るもので
ある。その方法を図示すれば、第8図に示す如く、鉄損
被測定磁性体1に巻回した巻線に励磁電流を流し、鉄損
被測定磁性体1の温度を計測する。
度上昇速度とが比例することを利用して、鉄損被測定磁
性体温度を測定することにより鉄損データを得るもので
ある。その方法を図示すれば、第8図に示す如く、鉄損
被測定磁性体1に巻回した巻線に励磁電流を流し、鉄損
被測定磁性体1の温度を計測する。
鉄損被測定磁性体1の温度−時間特性が第9図に示す如
く得られる。ここで、温度上昇θ■は鉄損に比例する。
く得られる。ここで、温度上昇θ■は鉄損に比例する。
また、温度上昇速度dθ/dtft=oも鉄損に比例す
る。そこで、測定温度上昇θ■、または、温度上昇速度
dθ/dt、ft=Qから鉄損を知ることができる。
る。そこで、測定温度上昇θ■、または、温度上昇速度
dθ/dt、ft=Qから鉄損を知ることができる。
一方、鉄損計測システムとしてマイクロコンピュータを
用いたものが知られている。この鉄損計測システムは、
第10図のブロック図に示す如く、鉄損被測定磁性体1
に巻回した1次巻線2に、発振器4の発振信号を電力増
幅器5で増幅した増幅出力を印加して励磁電流l、を流
すと共に、1次巻線に直列接続した電流検出用抵抗6に
流す。鉄損被測定磁性体1に巻回した2次巻線3に誘起
する誘起電圧V2と電流検出用抵抗6の電圧降下1s−
Rs とから を計算する。
用いたものが知られている。この鉄損計測システムは、
第10図のブロック図に示す如く、鉄損被測定磁性体1
に巻回した1次巻線2に、発振器4の発振信号を電力増
幅器5で増幅した増幅出力を印加して励磁電流l、を流
すと共に、1次巻線に直列接続した電流検出用抵抗6に
流す。鉄損被測定磁性体1に巻回した2次巻線3に誘起
する誘起電圧V2と電流検出用抵抗6の電圧降下1s−
Rs とから を計算する。
ここで、R,は電流検出用抵抗6の抵抗値、isは励磁
電流、N、は1次巻線2の巻数、N2は2次巻線3の巻
数、Voは鉄損被測定磁性体1の体積である。
電流、N、は1次巻線2の巻数、N2は2次巻線3の巻
数、Voは鉄損被測定磁性体1の体積である。
励磁電流ls、誘起電圧V2共に正弦波とすれば、
鉄損=K −V2 i、cosθ ・・・(2
)となる。
)となる。
ここで、Kは定数、V2は誘起電圧V2の実効値、■5
は励磁電流isの実効値、θは鉄損被測定磁性体1が有
する位相角である。位相角θが大きい程低損失磁性体で
ある。
は励磁電流isの実効値、θは鉄損被測定磁性体1が有
する位相角である。位相角θが大きい程低損失磁性体で
ある。
(発明が解決しようとする課題)
上記した熱量計法による鉄損測定では厳密な意味で電力
損失を測定できるが、手順が複雑であったり、周囲温度
の影響を受ける等の問題があって、簡便な測定法とはい
えない問題があった。
損失を測定できるが、手順が複雑であったり、周囲温度
の影響を受ける等の問題があって、簡便な測定法とはい
えない問題があった。
また、第10図に示す鉄損計測システムは、鉄損被測定
磁性体に巻回した2次巻線の誘起電圧と、励磁電流との
乗算、例えば、デジタル乗算によって鉄損を算出するも
のであり、その測定法によれば簡便に且つ高速で鉄損の
測定が行なえる。しかし、鉄損計測システム内に位相誤
差Δθが存在すると鉄損測定誤差は ・・・(3) ζなる。鉄損被測定磁性体の持つ位相角θと鉄損測定誤
差との関係は第11図に示す如くである。
磁性体に巻回した2次巻線の誘起電圧と、励磁電流との
乗算、例えば、デジタル乗算によって鉄損を算出するも
のであり、その測定法によれば簡便に且つ高速で鉄損の
測定が行なえる。しかし、鉄損計測システム内に位相誤
差Δθが存在すると鉄損測定誤差は ・・・(3) ζなる。鉄損被測定磁性体の持つ位相角θと鉄損測定誤
差との関係は第11図に示す如くである。
第11図からも明らかなように位相誤差Δθ=0の場合
は位相角θに拘らず誤差は零である。Δθ≠Oの場合に
はθが90°に近づく程誤差は大きくなる。すなわち、
Δθ≠0であってもθ(90°となる場合には、損失の
大きい鉄損被測定磁性体の場合でも測定誤差はそれ程大
きくない。
は位相角θに拘らず誤差は零である。Δθ≠Oの場合に
はθが90°に近づく程誤差は大きくなる。すなわち、
Δθ≠0であってもθ(90°となる場合には、損失の
大きい鉄損被測定磁性体の場合でも測定誤差はそれ程大
きくない。
従って、如何なる鉄損被測定磁性体に対しても高精度で
鉄損を測定するためにはシステムの位相誤差Δθを十分
に小さくする必要がある。
鉄損を測定するためにはシステムの位相誤差Δθを十分
に小さくする必要がある。
一方、鉄損計測システムの校正については前記の熱量計
法による測定結果と比較することで行われる。
法による測定結果と比較することで行われる。
しかし、鉄損計測システムの校正において、熱量計法に
よる測定結果と比較する際に、上記した鉄損計測システ
ムの位相誤差Δθの問題を考慮する必要がある。すなわ
ち、両方法による測定値を比較するときに、鉄損被測定
磁性体が位相角θの小さいものの場合は鉄損計測システ
ムの測定誤差が比較的小さいために、両方法による計測
値が一致する傾向にある。逆に言えば、両針測値が一致
したとしても鉄損計測システムの構成が十分になされた
とは言えない問題点があった。
よる測定結果と比較する際に、上記した鉄損計測システ
ムの位相誤差Δθの問題を考慮する必要がある。すなわ
ち、両方法による測定値を比較するときに、鉄損被測定
磁性体が位相角θの小さいものの場合は鉄損計測システ
ムの測定誤差が比較的小さいために、両方法による計測
値が一致する傾向にある。逆に言えば、両針測値が一致
したとしても鉄損計測システムの構成が十分になされた
とは言えない問題点があった。
従って、熱量計法による構成のみでは不十分であるとい
う問題点がある。
う問題点がある。
そこで熱量計法による鉄損の測定はその手順が複雑であ
るのみでな(、条件によっては熱量計法による構成のみ
では不十分である場合があるということになる。
るのみでな(、条件によっては熱量計法による構成のみ
では不十分である場合があるということになる。
本発明は手順が容易であるのみならず、鉄損計測システ
ムの位相誤差を直接見積もることができる鉄損計測シス
テムの校正方法を提供することを目的とする。
ムの位相誤差を直接見積もることができる鉄損計測シス
テムの校正方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明の校正方法は、鉄損被測定磁性体に巻回した2次
巻線の誘起電圧と前記鉄損被測定磁性体に巻回した1次
巻線に流す励磁電流との積に基づいて鉄損を延在する鉄
損計測システムの校正方法であって、インピーダンスア
ナライザにより空心コイルのインピーダンス角を測定し
、鉄損被測定磁性体に代わって鉄損計測システムで前記
空心コイルのインピーダンス角を測定し、測定した両イ
ンピーダンス角の相関に関連して鉄損計測システムの校
正を行うことを特徴とするものである。
巻線の誘起電圧と前記鉄損被測定磁性体に巻回した1次
巻線に流す励磁電流との積に基づいて鉄損を延在する鉄
損計測システムの校正方法であって、インピーダンスア
ナライザにより空心コイルのインピーダンス角を測定し
、鉄損被測定磁性体に代わって鉄損計測システムで前記
空心コイルのインピーダンス角を測定し、測定した両イ
ンピーダンス角の相関に関連して鉄損計測システムの校
正を行うことを特徴とするものである。
(作用)
理想的な空心コイルのインピーダンス角は90゜であり
、且つ鉄損は零であるが、現実の空心コイルは浮遊容量
のために共振周波数近傍でインピーダンス角は90°か
らずれてくる。
、且つ鉄損は零であるが、現実の空心コイルは浮遊容量
のために共振周波数近傍でインピーダンス角は90°か
らずれてくる。
従って、空心コイルのインピーダンス角をインピーダン
スアナライザにより測定し、空心コイルのインピーダン
ス角を鉄損計測システムによって測定することにより、
両測定インピーダンス角が比較可能となる。この比較に
おいて両測定インピーダンス角が一致すれば、鉄損計測
システムの位相誤差は殆ど無視でき、鉄損計測システム
の鉄損測定誤差は殆ど無いことが判る。
スアナライザにより測定し、空心コイルのインピーダン
ス角を鉄損計測システムによって測定することにより、
両測定インピーダンス角が比較可能となる。この比較に
おいて両測定インピーダンス角が一致すれば、鉄損計測
システムの位相誤差は殆ど無視でき、鉄損計測システム
の鉄損測定誤差は殆ど無いことが判る。
また、両測定インピーダンス角の相関図において、イン
ピーダンス角が一致しないときは、その不一致の程度か
ら鉄損計測システムの位相誤差が判り、鉄損計測システ
ムにおける鉄損測定誤差が見積れて、鉄損計測システム
を校正することができる。
ピーダンス角が一致しないときは、その不一致の程度か
ら鉄損計測システムの位相誤差が判り、鉄損計測システ
ムにおける鉄損測定誤差が見積れて、鉄損計測システム
を校正することができる。
(実施例)
以下、本発明を実施例により説明する。
先ず、本発明の実施例における校正の原理について説明
する。
する。
第1図は空心コイル10であり、理想空心コイルを示す
。なお、参照符号11は空心を示し、この空心11にコ
イル10が巻回している状態を模式的に示している。理
想空心コイル10は無損失であり、正弦波電圧を印加し
たときのインピーダンス角は90°である。
。なお、参照符号11は空心を示し、この空心11にコ
イル10が巻回している状態を模式的に示している。理
想空心コイル10は無損失であり、正弦波電圧を印加し
たときのインピーダンス角は90°である。
従って、理想空心コイル10を、鉄損被測定磁性体1に
代わって第11図に示した鉄損計測システムに接続し、
測定した場合に鉄損計測システム内の位相誤差Δθが存
在しなければ、鉄損零、インピーダンス角90°が測定
される。
代わって第11図に示した鉄損計測システムに接続し、
測定した場合に鉄損計測システム内の位相誤差Δθが存
在しなければ、鉄損零、インピーダンス角90°が測定
される。
この結果、理想空心コイル10を鉄損被測定磁性体lと
して用いることができるならば、(3)式から明らかな
ように鉄損測定誤差は零であり、鉄損計測システムの校
正が行われることになる。
して用いることができるならば、(3)式から明らかな
ように鉄損測定誤差は零であり、鉄損計測システムの校
正が行われることになる。
然しなから、現実の空心コイルIOAは第2図に示す如
(浮遊容量のために、自己共振周波数を有し、第3図a
およびbに示すように、自己共振周波数f。の近傍では
インダクタンスは増加し、インピーダンス角は90°か
ら減少してくる。この状態で鉄損計測システムによって
空心コイルIOAのインピーダンスを測定した場合、イ
ンピーダンス角は90°でないにしても、この結果から
鉄損計測システムの良否を判定することはできない。
(浮遊容量のために、自己共振周波数を有し、第3図a
およびbに示すように、自己共振周波数f。の近傍では
インダクタンスは増加し、インピーダンス角は90°か
ら減少してくる。この状態で鉄損計測システムによって
空心コイルIOAのインピーダンスを測定した場合、イ
ンピーダンス角は90°でないにしても、この結果から
鉄損計測システムの良否を判定することはできない。
そこで本発明の校正方法では、インピーダンス測定とし
て一般的に標準化されているインピーダンスアナライザ
で空心コイルIOAの特性、すなわちインピーダンス、
インピーダンス角を測定し、鉄損計測システムにより測
定したインピーダンス、インピーダンス角と比較する。
て一般的に標準化されているインピーダンスアナライザ
で空心コイルIOAの特性、すなわちインピーダンス、
インピーダンス角を測定し、鉄損計測システムにより測
定したインピーダンス、インピーダンス角と比較する。
空心コイルは本質的に線形素子であって、測定する信号
レベルによって、その特性は影響されることはなく、イ
ンピーダンスアナライザにより測定した空心コイルIO
Aのインピーダンスおよびインピーダンス角と鉄損計測
システムにより測定した空心コイルIOAのインピーダ
ンスおよびインピーダンス角との比較が行なえる。
レベルによって、その特性は影響されることはなく、イ
ンピーダンスアナライザにより測定した空心コイルIO
Aのインピーダンスおよびインピーダンス角と鉄損計測
システムにより測定した空心コイルIOAのインピーダ
ンスおよびインピーダンス角との比較が行なえる。
次に具体例により説明する。
第4図は具体例を示すブロック図である。
たとえば横河ヒューレットパッカード社製の型式419
2 Aの如きインピーダンスアナライザ12によって空
心コイルIOAのインピーダンスおよびインピーダンス
角を測定する。この際、空心コイルIOAの巻線巻回数
は浮遊容量の影響を少なくするために数ターンとする。
2 Aの如きインピーダンスアナライザ12によって空
心コイルIOAのインピーダンスおよびインピーダンス
角を測定する。この際、空心コイルIOAの巻線巻回数
は浮遊容量の影響を少なくするために数ターンとする。
この測定の結果の一例は第5図aおよびbに示す如くで
あり、第5図aは周波数に対するインピーダンスを、第
5図すは周波数に対するインピーダンス角を示している
。周波数帯域としては、鉄損計測システムの測定周波数
帯域全域の周波数で測定することが望ましいが、測定上
限の1/100程度の周波数から測定上限の周波数まで
の周波数で測定すれば十分と考えられる。以下の例では
周波数帯域100 K Hz〜10MH2の範囲でイン
ピーダンスおよびインピーダンス角の測定を行った場合
を示している。
あり、第5図aは周波数に対するインピーダンスを、第
5図すは周波数に対するインピーダンス角を示している
。周波数帯域としては、鉄損計測システムの測定周波数
帯域全域の周波数で測定することが望ましいが、測定上
限の1/100程度の周波数から測定上限の周波数まで
の周波数で測定すれば十分と考えられる。以下の例では
周波数帯域100 K Hz〜10MH2の範囲でイン
ピーダンスおよびインピーダンス角の測定を行った場合
を示している。
次に鉄損計測システムにより、鉄損被測定磁性体1に代
わって、空心コイルIOAのインピーダンスおよびイン
ピーダンス角を測定する。この測定の結果の一例は第6
図aおよびbに示す如くであり、第6図aは周波数に対
するインピーダンスを、第6図すは周波数に対するイン
ピーダンス角を示している。
わって、空心コイルIOAのインピーダンスおよびイン
ピーダンス角を測定する。この測定の結果の一例は第6
図aおよびbに示す如くであり、第6図aは周波数に対
するインピーダンスを、第6図すは周波数に対するイン
ピーダンス角を示している。
次いで、インピーダンスアナライザ12により測定した
空心コイルIOAのインピーダンスと鉄損測定システム
により測定した空心コイルIOAのインピーダンスの相
関をとる。またインピーダンスアナライザ12により測
定した空心コイル10Aのインピーダンス角と鉄損計測
システムにより測定した空心コイルIOAのインピーダ
ンス角の相関をとる。第7図aはインピーダンスの相関
図を、第7図すはインピーダンス角の相関図を示してい
る。
空心コイルIOAのインピーダンスと鉄損測定システム
により測定した空心コイルIOAのインピーダンスの相
関をとる。またインピーダンスアナライザ12により測
定した空心コイル10Aのインピーダンス角と鉄損計測
システムにより測定した空心コイルIOAのインピーダ
ンス角の相関をとる。第7図aはインピーダンスの相関
図を、第7図すはインピーダンス角の相関図を示してい
る。
そこで、第7図aの相関図において空心コイルIOAの
測定したインピーダンスが両方法の場合において一致し
、且つ第7図すの相関図において空心コイルIOAの測
定したインピーダンス角が一致すれば、鉄損計測システ
ムの位相誤差は殆ど無視できると考えられ、第4図にお
いてΔθ!=、0の場合と同様であって高精度の鉄損測
定が鉄損計測システムで行えると判断できる。
測定したインピーダンスが両方法の場合において一致し
、且つ第7図すの相関図において空心コイルIOAの測
定したインピーダンス角が一致すれば、鉄損計測システ
ムの位相誤差は殆ど無視できると考えられ、第4図にお
いてΔθ!=、0の場合と同様であって高精度の鉄損測
定が鉄損計測システムで行えると判断できる。
また、相関図においてインピーダンス角が一致しない場
合、その不一致の程度から鉄損計測システムが有する位
相誤差が判り、鉄損計測システムによる鉄損測定誤差を
見積もることができて、鉄損計測システムを校正するこ
とができる。さらにまた、この場合、位相誤差が判って
いるため熱量計法による測定による鉄損計測システムの
校正を行えば校正がより完全なものとなる。
合、その不一致の程度から鉄損計測システムが有する位
相誤差が判り、鉄損計測システムによる鉄損測定誤差を
見積もることができて、鉄損計測システムを校正するこ
とができる。さらにまた、この場合、位相誤差が判って
いるため熱量計法による測定による鉄損計測システムの
校正を行えば校正がより完全なものとなる。
(発明の効果)
以上説明した如く本発明によれば、インピーダンスアナ
ライザにより空心コイルのインピーダンスおよびインピ
ーダンス角を測定し、鉄損計測システムにより前記空心
コイルのインピーダンスおよびインピーダンス角を測定
し、両測定結果における相関に基づいて鉄損計測システ
ムを校正するため、校正の手順は熱量計法による校正の
場合に比較して極めて簡単に校正が行える。
ライザにより空心コイルのインピーダンスおよびインピ
ーダンス角を測定し、鉄損計測システムにより前記空心
コイルのインピーダンスおよびインピーダンス角を測定
し、両測定結果における相関に基づいて鉄損計測システ
ムを校正するため、校正の手順は熱量計法による校正の
場合に比較して極めて簡単に校正が行える。
さらに、鉄損計測システムが有する位相誤差を見積もる
ことができ、熱量計法による校正と併用することによっ
てより完全な校正を行うことができる効果が得られる。
ことができ、熱量計法による校正と併用することによっ
てより完全な校正を行うことができる効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
第1図並びに第2図は本発明方法に利用する空心コイル
の概略図、 第3図aおよびbは現実の空心コイルのインピーダンス
およびインピーダンス角を示す特性図、 第4図はインピーダンスアナライザによる空心コイルの
インピーダンスおよびインピーダンス角の測定時の接続
図、 第5図aおよびbはインピーダンスアナライザにより測
定された空心コイルのインピーダンスおよびインピーダ
ンス角を示す特性図、第6図aおよびbは鉄損計測シス
テムにより測定された空心コイルのインピーダンスおよ
びインピーダンス角を示す特性図、 第7図aおよびbは第5図および第6図に示したインピ
ーダンスの相関図およびインピーダンス角の相関図、 第8図は従来技術に係る鉄損測定装置の概略説明図、 第9図は第8図に示す鉄損測定装置において、鉄損被測
定磁性体の温度−時間特性図、第1O図はマイクロコン
ビエータを用いた鉄損計測システムの概略説明図、 第11図は鉄損被測定磁性体の有する位相角θと鉄損測
定誤差との関係を示す特性曲線図である。 1・・・鉄損測定磁性体 2・・・1次巻線3・・
・2次巻線 4・・・発振器5・・・電力増
幅器 6・・・電流検出用抵抗10・・・理想
空心コイル 10A・・・現実の空心コイル 12・・・インピーダンスアナライザ FIG、4
の概略図、 第3図aおよびbは現実の空心コイルのインピーダンス
およびインピーダンス角を示す特性図、 第4図はインピーダンスアナライザによる空心コイルの
インピーダンスおよびインピーダンス角の測定時の接続
図、 第5図aおよびbはインピーダンスアナライザにより測
定された空心コイルのインピーダンスおよびインピーダ
ンス角を示す特性図、第6図aおよびbは鉄損計測シス
テムにより測定された空心コイルのインピーダンスおよ
びインピーダンス角を示す特性図、 第7図aおよびbは第5図および第6図に示したインピ
ーダンスの相関図およびインピーダンス角の相関図、 第8図は従来技術に係る鉄損測定装置の概略説明図、 第9図は第8図に示す鉄損測定装置において、鉄損被測
定磁性体の温度−時間特性図、第1O図はマイクロコン
ビエータを用いた鉄損計測システムの概略説明図、 第11図は鉄損被測定磁性体の有する位相角θと鉄損測
定誤差との関係を示す特性曲線図である。 1・・・鉄損測定磁性体 2・・・1次巻線3・・
・2次巻線 4・・・発振器5・・・電力増
幅器 6・・・電流検出用抵抗10・・・理想
空心コイル 10A・・・現実の空心コイル 12・・・インピーダンスアナライザ FIG、4
Claims (1)
- (1)鉄損被測定磁性体に巻回した2次巻線の誘起電圧
と前記鉄損被測定磁性体に巻回した1次巻線に流す励磁
電流との積に基いて鉄損を演算する鉄損計測システムの
校正方法であって、インピーダンスアナライザにより空
心コイルのインピーダンス角を測定し、鉄損被測定磁性
体に代って前記鉄損計測システムで前記空心コイルのイ
ンピーダンス角を測定し、測定した両インピーダンス角
の相関に関連して前記鉄損計測システムの校正を行なう
ことを特徴とする鉄損計測システムの校正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21207188A JPH0261574A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 鉄損計測システムの校正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21207188A JPH0261574A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 鉄損計測システムの校正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0261574A true JPH0261574A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16616383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21207188A Pending JPH0261574A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 鉄損計測システムの校正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0261574A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016133355A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 公立大学法人首都大学東京 | 鉄損測定方法および鉄損測定装置 |
JP2021025799A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 岩崎通信機株式会社 | 鉄損測定方法及び鉄損測定装置 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21207188A patent/JPH0261574A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016133355A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 公立大学法人首都大学東京 | 鉄損測定方法および鉄損測定装置 |
JP2021025799A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 岩崎通信機株式会社 | 鉄損測定方法及び鉄損測定装置 |
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